説明

スクリュー駆動エリアへの搬送台車送込み装置

【課題】搬送台車を連続走行駆動させているスクリュー駆動エリアに搬送台車を簡単に送り込めるようにする。
【解決手段】台車送込み用スクリュー12とスクリュー駆動エリア内の台車推進用スクリュー4とがシングルポジション電磁クラッチ22を介して互いに連動連結されて、当該電磁クラッチ22の伝動状態では前記両スクリュー4,12が同一位相で回転するように構成され、搬送台車2には前後2つの被動ローラー11a,11bが、台車推進用スクリュー4と台車送込み用スクリュー12の両方に係合可能な間隔で軸支され、電磁クラッチ22の切り状態において搬送台車2を、その前側被動ローラー11aが台車送込み用スクリュー12内の定位置P2に達するまで、当該被動ローラー11aで台車送込み用スクリュー12を回転させながら送り込む台車送込み手段24が併設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送台車側の被動ローラーと係合する台車推進用スクリューを備えたスクリュー駆動エリアに搬送台車を送り込んでスクリュー駆動を開始させるための搬送台車送込み装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
スクリュー駆動の搬送設備、即ち、台車走行経路中のスクリュー駆動エリアに、回転駆動される台車推進用スクリューが台車走行経路に沿って支承され、前記台車走行経路上の搬送台車には前記台車推進用スクリューに係合する被動ローラーが軸支されたスクリュー駆動の搬送設備が知られている。例えば、特許文献1に記載されたスクリュー駆動の搬送設備では、スクリュー駆動エリア内の台車推進用スクリューを分割し、前後に隣り合う台車推進用スクリューどうしを、1回転中の1か所でのみ噛み合うシングルポジション電磁クラッチを介して互いに連動連結することが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−47399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、台車走行経路の全域がスクリュー駆動エリアに構成されているのではなく、特定区間だけがスクリュー駆動エリアに構成されている場合、当該スクリュー駆動エリアの手前の台車走行経路上に位置する搬送台車を前記スクリュー駆動エリアに送り込む必要がある。このとき、スクリュー駆動エリアの入り口に位置する回転中の台車推進用スクリューの螺旋溝内に搬送台車の被動ローラーが円滑に進入するように搬送台車をタイミングよく送り込むのは非常に困難であり、実用的な搬送台車送込み装置は未だに提案されるに至っていない。例えば特許文献1に記載された構成によれば、搬送台車の被動ローラーが係合している1つの停止中の台車推進用スクリューを、その下手側の台車推進用スクリューとの間の前記電磁クラッチを切り状態から入り状態に切り換えることにより、停止中の台車推進用スクリューを下手側の台車推進用スクリューと位相を合わせて駆動開始し、停止していた搬送台車を発進させると共にその被動ローラーを下手側の台車推進用スクリューに円滑に乗り移りさせて、スクリュー駆動を継続させることが出来る。しかしながら、この特許文献1に記載されるスクリュー駆動エリア内に最初に搬送台車を如何にして送り込むかの問題点を解消する手立ては開示されていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできるスクリュー駆動エリアへの搬送台車送込み装置を提案するものであって、請求項1に記載の本発明に係るスクリュー駆動エリアへの搬送台車送込み装置は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、台車走行経路中のスクリュー駆動エリアには、回転駆動される台車推進用スクリュー(4)が台車走行経路に沿って支承され、前記台車走行経路上の搬送台車(2)には前記台車推進用スクリュー(4)に係合する被動ローラー(11a)が軸支されたスクリュー駆動の搬送設備において、前記スクリュー駆動エリアの入り口に、前記台車推進用スクリュー(4)と送りピッチが同一の台車送込み用スクリュー(12)が支承され、この台車送込み用スクリュー(12)と前記台車推進用スクリュー(4)とは、1回転中の1か所でのみ噛み合うシングルポジション電磁クラッチ(22)を介して互いに連動連結されて、当該電磁クラッチ(22)の伝動状態では前記台車推進用スクリュー(4)と前記台車送込み用スクリュー(12)が同一位相で回転するように構成され、前記搬送台車(2)には前後2つの被動ローラー(11a,11b)が、前記台車推進用スクリュー(4)と前記台車送込み用スクリュー(12)の両方に係合可能な間隔で軸支され、前記電磁クラッチ(22)の切り状態において搬送台車(2)を、その前側被動ローラー(11a)が前記台車送込み用スクリュー(12)内の定位置(P2)に達するまで、当該被動ローラー(11a)で前記台車送込み用スクリュー(12)を回転させながら送り込む台車送込み手段(24)が併設された構成になっている。
