説明

チャンネル切り替え装置、リモコン、放送受信装置および番組通知システム

【課題】 テレビ放送やラジオ放送などで視聴したいと思う人物やイベントがいつどの番組に登場するかを知るには相当の情報収集が必要である。興味ある人物やイベントが裏番組に登場していても知ることは難しい。そこで受動的な視聴者が特に何もすることなく普通に番組を視聴していても、裏番組に視聴したいと思う人物やイベントが登場した場合には「その番組の存在」を通知して上げることが出来るようにする。
【解決手段】 人名や地名などのインタレストをキーワードとして登録させておき、いま放送中の番組内で起こっている事柄に関して、マイクロブログや電子掲示板などにほぼリアルタイムで投稿される投稿内容に前記キーワードが関係しているか否かを調べて、関係している場合には、キーワードの登録者に「その番組の存在」を直ちに通知してチャンネル変更が可能となるように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、人名などのインタレストをキーワードとして登録しておき、いま放送中の番組内で起こっている事柄に関してほぼリアルタイムで投稿されるメッセージに前記キーワードが関係しているか否かを調べて、関係している場合には、キーワードの登録者にそのメッセージを、そのメッセージに係る番組にチャンネルを切り替え得るようにして直ちに通知する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
興味ある人物などが登場する番組は是非とも視聴したいと思うものである。しかしながら番組表を見ていなかったり、見てもそこに人名が記載されていなければ、その人が出演することを知ることは出来ない。番組表のスペース的な制約のある番組欄に登場人物のことが記載されているとは限らない。番組を視聴していてもその人が裏番組に出演していたら分からないで終わってしまう。仮に出演することが分かったとしても、どのタイミングで登場するか分からなければ登場するまでその番組を視聴し続けるしかない。これはただ出演者に限られず、例えば「京都」や「ナツメロ」や「ワールドカップ」や「格安情報」などと言った地名やイベントに付いても言えることである。
【0003】
一方テレビジョン放送では、パーソナルコンピュータにテレビの画面とマイクロブログ(microblogging)や電子掲示板(BulletinBoardSystem)などのコミュニケーションサービスの画面とを表示させたり、テレビジョン受像機とスマートフォンとを併用して、スマートフォン側でコミュニケーションサービスに参加する、と言うような視聴スタイルが登場して来た。一例として「ピーチク(商標)」と「ツイテレ(商標)」とを上げるが、何れもテレビ放送を見ながらその内容に付いて意見を交わし合うためのソーシャルネットワークサービスであり、一般的にはただ今この時間に放送されている番組の中から特定の放送局の番組をハッシュタグを用いることで選択的に投稿し合えるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−224699号公報(図1)
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】ピーチク ニッポンのお茶の間“今やってる番組を視聴しながら、つぶやいてみよう”[online]、[平成23年2月26日検索]、インターネット<URL:http://www.ptic.jp/>
【非特許文献2】ツイテレ “テレビを観ながらみんなでつぶやこう!バーチャルのお茶の間「ツイテレ」”[online]、[平成23年2月26日検索]、インターネット<URL:http://twtv.jp/index.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
現在のところ、視聴したいと思う人物やイベントがいつどの番組に登場するかを知るには相当の情報収集が必要である。興味ある人物やイベントが裏番組に登場していても知ることは難しい。
【0007】
確かに上述したようなコミュニケーションサービスを利用して、テレビ放送を見ながらその内容に付いて意見を交わし合うことを、常に複数の番組を対象にして行っていれば、裏番組で起こっている出来事を知ることは可能である。しかしながらこのようなサービスを駆使しながらテレビ放送を見るようなアグレッシブな見方をする視聴者の割合はそれほど多いようには思えない。バーソナルコンピュータとテレビション受像機とでは、使ったり見たりする際の距離感や態度が大きく異なるものである。テレビ放送はのんびりと見たいとする視聴者にとってコミュニケーションサービスの利用は苦痛であるかも知れない。このようなことはラジオ放送などでも同様である。
【0008】
従っていままで通りのスタイルが良いと言う受動的な視聴者のために、特に何もすることなく番組を普通に視聴していても、裏番組に視聴したいと思う人物やイベントが登場した場合には「やってるよ!」と通知してくれるものがあれば、その時の気分でその番組にチャンネルを切り替えることが出来るようになる。そこでこの発明では、「今このチャンネルでやっている」と言うことをその番組にチャンネルを切り替えることを可能にしつつ通知して上げられるようにしたい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は、キーワードの登録部と、現在放送中の番組を話題とするメッセージの受信部と、前記メッセージを受信したらこのメッセージと前記キーワードとを照合して一致する部分の有無を調べる検索部と、この結果一致が生じた場合にはこの一致が生じたメッセージを番組通知としてこの番組通知を、ユーザーの操作によりONにされるのを待って前記番組通知に係る番組にチャンネルを切り替えることが出来るような、スイッチとして表示する通知表示部と、から構成されているチャンネル切り替え装置とすることにより達成される。これは上記通知の受信装置に関するものである。
【0010】
なお上記「現在放送中の番組」としてはラジオ放送やテレビ放送や有線放送などの放送を上げるが、ストリーミングビデオやプログレッシブダウンロードビデオやダウンロードビデオなどのIP(InternetProtocol)通信に関しても、現在視聴者がいて前記メッセージが発信されているものであればこの発明の対象でありこれ等も番組と称することにする。従ってこれ等の内の何れの番組に係る前記メッセージも番組通知となり得るし、また上記「スイッチ」は、放送に於いては例えば該当するチャンネル番号が割り当てられてポインティングデバイスなどによって操作し得るチャンネル切り替えスイッチとすれば良いし、IP通信に於いては例えば該当するビデオファイルが指定されたクリック可能なハイパーリンクとすれば良い。
【0011】
このチャンネル切り替え装置は、いま放送中の番組内で起こっている事柄に関してほぼリアルタイムに投稿されるマイクロブログや電子掲示板等のコミュニケーションサービスに受信部で接続して続々と投稿されるメッセージを受信し、この中に前記登録部に登録されているキーワードが含まれているか否かを前記検索部にて照合する。例えばキーワードに好みの有名人の名前を登録している場合であって、あるテレビ番組にその人物が登場した場合を考える。そして例えばマイクロブログのサービス内でハッシュタグ(特定のトピックを指定するものであり、放送番組に関しては放送局のチャンネル番号や放送局名などのこと)によりこの番組やチャンネルを指定したメッセージのやり取りが行われており、このスレッドの中で前記人物に係る投稿があった場合には、検索部がこの投稿内容に前記キーワードとしての名前を照らし合わせるとマッチングが発生するため、このことを直ちに通知表示部を以てキーワードの登録者に通知する。この際にこの番組通知の内容は前記人物に係る「投稿の記事内容」であり、しかもこの番組通知の表示はユーザーの操作によりONにすることが可能な表示であり、番組通知の表示がONにされたら前記番組にチャンネルを切り替えることが出来るようなスイッチとしての表示である点に特徴を有する。前記メッセージのやり取りは番組やチャンネルを指定したものであることによりこのようなチャンネルの切り替えが可能なのである。なおここではハッシュタグを用いる例を取り上げたが、テレビ番組を専用に扱うマイクロブログなどのサービスで各々のチャンネルに対応させてスレッドを管理するものであれば、投稿にハッシュタグのようなものを含めなくても良い。すなわちマイクロブログなどの仕様に合わせれば良い。
