説明

ディスプレイスクリーン用アクセサリ

【課題】ディスプレイスクリーン用アクセサリにおいて、スクリーン開口における視認領域のサイズを簡単な構成で調整できるようにする。
【解決手段】このディスプレイスクリーン用アクセサリは、第1部材と、開口調整部材と、を備えている。第1部材は、使用時において、視認領域を確定するためにディスプレイスクリーンの1つ以上の縁部に整列するように調整可能なスクリーン開口を有する。開口調整部材は視認領域のサイズを調整するために第1部材と協働する。開口調整部材は、上部部材と、少なくとも1つの側部部材と、を有する。上部部材は、開口に関して上昇位置と下降位置との間で略垂直方向に移動可能であり、視認領域のサイズを調整する。側部部材は、開口に関して第1位置と第2位置との間で略水平方向に移動可能であり、視認領域のサイズを調整する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイスクリーン用アクセサリに関し、特に、コンピュータモニタ用フレームまたはテレビジョン装置用フレームに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術として、特許文献1に示されたようなコンピュータモニタ用アドオンアクセサリが知られている。こうしたアクセサリは、典型的にはコンピュータモニタに設置するように構成されたアンチグレアスクリーンを有する。また、コンピュータモニタにドキュメントホルダを設置するために、調整可能なクランプを使用することが知られている。
【0003】
ここで周知の従来技術へのいかなる参照も、反対の指摘がない限り、本出願の優先日の時点において、こうした従来技術が本発明に関わる当業者に公知であることを認めるものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許公報第5668612号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、簡単な構成でディスプレイ用開口のサイズを調整可能なディスプレイスクリーン用アクセサリを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るディスプレイスクリーン用アクセサリは、第1部材と、開口調整部材と、を備えている。第1部材は、使用時において、視認領域を確定するためにディスプレイスクリーンの1つ以上の縁部に整列するように調整可能なスクリーン開口を有する。開口調整部材は視認領域のサイズを調整するために第1部材と協働する。開口調整部材は、上部部材と、少なくとも1つの側部部材と、を有する。上部部材は、開口に関して上昇位置と下降位置との間で略垂直方向に移動可能であり、視認領域のサイズを調整する。側部部材は、開口に関して第1位置と第2位置との間で略水平方向に移動可能であり、視認領域のサイズを調整する。
【0007】
第1部材に支持され、底部によって開口の高さを第1部材とともに調整可能な第2部材をさらに備えていることが好ましい。
【0008】
第1部材は、周縁部を有し、周縁部は少なくともディスプレイスクリーンを部分的に取り囲むように構成されることが好ましい。
【0009】
第1部材は締結部を受けるように構成された少なくとも一つの孔部を有してもよい。
【0010】
第1部材の位置は、第1部材を第2部材に沿ってスライドさせることによって調整することが好ましい。
【0011】
第2部材はU字部を有することが好ましい。
【0012】
U字部は、少なくとも一つのスロットを有し、開口の位置を第2部材に対して調整するために、第1部材をスロットに沿ってガイドすることができるように構成されている。
【0013】
第2部材は、ケーブルを貫通させるためのウインドウ、開口部、または切り欠き部を有してもよい。
【0014】
アクセサリは、略水平支持面上でアクセサリをフリースタンディング姿勢(free-standing position)に支持するための支持手段をさらに備えることが好ましい。
【0015】
支持手段は折り曲げ可能な支持部材を有してもよい。
【0016】
支持手段は第2部材の底部を含んでもよい。
【0017】
第2部材は、第1部と、第2部と、を有することが好ましく、第1部と第2部は相対移動可能である。
【0018】
第1部は第2部材の中央部に取り付けられるように構成され、第2部は第1部に対して折り曲げ可能であることがさらに好ましい。
【0019】
第2部材は、外部の力または圧力を受けた場合に折り曲げ可能な一または複数の折り曲げ線を有することが好ましい。
【0020】
アクセサリは、装飾インディシア(indicia)、情報インディシア、娯楽インディシア、格納装置、メディア装置、電子ディスプレイの内、一または複数を備えるように構成されることが好ましい。
