説明

スピーカーグリル

【課題】意匠性を低下させることなく、剛性を高くすることが可能なスピーカーグリルを提供する。
【解決手段】板状をなし、複数の貫通孔26が形成された本体部21を備え、本体部21には、環状をなす環状部30が一体的に形成され、環状部30は、本体部21の一部を本体部21の意匠面側とは反対側に屈曲させることで形成された屈曲部31を有し、屈曲部31は、環状部30に沿って延びる環状をなしており、環状部30は、本体部21において貫通孔26が形成されていない部分に形成されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スピーカーグリルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スピーカーを覆うスピーカーグリルとして、例えば、下記特許文献1のものが知られている。特許文献1においては、車両のドアトリムに設けられるスピーカーグリルが例示されている。このようなスピーカーグリルには、スピーカーから出力された音を通過させるための微細な貫通孔が複数形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−200139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなスピーカーグリルにおいては、貫通孔を形成することで剛性が低くなりやすい。このため、剛性を高くするための構成が設けられている。このような構成として、特許文献1に記載のスピーカーグリルの裏面には、スピーカーグリルの剛性を高くするための補強リブが複数本形成されている。しかしながら、特許文献1の構成では、スピーカーグリルに形成された貫通孔を通じて、スピーカーグリルの表側(意匠面側)から視えてしまう場合があり、意匠性が低下してしまうという問題点があった。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、意匠性を低下させることなく、剛性を高くすることが可能なスピーカーグリルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明のスピーカーグリルは、板状をなし、板厚方向に貫通された複数の貫通孔が形成された本体部を備え、前記本体部には、環状をなす環状部が一体的に形成され、前記環状部は、前記本体部の一部を前記本体部の意匠面とは反対側に屈曲させた形状に形成してなる屈曲部を有し、前記屈曲部は、前記環状部に沿って延びる環状をなしていることに特徴を有する。
【0007】
環状をなす屈曲部を有することで、本体部の剛性をより高くすることができる。また、屈曲部を設けることで本体部の剛性を確保することができるため、本体部に補強リブを設ける必要性が低くなる。これにより、補強リブを削減することが可能となり、意匠性の低下を抑制できる。また、仮に補強リブを形成する場合であっても、補強リブの高さを小さくすることができる。
【0008】
上記構成において、前記環状部及び前記屈曲部は閉じた環状をなすものとすることができる。環状部及び屈曲部を閉じた環状とすることで、本体部の剛性をより一層高くすることができる。
【0009】
また、前記環状部は、前記本体部において前記貫通孔が形成されていない部分に形成されているものとすることができる。このような構成とすれば、環状部に貫通孔が形成されている構成と比較して、環状部の剛性をより高くすることができる。
【0010】
また、前記屈曲部は、前記本体部において相対的に内側に配される内側壁部と、前記本体部において相対的に外側に配される外側壁部と、を有する断面視V字状をなしており、前記外側壁部は、前記内側壁部に比して、前記本体部の延設面に対する傾斜角度が小さく設定されているものとすることができる。
【0011】
このような構成とすれば、本体部に伝わる振動(例えば、スピーカー使用時に生じる振動)を本体部の内側から外側に効率よく伝達することができる。その結果、振動を本体部全体で分散することができ、振動に起因して生じ得る本体部のひずみ(及びひずみに起因した経年劣化)やノイズを低減できる。
【0012】
また、前記環状部における前記意匠面とは反対側の面には、前記意匠面とは反対側に突出する突出リブが形成されているものとすることができる。このような構成とすれば、環状部の剛性をより高くすることができる。
【0013】
また、前記突出リブは、前記屈曲部における前記意匠面とは反対側の端部に配されているものとすることができる。屈曲部における意匠面とは反対側の端部に突出リブを設けることで、突出リブを本体部の意匠面側から視認し難くすることができ、意匠性をより高くすることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、意匠性を低下させることなく、剛性を高くすることが可能なスピーカーグリルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態1に係るスピーカーグリルを備える車両用ドアトリムを示す斜視図
【図2】図1のスピーカーグリルの表側を示す斜視図
【図3】図1のスピーカーグリルの裏側を示す斜視図
【図4】図1のスピーカーグリルを示す断面図(図2のA−A線で切断した図)
【図5】本発明の実施形態2に係るスピーカーグリルを示す断面図
【図6】本発明の実施形態3に係るスピーカーグリルを示す断面図