【0006】
上記本発明を実施する場合、具体的には請求項2に記載のように、前記台車送込み用スクリュー(12)は、帯状板(14)を螺旋状に巻回して成るスクリュー本体(15)を駆動軸(16)に同心状に支持させたものとし、前記台車送込み用スクリュー(12)の入り口側端部における前記帯状板(14)には前記駆動軸(16)と平行な端辺(14a)を形成して、前記電磁クラッチ(22)の切り状態においては、前記台車送込み用スクリュー(12)が、重量バランスによって前記端辺(14a)が駆動軸(16)の上方位置から周方向に外れた位相で安定するように構成し、搬送台車(2)の前記被動ローラー(11a,11b)は、前記台車送込み用スクリュー(12)の駆動軸(16)の上側でスクリュー本体(15)の螺旋溝部(17)に係合するように構成することが出来る。
【0007】
又、請求項3に記載のように、前記台車送込み手段(24)は、搬送台車(2)に設けられた被挟持部(35)と、台車走行経路に沿って往復移動自在に支持された可動台(28)と、この可動台(28)を往復移動させる可動台駆動装置(30)と、前記可動台(28)上に軸支されて前記被挟持部(35)を前後両側から挟持する前後一対の挟持片(32a,32b)と、両挟持片(32a,32b)を各別に開閉運動させるように前記可動台(28)上に搭載された前後一対の挟持片駆動装置(34)とから構成することが出来る。
【0008】
更に、請求項4に記載のように、前記台車送込み手段(24)は、前記電磁クラッチ(22)の切り状態において搬送台車(2)を、その前側被動ローラー(11a)が前記台車送込み用スクリュー(12)内の定位置(P2)に達するまで強制的に送り込む第一段階送込み作用(S1)と、この第一段階送込み作用(S1)で送り込まれた搬送台車(2)を、前記電磁クラッチ(22)の入り動作に連動させて更に送り込む第二段階送込み作用(S2)とを行うように構成することが出来る。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の本発明の構成によれば、スクリュー駆動エリアの入り口側に併設された前記搬送台車送込み手段によって送込みを開始される位置まで、手押し操作を含む適当な手段により送り込まれた搬送台車は、当該搬送台車送込み手段を稼働させることにより、当該搬送台車の前側被動ローラーが前記台車送込み用スクリュー内の定位置に達するまで、当該被動ローラーで前記台車送込み用スクリューを回転させながら送り込まれる。この台車送込み操作は、前記台車送込み用スクリューの下手側で回転駆動されている台車推進用スクリューの位相とは無関係に行うことが出来るので、先行搬送台車が前記台車送込み用スクリューより下手側に離れていて、前記電磁クラッチが切り状態に切り換えられ、当該台車送込み用スクリューが遊転自在な状況であれば、任意のタイミングで開始させることが出来る。
【0010】
尚、遊転自在な状態にある前記台車送込み用スクリューに対して搬送台車の前側被動ローラーを送り込むとき、当該被動ローラーが台車送込み用スクリューの螺旋溝内に円滑に進入出来なければならないが、これは、前記電磁クラッチを切って前記台車送込み用スクリューを遊転状態に切り換えるときのタイミングを、前記台車送込み用スクリューの螺旋溝の入り口の周方向の位置(位相角)が前記搬送台車送込み手段で送り込まれる搬送台車の被動ローラーの位置と合致するように設定しておくだけで解決出来る。
【0011】
而して、前記搬送台車送込み手段による搬送台車の送込みが完了した後、先行搬送台車がスクリュー駆動エリアの所定位置に達して、前記台車送込み用スクリューの定位置に被動ローラーが係合した状態で待機している待機搬送台車との間隔が所定間隔に達する少し前に前記電磁クラッチを切り状態から入り状態に切り換え、前記台車送込み用スクリューをその下手側に隣り合う台車推進用スクリューと位相が合った状態で回転駆動することにより、前記待機搬送台車を台車送込み用スクリューによって先行搬送台車と同一速度で前進走行させることが出来る。この台車送込み用スクリューによって前進走行を開始した搬送台車は、前記台車送込み用スクリューがその下手側に隣り合う台車推進用スクリューと位相が合った状態で回転駆動されているのであるから、当該搬送台車の前後一対の被動ローラーを利用して確実にスクリュー駆動エリア内に送り込まれ、先行搬送台車との間に一定の間隔を保持しながら前進走行を継続することになる。
【0012】
