説明

シールシステムを備えた外科用ポータル

【課題】身体内に導入される外科用器具の周りで流体密なシールを提供する外科用器具を提供する。
【解決手段】カニューレハウジングおよびカニューレスリーブを有するカニューレアセンブリに離脱可能に連結するために適合されたアダプター装置であって:器具の周りに実質的なシールを形成するように適合された内部部分を規定するアダプターシールを有するアダプター本体;およびこのアダプター本体に連結され、そして上記カニューレスリーブに取り付けるために適合されたテザーであって、このカニューレスリーブを受容するための寸法のスリーブ通路を含むテザーを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本出願は、2005年4月25日に出願された米国仮出願番号第60/674,652
号の利益およびそれに対する優先権を主張し、その全体の内容は、本明細書中に参考として援用される。
【0002】
(1.背景)
本開示は、外科用ポータル(portal)、そしてより詳細には、カニューレアセンブリとの使用のためのシールおよびアダプターを含むシールシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
(2.先行技術の説明)
内視鏡手順および腹腔鏡手順の両方を含む最小侵襲的外科手順は、組織内の開口部からほど遠い器官、組織および脈管に対して実施される手術を可能にする。腹腔鏡および内視鏡手順は、一般に、身体中に挿入される任意の器具がシールされることを必要とし、すなわち、例えば、手術領域がガス注入される外科的手順におけるように、ガスが、切開を通って侵入または出ないことを確実にするための準備がなされなければならない。これらの手順は、代表的には、カニューレを通って身体中に導入される外科用器具を採用する。カニューレは、その近位端にハウジングを有し、そこには、シールアセンブリが取り付けられる。このシールアセンブリは、この器具の周りに実質的に流体密なシールを提供し、確立された気腹術の一体性を保存する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
最小侵襲的外科手順は、伝統的な開放手術に対していくつか利点を有し、これには、より少ない患者外傷、減少した回復時間、感染に対する減少した可能性などを含む。しかし、好ましい外科的技法として、その最近の成功および全体の受諾にもかかわらず、腹腔鏡検査法のような最小侵襲的手術は、いくつかの欠点を有している。特に、カニューレ内の外科用器具の周りのシールの維持は、特定の手順、例えば、遠隔部位内の長く、狭い内視鏡器具の広範囲にわたる操作を要求する手順では、困難であることが証明されている。さらに、多くの従来のシールアセンブリは、挿入された器具の周りのシールをなお維持しながら、種々のサイズの器具を収容するようには適合されていない。さらに、多くのシールアセンブリは、複数の構成要素および付随するアセンブリ要求を含んで複雑である。種々のサイズのカニューレを有するトロカールアセンブリの利用可能性にもかかわらず、より効率的かつ有効な様式でカニューレアセンブリ内のアパーチャのサイズを変化させるために用いられ得る装置に対する必要性が存在している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(要約)
カニューレハウジングおよびこのカニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを有するカニューレアセンブリとの使用のための外科用シールシステムが提供される。この外科用シールアセンブリは、上記カニューレハウジングに取り付け可能なシールアセンブリおよびこのシールアセンブリに離脱可能に連結するために適合されたアダプターアセンブリを含む。このシールアセンブリは、シールハウジングおよびシールを含む。このシールは、第1の断面寸法を備える器具の周りに実質的なシールを形成するよう適合された内部部分を規定する。このアダプターアセンブリは、上記第1の断面寸法とは異なる第2の断面寸法を備えた器具の周りに実質的なシールを形成するよう適合された内部部分を規定するアダプターシールを有するアダプター本体を含む。テザー(tether)が、このアダプター本体に接続され、そしてカニューレスリーブに取り付けるために適合され、それ故、上記アダプターアセンブリを上記カニューレに固定する。このテザーは、上記カニューレスリーブを受容するための寸法のスリーブ通路を含む。このテザーは、このテザーを上記カニューレスリーブに固定するために、ロックタブおよび前記スリーブ通路に隣接する対応する凹部を含み得る。
【0006】
上記アダプター本体は、手動離脱タブを含み得る。この離脱タブは、外科医による手動係合のための寸法であり、上記シールアセンブリからこのアダプター本体の離脱を容易にする。このアダプター本体は、上記アダプター本体の中央軸に向かってほぼテーパー状である入口面を含む。このテーパー状の面は、形態がほぼ円錐台であり得る。このアダプター本体は、外壁を含み得る。この外壁は、上記シールハウジング上に位置決めされるために適合されている。好ましくは、このアダプター本体の外壁は、上記シールハウジングの周縁レッジ(ledge)上に位置決め可能である。好ましくは、このアダプター本体は、エラストマー材料を含む。
