ジャッキ
【課題】ハンドル台が自由回転でき、ハンドルの操作と制御とがより円滑便利で、使用操作の安全性を高めることができる回転式ハンドル台のあるジャッキの設計を提供する。
【解決手段】ハンドル台3と返油バルブ6とを分離して設置し、ハンドル操作時は返油バルブ6との干渉が発生しないようにして操作の安全性を向上し、ハンドル台3を可動に回転台2に枢設結合し、回転台2の上、下にはそれぞれ押さえ板4と回し受け台1が設けられ、回し受け台1はジャッキの油圧セットに固定して設置され、それによってハンドル台3は回し受け台1の上で360゜方向に自由に回転することができ、また押さえ板4には一組の制動機構が組み合せられて設置され、クラッチ及び制動ピンを用いれば押さえ板4に対して制動を形成し、ハンドル台3を固定不動に制御することができ、返油バルブ6はペダル9を用いてその返油動作の作動を制御することができる。
【解決手段】ハンドル台3と返油バルブ6とを分離して設置し、ハンドル操作時は返油バルブ6との干渉が発生しないようにして操作の安全性を向上し、ハンドル台3を可動に回転台2に枢設結合し、回転台2の上、下にはそれぞれ押さえ板4と回し受け台1が設けられ、回し受け台1はジャッキの油圧セットに固定して設置され、それによってハンドル台3は回し受け台1の上で360゜方向に自由に回転することができ、また押さえ板4には一組の制動機構が組み合せられて設置され、クラッチ及び制動ピンを用いれば押さえ板4に対して制動を形成し、ハンドル台3を固定不動に制御することができ、返油バルブ6はペダル9を用いてその返油動作の作動を制御することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は回転式ハンドル台のあるジャッキに関するもので、特にそのジャッキには自由に回転できるハンドル台があり、かつ返油バルブとハンドル台とは分離して設置されたものを指す。
【背景技術】
【0002】
周知のガレージジャッキの主要はハンドルを用いて固定のハンドル台に挿入結合し、それによって上下にハンドルを動かし、ポンプを通じてオイルタンク内の油圧オイルを作動オイルタンクに導入し、ジャッキの挙げアームに押し上げの効果を発生させるものである。
従来のジャッキのハンドルの構成は、ハンドル台が固定の形態を採用していることに制限されているので、ハンドルの操作方向を調整変更することができず、回転の機能がないので使用時には多くの不便が生じる。
【0003】
特許文献1にはジャッキの回転可能なハンドル台の設計を開示しているが、それの油圧シリンダーとポンプとはともにハンドル台に取り付けられ、かつ押し上げのストロークは非常に短く、後部車輪の輪間距離が狭いので転倒が起こりやすい。
特許文献1の請求人はその前にすでに特許文献2に開示している特許案を取得しており、それは回転可能なハンドル台のあるジャッキで、それの主要はハンドル台を回転受け台に締め付け、それによってハンドル台に左右回転の機能が発生するが、当案の返油バルブはフレキシブル軸を用いてハンドル台に連接して貫き出し、ハンドルは返油バルブを釈放または閉めの状態に制御することができるが、この設計はハンドル台が回転した場合、ハンドルと返油バルブに干渉が発生する可能性があるので、操作時に安全上の心配が存在する。
【0004】
【特許文献1】アメリカ合衆国特許第6,086,047号
【特許文献2】アメリカ合衆国特許第6,505,816号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主要目的はそのハンドル台が回転可動に回転台に枢設結合されて360゜または360゜以内の自由回転の機能を達成することができ、かつハンドル台と返油バルブとは分離して設置されているので、ハンドルの操作と制御とがより円滑便利になるだけでなく、ハンドル操作時には返油バルブと干渉が発生することがないので、ハンドル台がいかに回転しても返油バルブが緩んでしまう危険がなく、使用操作の安全性を高めることに助力する回転式ハンドル台のあるジャッキの設計を提供するものである。
【0006】
本発明の次の目的は前述360゜または360゜以内の回転ができるハンドル台は一組の制動機構の設置と組み合わせることができ、その制動機構はクラッチ及び制動ピンを有し、それによってそのハンドル台は随時固定不動の状態を形成することができ、ハンドル台の回転が不必要な場合はクラッチを動かし、制動軸を押さえ板のラチェット環のいずれかの歯溝に嵌め込み、それによってハンドルは任意の角度で嵌め止め定位し、固定不動の状態を形成することができる回転式ハンドル台のあるジャッキの設計を提供するものである。
本発明の別の目的は前述分離して設置された返油バルブはペダルを利用し、単独に油圧オイルの返油動作を制御するように実施されることができる回転式ハンドル台のあるジャッキの設計を提供するものである。
【0007】
本発明の更に一つの目的は前述の単独に返油を制御するペダルは、そのペダルとジャッキの一側板との間に引っ張りばねが連接して設けられ、並びにそのジャッキの一側板の相対選定位置に安全定位塊が設置され、それによってペダルは平常はその引っ張りばねに引っ張られ、ペダルは常時安全定位塊の上に置かれてペダルの下押し動作が禁止され、そのために返油バルブは常に閉めの状態にあるので使用の安全が確保され、かつペダルを使用した後、引っ張りばねを用いてペダルを自動的に安全位置に戻す回転式ハンドル台のあるジャッキの設計を提供するものである。
【0008】