【0012】
一般的な検索サービスでは、例えば特開2010−224699の「検索プログラム、検索サーバおよび検索方法」のように、WWWから収集したWWWページに付いてインデックスを作成しておき、このインデックスを用いてキーワード検索を行うように設計されている(図1)。この際にインデックスは世界全体をカバーしているが、特定ドメインに属するものだけを検索するようにしたり、日本語で書かれたものだけを検索するようにすることが出来る。その何れの場合も検索結果はリンクの一覧表という形態で提示される。このリンクを選択することでそのWWWページを閲覧することが出来る。閲覧の目的はこのWWWページの内容である。これに対して本願発明では、投稿の内容を閲覧させることと併せて、投稿の内容をユーザーがスイッチとして操作することが出来るように表示し、これがONにされたら前記番組にチャンネルを切り替えるような新しいユーザーインターフェースを提供している点が特徴である。
【0013】
なお投稿の内容を表示するに当たり、併せて放送局名、チャンネル番号、番組名、番組表に載せたその番組の枠内の表示、あるいはその番組のアイコンや、例えば別画面で行うその番組の放送表示、URLやタイトルの表示、またこれらの重ね表示などを行うように設計しても良い。なお検索の結果、一つのキーワードに付いて同時に複数個の番組にマッチングが発生したような場合には、上記操作可能な通知の表示をカスケード表示やタイル表示にしたり、ページ繰りが可能な全画面表示にすれば良い。ランダムに一つの番組だけを選択して表示するように構成することも可能である。また複数個のキーワードの登録がありそれ等に数秒間など所定の時間内に次々とマッチングが発生したような場合に、順位の高いキーワードに係る一つの番組だけを選択して表示するような構成も可能である。
【0014】
ユーザーにとっては、上記番組通知があったらその番組にチャンネルを変える、と言うのがこの発明の使用法である。従って上記番組通知を受けた際に通知の番組ではない番組を視聴しているような場合には、急いで上記番組にチャンネル変更して切り替え視聴をすれば良い。これには番組通知である投稿の内容表示箇所をスイッチにしておいて、これをユーザーが操作して行う。スイッチがポインティングデバイスであるならば、番組通知をリモコンやマウスなどで選択する(指示してONにする)操作を行う。後述するがポインティングデバイスがタッチパネルであるならば、指先やペンで番組通知を選択する操作を行う。なおテレビやラジオを視聴していない場合は電源スイッチを入れることになる。
【0015】
登録したキーワードを忘れていたり、複数個のキーワードが登録してあったり、チャンネルを変えるには動機が必要だと言うような場合では、件の「投稿の記事内容」が分かると便利である。例えば人名でマッチングしたような場合は実際にその人物が番組に登場していることが多いのであるが、その人物名が引き合いに出されただけなのかも知れない。このような問題に対してこの発明では「投稿の記事内容」を確認することが出来るようにしているため、チャンネルを切り替える決断の大きな助けとなるのである。
【0016】
なおこのチャンネル切り替え装置では、現在見ている番組に関してはどのチャンネルかを確認する手段を備えておき、同番組に付いては検索部で上記照合を行わないように設定することが好ましいし、照合を行うとしても上記番組通知を出さないように設定することが望ましい。またこのチャンネル切り替え装置が組み込まれたラジオ受信機で番組を聞いている時の上記番組通知は音声読み上げを行うものなどとして構成すれば良い。また前記受信部や前記検索部で複数のコミュニケーションサービスに接続してこれ等を横断的に照合するように構成しても良い。
【0017】
なおこのチャンネル切り替え装置では、ユーザーに「やってるよ!」と通知して上げることが主眼であるから、前記受信部で受信した現在放送中の番組を話題とするメッセージをタイムラインで管理して表示することは必須ではない。しかしながら上記メッセージをタイムラインで表示し得るように構成しても良い。
【0018】
次に、前記メッセージをスイッチとして表示する通知表示部が、タッチパネルディスプレイであるものとすることが出来る。視聴者がこのタッチパネルディスプレイを指先などで操作して上記番組通知を選択することによってチャンネルが切り替わるので、操作性が良い。なお切り替えたチャンネルから前のチャンネルに戻るためのスイッチを前記タッチパネルディスプレイ上に表示する構成も好ましい。
【0019】
次に、このチャンネル切り替え装置をリモコンに実装することが出来る。すなわちこのチャンネル切り替え装置と、このチャンネル切り替え装置で選択されたチャンネルをONにする指令をラジオ放送やテレビ放送やストリーミングビデオなどの放送受信装置へ送信する送信装置と、を備えるリモコンとするのである。また例えば腕時計、ヘッドマウントディスプレイ、スマートフォン、携帯型ゲーム機などを、このリモコンとして構成することが出来る。これ等の表示画面に上記番組通知を選択可能に表示するのである。
【0020】
より好ましくは、このチャンネル切り替え装置を実装したリモコンが前記タッチパネルディスプレイを備えてここに上記番組通知を行うように構成する。視聴者が番組を視聴中に、前記タッチパネルディスプレイを操作して上記番組通知を選択することにより、放送受信装置に上記番組通知に係るチャンネルに切り替えさせる、と言うリモコン操作が可能になり、操作性がさらに良いものとなる。
【0021】
次に、このチャンネル切り替え装置を放送受信装置に実装することが出来る。すなわちこのチャンネル切り替え装置を備えた、ラジオ放送やテレビ放送やストリーミングビデオなどの放送受信装置として、これ等の表示画面に上記番組通知を選択可能に表示するのである。
【0022】
さらに前記通知表示部にタッチパネルディスプレイを用いるようにしても良い。視聴者はこのタッチパネルディスプレイを指先などで操作して、表示されている上記番組通知を選択することにより素早くチャンネルを切り替えることが出来る。
【0023】
さて上記課題は、クライアントマシンと、このクライアントマシンから投稿された現在放送中の番組を話題とするメッセージを処理するメッセージサーバとから成り、前記メッセージサーバは、前記クライアントマシンからのキーワードを受信してアカウント毎に登録する登録部と、前記メッセージが投稿されたらこのメッセージと前記キーワードとを照合して一致する部分の有無を調べる検索部と、この結果一致が生じた場合にはこの一致が生じたメッセージを番組通知として前記クライアントマシンへ送信する番組通知部と、を備えており、前記クライアントマシンは、前記キーワードを前記メッセージサーバに送信する送信部と、前記番組通知を前記メッセージサーバから受信する受信部と、前記番組通知を、ユーザーの操作によりONにされるのを待って前記番組通知に係る番組にチャンネルを切り替えることが出来るような、スイッチとして表示する通知表示部と、を備えている番組通知システムとすることにより達成される。
【0024】
メッセージサーバは、キーワードをアカウント毎に登録部に登録しておき、いま放送中の番組内で起こっている事柄に関してほぼリアルタイムに投稿されて来るメッセージの中に前記登録部に登録されているキーワードが含まれているか否かを前記検索部にて照合する処理を行う。そしてマッチングを生じた部分がある場合にはこのことを直ちにこのキーワードの登録者に伝えるべく、番組通知としての上記メッセージを番組通知部を以て上記キーワードの登録者のクライアントマシンに送信するのである。メッセージサーバは上記番組通知の送信装置である。なお検索の結果、一つのキーワードに付いて同時に複数個の番組にマッチングを生ずる可能性かあるが、上述したように全てを通知するようにしたり一つの番組をランダムに選択して通知するなどすれば良い。
【0025】
