説明

デジタルバンドを用いたデジタルガーメント及びその製造方法

本発明は既存のガーメント(衣服)にデジタルバンドが迅速かつ容易に付着され高速通信経路を提供できるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント及びその製造方法に関する。
このために、織物で形成されたガーメントと、ガーメントの外部又は内部に沿って形成され通信経路を提供するデジタルバンドと、ガーメントに付着されデジタルバンドに電気的に連結され物理的信号を電気的信号に変更するセンサと、ガーメントに付着されデジタルバンドに電気的に連結されセンサの電気的信号を受信して処理する演算装置と、 ガーメントに付着されデジタルバンドに電気的に連結され無線通信を行う通信モジュールと、を含むデジタルバンドを用いたデジタルガーメントが開示される。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルバンドを用いたデジタルガーメント及びその製造方法に関し、さらに詳しくは既存のガーメント(衣服)にデジタルバンドが迅速かつ容易に付着され高速通信経路を提供できるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユビキタス時代にはいつでもどこでもリアルタイムにネットワークに接続して情報をやり取りできることが要求される。したがって、人間が着用しているデジタルガーメント(digital garment)が周りのネットワークと接続してそのような機能を遂行する必要がある。その結果、情報を伝達できるように電子の移動が可能な上、製織又は紡織を行うことができて衣服を作れる糸であるデジタル糸(digital yarn)が使用される。
ところが、このようなデジタル糸は一本ずつコネクタに連結されなければならないため、これを用いてデジタルガーメントを製作するためには工程時間が長くかかるようになる問題がある。そして、デジタル糸からなる生地で衣服を製造するためには、服の繋ぎ目部分でデジタル糸を連結する追加的な作業が求められるため工程が複雑になる。また、既存の衣服にデジタル糸を付着しようとする場合も、デジタル糸を再処理する工程が求められるため、工程が複雑になる問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上述の従来の問題点を克服するためのものであり、本発明の目的は、既存のガーメントにデジタルバンドが迅速かつ容易に付着され、高速通信経路を提供することを可能にするデジタルバンドを用いたデジタルガーメント及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述の目的を達成するために、本発明にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントは織物で形成されたガーメントと、ガーメントの外部又は内部に沿って形成され通信経路を提供するデジタルバンドと、ガーメントに付着されデジタルバンドに電気的に連結され物理的信号を電気的信号に変更するセンサと、ガーメントに付着されデジタルバンドに電気的に連結されセンサの電気的信号を受信して処理する演算装置と、ガーメントに付着されデジタルバンドに電気的に連結され無線通信を行う通信モジュールと、を含むことができる。
【0005】
ここで、デジタルバンドはガーメントと一体形成されるか、またはガーメントに付着され得る。
【0006】
そして、デジタルバンドは第1方向に並んで形成される複数の経糸及び第1方向と垂直をなす第2方向に並んで形成された複数の緯糸を含み、経糸は通信経路を提供する少なくとも一つのデジタル糸を含むことができる。
【0007】
また、デジタル糸は300本以下が具備され得る。
【0008】
また、デジタル糸はデジタル糸の直径を基準として中心に位置し通信経路を提供する少なくとも一つの金属部及び金属部の外部を囲んで形成され電磁波を遮蔽するコーティング部を含むことができる。
【0009】
また、デジタル糸はコーティング部の外周縁に沿って配列される外側金属部及び外側金属部を囲んで形成される外側コーティング部をさらに含むことができる。
【0010】
また、経糸は第1方向に並んで形成され単糸又は撚糸からなる複数の通常経糸及び通常経糸の間に少なくとも一つが形成されたデジタル糸を含むことができる。
【0011】
また、デジタル糸はデジタルバンドの周縁の内側に通常経糸と共に並んで配列され得る。
【0012】
また、デジタルバンドの外周には通常経糸が位置することができる。
【0013】
また、デジタルバンドは対称をなして一対に形成されたテープおよびテープの間に形成された複数のデジタル糸を含み、テープはデジタル糸を直径方向に圧搾しながら接着され得る。
【0014】
また、デジタル糸は互いに同じ間隔を有して形成され得る。
【0015】
併せて、上述の目的を達成するために本発明にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントの製造方法は、織物を用いて製作されたガーメントを準備するガーメント準備ステップと、少なくとも一つのデジタル糸を有する経糸及び経糸と垂直をなす緯糸を含むデジタルバンドを具備するデジタルバンド具備ステップと、ガーメントに前記デジタルバンドを付着するデジタルバンド付着ステップと、ガーメントにデバイスを付着しデバイスをデジタルバンドに電気的に連結するデバイス付着ステップと、を含むことができる。
【0016】
ここで、デジタルバンド具備ステップは、デジタル糸を含む経糸を第1方向に並んで配列し、緯糸を第1方向と垂直をなす第2方向に送出して、緯糸が経糸の間を交差するようにすることであり得る。