【0007】
上記シールアセンブリは、シールマウントを含む。シールは、このシールマウントに成形される。このシールマウントは、成形アパーチャを規定し、上記シールマウントへのシールの成形の間にそれを通るシール材料の流れを可能にする。好ましくは、このシールマウントは、ほぼ環状のシールマウントであり、そしてここで、上記成形アパーチャは、このシールマウントの周縁領域に隣接して間隔を置かれる。上記シールアセンブリは、上記カニューレハウジングに離脱可能に取り付け可能である。
【0008】
別の好ましい実施形態では、カニューレハウジングおよびカニューレスリーブを有するカニューレアセンブリに離脱可能に連結するためのアダプター装置が提供される。このアダプター装置は、器具の周りで実質的シールを形成するよう適合された内部部分を規定するアダプターシール、および上記アダプター本体に連結され、そして上記カニューレスリーブに取り付けるために適合されたテザーを有するアダプター本体を含む。
【0009】
別の好ましい実施形態では、カニューレハウジングおよびこのカニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを有するカニューレアセンブリとの使用のための外科用シールシステムが提供される。この外科用シールアセンブリは、シール軸を規定するシールハウジングを含み、そして上記カニューレハウジング内に少なくとも位置決め可能なシールマウントを有する。このシールマウントは、それに成形される弾性シール部材を有する。このシール部材は、器具の周りで実質的なシールを形成するよう適合された内部部分を規定する。カバーがこのカニューレハウジングに取り付けるために適合され、このシールマウントをカニューレハウジング内に固定する。このカバーは、上記器具の通過を許容するためのカバー開口部を含む。このカバーは、複数の交差入口面を含み得る。この入口面は、上記シール軸に対して斜めに配列され、そして上記カバーの開口部を通じて上記器具を案内するように適合されている。上記シールマウントは、複数の周縁方向に配置されたアパーチャを含み得、それによって、上記シール部材の係留セグメントが、上記アパーチャ内に受容され、上記シールマウントへのシール部材の固定を容易にする。
【0010】
より特定すれば、本発明は以下の項目に関し得る。
【0011】
(1)カニューレハウジングおよびカニューレスリーブを有するカニューレアセンブリに離脱可能に連結するために適合されたアダプター装置であって:器具の周りに実質的なシールを形成するように適合された内部部分を規定するアダプターシールを有するアダプター本体;および該アダプター本体に連結され、そして該カニューレスリーブに取り付けるために適合されたテザーであって、該カニューレスリーブを受容するための寸法のスリーブ通路を含むテザーを備える、アダプター装置。
【0012】
(2)前記テザーが、該テザーを前記カニューレスリーブに固定するために、ロックタブおよび前記スリーブ通路に隣接する対応する凹部を含む、項目(1)に記載のアダプター装置。
【0013】
(3)前記アダプター本体が、手動離脱タブを含み、該離脱タブが、外科医による手動係合のための寸法であり、前記カニューレから該アダプター本体の離脱を容易にする、項目(1)に記載のアダプター装置。
【0014】
(4)前記アダプターシールが、外科用目的物のシールされた受け入れのための開口部を規定する、項目(1)に記載のアダプター装置。
【0015】
(5)前記アダプター本体が入口面を含み、該入口面が、該アダプター本体のに向かってほぼテーパー状である、項目(4)に記載のアダプター装置。
【0016】
(6)前記入口面が、形態がほぼ円錐台である、項目(5)に記載のアダプター装置。
【0017】
(7)前記アダプター本体が外壁を含み、該外壁が前記シールハウジング上に位置決めされるために適合される、項目(1)に記載のアダプター装置。
【0018】
(8)カニューレハウジングおよび該カニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを有するカニューレアセンブリとの使用のための外科用シールアセンブリであって、該外科用シールアセンブリが:シール軸を規定し、そして該カニューレハウジング内に少なくとも部分的に位置決め可能なシールマウントを有し、該シールマウントに成形された弾性シールを有するシールハウジングであって、該シール部材が、器具の周りで実質的なシールを形成するよう適合された内部部分を規定する、シールハウジングを備え、該シールマウントが、周縁に配置された複数のアパーチャを含み、それによって、該シール部材の係留セグメントが、該アパーチャ内に受容され、該シールマウントへの該シール部材の固定を容易にする、外科用シールアセンブリ。
【0019】
(9)前記シールマウントが、ほぼ環状のシールマウントであって、そして前記成形アパーチャが該シールマウントの周縁領域に隣接して間隔を置かれる、項目(8)に記載の外科用シールアセンブリ。
【0020】
