説明

チャネルプロファイルに基づいて、電子番組ガイドを作成する方法及び装置

番組情報が現在利用可能なスケジュール情報に基づいて得られ、放送システムが該番組情報を複数のトランスポートストリームに渡って広げる、放送された番組の履歴についての統計的な情報に基づいた電子番組ガイドを作成する方法及び装置である。ユーザがチャネルを変えるたびに、新たなトランスポートストリームが潜在的に利用可能になり、特定のストリームのための番組プロファイルを更新するために、現在のスケジュール情報が該ストリームから得られる。他のチャネルに送信される新たな番組情報は、ユーザがそれらのチャネルの1つを選択するたびに格納される。このように、電子番組ガイドは、結局ユーザによりアクセスされたチャネルで利用可能な番組情報に基づいて作成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に放送番組の分析に関する。より具体的には、本発明は、所望の番組タイプへのユーザアクセスを速めるように電子ガイドを編集するために、長期間に渡って放送番組スケジュールを分析する方法及び装置に向けられる。
【背景技術】
【0002】
衛星、ケーブル及びインターネットのようなメディア上で、放送番組の数及びタイプが急速に伸びることは、消費者にほとんど無限の選択を提供する。豊富で多様な番組の利用可能性が消費者にとっての恩恵となるが、絶えず増加する利用可能なチャネルの数は、所望のタイプの番組にアクセスすることをますます困難にしている。3つの主要なテレビジョンネットワーク及び一握りのローカルチャネルしかなかったときに効果的だった印刷されたガイドは、もはや実用的ではない。数百の利用可能なチャネルに対する可能性を考えると、印刷されたガイドは、作成及び更新に実用的ではなく、同様に使用することが困難である。例えばどの平日の夜及び何時に特定のタイプの番組が放送するのか見つけることは、何百もの表を通してスキャンすることを必要とし得る。
【0003】
次の数時間のテレビ番組のウィンドウを示すスクロール表のようなサービスプロバイダにより放送される番組ガイドも、煩わしい。これらは、何十もの番組の選択がスクリーンをスクロールアップする間、ユーザに対して注意深く見ることを要求する。一方ユーザは、表がスクロールを続ける間、非常に良い記憶力を持っているか、そうでなければ可能な所望の番組、チャネル表示及び時間を記録しなければならない。多くのテレビ番組の看取者(及びオーディオ番組のリスナー)は、「チャネルサーフ」すなわち、手動でチャネルをスクロールして、その時点でユーザに対して魅力的なものがあるときに止めるということを好む。この方法は、人気があるが不十分であり、フラストレーションが溜まる。選択すべき多くのチャネルがあると、しばしばユーザは、何かより所望であるものがどこかで放送されるかどうか調べるために追加の時間を費やすよりも「手の中の鳥」を好むので、全ての利用可能な選択を通じてクリックすることなしに、魅力的に見えた最初の選択に決定するだろう。
【0004】
番組のオプションをより整然と示すことが必要とされる。役立つ装置は、ユーザに対してチャネルサーフィンの実施を続けることを可能にするが、看取者にとって興味のあるタイプの番組のチャネルのみをサーフし、何十又は何百の看取者にとって興味のないチャネルをスキップすることを可能にする。同様に近日やる番組であるが所望のタイプの番組のみのスケジュールを表示する装置は、すべての可能なチャネルを示す現在のスクロールスクリーン番組ガイドよりも非常に役立つだろう。
【0005】
このような装置は、従来技術で知られている。例えば、ユーザが興味のある特定のトピック又はジャンルを選択することを可能にし、そのトピック又はジャンルでありそうな現在利用可能な番組を増分スキャンすることを可能にする装置が知られている。このような装置は、該装置が、例えば各チャネルにおける各スケジュールされた番組の時間及び各番組のトピック又はジャンルの表示を提供する情報源にアクセスする場合に、リストビルダーを利用することができる。
【0006】
電子リストを生成する上で1つ困難な点は、番組情報が1つのソースチャネル又はトランスポートストリームから常に利用可能であるとは限らないことである。装置が、番組情報が放送される全てのチャネルの完全なリストを作るために、情報は、定期的にアクセス及び更新されなければならない。これを行う1つの態様は、装置が番組情報を含む全てのチャネルを定期的にスキャンすることである。このようなシステムは、従来技術で知られている。この設計の欠点は、全てのチャネルの放送番組をスキャニングするために多くの時間を消費する処理である点である。例えば、ASTRA衛星により放送されるチャネルにおける電子番組ガイド情報を集めることは、60より多くのトランスポートストリームに同調する必要があるだろう。この処理が行われる間ユーザが不便になるか、リスト作成装置が、ユーザによりアクセスされるものとは異なるチャネルを受信するために、別体の手段を持たなければならなくなる。