説明

シールド付防塵フード

【課題】眉毛などが着用者(作業者)から落ちても、シールドの内面に付着しないように落下させることのできるシールド付防塵フードを提供する。
【解決手段】頭部を覆うフード本体21の、着用者の目に対応する位置に設けられた視界確保用開口部22の周縁の一部にシールド51が取り付けられたシールド付防塵フード11において、シールド51の上端部とフード本体21との間に空気流入用開口部Hが形成され、シールド51の下端部および左右両端部が視界確保用開口部22の対応する周縁と重なる状態で、シールド51が視界確保用開口部22の周縁の一部に取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、半導体製造工場や製薬工場などのクリーンルーム内において作業するとき、作業者が着用するシールド付防塵フードに関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体製造工場や製薬工場などの製造過程において、作業者から発生する頭髪などの異物が製品に混入することが大きな問題となっている。
【0003】
そこで、クリーンルーム内では作業者からの異物が製品に混入しないようにするため、防塵フードや、防塵服が着用されている。
【0004】
防塵フードは防塵服のうち、頭部を覆う部分のみの製品であり、通常、防塵服とセットで着用される。
【0005】
なお、防塵フードの下部にはスカート部が形成されており、スカート部を防塵服の内部にしまう(収容)することで、フードと防塵服との隙間から頭髪などの異物が抜け出るのを防止している。
【0006】
上記の防塵フードでは、頭髪の製品への混入は防止できるものの、眉毛やまつ毛などがフードの視界確保用開口部の隙間から落ち、製品に混入する問題は依然として解決できていなかった。
【0007】
そこで、視界確保用開口部の下側に、眉毛やまつ毛の脱落を防止するためのポケットを設けたシールド付防塵フード(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特許第4175581号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記した特許文献1に記載されているシールド付防塵フードは、シールドが視界確保用開口部を完全に閉塞するように取り付けられているので、眉毛などが作業者(着用者)から落ちても、眉毛などがフード本体内に留まることにより、眉毛などがクリーンルーム内に落ち、製品に混入することがなくなる。
【0010】
しかしながら、眉毛などが作業者の頭部から落ちてシールドの内面に付着したままの状態になると、眉毛などによって視界が遮られることとなり、作業が行い難くなったり、目視検査において目視検査を誤る可能性がある。
【0011】
また、鼻パッドが設けられていないので、呼気が上昇してシールド側へ流れ、呼気に含まれている水分がシールドに付着してシールドを曇らせる場合がある。
【0012】
また、フード本体が鼻の周囲に直接接触して着用違和感や不快感を感じたり、息苦しさを感ずることがある。
【0013】
この発明は、上記した不都合を解消するためになされたもので、眉毛などが着用者(作業者)から落ちても、シールドの内面に付着しないように落下させることができ、呼気が上昇してシールド側へ流れるのを防止できるとともに、フード本体が鼻の周囲に直接接触しないようにして着用違和感を感じないようにしたシールド付防塵フードを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
請求項1に記載の発明は、頭部を覆うフード本体の、着用者の目に対応する位置に設けられた視界確保用開口部の周縁の一部にシールドが取り付けられたシールド付防塵フードにおいて、前記シールドの上端部と前記フード本体との間に空気流入用開口部が形成され、前記シールドの下端部および左右両端部が前記視界確保用開口部の対応する周縁と重なる状態で、前記シールドが前記視界確保用開口部の周縁の一部に取り付けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシールド付防塵フードにおいて、前記シールドが下側から上側へ向かって前側に傾斜している状態で、前記シールドが前記視界確保用開口部の周縁の一部に取り付けられていることを特徴とする。
