説明

センサリーワーク再生の多様性およびコントロール

【課題】テレビ番組などのセンサリーワークの再生をコントロールまたは多様化させるメタデータなどを作成するために使用できる技術およびシステムを提供する。
【解決手段】センサリーワーク再生システムには、センサリーワークデータを受信するために操作可能なセンサリーワーク入力ポート、センサリーワークデータの再生を変更するための再生コントロール記録を保存する保存デバイス、センサリーワークデータの再生を可能にする情報をセンサリー出力デバイスに送信するために操作可能なセンサリーワーク出力ポート、および変更したセンサリーワークデータをセンサリーワーク出力ポートを通して出力することにより、センサリーワークデータの再生を変更するために操作可能なプロセッサが含まれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、簡単かつ一般的に言えば、センサリーワークの再生をコントロールおよび多様化するためのメタデータ等の作成、使用および/または共用に関連する。
【背景技術】
【0002】
パーソナル・ビデオ・レコーダー(PVRs)は消費者の多くがテレビを見る方法に大変革をもたらしてきた。ビデオ・カセット・レコーダー(VCR)と同様にPVRはユーザーがテレビ番組を後で見ることができるように録画を可能にするが、PVRはそれに加えて、テレビのライブ放映を一時停止および巻き戻しできることなどを含め、数多くの機能を提供する。
ケーブル会社および衛星放送会社の多くが100チャンネル以上もの番組を提供する中で、視聴者にとって好みの番組を見つけるのは容易ではない。PVRの多くが煩雑さを軽減したりうまく管理できる方法を提供する。例えば、あるPVRは、番組名によって放映時間に関わらず録画ができるため、視聴者は好みの番組が月曜の夜から火曜の夜に移動しても心配する必要がない。PVRによっては、カテゴリーおよび/またはキーワードによって番組を録画できる。例えば、浴室を改装したいと思っている場合に、番組の説明文に「浴室」が含まれる家の改装番組を録画することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
PVRは複雑さを軽減し、視聴者が好む番組を録画できる可能性の幅を広げるが、PVRの機能性はそこでストップする。視聴者が番組を録画した後なら、それを再生、一時停止、早送り、巻き戻しなどを行なうことができるが、通常こうした機能は視聴者が手動でコントロールする。
テレビ番組は異なったテイスト、好み、目的などを持った個人によってPVR(またはその他に)録画される。例えば、ある人はフットボールを見るためにスーパーボウルを録画するが、別の人は試合前およびハーフタイム中の番組を見るためにそれを録画するかもしれないし、さらに別の人は新しいコマーシャルを見るために録画するかもしれない。こうした各個人が従来のPVRを使用している場合、それぞれ異なった方法で番組を再生したいと思うだろう。
【0004】
テレビ番組およびその他のセンサリーワークの異なった再生方法を作成、使用および/または共用できるメカニズムを提供することが望ましい。例えば、コマーシャルを見るためだけにスーパーボウルを録画した個人には、コマーシャルのみをPVRで再生できるような機能を提供できることが望ましい。同様に、フットボールを見るためだけにスーパーボウルを録画した個人ならば、再生中にフットボールのプレイのみを見たいと望むことだろう。
本明細書では、テレビ番組などのセンサリーワークの再生をコントロールまたは多様化させるメタデータなどを作成するために使用できる技術およびシステムについて述べる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ある一般的な側面から言えば、センサリーワーク再生システムには、センサリーワークデータを受信するために操作可能なセンサリーワーク入力ポート、センサリーワークデータの再生の変更を記述する再生コントロール記録を保存する保存デバイス、センサリーワークデータの再生を可能にする情報をセンサリー出力デバイスに送信するために操作可能なセンサリーワーク出力ポート、および変更したセンサリーワークデータをセンサリーワーク出力ポートを通して出力することにより、センサリーワークデータの再生を変更するために操作可能なプロセッサが含まれる。再生コントロール記録には、再生コントロール記録がセンサリーワークに適用できるかどうかを見極めるために使用できるセンサリーワーク適用性識別子、基準フレーム、および、基準フレームに関連したセンサリーワークの再生に適用される変更を定義する少なくともひとつのバリエーション・エンコーディングが含まれる。
【0006】
導入例によっては、センサリーワークデータには、テレビ番組、映画、ビデオゲームなどの視聴覚情報が含まれる。このセンサリーワークデータはコンピューターで読み取り可能であり、リムーバブルな媒体に保存することができる。また、センサリーワークデータは、通信チャンネルを通じて再生デバイスにストリームできる。さらに、再生コントロール記録はメモリに保存できる。
センサリーワーク再生システムでは、プロセッサは、変更したセンサリーワークデータをセンサリーワーク出力ポートを通して出力することにより、センサリーワークデータ再生を変更するように操作可能であり、例えば、センサリーワークの少なくとも一セグメントをスキップしたり、セグメントを並べ替えたり、情報のオーバーレイ、再生スピードの変更、セグメントの挿入などを行なうことができる。再生コントロール記録はメタデータとして表示できる。再生コントロール記録の入力ポートおよびセンサリーワーク出力ポートのどちらも、入力/出力コントローラーを使用して導入できる。
【0007】
センサリーワーク再生システムはデジタルビデオレコーダーとして導入できる。再生システムは、ユーザーのロケーション、ネットワーク上、またはそのコンビネーションで存在することができる。さらに、再生システムは、異なったデバイス上で機能できる部分から構成することができる。こうした部分はテレビと連結した家庭用電子機器に取り付けたり、ホームネットワークに連結したPCまたはネットワークデバイスを含む家庭内のデバイス上に取り付けることができる。また、再生システムの機能は、遠隔地、ピアネットワーク内、サービスプロバイダ、またはケーブルネットワークなどで提供できる。
【0008】
別の側面から言えば、コンピューターで読み取り可能な媒体に保存された再生コントロール記録には、再生コントロール記録がセンサリーワークに適用できるかどうかを見極めるために使用できるセンサリーワーク適用性識別子、基準フレーム(暗黙の場合もある)、および、基準フレームに関連したセンサリーワークの再生に適用される変更を定義する少なくともひとつのバリエーション・エンコーディングが含まれる。再生コントロール記録は、センサリーワーク再生デバイスによってセンサリーワークの再生を変更するために使用できる。
センサリーワーク適用性識別子は、さまざまな方法で導入できる。例えば、番組識別子、フォーマット識別子、および/またはソース識別子などである。さらに、センサリーワーク適用性識別子は基本的に階層的であることが可能である。
導入例によっては、基準フレームはイベントベースおよび/または時間ベースとなる。例えば、基準フレームは、基準の発生を定義することによって導入できる。すなわち、ある特別な出来ごとが発生したエポックタイムt0を識別する特定のフレームや特定のフレームシーケンス、または、センサリーワークデータを使用して計算を行い、結果を計算値と比較してエポックタイムt0を識別するような計算値などである。
【0009】
バリエーション・エンコーディングは、変更の記述と共に、時間識別子(例えば基準フレームに関連した時間t)を含めることによって導入できる。変更の記述には、例えば以下を含むことができるがこれに限られるわけではない:削除、並べ替え、挿入、オーバーレイ、および修正からなるグループから1つ以上。
