デスク
【課題】本発明は特に、ディーリングルームで使用されるデスクに関するものであり、簡単な構造で、使用状況(電子機器の大きさ、電子機器の収納数、移動キャビネットの使用有無、使用者の下肢空間の確保)に応じて対応できるデスクを提供することを課題とする。
【解決手段】デスク本体と、後フレームからなり、デスク本体は、天板と、左右脚体と、横フレームと、左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、左右小扉の何れか一方は、左右大扉の何れかに連結される状態と、横フレームに着脱自在に取付けられる縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、何れか一方の左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されているものである。
【解決手段】デスク本体と、後フレームからなり、デスク本体は、天板と、左右脚体と、横フレームと、左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、左右小扉の何れか一方は、左右大扉の何れかに連結される状態と、横フレームに着脱自在に取付けられる縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、何れか一方の左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されているものである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は特に、ディーリングルームで使用され、使用状況に応じて使用者の下肢空間と電子機器収納部の奥行き寸法が変更できるデスクに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ディーリングルームで使用されるデスクの電子機器収納部の奥行きは、所定の寸法に固定されているものが一般的であった。そして、ディーリングルームの広さ、収容人員によって、デスク1台の大きさが規定されており、収納機器が大型の場合や、台数が多い場合は、電子機器収納部の奥行き方向寸法が大きくなるので、必然的に下肢空間が狭くなっていた。
従って、下肢空間に収納された移動キャビネットが、デスクの天板から前方にはみ出たり、あるいは、使用者は、不自由な姿勢で執務をしなければならなかった。
この為、制御装置や電源装置を収納し、天板と天板を下方から支持する側板からなるデスク部と、キーボード、操作盤等の操作部や表示装置などを載置する天板の上部に設けたテーブルを前後に摺動自在に備え、下肢空間を広く使うときは、テーブルを前方に引出して使用する伸縮テーブル式卓形装置が提供されている。(特許文献1参照)
この場合、テーブルを前方に引出すと、引出された分、通路が狭くなるとともに、小型化された制御装置等を新たに導入した場合、デスク部の電子機器収納部に空きスペースが発生するが、デスク部の奥行き寸法が固定されているので、使用者の下肢空間を広げることがなかった。
すなわち、電子機器の大きさ、使用場所、使用者の体格等に対応してデスクの大きさを導入時に設定していても、電子機器の急速な発達にデスクの広さ(下肢空間の広さ、電子機器収納部の広さ等)を対応させることが出来なかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、簡単な構造で、使用状況(電子機器の大きさ、電子機器の収納数、移動キャビネットの使用有無、使用者の体格の違いによる下肢空間の確保)に応じて対応できるデスクを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結される左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は左右大扉に連結される状態と、何れか一方が、横フレームに着脱自在に取付けられる縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、何れか一方の左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されているものである。
【0006】