クライアントマシンは、人名などのインタレストをキーワードとしてメッセージサーバに登録してもらうべく前記送信部からメッセージサーバへ送信し、またメッセージサーバにて照合された上記キーワードにマッチングしたメッセージを番組通知として前記受信部で受信したら、上記番組通知をユーザーの操作によりONにすることが可能なスイッチとして前記通知表示部に表示する処理を行う。すなわち通知表示部に表示された上記番組通知の内容は、上記照合処理によって一致が生じたメッセージであり、しかもこの番組通知の表示はユーザーの操作によってONにすることが可能な表示であり、この表示がONにされたらこの番組通知に係る番組にチャンネルを切り替えることが出来るようなスイッチとしての表示である点に特徴を有する。従って、切り替え視聴の操作が早く円滑である。このスイッチの一例としてポインティングデバイスを上げる。番組通知の表示にリモコンやマウスなどのポインティングデバイスのカーソルを合わせてから、チャンネル切り替えのスイッチ操作を行うようにする。この場合上記番組通知を最初からフォーカスされているように表示すれば、上記番組通知にカーソルを合わせる手間を省くことが出来る。また切り替えたチャンネルから前のチャンネルに戻るためのスイッチを表示する構成も好ましい。なおこの番組通知システムでは、現在視聴中である番組のチャンネルを確認する手段を備えておいて、同一番組に関しては検索部で上記照合を行わないように設定することが好ましいし、照合が行われても上記番組通知を出さないように設定したり、照合が行われて上記番組通知が送信されたとしてもクライアントマシン側の通知表示部でこれを表示しないように設定することが望ましい。なおこの番組通知システムの前記通知表示部が組み込まれているラジオ受信機でラジオ番組を聞いている時の上記番組通知は、音声読み上げを行うものなどとして構成することが出来る。
【0026】
なおこの番組通知システムのメッセージサーバは、ユーザーに「やってるよ!」と通知して上げることを主眼としているから、前記受信部で受信した現在放送中の番組を話題とするメッセージをタイムラインで管理して、クライアントマシンに送信することは必須ではない。上述したようなテレビ放送を見ながらその内容に付いてメッセージを交わし合うためのソーシャルネットワークサービスに接続してメッセージを受信し、これを上記照合に供するように構成することが出来るからである。しかしながらソーシャルネットワークサービスに接続して受信したメッセージをタイムラインで管理してクライアントマシンに送信するように構成したり、自ら上述したようなソーシャルネットワークサービスを行うためのサーバを備えて上記メッセージをクライアントマシンに送信し得るように構成しても良い。この場合クライアントマシンでは必要に応じて上記メッセージをタイムラインで表示するなどすれば良い。クライアントマシンは閲覧部を備えていなくともこの発明では問題はないのであるが、閲覧部を備えていると他者の投稿を逐次閲覧することが出来るようになる。またクライアントマシンは必要に応じて前記メッセージを投稿するための投稿部を備えているものとしても良い。投稿部を備えていない場合は上記番組通知を利用することが主な目的となるが、投稿部を備えるといま視聴中の番組で起きている事柄を上述のようなコミュニケーションサービスに投稿して他者に通知することが出来るようになる。なお上述したような自らソーシャルネットワークサービスを運営するためのサーバを備える場合では、前記登録部と検索部と番組通知部とから成る番組通知に係るサーバと、上記メッセージのタイムライン管理に係るサーバとを別体に構成することも可能である。これ等のサーバをインターネット上の異なるドメインに分散させて配置する例を上げる。
【0027】
また前記メッセージサーバが投稿されたメッセージを複数のスレッドに分けて取り扱うことを可能にして、これ等のスレッドを横断的に照合処理するように構成することが出来る。上述したハッシュタグはこの目的に叶うものであるが、テレビ番組を専用に扱うマイクロブログなどのサービスで各々のチャンネルに対応させてスレッドを管理するものであれば、投稿にハッシュタグのようなものを含めなくても良い。すなわちマイクロブログなどの仕様に合わせれば良い。
【0028】
また上記キーワードにマッチングしたメッセージを番組通知として送信する代わりに、タイムラインで管理しているメッセージをクライアントマシンに送信すると共に、この内のどのメッセージが照合の結果マッチングしたメッセージであるかを示す時間や識別符号などの目印を付して、クライアントマシンに通知するように構成することも可能である。クライアントマシンではこの目印を解釈してマッチングしたメッセージをポインティングデバイスで操作可能なスイッチとして、前記通知表示部に表示して番組通知とする処理を行う。チャンネル番号に関しても、直接これを受けてスイッチの設定に用いる代わりに、上記メッセージに係るスレッドと、現在時刻や識別符号などの目印からチャンネル番号を割り出すことが可能であり、このあたりは如何様にも設計することが出来る。
【0029】
またこの番組通知システムのメッセージサーバは、前記登録部に登録されている全てのキーワードを登録数の多い順に並び替えておいてこの順に照合するアルゴリズムを採用することが出来るし、投稿されたメッセージを例えば形態素解析してトピックを取り出し、検索部がトピックから全てのキーワードに当たるように設計しても良い。また照合処理はキーワードやトピックを綴りの一致として比較するだけでなく、獅子とライオンのような観念上での一致を見るように構成しても良い。また綴りの誤りを自動補正した上で照合に掛けるような構成にしても良い。またメッセージは投稿される都度ではなく、メッセージの所定数が纏まるまで待って検索部で照合処理するように仕組むことが可能である。従って照合処理をどのように行わせるかの設計は自由である。
【0030】
次に、前記クライアントマシンの前記メッセージをスイッチとして表示する通知表示部が、タッチパネルディスプレイであるものとしても良い。タッチパネルディスプレイ上に表示されている上記番組通知を指先などで選択することによって素早くチャンネルを切り替えることが出来る。切り替えたチャンネルから前のチャンネルに戻るためのスイッチをこのタッチパネルディスプレイ上に表示する構成も好ましい。
【0031】
次に、前記クライアントマシンが放送受信装置のリモコンであって、前記通知表示部で選択されたチャンネルをONにする指令を放送受信装置へ送信する送信装置を備えているものとすることが出来る。いわゆる専用のリモコンだけでなく、例えば腕時計、ヘッドマウントディスプレイ、スマートフォン、携帯型ゲーム機などをこのリモコンとして、これ等の表示画面に上記番組通知を選択可能に表示するように構成する。
【0032】
より好ましくは、このリモコンの前記メッセージをスイッチとして表示する通知表示部にタッチパネルディスプレイを用いる。すると上記番組通知の上をタッチすることによって上記番組通知に係るチャンネルに切り替えることが出来て操作性がさらに良い。
【0033】
次に、前記クライアントマシンが前記チャンネル切り替え装置を備えている放送受信装置であるものとすることが出来る。すなわちこのチャンネル切り替え装置を備えた、ラジオ放送やテレビ放送やストリーミングビデオなどの放送受信装置として、これ等の表示画面に上記番組通知を選択可能に表示するのである。
【0034】
さらに前記通知表示部にタッチパネルディスプレイを用いるようにしても良い。視聴者はこのタッチパネルディスプレイを指先などで操作して、表示されている上記番組通知を選択することにより素早くチャンネルを切り替えることが出来るようになる。
【0035】
次に、前記クライアントマシンは、視聴者によって前記メッセージに係る前記番組にチャンネルが切り替えられたことを前記メッセージサーバに報告する選択報告部を備え、前記メッセージサーバは、前記メッセージの投稿者をアカウントで管理すると共に前記報告を受け付けて前記アカウントに前記チャンネル切り替えの回数を積算して記録する選択回数積算部を備えているものとすることが出来る。このようにすることにより前記メッセージサーバ側では、上記番組通知の通りに切り替え視聴が行われた回数を測定して上記番組通知の精度を高めるなどのサービス向上に努めることや、切り替え視聴に繋がる上記番組通知の原因となった投稿者に対して上記回数に基づくポイントを付与すると言った、これまでにないサービスが可能になる。前記番組通知を選択することに付いては上述した通りであるが、上記番組通知上に例えば「お礼をする」と言ったボタンを表示しておき、これをポインティングデバイスのスイッチで押してもらうように構成しても良い。この場合には「お礼をする」ボタンが押される都度、選択回数積算部は該当する投稿者のアカウントにポイントを加算することになる。