本発明のまた一つの目的は前述分離して設置された返油バルブは、その返油バルブの返油案内に小さな返油孔が設けられ、並びに返油棒、返油ばね、第一スチールボール、第二スチールボール、スチールボール当て、筒形圧縮ばね、錐形圧縮ばね、調整ねじ等部材の構成と組み合わせ、それによってジャッキに負荷がかかった場合、油圧オイルは小さな返油孔を通ることを用い、油圧オイルは減量して緩やかに返油し、負荷時の返油速度が遅くなってジャッキの挙げアームは緩い速度で降下するしかなく、安全が確保される。しかし無負荷時は別の大きい返油孔が開きの状態にあるので、油圧オイルは大量に第二スチールボールを通って快速の返油を完成することができ、そのために無負荷時の返油速度は速くなってジャッキの挙げアームは迅速に降下して元の位置に戻る回転式ハンドル台のあるジャッキの設計を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
回転式ハンドル台のあるジャッキの設計で、それはハンドル台と返油バルブとを分離して設置し、ハンドル操作時は返油バルブとの干渉が発生しないようにして操作の安全性を向上し、それの主要はハンドル台を可動に回転台に枢設結合し、その回転台の上、下にはそれぞれ押さえ板と回し受け台が設けられ、かつ回し受け台はジャッキの油圧セットに固定して設置され、それによってハンドル台は回し受け台の上で360゜方向に自由に回転することができ、また押さえ板には一組の制動機構が組み合せられて設置され、クラッチ及び制動ピンを用いれば押さえ板に対して制動を形成することができ、ハンドル台を固定不動に制御することができ、また返油バルブはペダルを用いてその返油動作の作動を制御することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1及び図2に示すように、本発明の一実施例による「回転式ハンドル台のあるジャッキ」は、主にジャッキ油圧セット10のポンプ101の位置に順番に回し受け台1、回転台2、ハンドル台3、押さえ板4、及びプランジャー5が取り付けられる。その油圧セット10はジャッキの両側板20の間に設けられ、油圧セット10の別の一端には挙げアーム30が具えられ、両側板20の側辺にはそれぞれ車輪201が設けられ、かつ油圧セット10にはハンドル台3と分離して設置される返油バルブ6が設けられる。
【0011】
回し受け台1は、二階段状の環で、複数本の長いボルト11と複数個のスプリングワシャ12とが組み合せられて下から上へ環の孔13を貫通し、それによって回し受け台1はジャッキ油圧セット10のポンプ101の上端に固定して結合され、かつ回し受け台1の中心孔14はポンプ101のオイルチャンバー102と対応している。
回転台2は、環形の中空の台で、底端には環孔21があり、その環孔21は回し受け台1の上階段部15と組み合せ容納を形成し、台の両側側壁22にはそれぞれねじ孔221が設けられ、二本のボルト222及びワシャ223を用いて締め付ければ、ハンドル台3と可動の結合を形成することができ、前述両側側壁22の間には連接部分23が具えられる。
【0012】
ハンドル台3の上端にはハンドル7との挿入接続に供される接続部31が具えられ、ハンドル台3の下端は開口台32であり、台の両側側壁にはそれぞれピン孔321及び枢接孔322が設けられ、両側のピン孔321はピン33がローラ34を通して固定定位することに供され、かつそのローラ34はプランジャー5の開口台51に位置し、また両側の枢接孔322は前述二本のボルト222と組合せて可動に回転台2の両側側壁22の間に固定される(図3参照)。
【0013】
押さえ板4は、環形の板で、組み合せて回し受け台1の上階段部15の上端に設けられ、並びに回し受け台1の孔13と互いに対応して上述複数本の長いボルト11の通し締め付けに合せられるねじ孔41が具えられ、また環孔42と回し受け台1の中心孔14とも組み合せて対応し、プランジャー5及び復帰ばね52の植え込み定位に供される。
プランジャー5は、周知の部材で、復帰ばね52を通して密閉してポンプ101のオイルチャンバー102に植え込まれ(図4及び図5参照)、ハンドル7が上下に動かされるとプランジャー5は往復に作動し、ポンプ101を通じてオイルタンク内の油圧オイルを作動オイルタンクに送り込み、進んでジャッキの挙げアーム30を押し上げる。
【0014】
上述部材の構成を用いれば、ハンドル台3を可動に回転台2に結合することができ、回転台2は回し受け台1と押さえ板4との間に取り付けられているので、回転台2は回し受け台1の上で自由に回転することができ、それによってハンドル台3とハンドル7とに360゜の回転機能が実現され、かつハンドル台3と返油バルブ6とは分離して設置されているので、ハンドル台3の操作制御は返油バルブ6といかなる干渉も起こらず、安全性は更によくなる。
【0015】
上述ジャッキの構成は更に進んで一組の制動機構の設置と組み合せることができ、それによってハンドル台3は任意の特定角度で固定不動の状態を形成することができ、その制動機構の主要はクラッチ81及び制動ピン82を有し、かつ前述押さえ板4の環端面にはラチェト歯43が設けられ、並びに回転台2の一側壁22にねじ孔224及び小さい孔225が設けられ、ボルト83をクラッチ81に通してねじ孔224に締め付け、それによってクラッチ81は可動に回転台2の側壁22に固定され、制動ピン82はばね84に組み込まれて小さい孔225に通され、制動ピン82とクラッチ81に設けられる斜め板811は可動の押し持ち定位を形成することができ(図6参照)、クラッチ81の一端のレバー812を用いればクラッチ81を回すことができ、並びに斜め板811で制動ピン82を前へ押し動かして適当な移動を発生させ、制動ピン82が前進した場合は押さえ板4をラチェト歯43の任意の歯溝位置に嵌め止めることができ(図7から図9、または図10から図12に示す各定位角度参照)、後退時は嵌め止めを解除することができるので、クラッチ81の操作によってハンドル台3の回転を制止する目的が達成され、したがってハンドル7は任意の角度で嵌め止め定位を形成し、固定不動の状態を維持することができる。
【0016】