これは、追加スペースのコスト、大きな電力消費及び付加的な装置の価格を必要とする。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様によると、放送された番組の履歴についての統計的な情報に基づいて電子番組ガイドを作成する方法及び装置が開示される。番組情報は、現在利用可能なスケジュール情報に基づいて得られる。本発明は、番組情報が複数のトランスポートストリームの間を広がる放送システムに向けられる。ユーザがチャネルを変化させるたびに、新たなトランスポートストリームが潜在的に利用可能になり、現在のスケジュール情報は、この特定のストリームに対する番組のプロファイルを更新するために、該ストリームから得られる。他のチャネルで伝送される新たな番組情報は、ユーザがそれらのチャネルの1つを選択するたびに格納される。このように電子番組ガイドは、結局ユーザによりアクセスされたチャネルにおいて利用可能な番組情報に基づいて作成される。
【0008】
本発明は、ある日の特定の時間に特定のチャネルで利用可能な番組のタイプの尤度を予測するように使用され得る番組履歴ビルダーを含む。電子番組履歴は、ユーザがアクセスしたいと思うタイプの番組を放送しそうなチャネルのみをユーザがサーフすることを可能にするか、又は例えば選択されたチャネルのありそうな番組の表示若しくはどのチャネルが特定のタイプの番組を放送しそうかという表示を提供するために使用され得る。本発明は、添付の図面と共に読まれる場合に、以下の詳細な説明から最もよく理解される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下の詳細な説明では、制限ではなく説明の目的で、本発明の十分な理解を提供するために具体的な詳細を開示する例となる実施例が十分に説明される。しかしながら、本開示の利益を得る当業者には、本発明がここに開示された具体的な詳細から逸脱する他の実施例で実施され得ることは明らかだろう。更によく知られた装置、方法及び材料の記載は、本発明の記載をあいまいにしないように除外されうる。
【0010】
図1は、多くのトランスポートストリームを通じて分配される番組情報を持つ放送システムの問題を図示する。もしユーザが、トランスポートストリーム1(20)に合わされるならば、受信装置(40)は、トランスポートストリーム1で送られるチャネルに対する番組情報へのアクセスのみを有する。他のチャネルに対する番組情報、例えばブロック30に図示されたものは、受信装置に利用可能ではなく、したがってユーザは、ユーザが現在のチャネルへアクセスすることを停止し、トランスポートストリーム2において放送されるチャネルに切り替えることをしない限り、チャネルについての情報を持たない。
【0011】
本発明の態様によると、複数のチャネルを通じて番組情報を送信する放送システムの問題は、ユーザによりアクセスされる現在のチャネルから利用可能な番組情報を格納することにより解決される。番組情報を放送する異なるチャネルをユーザが選択する間、番組情報が放送されるチャネルの全てに対して番組の履歴画像を作成することが可能である。得られるデータは、選択された時間に各チャネルで利用可能なタイプの番組についての統計的な情報を形成するために運転ベースで編集することができる。
【0012】
図2は、長時間に渡って前記チャネルについての番組情報を得ることにより作成されたチャネルプロファイルの一例を図示する。この例では、日々の番組は3時間のセグメントに分類される。各セグメントに対して、特定のタイプの番組の尤度は、履歴のデータから編集される。例えば00:00から3:00の放送時間帯において、番組データが利用可能である期間に対して、ニュースもスポーツ番組もこの放送時間帯では放送されないという事実を反映して、ニュース又はスポーツ番組の可能性は0%である。この情報は、特定のチャネルに対する番組の尤度の図式的な表示をユーザに示すか、又はどのチャネルが特定のタイプの番組を最も放送しそうかについての表示をユーザに示すかというような、様々な態様で使用され得る。このような情報は、現在の時間に好ましい番組のタイプを放送する可能性の高いチャネルをユーザがサーフすることを可能にし得る。
【0013】
図4は、ユーザがチャネルにアクセスするときに、番組情報を得ることによって統計的な番組情報を作成する処理フローの一例を示す。
【0014】
