説明

タイン

【課題】
広大な芝生の管理に使われる従来のタインは、パイプの中間部に長孔状の開口を切削して造っていた。そのため、開口の幅がパイプの直径より狭く、タインの先端で芝生上を穿設したときできるプラグが、開口から落下しにくく、目詰まりを起こしやすかった。
【解決手段】
本発明のタインは、先端に向かって細くなるテーパー状で中空円筒状の先端差込部11と、該先端差込部11から離間した基端把持部12と、前記先端差込部11と基端把持部12とを接続する連結部13とからなり、該連結部13に開口15を有し、該開口15が、前記先端差込部11の最大径部を前記基端把持部12方向に延長した仮想中空円筒部17の中心軸aを中心として180゜以上の円周角を有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は芝生の育成管理に使うエアレーション装置の取付け部に取付けられるタインに関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフ場など広大な芝生の育成管理には、茂り過ぎた根を適度に切断する根切り作業が行われる。この作業を行うものとして特許文献1があった。この根切り作業用工具は、先端差込部には尖鋭稜部が形成され、断面形状が略十字形状に形成され、断面積が先端に向かって小さくなるタインを使用していた。このようなタインを土中に押し込むことで、芝の根を切るのである。
【0003】
しかしながら、根切り作業だけでは、芝生が十分に発育しないため芝生の根元に空気が通りやすくするコアリング作業が行われている。このコアリング作業は、エアレーション装置に取付けた筒状のタインを使い地面に空気孔を穿つ作業である(たとえば、特許文献2)。
【0004】
タイン本体が地面に突き刺さると、先端の開口端から土壌がタイン本体の内部に入り土塊(これを「プラグ」と称している)となる。このプラグは、タイン本体が地面から抜き出され、次にタインを突き刺したとき、タイン内部を進行し、やがて、タイン本体の側面に形成された開口から、外部に排出される。このタインは、先端の開口端縁が鋭く尖っており、根切りができる。また、芝生にプラグに対応する穴が穿設されるので、コアリングも同時に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−009006号
【特許文献2】特開2007−49923号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献2のタインには、次のような問題があった。タイン本体はパイプ状で、タインの開口は、パイプの中間部を切り欠いた長孔として形成されているが、長孔の幅は直径より小さく全周の1/4から1/3しか開けられていない。開口の幅を直径より大きくすると、タイン本体の強度が低下してしまうからである。そのため、開口を大きくすることができず、プラグが開口から排出され難く、目詰まりを起こし易かった。
【0007】
本発明は、上記の問題の解決を図ったもので、プラグの排出が容易で、充分な強度を有し、かつ、根切り作業と穿孔作業とを同時に行うことができるタインを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明のタインは、先端に向かって細くなるテーパー状で中空円筒状の先端差込部と、該先端差込部から離間した基端把持部と、前記先端差込部と基端把持部とを接続する連結部とを有し、該連結部に開口を有し、該開口が、前記先端差込部の最大径部を前記基端把持部方向に延長した仮想中空円筒部の位置で、該仮想中空円筒部の中心軸を中心として180゜以上の円周角を有することを特徴としている。
【0009】
前記連結部が、前記先端差込部の最大径部と前記基端把持部とを接続する中空円筒部の一部と、該中空円筒部に付加された補強部とからなる構成としたり、前記補強部が、前記中空円筒部の一部の肉厚を厚くした構成としたり、前記連結部が、前記先端差込部の最大径部と前記基端把持部とを接続する中空円筒部の一部を拡幅した構成としたり、前記補強部が、前記中空円筒部の内径の外側にあって、前記中空円筒部の中心軸から円筒の外方向に延びる1本又は複数本のリブを有する構成としたり、前記連結部が、前記先端差込部の最大径部と前記基端把持部とを接続する仮想中空円筒部の内径より外側にある中心部と、該中心部から放射状に延びる1本又は複数本のリブとから構成され、該1本又は複数本のリブが、前記仮想中空円筒部の内径より外側に配置される構成としたりすることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明のタインは、連結部材の幅も肉厚も自由に変更できるから、強度も自由に強化でき、開口を大きくしてプラグの目詰まりを防止することができる。また、強度が充分に確保できるので、タインの寿命も短くなることはない。したがって、連結部材の幅が前記軸心を中心として180゜以下の円周角で製造できるようになり、先端差込部の筒体から押し出された土塊(プラグ)が、連結部材の開口から確実に芝生上に落下し、タインの目詰まりがほとんど起こらなくなった。さらに、連結部材にリブを取り付けることで、さらに連結部材の強度を挙げるとともに、根切りを効果的に行うことができることから従来2回に分けて行っていた芝の根切り作業と穿孔作業が一回でできるようになる。
