説明

ジェネレータアッセンブリ、ジェネレータシステムおよび撓み継手部材

【課題】クランクシャフトに対する補機プーリ用ドライブシャフトの位置関係のずれに適応できるジェネレータアッセンブリを提供する。
【解決手段】モータ・ジェネレータ2において、撓み継手部材40が、補機プーリ用ドライブシャフト36とクランクシャフトとを機能的に連結している。撓み継手部材40は、複数の可撓性ドライブリング64〜66およびシャフト取付プレート168を備える。複数の可撓性ドライブリング64〜66から選択した隣接するドライブリングが、接続領域91,92、接続領域93および該接続領域93と対向した接続領域においてメインボディ82を通して互いに接続されている。ここで、接続領域93および該接続領域93と対向した接続領域は、接続領域91,92から90°だけオフセットしている。これにより、各可撓性ドライブリング64〜66およびシャフト取付プレート68は、ばねとして機能する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ジェネレータに関し、特に、ジェネレータ用の撓み継手(flexible drive coupling)に関する。
【背景技術】
【0002】
多くの現代の車両には、エネルギの要求が高い電気装置や他の装置が利用されている。商業用の車両、例えば、セミトレーラは、コンピュータシステムおよびエンターテイメントシステムの両方を備えている。また、軍事用の車両は、コンピュータ装置、レーダ、通信装置および武器システムを備えており、これらの全てのエネルギの要求は高い。このような高まりつつあるエネルギの要求を満足するために、多くの車両は、低速のレシプロエンジンと組み合わせて使用するように構成されたジェネレータシステムを備えている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の1つの特徴は、ジェネレータアッセンブリが、クランクシャフトと、該クランクシャフトに機能的に接続された補機プーリ用ドライブシャフトと、該補機プーリ用ドライブシャフトとクランクシャフトとを機能的に連結する撓み継手部材と、を備えていることである。撓み継手部材は、複数の可撓性ドライブリングを備える。補機プーリ用ドライブシャフトの位置関係のずれに適応するように、補機プーリ用ドライブシャフトを、半径方向の荷重がかかっているときには半径方向に撓ませ、軸方向の荷重がかかっているときには軸方向に撓ませることを許容しつつ、捩りによる変位を実質的に生じることなく、クランクシャフトから補機プーリ用ドライブシャフトにトルクを伝達するように、可撓性ドライブリングが構成されている。
【0004】
本発明の他の特徴は、ジェネレータシステムが、クランクシャフトを有したエンジンと、クランクシャフトに機能的に接続されたロータと、該クランクシャフトに機能的に接続された補機プーリ用ドライブシャフトと、該補機プーリ用ドライブシャフトとクランクシャフトとを機能的に連結する撓み継手部材と、を備えていることである。撓み継手部材は、複数の可撓性ドライブリングを備える。クランクシャフトに対する補機プーリ用ドライブシャフトの位置関係のずれに適応するように、補機プーリ用ドライブシャフトを、半径方向の荷重がかかっているときには半径方向に撓ませ、軸方向の荷重がかかっているときには軸方向に撓ませることを許容しつつ、捩りによる変位を実質的に生じることなく、クランクシャフトから補機プーリ用ドライブシャフトにトルクを伝達するように、可撓性ドライブリングが構成されている。
【0005】
本発明の別の特徴は、撓み継手部材が、複数の可撓性ドライブリングを備えていることである。複数の可撓性ドライブリングの各々は、中央開口部および外周側縁部を有したメインボディを備える。駆動部材と被駆動部材との位置関係のずれに適応するように、被駆動部材を、半径方向の荷重がかかっているときには半径方向に撓ませ、軸方向の荷重がかかっているときには軸方向に撓ませることを許容しつつ、捩りによる変位を実質的に生じることなく、駆動部材から被駆動部材にトルクを伝達するための弾性接続を形成するように、複数の可撓性ドライブリングの隣接するドライブリングが互いに接続されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】例示的な実施例のモータ部およびジェネレータアッセンブリを有したモータ・ジェネレータアッセンブリの断面を取った斜視図である。