上述ハンドル台3と分離して設置される返油バルブ6は返油バルブチャンバー61の一側に一組のペダル9が設けられ、そのペダル9はU形台91、枢軸92、及びボルト93が組み合せられて固定して返油バルブチャンバー61の一側に枢設され、かつペダル9とジャッキの一側板20との間には引っ張りばね94が連接して設けられ(図5参照)、またジャッキの一側板20の相対選定位置には安全定位塊202が設けられ、ペダル9は平常は引っ張りばね94に引っ張られているので、ペダル9は平常はその安全定位塊202の上に置かれ、安全定位塊202に阻止されて押し下げることができないので返油バルブ6は常時閉めの状態にある。ジャッキに返油の必要がある場合、ペダル9を斜め方向に適度に移動すれば(図13の矢印方向参照)安全定位塊202の阻止から離脱し、そのペダル9を踏み下げることができ、返油棒63は押し下げられて返油が完成される。足をペダル9から離すとペダル9は引っ張りばね94の引っ張りに伴って自動的に安全定位塊202の上に復帰し、返油棒63の下側の第一スチールボール632の常時閉め状態に回復する。
【0017】
上述返油バルブ6には銅パッキン62が取り付けられて返油バルブチャンバー61に植え込まれ、その返油バルブ6の構成は返油棒63、返油案内64、返油ばね631、第一スチールボール632、第二スチールボール65、スチールボール当て66、筒形圧縮ばね661、錐形圧縮ばね651、調整ねじ67等部材を有し(図14参照)、返油案内64には小さな返油孔641が設けられ、ジャッキに負荷がかかった場合、第二スチールボール65は開けられないので、油圧オイルは小さな返油孔641から通るしかなく、油圧オイルは作動オイルタンクのオイルパス103から返油孔641を通り、更にオイルパス104を経てオイルタンクに戻り(図15参照)、ジャッキの挙げアーム30は緩い速度で降下するしかなく、安全が確保される。ジャッキが無負荷の状態で返油する場合、第二スチールボール65は圧力差の変化によって開けられ(図16参照)、別の大きい返油孔652が開き、油圧オイルは大量に第二スチールボール65から通って快速に返油するので、無負荷時の返油速度は速くなってジャッキの挙げアーム30は快速に降下して復帰の効果を達成することができる。上述オイルパス103は作動オイルタンクに通じ、オイルパス104はオイルタンクに通じる。
【0018】
上述安全定位塊202の設置の主要目的はジャッキに負荷がかかっている状態に於いて、不注意にペダル9が触れられて挙げアーム30が意外に降下する危険を避け、安全定位塊202を用いてペダル9の下側を阻止して安全の保護を得るものである。次に、図17に示す使用状態ではペダル9は一時的に安全定位塊202の下側に嵌め止められており、ジャッキが車などの下側に送り込まれる場合、返油バルブ6は使用時は常に閉めの状態に現れているので、ペダル9を用いて返油バルブ6の返油棒63を押し上げ、第一スチールボール632が開き、それによってハンドル7が動かされても挙げアーム30の意外な持ち上げにならず、挙げアーム30が意外に持ち上げられてジャッキが車の下側に送り込まれることの妨げにならない。
上述実施例に掲げたのは本発明の主要技術の実例の説明だけであり、それは本案の技術範囲を限定するものではなく、およそ同等効果の応用または前項技術手段に基いて行った簡易な変更または入れ替えに係るものは、すべて本案の技術範囲に属するものと見なすべきである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの斜視図である。
【図2】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの主要部材の分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの回転台とハンドル台の部分断面図である。
【図4】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの主要部材を組み合せた状態を示す部分断面図である。
【図5】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの主要部材を組み合せた状態を示す部分断面図である。
【図6】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの回転台に制動機構を設置した状態を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキが制動機構をもって違う角度の嵌め止め定位を完成した状態を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキが制動機構をもって違う角度の嵌め止め定位を完成した状態を示す断面図である。
【図9】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキが制動機構をもって違う角度の嵌め止め定位を完成した状態を示す断面図である。
【図10】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキのハンドル台が右側に回転された状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキのハンドル台が左側に回転された状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキのハンドル台が後側に回転された状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキのペダルが安全定位塊から引き離された状態を示す部分平面図である。
【図14】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの返油バルブの部分断面図である。
【図15】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキに負荷がかかっているときの返油バルブの返油状態を示す部分断面図である。