さらに別の側面から言えば、センサリーワーク再生を変更する方法のひとつには、再生コントロール記録の受信、センサリーワークの一部または全部の受信、再生コントロール記録を基にしたセンサリーワークの変更、およびセンサリーワーク再生デバイスによって変更されたセンサリーワークの再生を促すデータの出力が含まれる。
導入例によっては、再生コントロール記録の受信には、再生コントロール記録がセンサリーワークに適用できるかどうかを見極めるために使用できるセンサリーワーク適用性識別子の受信、基準フレーム、および、基準フレームに関連したセンサリーワークの再生に適用される変更を定義する少なくともひとつのバリエーション・エンコーディングが含まれる。
【0010】
別の側面から言えば、コンピューター読取が可能な媒体に保存されたソフトウェアには、再生コントロール記録にアクセスするためのコードセグメント、センサリーワークを読み取るためのコードセグメント、再生コントロール記録に基づくセンサリーワークを変更するためのコードセグメント、およびセンサリーワーク再生デバイスによって変更されたセンサリーワークの再生を促すデータの出力を行なうためのコードセグメントが含まれる。
【0011】
別の側面から言えば、センサリーワークの再生をコントロールするよう操作可能なデバイスには、センサリーワークの再生を変更するための再生コントロール記録を保存する保存デバイス、再生コントロール記録に基づいた少なくとも1つのコントロールシグナルを発生させるためのロジック、およびセンサリーワーク再生デバイスの動作を変化させる少なくとも1つのコントロールシグナルを出力するよう操作可能なコントロールシグナルポートを含む。再生コントロール記録には、基準フレーム(黙示的である場合もある)、および、基準フレームに関連したセンサリーワークの再生に適用される変更を定義する少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングを含む。
【0012】
導入例によっては、各バリエーション・エンコーディングには、基準フレームに関連する時間識別子(黙示的である場合もある)、および変更の記述(例えば、コントロール機能および持続時間)が含まれる。変更の記述は、例えば再生、停止、早送り、巻き戻し、一時停止などの機能を定義するために使用できる。
コントロールシグナルポートはセンサリーワーク再生デバイスの動作を変化させるためのコントロールシグナルを出力するよう操作できる。導入例によっては、これはIRブラスターを通して赤外線(IR)コントロールシグナルを送信することによって行なわれる。
【0013】
別の一般的な側面では、センサリーワーク再生システムをコントロールする方法には、センサリーワークに関連する再生コントロール記録の受信、および、受信した再生コントロール記録に基づいたセンサリーワークの再生を変更する少なくとも1つのコントロールシグナルを出力すること、例えば、センサリーワーク再生デバイスをコントロールするために赤外線(IR)ブラスターで使用可能なシグナルを出力すること、を含む。
【0014】
別の一般的側面では、センサリーワークの再生のコントロールを提供する方法として、センサリーワークの再生を変更するための少なくとも1つの再生コントロール記録の保存、コンピューターネットワーク内での再生コントロール記録リクエストの受信、および、受信したリクエストへの応答としての再生コントロール記録の送信、が含まれる。再生コントロール記録はセンサリーワークの再生を変更するために、センサリーワーク再生デバイスによって使用できる。センサリーワーク再生記録はデータベースなどに保存でき、受信した再生コントロール記録のリクエストがデータベースのクエリとして送信できるようにする。受信したリクエストへの応答では、システムは1つ以上の再生コントロール記録を送信できる。
【0015】
導入例によっては、さらに、少なくとも1つの再生コントロール記録を伴う再生コントロール記録の受信、および受信した再生コントロール記録の保存が含まれる。上記の技術などは、連携センサリーワーク再生コントロールシステムを提供するために使用できる。
1つ以上の導入例の詳細は、付随の図および記述と共に以下に示される。その他の機能および利点は記述、図、および請求項から明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】センサリーワーク再生システムのダイアグラム。
【図2】センサリーワーク再生デバイスのダイアグラム。
【図3】センサリーワークの再生を変更する方法のフローチャート。
【図4】センサリーワーク再生システムのデジタルビデオレコーダーへの導入、およびレガシービデオプレイヤーへの導入のダイアグラム。
【図5】連携センサリーワーク再生システムのダイアグラム。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1では、センサリーワーク再生システム10には、センサリー再生デバイス14に連結された少なくとも1つのセンサリーワーク出力デバイス12がふくまれ、センサリー出力デバイス12は、再生コントロール記録20に基づき、センサリーワーク18の再生を変化させることによって、刺激体験者16の感覚の少なくとも一感覚を刺激するよう操作可能である。本公開で刺激体験者16とは、センサリー出力デバイス12によって感覚を刺激される者のことである。センサリー再生デバイス14は再生コントロール記録20に基づいてセンサリーワーク18の再生をコントロールまたは変化させるように操作可能である。
【0018】
センサリーワーク出力デバイス12とは、電子的、機械的、化学的、温度、および/または生物学的メカニズムによって、刺激体験者16の感覚を少なくとも1つ刺激するよう操作可能な装置である。例としては、これに限られるわけではないが、センサリーワーク出力デバイス12は、以下のものを含む:スタンドアロンまたは内蔵を問わず、テレビジョン、モニター、ディスプレイパネルなどのビデオディスプレイデバイス(例、携帯電話ディスプレイ、ポータブルDVDプレイヤー、またはハンドヘルドのビデオゲームユニット)、スピーカー、ヘッドセット、およびイヤホンなどのオーディオデバイス、バーチャルリアリティグローブ、自動マッサージチェア、コンピューター制御のトレーニング機器、シミュレーター(例、フライトシミュレーター、火器トレーニングシミュレーター、運転シミュレーター)などの触知デバイス、および触覚デバイス(例、ビデオゲームのコントローラー)。ここで記述されるデバイス、システムおよび技術が、現存および将来的なセンサリーワーク出力技術にも幅広く適用できることは、本分野に精通している者を喜ばせることであろう。
【0019】
センサリー再生デバイス14はセンサリーワーク出力デバイス12をコントロールするよう操作可能なデバイスである。 例としては、これに限られるわけではないが、再生デバイス14は、デジタルビデオレコーダー(DVR)、ビデオカセットレコーダー、デジタルエンターテイメントセンター、ケーブルボックス、コンピューター、ラジオ(地上または衛星)、カセットプレイヤー、デジタルミュージックプレイヤー、CDプレイヤー、DVDプレイヤー、ブルーレイディスクプレイヤー、自動マッサージチェア、電子制御のトレーニングデバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、デジタルブックを読むためのデバイスなどに実施可能である。
【0020】
今日最も広く用いられているセンサリーワーク18には、録音および映画がある。しかし、ここで取り上げるセンサリーワーク18とは、刺激体験者16の感覚のうち少なくとも1つを、電子的、機械的、化学的、温度、および/または生物学的メカニズムによって刺激するために、センサリー再生デバイス14で使用できる具体的な表現形式に固定されたいかなる作品をも意味する。具体的な表現形式に「固定」されたいかなる作品とは、ダイナミックなコンテンツおよびブログのマテリアルを含むことは言及されなければならない。このようなマテリアルは、いかなる時点においてもビデオブログの状態および/またはコンテンツとの関連で「固定」されていると考えられる。しかし、発明者は、本発明が、ビデオまたはブログのコンテンツを含む、かかるダイナミックなコミュニティコンテンツの再生をコントロールするために使用できることを認識している。
