説明

セルフチェックアウト端末装置及びその制限確認プログラム

【課題】商品の登録・精算処理を先に進めることができ、お客を待たせる時間を大幅に短縮すること。
【解決手段】商品が年齢制限条件を有するか否かを判定する年齢制限判定部31と、商品が年齢制限条件を有すれば、商品の精算処理を行う前に、商品を購入する上での年齢制限条件を満たしているか否かを確認し、年齢制限条件を満たしていれば、商品の精算処理に移行し、年齢制限条件を満たしていなければ、商品の精算処理への移行を停止する年齢制限確認部32とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば来店したお客の年齢によって購入を許可する年齢制限条件を有する商品の登録・精算処理を行うセルフチェックアウト端末装置及びその年齢制限確認プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
セルフチェックアウト端末装置は、来店したお客が店員の介在なしに、自ら購入しようとする商品の登録処理、代金の支払い等の精算処理をセルフ・サービスによって行う。このセルフチェックアウト端末装置での登録・精算処理では、例えばアルコール飲料、煙草等の商品のように年齢20歳以上でなければ、購入することができない年齢制限条件を有する商品(以下、制限商品と称する)に対しても取り扱う。例えば、セルフチェックアウト端末装置では、お客が制限商品を購入しようとすると、例えばアテンダントによってお客の年齢が確認され、この確認の結果、年齢20歳以上であれば、制限商品の登録処理を行い、年齢20歳以上でなければ、当該制限商品の登録をキャンセルする。
【0003】
このようなセルフチェックアウト端末装置では、お客が制限商品を購入するときに、お客の年齢が例えばアテンダントによって確認されるので、この年齢20歳以上の確認後でなければ、商品の登録処理を先に進めることができなくなっている。
【0004】
セルフチェックアウト端末装置の技術は、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1は、商品の販売を許可する年齢条件か定められている年齢制限商品であるか否かを判定し、商品が年齢制限商品であると判定されると、実行中の商品販売データ処理を停止することを開示する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、制限商品を購入しようとするお客の年齢を確認するとき、アテンダントが不在であれば、お客の年齢を確認することができず、商品の登録処理を先に進めることができない状況になる。このため、お客を待たせてしまい、お客に迷惑を掛けてしまう。
【0006】
本発明の目的は、商品の登録処理を先に進めることができ、お客を待たせる時間を大幅に短縮できるセルフチェックアウト端末装置及びその年齢制限確認プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の主要な局面に係るセルフチェックアウト端末装置は、商品に付されたデータコードを読み取り、当該データコードに基づいて商品の登録・精算処理を行うもので、商品が年齢制限条件を有するか否かを判定する年齢制限判定部と、商品が年齢制限条件を有すれば、商品の精算処理を行う前に、商品を購入する上での年齢制限条件を満たしているか否かを確認し、年齢制限条件を満たしていれば、商品の精算処理に移行し、年齢制限条件を満たしていなければ、商品の精算処理への移行を保留する年齢制限確認部とを具備する。
【0008】
本発明の主要な局面に係るセルフチェックアウト端末装置の年齢制限確認プログラムは、コンピュータに、商品が年齢制限条件を有するか否かを判定する年齢制限判定機能と、商品が年齢制限条件を有すれば、商品の精算処理を行う前に、商品を購入する上での年齢制限条件を満たしているか否かを確認し、年齢制限条件を満たしていれば、商品の精算処理に移行し、年齢制限条件を満たしていなければ、商品の精算処理への移行を停止する年齢制限確認機能とを実現させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、商品の登録処理を先に進めることができ、お客を待たせる時間を大幅に短縮できるセルフチェックアウト端末装置及びその制限確認プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係るセルフチェックアウト端末装置の一実施の形態を示す外観図。
【図2】同装置の機能ブロック図。
【図3】同装置におけるCPUに有する機能ブロック図。
【図4】同装置におけるディスプレイ上での年齢確認中の表示例を示す図。