(10)カニューレアセンブリであって:カニューレハウジングおよび該カニューレハウジングから延びるカニューレスリーブ:該カニューレハウジングに取り付けるために適合されたカバーであって、該カバーが器具の通過を可能するためのカバーの開口部を備え、該カバーの開口部を通じて器具を案内するよう配列された進入面を備えた複数の交差進入面をさらに含むカバーを備える、カニューレアセンブリ。
【0021】
(11)前記カバーが、3つの交差する入口面を含む、項目(10)に記載のカニューレアセンブリ。
【0022】
(12)前記カバーが、4つの交差する入口面を含む、項目(10)に記載のカニューレアセンブリ。
【0023】
(13)前記カバーが、6つの交差する入口面を含む、項目(10)に記載のカニューレアセンブリ。
【発明の効果】
【0024】
本発明の外科用シールアセンブリは、シールアセンブリおよびアダプターアセンブリを含み、このシールアセンブリは、上記カニューレハウジングに取り付け可能であり、シールハウジング、および第1の断面寸法をもつ器具の周りに実質的シールを形成するよう適合される内部部分を規定するシールを含む。アダプターアセンブリは、上記シールアセンブリのシールハウジングに離脱可能に連結するために適合されたアダプター本体を含み、このアダプター本体は、アダプターシールおよびテザーを有する。このアダプターシールは、上記第1の断面寸法より小さい第2の断面寸法を備えた器具の周りに実質的シールを形成するよう適合されており、上記テザーは、カニューレスリーブに取り付け可能であり、それ故、上記アダプターアセンブリを上記カニューレに固定する。このような構成は、気腹術において身体内に導入される外科用器具の周りの流体密なシールを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】図1は、本開示の原理に従うシールシステムのカニューレアセンブリおよびシールアセンブリの側方断面図である。
【図2】図2は、カニューレアセンブリおよびシールアセンブリの第2の側方断面図である。
【図3】図3は、カニューレアセンブリおよびシールアセンブリの平面図である。
【図4】図4は、シールアセンブリのカバーの平面図である。
【図5】図5は、図4の線5−5に沿ってとったシールアセンブリのカバーの断面図である。
【図6】図6は、図4の線6−6に沿ってとったシールアセンブリのカバーの断面図である。
【図7】図7は、シールアセンブリのカバーの代替の実施形態の平面図である。
【図8】図8は、図7の線8−8に沿ってとった図7のカバーの断面図である。
【図9】図9は、図7の線9−9に沿ってとった図7のカバーの断面図である。
【図10】図10は、シールアセンブリのカバーの代替の実施形態の平面図である。
【図11】図11は、図10の線11−11に沿ってとった図10のカバーの断面図である。
【図12】図12は、図10の線12−12に沿ってとった図10のカバーの断面図である。
【図13】図13は、シールアセンブリのカバーのなお別の代替の実施形態の平面図である。
【図14】図14は、図13の線14−14に沿ってとった図13のカバーの断面図である。
【図15】図15は、図13の線14−14に沿ってとった図13のカバーの断面図である。
【図16】図16は、シールアセンブリのシールマウントおよび弾性シールの平面図である。
【図17】図17は、図16の線17−17に沿ってとったシールアセンブリのシールマウントおよび弾性シールの断面図である。
【図18】図18は、図17の線18−18に沿ってとったシールアセンブリのシールマウントおよび弾性シールの断面図である。
【図19】図19は、シールアセンブリとの使用のための代替の成形されたシールマウントの平面図である。
【図20】図20は、図19の線20−20に沿ってとった図19の成形されたシールマウントの断面図である。
【図21】図21は、図19の線21−21に沿ってとった図19の成形されたシールマウントの断面図である。
【図22】図22は、図20の線22−22に沿ってとった図19の成形されたシールマウントの断面図である。
【図23】図23は、図22の線23−23に沿ってとった図19の成形されたシールマウントの断面図である。
【図24】図24は、図1のシールシステムのアダプターシールアセンブリの平面図である。
【図25】図25は、アダプターシールアセンブリの側方断面図である。
【図26】図26は、アダプターシールアセンブリの入口ポートおよびシールを示す拡大隔離図である。
【図27】図27は、シールアセンブリに取り付けられたアダプターシールアセンブリの側方断面図である。
【図28】図28は、アダプターシールアセンブリの代替の実施形態の側方断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
(好ましい実施形態の簡単な説明)
本開示の好ましい実施形態は、図面を参照することにより容易に認識される。
【0027】
本開示のシールシステムは、装置を通る目的物の挿入の間に、患者の身体腔と外側雰囲気との間の実質的シールを提供する。さらに、このシールシステムは、変化する直径、例えば、約3mm〜約15mmの器具を収容し、挿入されるとき、各器具とガス密なシールを形成する能力を提供する。このシールシステムのこの柔軟性は、異なる直径を有する種々の器具が、単一の外科的手順の間にしばしば必要な内視鏡手術を大いに容易にする。本開示のシールシステムは、従来のカニューレアセンブリまたは本明細書で以下に記載のカニューレアセンブリに取り付けるために適合され得る。