【0016】
請求項3に記載の発明は、頭部を覆うフード本体の、着用者の目に対応する位置に設けられた視界確保用開口部の周縁の一部にシールドが取り付けられ、前記フード本体の、前記着用者の口に対応する位置に設けられた呼吸確保用開口部が通気性素材で覆われたシールド付防塵フードにおいて、前記フード本体の内側に、前記着用者が着用した状態で、鼻に当接する山形形状の鼻パッドを設けたことを特徴とする。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のシールド付防塵フードにおいて、前記鼻パッドが、両端部の一部分で前記フード本体に縫い付けられていることを特徴とする。
【0018】
請求項5に記載の発明は、頭部を覆うフード本体の、着用者の目に対応する位置に設けられた視界確保用開口部の周縁の一部にシールドが取り付けられ、前記フード本体の、前記着用者の口に対応する位置に設けられた呼吸確保用開口部が通気性素材で覆われたシールド付防塵フードにおいて、前記シールドの上端部と前記フード本体との間に空気流入用開口部が形成され、前記シールドの下端部および左右両端部が前記視界確保用開口部の対応する周縁と重なる状態で、前記シールドが前記視界確保用開口部の周縁の一部に取り付けられ、前記フード本体の内側に、前記着用者が着用した状態で、鼻に当接する山形形状の鼻パッドを設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
クリーンルーム内では、天井から床に向かう気流(ダウンフロー)が発生しており、請求項1に記載の発明によれば、シールドの上端部とフード本体との間に空気流入用開口部が形成されているので、ダウンフローが空気流入用開口部からフード本体内に入ることにより、フード本体内に空気が滞留するのを抑制し、フード本体内の蒸れを防ぐことができるとともに、眉毛などが着用者(作業者)から落ちても、シールドの内面に付着しないように落下させることができる。
また、シールドからフード内に向かって気流が入り込むため、呼気がフード内からシールド側へ向かって流れることを抑制でき、呼気によってシールドが曇るのを防止することができる。
【0020】
請求項2に記載の発明によれば、シールドが下側から上側へ向かって前側に傾斜しているので、眼鏡用のスペースが確保できることにより、眼鏡使用者が着用しても着用違和感や窮屈さを感じなくなる。
【0021】
請求項3に記載の発明によれば、フード本体の内側に、着用者が着用した状態で、鼻に当接する山形形状の鼻パッドを設けたので、鼻パッドによって鼻の周囲とフード本体との間が塞がれることにより、呼気が上昇してシールド側へ流れるのを抑制して、呼気によってシールドが曇るのを防止することができる。
また、鼻パッドによって鼻の周囲とフード本体との間に空間を確保できることにより、フード本体が鼻の周囲に直接接触しなくなって着用違和感や不快感を感じなくなる。
【0022】
請求項4に記載の発明によれば、鼻パッドが、両端部の一部分でフード本体に縫い付けられているので、着用時に鼻パッドが縫い付け部分を中心にして移動できることにより、鼻パッドが引っ掛からなくなって着用を容易に行うことができる。
【0023】
請求項5に記載の発明によれば、シールドの上端部とフード本体との間に空気流入用開口部が形成されているので、請求項1に記載のシールド付防塵フードと同様な効果を得ることができ、また、フード本体の内側に、着用者が着用した状態で、鼻に当接する山形形状の鼻パッドを設けたので、請求項3に記載のシールド付防塵フードと同様な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】この発明の一実施例であるシールド付防塵フードの着用状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示した着用状態においてシールドを取り外した状態の斜視図である。
【図3】図1に示したシールド付防塵フードの正面図である。
【図4】図1に示したシールド付防塵フードの平面図である。
【図5】図1に示したシールド付防塵フードの底面図である。
【図6】図1に示したシールド付防塵フードの右側面図である。
【図7】図4におけるA−A線による断面図である。
【図8】図1に示したシールド付防塵フードの前側部分の内側を示す説明図である。
【図9】シールドの取付状態の正面図である。