【0021】
側部部材は、略水平方向に延在する少なくとも一つのスロットを有し、スロットは締結部を受けるように構成されることが好ましい。
【0022】
締結部が上部部材と側部部材に備えられたスロットのそれぞれに貫通することができるように、上部部材と側部部材を配置可能であることがさらに好ましい。
【0023】
本発明の他の実施形態において、第1部材は第2部材に配置されたトラックに沿ってスライド可能である。
【0024】
第1部材は、ディスプレイスクリーンの操作コントローラへのアクセスを提供するように構成されたアクセス開口部と、ケーブルが貫通できるように構成された開口部と、ディスプレイスクリーンへのリモートアクセスを提供するように構成された部分の内、一または複数を有することが好ましい。
【0025】
第1部材は、透明、半透明、または、透光性の物質からなる部分を有してもよい。
【発明の効果】
【0026】
以上のような本発明によれば、スクリーン開口における視認領域のサイズを簡単な構成で調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の好ましい一実施形態に係るフレームの正面斜視図。
【図2】図1のフレームのフロントパネルに関する正面図。
【図3】図1のフレームのリヤパネルに関する正面斜視図であり、折り畳み形態のリヤパネルを示す図。
【図4】図1のフレームに関する正面図であり、折り畳み解除形態のフレームを示す図。
【図5】図1のフレームに関する上面図であり、折り畳み形態のフレームを示す図。
【図6】図4のA−A線における、図1のフレームのリヤパネル中央部に関する断面図。
【図7】本発明の他の実施形態に関する概略上面図であり、第1形態のフレームを示す図。
【図8】図7のフレームに関する概略上面図であり、第2形態のフレームを示す図。
【図9】図1のフレームに関する正面斜視図であり、折り畳み解除形態のフレームを示す図。
【図10】図1のフレームに関する背面斜視図であり、折り畳み解除形態のフレームを示す図。
【図11】本発明の他の実施形態に係るフレームに関する正面斜視図。
【図12】図11のフレームのフロントパネルに関する正面図。
【図13】図11のフレームのリヤパネルに関する正面斜視図であり、折り畳み形態のリヤパネルを示す図。
【図14】図11のフレームに関する上面図であり、折り畳み形態のフレームを示す図。
【図15】本発明の他の実施形態に係るフレームに関する概略正面図。
【図16】図15のフレームに関する正面図。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面を参照し、本発明に係る一または複数の実施形態を一例として説明する。なお、同様の参照符号は同様の部分を参照する。
【0029】
図1〜10は本発明に係るフレームを示す。フレーム10は、フロントパネル12と、リヤパネル14と、を備える。
【0030】
フロントパネル12は、略矩形であり、周縁部16と、ウインドウ18と、を有する。なお、視聴者は、ウインドウ18を介して、少なくともテレビジョン装置、コンピュータモニタ、またはラップトップコンピュータのディスプレイスクリーン(図示せず)の一部を視認することができる。本発明の好ましい実施形態において、ウインドウ18は、フレーム10が使用されるディスプレイスクリーン全体に対応するサイズ及び形状で構成されている。
【0031】
使用時に、ウインドウ18の位置がディスプレイスクリーンの外形に略適合するように、フロントパネル12及びディスプレイスクリーンは略平行に配置される。
【0032】
本発明の代替実施形態(図示せず)において、フロントパネル12は、透明、半透明、または透光性の物質からなる部分を有する。この部分は、周縁部で画定されたウインドウの形態であってもよい。このウインドウは、コンピュータモニタ用のアンチグレアスクリーンの機能を果たすことができる。
【0033】
図2に最も明確に示すように、フロントパネル12は、締結部を受けるように構成された複数の孔部20を有する。
【0034】
リヤパネル14は、略U字型の中央部22と、中央部22から外側に延在する2つの側部24.1及び24.2と、を有する。本発明の好ましい一実施形態において、側部24.1及び24.2は、中央部22に対して角度を調整することができるように、中央部22に移動自在に接続されている。
【0035】
この目的のために、リヤパネル14の中央部22は、折り畳み線26.1及び26.2によって側部24.1及び24.2のそれぞれと分けられている。なお、図1に示すように、使用時においては、側部24.1及び24.2のそれぞれは、所定の角度で中央部22から後方に延在するように折り畳むことができるように構成されている。このように、フレーム10はディスプレイスクリーンの近傍に配置された背景物を遮断する働きをするので、ユーザに豊かな視聴体験が提供される。