【0028】
このシールシステムは、カニューレのハウジングに離脱可能に取り付け可能な第1のシールアセンブリを含み得る。この第1のシールアセンブリは、第1の断面または直径を有する第1の器具の周りでシールを形成するように適合されている。このシールシステムはまた、カニューレのカニューレスリーブに連結または取り付けられ得るアダプターアセンブリを含み得る。このアダプターアセンブリは、上記シールアセンブリ上に取り付けられるよう適合され、第1の器具とは異なる第2の断面または直径を有する第2の器具、例えば、より小さな直径の器具の周りにシールを形成する。
【0029】
上記カニューレアセンブリは、身体腔に接近し、それを通る器具の導入を許容する意図された目的に適切な任意の従来のカニューレアセンブリであり得る。このカニューレアンンブリは、特に、腹腔が、腔壁をその中にある内部器官から持ち上げるために、適切なガス、例えば、COでガス注入される腹腔鏡手術における使用のために適合されている。このカニューレアセンブリは、代表的には、このカニューレアセンブリ内に位置決め可能な細長い器具である閉塞具アセンブリとともに用いられる。この閉塞具アセンブリは、鋭い端部または鈍い端部を有し得、そして、例えば、腹部組織を通過するために利用され、腹部腔内のカニューレアセンブリの導入を容易にする。一旦、腹部腔への接近が達成されると、この閉塞具アセンブリは、カニューレアセンブリから取り出され、手順を実施するためにカニューレアセンブリを通る外科用器具の次の導入を許容する。
【0030】
図1〜3を初めに参照して、好ましいカニューレアセンブリ100は、近位端104、および遠位端106を有するカニューレスリーブ102、およびこのスリーブ102の近位端104に取り付けられるカニューレハウジング108を含む。カニューレスリーブ102は、スリーブ102の長さに沿って延びる長軸方向軸「A」を規定する。スリーブ102は、外科用器具の通過を許容するような寸法の内部長軸方向通路110をさらに規定する。スリーブ102は、1つの片の構築物であり、そして近位端104でモノリシックに形成されたスリーブフランジ112を取り込む。スリーブ102は、ステンレス鋼またはポリマー材料などのような別の適切な剛直性材料から製作され得る。スリーブ102は透明または不透明であり得る。スリーブ102の直径は変動し得るが、代表的には、約3mm〜約15mmの範囲である。スリーブ102の遠位端は、好ましくは、示されるように、斜めの面114を規定する。この好ましい斜めの面は、好ましくは、約170゜〜約180゜の範囲であるわずかな角度「θ」で交差する第1の面116および第2の面118を取り込む。
【0031】
カニューレハウジング108は、カニューレスリーブ102のスリーブフランジ112に連結される。1つの好ましい実施形態では、この連結は、超音波溶接、接着剤、セメントなどにより達成される。代替物では、カニューレハウジング108およびスリーブフラランジ112は、差込(bayonet)、ねじまたはスナップはめ連結により連結され得る。Oリング120が、望ましくは、カニューレハウジング108の内部支持面と、スリーブフランジ112の外部支持面との間に配置され、腹腔鏡手順における使用の間のカニューレハウジング108を成形するとスリーブフランジ112と間のガスの漏れを最小にする。
【0032】
カニューレハウジング108は、いくつかの構成要素、例えば、一緒に連結されてカニューレハウジング108内部構成要素108aおよび外部構成要素108bを含み得る。カニューレハウジング108は、好ましくは、第1および第2の直径方向で対向するフィンガータブ126を含む。タブ126は、外科医によって握るための寸法である。カニューレハウジング108は、近位カラー128をさらに規定する。カニューレハウジング18は、示されるようにほぼベル形状であり得る。
【0033】
弾性バルブ130は、カニューレハウジング108内に支持される。弾性バルブ130は、カニューレハウジング108内の内部レッジ134上に、この弾性バルブ130が、カニューレハウジング108内に支持されるように静止する周縁フランジ132を含む。バルブ130は、ほぼダックビル形態であり得、そして開いて目的物の通過を可能にし、そしてこの目的物の不在下では閉じる内部スリット136を規定する。このバルブ130は、望ましくは、下にあるガス注入された腔のガスの圧力に曝されたとき閉鎖するよう適合され得る、ゼロ閉鎖バルブであるか、またはスリットシールであり、それによってカニューレアセンブリ100を通るガス注入法ガスの通過を防ぐ。代替物では、バルブ130は、平坦なディスク形状バルブ、バルーンバルブ、フラッパーバルブ、円錐形バルブであり得る。
【0034】
カニューレハウジング108は、このカニューレハウジング108にストップコックを連結するためのポート138をさらに含む。このストップコックは、カニューレスリーブ102を通って患者の身体腔中にガス注入法ガスを導入するために、ガス注入法ガスの外部供給源に連結される。ポート138は、カニューレスリーブ102の長軸方向通路110と連通する。