【図2】図1のモータ・ジェネレータのジェネレータアッセンブリの断面図である。
【図3】図2のジェネレータアッセンブリの例示的な実施例の撓み継手部材の右方向に見た斜視図である。
【図4】図3の撓み継手部材の断面図である。
【図5】他の例示的な実施例の撓み継手部材を有したジェネレータアッセンブリの断面図である。
【図6】図5のジェネレータアッセンブリの例示的な実施例の撓み継手部材の右方向に見た斜視図である。
【図7】図6の撓み継手部材の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1および図2には、ジェネレータシステムが、例示的な実施例のモータ・ジェネレータの形態で符号2によって全体的に示されている。モータ・ジェネレータ2は、モータ部4およびジェネレータアッセンブリ6を備える。モータ部4は、複数のピストン(図示せず)を有した内燃機関の形態を取っており、これらのピストンは、駆動部材つまりクランクシャフト10に機能的に接続されている。また、モータ部4は、複数の補機プーリ12,13、アイドラプーリ15およびファン16も備えている。さらに、ジェネレータアッセンブリ6は、ハウジング21を備えており、該ハウジング21内には、ロータ24と、複数の巻線(図示せず)を備えたステータ27と、が配置されている。また、ジェネレータアッセンブリ6は、第1の補機プーリ30および第2の補機プーリ32を備える。補機プーリ32は、複数のメカニカルファスナ(1つのメカニカルファスナが符号38によって示されている)によって、駆動部材つまり補機プーリ用ドライブシャフト36を介してクランクシャフト10に機能的に接続されている。補機プーリ用ドライブシャフト36は、撓み継手部材40によってクランクシャフト10に機能的に連結されている。撓み継手部材40によって、以下により十分に説明されるように、補機プーリ用ドライブシャフト36とクランクシャフト10とのアライメントのずれが許容される。
【0008】
図3および図4に最も良く図示されているように、撓み継手部材40は、(図2に示されている)メカニカルファスナ60を受けるための複数の開口部(1つの開口部が符号58によって示されている)を有したベースプレート56を備えており、メカニカルファスナ60は、クランクシャフト10に対して撓み継手部材40を保持している。また、撓み継手部材40は、以下により十分に説明される複数の可撓性ドライブリング64〜66を備える。これらの可撓性ドライブリング64〜66によって、補機プーリ用ドライブシャフト36とクランクシャフト10との位置関係のずれ(misalignment)に適応するように、複数の軸を中心とした軸方向の撓みを生じさせることができる。さらに、撓み継手部材40は、可撓性ドライブリング64〜66に加えて、シャフト取付プレート68の形態を取る可撓性ドライブリングを備える。シャフト取付プレート68は、中央ハブ72を有したメインボディ部69を備えており、中央ハブ72は、スプライン部75を備える。スプライン部75は、補機プーリ用ドライブシャフト36の対応したスプライン部(図示せず)と噛み合うように構成されている。当然のことながら、キー、ボルト、圧入などを用いて、補機プーリ用ドライブシャフト36に中央ハブ72を接続することができることを理解されたい。可撓性ドライブリング64〜66の各々は、同様に形成されているので、可撓性ドライブリング64について詳細に説明する。ここで、残りの可撓性ドライブリングつまり可撓性ドライブリング65,66は、可撓性ドライブリング64に対応した構造を備えることを理解されたい。
【0009】
図のように、可撓性ドライブリング64は、中央開口部85および外周側縁部87を有したメインボディ82を備える。中央開口部85と外周側縁部87との間のメインボディ82には、一対の接続領域91,92がある。可撓性ドライブリング64は、さらに、第2の一対の接続領域、つまり接続領域93と、該接続領域93に対向する接続領域(図示せず)と、を備えており、これらの接続領域は、接続領域91,92から90°だけオフセットしている。この構成において、接続領域91,92は、ベースプレート56に可撓性ドライブリング64を接続しており、接続領域93およびこれに対向した接続領域(図示せず)は、隣接した可撓性ドライブリング65に可撓性ドライブリング64を接続している。上記と同様にして、可撓性ドライブリング65と可撓性ドライブリング66とが接続され、可撓性ドライブリング66とシャフト取付プレート68とが接続されている。