【0036】
本発明の代替実施形態(図示せず)において、側部24.1及び24.2は、ディスプレイスクリーンの視認を制限するために中央部22から前方に延在するように折り曲げられる。これにより、ユーザにプライバシーが提供される。
【0037】
保管及び移動の目的でリヤパネル14を容易に折り畳むことができるように、中央部22に向かって側部24.1及び24.2を折り畳み可能であることがより好ましい。
【0038】
側部24.1及び24.2を中央部22における対向する両側部にヒンジで設置可能であることは、当業者に当然理解される。この目的のために、本発明の技術分野で周知の任意の適したヒンジ手段を使用してもよい。
【0039】
さらに、フレーム10が所望の形態で側部24.1及び24.2を固定するための固定手段(図示せず)をさらに備えてもよいことは、当業者に当然理解される。
【0040】
代替案として、フレーム10は製造過程において所望の形態で製造してもよい。
【0041】
図3に示すように、中央部22の底部は、キーボードケーブル、及び/または、マウスケーブルが貫通可能な切り欠き部28を有する。
【0042】
図6に示すように、中央部22の底面30は、前面32に対して1:50の割合で傾斜している。本発明において、任意の割合を使用してもよいことは、当業者に当然理解される。
【0043】
本発明の代替実施形態(図示せず)においては、底面30が前面32に対して略垂直である。
【0044】
さらに、リヤパネル14が図示しない一または複数の支持部材(例えば、折り畳み可能な脚部)を有しており、当該支持部材がリヤパネル14から延在するとともに、略水平面上でリヤパネル14をフリースタンディング姿勢(free-standing position)に支持することは、当業者に当然理解される。
【0045】
図3に最も明確に示すように、中央部22は、リヤパネル14に対するフロントパネル12の高さ調整を可能にするために、2つの略平行なスロット34.1及び34.2を有する。スロット34.1及び34.2は、中央部22における対向する両側部に形成されている。
【0046】
フロントパネル12をリヤパネル14に取り外し自在に取り付けることができるように、スロット34.1及び34.2は締結部35を貫通可能なサイズ及び形状で構成されている。本発明において、任意の適した締結手段(ナット及びボルト、ベルクロ開閉部、クランプ、クリップ等)を使用してもよいことは、当業者に当然理解される。
【0047】
これを実現するために、図5に示すように、孔部20とスロット34.1及び34.2のそれぞれを略整列させることができるように、フロントパネル12及びリヤパネル14が略平行に重なるように配置される。この結果、締結部35は、孔部20を介してスロット34内に延在することができる。締結部35は、スロット34における水平方向の移動が制限されるが、スロット34に沿って垂直方向に移動可能である。ただし、スロット34の両端部は締結部35の動作範囲を制限する。
【0048】
一または複数の締結部をスロット34のそれぞれに沿ってガイドすることにより、ディスプレイスクリーンに対するフロントパネル12の高さ調整が実現する。この結果、ウインドウ18およびディスプレイスクリーンの位置は、垂直方向に略整列し、フロントパネル12の周縁部16はディスプレイスクリーンの両側面、上面、及び下面を略取り囲むように構成される。
【0049】
図4に最も明確に示すように、側部24.1及び24.2の底面36.1及び36.2は、フレーム10を略水平面上でフリースタンディング姿勢に支持するために、リヤパネル14の中央部22の縦方向に対して適切な角度(例えば、10mm/150mm)で傾斜してもよい。
【0050】
図7及び8に示すように、リヤパネル14は、装置40のディスプレイスクリーンを部分的または完全に取り囲むように、4つ以上の側部24.1、24.2、24.3、24.4を有してもよい。フレーム10は、ディスプレイスクリーンを取り囲むスリーブの形態(図示せず)でもよい。さらに、フレーム10を任意の所望の形態に折り畳み状態を解除するよう構成してもよいことは、当業者に当然理解される。
【0051】
フレーム10は、任意の適した材料(例えば、金属、ボール紙、プラスチック等)で形成してもよい。本発明において、適した材料を任意に組み合わせて使用してもよいことは、当業者に当然理解される。この材料からなるウインドウ部をマウスパッドとして使用してもよい。
【0052】
フレーム10の各面は平面でもよい。本発明の他の実施形態において、フレーム10は、凹部、エンボス部、操作コントローラ(ボタン、ダミースイッチの形態の擬似操作コントローラを含む)等を有してもよい。
【0053】
