タイヤチェーンのチェーン用セーフティキャップ
【課題】サイドチェーンのエンドリンクを収納するための2つのポケットはチェーンが緩んでいるときは自然に開くおそれがある。
【解決手段】タイヤチェーンのセーフティキャップは、チェーンのエンドリンク5を1つずつ収納するためののポケットを備えるプレートと、このプレートを収納するハウジング11とを有し、プレートの第1端部には、周辺部に向って開き、第1のエンドリンクを収納するため、第1のポケットが形成され、プレートの第2端部には、エンドリンク5を収納するための第2のポケットが形成されている。組み立てられた状態において、ハウジング内のプレートが、開位置では、第1のポケットがハウジングにより周辺部に対し解放され、第2のポケットはハウジングにより周辺部に対して閉じら、閉位置では、第1のポケット及び第2のポケットの両方がハウジング11によって周辺部に対して閉じられている。
【解決手段】タイヤチェーンのセーフティキャップは、チェーンのエンドリンク5を1つずつ収納するためののポケットを備えるプレートと、このプレートを収納するハウジング11とを有し、プレートの第1端部には、周辺部に向って開き、第1のエンドリンクを収納するため、第1のポケットが形成され、プレートの第2端部には、エンドリンク5を収納するための第2のポケットが形成されている。組み立てられた状態において、ハウジング内のプレートが、開位置では、第1のポケットがハウジングにより周辺部に対し解放され、第2のポケットはハウジングにより周辺部に対して閉じら、閉位置では、第1のポケット及び第2のポケットの両方がハウジング11によって周辺部に対して閉じられている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はタイヤチェーンのチェーン用セーフティキャップに関する。
【背景技術】
【0002】
スノーチェーンのサイドチェーンのリンクを接続するには、いわゆるスリングフックが知られており、例えば本申請者のSMXモデルが一般的であるが、これらのスリングフックは、サイドチェーンのエンドリンクを収納するための2つのポケットを備えたプレートからなる。この種の単純なキャップには、チェーンに張力がかかっている場合には開きにくく、他方で、チェーンが緩んでいるときは自然に開くおそれがあるという欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の課題は、この欠点がなく、フラットな構造を有し、低コストで製造可能なキャップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題は、冒頭に述べた種類のキャップによって解決され、このキャップは、本発明に基づき、チェーンのエンドリンクを1つずつ収納するための2つのポケットを備えるプレートと、このプレートを収納するハウジングとを特徴とし、プレートの第1の端部には、周辺部に向かって開いている、第1のチェーンエンドリンクを収納するための、フック部分によって境界されている第1のポケットが形成され、第2の端部には、周辺部に対して開いている、第2のチェーンエンドリンクを収納するための第2のポケットが形成されており、組み立てられた作動状態においては、ハウジング内のプレートが開位置と閉位置との間で移動可能に支持されており、開位置では、第1のポケットがハウジングにより周辺部に対して解放され、これに対して第2のポケットはハウジングにより周辺部に対して閉じられており、閉位置では、第1のポケット及び第2のポケットの両方がハウジングによって周辺部に対して閉じられている。
【0005】
このハウジングが、少なくとも1つのポケットに割り当てられている、少なくとも1つのスリットを有しており、このスリットにより、閉位置においても、このポケットに取り付けられているエンドリンクの移動が可能である場合は有利である。
【0006】
さらに、ハウジングが、閉位置において第1のポケットを周辺部に対して閉じている突出部を有している場合は有利である。この場合、突き出しているラッチがこの突出部に設けられており、このラッチは、組み立てられた作動状態において、第1のポケットの外側の境界と一緒に作用して、第2のポケットの開放という意味で、プレートが移動するのを防止する。従って、これにより、キャップの使用中にキャップがバラバラになるのが防止される。
【0007】
このキャップを組み立てる際に、第2のチェーンリンクの取付けを簡単にするため、第2のポケットが周辺部からこのチェーンリンクまでは実質的に普通に経過し、次に、ほぼ直角に曲がって、周辺部及び第1の端部に対して平行に通る終点部分に移行している場合は有利である。
【0008】