【0010】
この構成では、複数の可撓性ドライブリングを90°の間隔で互いに接続することにより、シャフト取付プレート68を、半径方向の荷重がかかっているときには半径方向に撓ませることができ、軸方向の荷重がかかっているときには軸方向に撓ませることができる。即ち、可撓性ドライブリング64〜66およびシャフト取付プレート68は、軸方向に伸縮するばねとして機能する。さらに、可撓性ドライブリング64〜66およびシャフト取付プレート68の材料の応力-歪み曲線の塑性域(infinite life)よりも低い応力となるように応力を維持することにより、劣化を生じることなく、シャフトの軸方向および半径方向の位置関係のずれに適応することができる。例示的な実施例では、図4において符号100〜103によって示されているように、可撓性ドライブリング64〜66およびシャフト取付プレート68は、メカニカルファスナによって、接続領域91〜93において互いに接続されている。
【0011】
図5〜図7を参照すると、他の例示的な実施例の撓み継手部材140が示されている。ここで、同一の参照番号は、対応した部品を示している。図示したように、撓み継手部材140は、メカニカルファスナを受けるための複数の開口部158を有したベースプレート156を備えている。なお、メカニカルファスナは、図5において参照番号160によって示されている。メカニカルファスナ160は、クランクシャフト10にベースプレート156を固定している。また、撓み継手部材140は、複数の可撓性ドライブリング164〜167と、シャフト取付プレート168の形態を取る付加的な可撓性ドライブリングと、を備える。シャフト取付プレート168は、中央ハブ172を有したメインボディ部169を備えており、中央ハブ172は、補機プーリ用ドライブシャフト36の対応したスプラインと噛み合うように構成されたスプライン部175を備える。当然のことながら、キー、ボルト、圧入などを用いて、補機プーリ用ドライブシャフト36に中央ハブ172を接続することができることを理解されたい。可撓性ドライブリング164〜167の各々は、同様に形成されているので、可撓性ドライブリング164について詳細に説明する。ここで、残りの可撓性ドライブリング165〜167は、可撓性ドライブリング164と同様の構造を備えることを理解されたい。
【0012】
図示したように、可撓性ドライブリング164は、第1の可撓性部材182および第2の可撓性部材183を備える。第1の可撓性部材182および第2の可撓性部材183は、対応した内周側縁部185,186を備えており、該内周側縁部185,186は、中央開口部188,189をそれぞれ画定している。さらに、第1の可撓性部材182および第2の可撓性部材183は、外周側縁部192,193をそれぞれ備える。半径方向の可撓性ウェブ196が、第1の可撓性部材182の内周側縁部185と外周側縁部192との間に延びている。同様に、半径方向の可撓性ウェブ197が、第2の可撓性部材183の内周側縁部186と外周側縁部193との間に延びている。
【0013】
例示的な実施例では、第1の可撓性部材182および第2の可撓性部材183は、機械的な接合方法、例えば、溶接によって外周側縁部192,193において互いに固定されている。内周側縁部185,186は、可撓性接続部材203,204の各々によってベースプレート156および隣接した可撓性ドライブリング165に固定されている。この構成では、撓み継手部材140によって、シャフト取付プレート168を、半径方向の荷重がかかっているときには半径方向に撓ませることができ、軸方向の荷重がかかっているときには軸方向に撓ませることができる。即ち、各可撓性ドライブリング164〜167およびシャフト取付プレート168は、ばねとして機能する。上述したのと同様にして、可撓性ドライブリング164〜167およびシャフト取付プレート168の材料の応力-歪み曲線の塑性域よりも低い応力となるように応力を維持することにより、劣化を生じることなく、シャフトの軸方向および半径方向の位置関係のずれに適応することができる。
【0014】