上記課題を解決する為、本発明が第2の手段として構成したところは、デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結される左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は、左右大扉に連結される状態と、左右に所定間隔を有して横フレームに着脱自在に取付けられる左右側の縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されているものである。
【0007】
上記課題を解決する為、本発明が第3の手段として構成したところは、デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下面に着脱自在に連結された扉当たり材と、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結され、閉鎖時、扉当たり材に当接する左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、扉当たり材は、左右脚体間の略3分の1の寸法に形成された、左右扉当たり材と中央扉当たりで構成され、左右扉体の取付け位置に対応して、横フレーム下面にそれぞれ前後方向で取付け位置変更可能で、少なくとも左右扉当たり材は、左右端部が左右脚体内に嵌入した状態と、嵌入しない状態に左右方向で取付け位置変更可能で、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は左右大扉に連結される状態と、何れか一方が、横フレームに着脱自在に取付けられる縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、何れか一方の左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されているものである。
【0008】
上記課題を解決する為、本発明が第4の手段として構成したところは、デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下面に着脱自在に連結された扉当たり材と、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結され、閉鎖時、扉当たり材に当接する左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、扉当たり材は、左右脚体間の略3分の1の寸法に形成された、左右扉当たり材と中央扉当たりで構成され、左右扉体の取付け位置に対応して、横フレーム下面にそれぞれ前後方向で取付け位置変更可能で、少なくとも左右扉当たり材は、左右端部が左右脚体内に嵌入した状態と、嵌入しない状態に左右方向で取付け位置変更可能で、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は、左右大扉に連結される状態と、左右に所定間隔を有して横フレームに着脱自在に取付けられる左右側の縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されているものである。
【0009】
上記課題を解決する為、本発明が第5の手段として構成したところは、前記第2の手段、又は、前記第4の手段に加え、左右端部に形成された左右上向き係止突片が、左右縦仕切り柱の下面に係合し、左右縦仕切り柱の下面に設けられた接地杆が上面に圧接する接地連結材を、左右縦仕切り柱間の下面に配設したものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の第1の手段としての構成によると、左右大扉は、左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能、着脱自在、回動可能にもうけられ、左右小扉は左右大扉に着脱自在、回動可能にもうけられているので、デスクの搬入当初、電子機器の大きさ、数にあわせて、
左右大扉と左右小扉を左右脚体内面の前側に取り付けて使用していても、電子機器が小型化されたり、又、使用する電子機器の台数が減少して、電子機器収納部に空きスペースが出来た時は、左右大扉と左右小扉を左右脚体内面の後側に取り付けて使用すれば、下肢空間が広がり、よりリラックスした姿勢で使用することも、広がった下肢空間に移動キャビネット等の書類収納設備を設置することが出来る。
