説明

ストロボ装置

【課題】本発明は、装置全体の小型化を図ることができるストロボ装置を提供する。
【解決手段】本発明のストロボ装置1においては、トリガコイル4のコア20は、閃光放電管2の端部が内部に挿入され、トリガコイル4は、二次巻線22に電気的に接続される二次端子部25を反射傘3に隣接する端部に備え、反射傘3は、アノード10及びカソード11間を少なくとも被覆するようにして閃光放電管2の外周面に当接する底部14を備え、導電体5は、トリガコイル4の二次端子部25に当接する板状の第1当接部27と、第1当接部27に連結され、反射傘3に当接する第2当接部28とを備え、第2当接部28は、弾性を有する板状に形成されると共に、弾性変形することにより、反射傘3の底部14に当接した状態で保持されることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば写真撮影に用いられるストロボ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ストロボ装置として、アノードを一端に配置し且つカソードを他端に配置する閃光放電管と、閃光放電管の一部を内部に収容する反射傘と、筒状のコアの外周部に一次巻線及び二次巻線が巻き回されるトリガコイルとを備えるストロボ装置が知られている。
【0003】
斯かるストロボ装置においては、トリガコイルが反射傘の近傍に配置されていると共に、トリガコイルの二次端子部(出力端子)が反射傘に当接している(例えば、特許文献1及び2)。斯かる構成によれば、反射傘とトリガコイルとを接続するリード線を不要にできるため、リード線の接触不良により発光不良が発生するのを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−186466号公報
【特許文献2】特開2004−334100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に係るストロボ装置においては、トリガコイルが反射傘の後方に配置されており、また、特許文献2に係るストロボ装置においては、トリガコイルが反射傘の下方に配置されている。したがって、何れのストロボ装置においても、装置全体の小型化に限度がある。
【0006】
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、装置全体の小型化を図ることができるストロボ装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るストロボ装置は、アノードを一端に配置し且つカソードを他端に配置する閃光放電管と、閃光放電管の一部を内部に収容する導電性の反射傘と、筒状のコアの外周部に一次巻線及び二次巻線が巻き回されるトリガコイルと、トリガコイルの二次巻線と反射傘とを電気的に接続する導電体とを備え、反射傘は、閃光放電管のトリガ外部電極として機能すべく、閃光放電管の外周面に当接するストロボ装置において、トリガコイルのコアは、閃光放電管の端部が内部に挿入され、トリガコイルは、二次巻線に電気的に接続される二次端子部を反射傘に隣接する端部に備え、反射傘は、アノード及びカソード間を少なくとも被覆するようにして閃光放電管の外周面に当接する底部を備え、導電体は、トリガコイルの二次端子部に当接する板状の第1当接部と、第1当接部に連結され、反射傘に当接する第2当接部とを備え、第2当接部は、弾性を有する板状に形成されると共に、弾性変形することにより、反射傘の底部に当接した状態で保持されることを特徴とする。
【0008】
斯かる構成によれば、閃光放電管の端部がトリガコイルのコアの内部に挿入されていると共に、トリガコイルにおける反射傘に隣接する端部には、二次巻線に電気的に接続される二次端子部が設けられている。また、反射傘の底部が、アノード及びカソード間を少なくとも被覆するようにして閃光放電管の外周面に当接している。
【0009】
そして、導電体において、板状の第1当接部が、トリガコイルの二次端子部に当接していると共に、第1当接部に連結される弾性で且つ板状の第2当接部が、弾性変形することにより、反射傘の底部に当接した状態で保持されている。これにより、導電体がトリガコイルの二次端子部と反射傘の底部とを電気的に接続している。
【0010】