【0021】
以下のセンサリーワーク18は、説明上の目的で提供されるものであり、これらに限られるものではない:
1. 映画およびテレビ番組。映画やテレビ番組といった視覚作品は数多くのソースから得られる。例えば、これらは、ブルーレイ・ディスク、DVD、ビデオテープ、ユニバーサル・メディア・ディスク(UMD)などの形で購入またはレンタルできる。さらに、ケーブル、衛星放送、地上放送で鑑賞したり、録画できる上、後日の再生用に保存することもできる。また、データネットワークを通して、ストリームまたはダウンロードすることもできる。
2. 音楽およびオーディオブック。音楽およびオーディオブックの録音は、通常、テープ、CD、DVD、UMD、ブルーレイ・ディスクなどで購入できる。さらに、音楽およびオーディオブックはデータネットワークを通してストリームまたはダウンロードすることができる。最後に、音楽および音楽番組は、通常、ラジオ局、衛星ラジオ局、およびインターネット上のさまざまな組織によって放送されている。オーディオデータはさまざまなフォーマットで保存できる。例えば、オーディオCDフォーマット、MPEG−1 オーディオレイヤー3 (MP3) フォーマット、アドバンスド・オーディオ・コーディング (AAC) フォーマットなどである。
3. iFIT トレーニング、トレッドミル、エクササイズバイク、エリプティカル・トレーナーなど特定のトレーニング機器では、データカートリッジ、ビデオテープ、録音、DVDなどからシグナルを受信できるようになっており、トレーニングを多様化させている。例えば、iFITビデオテープを利用してトレッドミルをコントロールできる。トレーニングセッション中にユーザーが景色の美しい場所を通る小道のビデオを鑑賞し、そのビデオに合わせてスピードおよび傾斜が変化する。
4. デジタルブック。本も完全な電子フォーマットで購入し、コンピューター、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、または専用の電子機器で使用できる。デジタルブックのページ画像は従来の印刷された本と全く同様に読者が読めるように表示され、さらに検索、ブックマーク、および注釈を付ける機能などが備わっている。
5. インターネット。インターネットは多種多様な静的および動的なデータソースを提供する。定義したメタデータに基づいて、ユーザーとインターネットウェブサイトやダウンロードしたデータとの相互関係を多様化することが望ましい場合もある。
6. 新興および最新のフォーマット&技術。センサリーワーク18の再生を現在サポートしている、または将来的にサポートするようになるであろう新しい電子機器および/または機械が登場してきている。例えば、アミューズメントパークの乗り物、ロボティック・マッサージ・チェア、レーザー光のショー用機器、電子的にコントロールされた祝日用のライト、ビデオゲームシステム、およびシミュレーターなどである。
【0022】
本発明で記述されるシステムおよび技術は、いかなるセンサリーワーク18にも適用できることは、本分野に精通している者ならありがたく思うことであろう。これには、視覚、臭覚、味覚、触覚、聴覚、およびそのコンビネーションを刺激するものを含む。
【0023】
再生コントロール記録
再生コントロール記録20には、センサリーワーク18の再生を変化させたりコントロールするためにセンサリー再生デバイス14によって使用できるさまざまなデータを含む。本分野に精通している者なら、再生コントロール記録20が、従来のいかなるデータ保存およびデータアクセス技術を用いても表示および保存できることをありがたく思うだろう。例えば、センサリーワーク再生システム10の導入例の一つでは、XMLフォーマットのサーバー上に遠隔的に保存され、センサリーワーク18の再生を変化させたりコントロールするセンサリー再生デバイス14に必要に応じて送信される、再生コントロール記録20を使用している。再生コントロール記録20には以下の要素のうち1つ以上が含まれる:再生のバリエーション&コントロール動作、センサリーワーク18の特定、および/または基準フレーム。また、再生コントロール記録20には、特定の実施例で望まれるいかなる情報をも含むことができる。例えば、実施例によっては再生コントロール記録20が題名、作者、作成日などの情報を使用する場合がある。
【0024】
再生の多様化およびコントロール動作
本項では、センサリーワーク18の再生を変化させたりコントロールするよう適用されるさまざまな動作について述べる。
削除
センサリーワーク18のあるセグメントを削除したりスキップすることが望まれる場合がある。例えば、映画やテレビ番組の視聴者によっては、コマーシャルおよび/またはさまざまな理由で望ましくない内容をスキップしたいと思うかもしれない。これには、害のある内容、不適切な内容、またはその他の理由で望ましくない内容、その視聴者の目的または利用上、無関係または重要ではない内容、または重要度の低い内容などを含む。
例えば、テレビ番組「サバイバー」をPVRで録画している視聴者を思い浮かべてほしい。もしこの視聴者が番組を毎週見ることができるのなら、(コマーシャルを除いて)番組の全体を見たいと思うかもしれない。しかし、番組を1、2回見逃した場合には、番組全体を見るよりも、最新のエピソードだけを全体を通して見てから、それ以外は単にハイライトのみを見たいと思うかもしれない。この特定の視聴者のニーズおよび/または目的に基づき、放映番組の異なった部分を再生中にスキップしたり削除することが望まれる。
別の例では、アカデミー賞を録画した視聴者を考えてもらいたい。アカデミー賞の放映は、さまざまな視聴者グループの関心を集める。録画している視聴者は、有名人に関心があったり、エンターテイメントニュース、映画、特定の俳優、女優、脚本家、監督、および/または映画、ミュージカルなどに関心があるかもしれない。異なった視聴者グループは放映の異なった部分を見たいと思うだろう。そのため、各グループにカスタム化した視聴体験を提供するためには、放映を部分的に削除またはスキップできることが望ましい。
【0025】
並べ替え
場合によっては、センサリーワーク18の特定のセグメントを、放映会社、プロデューサーおよび/または作者の意図とは異なった順番で鑑賞したり体験することが望まれることがある。
例えば、音楽を聴いている時には、リスナーがアルバムとは異なった順番で音楽を楽しみたいと思う場合がある。センサリーワーク18のセグメントを並べ替えて再生することが望ましい。
オーバーレイ
場合によっては、センサリーワーク18の再生中に情報をオーバレイすることが望ましい。
例えば、テレビ番組の再生および/またはコントロールを変化させるためにメタデータなどを提供しているウェブサイトが、ユーザーが見たくないコンテンツを縮小したり削除できるメタデータにアクセスできるように、こうした情報を公開した場合には、そのウェブサイトは再生中にマーク、ブランドまたはその他の識別子をオーバーレイすることによって広告データを挿入することを望む場合がある。
さらに、さまざまな理由により、再生中に、カスタムスクリーンチケット、商品の配置、サブタイトル、ダビング、画像などを挿入することが望まれる場合がある。
【0026】
再生スピード
場合によっては、センサリーワーク18の特定のセグメントの再生スピードを変化させることが望まれる。
例えば、広告者は、PVRユーザーの多くがコマーシャルを早送りすることを知っている。革新的な広告者によっては、放映中に1秒のセグメントを取り入れ、これは、コンテンツを見るために再生を一時停止するPVRユーザーによってのみ効果的に用いられる。状況によって、放映を部分的に数秒間一時停止で見せたり、スローモーション、または早送りで見せるなど、再生を変化させることが望ましいだろう。
さらに、スポーツイベント(またはその他の番組)の再生中にカスタムの「インスタント・リプレイ」を作成できるようにすれば便利だろう。これにより、例えば、ユーザーがメタデータを作成し、フットボールゲームのある特定のプレイがスローモーションで見られるようにできる。