【0036】
次に、前記メッセージサーバは、前記メッセージの中に将来の放送予定時間を有する番組に係る話題があり且つ前記一致を生じた場合には、前記番組通知部が前記メッセージを前記キーワードと一致が生じたメッセージであるものとして前記放送予定時間が近づくのを待って送信するか、または前記クライアントマシンの前記通知表示部が前記メッセージを前記放送予定時間が近づくのを待って表示するものとすることが出来る。現在放送中の番組に関しては直ぐに番組通知することが好ましく、また将来放送予定の番組のことをいま知らせておくのも悪くはないが、後者に付いては番組が始まる頃に通知するものとすると予定を忘れられなくて良い場合が多い。予告に付いては、投稿者がキーワードにマッチングさせたいとするトピックに時間や放送チャンネルを指定するためのハッシュタグなどの識別符号を付与し、これを番組通知部で解釈して適時適切に通知するように構成することが出来る。あるいは投稿者が正確な番組名を投稿に含めるようにして、これを番組通知部で番組表に照らし合わせて適時適切に通知するように構成することが可能である。なお将来の放送予定時間を有する番組に係る話題として、例えばキーワードが有名人の名前であって、あるテレビ番組にその人物が登場したような場合に、この人物の登場を知らせる投稿を行うのであるが、この投稿にこの人物が将来出演する予定の他の番組のことをハッシュタグを用いて記載する、と言うものを上げる。
【0037】
次に、前記メッセージサーバが前記メッセージを投稿するための投稿部を備えているものとすることが出来る。投稿部を備えていると、視聴中の番組で起きている事柄をメッセージサーバの運用者側から上記キーワードの登録者のクライアントマシンに、その番組を見てもらいなどとして通知することが出来る。また全てのクライアントマシンに通知するような設定も可能である。なお上記メッセージの作成から投稿までをメッセージサーバの運用者が入力装置を用いて行うのではなくて、ボット(bot)により機械的に行うようにすることも可能である。また機械的に行うのであれば番組を構成するビデオフレームにタグやコメントを振っておき、これを投稿部が読み込み上記メッセージとして投稿するような構成も可能である。これはビデオオンデマンドの分野にも適している。
【0038】
次に、更に、広告情報の登録部と、前記キーワードまたは前記メッセージの内容と前記広告情報とを照合して一致する部分の有無を調べる広告検索部と、この結果一致が生じた場合にはこの一致が生じた広告情報を前記クライアントマシンへ送信する広告配信部と、を備えているものとすることが出来る。そもそもキーワードには、人名、地名、イベントなどのインタレストが用いられており、このキーワードと照合されてマッチングを生じた上記メッセージにも直接的なあるいは間接的なインタレストが含まれている。例えばキーワードが好みの地名である場合は直接的なインタレストはこの地名であり間接的なインタレストはメッセージに含まれるであろう施設名や特産品名などである。従って前記広告検索部にて、上記キーワードや、上記メッセージを例えば形態素解析して得られた名詞部分と、広告情報とを照合して、一致を生じた広告情報を宣伝広告として広告配信部にて前記クライアントマシンへ送信し、クライアントマシン側で上記番組通知と共に上記宣伝広告を表示するようにすれば、効果的な広告配信が可能になる。
【0039】
上記宣伝広告の一例としてビデオ広告やWeb広告を上げる。クライアントマシン側ではこの配信形態に対応した表示手段を用意しておく。なお上記宣伝広告を受信したら直ぐに表示を行うように構成することが出来るが、オンデマンドビデオ広告として再生開始命令を待つようにしたり、ハイパーリンクで関連付けされているWeb広告としてリンクが選択されるのを待ってから、宣伝広告の表示を行うように構成しても良い。後者に付いては恰も、上記番組通知がポインティングデバイスによりONにされるのを待って上記番組通知に係る番組にチャンネルを切り替えることが出来るようなスイッチとして表示されるのに似ている。何れにせよどこにどのように表示するかは設計次第である。なお別途上記番組通知に係る番組のスポンサード広告を上記番組通知と共に受信して、上記番組通知と共に表示するように構成しても良い。なおこのスポンサード広告を、ポインティングデバイスによって選択されるのを待ってから表示を行うように構成することも可能である。これまでもインターネット広告の分野にいわゆる検索連動型広告と言うものがあり、これはユーザーが検索したキーワードにマッチングさせた広告を検索結果のページに表示するものである。またいわゆるコンテンツ連動型広告と言うものがあり、これはWWWサイトに含まれる単語などからこのサイトの内容を解析して、サイトの内容に合致する広告をこのサイトのWWWページに表示するものである。このような技術は現在では一般化しているため煩雑となるのを避けてその詳細な説明を省略するが、特表2005−521971や特表2006−500698が参考になる。なおこの分野の将来のより優れた技術を採用して良いことは勿論である。
【発明の効果】
【0040】
この発明では、マイクロブログや電子掲示板などにいま放送中の番組内で起こっている事柄に関してほぼリアルタイムに投稿されるメッセージを活用して、このメッセージと別途登録された人名などのキーワードとが関係しているか否かを調べ、関係している場合には上記メッセージをキーワードの登録者に直ちに通知するようにしている。この番組通知の表示は、これがユーザーの操作によってONにすることが可能な表示であり、この表示がONにされたらこの番組通知に係る番組にチャンネルを切り替えることが出来るようなスイッチとしての表示である点が特徴である。この結果、キーワードの登録者は、積極的にマイクロブログや電子掲示板などに参加せずとも、上記番組通知の番組とは異なる番組を視聴していたとしても、この番組通知によって上記番組(裏番組)に切り替えて視聴することが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】 実施形態1のチャンネル切り替え装置の説明図である。
【図2】 処理工程を表す説明図である。
【図3】 通知表示の生成処理の説明図である。
【図4】 処理工程を表す説明図である。
【図5】 実施形態2のチャンネル切り替え装置の説明図である。
【図6】 通知表示の表示画面を表す説明図である。
【図7】 実施形態3のチャンネル切り替え装置の説明図である。
【図8】 処理工程を表す説明図である。
【図9】 実施形態4の番組通知システムの説明図である。
【図10】 処理工程を表す説明図である。
【図11】 実施形態5の処理工程を表す説明図である。
【図12】 実施形態6のメッセージサーバの説明図である。
【図13】 実施形態7のテレビリモコンの説明図である。
【図14】 投稿画面の説明図である。
【図15】 実施形態8の説明図である。
【図16】 テレビ画面の説明図である。
【図17】 実施形態9の説明図である。
【図18】 2種の処理工程を表す説明図である。
【発明を実施するための形態】

【実施形態1】
【0042】
この実施形態を図1乃至図4を用いて説明する。チャンネル切り替え装置1は図示しないテレビ受像機に組み込まれるものであり、このチャンネル切り替え装置部100はマイクロブログを運営するメッセージサーバ2とはインターネットを介して接続されている。キーワードの登録部101には図3でその一例を示したキーワード23が登録されるが、この登録はユーザーにより図示しない入力装置を用いてテレビ受像機の画面に表示しつつ行われる。メッセージの受信部102にはマイクロブログのメッセージ21がメッセージサーバ2から送られて来る。検索部103はメッセージ21の中に上記キーワード23が含まれているか否かを検索する。含まれている場合にスイッチ表示部104はメッセージ21を、チャンネル切り替え装置1に於けるチャンネル切り替えスイッチ10の表示画面11に通知表示12として表示してユーザー(テレビ受像機の視聴者)に通知するものである。この通知表示12の表示の際に併せて、チャンネル切り替えスイッチ10に、通知表示12に係る上記メッセージ21に対応する番組のチャンネル番号24を割り当てるようにする。すなわちユーザーがチャンネル切り替えスイッチ10を操作してONにしたらテレビ受像機のチャンネルを上記チャンネル番号24に係る番組に切り替えることが出来るように設定を変えるのである。
