説明

ストレス測定装置

【課題】非侵襲で、より信頼性の高いストレス度を測定することのできる携帯用ストレス測定装置を提供する。
【解決手段】α−アミラーゼ測定部21は被験者から非侵襲で得られた唾液中のα−アミラーゼの活性量を測定し、基準データ記憶部23は被験者のストレス無自覚症状時に測定されたα−アミラーゼの活性量を含む基準データを記憶し、心理データ記憶部43は心理テストの質問に対する被験者の回答に基づいて生成された心理データを記憶し、検査データ記憶部53は被験者の検査時に測定されたα−アミラーゼの活性量を含む検査データを記憶し、ストレス判定部20は、検査データ記憶部53、基準データ記憶部23、心理データ記憶部43にそれぞれ記憶されている検査データと、基準データと、心理データとに基づいて被験者のストレス度を判定し、表示部25は、判定したストレス度に応じた図形を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ストレス測定装置に関し、特に非侵襲でストレス度を測定することのできるストレス測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、被験者の生体内から非侵襲で得られる物質であって、かつその濃度または活性量が被験者のストレス度と相関のある物質の濃度または活性量を測定することによってストレス度を測定することができる方法が提案されている。たとえば、特許文献1に記載のストレス判定方法によれば、被験者のストレス無自覚症状時に採取した唾液中のα−アミラーゼの活性量を測定し、その活性量を基準値とし、被験者の任意の状態におけるα−アミラーゼの活性量を測定し、基準値と比較する。測定した活性量が基準値よりも大きければ、ストレスを受けていると判定する。
【特許文献1】特開2002−168860号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の特許文献1によれば、非侵襲でストレス度を測定することができるが、より信頼性の高いストレス度を測定できることが望まれる。なぜなら、特許文献1では、ストレス無自覚症状時におけるα−アミラーゼの活性量からの変化を指標とするので、α−アミラーゼの活性量の個人差を考慮することができるものの、ストレスには、複数の因子が影響しており、α−アミラーゼの活性量だけでは被験者のストレス度を完全には把握できないからである。
【0004】
それゆえに、本発明の目的は、非侵襲で、より信頼性の高いストレス度を測定することのできるストレス測定装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のストレス測定装置は、被験者の生体内から非侵襲で得られる物質であって、かつその濃度または活性量が被験者のストレス度と相関のある物質の濃度または活性量を測定する測定部と、被験者のストレス無自覚症状時に測定部で測定された物質の濃度または活性量を含む被験者の基準データを記憶する第1の記憶部と、心理テストの質問に対する被験者の回答に基づいて生成された被験者の心理データを記憶する第2の記憶部と、被験者の検査時に測定部で測定された物質の濃度または活性量を含む被験者の検査データを記憶する第3の記憶部と、第3の記憶部に記憶されている検査データと、第1の記憶部に記憶されている基準データと、第2の記憶部に記憶されている心理データとに基づいて被験者のストレス度を判定するストレス判定部と、判定したストレス度に応じた表示パターンを表示する表示部とを備える。
【0006】
好ましくは、第3の記憶部は、検査データの履歴を記憶し、ストレス判定部は、判定に用いる検査データとして第3の記憶部に記憶されている検査データの履歴を用いて、被験者の経時的ストレス度を判定する。
【発明の効果】
【0007】
本発明のストレス測定装置によれば、非侵襲で、より信頼性の高いストレス度を測定することができる。
【0008】
好ましくは、目視で容易にストレス度を認識することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して説明する。
(構成)
図1は、本発明の実施形態に係るストレス測定装置の機能ブロック図である。図2は、図1のストレス測定装置の外観を表わす図である。
【0010】
ストレス測定装置は、被験者のストレス度を算出するが、ここで、ストレス度とは、被験者の自覚症状に依存せずに、被験者の客観的なストレスの度合いをいい、数値または画像などにより表現されうるものをいう。
【0011】
図1および図2を参照して、このストレス測定装置は、操作ボタン10を含む操作入力部20と、液晶ディスプレイ12を含む表示部25と、日付管理部66と、基準データ記憶部23と、心理テスト記憶部33と、心理データ記憶部43と、検査データ記憶部53と、操作レバー11、シートホルダ15、唾液採取シート14およびホルダ挿入口13を含むα−アミラーゼ測定部21と、ストレス判定部24とを備えた持ち運び可能な携帯用となっている。
【0012】
操作入力部20の操作ボタン10は、被験者からの項目の選択、心理テストの回答の選択などを受け付ける。
【0013】
表示部25は、メニュー、心理テストの質問項目、心理テストの回答選択枝、および被験者のストレス度に応じたキャラクターなどを含む図形を表示する。