挿入
場合によっては、センサリーワーク18の再生中に、さらなる情報、ビデオ、オーディオなどを挿入することが望ましい。
例えば、ユーザーは他のソースまたは同じソースのほかのセグメントからメディアを挿入したり、新しいデータを挿入したいと思うかもしれない。この技術の導入例の一つとして、再生中にプロフィールベースの広告を挿入することがある。例えば、スーパーボウルの再生中に視聴者に、視聴者層またはその他の情報に基づく広告を見せることができる。つまり、国勢調査のある区分内に住む視聴者にはレクサスの広告を見せ、他の視聴者群にはトヨタの広告を見せたりできる。
さらにこの技術は、番組に情報を追加して、それにコメントする新しい番組を作成したり、またはその他の派生作品を作成するために使用できる。例えば、一般教書演説の放送を再生する場合、これにコメントまたは映像を追加、挿入して変更することができる。さらに、再生を変更して風刺やコメディに使用することができる。
【0027】
表示
場合によっては、センサリーワーク18の表示を変更することが望ましい。例えば、ある視聴者はカラー化された映画を元の白黒で見たいと思うかも知れないし、その逆もあり得る。同様に、ディスプレイおよび表示のほかの面でも視聴者の好みに合わせて変更できる。
その他
上記の導入例は、例としてあげたものである。技術に長ける者なら、センサリーワーク18の再生のいかなるバリエーション、修正、および/またはコントロールでも、本公開の範囲内にあることをありがたく思うことだろう。
メタデータ
上記のバリエーションおよび/またはコントロールなど、センサリーワーク18へのいかなる修正も、メタデータとして、またはその特定のセンサリーワーク18に関する同様のコントロールデータとして保存または概念的に説明することができる。ここで使用されるメタデータとは、希望する機能を実行できるいかなるコントロールシグナルまたはデータをも意味する。
【0028】
センサリーワークの特定
センサリーワーク18の再生バリエーションおよび/またはコントロールに影響を与えるメタデータは、特定のセンサリーワーク18および/またはセンサリーワーク18の特定の例に関連していることが望ましい。例えば、NBC提携会社であるワシントンDC WRC−TVによるテレビ番組の放映は、同じくNBC提携会社であるサンフランシスコのKNTVとは異なった広告を放送するだろう。さらに、番組を異なったフォーマットで放映することができる。例えば、スタンダードビジョン(SD)およびハイビジョン(HD)である。メタデータは、それを適用するセンサリーワーク18と関連づけることが望ましい。
導入例の一つでは、メタデータには番組識別子が含まれる。例えば、番組識別子は「スーパーボウルXL」とできる。この技術はほとんどの目的に適しているが、ソース間にバリエーションがある場合には、各ソースに別々の識別子を与えることが望ましい(例えば「スーパーボウル XL:DirecTV」、「スーパーボウル XL:Comcast」、「スーパーボウル XL:WRC−TV」など)。
【0029】
メタデータを映画に適用する導入例では、映画をテレビ放映から録画する視聴者、有料視聴番組から録画する視聴者、DVDで映画を再生する視聴者、またはビデオ・オン・デマンドを通してインターネットから映画を入手する視聴者などに対して、映画を提供できる。各放映間に差があることから(例えば、画面にフィットするように編集されたものや、ワイドスクリーンで表示されるもの、コマーシャルを含むものなど)、これらの違いを香料に入れた映画の識別を提供するとよいだろう。
この問題に対する考えられる解決策の一つとしては、階層的表示が挙げられる。例えば、「スーパーボウルXL」という題をもち、異なったソースにはさらに特定した表題をもつ、幅広い階層があってもよい。この解決策では、いかなるソースからでも入手したビデオをもつ者が、この放映階層を使用して、さらに特定のメタデータをも使用できるようになる。
時折、センサリーワーク18は再生をコントロールするためにメタデータを伴って提供される。メタデータと特定のセンサリーワークの関係が黙示的である場合、適用するセンサリーワーク18へのいかなる参照もする必要はない。
【0030】
基準フレーム
ユーザーがセンサリーワーク18を入手し、再生をコントロールまたは変化させるためのメタデータを取得したら、共通の基準フレームを決めると便利である。センサリーワーク18が全く同一であったり、またはかなり同一性がある場合には、基準フレームは黙示的である。しかし、センサリーワーク18のソース間でかなりのバリエーションがある場合には、ある程度のシンクロナイゼーション、あるいは同期化を行うとよい。例えば、適切な情報を削除、挿入、並び替え、早送り、またはなんらかの形で修正またはコントロールする。
センサリーワーク18には少なくとも2種類ある。 (i) 時間的によく作動するもの、および、(ii) よく作動しないもの。センサリーワーク18は、各再生が比較的同時期であるときに、時間的によく作動するといえる。例えば、映画や録音は、ビデオおよび/または録音のそれぞれのフレームが、再生中の相対的な瞬間においてほとんど一致している場合には、時間的によく作動している(例えば、相対的にほとんど同じ時点で同じ音符が再生された場合)。
【0031】
時間的によく作動しているセンサリーワーク18では、基準フレームは、エポックタイムt0 を特定して、この時間をセンサリーワーク18の再生に関連付けることで作成できる。ここで用いられる関連付けは、センサリーワーク18の性質によって異なる。例えば、オーディオセンサリーワーク18では、基準フレームは波形となり、センサリー再生デバイス14が再生中に波形を特定し、エポックタイムt0 を対応する波形に関連付ける。
場合によっては、1フレームをマッチさせるだけでは、そのフレームまたはかなり同様のフレームが何度も繰り返して発生するために、不十分である。本分野では、ビデオおよび/またはオーディオの録画録音を識別するための技術が多く知られている。例えば、さまざまなビデオのフィンガープリント技術を使用して、他では発生することが統計的に不可能なセンサリーワーク18の性質を識別できる。このような性質を使用して、直接または参照の性質を補正する形で、エポックタイムt0 を定義することができる。
【0032】
共通の基準フレームを設定したら、再生コントロール記録20で定義されたバリエーションおよびコントロール作業を、エポックタイムt0 に関連して定義された
時点に適用することができる。
センサリーワーク18の中には、時間的によく作動しないものがあり、例えば、再生が決定的ではなかったり、再生が変動、またはさまざまな外部の影響を受けることがある。かかるセンサリーワーク18では、再生コントロール記録20がイベントに関する作動のバリエーションおよびコントロールを決定する。例えば、再生コントロール記録20はビデオゲームのセンサリーワーク18を修正または変更するために作成できる。ビデオゲームのプレイはユーザーとの相互関係に大きく依存していることから、バリエーションおよびコントロール作動を、あらかじめ決められた時間ではなく、1つ以上のイベントの発生に基づいて決定する方が効果できであるだろう。
共通の基準フレームを決定する方法のひとつとしては、初期の基準フレームを任意または推測して設定し、違いがあれば視聴者が再生を微調整できるようにする。例えば、メタデータがセンサリーワーク18の同一コピーを参照していることが前提とする。挿入、削除などが不適切な時点で行なわれる場合には、ユーザーが再生を変更し(例えば、メタデータコントロールに対して再生を速めたり遅くしたりする、または、フレームを早送りまたは逆送りでスキップしたりする)、希望する結果を達成できる。
【0033】
バリエーション・エンコーディング
本分野に精通する者なら、センサリーワーク18の再生のバリエーションおよびコントロールをエンコードする方法には無数の方法があることをうれしく思うことだろう。推薦する実施例では、メタデータは、特定した基準フレームと関連する時間の参照が含まれる。例えば、メタデータは基準フレームから2分23秒までを再生し、次の58秒はスキップすることを指定したとする。メタデータはその後、例えば、他のデータに特定の情報をオーバーレイしたものを次の30秒間挿入することを指示するなどできる。