【0017】
そして、デジタルバンド具備ステップは、経糸が第1方向に並んで形成され単糸又は撚糸からなる複数の通常経糸及び通常経糸の間に少なくとも一つが形成されたデジタル糸を含むようにすることであり得る。
【0018】
また、デジタルバンド具備ステップは、デジタルバンドの周縁に通常経糸を配列させることであり得る。
【0019】
また、デジタルバンド具備ステップは、デジタル糸が直径を基準として中心に位置した金属棒及び金属棒を囲むコーティング部を有するようにすることであり得る。
【0020】
また、デジタルバンド具備ステップは、デジタル糸がコーティング部の周りに沿って配列される複数の外側金属部及び外側金属部を囲む外側コーティング部をさらに含ませることであり得る。
【0021】
また、デジタルバンド付着ステップは、デジタルバンドの周縁に配列された通常経糸を裁縫してデジタルバンドをガーメントに付着することであり得る。
【0022】
併せて、上述の目的を達成するために本発明にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントの製造方法は、織物を用いて製作されたガーメントを準備するガーメント準備ステップと、並んで配列された少なくとも一つのデジタル糸及びデジタル糸を囲んで対称をなす一対に形成されたテープを含むデジタルバンドを具備するデジタルバンド具備ステップと、ガーメントにデジタルバンドを付着するデジタルバンド付着ステップと、ガーメントにデバイスを付着しデバイスをデジタルバンドに電気的に連結するデバイス付着ステップと、を含むことができる。
【0023】
ここで、デジタルバンド付着ステップは、デジタルバンドのテープに熱を加えてガーメントを付着するか、テープのエッジを裁縫してガーメントに付着できる。
【0024】
そして、デバイス付着ステップは、センサ、演算装置及び通信モジュールを含むデバイスをガーメントに付着しデジタルバンドと電気的に連結することであり得る。
【発明の効果】
【0025】
上記のように、本発明にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント及びその製造方法は、デジタル糸を含む経糸及びこれと垂直をなして配列された緯糸を用いて形成された織物タイプのデジタルバンドを具備し、このデジタルバンドを既存の衣服に付着することによって、既存の衣服を用いて容易に製作され高速通信経路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントを図示した斜視図である。
【図2】図1のAを拡大して図示した図である。
【図3】図2のB-B´線の断面図である。
【図4】図2のC-C´線の断面図である。
【図5】本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントに使用されるデジタル糸を図示した断面図である。
【図6】本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントに使用されるデジタル糸を図示した断面図である。
【図7】本発明の他の実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントに使用されるデジタル糸を図示した断面図である。
【図8】本発明のまた他の実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントに使用されるデジタルバンドを図示した断面図である。
【図9】本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントの製造方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント1000の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント1000を図示した斜視図である。図2は、図1のAを拡大した図である。図3は、図2のB-B´線の断面図である。図4は図2のC-C´線の断面図である。図5及び図6は本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント1000に使用されるデジタル糸1212を図示した断面図である。
【0028】
図1乃至図4、図5及び図6に示すように、本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント1000は、通常のガーメント1100、前記ガーメント1100に付着されたデジタルバンド1200、前記ガーメント1100に付着され前記デジタルバンド1200に電気的に連結されるセンサ1300、演算装置1500及び通信モジュール1700を含むことができる。また、本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント1000は、前記ガーメント1100に付着され前記デジタルバンド1200に電気的に連結される入力パッド1400、ディスプレイ1600又は電気モジュール1800をさらに含むことができる。
【0029】
前記ガーメント1100は通常の衣服であり得る。また、図1に上着のみが図示されているが、前記ガーメント1100は上着のみでなく下衣又は上下一体型の衣服など全ての衣類製品で良く、これに本発明の内容を限定するものではない。
【0030】