【0014】
α−アミラーゼ測定部21は、被験者から唾液を採取して、唾液中にある被験者のストレス度と相関のあるα−アミラーゼの活性量を測定する。α−アミラーゼの活性量の測定方法は、たとえば特開2004−024236号公報に詳しく記載されているので、ここでは簡単に説明する。被験者の唾液は、図2に示される唾液採取シート14に備えた不織布を利用して採取される。唾液採取シート14はシートホルダ15で固定され、シートホルダ15はホルダ挿入口13に挿入される。操作レバー11を操作することによって、唾液とα−アミラーゼ測定試薬とを接触させて、α−アミラーゼの酵素反応によって唾液が分解されα−アミラーゼ測定試薬が発色する。この発色を光学的に測定することによって、α−アミラーゼの活性量が測定される。
【0015】
本発明のストレス測定装置は、α−アミラーゼ測定部21で測定された被験者のストレス無自覚症状時のα−アミラーゼの活性量を被験者の基準データとして基準データ記憶部23に記憶する。ここで、ストレス無自覚症状時とは、被験者が自覚的にストレスを感じていない状態をいう。基準データは日付管理部66から供給される日付情報も取り込んで基準データ記憶部23に記憶される。
【0016】
また、本発明のストレス測定装置は、心理テスト記憶部33から心理テストの質問データを読みだして表示部25に表示し、操作入力部20から入力される被験者の回答の選択に基づいて、被験者の心理状態を表わす被験者の心理データを作成して心理データ記憶部43に記憶する。具体的には、心理テストとしてSTAI(State Trait Anxiety Inventory)を用いる。STAIとは、現在不安状況下にあるか(State Anxiety:状況不安)と、性格的に不安になりやすいか(Trait Anxiety:特性不安)の両側面を測定するテストである。STAIには状況不安および特性不安の各側面ごとに20個の質問項目があり、被験者の回答にしたがって、被験者の状況不安または特性不安の心理状態がI〜Vの5段階のいずれかのレベルであると判定する。
【0017】
本発明の実施形態では、STAIのテストのうち、特性不安を評価するために20個の質問を行なって、特性不安の心理状態を表わす心理データ(I〜Vのいずれか)を生成する。
【0018】
図3は、STAIの質問を表示した画面の例を表わす図である。図3に示すような質問が順次20個表示される。回答は4択であり、いずれを選択するかによって得点が変わる。20個の質問に対する回答の得点の総和にしたがって、被験者の心理状態がI〜Vのいずれかのレベルに判定される。
【0019】
ストレス判定部24は、α−アミラーゼ測定部21で測定された被験者の検査時のα−アミラーゼの活性量を被験者の検査データとして検査データ記憶部53に記憶する。検査データは日付管理部66から供給される日付情報を取り込んで検査データ記憶部53に記憶される。
【0020】
ストレス判定部24は、検査データ記憶部53に記憶されている被験者の検査データと、基準データ記憶部23に記憶されている被験者のα−アミラーゼの基準データと、心理データ記憶部43に記憶されている被験者の心理データと、ストレス判定ルールに基づいて、被験者の一時的ストレス度および経時的ストレス度を算出する。
【0021】
ストレス判定部24は、一時的ストレス判定部61と、一時的ストレス判定ルールを記憶する一時的ストレス判定ルール記憶部63と、経時的ストレス判定部62と、経時的ストレス判定ルールを記憶する経時的ストレス判定ルール記憶部64と、図形データ記憶部65とを含む。
【0022】
一時的ストレス判定部61は、被験者のα−アミラーゼの検査データと、被験者のα−アミラーゼの基準データと、被験者の心理データと、一時的ストレス判定ルールに従って、各日の被験者の一時的ストレス度(正常か、注意か)を判定する。ここで、一時的ストレス度とは、生化学的な見地によるストレス度と相関のあるパラメータと、心理学的な見地によるストレス度と相関のあるパラメータとから、測定時における被験者の精神状態を判断する度合いをいう。
【0023】
図4は、一時的ストレス判定ルールの例を表わす図である。
図4に示す一時的ストレス判定ルールが用いられる場合には、一時的ストレス判定部61は、検査データの値の基準データの値からの変化値を計算する。一時的ストレス判定部61は、検査データの値が基準データの値よりも小さいときには、変化値を0とする。そして、一時的ストレス判定部61は、心理データがIの場合に変化値が20以上のときに注意と判定し、20未満の場合に正常と判定する。一時的ストレス判定部61は、心理データがIIの場合に変化値が40以上のときに注意と判定し、40未満のときに正常と判定する。一時的ストレス判定部61は、心理データがIIIの場合に変化値が60以上のときに注意と判定し、60未満の場合に正常と判定する。一時的ストレス判定部61は、心理データがIVの場合に変化値が80以上のときに注意と判定し、80未満の場合に正常と判定する。一時的ストレス判定部61は、心理データがVの場合に変化値が100以上のときに注意と判定し、100未満の場合に正常と判定する。
【0024】
経時的ストレス判定部62は、経時的ストレス判定ルールと一時的ストレス判定結果に従って、被験者の経時的ストレス度を算出する。