【図16】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキに負荷がかかっていないときの返油バルブの返油状態を示す部分断面図である。
【図17】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキのペダルが一時的に安全定位塊の下側に嵌め止めされた使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0020】
10:油圧セット、101:ポンプ、102:オイルチャンバー、103:オイルパス、104:オイルパス、20:側板、201:車輪、202:安全定位塊、30:挙げアーム、1:回し受け台、11:長いボルト、12:スプリングワシャ、13:孔、14:中心孔、15:上階段部、2:回転台、21:環孔、22:側壁、221:ねじ孔、222:ボルト、223:ワシャ、224:ねじ孔、225:小さい孔、3:ハンドル台、31:連接部、32:開口台、321:ピン孔、322:枢接孔、33:ピン、34:ローラ、4:押さえ板、41:ねじ孔、42:環孔、43:ラチェット歯、5:プランジャー、51:開口台、52:復帰ばね、6:返油バルブ、61:返油バルブチャンバー、62:銅パッキン、63:返油棒、631:返油ばね、632:第一スチールボール、64:返油案内、641:返油孔、65:第二スチールボール、651:錐形圧縮ばね、652:大返油孔、66:スチールボール当て、661:筒形圧縮ばね、67:調整ねじ、7:ハンドル、81:クラッチ、811:斜め板、812:レバー、82:制動ピン、83:ボルト、84:ばね、9:ペダル、91:U形台、92:枢軸、93:ボルト、94:引っ張りばね
【技術分野】
【0001】
本発明は回転式ハンドル台のあるジャッキに関するもので、特にそのジャッキには自由に回転できるハンドル台があり、かつ返油バルブとハンドル台とは分離して設置されたものを指す。
【背景技術】
【0002】
周知のガレージジャッキの主要はハンドルを用いて固定のハンドル台に挿入結合し、それによって上下にハンドルを動かし、ポンプを通じてオイルタンク内の油圧オイルを作動オイルタンクに導入し、ジャッキの挙げアームに押し上げの効果を発生させるものである。
従来のジャッキのハンドルの構成は、ハンドル台が固定の形態を採用していることに制限されているので、ハンドルの操作方向を調整変更することができず、回転の機能がないので使用時には多くの不便が生じる。
【0003】
特許文献1にはジャッキの回転可能なハンドル台の設計を開示しているが、それの油圧シリンダーとポンプとはともにハンドル台に取り付けられ、かつ押し上げのストロークは非常に短く、後部車輪の輪間距離が狭いので転倒が起こりやすい。
特許文献1の請求人はその前にすでに特許文献2に開示している特許案を取得しており、それは回転可能なハンドル台のあるジャッキで、それの主要はハンドル台を回転受け台に締め付け、それによってハンドル台に左右回転の機能が発生するが、当案の返油バルブはフレキシブル軸を用いてハンドル台に連接して貫き出し、ハンドルは返油バルブを釈放または閉めの状態に制御することができるが、この設計はハンドル台が回転した場合、ハンドルと返油バルブに干渉が発生する可能性があるので、操作時に安全上の心配が存在する。
【0004】
【特許文献1】アメリカ合衆国特許第6,086,047号
【特許文献2】アメリカ合衆国特許第6,505,816号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主要目的はそのハンドル台が回転可動に回転台に枢設結合されて360゜または360゜以内の自由回転の機能を達成することができ、かつハンドル台と返油バルブとは分離して設置されているので、ハンドルの操作と制御とがより円滑便利になるだけでなく、ハンドル操作時には返油バルブと干渉が発生することがないので、ハンドル台がいかに回転しても返油バルブが緩んでしまう危険がなく、使用操作の安全性を高めることに助力する回転式ハンドル台のあるジャッキの設計を提供するものである。
【0006】
本発明の次の目的は前述360゜または360゜以内の回転ができるハンドル台は一組の制動機構の設置と組み合わせることができ、その制動機構はクラッチ及び制動ピンを有し、それによってそのハンドル台は随時固定不動の状態を形成することができ、ハンドル台の回転が不必要な場合はクラッチを動かし、制動軸を押さえ板のラチェット環のいずれかの歯溝に嵌め込み、それによってハンドルは任意の角度で嵌め止め定位し、固定不動の状態を形成することができる回転式ハンドル台のあるジャッキの設計を提供するものである。
本発明の別の目的は前述分離して設置された返油バルブはペダルを利用し、単独に油圧オイルの返油動作を制御するように実施されることができる回転式ハンドル台のあるジャッキの設計を提供するものである。
【0007】
本発明の更に一つの目的は前述の単独に返油を制御するペダルは、そのペダルとジャッキの一側板との間に引っ張りばねが連接して設けられ、並びにそのジャッキの一側板の相対選定位置に安全定位塊が設置され、それによってペダルは平常はその引っ張りばねに引っ張られ、ペダルは常時安全定位塊の上に置かれてペダルの下押し動作が禁止され、そのために返油バルブは常に閉めの状態にあるので使用の安全が確保され、かつペダルを使用した後、引っ張りばねを用いてペダルを自動的に安全位置に戻す回転式ハンドル台のあるジャッキの設計を提供するものである。
【0008】