以上のように、請求項1に記載の本発明の構成によれば、搬送台車を前進走行駆動している状態のスクリュー駆動エリアに対して搬送台車を送り込む場合、その送り込むべき搬送台車を、スクリュー駆動エリアの入り口に併設された遊転自在な状態の台車送込み用スクリューの定位置まで適当な手段で送り込んでおきさえすれば、後は所要のタイミングでシングルポジション電磁クラッチを入り状態に切り換えれば、スクリュー駆動エリアにおいて前進走行駆動されている先行搬送台車に対して所要の間隔で後続搬送台車を円滑に送り込むことが出来る。即ち、スクリュー駆動エリアの回転駆動されている台車推進用スクリューを一旦停止させたり、回転駆動されている台車推進用スクリューに対してタイミングを見計らって搬送台車を送り込むような必要がなく、スクリュー駆動エリアに対する搬送台車の送込みが、スクリュー駆動エリア内の先行搬送台車の駆動状態に全く影響を与えずに簡単容易に行える。
【0013】
尚、請求項2に記載の構成によれば、電磁クラッチの切りタイミングに関係なく、遊転状態に切り換えられた台車送込み用スクリューの入り口側端部に、当該スクリューを構成するスクリュー本体の端部と干渉することなく搬送台車側の被動ローラーが螺旋溝内に進入出来る被動ローラー引込み部を確実に確保することが出来る。従って、先に説明したように、電磁クラッチを一定のタイミングで切り状態に切り換えたり、搬送台車送込み手段で搬送台車を台車送込み用スクリュー側に送り込むときに当該台車送込み用スクリューが搬送台車の被動ローラーと干渉しない位相状態であることをその都度確認し、干渉の恐れがあるときには台車送込み用スクリューを所要角度回転させなければならないというような手間が不要になり、台車送込み用スクリューが遊転自在な状態にありさえすれば搬送台車送込み手段により搬送台車を確実に台車送込み用スクリューの定位置まで送り込むことが出来る。
【0014】
本発明において使用する台車送込み手段は、如何なる構成のものでも良いが、請求項3に記載の構成によれば、この台車送込み手段で送込みを開始する搬送台車の位置が前後に多少ずれていても、開閉する前後一対の挟持片間に対応するエリア内に搬送台車側の被挟持部が位置している限り確実に当該被挟持部を前後一対の挟持片間で挟持して当該搬送台車を台車送込み用スクリューの定位置まで送り込むことが出来る。
【0015】
尚、電磁クラッチが入り状態に切り換えられた後、台車送込み用スクリューとその下手側のスクリュー駆動エリアの台車推進用スクリューの位相が合った時点で当該台車送込み用スクリューの回転駆動が開始されるとき、当該台車送込み用スクリューはスクリュー駆動エリアでの搬送台車送り速度と同一の送り速度で回転駆動されて停止中の搬送台車をその送り速度で駆動しようとするので、当該台車送込み用スクリューと搬送台車側の被動ローラーとの間には非常に大きな力が衝撃的に作用することになる。
【0016】
然るに請求項4に記載の構成によれば、電磁クラッチの入り動作で開始される前記台車送込み手段の第二段階送込み作用により、未だ台車推進用スクリューから回転力を受けていない遊転自在な状態の前記台車送込み用スクリューが搬送台車側の被動ローラーによって回転せしめられる。そしてこの後、前記台車送込み用スクリューが前記電磁クラッチを介して台車推進用スクリューから回転力を受けて回転駆動される。即ち、台車送込み用スクリューが前記電磁クラッチを介して台車推進用スクリューから回転力を受けて回転駆動されるとき、既に当該台車送込み用スクリューが、台車送込み手段の第二段階送込み作用を受けて前進走行している搬送台車の被動ローラーによって回転駆動されているので、台車送込み用スクリューが前記電磁クラッチを介して台車推進用スクリューから回転力を受ける前後の回転速度差を、台車送込み手段の第二段階送込み作用時の搬送台車の前進速度の設定に応じて、小さくすることが出来る。従って、台車送込み用スクリューの回転駆動により搬送台車をその下手側のスクリュー駆動エリアに送り込むときに当該台車送込み用スクリューと搬送台車側の被動ローラーとの間に大きな衝撃力が作用することを回避し、スクリュー駆動エリアにおける搬送台車の前進速度が速くとも、搬送台車の送込みを無理なく円滑に開始させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1Aは、スクリュー駆動エリアへの搬送台車送込み装置の一実施例を示す側面図、図1Bは、その要部の伝動手段を示す拡大側面図である。
【図2】図2は、スクリュー駆動エリアにおける搬送台車と台車推進用スクリューとを示す縦断背面図である。
【図3】図3は、スクリュー駆動エリアに送り込まれる搬送台車と搬送台車送込み装置を示す縦断背面図である。
【図4】図4は、搬送台車送込み装置を示す平面図である。