ステップ410では、ユーザが、受信装置において新たなチャネルを選択したかどうかが決定され、該受信装置は、描写のためのテレビジョンであり得る。もし新たなチャネルが選択されていないならば、決定点415では、現在のチャネルが閾値時間よりも長く使用されているかどうかが決定される。このテストの理由は、既定の期間の後、現在選択されたチャネルで新たな番組情報が利用可能になるだろうということである。もし新たなチャネルが選択されず、且つ現在のチャネルがアクティブな状態で閾値期間経過しないならば、処理は、新たなチャネルが選択される又は現在のチャネルがアクティブな状態で十分な時間が経過するまでステップ410にループして戻る。一度新たなチャネルが選択されると、決定枝420で、選択されたチャネルが番組情報を伝送するかどうかを決定される。もし番組情報が選択されたチャネルに伝送されないならば、処理フローは、新たなチャネル選択を待つように開始点(410)に戻らされる。もしステップ420でチャネルが番組データを送信することが決定されるならば、処理フローはステップ430に進行する。ステップ430では、このチャネルから利用可能な番組情報が設定された期間内に既に格納されたかどうかが決定される。例えば、もし番組情報が毎時間更新されるならば、ユーザがもし数分後にこのチャネルに戻ってきたとしても、情報が変化しないので番組情報を再度格納するに値しない。格納された番組データを更新するかどうかを決定するために固定された期間を用いることの代替は、該チャネルがアクセスされた最後のときに得られたデータと、このチャネルから現在利用可能な番組データとを比較することになるだろう。
【0015】
もし、決定点430の結果、利用可能な新たな番組データがあるならば、新たなデータはステップ440で格納され、ステップ450では、番組情報が現在選択されたチャネルにおいて利用可能であるようなチャネルについての統計的な情報を更新するために、該新たなデータが使用される。それから処理フローは、新たなチャネル選択、又はユーザがチャネルを変えないままである設定された時間が経過することを待つために決定点410に戻る。
【0016】
トランスポートストリームから利用可能な番組データは、最低限チャネル番号、番組の開始及び終了時刻、並びに番組のタイプを含むべきである。
【0017】
本発明によって放送番組データを処理する装置は、すでに受信装置に関連付けられたプロセッサであり得、これはすでに、受信された番組情報のデータフォーマットにアクセスすることが可能である。代替の実施例では、別体のプロセッサは、番組情報を専用に扱い得る。このようなプロセッサは、受信装置からのデジタルデータストリームに対してアクセスを持ち、データストリームからの番組情報を復号化することができなければならないだろう。
【0018】
得られた統計的なデータを役立たせるために、データを得ると共に分析したプロセッサは、ディスプレイにアクセスしなければならない若しくは特定のジャンルのチャネルサーフィンを提供するためにデータを使用できなければならない又はその両方である。もしプロセッサが既にデジタルテレビジョンのような受信装置の一部であるならば、統計的な番組情報は、テレビジョンスクリーンに全画面か又はスクリーンの一部に直接表示され得、したがって、ユーザが見るオプションをざっと読む間も1つのチャネルを見続けることを可能にする。
【0019】
ここに記載されたチャネル情報データを得ると共に分析するためにプロセッサを組み込むテレビジョンシステムは、図3におけるブロック図の形態で示される。テレビジョン放送の多くのチャネルを含むテレビジョン信号(305)は、受信装置310により受信される。受信装置は、個々のチャネルからのテレビジョン信号をオーディオ(312)、ビデオ(314)及びデジタルデータ(315)信号に変換する。デジタルデータ信号は、もしチャネル番組情報が受信装置により受信されるチャネルで放送されるならば、該チャネル番組情報を含む。チャネルデータプロセッサ(320)は、デジタルデータの演算を実行するマイクロプロセッサ(「MPU」)(330)、チャネル番組情報を格納すると共に処理するメモリ(340)を組み込む。MPUは、電子番組ガイドに対するチャネル番組の統計を生成するために、ここに記載されると共に、図4におけるフロー図に図示された例となる処理ステップを実行する。図3に図示された例では、チャネルデータプロセッサは、電子番組ガイドのビデオ画像を再生することができる。番組ガイドビデオ信号(325)は、ビデオディスプレイ350に接続され、電子番組ガイドは、チャネルデータプロセッサの制御の下で選択的にビデオディスプレイ350に表示することができる。
【0020】
図3に示された例となるシステムでは、ユーザは、チャネル選択ユーザインタフェース(360)を用いることによってMPUにより生成された電子番組ガイド情報にアクセスすることができ、該ユーザインタフェースは、テレビジョンセットの一部、又は好ましくは別体のリモート制御であり得る。番組情報を表示する命令を受信すると、チャネルデータプロセッサは、ビデオディスプレイに表示する情報を含むビデオ信号を生成するだろう。チャネルデータプロセッサは、受信されるべきチャネルを選択するための受信装置にも接続(317)を有する。
【0021】
図3Aに図示されるように、チャネルデータプロセッサを「セットトップボックス」の一部とすることもあり得、該セットトップボックスは、図面の300の要素320、330、340及び360を組み込み、受信装置310も含む。このコンフィギュレーションでは、テレビジョン信号305は、セットトップボックスに行き、該セットトップボックスは、ビデオ及びオーディオ出力315及び316を生成し、これらの出力は、モニタ又はテレビジョンセットのオーディオ及びビデオ入力に接続される。セットトップボックスの利点は、電子番組ガイドの利益を得るために、消費者が新たなテレビジョンセットを買う必要がないということである。
