説明

ディスクドライブテスト

ディスクドライブテストシステム(100)は、床面(10)に実質的に垂直な第一の軸(205)を規定する少なくとも一つのロボットアーム(200)を含む。ロボットアームは、第一の軸の周りの所定の弧を通して回転し第一の軸から放射状に伸びるように動作し得る。ロボットアームによってサービスされるように多数のラック(300)がロボットアームの周りに配置される。各ラックは、各々がテストのためにディスクドライブ(500)を搬送するように構成されたディスクドライブ搬送器(550)を受け取るように構成されている多数のテストスロット(310)を収容する。転送ステーション(400)が、ロボットアームによってサービスされるように配置される。転送ステーションは、各々がディスクドライブトート(450)を受け取るように構成された多数のトートレセプタクル(430)を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この開示は、ディスクドライブテストに関する。
【背景技術】
【0002】
ディスクドライブ製造者は典型的に、一集りの要求を満たしていることについて製造されたディスクドライブをテストする。多数のディスクドライブを直列的にまたは並列的にテストするテスト設備および技術が存在する。製造者は多数のディスクドライブをバッチで同時にテストする傾向がある。ディスクドライブテストシステムは典型的には、テストのためにディスクドライブを受け取る多数のテストスロットを有した一つ以上のラックを含む。
【0003】
ディスクドライブの直ぐ周辺のテスト環境は、緊密に規制される。テスト環境における最小の温度変動は、正確なテスト条件とディスクドライブの安全のために決定的である。より高い容量と、より速い回転速度と、より小さいヘッドクリアランスを有するディスクドライブの最新世代は、振動により敏感である。過大な振動はテスト結果の信頼性と電気的接続の完全性に影響を与えることができる。テスト条件下では、ドライブ自体がサポート構造または隣接するユニットへの固定を通して振動を伝播することができる。この振動の「クロストーク」は、振動の外部ソースと共に、バンプエラー、ヘッドスラップ、および非反復性ランアウト(NRRO)に貢献し、それらはより低いテスト歩留まりと増加した製造コストに結果としてなり得る。
【0004】
現行のディスクドライブテストシステムは、システム中の過大な振動に貢献しおよび/または大きな設置面積を要求する自動化および構造的サポートシステムを採用する。現行のディスクドライブテストシステムはまた、ディスクドライブをテストのためにテストシステムに個別に供給するのにオペレーターまたはベルトコンベアを使う。
【発明の概要】
【0005】
一側面では、ディスクドライブテストシステムは、床面に実質的に垂直な第一の軸を規定する少なくとも一つのロボットアームを含む。ロボットアームは、第一の軸の周りの所定の弧(例えば、360°)を通して回転し第一の軸から放射状に伸びるように動作し得る。多数のラックが、ロボットアームによってサービスされるためにロボットアームの周りに配置される。各ラックは多数のテストスロットを収容し、それらは各々テストのためにディスクドライブを搬送するように構成されたディスクドライブ搬送器を受け取るように構成されている。転送ステーションが、ロボットアームによってサービスされるように配置される。転送ステーションは、各々がディスクドライブトートを受け取るように構成された多数のトートレセプタクルを含む。
【0006】
開示の実装は、以下の特徴の一つ以上を含んでいても良い。いくつかの実施形態では、ロボットアームは、テストスロットの一つのディスクドライブ搬送器と係合するように構成されたマニピュレータを含んでいても良い。ロボットアームは、テストのためにディスクドライブ搬送器中のディスクドライブをテストスロットに搬送するように動作し得る。ロボットアームは実質的に円筒形の作業エンベロープ容積を規定し、ラックと転送ステーションが、ロボットアームによるサービスのために作業エンベロープ容積内に配置される。いくつかの例では、ラックと転送ステーションは、ロボットアームの第一の軸の周りの少なくとも部分的に閉じた多角形に配置されている。ラックは、ロボットアームの第一の軸から等距離に放射状に離れて、または異なる距離で、配置されても良い。
【0007】
いくつかの実装では、転送ステーションは、床面に実質的に垂直に転送ステーションによって規定された縦軸の周りを回転するように動作し得る。転送ステーションは、第一と第二の反対向きのトートレセプタクルを規定する転送ステーションハウジングを含む。いくつかの例では、転送ステーションは、縦軸を規定するステーションハウジングと、縦軸の周りを回転するように回転可能の載置された多数のトート受け取り器を含む。各トート受け取り器は、他とは独立に回転可能であり、第一と第二の反対向きのトートレセプタクルを規定する。いくつかの例では、トート受け取り器は、ステーションベースから実質的に垂直に上向きに伸びているスピンドル上に回転可能に載置されている。
【0008】
ロボットアームは、転送ステーションの受け取られたディスクドライブトートとテストスロットの間でディスクドライブを転送することによって各テストスロットを個別にサービスしても良い。いくつかの実装では、ディスクドライブトートは、各々がディスクドライブを収容するように構成された多数のディスクドライブレセプタクルを規定しているトート本体を含む。各ディスクドライブレセプタクルは、ディスクドライブの非中央部分に沿った扱いを許容するように受け取られたディスクドライブの中央部分をサポートするように構成されたディスクドライブサポートを規定する。いくつかの例では、ディスクドライブトートは、多数のコラム空孔を規定しているトート本体と、各コラム空孔中に配置され(例えば、空孔コラムの後壁から離され)、コラム空孔を各々がディスクドライブを受け取るように構成された多数のディスクドライブレセプタクルに分割している、多数の片持ち梁型ディスクドライブサポートと、を含む。各ディスクドライブサポートは、ディスクドライブの非中央部分に沿った扱いを許容するように受け取られたディスクドライブの中央部分をサポートするように構成されている。
【0009】
いくつかの実装では、ディスクドライブテストシステムは、テストスロットと通信している少なくとも一つのコンピュータを含む。パワーシステムがディスクドライブテストシステムにパワーを供給し、テストスロット中の受け取られたディスクドライブへのパワーを監視および/または規制するように構成されていても良い。温度制御システムは、テストスロットの上におよび/またはそれを通して空気を循環させるように動作し得る空気移動器(例えば、ファン)を含んでいても良い。振動制御システムはラック振動(例えば、受動的振動制限を介した)を制御する。データインターフェースは各テストスロットと通信しており、テストスロットによって受け取られたディスクドライブ搬送器中のディスクドライブと通信するように構成されている。
【0010】
各ラックは、少なくとも一つのテストスロットと通信している少なくとも一つの自己テストシステムを含む。自己テストシステムは、クラスターコントローラと、テストスロットに受け取られたディスクドライブと電気通信している接続インターフェース回路と、接続インターフェース回路と電気通信しているブロックインターフェース回路を含む。ブロックインターフェース回路はテストスロットのパワーと温度を制御するように構成されている。接続インターフェース回路とブロックインターフェース回路は、ディスクドライブテストシステムの少なくとも一つの部品の機能性をテストする(例えば、空である間かまたはディスクドライブ搬送器によって保持されたディスクドライブを収容している間にテストスロットの機能性をテストする)ように構成されている。
【0011】
いくつかの実装では、各ラックは、少なくとも一つのテストスロットと通信している少なくとも一つの機能テストシステムを含む。機能テストシステムは、クラスターコントローラと、クラスターコントローラと電気通信している少なくとも一つの機能インターフェース回路と、テストスロットに受け取られたディスクドライブと機能インターフェース回路と電気通信している接続インターフェース回路を含む。機能インターフェース回路はディスクドライブに機能テストルーティンを通信するように構成されている。いくつかの例では、機能テストシステムは、クラスターコントローラと少なくとも一つの機能インターフェース回路の間に電気通信を提供するイーサネット(登録商標)スイッチを含む。