図2では、センサリー再生デバイス14には、センサリーワーク18を受信できるよう操作可能なセンサリーワーク入力ポート24を持つプロセッサ22、再生コントロール記録20を保存するための保存デバイス26、およびセンサリーワーク18の再生を可能にするために情報をセンサリー出力デバイス12に送信するよう操作可能なセンサリーワーク出力ポート28が含まれる。ここで使用される「ポート」とは、センサリー再生デバイス14がデータを入力または出力できるようにするいかなるデバイスまたはメカニズムをも意味する。
図3のセンサリーワークの再生を変更する方法には、再生コントロール記録20の受信(ステップ30a)、センサリーワーク18の受信(ステップ30b)、再生コントロール記録20に基づきセンサリーワーク18を変更する(ステップ30c)、およびセンサリーワーク18の変更された再生を促すためにデータ32を出力する(ステップ30d)が含まれる。
【0034】
コミュニティ
複数のユーザーが「コミュニティ」を構成する。コミュニティ内では、ユーザーは、録音、映画、テレビ番組、触覚要素を持つ作品、光のショーなどの、センサリーワーク18にアクセスを持つ。センサリーワークはどのような形式でもよく、また事実上そのソースを問わない。さらに、ユーザーはコミュニティ内の別のユーザーが作成したメタデータにアクセスできる。
特に、例を挙げると、これに限られるわけではないが、コミュニティ内のユーザーはセンサリーワークにアクセスできる。例えば、ユーザーは最近のスーパーボウルゲームの映像にアクセスできるとする。このゲーム映像は、各ユーザーが同じセンサリーワーク、または同じセンサリーワークのコピーを持つような形でアクセスできるように提供されるか、かたは、ユーザーは他の方法でこのセンサリーワークを入手できる(例えば、テレビ放映、ケーブル、インターネットまたは衛星放送など)。コミュニティ内のユーザーはゲームの再生を変更するためにメタデータを作成できる。例えば、あるユーザーは個人のニーズおよび/または希望に合うように、かかる映像を調整するため、最近のスーパーボウルゲームの映像のクリフノートバージョンを作成する。また、あるユーザーは、クリフノートバージョンに、ゲーム全体の「スナップ写真」のみが含まれるようにその映像を仕立てるかもしれない。これにより、ユーザーは、このゲームに関係のない追加マテリアルを全て除きつつ、ゲームのプレイを全て見ることができる。その後、他のユーザーがこのバージョンまたはクリフノートにアクセスでき、それをそれぞれのニーズや希望に合わせて修正できる。例えば、他のユーザーはゲーム内の全スナップに関連するこのバージョンを使用するが、さらにハーフタイムショーを追加するかもしれない。これにより、コミュニティ内のユーザーはお互いに協力し合って、意見を表明したり、または関連テーマにおける他のユーザーの作品を楽しむことができる。コミュニティはさらに、さまざまなクリフノートバージョンに投票したり、コミュニティ内の他のメンバーと交流したり、それぞれの関心や好みを表現したりする場を提供する。これらの関心や好みを追跡し、「ユーザー特定」の情報をコミュニティやコミュニティ内の特定にユーザーに提供するために使用できる。最後に、クリフノートバージョンは要約の性質を持つため、ユーザーは、希望すれば、短時間でかなりの量のデータを見ることができるようになる。
【0035】
別の実施例では、クリフノートバージョンは、それに関連する第三者からのさらなるマテリアルによって補足される。例えば、広告者はクリフノートバージョンを作成または修正しているユーザーのニーズおよび/または希望に合って調整されたクリフノート内に広告を挿入できる。
実際には、コミュニティ内の各ユーザーは、メディアまたはデータのセグメントにアクセスできる。このデータまたはメディアはTIVO、テレビジョン、インターネット、またはその他にいかなるソースからでも取得できる。その後システムはユーザーのセグメントを標準化し、ユーザー間で提供された全てのセグメントの共通開始点を決定する。このステップは、データソースの多様さから各ユーザーのセグメントのスタート点を知ることが難しいために必要となる。かかる開始点が、全ユーザーに対して決定されたら、データまたはメディアに含まれる参照点を使用して、データ/メディアのクリフノートバージョン用の開始および終了点を提供する。メディアファイル全体を送信する代わりに、推奨する実施例では、コミュニティ内のユーザー間で共用するのは参照点のみである。これにより、正確な編集機能を提供し、送信速度を強化し、バンド幅の問題を最小限にする。さらに、参照点の使用により、第三者によるデータの挿入が容易となる。
【0036】
センサリーワークの標準化はさまざまな方法で実行できる。例えば、導入例によっては、最初飲めたデータ参照点には、基準フレームのフィンガープリントを含む。このフィンガープリントは、1フレームまたはフレームのセグメントに基づく計算を実行することにより得られる。ユーザーのシステムがメタデータを作成するために使用される基準を決定するように、フィンガープリントを生成するためにはいかなる技術でも使用できる。
コミュニティが設置され、ユーザーが希望するデータまたはメディアを手にしたら、ユーザーインターフェイスによって、1人以上のユーザーがそのセグメントにアクセスし、データのクリフノートバージョンを作成できるようにする。特定データに初めてアクセスした時に、ユーザーにはクリフノートバージョンの作成を望むかどうかが聞かれる。クリフノートの最初のバージョンが作成されると、その参照点がデータベースに保存され、コミュニティ内の他のユーザーによってアクセスできるようになる。他のユーザーはクリフノートバージョンにアクセスし、閲覧、修正、またはデータの削除などを行なうことができる。さらに、コミュニティはベストバージョンに投票を行なったり、さまざまなバージョンについてディスカッションを行なったりできる。バージョンに関連して賞金などを、第三者および/またはコミュニティのメンバーによって提供、決定されるようにできる。
【0037】
上記のシステムは、ユーザーに、共通の関心に沿って集まり、個人的またはグループで創作作品や全ユーザー間で関連する、または共通のデータまたはメディアのサマリを開発したりできる、創造的かつ活性的な環境を提供する。これにより、刺激や娯楽だけではなく、アイデアや関心を表現できるフォーラムも提供できる。このような環境は、さらにユーザーの関心や好みを追跡する方法を提供し、コミュニティおよび/または第三者が、データおよびメディア内でユーザーおよびコミュニティに合った情報を追跡し提供できるようにする。
導入例の一つでは、協同したコミュニティがセンサリーワークの再生をコントロールまたは変化させるためのメタデータの作成、共用、使用を促す。この特定の例では、コミュニティは、センサリーデータの再生中に、プロフィールベースの広告を挿入することによってサポートされている。
このシステムは、ユーザーに、ユーザーの目的に「最も」貢献したメタデータを特定できるメカニズムを提供する。例えば、使用できるメカニズムの1つでは、ユーザーがメタデータの提供を評価できるようにする。
導入例によっては、プロフィールベースの広告の交換を可能にし、センサリーデータの再生中にターゲット広告を挿入できるようにする。挿入する広告の決定は、システムが、例えば、ユーザーの好み、アカウントデータ、国勢データ、人口統計データ、ユーザー評価、過去のコミュニティ参加歴、などの情報を使用して行なう。
【0038】
IR ブラスターの実施例
上記の技術は、電子音楽プレイヤーを含むさまざまな家庭用電気製品に導入できる(例、MP3プレイヤー、iPods、DVR、パーソナルコンピューターなど)。しかし、これらの技術はレガシー家庭用電気機器にも使用できる。