【図5】図5Aは、搬送台車送込み装置が搬送台車送込み動作を開始する前の状態を示す側面図、図5Bは、搬送台車送込み装置が搬送台車を所要距離送り込んだ直後の状態を示す側面図である。
【図6】図6A,Bは、搬送台車送込み動作の第一段階と第二段階を示す側面図である。
【図7】図7A〜Cは、同第三段階〜第五段階を示す側面図である。
【図8】図8A〜Cは、同第六段階〜第八段階を示す側面図である。
【図9】図9A〜Cは、本発明の第二実施例における搬送台車送込み装置の動作の第一段階〜第三段階を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1〜図4において、1は台車走行経路を構成する左右一対のガイドレールであって、このガイドレール1上に搬送台車2が車輪3を介して走行自在に支持されている。前記台車走行経路中には、台車走行経路の下側で当該台車走行経路(ガイドレール1)と平行に支承された台車推進用スクリュー4によって構成されたスクリュー駆動エリアが設けられている。前記台車推進用スクリュー4は、帯状板5を螺旋状に巻回して構成したスクリュー本体6を駆動軸7に同心状に支持させたものであって、隣り合う帯状板5間で駆動軸7と同心状の螺旋溝部8が形成され、スクリュー本体6は一定長さのものが、当該スクリュー本体6の長さとほぼ同一で当該スクリュー本体6の送りピッチの整数倍の一定間隔おきに直列し、各スクリュー本体6間には、スクリュー本体6を支持する駆動軸7のスクリュー本体6から延出する部分又は駆動軸7どうしを接続する中継駆動軸9が配置されている。勿論、同心状に直列する各駆動軸7及び中継駆動軸9は、一定間隔おきに直列する全てのスクリュー本体6の螺旋溝部8の位相が一致する状態で軸継手を介して連動連結されると共に軸受け10により支承されている。
【0019】
搬送台車2の底部には、台車推進用スクリュー4における各スクリュー本体6の螺旋溝部8に、駆動軸7の上方位置で嵌合する前後一対の被動ローラー11a,11bが垂直軸心の周りに自転可能に軸支されている。これら前後一対の被動ローラー11a,11b間の間隔L1は、前記台車推進用スクリュー4における各スクリュー本体6の送りピッチの整数倍で且つ各スクリュー本体6の長さ(各スクリュー本体6間の間隔)とほぼ等しくなっている。従って、スクリュー駆動エリアでは、台車推進用スクリュー4が回転駆動されていることにより、前側被動ローラー11aが1つのスクリュー本体6の螺旋溝部8の終端から下手側に送り出されると同時に後側被動ローラー11bが当該スクリュー本体6の螺旋溝部8の始端に引き込まれ、後側被動ローラー11bが1つのスクリュー本体6の螺旋溝部8の終端から下手側に送り出されると同時に前側被動ローラー11aが下手側に隣り合うスクリュー本体6の螺旋溝部8の始端に引き込まれるようにして、連続的に一定速度で前進走行することになる。
【0020】
上記構成のスクリュー駆動エリアの入り口には、当該スクリュー駆動エリアの台車推進用スクリュー4と同心状に連動連結された台車送込み用スクリュー12が軸受け13により支承されている。この台車送込み用スクリュー12は、前記台車推進用スクリュー4と同一構造のものであって、帯状板14、スクリュー本体15、駆動軸16、及び螺旋溝部17を備えており、そのスクリュー本体15の長さは、前記台車推進用スクリュー4のスクリュー本体6の長さよりも長く、搬送台車1の前後一対の被動ローラー11a,11bの両方が同時に係合し得る長さを有する。そしてこの台車送込み用スクリュー12のスクリュー本体15における帯状板14の始端部には、駆動軸16と平行な方向での帯状板14のほぼ全巾にわたって、駆動軸16と平行な端辺14aが形成されている。従って、この台車送込み用スクリュー12に回転力が付与されていない遊転自在な状態では、この台車送込み用スクリュー12が、重量バランスによって前記端辺14aが駆動軸16の上方位置から周方向に外れた位相で安定するように構成されている。
【0021】
上記構成の台車送込み用スクリュー12の終端と、当該スクリュー駆動エリアにおける台車推進用スクリュー4の始端とは、伝動手段18によって連動連結されている。この伝動手段18は、台車送込み用スクリュー12と台車推進用スクリュー4の同心状の軸心に対して横側方に離れた位置で且つ平行に軸受け19により支承された短い中継駆動軸20、この中継駆動軸20の後端と台車推進用スクリュー4の駆動軸7の前端とを連動連結する一対の平歯車21、及び中継駆動軸20の前端と台車送込み用スクリュー12の駆動軸16の後端とを連動連結するシングルポジション電磁クラッチ22と一対の平歯車23によって構成されている。シングルポジション電磁クラッチ22は、1回転中の1か所でのみ噛み合うことが出来る電磁クラッチであって、当該電磁クラッチ22の伝動状態では前記台車推進用スクリュー4と前記台車送込み用スクリュー12とが同一位相で回転するように構成されている。そしてこの実施例では、前記台車推進用スクリュー4を駆動する減速機付きモーター39が、中継駆動軸20の後端にチエン伝動手段40を介して連動連結されているが、前記減速機付きモーター39は、台車推進用スクリュー4で構成されるスクリュー駆動エリア内の任意の位置で台車推進用スクリュー4の駆動軸7又は中継駆動軸9に連動連結させることも出来る。