前記デジタルバンド1200は、前記ガーメント1100の形状に沿って前記ガーメント1100に付着される。前記デジタルバンド1200は、前記ガーメント1100の外部又は内部に沿って形成されることができる。また、図示しないが、前記デジタルバンド1200は、前記ガーメント1100を形成する織物の一部分を直接構成することもできる。
前記デジタルバンド1200は、内部にデジタル糸を具備して周りのコンピュータ装置との通信経路を提供する。前記デジタルバンド1200は、複数の経糸1210と、前記経糸1210と垂直をなして形成される複数の緯糸1220と、を含んで構成され得る。
【0031】
前記経糸1210は第1方向に並んで形成され、前記第1方向と垂直をなす第2方向に所定の間隔を維持しながら多数配列される。ここで、前記第1方向とは、前記デジタルバンド1200の長さ方向を意味する。また、前記経糸1210は、前記第2方向に配列された複数の通常経糸1211及びデジタル糸1212を含んで形成される。
【0032】
前記通常経糸1211は原糸を用いて形成される。ここで、前記原糸とは衣服を製作するための織物を構成する糸を意味する。また、図1乃至図5には前記通常経糸1211が複数の原糸をより合わせて単糸のようにした撚糸構造が図示されている。しかし、前記通常経糸1211の構造を撚糸構造に限定するものではなく、前記通常経糸1211は一本の原糸である単糸で形成されることもできる。
【0033】
前記デジタルバンド1200の第2方向を基準として周縁には前記通常経糸1211が位置する。したがって、前記デジタルバンド1200を前記ガーメント1100に付着する時、前記周縁に位置した通常経糸1211を裁縫する方法を利用できる。また、前記デジタルバンド1200の周縁を基準にして内側には前記通常経糸1211が前記デジタル糸1212に並んで配列される。
【0034】
前記デジタル糸1212は第1方向に形成され、前記通常経糸1211に並んで配列される。前記デジタル糸1212は前記デジタルバンド1200が周りのコンピュータ装置と高速通信を行うための経路を提供する。
前記デジタル糸1212は300本以下であり得る。前記デジタル糸1212の本数の下限を設けていないのは、本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント1000において、前記デジタル糸1212は少なくとも一つ以上が具備される必要があるからである。また、前記デジタル糸1212が300本を超えると、衣服に付着した時、反復的な動きにより損傷を受けることになる虞がある。
【0035】
前記デジタル糸1212は、前記デジタル糸1212の直径を基準として中心に位置した少なくとも一つの金属部1212a及び前記金属部1212aを囲んで形成されるコーティング部1212bを含んで形成される。また、前記金属部1212aと前記コーティング部1212bとの間には前記コーティング部1212bが前記金属部1212aの間の領域に引き込まれなかったため形成された空き空間である孔隙1212cが形成されることもでき、前記コーティング部1212bの外周縁を囲むカバー糸1212dがさらに形成されることもできる。
【0036】
前記金属部1212aは電気的な抵抗が小さく、曲げ動作の繰り返しに対する弾性回復力の高い材質の金属で構成される。前記金属部1212aは銅、銅合金、銀、銀合金、金、金合金、黄銅のうちから選択された少なくとも一つ又はこれらの組み合わせを用いて形成され得る。また、前記金属部1212aは、七本が具備されることが図示されているが、本発明の内容をこれに限定するものではない。
【0037】
前記コーティング部1212bは前記金属部1212aを囲んで形成される。前記コーティング部1212bは前記デジタルバンド1200が高速通信用として使用される場合、前記金属部1212aから発生する電磁波が人体に到達できないように遮断する。また、前記コーティング部1212bは外部のノイズ電磁波が前記デジタルバンド1200内部の金属部1212aに到達できないように遮断する。このために、前記コーティング部1212bの材質としてETFE(Ethylenetetrafluoroethylene)、FEP(Fluorinated Ethylenepropylene)、PTFE(Polytetrafluoroethylene)、PVDF(Polyvinylidenefluoride)、PFA(Perfluoroalkoxy)及びその等価物のうち選択されたいずれか一つが使用され得るが、これに本発明の内容を限定するものではない。
【0038】
前記カバー糸1212dは、前記コーティング部1212bの外周縁を囲んで多数形成されることができる。前記カバー糸1212dは前記通常経糸1211をなす原糸を用いて形成されることができる。前記カバー糸1212dは前記デジタル糸1212の周りを構成するように形成され、その内部の金属部1212a及びコーティング部1212bを保護する。すなわち、前記カバー糸1212dは前記デジタル糸1212が曲げる動作を繰り返す場合、その衝撃を吸収して内部の金属部1212a及びコーティング部1212bが切断されることを防止できる。
【0039】
前記緯糸1220は、前記経糸1210と垂直をなすように第2方向に多数形成される。また、前記緯糸1220は前記第1方向に所定間隔を維持しながら多数配列され、互いに並んで位置する。前記緯糸1220は前記経糸1210とともに織り上げられ前記デジタルバンド1200を形成する。前記緯糸1220は前記通常経糸1211と同じように単糸又は撚糸の構造を有し得る。
【0040】