【0043】
図2に示すようにメッセージの受信部102がメッセージサーバ2からメッセージ21を受信し(ステップS1)、受信の都度キーワードの登録部101に登録されているキーワード23を以て検索し(ステップS2)、マッチングした場合には上記メッセージ21を通知表示12としてチャンネル切り替え装置1のチャンネル切り替えスイッチ10の表示画面11に表示すると共に、チャンネル切り替えスイッチ10を、これが操作された時に上記メッセージ21に係るチャンネル番号24のチャンネルに切り替え可能となるように設定を変更する(ステップS3)。この際に併せてマッチングに係わるキーワード表示13を行なう。なお通知表示12の上方にメッセージ21の投稿時間の表示を行うようにした。
【0044】
この実施例のメッセージサーバ2はチャンネル番号1のスレッドのみならず他のチャンネル番号のスレッドをも管理している。メッセージの受信部102はメッセージサーバ2から全てのチャンネル番号のスレッドを送信してもらうように設定することが出来るが、選択的に送信してもらうように設定しても良い。図3では説明を簡略化するためにチャンネル番号1のスレッドの新旧のメッセージを時系列で並べたタイムライン20を表示している。図3の例では検索部103が最新のメッセージ21に付いてキーワード23と照合した結果、メッセージ21からキーワード23中の「中華」が索出されたため、スイッチ表示部104がチャンネル切り替えスイッチ10の表示画面11に当該メッセージ21を通知表示12として表示すると共に、チャンネル切り替えスイッチ10に当該メッセージ21に係るチャンネル番号24のチャンネルを割り当てる。図3の鎖線内の図は、1つのチャンネル切り替えスイッチ10に対して行う2つの処理を便宜的に左右に分けて表現したものであり、右側ではチャンネル切り替えスイッチ10−Aに通知表示12の「表示」を行い、左側ではチャンネル切り替えスイッチ10−Bにチャンネル番号24の「チャンネル割り当て」を行っている(チャンネル番号24の表示を行っている分けではない)ことを表している。
【0045】
ユーザーは表示画面11に新しい通知表示12が為されたら直ちに、あるいは通知表示12の内容を参考にしてから、表示画面11すなわちチャンネル切り替えスイッチ10を押して通知表示12のチャンネルをONにすることが出来る。図4に示すようにユーザーによりチャンネル切り替えスイッチ10が押されたら(ステップS4)、チャンネル切り替え装置1は上記チャンネル切り替えスイッチ10に割り当てられたチャンネル番号24のチャンネルに切り替える(ステップS5)。なおステップS4以下のステップは上述したステップS3から続くものではなく独立したステップである。なお通知表示12を点滅表示などの変化がある表示にすると目立ちやすい。この意味では通知表示12の表示に合わせてアラーム音を発生するように構成しても良い。上述した時刻表示もユーザーの気付きに役に立つ。なおこの実施形態ではチャンネルの切り替えに、通知表示12の表示画面11を押させるようにしている。これは上述したように通知表示12にカーソルを合わせる手間を不要とすべく通知表示12は最初からフォーカスされているように表示されているものと見なすことが出来るから、この実施形態のチャンネルの切り替えスイッチ10のような機械式のスイッチデバイスもポインティングデバイスの一であると見て良い。
【実施形態2】
【0046】
この実施形態を図5及び図6を用いて説明する。このチャンネル切り替え装置部105は携帯電話の一であるスマートフォン14にインストールしたチャンネル切り替えソフトウェアによって実現されており、またテレビ受像機のリモコンをエミュレートするためのリモコン部109を備えており、マイクロブログを運営する上記メッセージサーバ2とはインターネットを介して接続されている。キーワードの登録部101には図3でその一例を示したキーワード23が登録される。メッセージの受信部102にはマイクロブログのメッセージ21がメッセージサーバ2から送られて来る。このチャンネル切り替え装置部105は検索部103にキーワードのAND検索を可能にしている。受信したメッセージ21をキーワード23を以て検索して、マッチングが生じた場合にはこの実施形態の通知表示部106は、キーワード23が含まれている上記メッセージ21を通知表示12としてスマートフォン14のタッチパネルディスプレイ15に表示するが、この際にユーザーが通知表示12にタッチしたら上記リモコン部109を介してテレビ受像機のチャンネルを上記通知表示12に係る番組に切り替えることが出来るように構成されている。なおここでは人名○○○○がマッチングに係るキーワードとなっている。
【0047】
タッチパネルディスプレイ15には上記通知表示12の他に、番組表の上記メッセージ21に係るチャンネルのただいま放送中の番組の内容説明部分である、番組表の抜粋表示16の表示が行われる。これは上記通知表示部106がWebのテレビ番組表から取得したものを用いている。またタッチパネルディスプレイ15には投稿部108を使用しての投稿画面に移動するための投稿ボタン表示17や、閲覧部107を使用しての閲覧画面に移動するための閲覧ボタン表示18や、これらの画面から通知表示16に戻るための戻るボタン表示19の表示が行われる。なお上記閲覧部107はメッセージサーバ2から受信したメッセージ21をタッチパネルディスプレイ15にタイムライン20で表示するためのものである。また上記投稿部108はメッセージサーバ2に宛ててメッセージを投稿するためのものである(投稿画面は図示を省略する)。
【0048】
リモコン部109を備えたチャンネル切り替え装置部105はテレビ受像機と共に使用される。タッチパネルディスプレイ15の通知表示12にワンタッチすると、通知表示部106はリモコン部109に上記メッセージ21が属しているチャンネル番号24を通知し、これに従ってリモコン部109がテレビ受像機に通知表示12のチャンネルをONにする指令を送る。この他、リモコン部109が動作したら、番組表の抜粋表示16にワンタッチすると投稿画面に移動し、通知表示12にワンタッチすると閲覧画面に移動するような設計も可能である。メッセージの受信部102から閲覧部107にメッセージが送られる。また番組表の抜粋表示16をなぞって繰ることで、その上の通知表示12が前回の通知表示との間を行き来できるように表示する設計なども可能である。
【実施形態3】
【0049】
この実施形態を図7及び図8を用いて説明する。このチャンネル切り替え装置部110はスマートフォン1にインストールした番組通知ソフトウェアによって実現されており、その構成の殆どを上述した実施形態2に倣うが、リモコン部の代わりにチャンネル選択部112と、これによりチャンネル操作が可能なテレビ受像機としてのワンセグ放送受信部113とを備えている。この他、下記通知表示部111と通知選択報告部114とを備えている。
【0050】
このチャンネル切り替え装置部110は、図8に示すようにメッセージの受信部102がメッセージサーバ2からメッセージ21を受信し(ステップS6)、受信の都度検索部103がキーワードの登録部101に登録されているキーワード23を以て検索し(ステップS7)、この結果マッチングした場合には、通知表示部111が上記メッセージ21を通知表示12としてタッチパネルディスプレイに、ユーザーがこのタッチパネルディスプレイにタッチすることによって上記メッセージ21に係わるチャンネルへ切り替え得るように、表示する(ステップS10)のであるが、特に通知表示部111がステップS6に続いてマッチングしたメッセージ21が将来の時間指定としての時刻表示22(図3を利用して鎖線で表した)を含んでいるか否かを調べ(ステップS8)、含んでいる場合には指定の時間が来るのを待ってから(ステップS9)、ステップS10を実行するものとして構成されている。時刻表示22の形式はこの実施形態では#TT:MM:SS(図示せず)とされているが、これをメッセージの一部に記載して投稿してもらうようにする。なおステップS6以下のステップは実施形態1のステップS5から続くものではなく独立した処理である。またこれ以降の実施形態に付いても同様でありステップは各々の実施形態ごとに独立している。