【0022】
台車走行経路における前記台車送込み用スクリュー12よりも上手側位置には、台車走行経路の下側において台車送込み手段24が配設されている。この台車送込み手段24は、図3〜図5に示すように、台車走行経路と平行に架設されたガイドレール25、このガイドレール25に水平支軸で軸支された支持用車輪26と垂直支軸で軸支された振れ止め用ローラー27とを介して一定範囲内往復移動自在に支持された可動台28、この可動台28を往復移動させる流体圧シリンダーユニット29で構成された可動台駆動装置30、前記可動台28上に共通の左右水平支軸31によって開閉自在に軸支された前後一対の挟持片32a,32b、及びこれら各挟持片32a,32bと可動台28との間に介装されて各挟持片32a,32bを各別に開閉運動させる流体圧シリンダーユニット33a,33bによって構成された挟持片駆動装置34から構成されている。一方、搬送台車2の底部には、前記前後一対の挟持片32a,32bによって前後から挟持される被挟持部35が設けられている。この被挟持部35は、左右一対の軸受け36間に左右水平支軸37によって軸支された巾広ローラー38から構成されている。
【0023】
尚、図3に示すように、台車送込み手段24と搬送台車2側の被挟持部35とは、搬送台車2の左右巾方向のセンター位置に配置され、従って、台車走行経路下側の前記台車推進用スクリュー4と搬送台車2側の前後一対の被動ローラー11a,11bとは、搬送台車2の左右巾方向のセンター位置に対して左右横方向に位置がずらされており、搬送台車2側の被挟持部35が台車推進用スクリュー4と干渉するのを防止すると共に、搬送台車2側の被動ローラー11a,11bが台車送込み手段24と干渉するのを防止するように構成されている。勿論、上記とは逆に、前記台車推進用スクリュー4と搬送台車2側の前後一対の被動ローラー11a,11bを搬送台車2の左右巾方向のセンター位置に配置し、台車送込み手段24と搬送台車2側の被挟持部35を搬送台車2の左右巾方向のセンター位置に対して左右横方向に位置をずらしても良いし、前記台車推進用スクリュー4と搬送台車2側の前後一対の被動ローラー11a,11b、及び台車送込み手段24と搬送台車2側の被挟持部35を、搬送台車2の左右巾方向のセンター位置に対して左右振り分け状に配設しても良い。
【0024】
上記構成の台車送込み手段24は、図5Aに示すように可動台28が後退限位置にあるときの前後一対の挟持片32a,32b間のセンター位置に被挟持部35が位置する台車送込み開始位置P1から、図5Bに示すように可動台28が前進限位置にあるときの前後一対の挟持片32a,32b間のセンター位置に被挟持部35が位置する台車待機定位置P2まで、搬送台車2を送り込むものであって、前記台車送込み開始位置P1に搬送台車2が位置するとき、その前側被動ローラー11aは台車送込み用スクリュー12の始端位置にあり、前記台車待機定位置P2に搬送台車2が位置するとき、その前側被動ローラー11aは前記台車送込み用スクリュー12の始端位置から所要量だけ入り込んだ位置にある。
【0025】
以上のように構成された本発明のスクリュー駆動エリアへの搬送台車送込み装置の使用方法と作用について説明すると、搬送台車2を台車送込み開始位置P1に送り込む作業は、手押し作業や適当なフィーダーによって行われるが、この作業は、図6Aに示すように、これから台車送込み開始位置P1に送り込むべき後続搬送台車2Rに対して1台前の先行搬送台車2Fが、その後側被動ローラー11bが台車送込み用スクリュー12から下手側に離れる位置P3に達したときに行われる。電磁クラッチ22は、先行搬送台車2Fが位置P3に達したときに入り状態から切り状態に切り換えられ、従って、台車送込み用スクリュー12への動力伝達が断たれ、当該台車送込み用スクリュー12が遊転自在な状態になるので、先に説明したように当該台車送込み用スクリュー12は、重量バランスによって帯状板14の端辺14aが駆動軸16の上方位置から周方向に外れた位相で安定する。
【0026】
