説明

シート給送装置および画像形成装置

【課題】 エア給送方式では、シートの両端が垂れ下がってしまうため、シート両端部を持ち上げてシートの角折れや紙詰まりの発生を抑える。
【解決手段】 搬送ガイド65の両端部に、シート搬送方向と直交するシート幅方向におけるシート搬送中心から端部に向けて、シート搬送方向上流から下流に傾斜する傾斜部65A、65Bを設け、傾斜部65A、65Bはそれぞれのシート搬送方向の上流端部において、搬送ガイド65のガイド面65fと、ガイド面65fから離れる方向で互いに離れた位置に複数設けると共に、傾斜部65A、65Bはガイド面65fから遠ざかるほど搬送方向上流に位置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート給送装置および画像形成装置に関し、特にシートにエアを吹き付けることによりシートを分離給送する構成に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複写機等の画像形成装置において、シートを積載収納したシート収納部からシートを1枚ずつ給送するために、エアを用いたエア給送方式のシート給送装置が提案されている。このシート給送装置は、積載されたシートの上部端にエアを吹き付けてシートを複数浮上させて捌いた後に、上方に配置された吸着搬送ベルトにシートを1枚だけ吸着して搬送する構成である(特許文献1参照)。
【0003】
このエア給送方式のシート給送装置は、図6に示すように、シート収納部100に収納されたシートSの前端部に捌きノズル33からエアを吹き付けて上部の複数枚のシートを浮上させてシートを捌く。そして、最上位のシートを吸着搬送ベルト21に負圧で吸着するが、そのとき分離ノズル34から吹き付けられるエアによりシートSから最上位のシート一枚が分離される。吸着搬送ベルト21に吸着された最上位のシートは吸着搬送ベルト21が回転することにより搬送され、搬送ガイド15でガイドされつつ下流にある引き抜きローラ対105へ送られる。
【0004】
図7は図6に示すシート給送装置を左側から見た側面図である。浮上しているシートSの中央部は捌きノズル33から吹き付けられるエアによって浮上されている。しかし、シート搬送方向と直交するシート幅方向の両端部はエアが吹き付けられないため、浮上させることができずに垂れ下がってしまう。特に、吸着搬送ベルト21に吸着した後の最上位シートSuについては、高低差が最も顕著に表れる(図7のB−Pに示す)。これはシートSのサイズが大きくなるほど、また、シートSの剛性が小さくなるほど、高低差は大きくなる。そして、この状態でシートを搬送すると、シートの先端角部が折れたり(以降単に角折れとする)、紙詰まりが発生したりする。
【0005】
そこで、この問題を解決するために、図8に示す形状の搬送ガイド15が提案されている。この搬送ガイド15のガイド面は図9の矢印Aで示すシート搬送方向に向かって、シート幅方向中央部から両端部へ向けて、上流から下流に傾斜する傾斜部15A、15Bが形成されている(特許文献2参照)。
【0006】
図9(a)、(b)は、搬送ガイド15によって垂れ下がった状態で搬送されるシートSの端部が搬送に伴って持ち上げられる様子を示す説明図である。この状態を説明すると、吸着搬送ベルト21に吸着されたシートSの端部は、搬送ガイド15におけるシート搬送方向上流側の端部に当接する前は垂れ下がっている。このシートSが吸着搬送ベルト21によって搬送されると、端部が搬送ガイド15における傾斜部15Aの点15A1の位置に接触し(シートがSaの状態)、傾斜部15Aに沿って、シートSが持ち上げられる。
【0007】
さらにシートが搬送されるにしたがって、傾斜部15Aとの接触点は徐々にシートの外側の点15A2、15A3に移動し、シートSはSb、Scで示す状態に変化する。つまり、シートSの垂れ下がった部分は搬送ガイド15の傾斜部15Aによって持ち上げられつつ、滑らかに下流のシート搬送手段に導かれる。そのため、垂れ下がったシートでも角折れや紙詰まりが発生することなく良好な搬送が行える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平7−196187号公報