本発明の好ましい実施形態において、フレーム10は、装飾インディシア(indicia)(例えば、芸術作品、3Dグラフィック、郵便はがき、写真)、情報インディシア(例えば、指示、安全情報)、娯楽インディシア(例えば、電子ゲーム、ゲームコントローラ、パズル)、格納装置(例えば、CDホルダ、トレイ、ポケット、ドキュメントホルダ)、及び、その他の装置(例えば、スピーカ、カメラ、携帯電話ホルダ、計算機、電子ディスプレイ、照明装置等)の内、一または複数を備える。
【0054】
フレーム10は、ホワイトボードまたはブラックボードとして機能するように構成された面を備える。また、フレーム10は磁気面等を備えてもよい。
【0055】
フレーム10は、フレームの一部に適合するように構成された、布またはプラスチック製のスリーブまたはカバーを備えてもよい。こうしたスリーブまたはカバーは、印刷されたグラフィック等を有してもよい。
【0056】
本発明の他の実施形態では、フレーム10はディスプレイスクリーンを取り囲む広告スペースを創出するために使用される。
【0057】
フレーム10は下記の通り組み立てられる。フロントパネル12及びリヤパネル14は、孔部20がスロット34と整列するように重ねて配置される。図5に示すように、締結部35は孔部20を介してスロット34内に延在する。締結部35はスロット34のそれぞれに沿ってガイド可能である。ディスプレイスクリーンに対するフロントパネル12の高さ調整は、リヤパネル14の前面32に対してパネル12を上下にスライドさせることにより実現する。そして、フロントパネル12をリヤパネル14に固定するために、締結部35が締め付けられる。ディスプレイスクリーンに対するフレーム10の長手方向の位置は、フレーム10を略水平方向に移動させることにより調整される。
【0058】
図11〜14は、本発明の他の実施形態に係るフレーム100を示す。前述のフレーム10と同様に、他の実施形態に係るフレーム100は、フロントパネル120と、リヤパネル140と、を備える。なお、フロントパネル120は、ウインドウ180と、複数の孔部200と、を有する。また、リヤパネル140は中央部220を有し、中央部220にはスロット340.1及び340.2と、側部240.1及び240.2と、が備えられている。
【0059】
図11及び12に最も明確に示すように、フロントパネル120は、締結部を受けるように構成された複数の第2の孔部210.1、210.2、210.3、210.4を有する。これらの第2の孔部は、フロントパネル120における対向部分に沿って略水平に2列に配置さている。
【0060】
フレーム100は、さらに矩形の上部平面部材310を有する。上部平面部材310は、対向する両端部に形成された2つのスロット300.1及び300.2を有する。スロット300.1及び300.2は、締結部が貫通可能なサイズ及び形状で構成されている。
【0061】
ウインドウ180に対する上部平面部材310の位置は、フロントパネル120の背面に対して上部平面部材310を上下にスライドさせることによって調整可能である。上部平面部材310が必要な位置に配置された場合、上部平面部材310を当該位置に固定するために、締結部が締め付けられる。結果として、フレーム100の視聴領域の高さHを調整することができる。
【0062】
図11に最も明確に示すように、フレーム100は、さらに2つの側部部材400.1及び400.2を備える。側部部材400.1は一組のスロット410.1及び412.1を有し、側部部材400.2は一組のスロット410.2及び412.2を有する。スロット410.1及び410.2は、スロット300.1及び300.2と同一径の締結部を受けるサイズで構成され、使用時に、スロット300及び410が互いに略垂直になるように構成されている。
【0063】
ウインドウ180に対する側部部材400.1及び400.2の位置は、上記方法と同様に調整される。すなわち、側部部材400.1及び400.2を略水平方向にスライドさせることによって調整される。側部部材400.1及び400.2が所望の位置に配置された場合、側部部材400.1及び400.2を当該位置に固定するために、締結部が締め付けられる。結果的に、フレーム100の視聴領域の幅Wを調整することができる。
【0064】
上記の結果として、アクセサリ100をコンピュータモニタスクリーンまたはテレビジョンセットスクリーンの多様なサイズに適合するように調整することができる。
【0065】
図15及び16は、本発明の他の実施形態に係るフレーム500を示す。前述のフレーム10及び100と同様に、フレーム500は、フロント部材510と、リヤ部材514と、を備える。なお、フロント部材510はウインドウ512を有し、リヤ部材514は複数の折り曲げ可能な側部516.1、516.2、516.3、516.4を有する。