【0051】
通知表示部111はタッチパネルディスプレイ15に通知表示12の表示を行う。そこでユーザーが通知表示12にワンタッチすると、番組通知部111は通知表示12が選択されたとしてチャンネル選択部112に上記メッセージ21が属しているチャンネル番号24を通知するので、これに従ってチャンネル選択部112がワンセグ放送受信部113に通知表示12のチャンネルをONにする指令を送る、またはワンセグ放送受信部113の電源スイッチがOFFであればこれをONにすると共に上記通知表示12のチャンネルをONにする指令を送る。このことは通知表示12のチャンネルに切り替えたことを意味し、その旨がチャンネル選択部112から通知選択報告部114に伝えられて、ここからメッセージサーバ2に送信される。
【実施形態4】
【0052】
この実施形態を図9及び図10を用いて説明する。この実施形態の番組通知システムはマイクロブログを運営するメッセージサーバ4と、携帯電話の一であるスマートフォン3にインストールしたチャンネル切り替えソフトウェアによって実現されたチャンネル切り替え装置部300とがインターネットなどのネットワークを介して接続されることにより構成される。メッセージサーバ4はマイクロブログ管理部400と番組通知装置部401とから成る。実施形態1のメッセージサーバ2では、タイムライン20を、テレビ放送中の全てのチャンネルに付いて個別のログとして管理している例を取り上げている。これに対してこの実施形態4のマイクロブログ管理部400では、全てのチャンネルへの投稿を一つのログとして管理し、チャンネル毎にハッシュタグのような分別タグを振ることで、実質的にチャンネル毎のログとして見せると言う例を取り上げる。
【0053】
番組通知装置部401のキーワードの登録部402は、クライアントマシンである上記チャンネル切り替え装置部300のキーワードの送信部301から送信されたキーワードを受信してこれをユーザーのアカウント毎に登録し、登録数の多いキーワードの順にキーワードに上記アカウントに対応させたインデックス(図示せず)を作成するものである。メッセージの受信部403は、チャンネル切り替え装置部300の投稿部302によって投稿されたマイクロブログのメッセージを受信するものである。検索部404は受信したメッセージを形態素解析して一つまたは幾つかのトピックを生成し、各々のトピックで上記インデックスを当たって上記キーワードとのマッチングを調べるものである。番組通知部405は、トピックとマッチングしたキーワードの登録者のチャンネル切り替え装置部300の番組通知の受信部303に対して、このマッチングに係るトピックが抽出されたメッセージとこのメッセージが属するチャンネル番号とを番組通知として送信するものである。
【0054】
チャンネル切り替え装置部300の通知表示部304は、番組通知の受信部303で受信した上記メッセージを、スマートフォン3のタッチパネルディスプレイ30に通知表示31として表示するのであるが、この際にこの通知表示31に対してユーザーの操作としてのタッチパネルディスプレイ30に対するタッチ操作が為されたら上記チャンネル番号をリモコン部305に引き渡して、テレビ受像機のチャンネルを上記通知表示31に係る番組に切り替えることが出来るように通知表示31を表示する。上記リモコン部305はテレビ受像機のリモコンをエミュレートするものである。なお通知表示31を行う際に、このメッセージ中の上記マッチングに係わるキーワードをハイライトしたキーワード表示32を行うようにしている。キーワード表示32はユーザー自身の登録に係るものであるからチャンネルを切り替えるかどうかの判断の際に役立つ。
【0055】
図10に示すように、番組通知装置部401では、メッセージの受信部403が投稿部302から送信されたメッセージを受信し(ステップS11)、受信の都度検索部404にて、このメッセージとキーワードの登録部402に登録しておいたキーワードとを突き合わせてマッチングするか否かを調べ(ステップS12)、マッチングした場合には上記メッセージとこのメッセージが属しているチャンネル番号とを上記キーワードと共に通知すべく、番号通知部405から番組通知の受信部303に送信する(ステップS13)。
【0056】
なお図9では図解を容易にするためにクライアントマシンとして1台のスマートフォン3のみを描いたため、メッセージを投稿した者とこのメッセージに係る番組通知を受信した者とが同一であるように見えるがこの関係に拘るものではない。なおメッセージサーバ4では不適切な投稿をブロックしたり、視聴者が不適切な投稿者を番組通知装置部300を介してキックアウトし得るような機能を備えるようにしても良い。
【実施形態5】
【0057】
この実施形態を図11を用いて説明する。この実施形態は上述した実施形態4の番組通知装置部401の番組通知部405での処理工程に改変を加えたものに関する。すなわちメッセージの受信部403がメッセージを受信し(ステップS14)、受信の都度検索部404にてこのメッセージとキーワードの登録部402に登録しておいたキーワードとを突き合わせてマッチングするか否かを調べ(ステップS15)、マッチングした場合には上記メッセージとこのメッセージが属しているチャンネル番号とを上記キーワードと共に通知すべく番組通知部405からスマートフォン3側の番組通知の受信部303に送信する(ステップS18)のであるが、ステップS15に続けて、マッチングしたメッセージが将来の時間指定としての時刻表示を含んでいるか否かを上記番組通知部405が調べて(ステップS16)、時刻表示を含んでいる場合には指定の時間が来るのを待ってから(ステップS17)、ステップS18を実行するものとして構成されている。時刻表示の形式はこの実施形態では#TT:MM:SSとされているが、これをメッセージの一部に記載するのである(図示せず)。
【実施形態6】
【0058】
この実施形態を図12を用いて説明する。このメッセージサーバはマイクロブログ管理部400と番組通知装置部406とに加えて、投稿部407を備えている点に特徴を有する。メッセージサーバが投稿部407を備えていると、視聴中の番組て起きている事柄をサーバ運用者側からキーワードの登録者のクライアントマシンに、その番組を見てもらいたいなどとして通知することが出来る。また全てのクライアントに通知するような設定も可能である。このことは上述した通りである。
【0059】
さて実施形態3ではクライアントマシンの通知表示部111で通知表示が行われ、この結果視聴者が通知表示のチャンネルに切り替えたならば、その旨が通知選択報告部114からメッセージサーバに送信されることを説明した。そこで実施形態6の番組通知装置部406は、通知選択報告受信部408にて上記通知表示が選択された旨の報告を受信し、選択回数積算部409が上記通知表示に係るメッセージの投稿者のアカウントに上記選択の回数を積算して記録するようにしている。これによって上記通知表示の通りに切り替え視聴が行われた回数を測定したり、上述の「お礼をする」ボタンを設けたような場合ではボタンが押される回数を測定することによって、通知表示の精度を高めるなどのサービス向上に努めることや、切り替え視聴に繋がる通知表示の原因となった投稿者に対して上記回数に基づくポイントを付与することが出来るようになる。
【実施形態7】
【0060】
この実施形態を図13及び図14を用いて説明する。この実施形態は番組通知システムのメッセージサーバのクライアントマシンであるテレビリモコン5に関する。このテレビリモコン5はリモコン部500と番号通知装置部501とから成る。リモコン部500は赤外線通信機能を備えており、電源ボタンやチャンネルボタンやポインティングデバイスや各種操作ボタンが操作されると、それに対応するデータコードをカスタムコードと共にテレビ受像機に送信する。
【0061】