また、請求項2記載の発明において、第1当接部は、閃光放電管に挿通される挿通部を備え、第2当接部は、閃光放電管に沿って帯状に形成されると共に、長手方向に沿って湾曲して形成されるのが好ましい。
【0011】
斯かる構成によれば、第1当接部には、閃光放電管に挿通される挿通部が設けられている。これにより、第1当接部の挿通部に閃光放電管が挿通されることで、第1当接部が閃光放電管に対して位置決めされる。また、第2当接部は、閃光放電管に沿って帯状に形成されると共に、長手方向に沿って湾曲して形成されているため、弾性変形することにより反射傘の底部に当接した状態で保持される。
【0012】
また、請求項3記載の発明において、カソードは、先端部に金属焼結体を備え、トリガコイルのコアは、閃光放電管の金属焼結体よりも他端側の部位が内部に挿入され、反射傘の底部は、さらに金属焼結体も被覆するように配置されるのが好ましい。
【0013】
斯かる構成によれば、カソードの先端部に、金属焼結体が設けられていると共に、閃光放電管の金属焼結体よりも他端側の部位がトリガコイルのコアの内部に挿入されている。そして、アノード及びカソード間に電圧が印加されると共に、反射傘の底部にトリガパルスが印加されることで、アノード及びカソード間に電子の流れが起きる。
【0014】
このとき、閃光放電管の外周面に当接する反射傘の底部が、アノード及びカソードだけでなくさらに金属焼結体も被覆しているため、カソードから放出される電子がカソードの近辺から放電路を形成し易くなり、その結果、閃光放電管から放射される光量を安定させることができる。
【0015】
また、請求項4記載の発明において、カソードは、先端部に金属焼結体を備え、トリガコイルのコアは、閃光放電管の一端部が内部に挿入され、反射傘の底部は、さらに金属焼結体も被覆するように配置されるのが好ましい。
【0016】
斯かる構成によれば、カソードの先端部に、金属焼結体が設けられていると共に、閃光放電管の一端部がトリガコイルのコアの内部に挿入されている。そして、アノード及びカソード間に電圧が印加されると共に、反射傘の底部にトリガパルスが印加されることで、アノード及びカソード間に電子の流れが起きる。
【0017】
このとき、閃光放電管の外周面に当接する反射傘の底部が、アノード及びカソード間だけでなくさらに金属焼結体も被覆しているため、カソードから放出される電子がカソードの近辺から放電路を形成し易くなり、その結果、閃光放電管から放射される光量を安定させることができる。
【発明の効果】
【0018】
以上の如く、本発明に係るストロボによれば、装置全体の小型化を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態に係るストロボ装置の全体斜視図
【図2】同実施形態に係るストロボ装置の図1のA−A線における全体断面図
【図3】同実施形態に係るストロボ装置の全体分解斜視図
【図4】同実施形態に係るストロボ装置の要部分解斜視図
【図5】同実施形態に係るストロボ装置の要部図であって、(a)は斜視図、(b)は正面図
【図6】同実施形態に係るストロボ装置の要部図であって、(a)は正面図、(b)は斜視図
【図7】同実施形態に係るストロボ装置の要部図であって、(a)は斜視図、(b)は別方向から見た斜視図
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明に係るストロボ装置における一実施形態について、図1〜図7を参酌して説明する。
【0021】
図1〜図7に示すように、本実施形態に係るストロボ装置1は、光を放射する閃光放電管2と、閃光放電管2の一部を内部に収容し、閃光放電管2のトリガ外部電極として機能する導電性の反射傘3と、閃光放電管2の他端部に配置されるトリガコイル4と、反射傘3とトリガコイル4とを電気的に接続する導電体5とを備える。また、ストロボ装置1は、反射傘3を収容するベース6と、閃光放電管2の一端部をベース6に固定させる固定手段7と、透光性を有し、反射傘3を覆う光学パネル8とを備える。
【0022】
閃光放電管2は、内部にキセノン等の希ガスが所定圧力で封入されている管状のガラスバルブ9と、一端に配置されるアノード10と、他端に配置されるカソード11とを備える。そして、閃光放電管2は、封入されているガスに電子が衝突することで発生する光を外部に放射するように構成されている。
【0023】