【0025】
図5は、経時的ストレス判定ルールの例を表わす図である。
図5に示す経時的ストレス判定ルールが用いられる場合には、経時的ストレス判定部62は、たとえば、2日前が正常と判定され、1日前が正常と判定され、当日が正常と判定されたときには、経時的ストレス度を「10」とする。また、経時的ストレス判定部62は、2日前が注意と判定され、1日前が正常と判定され、当日が正常と判定されたときには、経時的ストレス度を「5」とする。
【0026】
このように、経時的ストレス度を算出することによって、日々の局所的な変動に影響されない、大局的なストレス度を測定することができる。
【0027】
図5において、「−」は測定が行なわれなかった場合を示すが、この判定ルールでは、図5に示すように、測定が行なわれなかった場合でも経時的ストレス度が算出される。つまり、被験者が測定を忘れたり、またはさぼったりした場合でも、なんらかの値のストレス度の算出が可能であり、それによってこの装置をより使い易いものとしている。
【0028】
さらに、経時的ストレス判定部62は、算出した被験者の経時的ストレス度に応じた図形を図形データ記憶部65から読出して表示する。図形は、三角形、四角形及び円などの基本図形だけでなく、キャラクター、ロゴ及び絵画なども含まれる。また、図形は二次元的であっても三次元的であってもよい。このようにストレス度に応じた図形が表示されるので、被験者は、自身のストレス度を目視によって容易に認識することができる。
【0029】
図6は、経時的ストレス度とキャラクターとの関係を表わす図である。経時的ストレス度が「10」の場合にキャラクターC1が表示され、経時的ストレス度が「5」または「2.5」の場合にキャラクターC2が表示され、経時的ストレス度が「0」の場合にキャラクターC3が表示され、経時的ストレス度が「−5」または「−2.5」の場合にキャラクターC4が表示され、経時的ストレス度が「−10」の場合にキャラクターC5が表示される。
【0030】
心理テスト記憶部33は、心理テストの質問データを記憶する。基準データ記憶部23は、被験者のα−アミラーゼの基準データを記憶する。心理データ記憶部43は、被験者の心理データを記憶する。検査データ記憶部53は、過去3日分の被験者のα−アミラーゼの検査データを記憶する。心理テスト記憶部33、基準データ記憶部23、心理データ記憶部43、検査データ記憶部53は、それぞれが別個の、または全部が1個のメモリ、ハードディスクなどによって構成されている。
【0031】
(動作)
次に、本発明の実施形態のストレス測定装置の動作を説明する。
【0032】
図7は、図1のストレス測定装置によるストレスの測定動作の手順を表わすフローチャートである。
【0033】
被験者が、ストレス無自覚症状時において、操作入力部20から基準値の測定メニューを選択すると(ステップS101でYES)、α−アミラーゼ測定部21は、被験者の唾液中のα−アミラーゼの活性量を測定する(ステップS102)。
【0034】
次に、ストレス測定装置は、測定したα−アミラーゼの活性量を表わすデータを被験者の基準データとして基準データ記憶部23に記憶する(ステップS103)。
【0035】
被験者が、操作入力部20から心理テストのメニューを選択すると(ステップS104でYES)、ストレス測定装置は、心理テスト記憶部33から心理テスト用の質問項目を読み出して、表示部25に表示し、操作入力部20を通じて被験者の回答を受け付ける(ステップS105)。
【0036】
次に、ストレス測定装置は、被験者の回答に基づいて被験者の心理データを生成して、心理データ記憶部43に記憶する(ステップS106)。
【0037】
被験者が、検査時において、操作入力部20から検査メニューを選択すると(ステップS107でYES)、α−アミラーゼ測定部21は、被験者の唾液中のα−アミラーゼの活性量を測定する(ステップS108)。
【0038】
次に、ストレス測定装置は、測定したα−アミラーゼの活性量を表わすデータを被験者の検査データとして、検査データ記憶部53に記憶する(ステップS109)。
【0039】
次に、ストレス判定部24は、検査データ記憶部53に検査データの履歴が記憶され、基準データ記憶部23に基準データが記憶され、心理データ記憶部43に心理データが記憶されている場合に(ステップS110でYES)、検査データ記憶部53に記憶されている被験者の検査データの履歴、すなわち3日分(当日、1日前、2日前)の検査データと、基準データ記憶部23に記憶されている被験者の基準データと、心理データ記憶部43に記憶されている被験者の心理データと、ストレス判定ルールとに基づいて、被験者の経時的ストレス度を算出する(ステップS111)。
【0040】
次に、ストレス判定部24は、被験者の経時的ストレス度に応じた図形を図形データ記憶部65から読出して表示部25に表示する(ステップS112)。
【0041】
以上のように、本発明の実施形態のストレス測定装置によれば、被験者のα−アミラーゼの活性量と、被験者の心理テストに対する回答にしたがってストレスを測定するので、非侵襲で、より信頼性の高いストレス度を測定することができる。
【0042】
(変形例)