【0011】
本発明のタインは、連結部材に突設したリブがタインの中心に対称形に形成することで、作動時にタインの振動が少なくなり、タインが取付けられるエアレーション装置の作動負荷が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明のタインの第1実施例の斜視図である。
【図2】図1のA−A線切断端面図である。
【図3】本発明のタインの第2実施例で、図1のA−A線切断端面図に対応する図である。
【図4】本発明のタインの第3実施例で、図1のA−A線切断端面図に対応する図である。
【図5】本発明のタインの第4実施例で、図1のA−A線切断端面図に対応する図である。
【図6】本発明のタインの第5実施例の斜視図である。
【図7】図6のB−B線切断端面図である。
【図8】本発明のタインの第6実施例の図で、図6のB−B線切断端面図に対応する図である。
【図9】本発明のタインの第7実施例の図で、図6のB−B線切断端面図に対応する図である。
【図10】本発明のタインの第8実施例の図で、図6のB−B線切断端面図に対応する図である。
【図11】本発明のタインの第9実施例の図で、図6のB−B線切断端面図に対応する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0014】
図1は本発明のタインの第1実施例を示す斜視図で、図2は、図1のA−A線切断端面図である。これらの図に示すように、本発明のタイン10は、先端に向かって細くなるテーパー状で中空円筒状の先端差込部11と、この先端差込部11から離間した基端把持部12と、これらを連結する連結部13とから構成されている。基端把持部12は、さらに先端差込部11と同じ径の円筒形の太経部12aと、その後方の細径部12bとに別れている。そして、細径部12bがエアーレーション装置により把持されることになる。
【0015】
先端差込部11の先端縁11aは鋭く尖っており、芝生に差し込み易く、かつ、芝の根を切り易くなっている。先端差込部11の後端面11bは、傾斜面となって連結部13に接続し、接続部の強度を保つようにしている。同様に、基端把持部12の先端面12cも傾斜面となって連結部13に滑らかに接続している。このように滑らかに接続させることで、強度の低下を防止することができる。
【0016】
図1のタイン10の先端差込部11と基端把持部12とは、一本のパイプから形成されたもので、先端差込部11と基端把持部12とは同一の外径と内径とを持っている。元のパイプは、先端差込部11の最大径部を前記基端把持部12方向に基端把持部まで延長した仮想中空円筒部17として図示されている。連結部13は、このパイプの開口15に当たる部分を切削加工等により削除することで形成されている。
【0017】
図2に示すように、連結部13は、パイプの部分13aと、その外側に貼り付けた補強部13bとから構成されている。そして、開口15の仮想中空円筒部17の中心軸aを中心とした円周角αは180゜以上になっている。また、開口15を円周に沿って測った幅は、パイプの直径Dより大きくなっている。
【0018】
図の仮想中空円筒部17で示すパイプから、その中間部を切削してタイン10を造るときは、開口15を形成し、先端差込部11の先端を絞って縮径すればよい。開口15部分におけるパイプの残存部分が連結部13となる。この場合、連結部13はパイプの肉厚だけでは弱くなる場合には、鋼板などで形成した補強部13bを溶接等により付加する。
【0019】
鍛造によりタイン10を造るときは、先端差込部11と基端把持部12を中実のものとし、これらを連結部13で結合して一体にしたものを鍛造する。成形後に先端差込部11の中空部分のテーパー状の孔と、必要であれば、基端把持部12の孔とを穿設すればよい。このとき、連結部13の厚さは、パイプの肉厚に揃える必要はなく、パイプの肉厚より厚くして必要な強度を得られるようにすることが望ましい。また、連結部13の断面形状は、自由であり、外周側が尖った三角形や台形、湾曲したあるいは矩形の四角形など任意で、後述するリブを突設しても耐えられる高強度に造ることができる。
【0020】
上記構成のタイン10の取付部としての細径部12bをエアレーション装置の取付け部に取り付けて固定する。タイン10を取り付けたエアレーション装置を作動させると、タイン10が上下動して芝生の根を切断すると共に芝生の根元に空気を送る孔が開けられることになる。
【0021】