【図5】同装置を複数台店舗で運用したときのアテンダント端末装置との接続関係を示す図。
【図6】同装置における商品の登録時に年齢確認を行う年齢制限確認フローチャート。
【図7】同装置における精算処理前に年齢確認を行う年齢制限確認フローチャート。
【図8】同装置におけるディスプレイ上に表示されるクリアーボタンを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はセルフチェックアウト端末装置の外観図を示す。本装置1には、スキャナ部2と、ディスプレイ3と、レシートプリンタ4と、釣銭機5と、計量器6と、パトライト(登録商標)7とが設けられている。スキャナ部2は、商品に付されているデータコード、例えばバーコードを読み取る。ディスプレイ3は、商品の登録・精算処理時における各商品の商品名や単価、個数、合計金額、釣銭金額等を表示する。ディスプレイ3の表示画面上には、タッチパネルが設けられている。レシートプリンタ4は、商品名や単価、個数、合計金額、釣銭金額等をレシート用紙にプリントアウトする。釣銭機5は、精算処理時の釣銭を払い出すもので、硬貨投入口5aと、釣銭取り出し口5bとが設けられている。計量器6は、袋詰め台8に設けられ、商品を収納した買い物籠9等が載置されると、当該買い物籠9等の重量から買い物籠9等が載置されたことを検知する。パトライト7は、点灯することにより本装置1が商品の登録・精算処理を行っていることを知らせる。装置本体1の一側面には、上記袋詰め台8が設けられ、他側面には、籠置き台10が設けられている。
【0012】
図2は本装置の機能ブロック図を示す。本装置1は、CPU20を搭載する。このCPU20には、スキャナ部2と、ディスプレイ3と、レシートプリンタ4と、釣銭機5と、計量器6と、パトライト7とが接続されている。又、CPU20には、データメモリ21と、プログラムメモリ22と、通信装置23とが接続されている。データメモリ21は、例えば商品の登録・精算処理時のデータを一時的に記憶する。プログラムメモリ22には、予め本装置1の年齢制限確認プログラムが記憶されている。この年齢制限確認プログラムは、CPU20に、商品が年齢制限条件を有するか否かを判定する年齢制限判定機能と、商品が年齢制限条件を有すれば、商品の精算処理を行う前に、商品を購入する上での年齢制限条件を満たしているか否かを確認し、年齢制限条件を満たしていれば、商品の精算処理に移行し、年齢制限条件を満たしていなければ、商品の精算処理への移行を保留する年齢制限確認機能とを実現させる。通信装置23は、外部装置との間でデータ通信を行う。
【0013】
CPU20は、図3に示すように登録・精算処理部30を有すると共に、プログラムメモリ22に記憶されている年齢制限確認プログラムを実行することにより年齢制限判定部31と、年齢制限確認部32とを有する。
【0014】
登録・精算処理部30は、商品の登録・精算処理を行う。登録・精算処理部30は、例えば図4に示すようにディスプレイ3の表示画面上に登録ボタンRと精算ボタンDとを表示する。登録処理は、例えば、スキャナ部2で読取られたデータコードを、対応する商品データ(商品名、単価、年齢制限情報等)と共にデータメモリ21に一時的に記憶することである。登録処理は登録ボタンRを押下することで終了される。精算処理は、例えば、登録ボタンRが押されたことを条件に、データメモリ21に記憶されたデータコードと対応する商品名、単価等から取引データを確定して、合計金額を算出し、釣銭機5による入金確認後にレシートプリンタ4より取引確定内容をレシートに印字出力する。
【0015】
年齢制限判定部31は、データメモリ21に一時記憶された商品データの年齢制限情報を元に、商品が年齢制限条件を有するか否かを判定する。
【0016】
年齢制限確認部32は、年齢制限判定部31による判定の結果、商品が年齢制限条件を有すれば、商品の精算処理を行う前に、商品を購入する上での年齢制限条件を満たしているか否か、例えば商品が制限商品であれば、当該商品を購入しようとするお客の年齢が20歳以上であるか否かを確認し、年齢制限条件を満たしていれば、商品の精算処理に移行し、年齢制限条件を満たしていなければ、商品の精算処理への移行を保留する。
【0017】
年齢制限確認部32は、商品の登録が終了し、商品の精算処理の開始時、例えば精算キーが押下された時に年齢制限条件を満たしているか否かを確認する。
【0018】
年齢制限確認部32は、年齢制限条件を満たしているか否かの確認の時期を、商品の登録をするとき、又は商品の登録が終了して商品の精算処理を行う前のいずれか一方に変更可能である。
【0019】