番組通知装置部501のキーワードの送信部502は、ユーザーが設定したキーワードを実施形態4で説明したようなメッセージサーバのキーワードの登録部402に送信するものである。メッセージの受信部503は実施形態2で説明したようにメッセージサーバから受信したメッセージを閲覧部504に送り、閲覧部504はこのメッセージをテレビリモコン5のタッチパネルディスプレイ50にタイムラインで表示するものである。投稿部505は実施形態4で説明したようなメッセージサーバのメッセージの受信部403に宛ててメッセージを投稿するものである。すなわち投稿部505は、図14で示すように上記タッチパネルディスプレイ50に投稿表示54を表示する。ここにはいま見ている番組の番組タイトル表示55と、投稿用のメッセージ記入部56と、投稿を実行するための送信ボタン57とが表示される。
【0062】
また実施形態4で説明したようなメッセージサーバの番組通知部405が、マッチングに係るメッセージとこのメッセージが属するチャンネル番号とを番組通知として送信して来るので、これを番組通知の受信部506で受信し、このメッセージを通知表示51として通知表示部507がテレビリモコン5のタッチパネルディスプレイ50に表示すると共にこの下方に、上記チャンネル番号を元にして、上記番組通知の受信部506がWebのテレビ番組表から取得したこのチャンネルのただいま放送中の番組の内容説明部分である所の番組表の抜粋表示52を、これに先立つ古い抜粋表示53の右隣にタイル表示する。この表示に際しては、上記タッチパネルディスプレイ50の通知表示51または番組表の抜粋表示52の何れか一に対してユーザーの操作としてのタッチ操作が為されたならば、チャンネル番号をリモコン部500に引き渡してテレビ受像機のチャンネルを上記通知表示51に係る番組に切り替えることが出来るようにして、通知表示51及び番組表の抜枠表示52を表示するのである。なお上記番組通知に因らずしてユーザーが自主的にテレビリモコン5のチャンネルボタンなどを操作して選択視聴している番組の上記抜粋表示に関しては、これを常にタイル表示の下側左方に表示し続けるようにすることで、チャンネルを通知表示51や番組表の抜粋表示52に従って変えた後でも上記自主的に選択した番組に戻りやすくなると言うブックマークとしての役割を担わせることが出来る。なお図13では、言わば新しい抜粋表示52を古い抜粋表示53より一層目立つように明るく表示する設定としている。
【0063】
上記通知表示部507は通知表示を行うが、この表示画面はタッチパネルに設定してあるため、視聴者が通知表示51にワンタッチすることで通知表示部507は通知表示51が選択されたとしてリモコン部500に上記通知表示51が属しているチャンネル番号を通知してチャンネルの切り替えを要求するので、これに従ってリモコン部500がテレビ受像機に通知表示51のチャンネルをONにする指令を送る。このチャンネルが切り替えられたことは通知表示部507から通知選択報告部508に伝えられて、ここから実施形態6で説明したようなメッセージサーバに送信される。メッセージサーバはチャンネルが切り替えられた旨の報告を通知選択報告受信部408で受信して、選択回数積算部409で上記通知表示51に係るメッセージの投稿者のアカウントに上記選択の回数を積算して記録する。なおさらにどのチャンネル番号のチャンネルに切り替えられたかの報告を受け付けるようにしても良い。
【実施形態8】
【0064】
この実施形態を図15及び図16を用いて説明する。テレビ受像機6がこの発明の番組通知装置部601を備えている点に特徴を有する。番組通知装置部601のキーワードの送信部602は、視聴者が設定したキーワードを実施形態4で説明したようなメッセージサーバのキーワードの登録部に送信するものである。メッセージの受信部603は実施形態2で説明したようなメッセージサーバから受信したメッセージを閲覧部604に送り、閲覧部604はこのメッセージをテレビ画面のスレッド閲覧部63にタイムライン20で表示するものである。また投稿部605は実施形態4で説明したようなメッセージサーバのメッセージの受信部に宛ててメッセージを投稿するものである。すなわち投稿部605は図16で示すようにテレビ画面60にメッセージ記入部64を表示する。スレッド閲覧部63が表示される場合には、これと共にメッセージ記入部64を表示するようにしても良い。次に実施形態4で説明したようなメッセージサーバの番組通知部が上記マッチングに係るメッセージとこのメッセージが属するチャンネル番号とを番組通知として送信して来るので、これを番組通知の受信部606で受信して通知表示部607に引き渡す。この通知表示部607が通知表示を行うに際して、テレビ受像機6のリモコン通信部・制御部600に対し、テレビ受像機6の電源スイッチがOFFであればこれをONにすると共に通知表示のチャンネルをONにする指令を送る、またはすでに視聴中であれば通知表示部607の通知に従って通知表示のチャンネルをONにする指令を送る。
【0065】
上記チャンネルがONにされたり、上記チャンネルに切り替えられたことは通知表示部607から通知選択報告部608に伝えられて、メッセージサーバに送信される。これをメッセージサーバは、実施形態6で説明したような通知選択報告受信部408で受信し、選択回数積算部409にて上記通知表示に係るメッセージの投稿者のアカウントに上記選択の回数を積算して記録する。
【0066】
さて図16でテレビ画面を示すが、通常は最大化したテレビ画面60を表示する。通知表示部607が通知表示を行う際には上記テレビ画面60に重ねて通知表示用の小さな別画面を2つ並べて表示するのであるが、新しい通知表示を右側に新たに表示し、古くなった通知表示を右側から左側に表示替えするようにしている。図16では右側に通知表示用のテレビ画面61を新たに表示したために、古くなった通知表示用のビデオ再生画面62を右側から左側に移動させて表示している例を上げた。こうしてこれ等の通知表示61,62をテレビリモコンにて選択したり、通知表示61,62に該当するリモコンボタンをONにすることによって、新たなテレビ画面60として最大化表示することが出来るように構成されている。なお閲覧や投稿を行う際には、最大化表示されているテレビ画面60をスレッド閲覧部63を避けるべく縮小したテレビ画面65として表示しても良い。通知表示61では小さな画面で裏番組が表示されるが、これを見れば裏番組内で起こっている事柄の見当が付け易い。なお上記通知表示用のビデオ再生画面62を選択するとIP通信のビデオ再生が新たなテレビ画面60または縮小したテレビ画面65で表示され、これがこの瞬間の言わば表番組となるのである。なお通知表示用のビデオ再生画面62に関しては、メッセージサーバの番組通知部が送信して来た上記マッチングに係るメッセージとこのメッセージに係るビデオのURLアドレスとから成る番組通知の、上記URLアドレスに基づいて、通知表示部607がこの通知表示用のビデオ再生画面62にURLアドレスが指し示すビデオのエンベッド表示を行っている例を上げた。
【実施形態9】
【0067】
この実施形態を図17及び図18を用いて説明する。このメッセージサーバは番組通知装置部410に特徴を有する。すなわちキーワードの登録部402、メッセージの受信部403、検索部404、番組通知部405に加えて、広告情報の登録部411と広告検索部412と広告配信部413とを備えている。(A)上記キーワードと、または(B)このキーワードとマッチングを生じた上記メッセージを例えば形態素解析して得られた名詞部分と、前記広告情報の登録部411に登録してある広告情報とを前記広告検索部412で照合し、一致を生じた広告情報を宣伝広告として前記広告配信部413にて前記クライアントマシンへ送信するように構成した。なおクライアントマシン側では上記番組通知と共に上記宣伝広告を表示するのであるが、宣伝広告の表示手段はクライアントマシン側で如何様にも構成可能である。
【0068】