例えば、家庭用電子再生デバイスの再生をコントロールまたは変化できる家庭用電子コントロールデバイスを考えてみたい。例えば、コントロールデバイスには、IRブラスター、シリアル接続、ネットワーク接続などを含み、VCR, DVR, DVDプレイヤー、またはその他の家庭用電子再生デバイスをコントロールするよう操作可能である。IRブラスターの導入では、家庭用電子コントロールデバイスは特定のセンサリーワーク18の再生に関連するメタデータを読み取ることができ、IRブラスターを使ってシグナルを送信することにより、家庭用電子再生デバイスを通して再生を変化させたりコントロールすることができる。
例えば、スーパーボウルXLに関連するメタデータが基準フレームを識別し、基準フレームから7分15秒の時点で始まる56秒のセグメントをスキップするとする。これを行なうには、家庭用電子コントロールデバイスは、7分15秒の時点から56秒のセグメントが終了するまで早送りを行なう。
【0039】
導入例によっては、IRブラスターは簡単に56秒のスキップをリクエストすることができる。しかし、デバイスによっては(VCRなど)家庭用電子コントロールデバイスは、家庭用電子再生デバイスが早送りを行なうスピードに関する情報を必要とする場合がある。
導入例によっては、さまざまな再生デバイスの早送りおよび巻き戻しスピードを、待ち時間と共に示した表を維持し、家庭用電子コントロールデバイスが、メタデータで指定したバリエーションおよびコントロール機能を正確に実行できるようにしている。
【0040】
デジタルビデオレコーダーの実施例
図4は、刺激体験者16が視聴するビデオ録画の再生を変化および/またはコントロールするセンサリーワーク再生システム10の導入例のダイアグラムである。導入例の一つでは、デジタルビデオレコーダー40がディスプレイ42に接続されている。デジタルビデオレコーダー40は従来のデジタルビデオレコーダーによって実行される機能を実行できる。しかし、デジタルビデオレコーダー40は、再生のバリエーションおよびコントロールをサポートできるように拡張されている。
導入例によっては、デジタルビデオレコーダー40は、例えば、ネットワーク内で、またはコンピューターで読取可能な媒体から、またはユーザーの入力によるといった、外部ソースから再生コントロール記録20を受信できるようになっている。再生記録はデジタルビデオレコーダー40のメモリ上に保存でき、再生を変更するために有効化される。例えば、テレビ放送を録画した刺激体験者16は、そのテレビ番組放送に関連した再生コントロール記録20をダウンロードし、その番組を見たり、コマーシャルをスキップしたりできる(例えば、早送りまたは飛び越えることによって)。
【0041】
消費者によっては、アップグレードできないレガシーハードウェアを使用しているため、ここで公開されるコンセプトをサポートするようにアップデートできるようなデジタルビデオレコーダー40を持っていない場合がある。例えば従来のビデオカセットレコーダーのオーナーなど、こうした消費者は、そのレガシービデオプレイヤー50をコントロールデバイス52と共に使用できる。コントロールデバイス52は、上記のIRブラスター技術など、さまざまな技術を用い、ビデオプレイヤー50をコントロールする。これらの消費者の場合、コントロールデバイス52が再生されるビデオに関する情報を特定できない場合がある。その場合には、コントロールデバイス52は、刺激体験者16が適切な再生コントロール記録20を特定し、その再生コントロール記録20とビデオ再生の実行をシンクロナイズすることに依存する。例えば、導入例によっては、コントロールデバイス52はビデオプレイヤー50にロードされた番組をコントロールするように設定される。刺激体験者16がビデオプレイヤー50を操作して再生を開始し、コントロールデバイス52によるコントロールを開始する。
コントロールデバイス52には、実行中の再生に関連した追跡を可能とするユーザーインターフェイスを含むことができる。例えば、もしコントロールデバイス52がビデオプレイヤー50に、コマーシャルまたは番組セグメント中に早送りすることを、早すぎる時点で合図した場合には、刺激体験者16はインターフェイスを比較的遅く使用したり、スピードをコントロールしたりして、デバイスを同期させるようにする。
【0042】
図5の連携センサリーワーク再生システムには、ネットワーク56に連結したサーバー54 が含まれる。例えば、インターネット、広域ネットワーク、ローカルエリアネットワークなどである。サーバー54はデータベース58と合同で作動し、再生コントロール記録20の交換を可能にする。いかなるデータベースまたはデータ保存技術でも使用でき、1つ以上のセンサリー再生デバイス14がサーバー54と相互に作用して、再生コントロール記録60を送信したり、再生コントロール記録62を回収したりする。
この連結センサリーワーク再生システムの導入例は、例えば、再生コントロール記録20を共用するためのオンラインコミュニティを可能にする。上記のいずれの技術でもこのシステムに使用できる。例えば、DVRセンサリー再生デバイス14を持つ家庭のユーザーが、 そのDVRを用いてテレビ番組を録画し、録画したセンサリーワークの再生を変化させる再生コントロール記録20を作成して、再生コントロール記録60をサーバー54に送信する。再生コントロール記録20はデータベース58に保存される。例えば、別の家庭に住む別のユーザーは、有効なDVRセンサリー再生デバイス14を使って、サーバー54を用いて、そのユーザーが使用できる特定のセンサリーワーク18に適用できる再生コントロール記録20を検索する。このユーザーは、最初のユーザーによって作成および送信された再生コントロール記録62を入手することを選ぶことができ、それを使って自分の持つDVRで録画した同じセンサリーワーク18の再生を変化させることができる。
【0043】
結論
私たちの生活にはセンサリーワーク18が氾濫している。特定のセンサリーワーク18を特定、検索し、およびアクセスできるように、かなりの労力が費やされている(例えば、PVR、インターネット検索技術など)。しかし、特定のセンサリーワーク18をよりよく処理することを助けるような処理方法はまだ限られている。上記の技術およびシステムはいかなるセンサリーワーク18に対しても適用でき、ユーザー、会社またはコミュニティが、センサリーワーク18の再生を変更および/またはコントロールするメタデータを作成、使用および/または共用できるようにする。
多数の導入例について説明したが、本発明の主旨および範囲から外れることなくさまざまな修正を行なうことができる。従って、他の導入例は以下の請求項の範囲内とする。
【符号の説明】
【0044】
10 センサリーワーク再生システム
12 センサリーワーク出力デバイス
14 再生デバイス
16 刺激体験者
18 センサリーワーク
20 再生コントロール記録
26 保存デバイス
42 ディスプレイ
50 ビデオプレイヤー
52 コントロールデバイス
54 サーバー
56 ネットワーク
58 データベース
60 再生コントロール記録

【特許請求の範囲】
【請求項1】
センサリーワーク再生システムであって、
センサリーワークデータを受信できるよう操作可能なセンサリーワーク入力ポートを有し、
センサリーワークデータの変更を行なうための再生コントロール記録を保存する保存デバイスを有し、前記再生コントロール記録には、
再生コントロール記録がセンサリーワークに適用できるかどうかを見極めるために使用できるセンサリーワーク適用性識別子、
基準フレーム、及び、
基準フレームに関連してセンサリーワークの再生に適用される変更を定義する少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングが含まれるものであり、
センサリーワークデータの再生を可能にするため情報をセンサリー出力デバイスに送信するよう操作可能なセンサリーワーク出力ポートを有し、かつ、
前記センサリーワーク出力ポートを通して、前記少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングにより変更されたセンサリーワークデータをユーザからの入力なしに自動的に出力することにより、センサリーワークデータの再生を変更するよう操作可能なプロセッサを有する、センサリーワーク再生システム。