【特許文献2】特開2007−261695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記従来の搬送ガイドを設けることでシート端部の角折れや紙詰まりの発生率はかなり低下する。しかしながら、坪量が80g/m未満のコート紙、坪量が50g/m未満の非コート紙、搬送方向に直交する方向の長さが13インチ(約330mm)を越えるような大型のシート、端部があらかじめカールしているシートでは、十分に対応することができない。すなわち、これらのシートでは、端部の垂れ下がりが大きくなり過ぎて十分に持ち上げることができず、角折れや紙詰まりの発生率が上昇してしまう。さらに、シートが吸湿して端部の垂れ下がりが大きくなるような使用環境においてはさらに角折れや紙詰まりの発生率が上昇してしまう。
【0010】
そこで、本発明は上記問題を解決し、エア給送方式を採用したシート給送装置において、角折れや紙詰まりの発生を確実に抑制できる装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、シートを収納するシート収納部と、前記シート収納部に収納されたシートにエアを吹き付けるエア吹き付け部と、前記シート収納部の上方に配置され、前記エア吹き付け部により吹き付けられたエアにより浮上したシートを吸着して搬送する吸着搬送部と、前記吸着搬送部よりもシート搬送方向の下流に配置され、前記吸着搬送部により搬送されたシートを下流に搬送するシート搬送部と、前記吸着搬送部に吸着されて前記シート搬送部へ搬送されるシートをガイドするガイド面を有する搬送ガイドを備え、前記搬送ガイドのシート搬送方向の上流側に、シート搬送方向と直交するシート幅方向におけるシート搬送中心から端部に向けて、シート搬送方向の上流から下流になるように傾斜する傾斜部をそれぞれ設け、前記傾斜部を、前記搬送ガイドの前記ガイド面から離れる方向に複数設け、さらに、前記吸着搬送部から遠い傾斜部ほどシート搬送方向の上流に位置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明では、シートの端部が垂れ下がったシートをより確実に持ち上げることができるため、角折れや紙詰まりが発生することなく、良好な搬送が行える。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明のシート給送装置の一例を示す側面図
【図2】図1に示すシート給送装置の平面図
【図3】図2におけるX−X断面図
【図4】図1に示すシート給送装置のシートの動作を説明する図
【図5】図1のシート給送装置が装着される画像形成装置の断面図
【図6】従来のシート給送装置を説明する断面図
【図7】従来のシート給送装置の動作時のシートの状態を説明する正面図
【図8】従来のシート給送装置の平面図
【図9】従来のシート給送装置のシートの動作を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に本発明の一実施形態に係るシート給送装置およびこれを備えた画像形成装置について、図面を参照して説明する。まず、画像形成装置の全体構成について画像形成動作とともに説明する。図5はシート給送装置を備えた画像形成装置の概略断面説明図である。
【0015】
図5に示すように、本実施形態に係る画像形成装置は、装置本体の下部にシート給送装置Aが配置され、その上部にはシート給送装置Aから給送されたシートに画像を形成する画像形成部Bが配置されている。また、装置本体の上部には原稿を搬送してその情報を光学的に読み取るとともにデジタル信号に変換して画像信号を得る画像読取部Cが配置されている。
【0016】
画像形成に際しては、画像読取部Cで読み取った画像信号を画像形成部Bへ送信し、その信号に基づいてシートに画像を形成する。本実施形態における画像形成は電子写真方式によるものである。具体的には、画像形成信号を入力すると感光体ドラム50が回転するとともに、その表面が帯電器51によって帯電される。その感光体ドラム50に前述した読み取り画像信号に基づいてレーザスキャナ52からレーザ光が照射され、感光体ドラム50上に静電潜像が形成される。その潜像を現像器53によってトナー現像して可視像化する。