【0011】
さらに、左右大扉は、左右脚体間の略3分の1幅寸法で、左右小扉は左右大扉の約半分の寸法(左右脚体間の略3分の1幅寸法)に形成されているので、左右小扉を開放して、左右大扉に重合した状態で、左右大扉を左右小扉と共に左右に開放すれば、前方に小さな突出量であっても、前面を大きく開口することが出来、電子機器の点検作業、入れ替え作業等も容易に行う事が出来る。
【0012】
又、左右小扉は両方が左右大扉に取付けられる状態と、横フレームに着脱自在に設けられた縦仕切り柱に着脱自在で、回動可能に何れか一方の左右小扉を、何れか一方の大扉の後方に位置して取り付けられる状態に選択可能としているので、本発明のデスク本体を後フレームを共用して背中合わせに設置すれば、左右の一方側を背中合わせの他方側の電子機器収納部とし、左右の他方側をもう一方側の電子機器の収納部として使用すれば、それぞれの電気機器を他方側に突出して設置できるので、使用する側の電子機器側収納部が奥まった位置に設置可能となり、下肢空間が広がるので、広がった下肢空間に移動キャビネット等の書類収納設備を設置したり、よりリラックスした姿勢で使用することが出来る。
【0013】
本発明の第2の手段としての構成によると、第1の手段としての構成による効果に加え、
左右小扉は、左右大扉に連結される状態と、左右に所定間隔を有して横フレームに着脱自在に取付けられる左右縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されているので、電気機器を左右に振り分けて設置することで、中央部分を奥まった状態とすることができるので、中央部分の下肢空間を広く使用することが可能となる。
【0014】
本発明の第3の手段としての構成によると、第1の手段としての構成による効果に加え、
横フレームの下面に着脱自在に扉当たり材が連結され、扉当たり材は、左右脚体間の略3分の1の寸法に形成された、左右扉当たり材と中央扉当たりで構成され、左右扉体の取付け位置に対応して、横フレーム下面にそれぞれ前後方向で取付け位置変更可能であるから、左右扉体の前後方向の取付け位置が変更されても、左右扉体の上端部裏面が確実に当接する位置に扉当たり材を取付けが出来ると共に、少なくとも左右扉当たり材は、左右端部が左右脚体内に嵌入した状態と、嵌入しない状態に左右方向で取付け位置変更可能に構成されているので、左右何れか一方の小扉を縦仕切り柱に取付けた状態であっても、左右扉当たり材の何れかを左右脚体方向の何れかに、縦仕切り柱の厚み分移動して取付けることで、左右扉当たり材、縦仕切り柱、左右脚体は、左右方向で密着した状態となり、左右扉体の閉鎖時、扉当たり材、縦仕切り柱と、左右扉体裏面側とが密接し、扉体間、左右扉体と左右脚体間等の隙間にパッキンや気密材を設けることで、電子機器収納部に下方から送り込まれる冷却用の冷気の漏れを極力阻止し、冷気を電子機器収納部内から確実に上方に移動させることが出来る。
【0015】
本発明の第4の手段としての構成によると、第2の手段としての構成による効果に加え、
第3の手段としての構成による効果を得ることが出来る。
【0016】
本発明の第5の手段としての構成によると、第2の手段としての構成による効果、又は、第4の手段としての構成による効果に加え、接地連結材の左右端部が左右縦仕切り柱の下面に係合して設けられ、左右縦仕切り柱の下面に設けられた接地杆が接地連結材の上面に圧接しているので、左右縦仕切り柱の下端部の左右方向へ移動は阻止され、使用者の足先が衝突しても、立設された状態が確実に維持される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は、本発明の第1使用例の正面略図である。
【図2】図2は、本発明の第1使用例の右側面略図である。
【図3】図3は、本発明の第1使用例の平面略図である。
【図4】図4は、本発明の第1使用例で左右扉体を取外した状態の正面略図である 。
【図5】図5は、図1の要部拡大縦断面図である。
【図6】図6は、図1の要部横断面図である。
【図7】図7は、本発明の第4使用例の正面略図である。
【図8】図8は 本発明の第4使用例で左右扉体を取外した状態の正面略図である 。
【図9】図9は、図7の要部拡大縦断面図である。
【図10】図10は、図7の要部横断面図である。
【図11】図11は、第1使用例での、左右扉体と扉当たり材の位置関係を示す説明 図である。