【0066】
アクセスドア518は、ウインドウ512の下方に配置されており、テレビジョンセットまたはコンピュータモニタの操作コントローラへのアクセスを提供するように構成されている。図15に最も明確に示すように、遠隔制御装置による各ホストとの通信を可能にするために、アクセスドア518には開口部519が備えられている。また、フロント部材510は、ケーブルが貫通可能な複数の開口部520を有する。
【0067】
フロント部材510の垂直位置は、ウインドウ512における対向側部上に位置する2つのトラック522.1及び522.2に沿ってフロント部材510をスライドさせることにより調整される。
【0068】
図16に示すように、フレーム500は、フロント部材510の空洞または開口部を塞ぐようなサイズ及び形状で構成されたインフィル524.1及び524.2をさらに備える。
【0069】
フレーム100と同様に、フレーム500は、視聴領域のサイズを調整するための第2パネル526をさらに備えてもよい。
【0070】
用語「備えている(comprising)」が明細書中で使用される場合、[開放型(open)」の意味、即ち「有している(including)」の意味で理解すべきであり、[閉鎖型(closed)」の意味、即ち「のみで構成される(consisting only of)」の意味に限定すべきではない。対応する用語「備える(comprise)」、「備えられた(comprised)」、及び「備える(comprises)」が記載される場合、対応する意味がこれらの用語に属することになる。
【0071】
当然のことながら、ここで開示され定義された本発明は、上述の、または、テキストから明白な個々の特徴の二つ以上のすべての代替的な組み合わせまで拡大して適用される。こうした異なる組み合わせのすべてが本発明の多様な代替態様を構成する。
【0072】
上記では本発明に関する特定の実施形態について記載したが、本発明が本質的な特徴から逸脱することなく、他の具体的な形態で具体化可能であることは当業者に自明である。したがって、本実施形態及び実施例はあらゆる点で一例に過ぎず、限定するものではないと考えるべきであり、これにより、当業者に自明のあらゆる修正がそこに含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0073】
10,100,500 フレーム
12,120 フロントパネル
14,140 リヤパネル
16 周縁部
18,180,512 ウインドウ(開口)
20,200 孔部
22,220 中央部
24.1,24.2,240.1,240.2,516.1,516.2,516.3,516.4 側部
26.1,26.2 折り畳み線
28 切り欠き部
34.1.34.2,340.1,340.2 スロット
35 締結部
310 上部平面部材
300.1,300.2 スロット300.1及び300.2
400.1,400.2 側部部材
410.1,410.2 スロット
510 フロント部材
514 リヤ部材
518 アクセスドア
519,520 開口部
522.1,522.2 トラック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用時において、視認領域を確定するためにディスプレイスクリーンの1つ以上の縁部に整列するように調整可能なスクリーン開口を有する第1部材と、
前記視認領域のサイズを調整するために前記第1部材と協働する開口調整部材と、
を備え、
前記開口調整部材は、
前記開口に関して上昇位置と下降位置との間で略垂直方向に移動可能であり、前記視認領域のサイズを調整するための上部部材と、
前記開口に関して第1位置と第2位置との間で略水平方向に移動可能であり、前記視認領域のサイズを調整するための少なくとも1つの側部部材と、
を有する、
ディスプレイスクリーン用アクセサリ。
【請求項2】
前記上部部材は前記第1部材にスライド自在に係合している、請求項1に記載のアクセサリ。
【請求項3】
前記少なくとも1つの側部部材は前記第1部材にスライド自在に係合している、請求項1に記載のアクセサリ。
【請求項4】
前記第1部材に支持され、底部によって前記開口の高さを前記第1部材とともに調整可能な第2部材をさらに備えた、請求項1に記載のアクセサリ。
【請求項5】
前記開口調整部材は前記開口を調整するための少なくとも1つの平面部材を有している、請求項1に記載のアクセサリ。
【請求項6】
前記第1部材は背面を有し、前記背面の少なくとも一部は前記第2部材の少なくとも一部に接している、請求項4に記載の用アクセサリ。
【請求項7】
前記第1部材は周縁部を有し、前記周縁部は少なくとも前記ディスプレイスクリーンを実質的に取り囲むように構成されている、請求項1に記載のアクセサリ。