本発明のまた一つの目的は前述分離して設置された返油バルブは、その返油バルブの返油案内に小さな返油孔が設けられ、並びに返油棒、返油ばね、第一スチールボール、第二スチールボール、スチールボール当て、筒形圧縮ばね、錐形圧縮ばね、調整ねじ等部材の構成と組み合わせ、それによってジャッキに負荷がかかった場合、油圧オイルは小さな返油孔を通ることを用い、油圧オイルは減量して緩やかに返油し、負荷時の返油速度が遅くなってジャッキの挙げアームは緩い速度で降下するしかなく、安全が確保される。しかし無負荷時は別の大きい返油孔が開きの状態にあるので、油圧オイルは大量に第二スチールボールを通って快速の返油を完成することができ、そのために無負荷時の返油速度は速くなってジャッキの挙げアームは迅速に降下して元の位置に戻る回転式ハンドル台のあるジャッキの設計を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
回転式ハンドル台のあるジャッキの設計で、それはハンドル台と返油バルブとを分離して設置し、ハンドル操作時は返油バルブとの干渉が発生しないようにして操作の安全性を向上し、それの主要はハンドル台を可動に回転台に枢設結合し、その回転台の上、下にはそれぞれ押さえ板と回し受け台が設けられ、かつ回し受け台はジャッキの油圧セットに固定して設置され、それによってハンドル台は回し受け台の上で360゜方向に自由に回転することができ、また押さえ板には一組の制動機構が組み合せられて設置され、クラッチ及び制動ピンを用いれば押さえ板に対して制動を形成することができ、ハンドル台を固定不動に制御することができ、また返油バルブはペダルを用いてその返油動作の作動を制御することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1及び図2に示すように、本発明の一実施例による「回転式ハンドル台のあるジャッキ」は、主にジャッキ油圧セット10のポンプ101の位置に順番に回し受け台1、回転台2、ハンドル台3、押さえ板4、及びプランジャー5が取り付けられる。その油圧セット10はジャッキの両側板20の間に設けられ、油圧セット10の別の一端には挙げアーム30が具えられ、両側板20の側辺にはそれぞれ車輪201が設けられ、かつ油圧セット10にはハンドル台3と分離して設置される返油バルブ6が設けられる。
【0011】
回し受け台1は、二階段状の環で、複数本の長いボルト11と複数個のスプリングワシャ12とが組み合せられて下から上へ環の孔13を貫通し、それによって回し受け台1はジャッキ油圧セット10のポンプ101の上端に固定して結合され、かつ回し受け台1の中心孔14はポンプ101のオイルチャンバー102と対応している。
回転台2は、環形の中空の台で、底端には環孔21があり、その環孔21は回し受け台1の上階段部15と組み合せ容納を形成し、台の両側側壁22にはそれぞれねじ孔221が設けられ、二本のボルト222及びワシャ223を用いて締め付ければ、ハンドル台3と可動の結合を形成することができ、前述両側側壁22の間には連接部分23が具えられる。
【0012】
ハンドル台3の上端にはハンドル7との挿入接続に供される接続部31が具えられ、ハンドル台3の下端は開口台32であり、台の両側側壁にはそれぞれピン孔321及び枢接孔322が設けられ、両側のピン孔321はピン33がローラ34を通して固定定位することに供され、かつそのローラ34はプランジャー5の開口台51に位置し、また両側の枢接孔322は前述二本のボルト222と組合せて可動に回転台2の両側側壁22の間に固定される(図3参照)。
【0013】
押さえ板4は、環形の板で、組み合せて回し受け台1の上階段部15の上端に設けられ、並びに回し受け台1の孔13と互いに対応して上述複数本の長いボルト11の通し締め付けに合せられるねじ孔41が具えられ、また環孔42と回し受け台1の中心孔14とも組み合せて対応し、プランジャー5及び復帰ばね52の植え込み定位に供される。
プランジャー5は、周知の部材で、復帰ばね52を通して密閉してポンプ101のオイルチャンバー102に植え込まれ(図4及び図5参照)、ハンドル7が上下に動かされるとプランジャー5は往復に作動し、ポンプ101を通じてオイルタンク内の油圧オイルを作動オイルタンクに送り込み、進んでジャッキの挙げアーム30を押し上げる。
【0014】
上述部材の構成を用いれば、ハンドル台3を可動に回転台2に結合することができ、回転台2は回し受け台1と押さえ板4との間に取り付けられているので、回転台2は回し受け台1の上で自由に回転することができ、それによってハンドル台3とハンドル7とに360゜の回転機能が実現され、かつハンドル台3と返油バルブ6とは分離して設置されているので、ハンドル台3の操作制御は返油バルブ6といかなる干渉も起こらず、安全性は更によくなる。
【0015】
上述ジャッキの構成は更に進んで一組の制動機構の設置と組み合せることができ、それによってハンドル台3は任意の特定角度で固定不動の状態を形成することができ、その制動機構の主要はクラッチ81及び制動ピン82を有し、かつ前述押さえ板4の環端面にはラチェト歯43が設けられ、並びに回転台2の一側壁22にねじ孔224及び小さい孔225が設けられ、ボルト83をクラッチ81に通してねじ孔224に締め付け、それによってクラッチ81は可動に回転台2の側壁22に固定され、制動ピン82はばね84に組み込まれて小さい孔225に通され、制動ピン82とクラッチ81に設けられる斜め板811は可動の押し持ち定位を形成することができ(図6参照)、クラッチ81の一端のレバー812を用いればクラッチ81を回すことができ、並びに斜め板811で制動ピン82を前へ押し動かして適当な移動を発生させ、制動ピン82が前進した場合は押さえ板4をラチェト歯43の任意の歯溝位置に嵌め止めることができ(図7から図9、または図10から図12に示す各定位角度参照)、後退時は嵌め止めを解除することができるので、クラッチ81の操作によってハンドル台3の回転を制止する目的が達成され、したがってハンドル7は任意の角度で嵌め止め定位を形成し、固定不動の状態を維持することができる。
【0016】