【図10】(a)は鼻パッドの背面図、(b)は鼻パッドの左側面図、(c)は図10(b)におけるB−B線による断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、この発明の実施例を、図面を参照して説明する。
【0026】
図1はこの発明の一実施例であるシールド付防塵フードの着用状態を示す斜視図、図2は図1に示した着用状態においてシールドを取り外した状態の斜視図、図3は図1に示したシールド付防塵フードの正面図、図4は図1に示したシールド付防塵フードの平面図、図5は図1に示したシールド付防塵フードの底面図、図6は図1に示したシールド付防塵フードの右側面図、図7は図4におけるA−A線による断面図、図8は図1に示したシールド付防塵フードの前側部分の内側を示す説明図、図9はシールドの取付状態の正面図、図10(a)は鼻パッドの背面図、図10(b)は鼻パッドの左側面図、図10(c)は図10(b)におけるB−B線による断面図である。
【0027】
以下の説明において、前後、左右、上下は、着用者から見ての前後、左右、上下とする。
【0028】
この発明の一実施例のシールド付防塵フード11は、図1に示すように、着用者の頭部を覆う天頂を有した筒状で、通気性のないフード本体21と、このフード本体21の下側に取り付けられ、着用者の肩を覆う環状の通気性のないスカート部31と、フード本体21の後外側に取り付けられ、フード本体21の締め付け状態を調整する複数の締め付け調整機構41,42(図6をも参照)とで構成されている。
【0029】
そして、フード本体21には、着用者の目に対応する位置に視界を確保するための視界確保用開口部22が設けられ、着用者の口に対応する位置に呼吸を確保するための呼吸確保用開口部23が設けられるとともに、着用者の両耳に対応する位置に聴取を確保するための聴取確保用開口部25L,25R(図7をも参照)が設けられている。
【0030】
上記した視界確保用開口部22の部分には、フード本体21内から眉毛などが外部に出ないように、シールド51が着脱可能な複数の取付部材54(図9を参照)によって取り付けられている。
【0031】
上記したシールド51は、図9に示すように、正面視角をとった四角形状(ほぼ楕円形状)で下側の中央部分(鼻に対応する部分)が上側へ円弧状に切り掛かれた透明または半透明の屈曲可能な板状で、防曇加工を施したシールド本体52と、このシールド本体52の周縁を覆うように取り付けられた(縫い付けられた)シールド本体端部保護部材53と、このシールド本体端部保護部材53の上からシールド本体52に、例えば、下端部の中央部と、左右両端部とにそれぞれ取り付けられた取付部材54を構成する、例えば、取付部材部が取り付けられている。
【0032】
なお、図1への図示は省略されているが、フード本体21に設けた視界確保用開口部22の、シールド51に取り付けた複数の取付部材54に対応する周縁の内側に、取付部材54を構成する、例えば、被取付部材部がそれぞれ取り付けられている。
【0033】
上記したシールド51は、取付部材54によってフード本体21の視界確保用開口部22の周縁に取り付けられると、図1に示すように、シールド51の上端部とフード本体21との間に三日月形状の空気流入用開口部Hが形成され、シールド51の下端部および左右両端部が視界確保用開口部22の対応する周縁と重なり、シールド51の下端部および左右両端部がフード本体21の内側に位置する状態で取り付けられる。
【0034】
そして、フード本体21の内側には、図5に示すように、取り付けたシールド51の左端部が着用者の左顔面に直接接触しないように、シールド51の左端部を内側から覆う、例えば、メッシュ状のシールド左端部カバー56Lが取り付けられるとともに、取り付けたシールド51の右端部が着用者の右顔面に直接接触しないように、シールド51の右端部を内側から覆う、例えば、メッシュ状のシールド右端部カバー56Rが取り付けられている。
【0035】
上記した呼吸確保用開口部23は、図1に示すように、呼吸確保用開口部23の周縁(視界確保用開口部22と連通する周縁を除いた周縁)の内側に取り付けた(縫い付けた)フィルタ機能を有する通気性素材24によって覆われている。
【0036】
この通気性素材24は、着用者の口から離れる前方向へ膨らみ、着用者の口の部分に空間を確保できる前側凸形状に縫製されている。