【図7】本発明の実施形態4に係るスピーカーグリルを示す断面図
【図8】他の実施形態を示す正面図
【発明を実施するための形態】
【0016】
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。図1は、本実施形態のスピーカーグリル20を備える車両用ドアトリム10を示す斜視図である。図1に示すように、車両用ドアトリム10は、ドアパネル(図示せず)に対して取り付けられるもので、板状をなすトリムボード12を備えている。トリムボード12は、例えば、ポリプロピレンなどの合成樹脂を射出成形することによって形成されている。
【0017】
トリムボード12とドアパネル(図示せず)との間には、車載用スピーカー13(図4における2点鎖線)が搭載されている。そして、トリムボード12において車載用スピーカー13と対応する位置に円形のスピーカーグリル20が取り付けられている。また、車両用ドアトリム10は、アームレスト14、ドアポケット15、オーナメント16などを備えている。なお、トリムボード12における車室内側の面には表皮材17が貼り付けられている(図4参照)。
【0018】
スピーカーグリル20は、車載用スピーカー13を覆う形でトリムボード12に取り付けられている。図2は、スピーカーグリル20を意匠面側(車室内側)から見た斜視図であり、図3は、スピーカーグリル20を裏面側(意匠面とは反対側)から見た斜視図である。
【0019】
スピーカーグリル20は、例えば、ポリプロピレンなどの合成樹脂を射出成形することによって形成される。スピーカーグリル20は、図2及び図3に示すように、円形の板状をなす本体部21を備えている。本体部21は、トリムボード12に貫通形成された取付孔12Aを塞ぐ形で取り付けられている。本体部21の裏面には、図3に示すように、車室裏側に向かって突出された4つの取付ボス22が形成されている。
【0020】
4つの取付ボス22は、本体部21の周端部に形成されており、本体部21の周方向において、約90度間隔で等間隔に配列されている。本実施形態においては、4つの取付ボス22のうち、2つの取付ボス22は、本体部21の裏面に形成された取付台座23から突出されている。なお、取付ボス22の設置に係る構成は、これに限定されない。例えば、4つの取付ボス22が、それぞれ取付台座23から突出された構成であってもよい。
【0021】
トリムボード12における取付孔12Aの孔縁部12Dには、挿通孔12Bが貫通形成されており、取付ボス22は、挿通孔12Bに挿通可能とされる。取付ボス22の先端部22Aは、図4に示すように、挿通孔12Bに挿通された後、超音波溶着などの溶着手段によって、溶着(熱カシメ)される。これにより、取付ボス22の先端部22Aが、挿通孔12Bの孔縁に対して車室外側から係止される。
【0022】
この結果、トリムボード12に対してスピーカーグリル20が取り付けられる構成となっている。なお、トリムボード12に対するスピーカーグリル20の取り付け手段は、溶着に限定されず適宜変更可能である。例えば、ビス止めなどでスピーカーグリル20を取り付けてもよい。
【0023】
また、スピーカーグリル20が取り付けられる取付孔12Aの孔縁部12Dは、車室外側に凹む段差状をなしている。挿通孔12Bは、孔縁部12Dにおいて、トリムボード12の意匠面よりも車室外側に配された壁部に形成されている。これにより、トリムボード12にスピーカーグリル20を取り付けた状態では、スピーカーグリル20の意匠面とトリムボード12の意匠面とがほぼ面一となる構成とされる。
【0024】
また、スピーカーグリル20の本体部21において、取付ボス22の周囲には、取付ボス側リブ24が形成されている。この取付ボス側リブ24は、挿通孔12Bの孔縁部12Dに対して車室内側から当接する構成となっている。
【0025】
本体部21には、複数の微細な貫通孔26が形成されている。各貫通孔26は円形状をなしており、本体部21の板厚方向を貫通する形で形成されている。貫通孔26は、本体部21において、取付ボス22及び環状部30(後述)の形成箇所を除く、ほぼ全面に亘って形成されている。本体部21の裏面には、図3に示すように、正六角形状をなす補強リブ25が複数形成されている。複数の補強リブ25は、いわゆるハニカム構造をなしている。
【0026】
本体部21には、図2に示すように、閉じた環状をなす環状部30が一体的に形成されている。環状部30は、本体部21の中心P1を中心とした円環状をなしている。環状部30は、図3及び図4に示すように、屈曲部31を有している。屈曲部31は、本体部21の一部を意匠面側とは反対側に屈曲させた形状に形成したものとされる。
【0027】
屈曲部31は、環状部30に沿って延びる環状(閉じた環状)をなしており、断面視においては、車室外側へ突出された(言い換えると、車室内側に開口された)略V字状をなしている。つまり、本体部21の意匠面においては、屈曲部31の形成箇所に対応して略V字状の溝部が延設されている。
【0028】
具体的には、屈曲部31は、本体部21において相対的に内側に配される内側壁部32と、本体部21において相対的に外側に配される外側壁部33と、からなる略V字状をなしている。つまり、内側壁部32は、外側壁部33よりも本体部21の中心P1に近い側に配されている。
【0029】
外周壁部33は、本体部21の外側に向かうにつれて車室内側に傾斜されている。このため、外側壁部33の車室内側の面33Aは、本体部21の中心P1に向かう形で本体部21の延設面21Aに対して傾斜されている。