【0022】
チャネルデータプロセッサが表示手段にアクセスするのではなく、むしろ単にチャネル選択回路にアクセスするということもあり得る。特定のタイプの番組のある全てのチャネルを通じて進めとのユーザからの命令に応答して、プロセッサは、現在の時間帯に対するその統計的なデータベースにアクセスし、所望の番組を含む高い尤度を持つチャネルのみを選択する命令を与えることができる。
【0023】
電子番組ガイド情報が、チャネル選択をするリモート制御装置に組み込まれたディスプレイに表示されることもあり得る。これは、チャネルデータプロセッサが、例えば赤外線又は無線周波数データ伝送によりリモート制御のために電子番組ガイド情報を伝送する手段を有することを必要とする。
【0024】
他の態様にしたがって、本発明は、関連するプロセッサの演算をさせるプログラム格納メディアを有する。例となるコンピュータ可読格納装置は、従来のコンピュータシステムRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読込専用メモリ)、EPROM(消去可能プログラマブルROM)、EEPROM(電気的消去可能プログラマブルROM)、フラッシュメモリ、及び磁気又は光学ディスク又はテープを含む。例となるコンピュータ可読信号は、搬送波を用いて変調されたか又はされていないか別として、プロセッサがアクセスするようコンフィギュレーションされ得るプログラムをホストするか又は運用し、インターネットもしくは他のネットワークを通じてダウンロードされた信号を含む信号である。先の例は、CDROM上の又はインターネットダウンロードを介するプログラムの配布を含む。
【0025】
デジタルプロセッサにより実施される処理及び装置の形態では、関連プログラミング媒体及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサにロードされ、プロセッサにより実行されるか、又はそうでなければ、プロセッサ及び/又は該プロセッサと協同する他の周囲の要素の演算を強いるようにプログラムされたプロセッサにより参照されうる。このようなプログラミングのため、プロセッサ又はコンピュータは、本発明の方法及びその実施例を行う装置になる。多目的のプロセッサで実施される場合、コンピュータプログラムコードのセグメントは、特定の論理回路を生成するようにプロセッサをコンフィギュレーションする。プログラム担体の性質のこのような多様性と、計算及び制御並びにスイッチング要素が機能的に結合され得る異なるコンフィギュレーションのこのような多様性とは、全て本発明の範囲内である。
【0026】
本発明の先の議論は、説明及び図示の目的で存在する。さらに、説明は、本発明をここに開示された形態に制限するものを意図されていない。結果として、上記の教示並びに関連技術のスキル及び知識をもつ変形例及び修正に相当するものは、本発明の範囲内である。上記実施例は、さらに、本発明の実施についての現在知られた最良の態様を説明することを意図され、他の当業者が本発明をそのように、又は、本発明の特定の応用または使用により必要とされる様々な変形例を用いて、他の実施例で利用することを可能にするように意図される。修正された請求項は、従来技術により許可された範囲の代替の実施例を含むと解釈されるべきであると意図される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】図1は、複数のトランスポートストリーム上で断片的に放送される番組情報を図示する。
【図2】図2は、本発明により開発されたチャネルプロファイルの一例を図示する。
【図3】図3は、電子番組ガイドを作成及び適用する装置を含むテレビジョンシステムのブロック図である。
【図3A】図3Aは、電子番組ガイドを作成及び適用する装置を含むセットトップボックスシステムのブロック図である。
【図4】図4は、ユーザにより選択されたチャネルからの番組情報にアクセスすることにより、電子番組ガイドを作成する処理フロー図の一例を図示する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送番組を分析する方法であって、チャネル指定、番組期間及び番組タイプ情報を含む放送番組情報が、複数のチャネル上で放送され、
前記複数のチャネルのうちの第1チャネルがユーザにより選択されたことを決定するステップと、
前記第1チャネルが放送番組情報を含むかどうかを決定するステップと、
もし前記第1チャネルが放送番組情報を含むならば、該放送番組情報を格納するステップと、
前記第1チャネルで番組情報が利用可能であるチャネルに対して、所与の時間に放送される番組のタイプに対する統計確率を計算するステップと、
前記複数のチャネルの第2チャネルが選択されるのを待つステップと、
前記複数のチャネルの前記第2の選択されたチャネルに対して、当該方法の上記各ステップを繰り返すステップと、