【0012】
ディスクドライブテストシステムは時々、ディスクドライブを搬送している間にロボットアームの案内を補助するようにロボットアーム上に配置された視覚システムを含む。特に、視覚システムは、ディスクドライブ搬送器を安全にテストスロットの一つまたはディスクドライブトート中に挿入するようにディスクドライブ搬送器を保持するロボットアーム上のマニピュレータを案内するのに使われても良い。視覚システムは、ラック、テストスロット、転送ステーション、および/またはディスクドライブトート上の基準マークにロボットアームを揃えることによってロボットアームをカリブレートしても良い。
【0013】
別の側面では、ディスクドライブポートは、各々がディスクドライブを収容するように構成された多数のディスクドライブレセプタクルを規定しているトート本体を含む。各ディスクドライブレセプタクルは、ディスクドライブの非中央部分に沿った扱いを許容するように受け取られたディスクドライブの中央部分をサポートするように構成されたディスクドライブサポートを規定する。
【0014】
更に別の側面では、ディスクドライブトートは、多数のコラム空孔を規定しているトート本体と、各コラム空孔中に配置され(例えば、コラム空孔の後壁から離され)、コラム空孔を各々がディスクドライブを受け取るように構成された多数のディスクドライブレセプタクルに分割している、多数の片持ち梁型ディスクドライブサポートと、を含む。各ディスクドライブサポートは、ディスクドライブの非中央部分に沿った扱いを許容するように受け取られたディスクドライブの中央部分をサポートするように構成されている。
【0015】
別の側面では、ディスクドライブテストを行う方法は、多数のディスクドライブを、ディスクドライブトートによって規定されたディスクドライブレセプタクル中に装填することと、ディスクドライブトートを、転送ステーションによって規定されたトートレセプタクル中に装填することを含む。方法は、ラック中に収容されたテストスロットからディスクドライブ搬送器を取り出すようにロボットアームを駆動することと、転送ステーションからディスクドライブの一つを取り出し、ディスクドライブ搬送器中でディスクドライブを搬送するようにロボットアームを駆動することを含む。ロボットアームは、床面に実質的に垂直にロボットアームによって規定された第一の軸の周りの所定の弧を通して回転し第一の軸から放射状に伸びるように動作し得る。方法は、ディスクドライブを搬送しているディスクドライブ搬送器をテストスロットに配送するようにロボットアームを駆動することと、受け取られたディスクドライブ搬送器とテストスロットによって収容されたディスクドライブ上で機能性テストを行うことを含む。方法はそれから、テストされたディスクドライブを搬送しているディスクドライブ搬送器をテストスロットから取り出し、テストされたディスクドライブを転送ステーションに配送し戻すようにロボットアームを駆動することを含む。
【0016】
いくつかの例では、方法は、ディスクドライブ搬送器をテストスロットに預けるようにロボットアームを駆動すること(例えば、ディスクドライブトートのディスクドライブレセプタクル中にテストされたディスクドライブを預けた後で)を含む。いくつかの例では、ディスクドライブ搬送器をテストスロットに配送することは、ディスクドライブを搬送しているディスクドライブ搬送器をラック中のテストスロット中に挿入することと、ディスクドライブとラックの間に電気接続を確立することを含む。
【0017】
方法は、転送ステーション中の受け取られたディスクドライブトートを、サービス位置(例えば、オペレータによってアクセス可能な位置)とロボットアームによってアクセス可能なテスト位置の間で回転することを含んでいても良い。
【0018】
いくつかの実装では、ディスクドライブをディスクドライブトート中に装填することは、ディスクドライブトートのトート本体によって規定されたディスクドライブレセプタクル中のディスクドライブサポート上にディスクドライブを置くことであって、ディスクドライブサポートは、ディスクドライブの非中央部分に沿った扱いを許容するように受け取られたディスクドライブの中央部分をサポートするように構成されていることを含む。いくつかの例では、方法は、テストされたディスクドライブを転送ステーションによって収容されている戻りトートに選択的に配送するようにロボットアームを駆動することであって、テストされたディスクドライブが機能性テストに成功裡に合格した時には、ロボットアームはテストされたディスクドライブを合格した戻りトートのディスクドライブレセプタクルに配送し、テストされたディスクドライブが機能性テストに失格した時には、ロボットアームはテストされたディスクドライブを失格した戻りトートのディスクドライブレセプタクルに配送することを更に含む。
【0019】
いくつかの実装では、受け取られたディスクドライブ上で機能テストを行うことは、ディスクドライブを作動している間に、テストスロットの温度を規制することを含む。また、受け取られたディスクドライブを作動することは、ディスクドライブにデータの読み出しおよび書き込みを行うことを含んでも良い。いくつかの例では、方法は、テストスロットの温度を制御するようにテストスロットの上におよび/またはそれを通して空気を循環させること、受け取られたディスクドライブに配送されたパワーを監視および/または規制すること、テストスロットの機能性を検証するようにラックによって収容された自己テストシステムでテストスロット上の自己テストを行うこと、の一つ以上を含む。
【0020】
方法は、ディスクドライブを搬送している間にロボットアームの案内を補助するようにロボットアーム上に配置された視覚システムと通信することを含んでも良い。方法はまた、視覚システムによって認識されたラック、テストスロット、転送ステーション、および/またはディスクドライブトート上の基準マークにロボットアームを揃えることによってロボットアームをカリブレートすることを含んでも良い。
【0021】
開示の一つ以上の実装の詳細が、添付の図面と以下の記載に示されている。他の特徴、目的および利点は、記載と図面から、および請求項から、明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】図1は、ディスクドライブテストシステムの斜視図である。
【図2】図2は、ディスクドライブテストシステムの上面図である。
【図3】図3は、ディスクドライブテストシステムの斜視図である。
【図4】図4は、異なるサイズのラックと設置面積を持ったディスクドライブテストシステムの上面図である。
【図5】図5は、異なるサイズのラックと設置面積を持ったディスクドライブテストシステムの上面図である。
【図6】図6は、ディスクドライブテストシステムの斜視図である。
【図7】図7は、垂直および水平駆動サポート上に支持されたロボットアームの側面図である。
【図8】図8は、2つのロボットアームを持ったディスクドライブテストシステムの斜視図である。
【図9】図9は、回転サポート上に支持されたロボットアームを含んだディスクドライブテストシステムの上面図である。
【図10】図10は、転送ステーションの斜視図である。
【図11】図11は、複数のディスクドライブレセプタクルを規定するトートの斜視図である。
【図12】図12は、片持ち梁型ディスクドライブサポートを有するトートの斜視図である。
【図13】図13は、ディスクドライブ搬送器の斜視図である。
【図14】図14は、ディスクドライブを搬送しているディスクドライブ搬送器の斜視図である。
【図15】図15は、ディスクドライブを搬送しているディスクドライブ搬送器の下方斜視図である。
【図16】図16は、テストスロットへの挿入のために揃えられたディスクドライブを搬送しているディスクドライブ搬送器の斜視図である。
【図17】図17は、ディスクドライブテストシステムの概略図である。
【図18】図18は、自己テストおよび機能テスト能力を持ったディスクドライブテストシステムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
様々な図面における同様の参照符号は同様の要素を示す。