プレートが閉位置からスプリングの力に対抗して開位置に移動可能である場合は、キャップの両方の部品のつなぎ合わせを簡単に行うことができる。この場合、非常に簡単な実施形態では、このスプリングが圧縮コイルばねであり、第2のポケットに隣接した、プレートに取り付けられている第1のサポートと、ハウジングに取り付けられている第2のサポートとの間に配置されていることを特徴としている。
【0009】
以下に、図に示されている実施形態の例を用いて、本発明をさらに詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】サイドチェーンのエンドリンクがプレートのポケットに取り付けられている状態の、本発明に基づくキャップのプレートの側面図である。
【図2】図1に圧縮コイルばねを取り付けた図である。
【図3】本発明に基づくキャップの、ハウジング内に挿入する前の図2によるプレートである。
【図4】図1〜3に示された部品を組み立てた状態の図である。
【図5】図4において、サイドチェーンのエンドリンクをプレートのもう1つのポケットに取り付けた図である。
【図6】自動車のタイヤチェーンのサイドチェーンにおける、本発明に基づくキャップの配置例である。
【図7】エンドリンクを取り付けていない状態の、本発明に基づくキャップの側面図である。
【図8】図6のキャップを左から見た図である。
【図9】図6を上から見た図である。
【図10】図9の線X−Xによる断面図であるが、取り付けられているチェーンリンクの部品が示されている。
【図11】図7に基づく図であるが、プレートが取り外されている。
【図12】キャップのハウジングの図である。
【図13】図11の線XIII〜XIIIによる断面図である。
【図14】キャップのプレートの図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1〜5には、本発明によるキャップの組立て又はタイヤチェーンのサイドチェーン内へのキャップの取付けが詳しく説明され、図6には自動車のタイヤ4に用いるチェーン3のサイドチェーン2における、本発明に基づくキャップ1の配置例が示されている。
【0012】
サイドチェーン2の両方のエンドリンク5、6をつなぎ合わせるため、2つのポケット8、9が形成されているプレート7を用いる。詳しく言うと、プレート7の第1の端部(図の左側)において周辺部(図の上方)に対して開いている、フック部分10によって境界されている第1のポケット9は、第1のチェーンエンドリンク6を収納するために形成され、第2の端部(図の右側)において周辺部に対して開いている、第2のポケット8は第2のチェーンエンドリンク5を収納するために形成されている。このプレート7は、有利にはスチールから製造することができる。
【0013】
プレート7はキャップ1の構成部品であり、ハウジング11(図3)と一緒に作用し、このハウジングは、キャップ1の第2の主な構成部品を形成し、例えば、十分に強度のあるプラスチックから製造することができる。ハウジング11は、プレート7を収納するためのホルダ12(図12、13)を有している。キャップ1を取り付け、組み立てるため、チェーンリンク5を取り付けた後にまず、圧縮コイルばね13を図2に示されている位置に取り付け、次に、図3及び4にあるように、図4に示されている閉位置にハウジング11が達するまで、左からハウジング11をプレート7の上にスライドさせる。
【0014】
ハウジング11は、第2のポケット8に割り当てられているスリット14を有しており(図11、13)、このスリット14によって、このポケット8に取り付けられている、図に示されているエンドリンク5の移動が閉位置においても可能になっていることが分かる。特に、このスリット14は、特定の範囲におけるハウジングとプレートとの相互移動も可能にしている。
【0015】
ハウジング11とプレート7の相互移動は、第2のポケット8に隣接する、プレート7に取り付けられている第1のサポート15(図1、14)と、ハウジングに固定されている第2のサポート16又はスプリング用のホルダ(図13)との間に配置されている第1の圧縮コイルばね13の力に対抗して行われる。
【0016】
このハウジングは、さらに、閉位置において第1のポケット9を周辺部に対して閉じている突出部17を有しており、突き出しているラッチ18がこの突出部に設けられており、このラッチは、組み立てられた作動状態において、第1のポケット9の外側の境界と一緒に作用して、第2のポケット8の開放という意味で、プレートが移動するのを防止する(図4、7、10、11を参照)。
【0017】
第2のポケット8へのエンドリンク5の確実な取付け、及びハウジング11のスリット14との相互作用におけるエンドリンクの可動性は、第2のポケット8が周辺部からこのエンドリンクまでは実質的に普通に経過し、次に、ほぼ直角に曲がって、周辺部及び第1の端部に対して平行に通る終点部分19に移行している(図14)ことによって容易になっている。