【0017】
一方、トナー像の形成と同期するように、シート給送装置Aから給送されたシートが感光体ドラム50と転写帯電器54との間へ搬送され、転写帯電器54へのバイアス印加によって感光体ドラム50上のトナー像がシートへ転写される。そして、そのシートは定着器55へ搬送されて加熱、加圧処理されてトナー像が定着された後、排出ローラ対56によって排出トレイ57へと排出される。
【0018】
シート給送装置Aは、搬送ガイドの構成が異なる以外は、背景技術で説明した図6に示す構成と同じである。
【0019】
図6において、シート収納部100に置いて、図示しないトレイ上にシートSが収納されている。シート収納部100では、収納されているシートの最上位シートの上面が、給送可能な高さ範囲になるように、図示しないリフタ駆動機構によりリフタが適宜上昇する構成となっている。収納されているシートの送り出し方向の前側には、エア吹き付け部としての捌きノズル33と分離ノズル34がそれぞれ複数配置されている。シート収納部100の上方には、最上位シートを吸着して搬送するための吸着搬送部が設けられている。
【0020】
吸着搬送部は、吸着搬送ベルト21と、吸着搬送ベルト21の内側に配置され、ファンFにより発生される負圧に状態となるダクトDが設けられている。ダクトDの下面に形成されている開口と吸着搬送ベルト21の周面に形成されている吸引孔とから外気が吸引されてシートが吸着搬送ベルト21に吸着される。吸着搬送ベルト21の下側でシート給送方向の下流には吸着搬送ベルト21で吸着搬送されるシートを下流に配置されている引き抜きローラ対105に案内するためのガイド面を有する搬送ガイドを備えている。ここで、本実施形態では、搬送ガイドの構成が背景技術で説明した搬送ガイドと異なるため符号65として説明を行う。
【0021】
この構成のシート給送装置の動作を説明する。捌きノズル33はシート収納部100に収納されているシート束の端部にエアを吹き付けて上部の複数枚のシートを浮上させてシートを捌く。また、最上位シートを吸着搬送ベルト21に負圧で吸着するときに、分離ノズル34から吹き付けられるエアによりシートが最上位シート一枚に分離される。その後、吸着搬送ベルト21に吸着された最上位のシートは吸着搬送ベルト21が回転することにより搬送され、搬送ガイド65の上面のガイド面65fでガイドされつつ下流に配置されているシート搬送部としての引き抜きローラ対105へ送られる。
【0022】
図1は、本実施形態の搬送ガイド65の正面図(シートの搬送方向と直交する水平方向から見た側面図)である。本実施形態の搬送ガイド65は、図1に示すように、シートの搬送方向と直交する水平方向から見た場合、シートを案内する上面のガイド面65fがほとんど傾斜していない状態で配置されている。わずかに傾斜しているのは、中央に配置されている捌きノズル33及び分離ノズル34の先端の通紙リブ面33Aよりも搬送ガイド65の中央寄りの先端部65Cが低くなるようにして、シートの先端を確実にガイド面65fに受け渡すためである。また、搬送ガイド65の最上流側端部は、吸着搬送ベルト21の下側で、吸着搬送ベルト21の下流側端部よりも上流に位置している。
【0023】
したがって、捌きノズル33、分離ノズル34の配置関係によっては、搬送ガイド65を傾斜させずに水平に配置することも可能である。すなわち、搬送ガイド65における最上流側端部の鉛直方向の高さが吸着搬送ベルト21のシート吸着面よりも低くなるように構成すれば、吸着搬送ベルト21で吸着搬送されるシートは確実に搬送ガイド65のガイド面65fでガイドされる。
【0024】
図2は搬送ガイド65の上視図である。搬送ガイド65のガイド面65fは図2の矢印Bで示すシート搬送方向に向かって、シート幅方向中央部から両端部へ向けて、上流側から下流側に傾斜する傾斜部65A、65Bが設けられている。搬送ガイド65は板金によって曲げ加工で形成される。また、搬送ガイド65の上流側端辺に形成された傾斜部65A、65Bは一旦下向きに曲げ加工が施されて段部65AA、65BAに形成され、さらに一旦略水平面を形成した後、さらに下向きに曲げ加工が施され段部65AB、65BBが形成されている。なお、段部65AA、65ABにおける、図2のX−Xで切断した断面を図3に示す。この図3に示すように、段部65AA、65ABは、ガイド面65fから離れる方向でそれぞれ離れた位置に2個所に設けられ、さらに、ガイド面65fから遠いほどシート搬送方向の上流に位置するように配置されている。段部65BA、65BBも同様に配置されている。