【図12】図12は、第2使用例での、左右扉体と扉当たり材の位置関係を示す説明 図である。
【図13】図13は、第3使用例での、左右扉体と扉当たり材の位置関係を示す説明 図である。
【図14】図14は、第4使用例での、左右扉体と扉当たり材の位置関係を示す説明 図である。
【図15】図15は、A部拡大図である。
【図16】図16は、B部拡大図である。
【図17】図17は、C部拡大図である。
【図18】図18は、D部拡大図である。
【図19】図19は、E部拡大図である。
【図20】図20は、F部拡大図である。
【図21】図21は、右側前固定兆番と右大扉取外し用兆番と回動用連結軸の分解斜 視図である
【発明を実施するための形態】
【0018】
デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下面に着脱自在に連結された扉当たり材と、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結され、閉鎖時、扉当たり材に当接する左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、扉当たり材は、左右脚体間の略3分の1の寸法に形成された、左右扉当たり材と中央扉当たりで構成され、左右扉体の取付け位置に対応して、横フレーム下面にそれぞれ前後方向で取付け位置変更可能で、少なくとも左右扉当たり材は、左右端部が左右脚体内に嵌入した状態と、嵌入しない状態に左右方向で取付け位置変更可能で、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は、左右大扉に連結される状態と、左右に所定間隔を有して横フレームに着脱自在に取付けられる左右縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成され、左右縦仕切り柱の下面に左右端部に形成された左右上向き係止突片が、左右縦仕切り柱の下面に係合し、左右縦仕切り柱の下面に設けられた接地杆が上面に圧接する接地連結材を、左右側の縦仕切り柱間の下面に配設したものである。
【実施例】
【0019】
以下、実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1〜図6、において、符号1は、ディーリングルームで使用される本発明のデスクを示し、デスク1は、デスク本体2と、デスク本体2の背面に着脱自在に連結される後フレーム3から構成されている。
デスク本体2は、天板20の左右端部下面に取付けられた逆L字型の左右脚体21、21と、天板20の後部下面で、左右脚体21、21の上端間を連結する断面L字型の横フレーム4と、左右脚体21、21の後面に前端部が固着され、上下方向で所定間隔を有して後方に所定寸法突出する、左右上下前後桟23・・・・と、左上下前後桟23、23と右上下前後桟23、23の後端面間の上下方向に固着された横断面横向きL字形の左右連結用縦桟27、27と、左右脚体21、21間に着脱自在で回動可能に連結される左右扉体5、6と、横フレーム4に着脱自在に連結されて下方に突出し、左右脚体21、21間を所定区画に仕切り、電子機器等の使用状況に応じて、左右扉体5、6の各種の取付け状態を提供するための左右側の縦仕切り柱7、7より構成されている。
【0020】
そして、左右脚体21、21の内面の前端部と後端部に、左右扉体5、6を回動可能で着脱自在に連結するための、左側前後固定兆番11、11、12、12と、右側前後固定兆番13、13、14、14が上下に所定間隔を有して固着されている。
又、左右連結用縦桟27、27の後面には、後フレーム3と連結するための複数個の連結孔(図示せず。)が形成されている。
さらに、横フレーム4の前面側の左右端部にはコード取出し用キャップ40、40が配設され、下面側の所定位置には、左右側の縦仕切り柱7、7を連結するための連結用螺孔401・・・(図20に示す。)が設けられている。
すなわち、左右脚体21、21、左右上下前後桟23・・・、左右連結用縦桟27、27、左右扉体5、6、左右側の縦仕切り柱7、7は、左右に対向した同形に形成され、左右扉体5、6と後フレーム3間を電子機器収納部200として利用され、天板20の下方で左右扉体5、6の前方を下肢空間100として利用される。
【0021】