限定された数の実施例のみと組み合わせて本発明を詳細に説明してきたが、本発明がこのような実施例に限定されないことを理解されたい。本発明を、上述していない種々の変更、代替案や同等の構成を組み込むように修正することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クランクシャフト(10)と、
前記クランクシャフト(10)に機能的に接続された補機プーリ用ドライブシャフト(36)と、
前記補機プーリ用ドライブシャフト(36)と前記クランクシャフト(10)とを機能的に連結する撓み継手部材(40)と、
を備えたジェネレータアッセンブリ(6)において、
前記撓み継手部材(40)は、複数の可撓性ドライブリング(64〜66)を有し、前記補機プーリ用ドライブシャフト(36)の位置関係のずれに適応するように、前記補機プーリ用ドライブシャフト(36)を、半径方向の荷重がかかっているときには半径方向に撓ませ、軸方向の荷重がかかっているときには軸方向に撓ませることを許容しつつ、捩りによる変位を実質的に生じることなく、前記クランクシャフト(10)から前記補機プーリ用ドライブシャフト(36)にトルクを伝達するように、前記可撓性ドライブリング(64〜66)が構成されていることを特徴とするジェネレータアッセンブリ(6)。
【請求項2】
前記撓み継手部材(40)は、シャフト取付プレート(68)およびベースプレート(56)を備え、前記シャフト取付プレート(68)は、前記複数の可撓性ドライブリング(64〜66)を介して前記ベースプレート(56)に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のジェネレータアッセンブリ(6)。
【請求項3】
前記シャフト取付プレート(68)は、前記補機プーリ用ドライブシャフト(36)を受けるように構成された中央ハブ(72)を備えることを特徴とする請求項2に記載のジェネレータアッセンブリ(6)。
【請求項4】
前記中央ハブ(72)は、スプライン部(75)を備えることを特徴とする請求項3に記載のジェネレータアッセンブリ(6)。
【請求項5】
前記複数の可撓性ドライブリング(64〜66)の各々は、中央開口部(85)および外周側縁部(87)を有したメインボディ(82)を備えることを特徴とする請求項2に記載のジェネレータアッセンブリ(6)。
【請求項6】
前記複数の可撓性ドライブリング(64〜66)から選択した隣接するドライブリングが、接続領域(91〜93)において前記メインボディ(82)を通して互いに接続されていることを特徴とする請求項5に記載のジェネレータアッセンブリ(6)。
【請求項7】
前記複数の可撓性ドライブリング(64〜66)から選択した他のドライブリングが、前記接続領域(91〜93)から約90°だけオフセットした他の接続領域(95,96)において、前記メインボディ(82)を通して互いに接続されていることを特徴とする請求項6に記載のジェネレータアッセンブリ(6)。
【請求項8】
前記複数の可撓性ドライブリング(64〜66)の前記選択した隣接するドライブリングおよび前記選択した他のドライブリングは、前記接続領域(91〜93)および前記他の接続領域(95,96)の各々においてメカニカルファスナによって接続されていることを特徴とする請求項7に記載のジェネレータアッセンブリ(6)。
【請求項9】
複数の可撓性ドライブリング(164〜166)から選択した隣接するドライブリングが、前記外周側縁部(192,193)を介して接続されていることを特徴とする請求項5に記載のジェネレータアッセンブリ(6)。
【請求項10】
前記複数の可撓性ドライブリング(164〜166)から選択した隣接するドライブリングは、溶接によって接合されていることを特徴とする請求項9に記載のジェネレータアッセンブリ(6)。
【請求項11】
前記複数の可撓性ドライブリング(164〜166)から選択した隣接する他のドライブリングが、可撓性接続部材(203,204)を介して接続されていることを特徴とする請求項10に記載のジェネレータアッセンブリ(6)。
【請求項12】
前記複数の可撓性ドライブリング(164〜166)のメインボディ(169)の各々が、半径方向の可撓性ウェブ(196,197)を備えることを特徴とする請求項11に記載のジェネレータアッセンブリ(6)。
【請求項13】
前記中央ハブ(172)は、前記複数の可撓性ドライブリング(64〜66,164〜166)内へと延びていることを特徴とする請求項5に記載のジェネレータアッセンブリ(6)。
【請求項14】
クランクシャフト(10)を有したモータ部(4)と、