を有する方法。
【請求項2】
前記待つステップが、前記複数のチャネルの第2チャネルが選択されるのを待つ間に、新たな番組情報が前記第1チャネルから利用可能かどうかを決定するステップと、もし前記新たな番組情報が利用可能ならば、
前記新たな番組情報を格納するステップと、
前記統計確率を再度計算するステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記チャネルの番組タイプに対する前記統計確率を計算するために格納及び使用された番組情報の量に基づいて、各チャネルに対する信頼性のインジケータを計算するステップを更に有する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
番組タイプに対する前記統計確率を表示するステップを更に有する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
所望の番組タイプのチャネルを順次選択するためにユーザの要求を受信するステップと、
前記統計確率が格納された全てのチャネルの番組タイプに対する前記統計確率にアクセスするステップと、
所望の番組タイプに対する統計確率が既定の閾値よりも上のチャネルのみを選択するステップと、
を更に有する請求項1に記載の方法。
【請求項6】
少なくともチャネル指定、番組期間及び番組タイプ情報を含む放送番組情報が、複数のチャネルで放送される、放送番組を分析する装置であって、
受信装置から放送番組情報を受信し、格納された放送番組情報に基づいて計算を実施するプロセッサと、
前記放送番組情報を格納するメモリと、
を有する装置。
【請求項7】
前記格納された放送番組情報に基づいて実施された前記計算の結果を表示するディスプレイを更に有する、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
放送番組情報を受信する前記プロセッサが、ユーザの命令に応答する、請求項6に記載の装置。
【請求項9】
放送番組情報を受信する前記プロセッサが、前記ユーザの命令に応答してチャネル選択を行うために前記受信装置と協力する、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記チャネル選択が、あるチャネルが前記ユーザにより選択された特定の番組タイプを放送する尤度を有するということを、前記格納された放送番組情報が示すようなチャネルに制限される、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
放送番組情報を読み込むことが可能なプロセッサの演算を制御するコンピュータ可読媒体であって、
第1放送チャネルがユーザにより選択されることを決定するコードと、
前記第1チャネルが放送番組情報を含むかどうかを決定するコードと、
もし前記第1チャネルが放送番組情報を含むならば、前記放送番組情報を格納するコードと、
番組情報が前記第1チャネルで利用可能であるチャネルに対して、所与の時間に放送される番組タイプに対する統計確率を計算するコードと、
いつ第2放送チャネルが前記ユーザにより選択されるかを決定するコードと、
もし第2放送チャネルが選択されたならば、決定するコード、格納するコード及び計算するコードのコード要素が、前記第2放送チャネルに対して再度実行されるようにするコードと、
を有するコンピュータ可読媒体。
【請求項12】
少なくともチャネル指定、番組期間及び番組タイプ情報を含む放送番組情報が、複数のチャネルで放送される、放送番組を分析する装置であって、
第1放送チャネルがユーザにより選択されたことを決定する第1手段と、
前記第1チャネルが放送番組情報を含むかどうかを決定する第2手段と、
前記第1チャネルが放送番組情報を含むならば、前記放送番組情報を格納する第3手段と、
番組情報が前記第1チャネルで利用可能であるチャネルに対して、所与のときに放送される番組タイプに対する統計確率を計算する第4手段と、
いつ第2放送チャネルが前記ユーザにより選択されたかを決定する第5手段と、
もし第2放送チャネルが選択されたならば、前記第2放送チャネルが、前記第2、第3及び第4手段により処理される第6手段と、
を有する装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図3A】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−512030(P2008−512030A)
【公表日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−529125(P2007−529125)
【出願日】平成17年9月1日(2005.9.1)
【国際出願番号】PCT/IB2005/052869
【国際公開番号】WO2006/025032
【国際公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】