このタイン10の上下動をさらに説明する。まず、タイン10が下方に移動して土中に突き刺さり、筒体1内に土壌が入ると共に芝生の根を切断する。つぎに、タイン10が上方に移動した後、再度、下方に移動して土中に突き刺さる。このとき新しい土壌が筒体1内の土壌を押し上げて圧縮し、プラグにする。このプラグは、新しい土壌に押し上げられて開口15に達し、開口15からタイン10の外部に転げ落ちて芝生上に落下する。以上の結果、繁茂し過ぎた芝生の根が切断されると共に芝生の根元に空気を送る孔が開けられる。従来は、別々に行われていた根切り作業と孔開け作業が、一度の作業でできるので、芝生育成管理作業が効率的に行えるようになった。
【0022】
従来のタインは、開口15の円周角αが軸aを中心として180゜未満であったため、開口15から出にくく、外に落下しにくく、つぎつぎと土壌がタイン内に入ると、目詰まりしやすかった。しかし、本発明のタイン10は、開口15の円周角が、180゜以上であるからプラグが確実に開口15から出て、芝生上に落下し、タイン10内部の目詰まりがなくなった。
【0023】
また、本発明のタイン10は、連結部13が厚く高強度になっているから開口15の円周角αを180゜以上にしても、タイン10の強度を十分保つことができる。
【実施例2】
【0024】
図3は、本発明のタインの第2実施例で、図1のA−A線切断端面図に対応する図である。同図に示すタイン20は、連結部23を半円状に形成し、開口25の円周角αを仮想中空円筒部17の中心軸aを中心として、丁度180゜にした例である。図1の実施例1では、連結部13をパイプの部分13aと、その外側に貼り付けた補強部13bとから構成したが、ここでは、パイプの部分13aと補強部13bとを、厚肉部として一体に形成している。このようなタイン20及び、以下に説明する第3実施例から第9実施例のタインは、いずれも鍛造により製造することができる。
【実施例3】
【0025】
図4は、本発明のタインの第3実施例で、図1のA−A線切断端面図に対応する図である。同図に示すタイン30の連結部33は、図3の連結部23の両側を外側に引張って変形させ、開口35を大きくしたものである。
【実施例4】
【0026】
図5は、本発明のタインの第4実施例で、図1のA−A線切断端面図に対応する図である。同図に示すタイン40の連結部43は、図の仮想中空円筒部17に外接し、垂直方向に伸びる1本のリブで構成されている。連結部43としてのリブは、断面がくさび形で、芝の根切りをし易くなっている。開口45の円周角αは、連結部43としてのリブを挟む角の補角であり、非常に大きい円周角αの開口45を確保することができる。連結部43は、仮想中空円筒部17の外径に外接しているが、内径に外接させてもよい。
【実施例5】
【0027】
図6は、本発明のタインの第5実施例の斜視図で、図7は図6のB−B線切断端面図である。これらの図に示すタイン50は、図1のタイン10と同様な先端差込部11と、基端把持部12とを有し、これらが連結部53で接続されている。連結部53は、図7に示すように、半円の円弧部53aの両側に、リブ53b、53bが180゜の中心角で形成されている。開口55の仮想中空円筒部17の中心軸aを中心とした円周角αは180゜になっている。このタイン50は、連結部53に2枚のリブ53bがあり、これによって芝の根切りを効果的に行うことができる。
【実施例6】
【0028】
図8は、本発明のタインの第6実施例の図で、図6のB−B線切断端面図に対応する図である。この実施例のタイン60の連結部63は、仮想中空円筒部17に重なる円弧部63aの両端にリブ63b、63bを形成したものである。リブ63b、63bは、図6の実施例におけるリブ53b、53bをV字型に傾斜させた形状となっている。開口65は、仮想中空円筒部17の位置で、仮想中空円筒部17の中心軸aを中心として180゜の円周角αを有している。リブ63b、63bが開口65の外側にV字状に開いているので、開口65を狭めることはない。
【実施例7】
【0029】
図9は、本発明のタインの第7実施例の図で、図6のB−B線切断端面図に対応する図である。この実施例のタイン70は、連結部73が、断面形状が半円の円弧部73aに3つのリブ73bが90゜の間隔で設けられている。各リブ73bは、円弧部73aから仮想中空円筒部17の外側に放射状に伸びている。この実施例のタイン70は、3枚のリブがあるので、芝の根切りを効果的に行うことができる。開口75は、仮想中空円筒部17の位置で、仮想中空円筒部17の中心軸aを中心として180゜の円周角αを有している。
【実施例8】
【0030】
図10は、本発明のタインの第8実施例の図で、図6のB−B線切断端面図に対応する図である。この実施例のタイン80は、連結部83が、断面形状がV型をしており、中心部83aから左右対称に斜め方向のリブ83bがV字状に設けられている。各リブ83bは、仮想中空円筒部17の外径に外接するように形成され、仮想中空円筒部17内には入らないようにすることで、プラグの排出を容易になるようにしている。連結部83は、仮想中空円筒部17の内径に外接するようしてもよい。開口85は、仮想中空円筒部17の位置で、仮想中空円筒部17の中心軸aを中心として180゜を越えた円周角αを有している。