【0037】
上記した聴取確保用開口部25Lは、聴取確保用開口部25Lの周縁の内側に取り付けた(縫い付けた)フィルタ機能を有するメッシュ状の通気性素材26Lによって覆われている。
【0038】
また、聴取確保用開口部25Rは、図7に示すように、聴取確保用開口部25Rの周縁の内側に取り付けた(縫い付けた)フィルタ機能を有するメッシュ状の通気性素材26Rによって覆われている。
【0039】
上記した通気性素材24(フード本体21)の内側の上側には、図1、図7、図8に示すように、着用した状態で、着用者の鼻に当接(接触)する鼻パッド61が縫い付けられている。
【0040】
この鼻パッド61は、図10に示すように、2枚の柔軟な布62,63の内部に弾性材(弾性体)64を充填材(あんこ)として詰めた棒状体とした後、上側へ凸形状に長さ方向の中央部分を折ったその中央部分の後側を下側へ押し込み、その下側へ押し込んだ部分を逢着(図10(a)に示す逢着部分M)することにより、山形形状(逆V字形状)とされている。
【0041】
そして、図8に示すように、鼻に当接(接触)する前側両端部の一部分(図10(a)、(b)に点線で示す逢着部分N)が通気性素材24(フード本体21)の内側の上側に縫い付けられている。
【0042】
上記した締め付け調整機構41は、図4、図6に示すように、一端がフード本体21の左前上側に取り付けられた第1帯紐と、一端がフード本体21の右前上側に取り付けられた第2帯紐と、例えば、第2帯紐の他端に取り付けられ、挿通した第1帯紐の他端側の把持位置(ロック位置)を調整する第1調整具とで構成されている。
【0043】
また、締め付け調整機構42は、図1、図4、図6に示すように、一端がフード本体21の左前下側に取り付けられた第3帯紐と、一端がフード本体21の右前下側に取り付けられた第4帯紐と、例えば、第4帯紐の他端に取り付けられ、挿通した第3帯紐の他端側の把持位置(ロック位置)を調整する第2調整具とで構成されている。
【0044】
この発明の一実施例のシールド付き防塵フード11によれば、シールド51の上端部とフード本体21との間に空気流入用開口部Hが形成されているので、ダウンフローが空気流入用開口部Hからフード本体21内に入ることにより、フード本体21内に空気が滞留するのを防ぐことができるとともに、眉毛などが着用者から落ちても、シールド51の内面に付着しないように落下させることができる。
したがって、作業が行い易くなるとともに、目視検査において目視検査を正常に行うことができる。
【0045】
また、シールド51が下側から上側へ向かって前側に傾斜しているので、眼鏡用のスペースが確保できることにより、眼鏡使用者が着用しても着用違和感や窮屈さを感じなくなる。
【0046】
また、シールド51が、複数の取付部材54によって視界確保用開口部22の周縁に着脱可能に取り付けられているので、シールド51をフード本体21から取り外すことにより、フード本体21などを洗濯したり、シールド51を交換することができる。
【0047】
また、複数の取付部材54が、視界確保用開口部22の周縁のフード本体21の内側となる位置と、シールド51の下端部および左右両端部とに取り付けられているので、万一、複数の取付部材54が破損しても、取付部材54の破片がフード本体21内から外部に出て、製品などに混入するのを防止することができる。
【0048】
また、シールド51の左端部を内側から覆うシールド左端部カバー56Lと、シールド51の右端部を内側から覆うシールド右端部カバー56Rとを設けたので、シールド51の左右端部が着用者の顔面の左右に直接当接(接触)しなくなることにより、シールド51の左右端部が着用者の顔面の左右への張り付くのを防止でき、着用違和感を感じなくなる。
【0049】
また、フード本体21の内側に、着用者が着用した状態で、鼻に当接する山形形状の鼻パッド61を設けたので、鼻パッド61によって鼻の周囲とフード本体21との間が塞がれることにより、呼気が上昇してシールド51側へ流れるのを防止でき、また、鼻パッド61によって鼻の周囲とフード本体51との間に空間を確保できることにより、フード本体21が鼻の周囲に直接接触しなくなって着用違和感や不快感を感じなくなる。
【0050】
また、鼻パッド61が、両端部の一部分でフード本体21に縫い付けられているので、着用時に鼻パッド61が縫い付け部分を中心にして移動できることにより、鼻パッド61が引っ掛からなくなって着用を容易に行うことができる。