【請求項2】
前記保存デバイスは、コミュニティ内のメンバーによりネットワークを通じてアクセス可能で、かつ、前記コミュニティ内の一人以上のメンバーによりネットワークを通じて選択可能な前記センサリーワークデータの変更を行なうための再生コントロール記録を保存するものであり、
前記コミュニティの一人以上のメンバーによって前記コミュニティにレーティングフィードバックを与えるためのユーザインターフェースを有する、請求項1記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、センサリーワークを再生及びスキップするための特定した基準フレームと関連する時間を参照して、情報がオーバーレイされるセンサリーワークの再生を変更する、請求項1又は2記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項4】
センサリーワークデータに視聴覚情報が含まれる、請求項1〜3のいずれかに記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項5】
センサリーワークデータがコンピューターで読取可能な媒体に保存される、請求項1〜4のいずれかに記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項6】
コンピューター読取可能な媒体がリムーバブルである、請求項5記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項7】
センサリーワーク入力ポートが入力/出力コントローラーである、請求項1記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項8】
保存デバイスがメモリである、請求項1記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項9】
センサリーワーク出力ポートが入力/出力コントローラーである、請求項1記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項10】
センサリーワークデータをセンサリーワークの再生に使用できる、請求項1記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項11】
プロセッサが、センサリーワークデータの再生を変更し、少なくともセンサリーワークの1セグメントをスキップできるように操作可能である、請求項10記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項12】
プロセッサが、センサリーワークデータの再生を変更し、センサリーワークのセグメントを並べ替えできるように操作可能である、請求項10記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項13】
プロセッサが、センサリーワークデータの再生を変更し、センサリーワークに情報をオーバレイできるように操作可能である、請求項10記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項14】
プロセッサが、センサリーワークデータの再生スピードを変更できるように操作可能である、請求項10記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項15】
プロセッサが、センサリーワークデータの再生を変更し、セグメントを挿入できるように操作可能である、請求項10記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項16】
再生コントロール記録がメタデータとして表示される、請求項1記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項17】
センサリーワーク再生システムがデジタルビデオレコーダーである、請求項1記載のセンサリーワーク再生システム。
【請求項18】
コンピューターで読取可能な媒体に保存された再生コントロール記録であって、
再生コントロール記録がセンサリーワークに適用できるかどうかを見極めるために使用できるセンサリーワーク適用性識別子、
基準フレーム、および、
基準フレームに関連したセンサリーワークの再生に適用される変更を定義する、少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングを有し、
前記少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングによりセンサリーワークの再生をユーザからの入力なしに自動的に変更するためにセンサリーワーク再生デバイスによって使用できるものである再生コントロール記録。
【請求項19】
センサリーワーク適用性識別子が階層的である、請求項18記載の再生コントロール記録。
【請求項20】
センサリーワーク適用性識別子に番組識別子を含む、請求項19記載の再生コントロール記録。
【請求項21】
センサリーワーク適用性識別子にさらにソース識別子を含む、請求項20記載の再生コントロール記録。
【請求項22】
センサリーワーク適用性識別子にさらにフォーマット識別子を含む、請求項20記載の再生コントロール記録。
【請求項23】
基準フレームが黙示的である、請求項18記載の再生コントロール記録。
【請求項24】
基準フレームが基準発生を定義する、請求項18記載の再生コントロール記録。
【請求項25】
基準発生が特定のフレームであり、その発生によってエポックタイムt0を定義する、請求項24記載の再生コントロール記録。
【請求項26】
基準発生にフレームシーケンスが含まれ、その発生によってエポックタイムt0を定義する、請求項24記載の再生コントロール記録。
【請求項27】
基準発生が計算された値であり、計算はセンサリーワークデータを用いて行なわれ、その結果を計算値と比較してエポックタイムt0を特定する、請求項24記載の再生コントロール記録。
【請求項28】
基準フレームがイベントベースである、請求項18記載の再生コントロール記録。
【請求項29】
少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングのそれぞれに、
基準フレームに関連した時間識別子、および、
変更の記述が含まれる、
請求項18記載の再生コントロール記録。
【請求項30】
時間識別子が基準フレームに関連した時間tである、請求項29記載の再生コントロール記録。
【請求項31】
変更の記述に、削除、並べ替え、挿入、オーバーレイ、表示、および修正からなるグループのうち1つ以上を含む、請求項29記載の再生コントロール記録。
【請求項32】
センサリーワークの再生を変更する方法であって、
再生コントロール記録の受信、
センサリーワークの受信、
再生コントロール記録に基づくセンサリーワークの変更、および、
センサリーワーク出力デバイスによって変更されたセンサリーワークの再生を促すデータの出力を行い、
前記再生コントロール記録には、基準フレーム、および、基準フレームに関連したセンサリーワークの再生に適用される変更を定義する、少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングが含まれ、かつ、
センサリーワーク出力デバイスによって変更されたセンサリーワークの再生を促すデータの出力では、前記少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングにより、ユーザからの入力なしに自動的にセンサリーワーク出力デバイスによる変更が行われる、方法。
【請求項33】
前記再生コントロール記録の受信には、
再生コントロール記録がセンサリーワークに適用可能かを見極めるために使用できるセンサリーワーク適用性識別子の受信が含まれる、請求項32記載の方法。
【請求項34】
コンピューターで読取可能な媒体に記録されたソフトウェアであって、