前記緯糸1220は、その配列された列によって第1緯糸1221及び第2緯糸1222の二つのグループで構成される。ここで、前記第1緯糸1221及び第2緯糸1222は互いに隣接して配列される。例えば、前記第1緯糸1221は各奇数列に位置した緯糸であり、前記第2緯糸1222は各偶数列に位置した緯糸であり得る。
【0041】
前記第1緯糸1221は前記経糸1210と垂直をなす第2方向に配列され前記経糸1210と交差する。前記第1緯糸1221は並んで配列された前記経糸1210が互いに離隔することによって形成された各空間を貫通するように配列される。すなわち、前記第1緯糸1221は前記経糸1210がなす平面を基準としてその上下部を交差しながらジグザグに形成される。
【0042】
前記第2緯糸1222は前記第1緯糸1221に隣接しながら前記第2方向に配列される。前記第2緯糸1222も同様に前記経糸1210が互いに離隔して形成された各空間を貫通するように形成されるが、その貫通方向が前記第1緯糸1221の貫通方向とは逆方向になる。したがって、前記第2緯糸1222は前記第1緯糸1221とともに前記経糸1210の上下部に圧力を加えて前記経糸1210を固定させることができる。結局、前記経糸1210及び緯糸1220が織造方法で形成されることによって前記デジタルバンド1200が形成されることができる。
【0043】
前記センサ1300は、前記ガーメント1100に付着され前記デジタルバンド1200に電気的に連結される。前記センサ1300は使用者又は周りの事物の動き、振動、温度、圧力などの様々な物理的な信号を感知して電気的な信号に変換できる。また、前記センサ1300はその用途によって複数個が具備され得る。前記センサ1300で感知されて変換された電気的信号は前記デジタルバンド1200を介して前記演算装置1700に到達することになる。
【0044】
前記入力パッド1400は、前記ガーメント1100に付着され前記デジタルバンド1200に電気的に連結される。前記入力パッド1400は使用の便宜のために前記ガーメント1100の手首の部分に付着されることが図示されているが、前記位置に本発明の内容を限定するものではない。また、前記入力パッド1400はキーパッド方式又はタッチスクリーン方式を利用できる。そして前記入力パッド1400がタッチスクリーン方式を用いる場合、前記入力パッド1400は前記ディスプレイ1600と一体形成されることができる。
【0045】
前記演算装置1500は、前記ガーメント1100に付着され前記デジタルバンド1200に電気的に連結される。前記演算装置1500は、前記センサ1300、前記入力パッド1400、前記通信モジュール1700から信号を受信してこれを分析し処理する一連の演算作業を遂行する。また、前記演算装置1500は前記デジタルバンド1200を介して前記通信モジュール1700に通信のための電気的信号を印加できる。
【0046】
前記ディスプレイ1600は、前記ガーメント1100と付着され前記デジタルバンド1200に電気的に連結される。また、前記ディスプレイ1600は前記デジタルバンド1200を介して前記演算装置1500に電気的に連結される。したがって、前記ディスプレイ1600は前記演算装置1500の処理結果を画像に表示できる。前記ディスプレイ1600は液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)、有機電界発光表示装置(Orgarnic Light Emitting Display:OLED)又はこれらの等価物を用いて形成されることができるが、本発明の内容を限定するものではない。
【0047】
前記通信モジュール1700は、前記ガーメント1100に付着され前記デジタルバンド1200と電気的に連結される。また、前記通信モジュール1700は前記デジタルバンド1200を介して前記演算装置1500と電気的に連結される。したがって、前記通信モジュール1700は前記演算装置1500の処理結果を受信して、周辺のコンピュータ装置と無線通信を行う。
【0048】
前記電気モジュール1800は、前記ガーメント1100に付着され前記デジタルバンド1200に電気的に連結される。前記電気モジュール1800は入出力端が基準フォーマットに合うようにハウジング(housing)されている。前記電気モジュール1800は様々なデバイスを含むことができ、例えば半導体チップ、磁気保存装置、キャパシタ、インダクタ、抵抗器、クリスタル、コイル、バラクタ、サーミスタ、共鳴装置、トランスフォーマ、電気回路、電気光学回路、 光学的配置(optical configuration)電磁気回路、磁気配列に連結され得るコネクタ(connector)のような部品であり得る。ただし、前記電気モジュール1800の種類で本発明の内容を限定するものではない。
【0049】
上記のように、本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント1000は、既存のガーメント1100にデジタルバンド1200を裁縫して付着することで周りのコンピュータ装置との通信経路を容易に提供できる。また、前記ガーメント1100に様々なデバイス1300乃至1800を付着し、高速通信経路を提供するデジタルバンド1200に前記デバイス1300乃至1800を電気的に連結することで、使用者のためのディスプレイ及び通信などの多様な便利で使いやすい機能を提供できる。
【0050】
以下、本発明の他の実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント(図示せず)の構成を説明する。