【0035】
図1〜2をここで参照して、このシールシステムのシールアセンブリ200が以下で詳細に論議される。シールアセンブリ200は、約3mm〜約7mmの範囲、好ましくは、約5mmの第1の直径を有する器具との使用のために意図されている。しかし、シールアセンブリ200は、任意のサイズまたはサイズ範囲の器具との使用のために配列され得る。トロカールのためのシールは、代表的には、約3mm〜約15mmの範囲である。あるいは、シールアセンブリ200はまた、外科医の腕の周りでシールを形成するように配列され得る。シールアセンブリ200は、シールハウジング202、およびこのシールハウジング202内に配置されるシール204を含む。シールハウジング202は、本明細書中上記で論議された任意の従来手段を経由して連結されるいくつかのハウジング構成要素を取り込み得るか、またはモノリシックに形成されたユニットであり得る。シールハウジング202は、上記シールアセンブリ200が、カニューレアンセブリ100に取り付けられるとき、カニューレスリーブ102の軸「A」と好ましくは整列するシール軸に沿って延びる中央通路を規定する。シールハウジング202は、カバー206およびシール支持体208を含む。シール204は、カバー206とシール支持体208との間に捕獲される。シール支持体208はまた、ハウジング108内に所望の配向でゼロ閉鎖バルブ130を保持する際に支援する。
【0036】
図4〜6に最も良く描写されるように、カバー206は、近位開口部210、およびこの近位開口部210の遠位方向にある遠位開口部212を規定する階段状の形態を有する。近位開口部210は、約4mm〜約8mmの範囲の直径「C」を規定して直径が実施的に一定である。遠位開口部212は、約2mm〜約6mmの範囲の直径「D」を規定する。近位開口部210および遠位開口部212は、より小さなまたはより大きなサイズの器具を収容するためにより小さく、またはより多くあり得る。
【0037】
図7〜9は、本開示のシールアセンブリのカバー206の代替の実施形態を示す。この実施形態によれば、カバー206は、複数、例えば、3つの、上記シール軸に対して斜めに整列され、そしてこのカバー206の近位または入口開口部210から遠位または出口開口部212に延びる、交差する入口面214を含む。入口面214は、平坦または弧状であり得、そしてカバー206の遠位開口部212を通ってこの器具を方向付けるよう機能し得る。入口面214は、種々の角度関係に配置され得、異なる案内経路を生成する。図10〜12は、4つの交差する入口面214を備えるカバー206を示し、および図13〜15は。6つの交差する入口面214を備えるカバー206を示す。任意の数の入口面214がカバー206中に取り込まれ得ることが想定される。
【0038】
図16〜18を参照して、シール204は、環状シールマウント216およびこのマウント216に連結される弾性シール218を含む。シールマウント216は、適切なポリマー材料のような相対的に剛直性の材料から形成され得るか、またはそれに代わり、弾性材料から製作され得る。シールマウント216は、シールマウント216の壁222を通って延びる複数のアパーチャ220を取り込む。弾性シール218はアパーチャ224を規定し、そしてそれを通って挿入される器具の周りで実質的なシールを形成するように整列される。好ましい実施形態では、弾性シール218は、約3mm〜約7mmの範囲、好ましくは約5mmの直径を有する器具の周りでシールを形成するように適合される。この点で、シール218のアパーチャ224は、約2mm〜約3mmの範囲の直径を規定する。シール218は、任意の適切なエラストマー材料から形成され得る。好ましくは、シール218は、シールマウント216と、このエラストマー材料が、アパーチャ220を通じて連通し、図17〜18に描写される一体に連結されたユニットを形成するように一体に形成される。シールマウント216とシール218は、当該技術分野で公知のように同時成形され得る。1つの好ましい実施形態では、シール218は、シールマウント216とともに成形され、環状入口シール部分226、シールマウント216のアパーチャ220を通って延びる係留セグメントまたはスポーク228、および平坦な内部シール部分230を提供する。環状入口シール部分226は、ほぼ円錐台形状を規定し、そしてカバー206を支持し得る係合領域を提供し、そしてカバー200と流体密のシールを形成し得る。内部シール部分230はアパーチャ224を規定する。
【0039】
シール218は、同一出願人に譲渡された、Racenetによる米国特許第6,702,787号に開示された織物シールであり得、その全体の内容は、参考として本明細書中に援用される。このRacenetの’787特許に開示されるシールは、弾性材料の第1の層およびこの第1の層に対して並列される少なくとも1つの織物層を有する平坦な隔壁シールであり得る。この織物層は、Millikenからの20%LYCRAを含むSPANDEX材料を含み得る。シール218に対するその他の配列もまた想定される。シール218は、平坦、半球形であり得るか、または所望により任意のその他の形状を有し得る。望ましくは、シールマウント216は、シール218の形状に対応する形状を有する。