年齢制限確認部32は、年齢制限条件を満たしているか否かの確認中である旨を報知、例えば図4に示すようにディスプレイ3の画面上に「確認中です。しばらくお待ちください」のメッセージを表示したり、同メッセージを音声により発し、商品の精算処理への移行を保留する。又、年齢制限確認部32は、年齢制限条件を満たしているか否かの確認中、例えばパトライト7を点滅させてもよい。
【0020】
年齢制限確認部32は、年齢制限条件を満たしていることを1度確認すると、今回の登録処理において、お客が購入しようとする全ての商品、すなわち制限商品を含む全ての商品に対する登録処理を許可する。
【0021】
本装置1の店舗での運用にあっては、図5に示すように複数台、例えば4台の本装置1−1〜1−4が設けられる。これら本装置1−1〜1−4は、ハブ(HUB)33を介して監視用端末装置としてのアテンダント端末装置34に接続される。各本装置1−1〜1−4は、それぞれアテンダント端末装置34からの指示によりセルフのレジスタ又はキャッシャーによって操作される通常のレジスタに変更設定される。
【0022】
アテンダント端末装置34は、アテンダントによって操作され、セルフに設定されている各本装置1−1〜1−4の各セルフチェックアウトの状況をモニタリングする。アテンダント端末装置34は、各本装置1−1〜1−4に対してそれぞれセルフのレジスタ又は通常のレジスタに変更設定する指示を送出する。アテンダント端末装置34は、本装置1−1〜1−4のいずれからお客が年齢制限条件、例えば年齢20歳以上を満たしているか否かの確認のメッセージを受けると、アテンダントによるお客に対する年齢20歳以上を満たしているか否かの確認結果の操作を受けて、当該確認結果をメッセージの発信元の本装置1−1〜1−4のいずれかに返信する。
【0023】
次に、上記の如く構成された装置の動作について図6及び図7に示す年齢制限確認フローチャートに従って説明する。
【0024】
年齢制限確認部32は、ステップS1において、年齢制限条件を満たしているか否かの確認の時期に変更があるか否かを判断する。通常、年齢制限条件の確認の時期は、商品の登録をするときである。この判断の結果、変更がなければ、スキャナ部2は、ステップS2において、商品に付されているデータコード、例えばバーコードを読み取る。登録・精算処理部30は、バーコードに基づいて商品の情報として例えば商品名、単価、商品の年齢制限条件として制限商品であるか否かなどを取得する。
【0025】
年齢制限判定部31は、ステップS3において、バーコードから取得された商品情報から当該商品が制限商品であるか否かを判定する。この判定の結果、商品が制限商品でなければ、登録・精算処理部30は、ステップS4において、当該商品を登録処理する。
【0026】
一方、商品が制限商品であれば、年齢制限確認部32は、ステップS5において、例えばディスプレイ3の画面上に「確認中です。しばらくお待ちください」のメッセージを表示したり、同メッセージを音声により発する。又、年齢制限確認部32は、年齢制限条件を満たしているか否かの確認中、例えばパトライト7を点滅させる。
【0027】
お客の年齢の確認は、例えばアテンダントにより行われる。図5に示すようにアテンダント端末装置34に対して4台の本装置1−1〜1−4が接続されている場合、例えば本装置1−1の年齢制限確認部32は、例えばディスプレイ3の画面上に「確認中です。しばらくお待ちください」のメッセージを表示すると共に、ステップS6において、アテンダント端末装置34に対して年齢確認のメッセージを送る。
【0028】
アテンダント端末装置34は、図8に示すようにディスプレイ34aの表示画面上にクリアーボタン40を表示する。このクリアーボタン40は、タッチセンサから成り、アテンダントによるお客の年齢の確認の結果、年齢20歳以上であれば、タッチされる。クリアーボタン40がタッチされると、アテンダント端末装置34は、年齢確認済みのメッセージを本装置1−1に送る。
【0029】
年齢制限確認部32は、ステップS7において、年齢確認済みのメッセージを受け取ると、登録・精算処理部30に対して制限商品の登録許可の旨を知らせる。登録・精算処理部30は、ステップS4において、当該商品を登録処理する。なお、お客の年齢が20歳以上でなければ、登録・精算処理部30は、ステップS8において、キャッシャーの操作を受けて制限商品をキャンセルする。
【0030】
登録・精算処理部30は、ステップS9において、次の商品があれば、ステップS1に戻る。登録ボタンRが押されると、セルフチェックアウト端末装置1は、商品の登録処理が終了したと判断し、清算ボタンDをアクティブにする。
全ての商品の登録処理が終了し、精算ボタンDが押下されると、登録・精算処理部30は、ステップS10において、精算処理を行う。