【0018】
図4及び10に示されている閉位置から出発して、ハウジング11が、スプリング13の力に対抗して第2のチェーンリンクの方向に、第1のポケット9が上方へ開くまで(図5)移動することにより、第1のチェーンリンク6を取り付けることができるようになる。次に、ハウジング11は、ラッチ18がフック部分10の内面に当たるまで、再びスプリング13の力によって閉位置に戻る。図10からよく分かるこの使用位置において、サイドチェーン2の両方のエンドリンク5、6は確実に相互に連結される。というのも、圧縮コイルばね13及びラッチ18の作用によって、チェーン2が自然に外れることはないからである。ハウジングの移動は、この位置から出発して第2のチェーンリンク5の方向へ(図では右へ)のみ可能である。そのような移動は、第1のチェーンリンク6をポケット9から取り外してチェーン2を再び開きたい場合に行われるが、このことは、チェーン2に張力をかけると簡単に行うことができる。
【0019】
本発明に基づくキャップは、特にタイヤチェーンにおける外部又は内部のサイドチェーン又は引張チェーンに使用されるが、このキャップは、すでに言及した利点の他に、平坦な構造を有しており、タイヤのサイドウォールからの盛り上がりはほんの少しであるため、このキャップを周知のタイヤチェーンのその他のチェーン部品にも使用することができる。
【符号の説明】
【0020】
1 キャップ
2 サイドチェーン
3 チェーン
4 タイヤ
5、6 エンドリンク
7 プレート
8、9 ポケット
10 フック部分
11 ハウジング
12 ホルダ
13 圧縮コイルばね
14 スリット
15 第1のサポート
16 第2のサポート
17 突出部
18 ラッチ
19 終点部分
【技術分野】
【0001】
本発明はタイヤチェーンのチェーン用セーフティキャップに関する。
【背景技術】
【0002】
スノーチェーンのサイドチェーンのリンクを接続するには、いわゆるスリングフックが知られており、例えば本申請者のSMXモデルが一般的であるが、これらのスリングフックは、サイドチェーンのエンドリンクを収納するための2つのポケットを備えたプレートからなる。この種の単純なキャップには、チェーンに張力がかかっている場合には開きにくく、他方で、チェーンが緩んでいるときは自然に開くおそれがあるという欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の課題は、この欠点がなく、フラットな構造を有し、低コストで製造可能なキャップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題は、冒頭に述べた種類のキャップによって解決され、このキャップは、本発明に基づき、チェーンのエンドリンクを1つずつ収納するための2つのポケットを備えるプレートと、このプレートを収納するハウジングとを特徴とし、プレートの第1の端部には、周辺部に向かって開いている、第1のチェーンエンドリンクを収納するための、フック部分によって境界されている第1のポケットが形成され、第2の端部には、周辺部に対して開いている、第2のチェーンエンドリンクを収納するための第2のポケットが形成されており、組み立てられた作動状態においては、ハウジング内のプレートが開位置と閉位置との間で移動可能に支持されており、開位置では、第1のポケットがハウジングにより周辺部に対して解放され、これに対して第2のポケットはハウジングにより周辺部に対して閉じられており、閉位置では、第1のポケット及び第2のポケットの両方がハウジングによって周辺部に対して閉じられている。
【0005】
このハウジングが、少なくとも1つのポケットに割り当てられている、少なくとも1つのスリットを有しており、このスリットにより、閉位置においても、このポケットに取り付けられているエンドリンクの移動が可能である場合は有利である。
【0006】
さらに、ハウジングが、閉位置において第1のポケットを周辺部に対して閉じている突出部を有している場合は有利である。この場合、突き出しているラッチがこの突出部に設けられており、このラッチは、組み立てられた作動状態において、第1のポケットの外側の境界と一緒に作用して、第2のポケットの開放という意味で、プレートが移動するのを防止する。従って、これにより、キャップの使用中にキャップがバラバラになるのが防止される。
【0007】
このキャップを組み立てる際に、第2のチェーンリンクの取付けを簡単にするため、第2のポケットが周辺部からこのチェーンリンクまでは実質的に普通に経過し、次に、ほぼ直角に曲がって、周辺部及び第1の端部に対して平行に通る終点部分に移行している場合は有利である。