アノード10は、棒状電極であって、ガラスビード(図示しない)を介して溶着されることで、ガラスバルブ9の一端部に挿通状態で固定される。また、カソード11は、ガラスビード(図示しない)を介して溶着されることで、ガラスバルブ9の他端部に挿通状態で固定される棒状電極12と、先端部に配置され、棒状電極12の端部に固定される金属焼結体13とを備える。
【0024】
反射傘3は、閃光放電管2のトリガ外部電極として機能すべく、閃光放電管2の外周面に当接する底部14と、閃光放電管2から放射された光を外部に放射する開口部15とを備える。また、反射傘3は、閃光放電管2から放射された光を開口部15に向けて反射する側面反射部16と、閃光放電管2を内部に収納する凹状の装着部17とを備える。
【0025】
底部14は、アノード10及びカソード11間を被覆するようにして閃光放電管2の外周面に当接する基部18を備える。そして、底部14は、基部18から閃光放電管2の軸線方向に延伸され、カソード11の金属焼結体13を被覆するようにして閃光放電管2の外周面に当接する延長部19を備える。
【0026】
基部18は、円弧状に形成されている。具体的には、基部18は、ガラスバルブ9の外周面に面接触すべく、ガラスバルブ9の径と略同径の円弧状に形成されている。そして、基部18は、閃光放電管2から放射された光を反射する反射板として機能すると共に、閃光放電管2のトリガ外部電極としても機能する。
【0027】
延長部19は、円弧状に形成されている。具体的には、延長部19は、ガラスバルブ9の外周面に面接触すべく、ガラスバルブ9の径と略同径の円弧状に形成されている。そして、延長部19は、基部18から延長されることで、基部18と同様に、閃光放電管2のトリガ外部電極として機能する。
【0028】
トリガコイル4は、筒状のコア20と、コア20の外周部に巻き回される一次巻線21と、一端部が一次巻線21の他端部に接続され、コア20の外周部に巻き回される二次巻線22とを備える。また、トリガコイル4は、一次巻線21の一端部に接続される一次端子部23と、一次巻線21の他端部及び二次巻線22の一端部に接続される共通端子部24と、二次巻線22の他端部に接続される二次端子部25とを備える。
【0029】
コア20は、閃光放電管2を軸線方向で位置決めすべく、径方向内方に突出して閃光放電管2の他端部を係止する係止部26を備える。そして、コア20は、閃光放電管2におけるカソード11の金属焼結体13よりも他端側の部位が内部に挿入されている。なお、コア20は、磁性体であって、具体的には、フェライトコアである。
【0030】
一次巻線21は、コア20の他方側に配置されると共に、二次巻線22は、コア20の一方側、即ち、コア20における反射傘3と隣接する側に配置されている。また、一次端子部23と共通端子部24とは、外部端子となるように、棒状に突設されている。なお、共通端子部24は、閃光放電管2のカソード11と電気的に接続されている。そして、二次端子部25は、環状で且つ板状に形成されていると共に、トリガコイル4(コア20の軸線方向)の一端部、具体的には、反射傘3に隣接される端部に配置されている。
【0031】
導電体5は、トリガコイル4の二次端子部25に当接する板状の第1当接部27と、第1当接部27に連結され、反射傘3に当接する板状の第2当接部28とを備える。そして、第1当接部27は、閃光放電管2に挿通される挿通部29を備える。具体的には、第1当接部27は、開放された凹みである挿通部29を備え、略U字状に形成されている。
【0032】
第2当接部28は、弾性を有する板状に形成されている。具体的は、第2当接部28は、閃光放電管2の軸線方向に沿って帯状に形成されると共に、長手方向に沿って湾曲して円弧状に形成されている。そして、第2当接部28は、弾性変形した状態でその復元力(付勢力)により、反射傘3の底部14とベース6との間で保持されている。なお、第2当接部28は、湾曲形状の凸部が反射傘3の底部14に当接している。
【0033】
ベース6は、第2当接部28を保持する保持部30を備える。そして、保持部30は、反射傘3の底部14とにより、第2当接部28を挟持している。また、ベース6は、光学パネル8に嵌合される。なお、ベース6は、絶縁性を有して形成されている。
【0034】
固定手段7は、閃光放電管2のアノード10に接続される接続部31と、接続部31と電気的に接続され、外部端子となるように板状に突設されるアノード端子部32とを備える。そして、接続部31は、半田付けにより、閃光放電管2のアノード10に固着されている。