上記ステップS1の判断の結果、年齢制限条件を満たしているか否かの確認の時期に変更があれば、スキャナ部2は、ステップS20において、商品に付されているデータコード、例えばバーコードを読み取る。登録・精算処理部30は、バーコードに基づいて商品の情報として例えば商品名、単価、商品の年齢制限条件として制限商品であるか否かなどを取得する。
【0031】
年齢制限判定部31は、ステップS21において、バーコードから取得された制限商品の情報から商品が制限商品であるか否かを判定する。この判定の結果、商品が制限商品でなければ、登録・精算処理部30は、ステップS22において、当該商品を登録処理する。次の商品があれば、ステップS23からステップS20に戻り、スキャナ部2による商品に付されているバーコードの読み取りが行われる。全ての商品の登録処理が終了したことを示す登録ボタンRが押下され、精算ボタンDが押下されると、登録・精算処理部30は、ステップS24において、精算処理を行う。
【0032】
一方、商品が制限商品であれば、年齢制限確認部32は、ステップS21からステップS25に移り、アテンダント端末装置34に対して、年齢確認のメッセージを送信し、ディスプレイ3の画面上に「年齢確認が必要な商品が登録されました。」とのメッセージを表示すると共に、制限商品の登録処理を行う。この時、年齢制限確認部32は、次の商品の登録処理を許可する。次の商品があれば、スキャナ部2は、ステップS27において、商品に付されているデータコード、例えばバーコードを読み取る。登録・精算処理部30は、再び、ステップS25において、商品の登録処理を行う。以下、ステップS25〜S27を繰り返し、制限商品を含む各商品の登録が順次行われる。すなわち、登録・精算処理部30は、制限商品の登録を1度確認しても、以下、今回の登録処理中において、制限商品を含む全ての商品の登録を行う。
【0033】
全ての商品の登録処理が終了したことを示す登録ボタンRが押下されたと判断すると、登録・精算処理部30は、アテンダント端末装置34から年齢確認済みのメッセージを受信したか否かをチェックし(S28)、年齢確認済みのメッセージを受信していれば、清算ボタンDをアクティブにし、清算処理を行う(S33)。年齢確認済みのメッセージが受信されていなければ、ステップS29に移り、例えばディスプレイ3の画面上に「確認中です。しばらくお待ちください」のメッセージを表示したり、同メッセージを音声により発する。又、年齢制限確認部32は、年齢制限条件を満たしているか否かの確認中、例えばパトライト7を点滅させる。これにより、精算処理の開始時に、登録処理した各商品の中に制限商品があると、登録・精算処理部30は、精算処理を保留する。これと共に、登録・精算処理部30は、ステップS30において、アテンダント端末装置34に対して年齢確認のメッセージを再度、送信する。
【0034】
アテンダント端末装置34は、上記同様に、図8に示すようなクリアーボタン40がタッチされると、年齢確認済みのメッセージを本装置1−1に送る。本装置1−1の年齢制限確認部32は、ステップS31において、年齢確認済みのメッセージを受け取り、登録・精算処理部30に対して制限商品の登録許可の旨を知らせる。登録・精算処理部30は、制限商品を含む全ての商品の精算処理を行えるように清算ボタンDをアクティブにする。清算ボタンDが押下されると、登録・精算処理部30は、清算処理を行う(S33)。なお、お客の年齢が20歳以上でなければ、登録・精算処理部30は、ステップS32において、キャッシャーの操作を受けて、登録された各商品の中から制限商品をキャンセルする。この後、登録・精算処理部30は、制限商品を除いた各商品の登録を完了し、清算ボタンDをアクティブにして精算処理を行う。
【0035】
このように上記一実施の形態によれば、商品が年齢20歳以上等の年齢制限条件を有するか否かを判定し、商品が年齢制限条件を有すれば、商品の精算処理を行う前に、商品を購入する上での年齢制限条件を満たしているか否かを確認し、年齢制限条件を満たしていれば、商品の精算処理に移行し、年齢制限条件を満たしていなければ、商品の精算処理への移行を保留するので、制限商品があったとしても当該制限商品を含めて全ての商品の登録処理を続けることができる。
【0036】