【0008】
プレートが閉位置からスプリングの力に対抗して開位置に移動可能である場合は、キャップの両方の部品のつなぎ合わせを簡単に行うことができる。この場合、非常に簡単な実施形態では、このスプリングが圧縮コイルばねであり、第2のポケットに隣接した、プレートに取り付けられている第1のサポートと、ハウジングに取り付けられている第2のサポートとの間に配置されていることを特徴としている。
【0009】
以下に、図に示されている実施形態の例を用いて、本発明をさらに詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】サイドチェーンのエンドリンクがプレートのポケットに取り付けられている状態の、本発明に基づくキャップのプレートの側面図である。
【図2】図1に圧縮コイルばねを取り付けた図である。
【図3】本発明に基づくキャップの、ハウジング内に挿入する前の図2によるプレートである。
【図4】図1〜3に示された部品を組み立てた状態の図である。
【図5】図4において、サイドチェーンのエンドリンクをプレートのもう1つのポケットに取り付けた図である。
【図6】自動車のタイヤチェーンのサイドチェーンにおける、本発明に基づくキャップの配置例である。
【図7】エンドリンクを取り付けていない状態の、本発明に基づくキャップの側面図である。
【図8】図6のキャップを左から見た図である。
【図9】図6を上から見た図である。
【図10】図9の線X−Xによる断面図であるが、取り付けられているチェーンリンクの部品が示されている。
【図11】図7に基づく図であるが、プレートが取り外されている。
【図12】キャップのハウジングの図である。
【図13】図11の線XIII〜XIIIによる断面図である。
【図14】キャップのプレートの図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1〜5には、本発明によるキャップの組立て又はタイヤチェーンのサイドチェーン内へのキャップの取付けが詳しく説明され、図6には自動車のタイヤ4に用いるチェーン3のサイドチェーン2における、本発明に基づくキャップ1の配置例が示されている。
【0012】
サイドチェーン2の両方のエンドリンク5、6をつなぎ合わせるため、2つのポケット8、9が形成されているプレート7を用いる。詳しく言うと、プレート7の第1の端部(図の左側)において周辺部(図の上方)に対して開いている、フック部分10によって境界されている第1のポケット9は、第1のチェーンエンドリンク6を収納するために形成され、第2の端部(図の右側)において周辺部に対して開いている、第2のポケット8は第2のチェーンエンドリンク5を収納するために形成されている。このプレート7は、有利にはスチールから製造することができる。
【0013】
プレート7はキャップ1の構成部品であり、ハウジング11(図3)と一緒に作用し、このハウジングは、キャップ1の第2の主な構成部品を形成し、例えば、十分に強度のあるプラスチックから製造することができる。ハウジング11は、プレート7を収納するためのホルダ12(図12、13)を有している。キャップ1を取り付け、組み立てるため、チェーンリンク5を取り付けた後にまず、圧縮コイルばね13を図2に示されている位置に取り付け、次に、図3及び4にあるように、図4に示されている閉位置にハウジング11が達するまで、左からハウジング11をプレート7の上にスライドさせる。
【0014】
ハウジング11は、第2のポケット8に割り当てられているスリット14を有しており(図11、13)、このスリット14によって、このポケット8に取り付けられている、図に示されているエンドリンク5の移動が閉位置においても可能になっていることが分かる。特に、このスリット14は、特定の範囲におけるハウジングとプレートとの相互移動も可能にしている。
【0015】
ハウジング11とプレート7の相互移動は、第2のポケット8に隣接する、プレート7に取り付けられている第1のサポート15(図1、14)と、ハウジングに固定されている第2のサポート16又はスプリング用のホルダ(図13)との間に配置されている第1の圧縮コイルばね13の力に対抗して行われる。
【0016】
このハウジングは、さらに、閉位置において第1のポケット9を周辺部に対して閉じている突出部17を有しており、突き出しているラッチ18がこの突出部に設けられており、このラッチは、組み立てられた作動状態において、第1のポケット9の外側の境界と一緒に作用して、第2のポケット8の開放という意味で、プレートが移動するのを防止する(図4、7、10、11を参照)。
【0017】