【0024】
図1−3を参照すると、いくつかの実装では、ディスクドライブテストシステム100は、床面10に実質的に垂直な第一の軸205を規定する少なくとも一つのロボットアーム200を含む。ロボットアーム200は、第一の軸205の周りの所定の弧を通して回転し第一の軸205から放射状に伸びるように動作し得る。いくつかの例では、ロボットアーム200は、第一の軸205の周りを360°回転し得て、ディスクドライブ500および/またはディスクドライブ500を搬送しているディスクドライブ搬送器550を扱うようにロボットアーム200の末梢端に配置されたマニピュレータ212を含む(例えば、図13−14参照)。多数のラック300が、ロボットアーム200によってサービスされるためにロボットアーム200の周りに配置される。各ラック300は、テストのためにディスクドライブ500を受け取るように構成された多数のテストスロット310を収容している。ロボットアーム200は実質的に円筒形の作業エンベロープ容積210を規定し、ラック300はロボットアーム200によってサービスされるための各テストスロット310のアクセス可能性のために作業エンベロープ容積210内に配置されている(例えば、図4と5参照)。実質的に円筒形の作業エンベロープ容積210は、コンパクトな設置面積を提供し、一般に高さ制約によってのみ容量が制限される。
【0025】
ロボットアーム200は、テストシステム100を通じたディスクドライブ500の連続した流れを提供するように各テストスロット310を個別にサービスするように構成されていても良い。テストシステム100を通じた個別のディスクドライブ500の連続した流れは、各ディスクドライブ500についてランダムなスタートおよびストップ時間を許容するのに対し、一度に実行されるべきディスクドライブ500のバッチを要求するシステムは同じスタートおよびエンド時間を持たなければならない。従って、連続した流れがあると、異なる容量のディスクドライブ500を同時に実行して必要に応じてサービスされる(装填される/抜き取りされる)ことができる。
【0026】
土台だけで建っているロボットアーム200のラック300からの隔離は、共通のサポート構造として床面10(例えば、図10参照)のみを共有するラック300の振動制御を補助する。つまり、ロボットアーム200はラック300から脱結合し、床面10のみを二つの構造の間の接続の唯一の手段として共有する。いくつかの場合には、各ラック300は約480個のテストスロット310を収容する。他の場合には、ラック300は、サイズとテストスロット容量において様々である。
【0027】
図1−3に描かれた例では、ラック300は、ロボットアーム200の第一の軸205から等距離に放射状に離れて配置される。しかしながら、ラック300は、作業エンベロープ容積210内でロボットアーム200の周りにいかなるパターンでいかなる距離に配置されても良い。ラック300は、その例が図4−5に示されている、開いたまたは閉じた八角形、正方形、三角形、台形、またはその他の多角形のような、ロボットアーム200の第一の軸205の周りの少なくとも部分的に閉じた多角形に配置されている。ラック300は、特定の設置面積に適合するように異なるサイズと形状に構成されていても良い。ロボットアーム200の周りのラック300の配置は、対称的であっても非対称的であっても良い。
【0028】
図3と6に示された例では、ロボットアーム200は、床面10上の台座またはリフト250によって持ち上げられ、その上にサポートされている。台座またはリフト250は、ロボットアーム200がテストスロット310をサービスするのに上向きだけでなく下向きにも届くことを許容することによって、作業エンベロープ容積210の高さを増加する。作業エンベロープ容積210の高さは、図7に示されるように、台座またはリフト250に垂直アクチュエータを追加し、ロボットアーム200をサポートする垂直駆動サポート252としてそれを構成することによって更に増加できる。いくつかの例では、垂直駆動サポート252は、ロボットアーム200をサポートしている垂直トラックとして構成され、ロボットアーム200をトラックに沿って垂直に動かすためのアクチュエータ(例えば、駆動されたボールスクリューまたはベルト)を含む。図7にまた示されている水平駆動サポート254(例えば、リニアアクチュエータ)がロボットアーム200をサポートするのに使われても良く、ロボットアーム200を床面10に沿って水平に動かすように動作し得る。示された例では、ロボットアーム200をサポートしている垂直および水平駆動サポート252と254の組み合わせが、上から見て引き伸ばされた実質的に楕円形のプロファイルを有する拡大された作業エンベロープ容積210を提供する。
【0029】
図8に描かれた例では、ディスクドライブテストシステム100は、両方共第一の軸205の周りを回転している2つのロボットアーム200Aと200Bを含む。一つのロボットアーム200Aは床面10上にサポートされている一方、他のロボットアーム200Bは天井構造12から吊り下げられている。同様に、図7に示された例では、追加のロボットアーム200が垂直駆動サポート252上で動作可能であっても良い。
【0030】
図9に描かれた例では、ディスクドライブテストシステム100は、ロボットアーム200をサポートする回転可能テーブル260を含む。回転可能テーブル260は、床面10に実質的に垂直な第二の軸262の周りでロボットアーム200を回転するように動作し得て、これにより第一の軸205の周りだけを回転しているロボットアーム200よりも大きな作業エンベロープ容積210を提供する。
【0031】
図7−8に戻ると、いくつかの実装では、ディスクドライブテストシステム100は、ロボットアーム200上に配置された視覚システム270を含む。視覚システム270は、ディスクドライブ500を搬送している間にロボットアーム200の案内を補助するように構成されている。特に、視覚システム270は、テストスロット310および/またはトート450中への挿入のための、マニピュレータ212によって保持されたディスクドライブ搬送器550の揃えを補助する。視覚システム270は、ラック300、好ましくはテストスロット310、上の基準マーク314にロボットアーム200を揃えることによってロボットアーム200をカリブレートしても良い。いくつかの例では、基準マーク314は、ラック300上のテストスロット310の開口部312の隅付近に位置する「L」字型のマークである。ロボットアーム200は、テストスロット310にアクセス(例えば、ディスクドライブ500を搬送していても良いディスクドライブ搬送器550をピックアップするかまたは置くように)する前に、それ自身を基準マーク314に揃える。継続したロボットアームの揃えは、ロボットアーム200の正確さと評判のよさを拡張する一方で、ディスクドライブ500を搬送しているディスクドライブ搬送器550の置き間違い(それはディスクドライブ500および/またはディスクドライブテストシステム100への損傷に結果としてなり得る)を最小化する。
【0032】
いくつかの実装では、ディスクドライブテストシステム100は、図1−3と10に示されるような転送ステーション400を含む。一方他の実装では、ディスクドライブテストシステム100はディスクドライブ500をロボットアーム200に供給するベルトコンベア(図示せず)またはオペレーターを含んでいても良い。転送ステーション400を含んだ例では、ロボットアーム200は、ディスクドライブ500を転送ステーション400とテストスロット310の間で転送することによって各テストスロット310を個別にサービスする。転送ステーション400は、各々がトート450を受け取るように構成された多数のトートレセプタクル430を含む。トート450は、テストおよび/または格納のためにディスクドライブ500を収容するディスクドライブレセプタクル454を規定する。各ディスクドライブレセプタクル454では、収容されたディスクドライブ500がディスクドライブサポート456によってサポートされる。ロボットアーム200は、マニピュレータ212でディスクドライブ搬送器550をテストスロット310の一つから取り除き、それからディスクドライブ搬送器550で転送ステーション400におけるディスクドライブレセプタクル454の一つからディスクドライブ500をピックアップし、それからその中にディスクドライブ500を持ったディスクドライブ搬送器550をディスクドライブ500のテストのためにテストスロット310に戻すように構成されている。テストの後、ロボットアーム200は、テストされたディスクドライブ500を搬送しているディスクドライブ搬送器550をテストスロット310から取り除き(例えば、マニピュレータ212で)、ディスクドライブ搬送器550中のテストされたディスクドライブ500を転送ステーション400に搬送し、テストされたディスクドライブ500を転送ステーション400におけるディスクドライブレセプタクル454の一つに戻すようにディスクドライブ搬送器550をマニピュレートすることによって、テストされたディスクドライブ500をテストスロット310から取り出す。ロボットアーム200上に視覚システム270を含む実装では、転送ステーション400においてディスクドライブ500を取り出すかまたは預ける際にロボットアームの案内を補助するように、基準マーク314は一つ以上のディスクドライブレセプタクル454に隣接して位置していても良い。