従って、アテンダントがアテンダント端末装置34から離れなければならない状況になり、アテンダント端末装置34に一時的に不在であっても、この不在の間に全ての商品の登録処理を終了することができる。これにより、商品の登録処理時に制限商品が存在し、お客の年齢をアテンダントに確認しようとしたとき、アテンダントが不在で、お客を待たせてしまい、お客に迷惑を掛けてしまうような事態を避けることができる。アテンダント端末装置34からアテンダントが離れるのは、業務上あくまでも一時的であり、全ての商品の登録処理が終了するまでにアテンダントがアテンダント端末装置34に戻れば、商品の登録・精算処理を中断することなく進めることができる。この結果、アテンダントが不在で、お客を待たせる時間は、上記一実施の形態のように商品の精算処理を行う前に年齢制限条件を満たしているか否かを確認する手法の方が、商品の登録処理毎に確認する手法よりも大幅に短縮できる。
【0037】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0038】
上記一実施の形態では、お客の年齢の確認をアテンダント端末装置34に在席するアテンダントによって行っているが、これに限らず、各本装置1−1〜1−4に在席する各キャッシャーによって行ってもよい。この場合、各本装置1−1〜1−4のディスプレイ3の表示画面上には、クリアーボタン40が表示される。
【符号の説明】
【0039】
1,1−1〜1−4:セルフチェックアウト端末装置、2:スキャナ部、3:ディスプレイ、4:レシートプリンタ、5:釣銭機、6:計量器、7:パトライト、5a:硬貨投入口、5b:釣銭取り出し口、8:袋詰め台、9:買い物籠、10:籠置き台、20:CPU、21:データメモリ、22:プログラムメモリ、23:通信装置、30:登録・精算処理部、31:年齢制限判定部、32:年齢制限確認部、33:ハブ(HUB)、34:アテンダント端末装置、40:クリアーボタン。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0040】
【特許文献1】特開2009−020667号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品に付されたデータコードを読み取る読取部と、
前記読取部により読み取られた前記データコードに基づいて少なくとも前記商品の価格情報、販売制限情報を取得する登録処理部と、
前記登録処理部により取得した前記商品の前記販売制限情報により、前記商品が販売制限されているものか否かを判定する制限判定部と、
前記制限判定部が販売制限されていると判断した場合、確認を促すデータを外部に送信すると共に、前記読取部からの次のデータコードの受信を許可する制限確認部と、
前記制限確認部が前記確認を促すデータを外部に送信した場合、前記商品の精算処理への移行を禁止し、前記制限確認部が外部から確認完了のデータを受信した場合、前記商品の精算処理への移行を可能とし、前記商品の価格情報を元に精算処理を実行する精算処理部と、
を具備することを特徴とするセルフチェックアウト端末装置。
【請求項2】
前記制限確認部は、前記登録処理部による処理が終了した後、外部から確認完了のデータを受信したか否かを確認することを特徴とする請求項1記載のセルフチェックアウト端末装置。
【請求項3】
前記制限確認部は、前記制限条件を満たしているか否かの確認中である旨を報知し、前記商品の精算処理への移行を保留することを特徴とする請求項1記載のセルフチェックアウト端末装置。
【請求項4】
前記制限確認部は、前記制限条件を満たしていることを1度確認すると、当該確認をした前記登録処理中において、前記制限条件を有する前記商品を含む全ての前記商品の精算処理を許可することを特徴とする請求項1記載のセルフチェックアウト端末装置。
【請求項5】
前記制限条件を満たしているか否かの確認の結果を送信するための監視用端末装置を備え、
前記制限確認部は、前記制限条件を満たしているか否かの確認の要求を前記監視用端末装置に送信し、前記制限条件を満たしているか否かの確認の結果を前記監視用端末装置から受け取る、
ことを特徴とする請求項1記載のセルフチェックアウト端末装置。
【請求項6】
商品に付されたデータコードを読み取り、当該データコードに基づいて前記商品の登録・精算処理を行うセルフチェックアウト端末装置のコンピュータに、
前記商品が制限条件を有するか否かを判定する制限判定機能と、
前記商品が前記制限条件を有すれば、前記商品の精算処理を行う前に、前記商品を購入する上での前記制限条件を満たしているか否かを確認し、前記制限条件を満たしていれば、前記商品の精算処理に移行し、前記制限条件を満たしていなければ、前記商品の精算処理への移行を保留する制限確認機能と、
を実現させることを特徴とするセルフチェックアウト端末装置の制限確認プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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