後続搬送台車2Rを台車送込み開始位置P1に送り込む作業を行うときは、台車送込み手段24の可動台28が後退限位置にあって、前後一対の挟持片32a,32bが前後に開放された状態にある。係る状態において、後続搬送台車2Rが台車送込み開始位置P1に送り込まれると、前後一対の挟持片32a,32bを挟持片駆動装置34の流体圧シリンダーユニット33a,33bによって閉動させ、両挟持片32a,32b間で後続搬送台車2Rの被挟持部35(巾広ローラー38)を挟持させる。このとき先行搬送台車2Fは、減速機付きモーター39によって常時駆動されている台車推進用スクリュー4とこれに係合する被動ローラー11a,11bによって前進駆動されているので、その先行搬送台車2Fが前記位置P3から下手側の定位置P4に達したとき、前後一対の挟持片32a,32bが台車送込み開始位置P1にある後続搬送台車2Rの被挟持部35を挟持している状態の台車送込み手段24の可動台28を、可動台駆動装置30の流体圧シリンダーユニット29により後退限位置から前進限位置まで前進移動させる。この結果、図6Bに示すように、後続搬送台車2Rが台車送込み開始位置P1から強制的に前進駆動され、台車待機定位置P2まで前進走行して停止する。このときの後続搬送台車2Rの前進走行時には、その前側被動ローラー11aが、遊転自在な状態の台車送込み用スクリュー12の始端部における帯状板14の側辺(帯状板14の上手側が開放されていて螺旋溝部17を形成していない側辺)を押して、当該台車送込み用スクリュー12を回転させながら螺旋溝部17内に進入することになる。
【0027】
先行搬送台車2Fが、図7Aに示すように、後続搬送台車2Rとの間に所定の台車間距離Dが確保される定位置P6(図7B参照)に到達する少し前、例えば台車推進用スクリュー4の送りピッチ(リード)の1/4程度手前の定位置P5に到達したとき、伝動手段18の電磁クラッチ22を切り状態から入り状態に切り換える。この結果、当該電磁クラッチ22が入った時点から台車推進用スクリュー4が送りピッチ(リード)の1/4程度回転したとき、即ち、先行搬送台車2Fが定位置P6に到達した時点で電磁クラッチ22が伝動状態に切り換わり、伝動手段18を経由して台車送込み用スクリュー12に台車推進用スクリュー4側の回転力(減速機付きモーター39の回転力)が伝えられ、当該台車送込み用スクリュー12が台車推進用スクリュー4と同一位相を保って回転駆動され、台車待機定位置P2で停止待機していた後続搬送台車2Rが前側被動ローラー11aを介して前進駆動され、図7Cに示すように、当該後続搬送台車2Rが先行搬送台車2Fとの間に所定の台車間距離Dを保った状態で前進走行することになる。
【0028】
上記のようにして後続搬送台車2Rが前進走行する結果、図8Aに示すように、当該後続搬送台車2Rの後側被動ローラー11bが台車送込み用スクリュー12の螺旋溝部17内に進入し、後続搬送台車2Rは、前後一対の被動ローラー11a,11bの何れか一方又は両方の被動ローラー11a,11bを介して台車送込み用スクリュー12から推進力を受け、前進走行を継続する。そして前側被動ローラー11aが台車送込み用スクリュー12の終端から離れた後は、図8Bに示すように、後側被動ローラー11bが台車送込み用スクリュー12から推進力を受け、前進走行を継続する。この前進走行の結果、前側被動ローラー11aがスクリュー駆動エリアの台車推進用スクリュー4側に乗り移ることになるが、先に説明したように、電磁クラッチ22によって互いに連動している台車推進用スクリュー4と台車送込み用スクリュー12とは、同一位相を保って回転しているので、前側被動ローラー11aは台車推進用スクリュー4の螺旋溝部8に円滑且つ確実に進入することが出来る。
【0029】
上記のように、後続搬送台車2Rが台車送込み用スクリュー12からスクリュー駆動エリアの台車推進用スクリュー4側に乗り移る過程において、図8Bに示すように、当該後続搬送台車2Rの前側被動ローラー11aが台車推進用スクリュー4から推進力を受け、後側被動ローラー11bが台車送込み用スクリュー12から推進力を受ける状態で、後続搬送台車2Rの前進走行が継続され、最終的に、図8Cに示すように、後側被動ローラー11bが台車送込み用スクリュー12から離れ、前側被動ローラー11aが台車推進用スクリュー4から受ける推進力により後続搬送台車2Rがスクリュー駆動エリア内に引き込まれる。以上の作用により、台車送込み手段24により台車待機定位置P2に送り込まれて停止待機している後続搬送台車2Rが台車送込み用スクリュー12によってスクリュー駆動エリアに送り込まれ、台車推進用スクリュー4によって駆動されて、先行搬送台車2Fとの間に所定の台車間距離Dを保った状態で前進走行することになる。
【0030】