【0035】
本実施形態に係るストロボ装置1の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係るストロボ装置1の作用について説明する。
【0036】
まず、アノード10及びカソード11に電圧が印加されると共に、反射傘3の底部14にトリガパルスが印加される。これにより、反射傘3の基部18及び延長部19に当接するガラスバルブ9の内周付近でガラスバルブ9に封入されているガスが活性化されて電離する。
【0037】
そして、カソード11からも電子が放出されて電離を一層強め、電離したガスが電気を良く通すようになる。これにより、アノード10からカソード11に一挙に大きな電流が流れ、閃光放電管2が光を外部に照射する。このとき、トリガパルスが延長部19に印加されているため、カソード11から放出される電子がカソード11の近辺から放電路を形成する。
【0038】
以上より、本実施形態に係るストロボ装置1によれば、閃光放電管2の他端部がトリガコイル4のコア20の内部に挿入されていると共に、トリガコイル4の一端部には、二次巻線22に電気的に接続される二次端子部25が設けられている。
【0039】
また、反射傘3の底部14が、アノード10及びカソード11間を少なくとも被覆するようにして閃光放電管2の外周面に当接している。そして、板状の第1当接部27が、トリガコイル4の二次端子部25に当接していると共に、第1当接部27に連結される弾性で且つ板状の第2当接部28が、弾性変形することにより、反射傘3の底部14に当接した状態で保持されている。
【0040】
したがって、ストロボ装置1の装置全体の小型化を図ることができる。また、導電体5を介して、トリガコイル4の二次端子部25と反射傘3の底部14とを確実に電気的に接続することができる。しかも、トリガ出力端子である二次端子部25と、閃光放電管2との距離を極めて小さくできるため、電力のロスを低減させることもできる。
【0041】
また、本実施形態に係るストロボ装置1によれば、第1当接部27には、閃光放電管2に挿通される挿通部29が設けられている。これにより、第1当接部27の挿通部29に閃光放電管2が挿通されることで、第1当接部27が閃光放電管2に対して位置決めされる。また、第2当接部28は、閃光放電管2に沿って帯状に形成されると共に、長手方向に沿って湾曲して形成されているため、弾性変形することにより反射傘3の底部14に当接した状態で保持される。
【0042】
また、本実施形態に係るストロボ装置1によれば、閃光放電管2の金属焼結体13よりも他端側の部位がトリガコイル4のコア20の内部に挿入されている。そして、アノード10及びカソード11間に電圧が印加されると共に、反射傘3の底部14にトリガパルスが印加されることで、アノード10及びカソード11間に電子の流れが起きる。
【0043】
このとき、閃光放電管2の外周面に当接する反射傘3の底部14が、アノード10及びカソード11だけでなくさらに金属焼結体13も被覆しているため、カソード11から放出される電子がカソード11の近辺から放電路を形成し易くなる。これにより、閃光放電管2から放射される光量を安定させることができる。
【0044】
なお、本発明に係るストロボ装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。また、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
【0045】
例えば、上記実施形態に係るストロボ装置1においては、閃光放電管2の表面に薄膜透明電極が設けられていない構成を説明したが、斯かる構成に限られず、閃光放電管2の表面に薄膜透明電極が設けられている構成でもよい。斯かる構成であっても、閃光放電管2の外周面に当接する反射傘3の底部14が、アノード10及びカソード11間と金属焼結体13とを少なくとも被覆することにより、閃光放電管2から放射される光量を安定させることができる。
【0046】
また、上記実施形態に係るストロボ装置1においては、閃光放電管2の他端部がトリガコイル4のコア20の内部に挿入される構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、閃光放電管2の一端部がトリガコイル4のコア20の内部に挿入される構成でもよい。
【0047】