第2のポケット8へのエンドリンク5の確実な取付け、及びハウジング11のスリット14との相互作用におけるエンドリンクの可動性は、第2のポケット8が周辺部からこのエンドリンクまでは実質的に普通に経過し、次に、ほぼ直角に曲がって、周辺部及び第1の端部に対して平行に通る終点部分19に移行している(図14)ことによって容易になっている。
【0018】
図4及び10に示されている閉位置から出発して、ハウジング11が、スプリング13の力に対抗して第2のチェーンリンクの方向に、第1のポケット9が上方へ開くまで(図5)移動することにより、第1のチェーンリンク6を取り付けることができるようになる。次に、ハウジング11は、ラッチ18がフック部分10の内面に当たるまで、再びスプリング13の力によって閉位置に戻る。図10からよく分かるこの使用位置において、サイドチェーン2の両方のエンドリンク5、6は確実に相互に連結される。というのも、圧縮コイルばね13及びラッチ18の作用によって、チェーン2が自然に外れることはないからである。ハウジングの移動は、この位置から出発して第2のチェーンリンク5の方向へ(図では右へ)のみ可能である。そのような移動は、第1のチェーンリンク6をポケット9から取り外してチェーン2を再び開きたい場合に行われるが、このことは、チェーン2に張力をかけると簡単に行うことができる。
【0019】
本発明に基づくキャップは、特にタイヤチェーンにおける外部又は内部のサイドチェーン又は引張チェーンに使用されるが、このキャップは、すでに言及した利点の他に、平坦な構造を有しており、タイヤのサイドウォールからの盛り上がりはほんの少しであるため、このキャップを周知のタイヤチェーンのその他のチェーン部品にも使用することができる。
【符号の説明】
【0020】
1 キャップ
2 サイドチェーン
3 チェーン
4 タイヤ
5、6 エンドリンク
7 プレート
8、9 ポケット
10 フック部分
11 ハウジング
12 ホルダ
13 圧縮コイルばね
14 スリット
15 第1のサポート
16 第2のサポート
17 突出部
18 ラッチ
19 終点部分
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイヤチェーン(3)のチェーン(2)用セーフティキャップであり、
前記チェーン(2)のエンドリンク(5、6)を1つずつ収納するための2つのポケット(8、9)を備えるプレート(7)と、該プレート(7)を収納するハウジング(11)とを特徴とするセーフティキャップであって、
前記プレートの第1の端部には、周辺部に向かって開いている、第1のチェーンエンドリンク(6)を収納するための、フック部分(10)によって境界されている第1のポケット(9)が形成され、第2の端部には、前記周辺部に対して開いている、第2のチェーンエンドリンク(5)を収納するための第2のポケット(8)が形成されており、
組み立てられた作動状態においては、前記ハウジング内の前記プレートが開位置と閉位置との間で移動可能に支持されており、
前記開位置では、前記第1のポケット(9)が前記ハウジングにより前記周辺部に対して解放され、これに対して前記第2のポケット(8)は前記ハウジングにより前記周辺部に対して閉じられており、
前記閉位置では、前記第1のポケット(9)及び前記第2のポケット(8)の両方が前記ハウジング(11)によって前記周辺部に対して閉じられている、セーフティキャップ(1)。
【請求項2】
前記ハウジング(11)が、少なくとも1つのポケット(8)に割り当てられている、少なくとも1つのスリット(14)を有しており、該スリットにより、前記閉位置においても、前記ポケットに取り付けられているエンドリンク(5)の移動が可能であることを特徴とする、請求項1に記載のセーフティキャップ(1)。
【請求項3】
前記ハウジング(11)が、前記閉位置において前記第1のポケット(9)を前記周辺部に対して閉じている突出部(17)を有していることを特徴とする、請求項1又は2に記載のセーフティキャップ(1)。
【請求項4】
突き出しているラッチ(18)が前記突出部(17)に設けられており、該ラッチは、組み立てられた作動状態において、前記第1のポケット(9)の外側の境界と一緒に作用して、前記第2のポケット(8)の開放という意味で、前記プレートが移動するのを防止することを特徴とする、請求項3に記載のセーフティキャップ(1)。
【請求項5】
前記第2のポケット(8)が、前記周辺部からこの前記チェーンリンクまでは実質的に普通に経過し、次に、ほぼ直角に曲がって、前記周辺部及び前記第1の端部に対して平行に通る終点部分(19)に移行していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のセーフティキャップ(1)。
【請求項6】