【0033】
いくつかの例では、転送ステーション400は、縦軸415を規定するステーションハウジング410を含む。一つ以上のトート受け取り器420が、ステーションハウジング410中に、例えば縦軸415に沿って伸びているスピンドル412上に、回転可能に載置される。各トート受け取り器420は、個別のそれぞれのスピンドル412上または共通のスピンドル412上で回転しても良い。各トート受け取り器420は、第一および第二の反対向きのトートレセプタクル430Aと430Bを規定する。示された例では、転送ステーション400は、スピンドル412上に積み上げられた3つのトート受け取り器420を含む。各トート受け取り器420は、他とは独立に回転可能であり、サービス位置(例えば、オペレーターによってアクセス可能な)とロボットアーム200によってアクセス可能なテスト位置の間で受け取られたディスクドライブトート450を回転しても良い。示された例では、各トート受け取り器420は、第一の位置(例えば、サービス位置)と第二の位置(テスト位置)の間で回転可能である。第一の位置にいる間、オペレーターは第一のトートレセプタクル430Aへのアクセスを提供され、ロボットアーム200は反対側で第二のトートレセプタクル430Bへのアクセスを提供される。第二の位置にいる間、ロボットアーム200は第一のトートレセプタクル430Aへのアクセスを提供され、オペレーターは反対側で第二のトートレセプタクル430Bへのアクセスを提供される。結果として、オペレーターは、転送ステーション400の一つの側でトートレセプタクル430中にトート450を装填/抜き取りすることによって転送ステーション400をサービスしても良い一方、ロボットアーム200は、ディスクドライブ500の装填/抜き取りのために転送ステーション400の反対側でトートレセプタクル430に収容されたトート450へのアクセスを持つ。
【0034】
転送ステーション400は、ディスクドライブテストシステム100へ/からディスクドライブ500を配送し、取り出すためのサービスポイントを提供する。トート450は、転送ステーション400へ/からディスクドライブ500のバッチを配送し、取り出すことをオペレーターに許容する。図10に示された例では、第二の位置でそれぞれのトート受け取り器420からアクセス可能な各トート450は、テストのためにディスクドライブ500を供給するためのソーストート450として、またはテストされたディスクドライブ500を受け取るための宛先トート450として、指名されても良い。宛先トート450は、それぞれ機能テストに合格かまたは失格したそれぞれのディスクドライブ500を受け取るための、「合格した戻りトート」または「失格した戻りトート」として分類されても良い。
【0035】
ハウジングドア416は、転送ステーションハウジング410に旋回可能またはスライド可能に取り付けられ、一つ以上のトートレセプタクル430へのアクセスをオペレーターに提供するように構成されている。オペレーターは、特定のトート受け取り器420に関連付けられたハウジングドア416を開いて、それぞれのトートレセプタクル430中にトート450を装填/抜き取りする。転送ステーション400は、関連付けられたハウジングドア416が開いている間、それぞれのトート受け取り器420を静止したまま保持するように構成されていても良い。
【0036】
いくつかの例では、転送ステーション400は、転送ステーション400の一つ以上の状態の視覚的、聴覚的またはその他の認識可能な表示を提供するステーションインジケーター418を含む。一つの例では、ステーションインジケーター418は、一つ以上のトート受け取り器420がサービスされること(例えば、特定のトート受け取り器420からトート450を装填/抜き取りするのに)を必要としている時を示すライト(例えば、LED)を含む。他の例では、ステーションインジケーター418は、オペレーターに転送ステーション400をサービスするように合図する一つ以上の聴取可能な信号(例えば、ちいちい、かちかち等)を提供する一つ以上のオーディオ装置を含む。ステーションインジケーター418は、示されているように、縦軸415に沿って、またはステーションハウジング410のどこか別の部分上に、配置されても良い。
【0037】
図11に描かれた例では、トート450Aは、多数のディスクドライブレセプタクル454Aを規定するトート本体452Aを含む。各ディスクドライブレセプタクル454Aは、ディスクドライブ500を収容するように構成されている。この例では、各ディスクドライブレセプタクル454Aは、ディスクドライブ500の非中央部分に沿った扱いを許容するように受け取られたディスクドライブ500の中央部分502をサポートするように構成されたディスクドライブサポート456Aを含む。ディスクドライブレセプタクル454Aから収容されたディスクドライブ500を取り除くには、ディスクドライブ搬送器550がディスクドライブレセプタクル454A中のディスクドライブ500の下に(例えば、ロボットアーム200によって)置かれ、ディスクドライブサポート456Aからディスクドライブ500を持ち上げるように上げられる。ディスクドライブ搬送器550はそれから、テストスロット310のような宛先ターゲットへの配送のためにディスクドライブ500を搬送しながら、ディスクドライブレセプタクル454Aから取り除かれる。
【0038】
図12に描かれた例では、トート450Bは、多数のディスクドライブサポート456Bによってディスクドライブレセプタクル454Bに分割されたコラム空孔453Bを規定するトート本体452Bを含む。ディスクドライブサポート456Bは、コラム空孔453Bの後壁457Bから片持ち梁で離される。ディスクドライブサポート456Bは、ディスクドライブ500の非中央部分に沿った扱いを許容するように受け取られたディスクドライブ500の中央部分502をサポートするように構成されている。片持ち梁型ディスクドライブサポート456Bは、ディスクドライブ搬送器550を(例えば、図13に示されるように)直ぐ下の空のディスクドライブレセプタクル454B中に挿入し、ディスクドライブレセプタクル454Bからの取り除きのためにディスクドライブサポート456Bからディスクドライブ500を持ち上げることによって、トート450Bからのディスクドライブ500の取り出しを許容する。トート450B中にディスクドライブ500を預けるためには同じステップを逆に繰り返す。示されるように、各コラム空孔453B中の一番下のディスクドライブレセプタクル454Bは、その上のディスクドライブレセプタクル454B中に収容されたディスクドライブ500の取り除きを容易とするために空のまま残される。従って、ディスクドライブ500は、特定のコラム中で順次続いた順番で装填/抜き取りされなければならない;ただし、図11に示されたトート解決策よりも大きな格納密度が達成される。
【0039】