尚、後続搬送台車2Rを台車送込み開始位置P1から台車待機定位置P2まで送り込んだ台車送込み手段24は、挟持片駆動装置34の流体圧シリンダーユニット33a,33bにより前後一対の挟持片32a,32bを開動させて、後続搬送台車2Rの被挟持部35の挟持作用を解除した後、可動台28を可動台駆動装置30の流体圧シリンダーユニット29により元の後退限位置まで後退移動させておけば良いが、前後一対の挟持片32a,32bの開動作用は、台車送込み用スクリュー12が実際に回転駆動される少し前、例えば先行搬送台車2Fが定位置P5に到達して電磁クラッチ22が入れられる時まで遅らせても良い。
【0031】
又、図示の実施例では、台車送込み用スクリュー12の終端とスクリュー駆動エリアの台車推進用スクリュー4の始端との間の間隔を被動ローラー11a,11b間の間隔L1よりも狭めると共に、台車送込み用スクリュー12のスクリュー本体15の全長も前記間隔L1より長くなるように構成しているが、台車送込み用スクリュー12の終端とスクリュー駆動エリアの台車推進用スクリュー4の始端との間の間隔と台車送込み用スクリュー12のスクリュー本体15の全長を被動ローラー11a,11b間の間隔L1とほぼ同一にして、搬送台車2の前後一対の被動ローラー11a,11bの何れか一方のみが台車送込み用スクリュー12や台車推進用スクリュー4から推進力を受けるように構成することも出来る。
【0032】
次に本発明の第二実施例を図9に基づいて説明する。この第二実施例では、台車送込み手段24の可動台28を二段階に前進移動させることが出来るように構成している。即ち、台車送込み手段24の第一段階送込み作用S1では、可動台28が台車送込み開始位置P1から台車待機定位置P2まで送り込まれ、台車送込み手段24の第二段階送込み作用S2では、可動台28が台車待機定位置P2から所定距離だけ送り出される。この可動台28を二段階に前進移動させることは、例えば可動台駆動装置30として使用している流体圧シリンダーユニット29として、2段ストロークのシリンダーユニットを採用することにより簡単に実施することが出来る。
【0033】
上記第二実施例を具体的に説明すると、図9Aに示すように、台車送込み手段24の第一段階送込み作用S1によって可動台28を台車送込み開始位置P1から台車待機定位置P2まで送り込んだならば、前後一対の挟持片32a,32bを開動させないでそのまま後続搬送台車2Rの被挟持部35を挟持させた状態で待機させる。そして図9Bに示すように、先行搬送台車2Fが前記定位置P5に到達したとき、電磁クラッチ22を入り状態に切り換えると同時に台車送込み手段24の第二段階送込み作用S2を実行させる。先行搬送台車2Fが定位置P5から図9Cに示す定位置P6に到達するまでの間は、回転駆動中の台車推進用スクリュー4の位相と台車送込み用スクリュー12の位相とは一致しておらず、電磁クラッチ22による台車送込み用スクリュー12への回転力伝達は未だ行われていないので、台車送込み用スクリュー12は遊転自在な状態にある。従って、台車送込み手段24の第二段階送込み作用S2により、台車待機定位置P2で待機している後続搬送台車2Rが、その前側被動ローラー11aによって台車送込み用スクリュー12を回転させながら前進移動することになる。このときの台車送込み手段24の第二段階送込み作用S2による後続搬送台車2Rの送込み速度は、台車推進用スクリュー4による先行搬送台車2Fの前進駆動速度よりも十分に低速となるように設定しておくのが望ましい。
【0034】
而して、上記のように電磁クラッチ22が入り状態に切り換わった後、台車推進用スクリュー4だけでなく台車送込み用スクリュー12も低速ではあるが回転していて位相角が進んでいるので、先行搬送台車2Fが図9Cに示す前記定位置P6に到達した時点で電磁クラッチ22による台車送込み用スクリュー12への回転力伝達が開始されるのではなく、図9Cに示すように、先行搬送台車2Fが前記定位置P6から、後続搬送台車2Rとの間の間隔が所定の台車間距離Dとなる位置まで進んだとき、台車推進用スクリュー4と台車送込み用スクリュー12の位相が一致し、電磁クラッチ22による台車送込み用スクリュー12への回転力伝達が開始される。これより以降の動作は、先の実施例と同一であるから説明は省略する。
【0035】
尚、台車送込み手段24の第二段階送込み作用S2の終了時期であるが、この第二段階送込み作用S2の開始後、上記のように電磁クラッチ22による台車送込み用スクリュー12への回転力伝達が開始されるまでの所要時間より少し短い時間を設定しておき、第二段階送込み作用S2の開始時から前記設定時間経過後に台車送込み手段24の可動台28の前進駆動を停止させると共に前後一対の挟持片32a,32bを開動させて第二段階送込み作用S2を終了させ、その後、可動台28を後退限位置まで復帰移動させれば良い。勿論、上記のように電磁クラッチ22による台車送込み用スクリュー12への回転力伝達が開始されるときより少し前の時点での先行搬送台車2F又は後続搬送台車2Rの位置を設定しておき、この設定位置に先行搬送台車2F又は後続搬送台車2Rが到達した時点で台車送込み手段24の第二段階送込み作用S2を上記のように終了させることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明の搬送台車送込み装置は、台車走行経路中に設けられたスクリュー駆動エリアに対し、当該スクリュー駆動エリアの上手側の台車走行経路上から搬送台車を、スクリュー駆動エリアで走行している搬送台車を停止させることなく、簡単容易に送り込むことが出来る搬送台車送込み装置として活用出来る。