図7は、本発明の他の実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントに使用されるデジタル糸2212を図示した断面図である。本発明の他の実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントは、これに利用されるデジタル糸2212の構成を除けば本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントと同じである。 同じ構成を有し同じ動作を行う部分については同じ図面符号を付けており、以下では相違点を中心に説明する。
【0051】
図7に示すように、本発明の他の実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントに使用されるデジタル糸2212は、金属部1212a、コーティング部1212b、前記コーティング部1212bの周りに配列される複数の外側金属部2212a、及び前記外側金属部2212aを囲んで形成される外側コーティング部2212bを含むことができる。
また、工程中に前記金属部1212aとコーティング部1212bとの間には孔隙1212cが形成されることができ、前記コーティング部1212b、外側金属部2212a及び外側コーティング部2212bの間にも同じように孔隙2212cが形成されることができる。
【0052】
前記外側金属部2212aは、前記コーティング部1212bの外周縁に沿って同じ間隔を有して多数配列される。また、前記外側金属部2212aは前記コーティング部1212bの周りを囲むように隙間なく配列され得る。
前記外側金属部2212aは、前記金属部1212aに電流が流れながら発生する電磁波が人体に到達することを遮断する。また、前記外側金属部2212aは外部の電磁波ノイズが前記金属部1212aに到達することを遮断する。
前記外側金属部2212aは、前記金属部1212aと同じ材質で、前記金属部1212aの外部に、前記金属部1212aの断面積よりもさらに大きな断面積を有するように形成される。したがって、前記外側金属部2212aは前記金属部1212aから発生した電磁波及び外部の電磁波ノイズを容易に吸収できる。結局、前記外側金属部2212aは前記コーティング部1212bの電磁波遮断機能をさらに向上させることができる。
【0053】
前記外側コーティング部2212bは前記外側金属部2212aの外部を囲むように形成される。前記外側コーティング部2212bは前記コーティング部1212bと同じ材質で形成され前記金属部1212aから発生した電磁波及び外部の電磁波ノイズを遮断する役割を果たす。
【0054】
上述のように、本発明の他の実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントは、金属部1212a及びコーティング部1212bの外部に外側金属部2212aと外側コーティング部2212bとをさらに具備する。したがって、前記金属部1212aに電流が流れることによって前記金属部1212aから発生した電磁波が人体に到達することと外部の電磁波ノイズが前記金属部1212aに到達することをより效率的に遮断できる。
【0055】
以下、本発明のまた他の実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント(図示せず)の構成を説明することにする。
図8は、本発明のまた他の実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントに使用されるデジタルバンド3200を図示した断面図である。
図8に示すように、本発明のまた他の実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントは、これに利用されるデジタルバンド3200の構成を除けば本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント1000と同一である。同じ構成を有し同じ動作を行う部分については同じ図面符号を付けており、以下では相違点を中心に説明する。
【0056】
前記デジタルバンド3200は一方向に並んで形成された複数のデジタル糸3210、前記デジタル糸3210を内部に囲んで上下が合着されて形成されたテープ3220を含んで形成される。
前記デジタル糸3210は以上で説明した本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント1000のデジタル糸1212と同じ構成を有する。ただし、前記デジタルバンド3200は別途の通常経糸及び緯糸を具備しないため、前記デジタル糸3210のみが経糸方向に並んで多数配列される。
【0057】
前記テープ3220は、上下対称の一対で構成され、前記デジタル糸3210を間に置いて互いに合着して形成される。前記テープは複数の前記デジタル糸3210を直径方向に圧搾して一緒に束ねる役割を果たす。図8で前記テープ3220によって密封される前記デジタル糸3210の本数は5本が図示されているが、これは簡潔に図示したものに過ぎず、本発明の内容を前記デジタル糸3210の本数に限定するものではない。
前記テープ3220は、外部を形成する表面部3221、前記表面部3221の内部に形成された粘着部3222を含んで構成される。
【0058】
前記表面部3221は、前記テープ3220の外部を形成し、接着力がないように形成される。前記表面部3221の材質はポリウレタン(polyurethane)、PTFE(polytetra-fluoroethylene)及びPVC(polyvinyl chloride)のうち選択された少なくともいずれか一つ又はこれらの組み合わせで構成されることができる。