上述ハンドル台3と分離して設置される返油バルブ6は返油バルブチャンバー61の一側に一組のペダル9が設けられ、そのペダル9はU形台91、枢軸92、及びボルト93が組み合せられて固定して返油バルブチャンバー61の一側に枢設され、かつペダル9とジャッキの一側板20との間には引っ張りばね94が連接して設けられ(図5参照)、またジャッキの一側板20の相対選定位置には安全定位塊202が設けられ、ペダル9は平常は引っ張りばね94に引っ張られているので、ペダル9は平常はその安全定位塊202の上に置かれ、安全定位塊202に阻止されて押し下げることができないので返油バルブ6は常時閉めの状態にある。ジャッキに返油の必要がある場合、ペダル9を斜め方向に適度に移動すれば(図13の矢印方向参照)安全定位塊202の阻止から離脱し、そのペダル9を踏み下げることができ、返油棒63は押し下げられて返油が完成される。足をペダル9から離すとペダル9は引っ張りばね94の引っ張りに伴って自動的に安全定位塊202の上に復帰し、返油棒63の下側の第一スチールボール632の常時閉め状態に回復する。
【0017】
上述返油バルブ6には銅パッキン62が取り付けられて返油バルブチャンバー61に植え込まれ、その返油バルブ6の構成は返油棒63、返油案内64、返油ばね631、第一スチールボール632、第二スチールボール65、スチールボール当て66、筒形圧縮ばね661、錐形圧縮ばね651、調整ねじ67等部材を有し(図14参照)、返油案内64には小さな返油孔641が設けられ、ジャッキに負荷がかかった場合、第二スチールボール65は開けられないので、油圧オイルは小さな返油孔641から通るしかなく、油圧オイルは作動オイルタンクのオイルパス103から返油孔641を通り、更にオイルパス104を経てオイルタンクに戻り(図15参照)、ジャッキの挙げアーム30は緩い速度で降下するしかなく、安全が確保される。ジャッキが無負荷の状態で返油する場合、第二スチールボール65は圧力差の変化によって開けられ(図16参照)、別の大きい返油孔652が開き、油圧オイルは大量に第二スチールボール65から通って快速に返油するので、無負荷時の返油速度は速くなってジャッキの挙げアーム30は快速に降下して復帰の効果を達成することができる。上述オイルパス103は作動オイルタンクに通じ、オイルパス104はオイルタンクに通じる。
【0018】
上述安全定位塊202の設置の主要目的はジャッキに負荷がかかっている状態に於いて、不注意にペダル9が触れられて挙げアーム30が意外に降下する危険を避け、安全定位塊202を用いてペダル9の下側を阻止して安全の保護を得るものである。次に、図17に示す使用状態ではペダル9は一時的に安全定位塊202の下側に嵌め止められており、ジャッキが車などの下側に送り込まれる場合、返油バルブ6は使用時は常に閉めの状態に現れているので、ペダル9を用いて返油バルブ6の返油棒63を押し上げ、第一スチールボール632が開き、それによってハンドル7が動かされても挙げアーム30の意外な持ち上げにならず、挙げアーム30が意外に持ち上げられてジャッキが車の下側に送り込まれることの妨げにならない。
上述実施例に掲げたのは本発明の主要技術の実例の説明だけであり、それは本案の技術範囲を限定するものではなく、およそ同等効果の応用または前項技術手段に基いて行った簡易な変更または入れ替えに係るものは、すべて本案の技術範囲に属するものと見なすべきである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの斜視図である。
【図2】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの主要部材の分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの回転台とハンドル台の部分断面図である。
【図4】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの主要部材を組み合せた状態を示す部分断面図である。
【図5】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの主要部材を組み合せた状態を示す部分断面図である。
【図6】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの回転台に制動機構を設置した状態を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキが制動機構をもって違う角度の嵌め止め定位を完成した状態を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキが制動機構をもって違う角度の嵌め止め定位を完成した状態を示す断面図である。
【図9】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキが制動機構をもって違う角度の嵌め止め定位を完成した状態を示す断面図である。
【図10】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキのハンドル台が右側に回転された状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキのハンドル台が左側に回転された状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキのハンドル台が後側に回転された状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキのペダルが安全定位塊から引き離された状態を示す部分平面図である。
【図14】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキの返油バルブの部分断面図である。
【図15】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキに負荷がかかっているときの返油バルブの返油状態を示す部分断面図である。