図13−16を参照すると、いくつかの例では、テストスロット310は、ディスクドライブ搬送器550を受け取るように構成されている。ディスクドライブ搬送器550は、ディスクドライブ500を受け取り、ロボットアーム200によって扱われるように構成されている。使用においては、ディスクドライブ搬送器550の一つがロボットアーム200でテストスロット310の一つから取り除かれる(例えば、搬送器550のへこみ552をロボットアーム200のマニピュレータ212で掴むか、さもなければ係合することによって)。図13に描かれているように、ディスクドライブ搬送器550は、側壁562と564と底板566によって形成された実質的にU字型の開口部561を規定するフレーム560を含み、側壁562と564と底板566は、ディスクドライブ搬送器550がトート450のディスクドライブレセプタクル454の一つに収容されたディスクドライブ500の一つの下の位置に動かされることができる(例えば、ロボットアーム200を介して)ように、フレーム560がトート450中のディスクドライブサポート456の周りに適合することを集合的に許容する。ディスクドライブ搬送器550はそれから、トート450中のディスクドライブサポート456からの取り除きのためにディスクドライブ500と係合する位置に上げられる(例えば、ロボットアーム200によって)ことができる。
【0040】
ディスクドライブ搬送器550のフレーム560内にディスクドライブ500が置かれると、図16に示されているように、ディスクドライブ搬送器550とディスクドライブ500は一緒に、テストスロット310の一つ内への設置のためにロボットアーム200によって動かされることができる。マニピュレータ212はまた、ディスクドライブ搬送器550中に配置されたクランプ機構570の駆動を開始するように構成されている。これは、移動中にディスクドライブ搬送器550に対するディスクドライブ500の動きを禁じるように、搬送器550がトート450からテストスロット310に動かされる前にクランプ機構570の駆動を許容する。テストスロット310への挿入に先立って、マニピュレータ212は、フレーム560内でディスクドライブ500を開放するように再度クランプ機構570を駆動することができる。これは、ディスクドライブコネクター510がテストスロットコネクター(図示せず)と係合されてディスクドライブ500がテスト位置にくるまで、テストスロット310の一つの中へのディスクドライブ搬送器550の挿入を許容する。クランプ機構570はまた、テストスロット310に対するディスクドライブ搬送器550の動きを禁じるように、一旦その中に受け取られたテストスロット310と係合するように構成されていても良い。そのような実装では、一旦ディスクドライブ500がテスト位置にくると、テストスロット310に対するディスクドライブ搬送器550の動きを禁じるように、クランプ機構570が再度係合される(例えば、マニピュレータ212によって)。このやり方でのディスクドライブ搬送器550のクランピングは、テスト中の振動を低減するのを助けることができる。いくつかの例では、挿入後に、ディスクドライブ搬送器550とその中に搬送されたディスクドライブ500は両方、テストスロット310内に組み合わせでかあるいは個別にクランプされるかまたはしっかり留められる。クランプ機構570の詳細な記載と、ここに記載されたものと組み合わせ可能なその他の詳細および特徴は、ここに同時に出願された以下の米国特許出願:“DISK DRIVE TRANSPORT, CLAMPING AND TESTING”と題され、代理人ドケット番号が18523-067001で、発明者がBrian
Merrow et al.で、付与されたシリアル番号が11/959,133であるもの、に見つけることができる。
【0041】
ディスクドライブ500は振動に敏感であり得る。単一のテストラック300の中に多数のディスクドライブ500をフィットさせてディスクドライブ500を実行すること(例えば、テスト中に)と、各々がオプションでディスクドライブ500を搬送しているディスクドライブ搬送器550のテストラック300中の様々なテストスロット310からの挿入と取り除きは、望ましくない振動のソースとなることができる。いくつかの場合には、例えば、ディスクドライブ500の一つがテストスロット310の一つ内でのテストの下に動作している一方で、他のものが同じテストラック300中の隣接するテストスロット310中で取り除かれて挿入されている。上述したように、ディスクドライブ搬送器550がテストスロット310中に完全に挿入された後にディスクドライブ搬送器550をテストスロット310にクランプすることは、ディスクドライブ搬送器550の挿入と取り除きの間にディスクドライブ搬送器550とテストスロット310の間の接触と擦りを制限することによって振動を低減または制限するのを助けることができる。
【0042】
図17を参照すると、いくつかの実装では、ディスクドライブテストシステム100は、テストスロット310と通信している少なくとも一つのコンピュータ320を含む。コンピュータ320は、ディスクドライブ500の在庫コントロールおよび/またはディスクドライブテストシステム100を制御する自動化インターフェースを提供するように構成されていても良い。パワーシステム330は、ディスクドライブテストシステム100にパワーを供給する。パワーシステム330は、テストスロット310中の受け取られたディスクドライブ500へのパワーを監視および/または規制しても良い。温度制御システム340は、各テストスロット310の温度を制御する。温度制御システム340は、テストスロット310の上におよび/またはそれを通して空気を循環させるように動作し得る空気移動器342(例えば、ファン)であっても良い。いくつかの例では、空気移動器342は、テストスロット310の外部に位置している。能動的または受動的振動制限のような振動制御システム350は、各テストスロット310の振動を制御する。いくつかの例では、振動制御システム350は、テストスロット310の部品がグロメットアイソレータ(例えば、熱可塑性ビニール)および/またはエラストマーマウント(例えば、ウレタンエラストマー)を介して接続される受動的振動制限システムを含む。いくつかの例では、振動制御システム350は、ラック300および/またはテストスロット310中の振動を制御する、ばね、ダンパー、制御ループを持った能動的制御システムを含む。データインターフェース360は、各テストスロット310と通信している。データインターフェース360は、テストスロット310によって受け取られたディスクドライブ500と通信するように構成されている。
【0043】
図18に描かれた例では、各ラック300は、少なくとも一つのテストスロット310と通信している少なくとも一つの自己テストシステム600を含む。自己テストシステム600は、ディスクドライブテストシステム100および/またはテストスロット310のような特定のサブシステムが、適切に機能しているかどうかをテストする。自己テストシステム600は、クラスターコントローラ610と、テストスロット310中に受け取られたディスクドライブ500と電気通信している接続インターフェース回路620と、接続インターフェース回路620と電気通信しているブロックインターフェース回路630を含む。クラスターコントローラ610は、テストスロット310上の多数の自己テストおよび/またはディスクドライブ500上の機能テストのような一つ以上のテストプログラムを実行するように構成されていても良い。接続インターフェース回路620とブロックインターフェース回路630は、自己テストをするように構成されていても良い。いくつかの例では、自己テストシステム600は、ディスクドライブテストシステム100の一つ以上の部品上で自己テストルーティンを実行し制御するように構成された自己テスト回路640を含む。例えば、自己テスト回路640は、ディスクドライブテストシステム100の一つ以上の部品上で「ディスクドライブ」タイプおよび/または「テストスロットのみ」タイプの自己テストを行うように構成されていても良い。クラスターコントローラ610は、イーサネット(登録商標)(例えば、ギガビットイーサネット(登録商標))を介して自己テスト回路640と通信していても良く、それはユニバーサル非同期受信機/送信機(UART)シリアルリンクを介してブロックインターフェース回路630と、そして接続インターフェース回路620とディスクドライブ500まで通信しても良い。UARTは通常、コンピュータまたは周辺機器シリアルポートの上でシリアル通信のために使われる個別の集積回路(またはその一部)である。ブロックインターフェース回路630は、テストスロット310のパワーと温度を制御するように構成され、多数のテストスロット310および/またはディスクドライブ500を制御しても良い。