【0059】
前記粘着部3222は、前記表面部3221の内部に形成され、前記表面部3221と同じ形状に対をなして形成される。前記粘着部3222は粘性を有する。また、前記粘着部3222が前記デジタル糸3210の表面に接着することによって前記テープ3220が複数のデジタル糸3210を外部から密封して固定させる。前記粘着部3222の材質はポリウレタン(polyurethane)、ナイロン(nylon)及びポリエステル(polyester)樹脂のうち選択されたいずれか一つ又はこれらの組み合わせであり得る。
【0060】
前記デジタルバンド3200は、デジタル糸3210をテープ3220が囲む構造に形成されるので、織物タイプに製作される時に比較すれば簡単な工程で迅速に製作されることができる。したがって、前記デジタルバンド3200の製作効率が向上し得る。
前記デジタルバンド3200はガーメント(図示せず)に熱融着方法によって付着され得る。すなわち、前記デジタルバンド3200の上面又は下面のうちいずれか一面に熱を加えて前記テープ3220の表面部3221がガーメントに付着され得る。前記テープ3220の表面部3221そのものに粘性はないが、前記表面部3221に熱が加えられると変形が起きてガーメントに付着されるように粘性を有する。
【0061】
また、前記デジタルバンド3200はガーメントに裁縫されることで付着され得る。前記テープ3220の表面部3221は前記デジタル糸3210を外部から囲みながら互いに結合されるためのエッジaを有する。前記エッジaは前記テープ3220が互いに結合して前記デジタル糸3210を密封するためのマージンを提供する。また、前記エッジaを前記ガーメントに裁縫することで、前記デジタルバンド3200がガーメントに付着され得る。すなわち、前記デジタルバンド3200は前記エッジaを裁縫することでガーメントに付着されることができ、内部のデジタル糸3210が裁縫の際に破損することを防止できる。
【0062】
上記のように、本発明のまた他の実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントは、デジタルバンド3200が複数のデジタル糸3210をテープ3220が囲むようにして形成される。したがって、デジタルバンドを織物タイプに形成する場合と比較して、簡単な工程で迅速に製作されることができるので、その効率を上げることができる。その他にも本発明のまた他の実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメントが既存のガーメントに容易に付着され通信経路を提供できることは上述の実施の形態の場合と同じである。
【0063】
以下、本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント1000の製造方法について説明する。
図9は、本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント1000の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【0064】
図9を参照すれば、本発明の一実施例にかかるデジタルバンドを用いたデジタルガーメント1000の製造方法はガーメント具備ステップS1と、デジタルバンド具備ステップS2と、デジタルバンド付着ステップS3と、デバイス付着ステップS4と、を含んで構成され得る。以下、図9の各ステップを図1乃至図4、図5及び図6を共に参照して説明するようにする。
【0065】
前記ガーメント具備ステップS1は、デジタルガーメント1000の基本となるガーメント1100、すなわち、通常の衣服を具備するステップである。前記ガーメント1100は図面には上着として図示されているが、これに本発明の内容を限定するものではなく、下衣又は上着および下衣が一体形成された衣服など全ての衣類を具備することができる。
【0066】
前記デジタルバンド具備ステップS2のデジタル糸1212は先ずはデジタル糸1212を具備するステップから始まる。
前記デジタル糸1212に用いられる金属部1212aは前記金属部1212aと同じ材質の金属棒を細く作り上げ、柔軟化し、巻き取って形成されることができる。前記金属部1212aの材質は銅、銅合金、銀、銀合金、金、金合金、黄銅のうち選択された少なくとも一つ又はこれらの組み合わせであるが、これに本発明の内容を限定するものではない。
【0067】
前記デジタルバンド具備ステップS2のデジタル糸1212は、次に前記金属部1212aの外周縁にコーティング部1212bを形成して行われる。前記コーティング部1212bの材質としては、ETFE(Ethylenetetrafluoroethylene)、FEP(Fluorinated Ethylenepropylene)、PTFE(Polytetrafluoroethylene)、PVDF(Polyvinylidenefluoride、PFA(Perfluoroalkoxy)及びその等価物のうち選択されたいずれか一つが使用され得るが、これに本発明の内容を限定するものではない。
【0068】
デジタルバンド具備ステップS2は、その後、前記コーティング部1212bを乾燥する工程などをさらに経て具備され得る。
前記デジタルバンド具備ステップS2では、前記デジタル糸1212を用いて織物タイプのデジタルバンド1200を形成する工程が行われる。