【図16】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキに負荷がかかっていないときの返油バルブの返油状態を示す部分断面図である。
【図17】本発明の一実施例による回転式ハンドル台のあるジャッキのペダルが一時的に安全定位塊の下側に嵌め止めされた使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0020】
10:油圧セット、101:ポンプ、102:オイルチャンバー、103:オイルパス、104:オイルパス、20:側板、201:車輪、202:安全定位塊、30:挙げアーム、1:回し受け台、11:長いボルト、12:スプリングワシャ、13:孔、14:中心孔、15:上階段部、2:回転台、21:環孔、22:側壁、221:ねじ孔、222:ボルト、223:ワシャ、224:ねじ孔、225:小さい孔、3:ハンドル台、31:連接部、32:開口台、321:ピン孔、322:枢接孔、33:ピン、34:ローラ、4:押さえ板、41:ねじ孔、42:環孔、43:ラチェット歯、5:プランジャー、51:開口台、52:復帰ばね、6:返油バルブ、61:返油バルブチャンバー、62:銅パッキン、63:返油棒、631:返油ばね、632:第一スチールボール、64:返油案内、641:返油孔、65:第二スチールボール、651:錐形圧縮ばね、652:大返油孔、66:スチールボール当て、661:筒形圧縮ばね、67:調整ねじ、7:ハンドル、81:クラッチ、811:斜め板、812:レバー、82:制動ピン、83:ボルト、84:ばね、9:ペダル、91:U形台、92:枢軸、93:ボルト、94:引っ張りばね
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転式ハンドル台及び分離して設置される返油バルブを備え、ジャッキ油圧セットのポンプ位置に順に回し受け台、回転台、ハンドル台、押さえ板、及びプランジャーが設置され、
回し受け台は、環状のものであって、固定してジャッキ油圧セットのポンプの上端に結合され、かつ回し受け台の中心孔はポンプのオイルチャンバーと対応し、
回転台は、環形の中空の台であって、底端には環孔があり、前記環孔は回し受け台と組み合せ容納を形成し、
ハンドル台は、可動に回転台の両側側壁の間に固定され、
押さえ板は、環形の板であって、組み合せて回し受け台の上端に設けられ、並びに回し受け台に締め付け結合され、かつ押さえ板の環孔と回し受け台の中心孔とにプランジャー及び復帰ばねが植え込まれ、
プランジャーは、復帰ばねを通して密閉してポンプのオイルチャンバーに植え込まれ、並びにハンドル台と可動に結合され、
ハンドル台は可動に回転台に結合可能であり、回転台は回し受け台と押さえ板との間に取り付けられ、回転台は回し受け台の上で自由に回転可能であり、ハンドル台とハンドルとに360゜の回転機能が実現され、かつハンドル台と返油バルブとは分離して設置されることを特徴とする回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項2】
回転台の一側壁には一組の制動機構が設けられ、前記制動機構はクラッチ及び制動ピンを有し、かつ押さえ板の環端面にはラチェト歯が設けられ、前記クラッチは可動に回転台の側壁に固定され、制動ピンはばねに組み込まれて回転台の側壁の孔に通され、制動ピンはクラッチに設けられる斜め板と可動の押し持ち定位が形成され、斜め板を用いて制動ピンを押し動かすと移動が発生し、制動ピンは押さえ板のラチェト歯の任意の歯溝に嵌め止められ、ハンドル台の回転を制止可能であることを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項3】
前記分離して設置される返油バルブの返油バルブチャンバーの一側には一組のペダルが設けられることを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項4】
前記ペダルはU形台、枢軸、及びボルトが組み合せられて固定されて返油バルブチャンバーの一側に枢設され、かつペダルとジャッキの一側板との間には引っ張りばねが連接して設けられることを特徴とする請求項3に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項5】
ジャッキの一側板のペダルの相対位置には安全定位塊が設けられ、これによりペダルは平常は前記安全定位塊の上に置かれることを特徴とする請求項4に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項6】
複数本の長いボルトを用いて順番にポンプの上端個所、回し受け台、及び押さえ板を貫通して締め付け結合を形成していることを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項7】
前記返油バルブには銅パッキンが取り付けられて返油バルブチャンバーに植え込まれ、返油バルブの構成は返油棒、返油案内、返油ばね、第一スチールボール、第二スチールボール、スチールボール当て、筒形圧縮ばね、錐形圧縮ばね、及び調整ねじを有し、かつ返油案内には小さな返油孔が設けられることを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項8】
前記回し受け台は二階段状の環であって、並びに複数本の長いボルトと複数個のスプリングワシャとを組み合わせて下から上へ環の孔を貫通し、回し受け台をジャッキの油圧セットのポンプ上端に固定結合することを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項9】
前記回し受け台は二階段状の環であって、かつ回転台の環孔は回し受け台の上階段部と組み合せ容納を形成し、回転台の両側壁にはそれぞれねじ孔が設けられ、二本のボルト及びワシャを用いて締め付ければハンドル台と可動の結合が形成されることを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項10】