【0044】
各ラック300は、いくつかの例では、少なくとも一つのテストスロット310と通信している少なくとも一つの機能テストシステム650を含む。機能テストシステム650は、ディスクドライブ搬送器550によってテストスロット310中に保持されたおよび/またはサポートされた、受け取られたディスクドライブ500が適切に機能しているかどうかをテストする。機能性テストは、ディスクドライブ500によって受け取られたパワーの量、動作温度、データを読み出しおよび書き込みする能力、および異なる温度でデータを読み出しおよび書き込みする能力(例えば、熱い間に読み出し、冷たい間に書き込む、またはその逆)をテストすることを含む。機能性テストは、ディスクドライブ500の全てのメモリセクターかまたはランダムなサンプリングだけをテストしても良い。機能性テストは、ディスクドライブ500の動作温度と、またディスクドライブ500との通信のデータの完全性をテストしても良い。機能テストシステム650は、クラスターコントローラ610と、クラスターコントローラ610と電気通信している少なくとも一つの機能インターフェース回路660を含む。接続インターフェース回路620は、テストスロット310中に受け取られたディスクドライブ500と機能インターフェース回路660と電気通信している。機能インターフェース回路660は、ディスクドライブ500に機能テストルーティンを通信するように構成されている。機能テストシステム650は、クラスターコントローラ610と一つ以上の機能インターフェース回路660の間に電気通信を提供する通信スイッチ670(例えば、ギガビットイーサネット(登録商標))を含んでいても良い。好ましくは、コンピュータ320と、通信スイッチ670と、クラスターコントローラ610と、機能インターフェース回路660はイーサネット(登録商標)ネットワーク上で通信する。しかしながら、他の形態の通信が使われても良い。機能インターフェース回路660は、パラレルATアタッチメント(IDE,ATA,ATAPI,UDMAおよびPATAとしても知られるハードディスクインターフェース)、SATA、またはSAS(Serial Attached SCSI)を介して接続インターフェース回路620に通信しても良い。
【0045】
ディスクドライブテストを行う方法は、転送ステーション400中に多数のディスクドライブ500を装填すること(例えば、ディスクドライブトート450によって規定されたディスクドライブレセプタクル454中にディスクドライブ500を装填し、転送ステーション400によって規定されたトートレセプタクル430中にディスクドライブトート450を装填することによってのように)を含む。方法は、ラック300中に収容されたテストスロット310からディスクドライブ搬送器550を取り出すようにロボットアーム200を駆動することと、転送ステーション400からディスクドライブ500の一つを取り出し、ディスクドライブ搬送器550中でディスクドライブ500を搬送するようにロボットアーム200を駆動することを含む。ロボットアーム200は、床面10に実質的に垂直にロボットアーム200によって規定された第一の軸205の周りの所定の弧を通して回転し、第一の軸205から放射状に伸びるように動作し得る。方法は、ディスクドライブ500を搬送しているディスクドライブ搬送器550をテストスロット310に配送するようにロボットアーム200を駆動することと、受け取られたディスクドライブ搬送器550とテストスロット310によって収容されたディスクドライブ500上で機能性テストを行うことを含む。方法はそれから、テストされたディスクドライブ500を搬送しているディスクドライブ搬送器550をテストスロット310から取り出し、テストされたディスクドライブ500を転送ステーション400に配送して戻すようにロボットアーム200を駆動することを含む。いくつかの実装では、ラック300と2つ以上の関連するテストスロット310は、テストスロット310が異なる種類のテストのために供される場合には、一つのテストスロット310から別のテストスロット310に内部的にディスクドライブ500を移動するように構成されている。
【0046】
いくつかの例では、方法は、ディスクドライブトート450のディスクドライブレセプタクル454中にテストされたディスクドライブ500を預けた後にテストスロット310中のディスクドライブ搬送器550を預けるようにロボットアーム200を駆動すること、またはディスクドライブトート450の別のディスクドライブレセプタクル454からテストのための別のディスクドライブ500を取り出すことによって方法を繰り返すことを含む。いくつかの例では、テストスロット310にディスクドライブ搬送器550を配送することは、ディスクドライブ500を搬送しているディスクドライブ搬送器550をラック300中のテストスロット310中に挿入することと、ディスクドライブ500とラック300の間に電気接続を確立することを含む。
【0047】
いくつかの実装では、方法は、ディスクドライブ500を作動している間にテストスロット310の温度を規制することを含んだ、受け取られたディスクドライブ500上で機能性テストを行うことを含む。受け取られたディスクドライブ500の動作は、ディスクドライブ500へのデータの読み出しおよび書き込みを行うことを含む。方法はまた、テストスロット310の温度を制御するようにテストスロット310の上におよび/またはそれを通して空気を循環させることと、ディスクドライブ500に配送されたパワーを監視および/または規制することを含んでいても良い。
【0048】
いくつかの例では、方法は、テストスロット310の機能性を検証するようにラック300によって収容された自己テストシステム600でテストスロット310上の「ディスクドライブ」タイプおよび/または「テストスロットのみ」タイプの自己テストを行うことを含む。「ディスクドライブ」タイプの自己テストは、ディスクドライブ搬送器550によってテストスロット310中に保持されたおよび/またはサポートされた、受け取られたディスクドライブ500でディスクドライブテストシステムの機能性をテストする。「テストスロットのみ」タイプの自己テストは、空である間のテストスロット310の機能性をテストする。
【0049】
いくつかの例では、方法は、ディスクドライブ搬送器550によって搬送されていても良いディスクドライブ500を搬送している間にロボットアーム200の案内を補助するようにロボットアーム200上に配置された視覚システム270と通信することを含む。方法は、視覚システム270によって認識されたラック300、テストスロット310、転送ステーション400および/またはトート450上の基準マーク314にロボットアーム200を揃えることによってロボットアーム200をカリブレートすることを含む。
【0050】
ここに記載されたものと組み合わせ可能なその他の詳細および特徴は、ここに同時に出願された米国特許出願:“DISK DRIVE TESTING”と題され、代理人ドケット番号が18523-062001で、発明者がEdward Garcia et al.で、付与されたシリアル番号が11/958,788であるもの、に見つけることができる。
【0051】
数々の実装が記載された。それにも拘らず、開示の精神と範囲から逸脱することなく様々な変形がなされても良いということが理解されるであろう。従って、その他の実装は以下の請求項の範囲内である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面(10)に実質的に垂直な第一の軸(205)を規定する少なくとも一つのロボットアーム(200)であって、ロボットアーム(200)は、第一の軸(205)の周りの所定の弧を通して回転し第一の軸(205)から放射状に伸びるように動作し得るものと、
ロボットアーム(200)の周りに配置され、ロボットアーム(200)によってサービスされる多数のラック(300)と、
各ラック(300)によって収容された多数のテストスロット(310)であって、各テストスロット(310)はテストのためにディスクドライブ(500)を搬送するように構成されたディスクドライブ搬送器(550)を受け取るように構成されているものと、