【0030】
また、外側壁部33は、内側壁部32に比して、本体部21の延設面21Aに対する傾斜角度が小さく設定されている。なお、図4においては、延設面21Aに対する内側壁部32の傾斜角度に符号d2を付してあり、延設面21Aに対する外側壁部33の傾斜角度に符号d3を付している。なお、内側壁部32は、延設面21Aに対して、直角をなす形で立設されている。
【0031】
また、上述した貫通孔26は、環状部30には形成されていない。つまり、環状部30は、中実状をなす部分とされ、本体部21において貫通孔26が形成されていない部分に形成されている。
【0032】
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態のスピーカーグリル20は、板状をなし、複数の貫通孔26が形成された本体部21を備え、本体部21には、環状をなす環状部30が一体的に形成され、環状部30は、本体部21の一部を本体部21の意匠面とは反対側に屈曲させた形状に形成してなる屈曲部31を有し、屈曲部31は、環状部30に沿って延びる環状をなしている。
【0033】
環状をなす屈曲部31を有することで、本体部21の剛性をより高くすることができる。具体的には、本体部21は、外周部にてトリムボード12に固定される結果、その中心に向かうにつれて撓みやすくなる。この点、本実施形態では、屈曲部31を有する環状部30を設けることで、本体部21における外周部と中心の間に剛性の高い部分(撓みにくい箇所)を設けることができる。この結果、本体部21の撓みをより効果的に抑制することができる。なお、環状部30の形成箇所としては、例えば、本体部21の径方向における中間位置付近に設定することで、より効果的に本体部21の剛性を高くすることができる。なお、環状部30の形成箇所(言い換えると、環状部30の直径)は、適宜変更可能である。
【0034】
また、屈曲部31を設けることで本体部21の剛性を確保することができるため、本体部21に補強リブを設ける必要性が低くなる。これにより、補強リブを削減することが可能となり、意匠性の低下を抑制できる。また、仮に補強リブを形成する場合であっても、補強リブの高さを小さくすることができる。
【0035】
本実施形態においては、例えば、補強リブ25の突出高さを小さくしたり、補強リブ25の本数を削減したりすることができる。この結果、補強リブ25が貫通孔26を通じて車室内側から乗客に視認される事態を抑制することができる。
【0036】
また、環状部30及び屈曲部31は閉じた環状をなしている。環状部30及び屈曲部31を閉じた環状とすることで、本体部21の剛性をより一層高くすることができる。
【0037】
また、環状部30は、本体部21において貫通孔26が形成されていない部分に形成されている。このような構成とすれば、環状部30に貫通孔26が形成されている構成と比較して、環状部30の剛性をより高くすることができる。
【0038】
また、仮に、射出成形によって、スピーカーグリル20を成形する場合、貫通孔26が形成されていない環状部30を成形するためのキャビティ(成形空間)には、本体部21において貫通孔26が形成されている箇所を成形するためのキャビティと比較して、溶融樹脂が流動しやすい。このため、環状部30を成形するためのキャビティ(環状をなすキャビティ)を通じて、本体部21を成形するためのキャビティ全体に溶融樹脂を流動させやすくなり、成形性を向上させることができる。
【0039】
また、屈曲部31は、本体部21において相対的に内側に配される内側壁部32と、本体部21において相対的に外側に配される外側壁部33と、を有する断面視V字状をなしており、外側壁部33は、内側壁部32に比して、本体部21の延設面21Aに対する傾斜角度が小さく設定されている。
【0040】
このような構成とすれば、本体部21に伝わる振動(例えば、スピーカー使用時に生じる振動)を本体部21の内側から外側に効率よく伝達することができる。その結果、振動を本体部21全体で分散することができ、振動に起因して生じ得る本体部21のひずみ(及びひずみに起因した経年劣化)やノイズを低減できる。
【0041】
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図5によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態のスピーカーグリル120においては、図5に示すように、環状部30における車室外側の面(意匠面とは反対側の面)に、突出リブ135が形成されている点が上記実施形態と相違する。
【0042】
突出リブ135は、車室外側に突出されており、環状部30に沿って延びる環状(閉じた環状)とされる。また、突出リブ135は、環状部30において、外周寄りの箇所に形成されている。このような突出リブ135を設けることで、環状部30の剛性をより高くすることができる。また、環状部30には、貫通孔26が形成されていないから、突出リブ135を設けた場合であっても、その突出リブ135が車室内側から視認されることがなく、意匠性を損なうことがない。
【0043】
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図6によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態のスピーカーグリル220においては、図6に示すように、環状部30における裏面(意匠面とは反対側の面)に、突出リブ235が形成されている。