後フレーム3は、左右脚体21、21の後方に位置する、下端面にアジャスター310が取付けられた左右縦支柱31、31と、左右縦支柱31、31の上端間の前後端部を連結する前後横繋ぎ材33、33(図5に示す。)と、左右縦支柱31、31の内面上下方向に一体的に設けられた左右内面側縦柱36、36と、左右内面側縦柱36、36間を3等分する位置に立設された、上端が前記前後横繋ぎ材33、33に連結された中央左右縦柱38、38より構成されている。
中央左右縦柱38、38は、左右内面側縦柱36、36を背中合わせに固着した形状で、下端部にアジャスター380、380が取付けられ、前後面の中央部に上下方向に所定間隔有し、左右に隣接した2列の係止孔300・・・が形成されている。
一方、左右内面側縦柱36、36の前後面左右端部側にも、前記係止孔300・・・に対応して、係止孔300と同形で、同一高さに、1列の係止孔301・・・が上下方向に形成されている。
【0022】
すなわち、左右縦支柱31、31、前後横繋ぎ材33、33、左右内面側縦柱36、36、中央左右縦柱38、38は対向した同形に形成されている。
そして、左右縦支柱31、31の前後面には前記左右連結用縦桟27、27の連結孔に対応して、連結用螺孔280・・・(図15に示す。)が設けられているので、後フレーム3を共用して、デスク本体2を背中合わせに連結して使用することも出来る。
この場合、それぞれの電子機器収納部200、200は、後フレーム3を前後方向に連通して一つの電子機器収納部200として使用することが出来るので、電子機器が小型化された時、連通する電子機器収納部200の左右の一方側を一方のデスク側の電子機器収納部200として、他方側を他方のデスク側の電子機器収納部200として、振り分けて利用することが可能となり、電子機器の小型化以上に、それぞれのデスク側の電子機器収納部200、200の奥行き寸法が小さく出来るので、それぞれデスク側の下肢空間1000、100を広げることができる。
【0023】
上記のように、後フレーム3を共用して、デスク本体2を背中合わせに連結して使用すると、後フレーム3の後面に着脱自在に取付けられる幕板30は不要となるが、デスク本体2と後フレーム3を連結してデスク1を構成し、このデスク1を左右方向に複数台連結して使用する場合、後フレーム3の後面には幕板30が着脱自在に連結され、後記する左右扉体5、6、及び、扉当り材8、エンドパネル10、左右側の縦仕切り柱7、7、および、パッキン(気密材)等で電子機器収納部の前後面、および、左右側面を閉塞し、下方から送り込まれる冷却用の冷気の漏れを極力阻止し、下方から送り込まれた冷気は、確実に、電子機器収納部200内を通り電子機器を冷却した後、後フレーム3内を通り、前後横繋ぎ材33、33の間から排出されることで、電子機器が高温になるのを防止する。
【0024】
幕板30は、後フレーム3の後面を覆う大きさに形成され、前記左右内面側縦柱36、36に形成された後面側の係止孔300・・・の所定箇所に係止する複数個の係止爪309・・・が(図15に示す。)左右端部に前方に突出して形成されている。
符号301・・・は後端部が前記左右内面側縦柱36、36、中央左右縦柱38、38に形成された係止孔300・・・に係止し、所望の左右上下位置に係脱自在に取付けられ、電子機器等を載置する棚板を示ししている。
符号302は、下面にキャスターを設け、電子機器収納部200から載置された所定の電子機器を引出し、収納可能とした引出し用架台を示している。
符号303は、後フレーム3の前繋ぎ材33の前面左右所定位置に取付けられるブラケット304等を介して左右方向全幅にわたって設けられたモニター支持用ビームを示している。
【0025】
符号305・・・は、モニター支持用ビーム303の前面側に設けられた支持ピンと、天板20の後端左右方向所定位置に取付けられた支持金具にて前後端部が支持された配線収納部用蓋体を示している。配線収納部用蓋体305には、配線収納部用蓋体305下方部に形成された配線収納部311の空気を換気する空気孔、及び、コード引き出し孔が形成されている。
符号306、306は、左右端部が左右上前後桟23、23に載置され、前後端部が、横フレーム3、および、前横繋ぎ材33に係止された配線用トレーを示し、配線用トレーの底面には適宜数のコード挿通用開口が設けられ、コード挿通用開口にはコードの挿通部分のみが開口され、他の開口部が閉塞状態とされ、電子機器収納部200内の熱気が配線収納部311への流入を阻止するブラシ状のコード通し材が取付けられている。