ロボットアーム(200)によってサービスされるように配置された転送ステーション(400)であって、転送ステーション(400)は、各々がディスクドライブトート(450)を受け取るように構成された多数のトートレセプタクル(430)を含むものと、
を含むディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項2】
ロボットアーム(200)が、テストスロット(310)の一つのディスクドライブ搬送器(550)と係合するように構成されたマニピュレータ(212)を含み、ロボットアーム(200)は、テストのためにディスクドライブ搬送器(550)中のディスクドライブ(500)をテストスロット(310)に搬送するように動作し得るものである、請求項1のディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項3】
ロボットアーム(200)は実質的に円筒形の作業エンベロープ容積(210)を規定し、ラック(300)と転送ステーション(400)はロボットアーム(200)によってサービスされるために作業エンベロープ容積(210)内に配置されており、好ましくはラック(300)と転送ステーション(400)はロボットアーム(200)の第一の軸(205)の周りの少なくとも部分的に閉じた多角形中に配置されている、請求項1または2のディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項4】
転送ステーション(400)は、床面(10)に実質的に垂直に転送ステーション(400)によって規定された縦軸(415)の周りを回転するように動作し得る、請求項1〜3のいずれかのディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項5】
転送ステーション(400)は、第一と第二の反対向きのトートレセプタクル(430、430A、430B)を規定する転送ステーションハウジング(410)を含む、請求項1〜4のいずれかのディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項6】
転送ステーション(400)は、
縦軸(415)を規定するステーションハウジング(410)と、
縦軸(415)の周りを回転するように回転可能の載置された多数のトート受け取り器(420)であって、各トート受け取り器(420)は、他とは独立に回転可能であり、第一と第二の反対向きのトートレセプタクル(430、430A、430B)を規定しているものと、を含む、
請求項1〜5のいずれかのディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項7】
ロボットアーム(200)は、転送ステーション(400)の受け取られたディスクドライブトート(450)とテストスロット(310)の間でディスクドライブ(500)を転送することによって各テストスロット(310)を個別にサービスする、請求項1〜6のいずれかのディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項8】
ディスクドライブトート(450)は、各々がディスクドライブ(500)を収容するように構成された多数のディスクドライブレセプタクル(454A、454B)を規定しているトート本体(452A、452B)を含む、請求項1〜7のいずれかのディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項9】
各ディスクドライブレセプタクル(454A、454B)は、ディスクドライブ(500)の非中央部分に沿った扱いを許容するように受け取られたディスクドライブ(500)の中央部分(502)をサポートするように構成されたディスクドライブサポート(456A、456B)を規定する、請求項8のディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項10】
ディスクドライブトート(450)は、
多数のコラム空孔(453B)を規定しているトート本体(452B)と、
各コラム空孔(453B)中に配置され、コラム空孔(453B)を各々がディスクドライブ(500)を受け取るように構成された多数のディスクドライブレセプタクル(454B)に分割している、多数の片持ち梁型ディスクドライブサポート(456B)と、を含み、
各ディスクドライブサポート(456B)は、ディスクドライブ(500)の非中央部分に沿った扱いを許容するように受け取られたディスクドライブ(500)の中央部分(502)をサポートするように構成されている、
請求項1〜9のいずれかのディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項11】
テストスロット(310)と通信している少なくとも一つのコンピュータ(320)と、
ディスクドライブテストシステム(100)にパワーを供給するパワーシステム(330)と、
各テストスロット(310)の温度を制御する温度制御システム(340)と。
ラック振動を制御する振動制御システム(350)と、
各テストスロット(310)と通信しているデータインターフェース(360)であって、データインターフェース(360)は、テストスロット(310)によって受け取られたディスクドライブ搬送器(550)中のディスクドライブ(500)と通信するように構成されているものと、
を更に含む請求項1〜10のいずれかのディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項12】
パワーシステム(330)は、テストスロット(310)中の受け取られたディスクドライブ(500)へのパワーを監視および/または規制するように構成されている、請求項11のディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項13】
温度制御システム(340)は、テストスロット(310)を通して空気を循環させるように動作し得る空気移動器(342)を含む、請求項11または請求項12のディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項14】
各ラック(300)が少なくとも一つのテストスロット(310)と通信している少なくとも一つの自己テストシステム(600)を含み、自己テストシステム(600)は、
クラスターコントローラ(610)と、
テストスロット(310)に受け取られたディスクドライブ(500)と電気通信している接続インターフェース回路(620)と、
接続インターフェース回路(620)と電気通信しているブロックインターフェース回路(630)であって、ブロックインターフェース回路(630)はテストスロット(310)のパワーと温度を制御するように構成されているものとを含み、
接続インターフェース回路(620)とブロックインターフェース回路(630)は、ディスクドライブテストシステム(100)の少なくとも一つの部品の機能性をテストするように構成されている、
請求項1〜13のいずれかのディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項15】
各ラック(300)が少なくとも一つのテストスロット(310)と通信している少なくとも一つの機能テストシステム(650)を含み、機能テストシステム(650)は、
クラスターコントローラ(610)と、
クラスターコントローラ(610)と電気通信している少なくとも一つの機能インターフェース回路(660)と、
テストスロット(310)に受け取られたディスクドライブ(500)と少なくとも一つの機能インターフェース回路(660)と電気通信している接続インターフェース回路(620)であって、少なくとも一つの機能インターフェース回路(660)はディスクドライブ(500)に機能テストルーティンを通信するように構成されている
請求項1〜14のいずれかのディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項16】