【0025】
傾斜部65A、65Bは、後述するように、垂れ下がったシートの端部を持ち上げて搬送ガイド65のガイド面65fに乗り上げさせるようにガイドする。このとき、シートが傾斜部65A、65Bに摺擦する際に発生する抵抗力を軽減するために、曲げ加工による形成は効果的である。すなわち、傾斜部65A、65Bの段部65AB、65BBは、図3に示すように、突出する折れ部の断面が湾曲形状(断面円弧状)となっているためシートの先端が突き当たったときの抵抗力が、段部をエッジに形成したものよりも小さくなる。なお、段部をエッジにしてもシートを乗り上げさせる効果は変わらないが、シートの引っ掛かりがないように型バリの除去などをする必要がある。このように、本発明の搬送ガイドは、本実施形態のように曲げ加工で段部の突出する折れ部を湾曲形状に形成することが望ましい。
【0026】
また、傾斜部65A、65Bはシート幅方向にシート搬送中心に対して対称形状をしている。そして、搬送ガイド65は傾斜部65A、65Bの端部がシート幅方向において搬送可能な最大シート幅よりも外側に位置するように大きく構成されている。
【0027】
図4(a)、(b)は、搬送ガイド65によって垂れ下がったシートの端部が持ち上げられる様子を示す説明図である。図4(a)は、シート給送装置の後方からの斜視図であり、図4(b)は、シート給送装置の後方から見た図である。なお、傾斜部65A、65Bは、左右対称であるため、図では傾斜部65A側のみを示している。また、図中の符号Sa、Sb、Scは、シートが徐々に搬送されながら順に傾斜部65Aにより端部が持ち上げられる状態を示している。
【0028】
図4(a)、(b)に示すように、吸着搬送ベルト21に吸着されたシートSが搬送ガイド65に当接する前は、図3のSaに示すように端部が垂れ下がっている状態である。このシートSが吸着搬送ベルト21によって搬送され、シートSの先端が搬送ガイド65AAの段部65AA、65ABにおける65AA1と65AB1の位置にほぼ同時に接触する。すると、段部65AA、65ABの曲げ外面にそって、シートが徐々に持ち上げられる。
【0029】
これは段部65AA、65ABが鉛直方向と搬送方向にずらして配置されているからである。従来の図8および図9に示すように傾斜部が搬送ガイドの両端部にそれぞれ1箇所しかない場合、シートが搬送ガイドに接触したときに受ける衝撃力が非常に大きい。そのため、衝撃力によりシートの先端に角折れや紙詰まりが発生してシートにダメージを与えてしまいうまく持ち上げられない。
【0030】
本実施形態の場合は、搬送ガイド65の両端部の傾斜部にそれぞれ複数の段部が形成されており、略同時にシートの端部が段部に衝突する。そのため、衝突時の衝撃力が分散されて低下して、シートの端部の角折れや紙詰まりの発生が抑えられて、シートを確実に持ち上げることができる。
【0031】
またシートがわずかに傾いて搬送されてきた場合を考えると、シートSが搬送ガイド65の傾斜部65A、65Bに接触する時間がわずかにずれることが予想される。この場合でも、最初にシートSが搬送ガイド65の一つの傾斜部に接触して衝撃力を受けた後、ほとんど時間を空けずに次の傾斜部に接触することで衝撃力を和らげられるため、シートが持ち上げることができる。
【0032】
続いて、シートSが搬送されるにしたがって、段部65AAと65ABとの接触点は徐々にシートの外側65AA2、65AB2、さらには65AA3に移動していき、シートSはSb、Scの状態に変化していく。つまり、シートの垂れ下がった部分は搬送ガイド65の複数の段部65AA、65ABによって持ち上げられつつスムーズに下流のシート搬送手段に導かれる。
【0033】
なお、以上の説明は一方側の傾斜部65Aのみについて説明したが、他方側の傾斜部65Bにおいても同様にシートSをガイドするため説明を省略する。