符号307・・・は、モニター支持用ビーム303に着脱自在に連結されるモニター取付け用ポールを示している。
符号308・・・は、左右内面側縦柱36、36に着脱自在に取付けられるコード保持金具を示している。
【0026】
左右扉体5、6は、左右脚体21、21間の略3分の1の幅寸法を有し、ほぼ床面から横フレーム4の下面までの高さに形成された左右大扉51、61と、左右脚体21、21間の略6分の1の幅寸法を有し、ほぼ床面から横フレーム4の下面までの高さに形成された左右小扉52、62より構成されている。
【0027】
そして、左大扉51の左端部には、左脚体21の左側前後固定兆番11、11、12、12に対応して左大扉取外し用兆番16、16が、上下に所定間隔を有して設けられる一方、左大扉51の右端部には、左脚体21に左大扉51が取付けられた状態で、左側前後固定兆番11、11、12、12と同じ高さとなる位置に、左小扉支持用兆番15、15、が上下に所定間隔を有して設けられている。
又、右大扉61の右端部には、右脚体21の右側前後固定兆番13、13、14、14に対応して右大扉取外し用兆番17、17が、上下に所定間隔を有して設けられる一方、右大扉61の左端部には、右脚体21に右大扉61が取付けられた状態で、右側前後固定兆番13、13、14、14と同じ高さとなる位置に、右小扉支持用兆番18、18が上下に所定間隔を有して設けられている。
【0028】
一方、左小扉52のそれぞれの左端部には、左大扉51の左小扉支持用兆番15、15、に対応して、左小扉取外し用兆番150、150が、上下に所定間隔を有して設けられている。
尚、左小扉52の右側端部には、閉鎖時に右小扉62の裏面側に突出する召し合わせ突部521(図6に示す。)が設けられている。
又、右小扉62の右端部には、右大扉61の右小扉支持用兆番18、18に対応して、右小扉取外し用兆番180、180が、上下に所定間隔を有して設けられている。
左右扉体5、6は上記の如く形成され、閉鎖状態で、上端部裏面が横フレーム3の下面に配設された扉当たり材8に(パッキン等を介して)当接する。
符号500・・・は、左右大扉51、61、右小扉62の中央部より上端部に設けられ、閉鎖時に回動して、扉当たり材8の裏面側に係止し、左右扉体5、6の不測の開放を防止し、開放時には、反対方向に回動にして、扉当たり材8から係止状態を解除し、開放時の引き手の機能を有する、仮施錠用ツマミを示している。
【0029】
扉当たり材8は、左右脚体21、21間の略3分の1の寸法に形成された左右扉当たり材81、81と、中央扉当たり材82で構成され、左右扉体5、6の取付け位置に対応して、横フレーム4の下面で、それぞれ前後方向で取付け位置変更可能で、左右方向にも移動可能となっている。
左右扉当たり材81は対向した同形に形成されているので一方側についてのみ説明する。
右扉当たり材81は、左右端部側に左右方向の長孔810、810が形成され、横フレーム4下面と長孔810、810を介してネジ止め連結される、左右脚体21、21間の略3分の1の寸法より所定寸法短くした連結面811と、連結面811の前端から下方に突出し、右端部が連結面811の右端部から外方に突出する右嵌入部分812を有し、閉鎖された右大扉61の上端裏面が当接する、左右脚体21、21間の略3分の1の寸法とした当接面813より断面略逆L字型に形成されている。
【0030】
すなわち、左右側の縦仕切り柱7、7を使用して、左右脚体21、21間に左右扉体5、6を取付ける場合、左右脚体21、21の上端前後端部形成された、前後嵌入用長孔210、210(図20に示す。)に左右嵌入部分812、812を嵌入することで、左右扉当たり材81、81を左右側の縦仕切り柱7、7の厚み分左右方向に移動させることができる。
【0031】
中央扉当たり材82は、左右端部側に連結孔820、820が形成され、横フレーム4下面と連結孔820、820を介してネジ止め連結される中央連結面821と、中央連結面821の前端から下方に突出し、閉鎖された左右小扉52、62の上端裏面が当接する中央当接面823より断面略逆L字型に形成されている
【0032】
左右側の縦仕切り柱7、7は、扁平な柱状で対向した同形に形成されているので右縦仕切り柱7についてのみ説明する。