機能テストシステム(650)は、クラスターコントローラ(610)と少なくとも一つの機能インターフェース回路(660)の間に電気通信を提供する通信スイッチ(670)、好ましくはイーサネット(登録商標)スイッチを更に含む、請求項15のディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項17】
ロボットアーム(200)上に置かれた視覚システム(270)であって、視覚システム(270)は、ディスクドライブ(500)を搬送している間にロボットアーム(200)の案内を補助し、ロボットアーム(200)を、好ましくはラック(310)および/または転送ステーション(400)の一つの上の、基準マーク(314)に揃えることによってロボットアーム(200)のカリブレーションを補助するもの、を更に含む請求項1〜16のいずれかのディスクドライブテストシステム(100)。
【請求項18】
各々がディスクドライブ(500)を収容するように構成された多数のディスクドライブレセプタクル(454A、454B)を規定しているトート本体(452A、452B)を含み、各ディスクドライブレセプタクル(454A、454B)は、ディスクドライブ(500)の非中央部分に沿った扱いを許容するように受け取られたディスクドライブ(500)の中央部分(502)をサポートするように構成されたディスクドライブサポート(456A、456B)を有する、ディスクドライブトート(450、450A、450B)。
【請求項19】
多数のコラム空孔(453B)を規定しているトート本体(452B)と、
各コラム空孔(453B)中に配置され、コラム空孔(453B)を各々がディスクドライブ(500)を受け取るように構成された多数のディスクドライブレセプタクル(454B)に分割している、多数の片持ち梁型ディスクドライブサポート(456B)と、を含み、
各ディスクドライブサポート(456B)は、ディスクドライブ(500)の非中央部分に沿った扱いを許容するように受け取られたディスクドライブ(500)の中央部分(502)をサポートするように構成されている、
ディスクドライブトート(450、450B)。
【請求項20】
多数のディスクドライブ(500)を、ディスクドライブトート(450、450A、450B)によって規定されたディスクドライブレセプタクル(454A、454B)中に装填することと、
ディスクドライブトート(450、450A、450B)を、転送ステーション(400)によって規定されたトートレセプタクル(430)中に装填することと、
ラック(300)中に収容されたテストスロット(310)からディスクドライブ搬送器(550)を取り出すようにロボットアーム(200)を駆動することと、
転送ステーション(400)からディスクドライブ(500)の一つを取り出し、ディスクドライブ搬送器(550)中でディスクドライブ(500)を搬送するようにロボットアーム(200)を駆動し、ロボットアーム(200)は、床面(10)に実質的に垂直にロボットアーム(200)によって規定された第一の軸(205)の周りの所定の弧を通して回転し第一の軸(205)から放射状に伸びるように動作し得ることと、
ディスクドライブ(500)を搬送しているディスクドライブ搬送器(550)をテストスロット(310)に配送するようにロボットアーム(200)を駆動することと、
受け取られたディスクドライブ搬送器(550)とテストスロット(310)によって収容されたディスクドライブ(500)上で機能性テストを行うことと、
テストされたディスクドライブ(500)を搬送しているディスクドライブ搬送器(550)をテストスロット(310)から取り出し、テストされたディスクドライブ(500)を転送ステーション(400)に配送し戻すようにロボットアーム(200)を駆動することと、
を含むディスクドライブテストを行う方法。
【請求項21】
空のディスクドライブ搬送器(550)をテストスロット(310)に預けるようにロボットアーム(200)を駆動すること、を更に含む請求項20の方法。
【請求項22】
ディスクドライブ(500)を搬送しているディスクドライブ搬送器(550)をテストスロット(310)に配送することは、ディスクドライブ搬送器(550)をラック(300)中のテストスロット(310)中に挿入することと、ディスクドライブ(500)とラック(300)の間に電気通信を確立することを含む、請求項20または請求項21の方法。
【請求項23】
転送ステーション(400)中の受け取られたディスクドライブトート(450、450A、450B)を、サービス位置とロボットアーム(200)によってアクセス可能なテスト位置の間で回転すること、を更に含む請求項20〜22のいずれかの方法。
【請求項24】
ディスクドライブ(500)をディスクドライブトート(450、450A、450B)中に装填することは、ディスクドライブトート(450、450A、450B)のトート本体(452A、452B)によって規定されたディスクドライブレセプタクル(454A、454B)中のディスクドライブサポート(456A、456B)上にディスクドライブ(500)を置くことであって、ディスクドライブサポート(456A、456B)は、ディスクドライブ(500)の非中央部分に沿った扱いを許容するように受け取られたディスクドライブ(500)の中央部分(502)をサポートするように構成されていることを含む、請求項20〜23のいずれかの方法。
【請求項25】
テストされたディスクドライブ(500)を転送ステーション(400)によって収容されている戻りトート(450、450A、450B)に選択的に配送するようにロボットアーム(200)を駆動することであって、テストされたディスクドライブ(500)が機能性テストに成功裡に合格した時には、ロボットアーム(200)はテストされたディスクドライブ(500)を合格した戻りトート(450、450A、450B)のディスクドライブレセプタクル(454A、454B)に配送し、テストされたディスクドライブ(500)が機能性テストに失格した時には、ロボットアーム(200)はテストされたディスクドライブ(500)を失格した戻りトート(430、430A、430B)のディスクドライブレセプタクル(454A、454B)に配送すること、を更に含む請求項20〜24のいずれかの方法。
【請求項26】
受け取られたディスクドライブ(500)上で機能性テストを行うことは、ディスクドライブ(500)を作動している、特にディスクドライブ(500)にデータの読み出しおよび書き込みを行っている間に、テストスロット(310)の温度を規制することを含む、請求項20〜25のいずれかの方法。
【請求項27】
テストスロット(310)の温度を制御するようにテストスロット(310)を通して空気を循環させること、を更に含む請求項20〜26のいずれかの方法。
【請求項28】
テストスロット(310)に受け取られたディスクドライブ(500)に配送されたパワーを監視および/または規制すること、を更に含む請求項20〜27のいずれかの方法。
【請求項29】
テストスロット(310)の機能性を検証するようにラック(300)によって収容された自己テストシステム(600)でテストスロット(310)上の自己テストを行うこと、を更に含む請求項20〜28のいずれかの方法。
【請求項30】
ディスクドライブ(500)を搬送している間にロボットアーム(200)の案内を補助するように、および/またはロボットアーム(200)をラック(300)上の基準マーク(314)に揃えることによってロボットアーム(200)をカリブレーションするために、ロボットアーム(200)上に配置された視覚システム(270)と通信すること、を更に含む請求項20〜29のいずれかの方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公表番号】特表2011−507146(P2011−507146A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−539675(P2010−539675)
【出願日】平成20年12月15日(2008.12.15)
【国際出願番号】PCT/US2008/086809
【国際公開番号】WO2009/079448
【国際公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【出願人】(502391840)テラダイン、 インコーポレイテッド (49)
【Fターム(参考)】