前記デジタルバンド1200は、複数の通常経糸1211及び前記デジタル糸1212で構成された経糸1210を第1方向に並んで配列する。そして、前記経糸1210と垂直をなす第2方向に緯糸1220を送出する。また、前記緯糸1220は配列された列に沿って互いに隣接した1第1緯糸1221及び第2緯糸1222で構成され、前記第1緯糸1221及び第2緯糸1222は前記経糸1210の間を相互逆方向に貫通する。したがって、前記経糸1210及び緯糸1220として本発明の一実施例で使用されるデジタルバンド1200が具備され得る。
【0069】
前記デジタルバンド付着ステップS3は、前記ガーメント1100に前記デジタルバンド1200を付着するステップである。前記デジタルバンド1200は経糸1210と緯糸1220とを用いて織物タイプで具備されているため、前記ガーメント1100に裁縫によって付着され得る。また、前記デジタルバンド1200の周縁には原糸を単糸又は撚糸の形態に具備した通常経糸1211が配列されいる。したがって、前記デジタルバンド1200が前記ガーメント1100に裁縫され付着される時、前記通常経糸1211が裁縫されるので前記デジタル糸1212が損傷を受けることを回避できる。
【0070】
前記デバイス付着ステップS4は、前記ガーメント1100に様々なデバイス1300乃至1800を付着し、前記デバイス1300乃至1800を前記デジタルバンド1200に電気的に連結するステップである。
【0071】
前記デバイス1300乃至1800は、様々な方式で前記ガーメント1100に結合され付着され得る。例えば、前記デバイス1300乃至1800はボタンで製作され前記ガーメント1100に結合されることができ、織物タイプに製作されて前記ガーメント1100に裁縫されて結合されることもでき、前記ガーメント1100に予め付着された支持台に結合されることで前記ガーメント1100に結合されることもできる。
【0072】
また、前記デバイス1300乃至1800はコネクタ方式又は半田付け方式を用いて前記デジタルバンド1200と電気的に連結され得る。もちろん、洗濯のために前記デジタルバンド1200と前記デバイス1300乃至1800との間の連結部位には防水処理がされる。
【0073】
以上にて説明したことは、本発明の一実施例にかかるデジタルガーメント及びその製造方法を実施するための一つの実施例に過ぎないものであり、本発明は前記の実施例に限定されず、特許請求の範囲で請求するような本発明の要旨から外れることなく当該発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば誰でも様々な変更実施が可能な範囲まで本発明の技術的精神があると言える。
−本研究は情報通信部及び情報通信研究振興院のIT新成長動力核心技術開発事業の一環として行われた。[2006-S-029-02、Woven UFC(Ubiquitous Fashionable Computer)技術開発]


【特許請求の範囲】
【請求項1】
織物から形成されたガーメント;
前記ガーメントの外部又は内部に沿って形成され通信経路を提供するデジタルバンド;
前記ガーメントに付着され前記デジタルバンドに電気的に連結され物理的信号を電気的信号に変更するセンサ;
前記ガーメントに付着され前記デジタルバンドに電気的に連結され前記センサの電気的信号を受信して処理する演算装置;及び
前記ガーメントに付着され前記デジタルバンドに電気的に連結され無線通信を行う通信モジュールを含むことを特徴とするデジタルバンドを用いたデジタルガーメント。
【請求項2】
前記デジタルバンドは前記ガーメントと一体に形成されるか、または前記ガーメントに付着されたことを特徴とする請求項1に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメント。
【請求項3】
前記デジタルバンドは、
第1方向に並んで形成される複数の経糸;及び
前記第1方向と垂直をなす第2方向に並んで形成された複数の緯糸を含み、前記経糸は通信経路を提供する少なくとも一つのデジタル糸を含むことを特徴とする請求項1に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメント。
【請求項4】
前記デジタル糸は300本以下が具備されることを特徴とする請求項3に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメント。
【請求項5】
前記デジタル糸は、
前記デジタル糸の直径を基準として中心に位置し通信経路を提供する少なくとも一つの金属部;及び
前記金属部の外部を囲んで形成されて電磁波を遮蔽するコーティング部を含むことを特徴とする請求項3に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメント。
【請求項6】
前記デジタル糸は、
前記コーティング部の外周縁に沿って配列される外側金属部;及び
前記外側金属部を囲んで形成される外側コーティング部をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメント。
【請求項7】
前記経糸は、
前記第1方向に並んで形成され単糸又は撚糸からなる複数の通常経糸;及び
前記通常経糸の間に少なくとも一つが形成された前記デジタル糸を含むことを特徴とする請求項3に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメント。
【請求項8】
前記デジタル糸は前記デジタルバンドの周縁の内側に前記通常経糸と共に並んで配列されることを特徴とする請求項7に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメント。
【請求項9】