【0040】
図19〜23をここで参照して、シールアセンブリ200の代替の実施形態が論議される。この実施形態によれば、代替のシールマウント232が利用される。シールマウント232は、図1の実施形態に関して論議されたシール支持体208に類似であり、例えば、カニューレハウジング108内のゼロ閉鎖バルブ130を維持することを支援する。しかし、シールマウント232はまた、それに成形されて一体の連結ユニットを形成する弾性シールを有する。詳細には、シールマウント232は、硬化の際に、弾性シール234をシールマウント232に固定するための成形プロセスの間に、上記アパーチャ236を通って延びる弾性シール234のスポーク235を提供することにより、上記エラストマー材料の流れを許容する、周縁方向に配置された複数のアパーチャ236を含む。弾性シール234は、それを通って挿入される器具の周りでシールを形成するよう適合されたシールアパーチャ238を含む。弾性シール234はまた、シールマウント232の環状シェルフ242上に静止し、それから連続的に延びる近位ガスケット240、およびスポーク235から延び、そしてシールマウント232の内部環状壁246と接触する遠位ガスケット244を有する。近位ガスケット240および遠位ガスケット244は、シールアセンブリ200の内部をシールする際、そしてまた弾性シール234をシールマウント232に固定する際に支援し得る。
【0041】
図1で最も良く描写されるように、シールハウジング202は、好ましくは、カニューレハウジング108の近位カラー128内に受容されるカバー206の壁250とともにカニューレハウジング108内に少なくとも部分的に適合される。シールハウジング202は、カニューレハウジング108に離脱可能に取り付けられる寸法であり得る。この点で、シールハウジング202およびカニューレハウジング108は、シールアセンブリ200のカニューレアセンブリ100への離脱可能な連結を容易にするための手段を取り込み得ることが認識され、これには、例えば、締まりばめ、差し込み連結、ねじ整列など、シールハウジング202およびカニューレハウジング108の対応する構造が含まれる。あるいは、所望であれば、シールハウジング202は、カニューレハウジング108に永久的に固定され得る。
【0042】
図24〜27を参照して、シールシステムのアダプターシールアセンブリ300が論議される。アダプターシールアセンブリ300は、前述のシールアセンブリ200によって許容されるより小さな直径を有する器具のシールされた導入を可能にすることによって、外科医により大きな柔軟性を提供する。アダプターシールアセンブリ300は、アダプター本体302、テザー304および手動タブ306を含む。アダプター本体302は、形態が実質的に円形であり、そして中央アダプター軸「e」を規定する。アダプター本体302は、中央シールセクション308、この中央シールセクション308から延びる横方向壁310、およびこの横方向壁310の外方に配置される周縁壁312を取り込む。中央シールセクション308は、テーパー状の導入ポート314および隔壁シール316を含む。テーパー状の導入ポート314は、アダプター本体302内の挿入の間に器具を受容する。ポート314は円筒形であり得、そしてテーパーがないこともまた想定される。隔壁シール316は、器具の通過を許容するよう適合されるシールアパーチャ318を規定し、それによって、このシールアパーチャ318を規定する隔壁シール316の部分は、それと実質的にシールされた関係で器具の外面を係合する。シールアパーチャ318は、好ましくは、相対的に小さな直径、例えば、2〜3mmを備えた器具の周りでシールを形成する寸法である。周縁壁312は、半径方向の内方に付随するフランジ320を規定する。
【0043】
テザー304は、アダプター本体302の1つの側面から延びる。テザー304は、周縁スリーブ穴322を有し、これは、図27に示されるようにカニューレ100のスリーブ102の外面上に位置決めされるよう適合される。テザー304は、ロックタブ324および対応するロックアパーチャ326を取り込む。ロックタブ324は、対応する寸法のロックアパーチャ326より大きい寸法を規定する矢形状のロックヘッド328を取り込む。ロックヘッド328および/またはロックアパーチャ326を規定するテザー304の部分は、ロックアパーチャ326を通る大き過ぎるロックヘッド328の通過を許容するに十分可撓性である。一旦、超えられると、ロックヘッド328および/またはロックアパーチャ326は、それらの通常の状態をとり、ロックヘッド328は、ロックアパーチャ328に対して固定され、それによって、テザー304をシースまたはカニューレに固定する。テザー304をカニューレ100に固定するためのその他の手段もまた、当業者によって想定され、ループおよびフック配列、接着剤、ストラップ手段などを含む。
【0044】
図24〜26を連続して参照し、手動タブ306は、テザー304とは反対のアダプター本体302の他方の側面から延びる。手動タブ306は、外科医による係合のために適合され、そして外科医による握る係合を容易にする高くなったリッジ330を取り込む。
【0045】