実施形態4で説明したような、キーワードの登録部402に登録されているキーワードとメッセージの受信部403で受信したメッセージとのマッチングを検索部404で調べた結果、マッチングが生じている場合には、図18(A)で示すように、上記キーワードと広告情報の登録部411に登録しておいた広告情報とのマッチングを広告検索部412で調べて(ステップS19)、マッチングを生じた場合には、上記キーワードを登録したユーザーの主として直接的なインタレストに合致するものとして、このマッチングを生じた広告情報を宣伝広告として広告配信部413から前記クライアントマシンへ配信するのである(ステップS20)。あるいは上記キーワードと上記メッセージとにマッチングが生じている場合には、図18(B)で示すように、上記マッチングを生じたメッセージと広告情報の登録部411に登録しておいた広告情報とのマッチングを広告検索部412で調べて(ステップS21)、マッチングが生じている場合には、上記キーワードを登録したユーザーの直接的な間接的なインタレストに合致するものとして、このマッチングを生じた広告情報を宣伝広告として広告配信部413から前記クライアントマシンへ配信するのである(ステップS22)。このようにして効果的な広告配信が可能になる。なおこのS21、S22のステップは上記ステップS20から続くものではなく独立したステップである。
【産業上の利用可能性】
【0069】
ネットサーフィンなる言葉があるが、この発明は番組サーフィンに道を拓くものであると言うことが出来る。一つの番組を通して視聴するのも良いが、興味ある部分をモザイク的に見る方が現代の忙しいライフスタイルに合致しているとも言える。この発明はラジオ放送などにも適用可能である。またあるWebサイトに同時刻に集う人々がメッセージを発信し合っているのであれば、ここにもこの発明を適用することが出来る。
【符号の説明】
【0070】
1:チャンネル切り替え装置 10:チャンネル切り替えスイッチ 11:表示画面
12:通知表示 13:キーワード表示 14:スマートフォン
15:タッチパネルディスプレイ 16:番組表の抜粋表示 17:投稿ボタン表示
18:閲覧ボタン表示 19:戻るボタン表示
100:チャンネル切り替え装置部 101:キーワードの登録部
102:メッセージの受信部 103:検索部 104:スイッチ表示部
105:チャンネル切り替え装置部 106:通知表示部 107:閲覧部
108:投稿部 109:リモコン部 110:チャンネル切り替え装置部
111:通知表示部 112:チャンネル選択部 113:ワンセグ放送受信部
114:通知選択報告部
2:メッセージサーバ 20:タイムライン 21:メッセージ 22:時刻表示
23:キーワード 24:チャンネル番号
3:スマートフォン 30:タッチパネルディスプレイ 31:通知表示
32:キーワード表示
300:チャンネル切り替え装置部 301:キーワードの送信部 302:投稿部
303:番組通知の受信部 304:通知表示部 305:リモコン部
4:メッセージサーバ 400:マイクロブログ管理部 401:番組通知装置部
402:キーワードの登録部 403:メッセージの受信部 404:検索部
405:番組通知部 406:番組通知装置部 407:投稿部
408:通知選択報告受信部 409:選択回数積算部 410:番組通知装置部
411:広告情報の登録部 412:広告検索部 413:広告配信部
5:テレビリモコン 50:タッチパネルディスプレイ 51:通知表示
52:番組表の抜粋表示 53:古い抜粋表示 54:投稿表示
55:番組タイトル表示 56:メッセージ記入部 57:送信ボタン
500:リモコン部 501:番号通知装置部 502:キーワードの送信部
503:メッセージの受信部 504:閲覧部 505:投稿部
506:番組通知の受信部 507:通知表示部 508:通知選択報告部
6:テレビ受像機 60:テレビ画面 61:通知表示用のテレビ画面
62:通知表示用のビデオ再生画面 63:スレッド閲覧部 64:メッセージ記入部
65:テレビ画面
600:リモコン通信部・制御部 601:番組通知装置部
602:キーワードの送信部 603:メッセージの受信部 604:閲覧部
605:投稿部 606:番組通知の受信部 607:通知表示部
608:通知選択報告部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キーワードの登録部と、現在放送中の番組を話題とするメッセージの受信部と、前記メッセージを受信したらこのメッセージと前記キーワードとを照合して一致する部分の有無を調べる検索部と、この結果一致が生じた場合にはこの一致が生じたメッセージを番組通知としてこの番組通知を、ユーザーの操作によりONにされるのを待って前記番組通知に係る番組にチャンネルを切り替えることが出来るような、スイッチとして表示する通知表示部と、から構成されているチャンネル切り替え装置。
【請求項2】
前記メッセージをスイッチとして表示する通知表示部が、タッチパネルディスプレイである、請求項1に記載のチャンネル切り替え装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のチャンネル切り替え装置と、このチャンネル切り替え装置で選択されたチャンネルをONにする指令を放送受信装置へ送信する送信装置と、を備えているリモコン。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載のチャンネル切り替え装置を備えている放送受信装置。
【請求項5】
クライアントマシンと、このクライアントマシンから投稿された現在放送中の番組を話題とするメッセージを処理するメッセージサーバとから成り、前記メッセージサーバは、前記クライアントマシンからのキーワードを受信してアカウント毎に登録する登録部と、前記メッセージが投稿されたらこのメッセージと前記キーワードとを照合して一致する部分の有無を調べる検索部と、この結果一致が生じた場合にはこの一致が生じたメッセージを番組通知として前記クライアントマシンへ送信する番組通知部と、を備えており、前記クライアントマシンは、前記キーワードを前記メッセージサーバに送信する送信部と、前記番組通知を前記メッセージサーバから受信する受信部と、前記番組通知を、ユーザーの操作によりONにされるのを待って前記番組通知に係る番組にチャンネルを切り替えることが出来るような、スイッチとして表示する通知表示部と、を備えている番組通知システム。
【請求項6】
前記クライアントマシンの前記メッセージをスイッチとして表示する通知表示部が、タッチパネルディスプレイである、請求項5に記載の番組通知システム。
【請求項7】
前記クライアントマシンが放送受信装置のリモコンであって、前記通知表示部で選択されたチャンネルをONにする指令を放送受信装置へ送信する送信装置を備えている、請求項5または請求項6に記載の番組通知システム。
【請求項8】
前記クライアントマシンが前記チャンネル切り替え装置を備えている放送受信装置である、請求項5または請求項6に記載の番組通知システム。
【請求項9】
前記クライアントマシンは、視聴者によって前記メッセージに係る前記番組にチャンネルが切り替えられたことを前記メッセージサーバに報告する選択報告部を備え、前記メッセージサーバは、前記メッセージの投稿者をアカウントで管理すると共に前記報告を受け付けて前記アカウントに前記チャンネル切り替えの回数を積算して記録する選択回数積算部を備えている、請求項5に記載の番組通知システム。
【請求項10】
前記メッセージサーバは、前記メッセージの中に将来の放送予定時間を有する番組に係る話題があり且つ前記一致を生じた場合には、前記番組通知部が前記メッセージを前記キーワードと一致が生じたメッセージであるものとして前記放送予定時間が近づくのを待って送信するか、または前記クライアントマシンの前記通知表示部が前記メッセージを前記放送予定時間が近づくのを待って表示することを特徴とする、請求項5に記載の番組通知システム。
【請求項11】
前記メッセージサーバが前記メッセージを投稿するための投稿部を備えている、請求項5に記載の番組通知システム。
【請求項12】
更に、広告情報の登録部と、前記キーワードまたは前記メッセージの内容と前記広告情報とを照合して一致する部分の有無を調べる広告検索部と、この結果一致が生じた場合にはこの一致が生じた広告情報を前記クライアントマシンへ送信する広告配信部と、を備えている請求項5に記載の番組通知システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2012−239149(P2012−239149A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−119707(P2011−119707)
【出願日】平成23年5月11日(2011.5.11)
【出願人】(390010283)
【Fターム(参考)】