本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、たとえば以下のような変形例を含む。
【0043】
(1) 検査する生体の物質について
本発明の実施形態では、被験者の生体内から非侵襲で得られ、かつその濃度または活性量が被験者のストレス度と相関のある物質の濃度または活性量として唾液中のα−アミラーゼの活性量を用いたが、これに限定するものではなく、それ以外の物質の濃度または活性量を用いてもよい。たとえば、唾液中のコルチゾールの濃度を用いてもよい。
【0044】
(2) 心理テストについて
本発明の実施形態では、STAIの特性不安を評価するテストによって被験者の心理データを生成したが、これに限定するものではなく、STAIの状況不安を評価するテストによって被験者の心理データを生成するものとしてもよい。
【0045】
また、STAI以外の好ましい心理テスト、たとえば、POMS(Profile of Mood Sates)、SDS(Self-rating Depression Scale)などを用いてもよい。POMSの場合、緊張、抑うつ、怒り、活気、疲労、混乱の6因子が測定できるが、抑うつおよび/または疲労の因子を測定することが望ましい。また、これらの以外の心理テストとして、たとえば、YG(矢田部ギルホード性格検査)、CMI(Cornell Medical Index)、MAS(Manifest Anxiety scale)などを用いてもよい。
【0046】
(3) 一時的ストレス度および経時的ストレス度の判定
本発明の実施形態で説明した一時的ストレス度および経時的ストレス度の算出方法は一例であって、その他の算出方法を用いてもよい。また、経時的ストレス度として過去3日分の履歴を用いる例を挙げたが、これに限定するものではない。最新の検査データだけを被験者の検査データとして用いてもよい。
【0047】
(4) 一時的ストレス度の出力
本発明の実施形態では、被験者の経時的ストレス度を判定し、被験者の経時的ストレス度に応じた図形を表示することとしたが、これに限定されるものではない。被験者の一時的ストレス度に応じた図形を表示することとしてもよい。
【0048】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の実施形態に係るストレス測定装置の機能ブロック図である。
【図2】図1のストレス測定装置の外観を表わす図である。
【図3】STAIの質問を表示した画面の例を表わす図である。
【図4】一時的ストレス判定ルールの例を表わす図である。
【図5】経時的ストレス判定ルールの例を表わす図である。
【図6】経時的ストレス度とキャラクターとの関係を表わす図である。
【図7】図1のストレス測定装置によるストレスの測定動作の手順を表わすフローチャートである。
【符号の説明】
【0050】
10 操作ボタン、11 操作レバー、12 液晶ディスプレイ、13 ホルダ挿入口、14 唾液採取シート、15 シートホルダ、20 操作入力部、21 α−アミラーゼ測定部、23 基準データ記憶部、24 ストレス判定部、25 表示部、33 心理テスト記憶部、43 心理データ記憶部、53 検査データ記憶部、61 一時的ストレス判定部、62 経時的ストレス判定部、63 一時的ストレス判定ルール記憶部、64 経時的ストレス判定ルール記憶部、65 図形データ記憶部、66 日付管理部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被験者の生体内から非侵襲で得られる物質であって、かつその濃度または活性量が被験者のストレス度と相関のある物質の濃度または活性量を測定する測定部と、
被験者のストレス無自覚症状時に前記測定部で測定された前記物質の濃度または活性量を含む前記被験者の基準データを記憶する第1の記憶部と、
心理テストの質問に対する前記被験者の回答に基づいて生成された前記被験者の心理データを記憶する第2の記憶部と、
被験者の検査時に前記測定部で測定された前記物質の濃度または活性量を含む前記被験者の検査データを記憶する第3の記憶部と、
前記第3の記憶部に記憶されている前記検査データと、前記第1の記憶部に記憶されている前記基準データと、前記第2の記憶部に記憶されている前記心理データとに基づいて前記被験者のストレス度を判定するストレス判定部と、
前記判定したストレス度に応じた表示パターンを表示する表示部とを備えた、ストレス測定装置。
【請求項2】
前記第3の記憶部は、前記検査データの履歴を記憶し、
前記ストレス判定部は、前記判定に用いる前記検査データとして前記第3の記憶部に記憶されている前記検査データの履歴を用いて、前記被験者の経時的ストレス度を判定する、請求項1記載のストレス測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−275287(P2007−275287A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−105361(P2006−105361)
【出願日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【出願人】(000135036)ニプロ株式会社 (583)
【Fターム(参考)】