図27を参照して、アダプター本体302の周縁壁312は弾性であり、そしてシールアセンブリ200のカバー206を超えて伸張し得、摩擦ばめを形成する。アダプター本体302の半径方向の内方に延びるフランジ320が、シールアセンブリ200のカバー206のレッジ248の上に位置決めされ得、アダプター本体302をシールハウジング204に能動的に固定することもまた想定される。アダプター300は、アダプター本体302上で下方に押すことにより、カニューレハウジング108上に堅く取り付けられ、それ故、カニューレハウジング108、シールハウジング202およびアダプター本体302との間のシールを形成する。
【0046】
アダプターシールアセンブリ300は、エラストマー材料、例えば、サントプレンまたは天然ゴムから製作され、それに所望の程度の弾性および可撓性を提供する。この弾性および可撓性は、アダプターシールアセンブリ300とシールアセンブリ200との間の効率的な相互作用を可能にするため、およびシールアパーチャ218を通過する器具とのシールする係合を容易にするために所望される。
【0047】
使用において、外科医は、カニューレアセンブリ100を、外科用器具のための入口のポートが確立されるように、従来様式で身体壁を通じて配置する。外科医は、気腹術ガスの損失なくして、カニューレアセンブリ100、そして特に選択されたカニューレアセンブリのシールアセンブリ200と協働するサイズにした器具を利用し得る。いまだ固定されていない場合、シールアセンブリ200は、カニューレアセンブリ100に固定され得る。その後、外科医は、器具、例えば、5mmの器具を、シールアセンブリ200を通じて導入し、その一方、シール204は、この器具の周りにシールを形成する。外科医が、シールアセンブリ200より小さい直径の器具を用いることを所望し、収容するよう設計される場合、図27に描写されるように、アダプター本体302が、シールハウジング202上に位置決めされ、そしてシールハウジング202の外面に固定される。外科医は、外科的手順を、シール316を通り、より小さな直径、例えば、2mmから3mmの外科用器具(単数または複数)を挿入することにより進行する。アダプターシール316は、従って、この外科用器具をシールして係合し、それによって、それらの間のガスシールを提供する。
【0048】
図28は、本開示のシールシステムの代替の実施形態を示す。この実施形態によれば、シールカバー250は、アパーチャ254を規定するテーパー状の壁252を含む。アダプター350は、アパーチャ354を規定する対応する寸法のテーパー状の壁352を含む。シールカバー250のテーパー状の壁252は、上記器具の導入および操作の間に、アダプター350のテーパー状の壁252を支持する。さらに、アダプター350のアパーチャ354は、シールアセンブリ200のシール204のシールアパーチャ218の直径より大きい直径を規定する。従って、相対的に小さな直径の器具が必要とされるとき、シールアセンブリ200は、カニューレアセンブリ100に取り付けられ、そしてこの小直径器具は、シールアセンブリ200のシール204を通過される。相対的により大きな直径の器具が要求されるとき、シールアセンブリ200は、カニューレアセンブリ100から取り出される。アダプターアセンブリ350は、次いで、例えば、カニューレハウジング108の外側周縁の上でアダプター本体356を伸張することにより、カニューレアセンブリ100のカニューレアセンブリハウジング108に直接、またはその周りに取り付けられ得る。アダプター本体356は、シールカバー250の対応する寸法の環状溝256中に受容される内方に向くリブ358を含み得る。このより大きな直径の器具は、次いで、アダプターアセンブリ350内に導入され、それによって、アパーチャ354を規定する部分は、この器具をシールして係合する。代替物として、シールアセンブリ200は、アダプターアセンブリ350をシールアセンブリ200に取り付けて、カニューレアセンブリ100に取り付けられたままであり得る。このより大きな直径の器具は、次いで、アダプターアセンブリのシールアパーチャ354およびシールアセンブリ200のシールアパーチャ218を通過される。
【0049】
種々の改変が、本明細書に開示の実施形態になされ得ることが理解される。従って、上記の説明は、制限するものと解釈されるべきではなく、好ましい実施形態の単なる例示として解釈されるべきである。当業者は、本明細書に添付した請求項の範囲および思想内でその他の改変を想定する。
【産業上の利用可能性】
【0050】
組織内の開口部からほど遠い器官、組織および脈管に対して実施される手術を可能にする内視鏡手順および腹腔鏡手順などの最小侵襲的外科手順において、身体中に挿入される任意の器具が流体密にシールされることを可能にする器具を提供する。
【0051】
(要約)