また、上記実施形態に係るストロボ装置1においては、延長部19が円弧状に形成されている構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、延長部19は、平板状に形成されている構成でもよい。
【0048】
また、上記実施形態に係るストロボ装置1においては、第1当接部27は、開放された凹みである挿通部29を備え、略U字状に形成されている構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、第1当接部27は、閉塞された開口である挿通部29を備え、円環状、即ち、略O字状に形成されている構成でもよい。
【0049】
また、上記実施形態に係るストロボ装置1においては、第2当接部28は、長手方向に沿って湾曲して円弧状に形成される構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、第2当接部28は、長手方向に沿って複数の凹凸部を備える形状、即ち、波形状に形成される構成でもよい。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明に係るストロボ装置は、装置全体の小型化を図ることができる効果を有し、例えば写真撮影に用いられるストロボ装置として有用である。
【符号の説明】
【0051】
1 ストロボ装置
2 閃光放電管
3 反射傘
4 トリガコイル
5 導電体
6 ベース
7 固定手段
8 光学パネル
9 ガラスバルブ
10 アノード
11 カソード
12 棒状電極
13 金属焼結体
14 底部
15 開口部
16 側面反射部
17 装着部
18 基部
19 延長部
20 コア
21 一次巻線
22 二次巻線
23 一次端子部
24 共通端子部
25 二次端子部
26 係止部
27 第1当接部
28 第2当接部
29 挿通部
30 保持部
31 接続部
32 アノード端子部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
アノードを一端に配置し且つカソードを他端に配置する閃光放電管と、閃光放電管の一部を内部に収容する導電性の反射傘と、筒状のコアの外周部に一次巻線及び二次巻線が巻き回されるトリガコイルと、トリガコイルの二次巻線と反射傘とを電気的に接続する導電体とを備え、反射傘は、閃光放電管のトリガ外部電極として機能すべく、閃光放電管の外周面に当接するストロボ装置において、トリガコイルのコアは、閃光放電管の端部が内部に挿入され、トリガコイルは、二次巻線に電気的に接続される二次端子部を反射傘に隣接する端部に備え、反射傘は、アノード及びカソード間を少なくとも被覆するようにして閃光放電管の外周面に当接する底部を備え、導電体は、トリガコイルの二次端子部に当接する板状の第1当接部と、第1当接部に連結され、反射傘に当接する第2当接部とを備え、第2当接部は、弾性を有する板状に形成されると共に、弾性変形することにより、反射傘の底部に当接した状態で保持されることを特徴とするストロボ装置。
【請求項2】
第1当接部は、閃光放電管に挿通される挿通部を備え、第2当接部は、閃光放電管に沿って帯状に形成されると共に、長手方向に沿って湾曲して形成されることを特徴とする請求項1に記載のストロボ装置。
【請求項3】
カソードは、先端部に金属焼結体を備え、トリガコイルのコアは、閃光放電管の金属焼結体よりも他端側の部位が内部に挿入され、反射傘の底部は、さらに金属焼結体も被覆するように配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のストロボ装置。
【請求項4】
カソードは、先端部に金属焼結体を備え、トリガコイルのコアは、閃光放電管の一端部が内部に挿入され、反射傘の底部は、さらに金属焼結体も被覆するように配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のストロボ装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−37169(P2013−37169A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−172785(P2011−172785)
【出願日】平成23年8月8日(2011.8.8)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】