【符号の説明】
【0037】
1,25 ガイドレール
2 搬送台車
2F 先行搬送台車
2R 後続搬送台車
4 台車推進用スクリュー
5,14 帯状板
6,15 スクリュー本体
7,16 駆動軸
8,17 螺旋溝部
9,20 中継駆動軸
11a,11b 被動ローラー
12 台車送込み用スクリュー
14a スクリュー本体の端辺
21,23 平歯車
22 シングルポジション電磁クラッチ
24 台車送込み手段
26 支持用車輪
27 振れ止め用ローラー
28 可動台
29,33a,33b 流体圧シリンダーユニット
30 可動台駆動装置
32a,32b 前後一対の挟持片
34 挟持片駆動装置
35 被挟持部
38 巾広ローラー
39 減速機付きモーター
40 チエン伝動手段
D 所定の台車間距離
P1 台車送込み開始位置
P2 台車待機定位置
P3〜P6 先行搬送台車の定位置
S1 台車送込み手段の第一段階送込み作用
S2 台車送込み手段の第二段階送込み作用

【特許請求の範囲】
【請求項1】
台車走行経路中のスクリュー駆動エリアには、回転駆動される台車推進用スクリューが台車走行経路に沿って支承され、前記台車走行経路上の搬送台車には前記台車推進用スクリューに係合する被動ローラーが軸支されたスクリュー駆動の搬送設備において、前記スクリュー駆動エリアの入り口に、前記台車推進用スクリューと送りピッチが同一の台車送込み用スクリューが支承され、この台車送込み用スクリューと前記台車推進用スクリューとは、1回転中の1か所でのみ噛み合うシングルポジション電磁クラッチを介して互いに連動連結されて、当該電磁クラッチの伝動状態では前記台車推進用スクリューと前記台車送込み用スクリューが同一位相で回転するように構成され、前記搬送台車には前後2つの被動ローラーが、前記台車推進用スクリューと前記台車送込み用スクリューの両方に係合可能な間隔で軸支され、前記電磁クラッチの切り状態において搬送台車を、その前側被動ローラーが前記台車送込み用スクリュー内の定位置に達するまで、当該被動ローラーで前記台車送込み用スクリューを回転させながら送り込む台車送込み手段が併設されている、スクリュー駆動エリアへの搬送台車送込み装置。
【請求項2】
前記台車送込み用スクリューは、帯状板を螺旋状に巻回して成るスクリュー本体を駆動軸に同心状に支持させたものであって、前記台車送込み用スクリューの入り口側端部における前記帯状板には前記駆動軸と平行な端辺が形成され、前記電磁クラッチの切り状態においては、前記台車送込み用スクリューが、重量バランスによって前記端辺が駆動軸の上方位置から周方向に外れた位相で安定するように構成され、搬送台車の前記被動ローラーは、前記台車送込み用スクリューの駆動軸の上側でスクリュー本体の螺旋溝部に係合するように構成されている、請求項1に記載のスクリュー駆動エリアへの搬送台車送込み装置。
【請求項3】
前記台車送込み手段は、搬送台車に設けられた被挟持部と、台車走行経路に沿って往復移動自在に支持された可動台と、この可動台を往復移動させる可動台駆動装置と、前記可動台上に軸支されて前記被挟持部を前後両側から挟持する前後一対の挟持片と、両挟持片を各別に開閉運動させるように前記可動台上に搭載された前後一対の挟持片駆動装置とから構成されている、請求項1又は2に記載のスクリュー駆動エリアへの搬送台車送込み装置。
【請求項4】
前記台車送込み手段は、前記電磁クラッチの切り状態において搬送台車を、その前側被動ローラーが前記台車送込み用スクリュー内の定位置に達するまで強制的に送り込む第一段階送込み作用と、この第一段階送込み作用で送り込まれた搬送台車を、前記電磁クラッチの入り動作に連動させて更に送り込む第二段階送込み作用とを行う、請求項1〜3の何れか1項に記載のスクリュー駆動エリアへの搬送台車送込み装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−32189(P2013−32189A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−168066(P2011−168066)
【出願日】平成23年8月1日(2011.8.1)
【出願人】(000003643)株式会社ダイフク (1,209)