【0034】
以上説明したとおり、シートSの両側が垂れ下がっていても角折れや紙詰まりが発生することなく搬送ガイド65に乗り上げてガイドされ、確実に画像形成部へと搬送される。
【0035】
また、本実施形態によれば、傾斜部65A、65Bがシート搬送中心にシート幅方向に対称形状であるため、垂れ下がったシートが搬送ガイド65に乗り上げるときの負荷は奥側と手前側で均等になる。このため、シートの両端部が持ち上げられるときにシートが傾いて搬送されることはない。
【0036】
本実施形態のシート給送装置では、坪量80g/m未満のコート紙、坪量50g/m未満の非コート紙、搬送方向に直交する方向の長さが13インチ(約330mm)を越えるような大型のシートを給送する場合に確実にシートを給送可能となる。さらに、端部があらかじめカールしているシートを使用する場合や吸湿してシートの両端部の垂れ下がりが大きくなるような使用環境においても有効である。
【0037】
なお、本実施形態では、傾斜部を2段(2列)にしたものについて説明したが、3段(3列)以上の複数設けてもよい。
【符号の説明】
【0038】
21 吸着搬送ベルト21
33 捌きノズル
34 分離ノズル
65 搬送ガイド
65f ガイド面
65A、65B 傾斜部
65AA、65AB 段部
65BA、65BB 段部
100 シート収納部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートを収納するシート収納部と、
前記シート収納部に収納されたシートにエアを吹き付けるエア吹き付け部と、
前記シート収納部の上方に配置され、前記エア吹き付け部により吹き付けられたエアにより浮上したシートを吸着して搬送する吸着搬送部と、
前記吸着搬送部よりもシート搬送方向の下流に配置され、前記吸着搬送部により搬送されたシートを下流に搬送するシート搬送部と、
前記吸着搬送部に吸着されて前記シート搬送部へ搬送されるシートをガイドするガイド面を有する搬送ガイドを備え、
前記搬送ガイドのシート搬送方向の上流側に、シート搬送方向と直交するシート幅方向におけるシート搬送中心から端部に向けて、シート搬送方向の上流から下流になるように傾斜する傾斜部をそれぞれ設け、
前記傾斜部を、前記搬送ガイドの前記ガイド面から離れる方向に複数設け、さらに、前記吸着搬送部から遠い傾斜部ほどシート搬送方向の上流に位置することを特徴とするシート給送装置。
【請求項2】
前記傾斜部は、複数の段部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記段部の突出する折れ部が湾曲形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記搬送ガイドの前記傾斜部は曲げ加工によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記搬送ガイドは、シート搬送方向と直交するシート幅方向におけるシート搬送中心に対して対称形状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記搬送ガイドは、前記複数の傾斜部の両端部が前記シート幅方向において搬送可能な最大シート幅よりもいずれも外側に位置することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項7】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
前記シート給送装置から給送されるシートに画像を形成する画像形成部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−25572(P2012−25572A)
【公開日】平成24年2月9日(2012.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−168045(P2010−168045)
【出願日】平成22年7月27日(2010.7.27)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】