前記デジタルバンドの周縁には前記通常経糸が位置することを特徴とする請求項7に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメント。
【請求項10】
前記デジタルバンドは、
対称をなして形成されたテープ;及び
前記テープの間に形成された複数のデジタル糸を含み、
前記テープは前記デジタル糸を直径方向に圧搾しながら接着されたことを特徴とする請求項1に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメント。
【請求項11】
前記デジタル糸は互いに同じ間隔を有して形成されたことを特徴とする請求項10に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメント。
【請求項12】
織物を用いて製作されたガーメントを準備するガーメント準備段階;
少なくとも一つのデジタル糸を有する経糸及び前記経糸と垂直をなす緯糸を含むデジタルバンドを具備するデジタルバンド具備段階;
前記ガーメントに前記デジタルバンドを付着するデジタルバンド付着段階;及び
前記ガーメントにデバイスを付着し前記デバイスを前記デジタルバンドに電気的に連結するデバイス付着段階を含むことを特徴とするデジタルバンドを用いたデジタルガーメントの製造方法。
【請求項13】
前記デジタルバンド具備段階は前記デジタル糸を含む前記経糸を第1方向に並んで配列し、前記緯糸を前記第1方向と垂直をなす第2方向に送出して、前記緯糸が前記経糸の間を交差するようにすることを特徴とする請求項12に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメントの製造方法。
【請求項14】
前記デジタルバンド具備段階は前記経糸が前記第1方向に並んで形成され単糸又は撚糸からなる複数の通常経糸、前記通常経糸の間に少なくとも一つが形成された前記デジタル糸を含むようにすることを特徴とする請求項12に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメントの製造方法。
【請求項15】
前記デジタルバンド具備段階は前記デジタルバンドの周縁に通常経糸が配列されるようにすることを特徴とする請求項12に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメントの製造方法。
【請求項16】
前記デジタルバンド具備段階は前記デジタル糸が直径を基準として中心に位置した金属部及び前記金属部を囲むコーティング部を有するようにすることを特徴とする請求項12に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメントの製造方法。
【請求項17】
前記デジタルバンド具備段階は前記デジタル糸が前記コーティング部の周りに沿って配列される複数の外側金属部及び前記外側金属部を囲む外側コーティング部をさらに含むようにすることを特徴とする請求項16に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメントの製造方法。
【請求項18】
前記デジタルバンド付着段階は前記デジタルバンドの周縁に配列された前記通常経糸を裁縫して前記デジタルバンドを前記ガーメントに付着することを特徴とする請求項12に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメントの製造方法。
【請求項19】
織物を用いて製作されたガーメントを準備するガーメント準備段階;
並んで配列された少なくとも一つのデジタル糸及び前記デジタル糸を囲みながら対称する一対に形成されたテープを含むデジタルバンドを具備するデジタルバンド具備段階;
前記ガーメントに前記デジタルバンドを付着するデジタルバンド付着段階;及び
前記ガーメントにデバイスを付着し前記デバイスを前記デジタルバンドに電気的に連結するデバイス付着段階を含むことを特徴とするデジタルバンドを用いたデジタルガーメントの製造方法。
【請求項20】
前記デジタルバンド付着段階は前記デジタルバンドのテープに熱を加えて前記デジタルバンドを前記ガーメントに付着するか、または前記テープのエッジを裁縫して前記デジタルバンドを前記ガーメントに付着することを特徴とする請求項19に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメントの製造方法。
【請求項21】
前記デバイス付着段階はセンサ、演算装置及び通信モジュールを含む前記デバイスを前記ガーメントに付着し前記デジタルバンドと電気的に連結することを特徴とする請求項12又は19に記載のデジタルバンドを用いたデジタルガーメントの製造方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2010−522834(P2010−522834A)
【公表日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−500850(P2010−500850)
【出願日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際出願番号】PCT/KR2008/004730
【国際公開番号】WO2009/107907
【国際公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【出願人】(509272609)韓国生産技術研究院 (10)
【氏名又は名称原語表記】Korea Institute of Industrial Technology
【Fターム(参考)】