【実施例9】
【0031】
図11は、本発明のタインの第9実施例の図で、図6のB−B線切断端面図に対応する図である。この実施例のタイン90は、連結部93の断面形状がY型をしており、中心部93aから120゜間隔で3本のリブ93bがY字状に設けられている。2本のリブ93bは、仮想中空円筒部17の内径に外接するように形成され、残りの一本は中心軸aから仮想中空円筒部17の外側に向かって延びている。また、各リブ93bは、先端に向かって徐々に細くなるくさび形になっており、芝の根切りをやりやすくしている。開口95は、仮想中空円筒部17の位置で、仮想中空円筒部17の中心軸aを中心として180゜を越えた円周角αを有している。
【0032】
上記実施例1から9の構成のタインを取付けたエアレーション装置を作動させると、タインが上下動するたびに芝生の根を切断すると共にタイン内に取込まれ圧縮されたプラグが芝生上にまき散らされる。いずれのタインでも、開口が大きくなっているので、プラグの詰まりも起こらない。また、連結部の強度も充分に確保することができ、タインの寿命も長くなる。さらに、いずれのタインも連結部の形状が、左右対称形状になっているので、作動時にタインの振動が少なくなり、タインが取付けられるエアレーション装置の作動負荷が少なくなる。
【0033】
以上のことから、芝の育成管理性が向上するとともに、芝生の育成が楽になり、芝生の育成が促進される。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明のタインは、芝生育成管理に欠かせない芝生の根切り作業と穿孔作業という関連作業を行うための治具である。従来、芝生の根切り作業と穿孔作業が別々に行われていたが、本発明のタインを使えば、一度に芝生の根きり作業と穿孔作業が同時に行われる一組の作業であり、この一組の作業を一度に行えると言うことは、芝生管理作業の大幅な軽減である。しかも、大断面のリブが取付けられた本発明のタインで行う穿孔作業とは、効率的かつ高性能な芝生管理器具として利用できる。
【符号の説明】
【0035】
10 タイン
11 先端差込部
11a 先端縁
11b 後端面
12 基端把持部
12a 太経部
12b 細径部
12c 先端面
13 連結部
13b 補強部
15 開口
17 仮想中空円筒部
20 タイン
23 連結部
25 開口
30 タイン
33 連結部
35 開口
40 タイン
43 連結部
45 開口
50 タイン
53 連結部
53a 円弧部
53b リブ
55 開口
60 タイン
63 連結部
63a 円弧部
63b リブ
70 タイン
73 連結部
73a 円弧部
73b リブ
80 タイン
83 連結部
83a 中心部
83b リブ
90 タイン
93 連結部
93a 中心部
93b リブ
a 中心軸
D 直径
α 円周角

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端に向かって細くなるテーパー状で中空円筒状の先端差込部と、該先端差込部から離間した基端把持部と、前記先端差込部と基端把持部とを接続する連結部とを有し、該連結部に開口を有し、該開口が、前記先端差込部の最大径部を前記基端把持部方向に延長した仮想中空円筒部の位置で、該仮想中空円筒部の中心軸を中心として180゜以上の円周角を有することを特徴とするタイン。
【請求項2】
前記連結部が、前記先端差込部の最大径部と前記基端把持部とを接続する中空円筒部の一部と、該中空円筒部に付加された補強部とからなることを特徴とする請求項1に記載のタイン。
【請求項3】
前記連結部が、前記先端差込部の最大径部と前記基端把持部とを接続する中空円筒部の一部の肉厚を厚くしたものであることを特徴とする請求項1に記載のタイン。
【請求項4】
前記連結部が、前記先端差込部の最大径部と前記基端把持部とを接続する中空円筒部の一部を拡幅したものであることを特徴とする請求項1に記載のタイン。
【請求項5】
前記補強部が、前記中空円筒部の内径の外側にあって、前記中空円筒部の中心軸から円筒の外方向に延びる1本又は複数本のリブを有することを特徴とする請求項1に記載のタイン。
【請求項6】
前記連結部が、前記先端差込部の最大径部と前記基端把持部とを接続する仮想中空円筒部の内径より外側にある中心部と、該中心部から放射状に延びる1本又は複数本のリブとから構成され、該1本又は複数本のリブが、前記仮想中空円筒部の内径より外側に配置されることを特徴とする請求項1に記載のタイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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