【0044】
突出リブ235は、車室外側に突出されており、環状部30に沿って延びる環状(閉じた環状)とされる。このような突出リブ235を設けることで、環状部30の剛性をより高くすることができる。また、突出リブ235は、屈曲部31における車室外側の端部(意匠面とは反対側の端部)に配されている。屈曲部31における車室外側の端部に突出リブ235を設けることで、突出リブ235を本体部21の意匠面側から視認し難くすることができ、意匠性をより高くすることができる。
【0045】
<実施形態4>
次に、本発明の実施形態4を図7によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態のスピーカーグリル320においては、環状部330の構成が上記実施形態と相違する。
【0046】
本実施形態における環状部330は、2つの屈曲部331を有している。各屈曲部331は、環状部30に沿って延びる環状(閉じた環状)とされる。また、環状部330の裏面において両屈曲部331の間には、突出リブ335が形成されている。このような構成としても、環状部330の剛性を高くすることができる。
【0047】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0048】
(1)スピーカーグリルの形状は、円形状に限定されない。図8のスピーカーグリル420にて示すように、例えば、方形状をなしていてもよい。また、環状部の形状も円環状に限定されず、図8の環状部430にて示すように、例えば、方形枠状をなしていてもよい。また、環状部の中心は、本体部21の中心P1に限定されず適宜変更可能である。
【0049】
(2)上記実施形態においては、環状部を複数有していてもよい。例えば、本体部21の中心を共通の中心とした複数の環状部(例えば、2重の環状部)を有していてもよい。
【0050】
(3)上記実施形態では、環状部及び屈曲部が閉じた環状である構成を例示したが、環状部及び屈曲部は、完全に閉じていなくてもよい。例えば、環状部及び屈曲部が、その周方向(本体部の中心を中心とした周方向)において、間欠的に形成されていてもよい。
【0051】
(4)屈曲部の形状は、断面視V字状に限定されず適宜変更可能である。屈曲部は、車室外側に屈曲された形状であればよく、例えば、断面視U字状などとしてもよい。
【0052】
(5)上記実施形態では、スピーカーグリル20が車両用ドアトリムのトリムボード12に取り付けられる構成を例示したが、これに限定されない。スピーカーグリルは、車両用ドアトリム以外の部品に設けられるものであってもよい。また、スピーカーグリル20は、トリムボード12と一体成形されていてもよく、トリムボード12以外の意匠部品と一体成形される構成であってもよい。
【符号の説明】
【0053】
20…スピーカーグリル、21…本体部、26…貫通孔、30…環状部、31…屈曲部、32…内側壁部、33…外側壁部、d2…本体部の延設面に対する内側壁部の傾斜角度、d3…本体部の延設面に対する外側壁部の傾斜角度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状をなし、板厚方向に貫通された複数の貫通孔が形成された本体部を備え、
前記本体部には、環状をなす環状部が一体的に形成され、
前記環状部は、前記本体部の一部を前記本体部の意匠面とは反対側に屈曲させた形状に形成してなる屈曲部を有し、
前記屈曲部は、前記環状部に沿って延びる環状をなしていることを特徴とするスピーカーグリル。
【請求項2】
前記環状部及び前記屈曲部は閉じた環状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカーグリル。
【請求項3】
前記環状部は、前記本体部において前記貫通孔が形成されていない部分に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスピーカーグリル。
【請求項4】
前記屈曲部は、前記本体部において相対的に内側に配される内側壁部と、前記本体部において相対的に外側に配される外側壁部と、を有する断面視V字状をなしており、
前記外側壁部は、前記内側壁部に比して、前記本体部の延設面に対する傾斜角度が小さく設定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスピーカーグリル。
【請求項5】
前記環状部における前記意匠面と反対側の面には、前記意匠面とは反対側に突出する突出リブが形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のスピーカーグリル。
【請求項6】
前記突出リブは、前記屈曲部における前記意匠面とは反対側の端部に配されていることを特徴とする請求項5に記載のスピーカーグリル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−106245(P2013−106245A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−249627(P2011−249627)
【出願日】平成23年11月15日(2011.11.15)
【出願人】(000241500)トヨタ紡織株式会社 (2,945)
【Fターム(参考)】