再生コントロール記録にアクセスするためのコードセグメントであって、前記再生コントロール記録は、基準フレームと、基準フレームに関連したセンサリーワークの再生に適用される変更を定義する少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングと、を含む、コードセグメント、
センサリーワークを読み取るためのコードセグメント、
再生コントロール記録に基づいたセンサリーワークを変更するためのコードセグメント、及び、
前記少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングによりセンサリーワーク再生デバイスによってユーザからの入力なしに自動的に変更されたセンサリーワークの再生を促すデータを出力するためのコードセグメントを含む、ソフトウェア。
【請求項35】
センサリーワークの再生をコントロールするよう操作可能なデバイスであって、
センサリーワーク再生の変更を説明する再生コントロール記録を保存する保存デバイスを有し、前記再生コントロール記録は、基準フレームと、基準フレームに関連したセンサリーワークの再生に適用される変更を定義する少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングと、を含むものであり、
前記再生コントロール記録に基づく少なくとも1つのコントロールシグナルをユーザからの入力なしに自動的に発生させるためのロジックを有し、かつ、
前記少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングにより前記センサリーワーク再生デバイスの動作を変化させるための少なくとも1つのコントロールシグナルを出力するよう操作可能なコントロールシグナルポートを有する、デバイス。
【請求項36】
基準フレームが黙示的である、請求項35記載のデバイス。
【請求項37】
少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングのそれぞれに、
基準フレームに関連した時間識別子、及び、
変更の記述、を含む、請求項35記載のデバイス。
【請求項38】
基準フレームに関連した時間識別子が黙示的である、請求項37記載のデバイス。
【請求項39】
変更の基準に、
コントロール機能と、持続時間と、が含まれる、請求項37記載のデバイス。
【請求項40】
前記コントロール機能には、再生、停止、早送り、ジャンプ、巻き戻し、及び一時停止のうち1つ以上が含まれるものである、請求項39記載のデバイス
【請求項41】
コントロールシグナルポートが、赤外線(IR)コントロールシグナルを送信することによって、センサリーワーク再生デバイスの動作を変化させるための少なくとも1つのコントロールシグナルを出力するよう操作可能である、請求項35記載のデバイス。
【請求項42】
サーバー上における再生コントロール記録システムであって、
再生コントロール記録のデータベースと、
再生コントロール記録をデータベースから転送するよう操作可能な再生コントロール記録回収システムと、を含み、前記再生コントロール記録のデータベース内記載の再生コントロール記録には、
再生コントロール記録がセンサリーワークに適用できるかどうかを見極めるために使用できるセンサリーワーク適用性識別子、
基準フレーム、及び、
基準フレームに関連したセンサリーワークの再生に適用される変更を定義する、少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングを含み、
ユーザからの入力なしに自動的にセンサリーワークの再生を変更するためにセンサリーワーク再生デバイスによって使用できる、再生コントロール記録システム。
【請求項43】
さらに再生コントロール記録を受信し、およびデータベースに再生コントロール記録を保存するよう操作可能な再生コントロール記録受信システムからなる、請求項42記載の再生コントロール記録システム。
【請求項44】
センサリーワーク再生にコントロールをもたらす方法であって、
センサリーワーク再生の変更を記述する少なくとも1つの再生コントロール記録の保存、
コンピューターネットワーク内での再生コントロール記録の受信であって、
前記再生コントロール記録には、基準フレーム、および、基準フレームに関連したセンサリーワークの再生に適用される変更を定義する、少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングが含まれる、再生コントロール記録の受信、
受信したリクエストに応答して少なくとも1つの再生コントロール記録から再生コントロール記録を送信し、この再生コントロール記録は、センサリーワークの再生をユーザからの入力なしに自動的に変更するため記載のセンサリーワーク再生デバイスで使用できるものである、方法。
【請求項45】
センサリーワークの再生を変更するための少なくとも1つの再生コントロール記録の保存には、少なくとも1つの再生コントロール記録をデータベースに保存することが含まれる、請求項44記載の方法。
【請求項46】
コンピューターネットワーク内での再生コントロール記録のリクエストの受信には、データベースクエリを受信することが含まれる、請求項45記載の方法。
【請求項47】
少なくとも1つの再生コントロール記録からの再生コントロール記録送信には、複数の再生コントロール記録を送信することが含まれる、請求項45記載の方法。
【請求項48】
さらに、再生コントロール記録を少なくとも1つ伴った再生コントロール記録の受信および受信した再生コントロール記録を保存する、請求項44記載の方法。
【請求項49】
再生コントロール記録の受信および送信が、連携センサリーワーク再生コントロールシステムを提供するよう操作可能である、請求項48記載の方法。
【請求項50】
さらに、少なくとも1つの再生コントロール記録に関連するメタデータの維持、および維持されたメタデータを使用したコミュニティ機能の提供からなる、請求項44記載の方法。
【請求項51】
さらに、少なくとも1つの再生コントロール記録に関連するメタデータの維持には、少なくとも1つの再生コントロール記録に関するフィードバックを記録することが含まれる、請求項50記載の方法。
【請求項52】
少なくとも1つの再生コントロール記録に関するフィードバックの記録では、
再生コントロール記録のコメント、及び、再生コントロール記録の評価の少なくとも一方を記録する、請求項51記載の方法。
【請求項53】
センサリーワーク再生にコントロールをもたらす方法であって、
センサリーワーク再生の変更を記述する少なくとも1つの再生コントロール記録を保存し、
コミュニティ内のメンバーへの再生コントロール記録を公開し、前記再生コントロール記録には、基準フレーム、および、基準フレームに関連したセンサリーワークの再生に適用される変更を定義する、少なくとも1つのバリエーション・エンコーディングが含まれ、
コミュニティーの1人以上のメンバーからコンピューターネットワークを通じての再生コントロール記録のリクエストを受信し、
受信したリクエストに応答して、少なくとも1つの再生コントロール記録から再生コントロール記録を送信し、この再生コントロール記録はセンサリーワークの再生をユーザからの入力なしに自動的に変更するためのセンサリーワーク再生デバイスで使用できるものである、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−186869(P2012−186869A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−152863(P2012−152863)
【出願日】平成24年7月6日(2012.7.6)
【分割の表示】特願2009−552006(P2009−552006)の分割
【原出願日】平成20年2月20日(2008.2.20)
【出願人】(500551079)ソニー コンピュータ エンタテインメント アメリカ リミテッド ライアビリテイ カンパニー (95)
【Fターム(参考)】