前記クランクシャフト(10)に機能的に接続されたロータ(24)と、
前記クランクシャフト(10)に機能的に接続された補機プーリ用ドライブシャフト(36)と、
前記補機プーリ用ドライブシャフト(36)と前記クランクシャフト(10)とを機能的に連結する撓み継手部材(40)と、
を備えたジェネレータシステム(2)において、
前記撓み継手部材(40)は、複数の可撓性ドライブリング(64〜66)を有し、前記クランクシャフト(10)に対する前記補機プーリ用ドライブシャフト(36)の位置関係のずれに適応するように、前記補機プーリ用ドライブシャフト(36)を、半径方向の荷重がかかっているときには半径方向に撓ませ、軸方向の荷重がかかっているときには軸方向に撓ませることを許容しつつ、捩りによる変位を実質的に生じることなく、前記クランクシャフト(10)から前記補機プーリ用ドライブシャフト(36)にトルクを伝達するように、前記可撓性ドライブリング(64〜66)が構成されていることを特徴とするジェネレータシステム(2)。
【請求項15】
前記撓み継手部材(40)は、シャフト取付プレート(68)およびベースプレート(56)を備え、前記シャフト取付プレート(68)は、前記複数の可撓性ドライブリング(64〜66)を介して前記ベースプレート(56)に接続されていることを特徴とする請求項14に記載のジェネレータシステム(2)。
【請求項16】
前記複数の可撓性ドライブリング(64〜66)の各々は、中央開口部(85)および外周側縁部(87)を有したメインボディ(82)を備えることを特徴とする請求項15に記載のジェネレータシステム(2)。
【請求項17】
前記複数の可撓性ドライブリング(64〜66)から選択した隣接するドライブリングが、接続領域(91〜93)において前記メインボディ(82)を通して互いに接続されていることを特徴とする請求項16に記載のジェネレータシステム(2)。
【請求項18】
複数の可撓性ドライブリング(64〜66)を備えた撓み継手部材(40)であって、
前記複数の可撓性ドライブリング(64〜66)の各々は、中央開口部(85)および外周側縁部(87)を有したメインボディ(82)を備え、駆動部材(10)と被駆動部材(36)との位置関係のずれに適応するように、前記被駆動部材(36)を、半径方向の荷重がかかっているときには半径方向に撓ませ、軸方向の荷重がかかっているときには軸方向に撓ませることを許容しつつ、捩りによる変位を実質的に生じることなく、前記駆動部材(10)から前記被駆動部材(36)にトルクを伝達するための弾性接続を形成するように、前記複数の可撓性ドライブリング(64〜66)の隣接するドライブリングが接続されていることを特徴とする撓み継手部材(40)。
【請求項19】
前記複数の可撓性ドライブリング(64〜66)から選択した隣接するドライブリングが、接続領域(91〜93)において前記メインボディ(82)を通して互いに接続され、前記複数の可撓性ドライブリング(64〜66)から選択した他のドライブリングが、前記接続領域(91〜93)から約90°だけオフセットした他の接続領域(95,96)において、前記メインボディ(82)を通して互いに接続されていることを特徴とする請求項18に記載の撓み継手部材(40)。
【請求項20】
複数の可撓性ドライブリング(164〜166)から選択した隣接するドライブリングが、前記外周側縁部(192,193)を介して接続され、前記複数の可撓性ドライブリング(164〜166)から選択した隣接する他のドライブリングが、可撓性接続部材(203,204)を介して接続されていることを特徴とする請求項18に記載の撓み継手部材(40)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−12811(P2011−12811A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−145732(P2010−145732)
【出願日】平成22年6月28日(2010.6.28)
【出願人】(500107762)ハミルトン・サンドストランド・コーポレイション (165)
【氏名又は名称原語表記】HAMILTON SUNDSTRAND CORPORATION
【住所又は居所原語表記】One Hamilton Road, Windsor Locks, CT 06096−1010, U.S.A.