外科用シールシステムは、カニューレハウジングおよびこのカニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを有するカニューレアセンブリとの使用のために適合されている。この外科用シールアセンブリは、シールアセンブリおよびアダプターアセンブリを含む。このシールアセンブリは、上記カニューレハウジングに取り付け可能である。このシールアセンブリは、シールハウジング、および第1の断面寸法をもつ器具の周りに実質的シールを形成するよう適合される内部部分を規定するシールを含む。アダプターアセンブリは、上記シールアセンブリのシールハウジングに離脱可能に連結するために適合されたアダプター本体を含む。このアダプター本体は、アダプターシールおよびテザーを有する。このアダプターシールは、上記第1の断面寸法より小さい第2の断面寸法を備えた器具の周りに実質的シールを形成するよう適合されている。上記テザーは、カニューレスリーブに取り付け可能であり、それ故、上記アダプターアセンブリを上記カニューレに固定する。
【符号の説明】
【0052】
100 カニューレアセンブリ
102 カューレスリーブ
104 カニューレアセンブリ近位端
106 カニューレアセンブリ遠位端
108 カニューレハウジング
110 内部長軸方向通路
112 スリーブフランジ
120 Oリング
126 フィンガータブ
128 近位カラー
130 弾性バルブ
206 カバー
210 近位開口部
212 遠位開口部
214 入口面
216 環状シールマウント
218 弾性シール
220 アパーチャ
222 壁
224 アパーチャ
226 環状入口シール部分
228 スポーク
230 内部シール部分
232 シールマウント
234 弾性シール
236 アパーチャ
238 シールアパーチャ
240 近位ガスケット
242 環状シェルフ
244 遠位ガスケット
246 内部環状壁
250 壁
302 アダプター本体
304 テザー
306 手動タブ
308 中央シールセクション
312 周縁壁
320 フランジ
322 周縁スリーブ穴
324 ロックタブ324
326、328 ロックアパーチャ
330 リッジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カニューレハウジングおよびカニューレスリーブを有するカニューレアセンブリに離脱可能に連結するために適合されたアダプター装置であって、以下:
器具の周りに実質的なシールを形成するために適合された内部部分を規定するアダプターシールを有するアダプター本体;および
長軸方向軸を規定する細長いテザーであって、該アダプター本体に連結された第1の端部および該カニューレスリーブに取り付けるために適合された第2の端部を有し、該細長いテザーの第2の端部が該カニューレスリーブを受容するための寸法であるスリーブ通路を含み、該細長いテザーがさらに、該第2の端部から該第1の端部およびロック凹部に向かって延びるロックタブを含み、該ロック凹部が該スリーブ通路から間隔を置いて配置され、該ロックタブが該ロック凹部を係合するための構成および寸法のロック構造を有し、該テザーを該カニューレスリーブに対して固定するテザー、を備えるアダプター装置。
【請求項2】
前記アダプター本体が手動離脱タブを含み、該離脱タブが外科医による手動係合のための寸法であり、前記カニューレアセンブリからの該アダプター本体の離脱を容易にする、請求項1に記載のアダプター装置。
【請求項3】
前記アダプターシールが、前記器具のシールされた受容のための開口部を規定する、請求項1に記載のアダプター装置。
【請求項4】
前記アダプター本体が進入面を含み、該進入面が該アダプター本体の中央軸に向かってほぼテーパー状である、請求項3に記載のアダプター装置。
【請求項5】
前記進入面が、ほぼ円錐台形状である、請求項4に記載のアダプター装置。
【請求項6】
前記アダプター本体が外壁を含み、該外壁が前記カニューレハウジング上に位置決めされるように適合された、請求項1に記載のアダプター装置。
【請求項7】
前記細長いテザーが本体を含み、該本体が前記ロック凹部を有し、前記ロックタブが該ロックタブの長軸方向長さの一部分に沿って該本体から間隔を置かれている、請求項1に記載のアダプター装置。
【請求項8】
前記ロック構造がロックヘッドを含み、該ロックヘッドが前記本体のロック凹部内の少なくとも部分的な受容のために適合されている、請求項7に記載のアダプター装置。
【請求項9】
前記ロック凹部が前記本体中に規定されるロックアパーチャである、請求項8に記載のアダプター装置。
【請求項10】
前記ロックヘッドがほぼ矢印形状を規定する、請求項9に記載のアダプター装置。
【請求項11】
前記ロックタブが、前記ロックヘッドにおいて前記本体の中間位置で終結するような寸法である、請求項9に記載のアダプター装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【公開番号】特開2011−235142(P2011−235142A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−159111(P2011−159111)
【出願日】平成23年7月20日(2011.7.20)
【分割の表示】特願2006−119907(P2006−119907)の分割
【原出願日】平成18年4月24日(2006.4.24)
【出願人】(501289751)タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ (320)
【Fターム(参考)】