【請求項8】
前記第1部材の位置は前記第2部材の一部に沿って前記第1部材をスライドさせることによって調整される、請求項4に記載のアクセサリ。
【請求項9】
前記第2部材はU字部を有する、請求項4に記載のアクセサリ。
【請求項10】
前記U字部は少なくとも1つのスロットを有し、前記第2部材に対して前記開口の位置を調整するために、前記第1部材を前記スロットに沿ってガイドすることができるように構成されている、請求項9に記載のアクセサリ。
【請求項11】
使用状態において前記スロットは実質的に垂直方向に延びている、請求項10に記載のアクセサリ。
【請求項12】
前記第2部材は、ケーブルが貫通可能な少なくとも1つのウインドウ、開口、または切欠き部を有する、請求項4に記載のアクセサリ。
【請求項13】
前記開口調整部材はボルト及びナットを有し、前記ボルトは前記第2部材に形成されたスロット内に移動可能に設けられ、これにより、前記開口の位置を前記第2部材に対して調整可能である、請求項4に記載のアクセサリ。
【請求項14】
略水平支持面上でフリースタンディング姿勢(free standing position)に前記アクセサリを支持するための支持手段をさらに備えた、請求項1に記載のアクセサリ。
【請求項15】
前記支持手段は折り畳み可能な支持部材又は前記第2部材の底部を有する、請求項14に記載のアクセサリ。
【請求項16】
前記第2部材は第1部と第2部とを有し、前記第1部及び前記第2部は相対移動可能である、請求項4に記載のアクセサリ。
【請求項17】
前記第1部は前記第2部材の中央部に取り付けられ、前記第2部は前記第1部に対して折り畳み可能である、請求項16に記載のアクセサリ。
【請求項18】
前記第2部は、中央部と、少なくとも2つの側部と、を有し、前記側部は前記中央部に対して所定の角度で設置されている、請求項4に記載のアクセサリ。
【請求項19】
前記アクセサリは、装飾インディシア(indicia)、情報インディシア、娯楽インディシア、格納装置、メディア装置、電子ディスプレイの内、少なくとも1つを備えるように構成されている、請求項1に記載のアクセサリ。
【請求項20】
前記アクセサリは、ホワイトボードまたはブラックボードとして機能するように構成された面を備える、請求項1に記載のアクセサリ。
【請求項21】
前記アクセサリは、少なくとも1つの磁気面、透明、半透明、又は透光性の物質からなる部分を含む、請求項1に記載のアクセサリ。
【請求項22】
前記上部部材は少なくとも1つのスロットを有し、前記スロットは、実質的に垂直方向に延びて形成され、締結部を受けるように構成されている、請求項2に記載のアクセサリ。
【請求項23】
前記側部部材は実質的に水平方向に延びる少なくとも1つのスロットを有し、前記スロットは締結部を受けるように構成されている、請求項22に記載のアクセサリ。
【請求項24】
使用時において、締結部が前記上部部材と前記側部部材のスロットのそれぞれに貫通することができるように、前記上部部材及び前記側部部材が配置されている、請求項23に記載のアクセサリ。
【請求項25】
前記第1部材は、前記第2部材に配置されたトラックに沿ってスライド可能である、請求項4に記載のアクセサリ。
【請求項26】
前記第1部材は、前記ディスプレイスクリーンの操作コントローラへのアクセスを提供するように構成されたアクセス開口部と、ケーブルが貫通できるように構成された開口部と、前記ディスプレイスクリーンへのリモートアクセスを提供するように構成された部分の内、少なくとも1つを有する、請求項1に記載のアクセサリ。
【請求項27】
前記第1部材は、前記第2部材の底部に対して調整されるように配置され、これにより周縁部が前記ディスプレイスクリーンに対して整列される、請求項6に記載のアクセサリ。
【請求項28】
前記2つの側部はヒンジ部を介して前記中央部の両側に折り曲げ自在に配置されている、請求項18に記載のアクセサリ。
【請求項29】
前記2つの側部は前記中央部に移動自在に取付けられている、請求項18に記載のアクセサリ。
【請求項30】
前記2つの側部はベース面を有し、前記ベース面はテーパ縁部を有している、請求項18に記載のアクセサリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−11894(P2013−11894A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−179329(P2012−179329)
【出願日】平成24年8月13日(2012.8.13)
【分割の表示】特願2008−553576(P2008−553576)の分割
【原出願日】平成19年2月2日(2007.2.2)
【出願人】(508241808)
【Fターム(参考)】