前記回転台の両側壁の間には連接部分があることを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項1】
回転式ハンドル台及び分離して設置される返油バルブを備え、ジャッキ油圧セットのポンプ位置に順に回し受け台、回転台、ハンドル台、押さえ板、及びプランジャーが設置され、
回し受け台は、環状のものであって、固定してジャッキ油圧セットのポンプの上端に結合され、かつ回し受け台の中心孔はポンプのオイルチャンバーと対応し、
回転台は、環形の中空の台であって、底端には環孔があり、前記環孔は回し受け台と組み合せ容納を形成し、
ハンドル台は、可動に回転台の両側側壁の間に固定され、
押さえ板は、環形の板であって、組み合せて回し受け台の上端に設けられ、並びに回し受け台に締め付け結合され、かつ押さえ板の環孔と回し受け台の中心孔とにプランジャー及び復帰ばねが植え込まれ、
プランジャーは、復帰ばねを通して密閉してポンプのオイルチャンバーに植え込まれ、並びにハンドル台と可動に結合され、
ハンドル台は可動に回転台に結合可能であり、回転台は回し受け台と押さえ板との間に取り付けられ、回転台は回し受け台の上で自由に回転可能であり、ハンドル台とハンドルとに360゜の回転機能が実現され、かつハンドル台と返油バルブとは分離して設置されることを特徴とする回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項2】
回転台の一側壁には一組の制動機構が設けられ、前記制動機構はクラッチ及び制動ピンを有し、かつ押さえ板の環端面にはラチェト歯が設けられ、前記クラッチは可動に回転台の側壁に固定され、制動ピンはばねに組み込まれて回転台の側壁の孔に通され、制動ピンはクラッチに設けられる斜め板と可動の押し持ち定位が形成され、斜め板を用いて制動ピンを押し動かすと移動が発生し、制動ピンは押さえ板のラチェト歯の任意の歯溝に嵌め止められ、ハンドル台の回転を制止可能であることを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項3】
前記分離して設置される返油バルブの返油バルブチャンバーの一側には一組のペダルが設けられることを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項4】
前記ペダルはU形台、枢軸、及びボルトが組み合せられて固定されて返油バルブチャンバーの一側に枢設され、かつペダルとジャッキの一側板との間には引っ張りばねが連接して設けられることを特徴とする請求項3に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項5】
ジャッキの一側板のペダルの相対位置には安全定位塊が設けられ、これによりペダルは平常は前記安全定位塊の上に置かれることを特徴とする請求項4に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項6】
複数本の長いボルトを用いて順番にポンプの上端個所、回し受け台、及び押さえ板を貫通して締め付け結合を形成していることを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項7】
前記返油バルブには銅パッキンが取り付けられて返油バルブチャンバーに植え込まれ、返油バルブの構成は返油棒、返油案内、返油ばね、第一スチールボール、第二スチールボール、スチールボール当て、筒形圧縮ばね、錐形圧縮ばね、及び調整ねじを有し、かつ返油案内には小さな返油孔が設けられることを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項8】
前記回し受け台は二階段状の環であって、並びに複数本の長いボルトと複数個のスプリングワシャとを組み合わせて下から上へ環の孔を貫通し、回し受け台をジャッキの油圧セットのポンプ上端に固定結合することを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項9】
前記回し受け台は二階段状の環であって、かつ回転台の環孔は回し受け台の上階段部と組み合せ容納を形成し、回転台の両側壁にはそれぞれねじ孔が設けられ、二本のボルト及びワシャを用いて締め付ければハンドル台と可動の結合が形成されることを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【請求項10】
前記回転台の両側壁の間には連接部分があることを特徴とする請求項1に記載の回転式ハンドル台のあるジャッキ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
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【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2008−133080(P2008−133080A)
【公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−319699(P2006−319699)
【出願日】平成18年11月28日(2006.11.28)
【出願人】(305012485)信▲孚▼▲産▼業股▲分▼有限公司 (1)
【公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年11月28日(2006.11.28)
【出願人】(305012485)信▲孚▼▲産▼業股▲分▼有限公司 (1)
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