【0051】
また、通気性素材24が、着用者の口から離れる前方向へ膨らむ形状に縫製されているので、着用者の口の周りに空間を確保できることにより、息苦しさを感じなくなる。
【0052】
上記した実施例において、シールド51をフード本体21に着脱可能に取り付ける取付部材54を3個所(3つ)とした例を示したが、取付部材54は3個所(3つ)以上であってもよい。
【0053】
また、シールド51の上端部とフード本体21との間に空気流入用開口部Hを形成するように、シールド51を視界確保用開口部22の周縁の内側に着脱可能に取り付けた例を示したが、シールド51の上端部とフード本体21との間に空気流入用開口部Hを形成するように、シールド51を視界確保用開口部22の周縁の外側に着脱可能に取り付けたり、シールド51の上端部とフード本体21との間に空気流入用開口部Hを形成するように、シールド51を視界確保用開口部22の周縁の内側に縫い付けたり、シールド51の上端部とフード本体21との間に空気流入用開口部Hを形成するように、シールド51を視界確保用開口部22の周縁の外側に縫い付けても、同様な効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0054】
11 シールド付防塵フード
21 フード本体
22 視界確保用開口部
23 呼吸確保用開口部
24 通気性素材
25L 聴取確保用開口部
25R 聴取確保用開口部
26L 通気性素材
26R 通気性素材
31 スカート部
41 締め付け調整機構
42 締め付け調整機構
51 シールド
52 シールド本体
53 シールド本体端部保護部材
54 取付部材
56L シールド左端部カバー
56R シールド右端部カバー
61 鼻パッド
62 布
63 布
64 弾性材
H 空気流入用開口部
M,N 逢着部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭部を覆うフード本体の、着用者の目に対応する位置に設けられた視界確保用開口部の周縁の一部にシールドが取り付けられたシールド付防塵フードにおいて、
前記シールドの上端部と前記フード本体との間に空気流入用開口部が形成され、前記シールドの下端部および左右両端部が前記視界確保用開口部の対応する周縁と重なる状態で、前記シールドが前記視界確保用開口部の周縁の一部に取り付けられている、
ことを特徴とするシールド付防塵フード。
【請求項2】
請求項1に記載のシールド付防塵フードにおいて、
前記シールドが下側から上側へ向かって前側に傾斜している状態で、前記シールドが前記視界確保用開口部の周縁の一部に取り付けられている、
ことを特徴とするシールド付防塵フード。
【請求項3】
頭部を覆うフード本体の、着用者の目に対応する位置に設けられた視界確保用開口部の周縁の一部にシールドが取り付けられ、前記フード本体の、前記着用者の口に対応する位置に設けられた呼吸確保用開口部が通気性素材で覆われたシールド付防塵フードにおいて、
前記フード本体の内側に、前記着用者が着用した状態で、鼻に当接する山形形状の鼻パッドを設けた、
ことを特徴とするシールド付防塵フード。
【請求項4】
請求項3に記載のシールド付防塵フードにおいて、
前記鼻パッドが、両端部の一部分で前記フード本体に縫い付けられている、
ことを特徴とするシールド付防塵フード。
【請求項5】
頭部を覆うフード本体の、着用者の目に対応する位置に設けられた視界確保用開口部の周縁の一部にシールドが取り付けられ、前記フード本体の、前記着用者の口に対応する位置に設けられた呼吸確保用開口部が通気性素材で覆われたシールド付防塵フードにおいて、
前記シールドの上端部と前記フード本体との間に空気流入用開口部が形成され、前記シールドの下端部および左右両端部が前記視界確保用開口部の対応する周縁と重なる状態で、前記シールドが前記視界確保用開口部の周縁の一部に取り付けられ、
前記フード本体の内側に、前記着用者が着用した状態で、鼻に当接する山形形状の鼻パッドを設けた、
ことを特徴とするシールド付防塵フード。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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