前記プレート(7)が閉位置からスプリング(13)の力に対抗して開位置に移動可能であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のセーフティキャップ(1)。
【請求項7】
前記スプリング(13)が圧縮コイルばねであり、前記第2のポケット(8)に隣接した、前記プレート(7)に取り付けられている第1のサポート(15)と、前記ハウジング(11)に取り付けられている第2のサポート(16)との間に配置されていることを特徴とする、請求項6に記載のセーフティキャップ(1)。
【請求項1】
タイヤチェーン(3)のチェーン(2)用セーフティキャップであり、
前記チェーン(2)のエンドリンク(5、6)を1つずつ収納するための2つのポケット(8、9)を備えるプレート(7)と、該プレート(7)を収納するハウジング(11)とを特徴とするセーフティキャップであって、
前記プレートの第1の端部には、周辺部に向かって開いている、第1のチェーンエンドリンク(6)を収納するための、フック部分(10)によって境界されている第1のポケット(9)が形成され、第2の端部には、前記周辺部に対して開いている、第2のチェーンエンドリンク(5)を収納するための第2のポケット(8)が形成されており、
組み立てられた作動状態においては、前記ハウジング内の前記プレートが開位置と閉位置との間で移動可能に支持されており、
前記開位置では、前記第1のポケット(9)が前記ハウジングにより前記周辺部に対して解放され、これに対して前記第2のポケット(8)は前記ハウジングにより前記周辺部に対して閉じられており、
前記閉位置では、前記第1のポケット(9)及び前記第2のポケット(8)の両方が前記ハウジング(11)によって前記周辺部に対して閉じられている、セーフティキャップ(1)。
【請求項2】
前記ハウジング(11)が、少なくとも1つのポケット(8)に割り当てられている、少なくとも1つのスリット(14)を有しており、該スリットにより、前記閉位置においても、前記ポケットに取り付けられているエンドリンク(5)の移動が可能であることを特徴とする、請求項1に記載のセーフティキャップ(1)。
【請求項3】
前記ハウジング(11)が、前記閉位置において前記第1のポケット(9)を前記周辺部に対して閉じている突出部(17)を有していることを特徴とする、請求項1又は2に記載のセーフティキャップ(1)。
【請求項4】
突き出しているラッチ(18)が前記突出部(17)に設けられており、該ラッチは、組み立てられた作動状態において、前記第1のポケット(9)の外側の境界と一緒に作用して、前記第2のポケット(8)の開放という意味で、前記プレートが移動するのを防止することを特徴とする、請求項3に記載のセーフティキャップ(1)。
【請求項5】
前記第2のポケット(8)が、前記周辺部からこの前記チェーンリンクまでは実質的に普通に経過し、次に、ほぼ直角に曲がって、前記周辺部及び前記第1の端部に対して平行に通る終点部分(19)に移行していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のセーフティキャップ(1)。
【請求項6】
前記プレート(7)が閉位置からスプリング(13)の力に対抗して開位置に移動可能であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のセーフティキャップ(1)。
【請求項7】
前記スプリング(13)が圧縮コイルばねであり、前記第2のポケット(8)に隣接した、前記プレート(7)に取り付けられている第1のサポート(15)と、前記ハウジング(11)に取り付けられている第2のサポート(16)との間に配置されていることを特徴とする、請求項6に記載のセーフティキャップ(1)。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2012−254786(P2012−254786A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−121171(P2012−121171)
【出願日】平成24年5月28日(2012.5.28)
【出願人】(511111080)ペヴァク シュネーケッテン ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲー (3)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年5月28日(2012.5.28)
【出願人】(511111080)ペヴァク シュネーケッテン ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲー (3)
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