右側の縦仕切り柱7は、上端部に右脚体21側に突出する連結用突部(図示せず。)が形成され、下端部には接地連結材9が係合する係合凹部71と、係合凹部71の中央部に下方に突出し、接地連結材9に圧接する接地杆72(図19に示す。)が設けられている。
さらに、横フレーム3に連結された状態で、右脚体21に設けられた右側後固定兆番14、14と、高さ位置、及び、奥行き位置が一致する右小扉支持用第2兆番70、70(図18に示す。)が、右脚体21と反対側の面の後部に設けられている。
そして、前記、連結用突部が、横フレーム4に設けられた連結用螺孔401・・・(図20に示す。)に連結ボルトを介して連結され、横フレーム4の下方に左右側の縦仕切り柱4、4が突出した状態で、左右脚体21、21間を3等分に区画する。
【0033】
接地連結材9は、左右側の縦仕切り柱7、7の下端部間に配設され、左右側の縦仕切り柱7、7の下端部の横ぶれを防止する。
接地連結材9は、左右側の縦仕切り板7、7の接地杆72、72が左右端部の上面に圧接する接地面91と、接地面91の左右端部で上方に突出し、係合凹部71の前後面に当接して、係合凹部71係合する左右前後係合突片92・・・より構成されている。
【0034】
次に、図1から図6および図11に基づいて、左右扉体5、6と、扉当たり材8の第1使用例を説明する。
尚、デスク本体1と後フレーム3から構成されるデスク1は、前記したように、後フレーム3を共用して、背中合わせで左右方向にも連設可能であるが、説明の便宜上、デスク本体1と後フレーム3が連結されてデスク1が構成され、後フレーム3の背面に幕板30を取付け、左側端部にはエンドパネル10を連結し、右側に他の同様のデスク1が連結可能な状態に設置されている場合について説明する。
【0035】
電子機器が大型であったり、多数の電子機器を電子機器収納部200に収納する必要があり、電子機器収納部200のスペースを最大にする必要があるときは、まず、中央扉当り材82を、横フレーム3の左右方向中央部の前側位置にネジ止めする。
次ぎに、左右扉当たり材81、81の右側端面と左側端面を中央扉当り材82の左右端面に当接させた状態で横フレーム3の前側位置にネジ止めする。
すると、左右扉当たり材81、81の左右嵌入部分812、812の左右端面が、左右脚体21、21の内面と面一となり、それぞれの当接面813、813、823は左右脚体21、21間で隙間なく取付けられる。
【0036】
次ぎに、左大扉51の左大扉取外し用兆番16、16を左脚体21の左側前固定兆番11、11に載置した状態を維持し、回動用連結軸700を左大扉取外し用兆番16、16、左側前固定兆番11、11に嵌入し、左大扉51を左脚体21に回動自在に連結する。
さらに、左大扉51の左小扉支持用兆番15、15に左小扉52の左小扉取外し用兆番150、150を載置した状態を維持し、回動用連結軸700を左小扉取外し用兆番150、150、左小扉支持用兆番15、15に嵌入し、左大扉51に左小扉52を回動自在に連結する。
又、同様にして、右脚体21に右大扉61を回動自在に取付け、右大扉61に右小扉62を回動自在に連結する。(図11に示す状態。)
この時、扉当たり材8、左右扉体5、6、左右脚体21、21(左右側の縦仕切り板7、7)間等に発生するすべての隙間にはパッキン800(図20に示す。)が設けられ、左右扉体5、6と幕板30の下面には床面との隙間を塞ぐブラッシ状の気密材900(図19に示す。)が取付けられている。(以下、第2、第3、第4使用例も同様である。)
【0037】
次ぎに、電子機器が小型化されたり、収納台数が少なくなって、電子機器収納部200
に空きスペースが生じ、下肢空間を広げるときは(第2使用例)、中央扉当たり材82、左右扉当たり材81、81を横フレーム3の後側位置に上記と同様にしてネジ止めする。
次ぎに、左右大扉51、61を左右脚体21、21の左右側後固定兆番12,12、14、14に連結し、左右大扉51、61に左右小扉52、62を連結する(図12に示す状態。)と、左右扉体5、6は後方側に位置して取付けられるので、下肢空間100が広がる。
【0038】
一方、デスク本体2を背中合わせに連結して使用し、連通する電子機器収納部200の左右の一方側を、一方のデスク側の電子機器収納部200として、他方側を他方のデスク側の電子機器収納部200として、振り分けて利用する場合(図14に示す第3の使用例、
左右方向で、3分の1と3分の2のスペースに区画し、3分の2のスペースの下肢空間100を広げる場合)。
【0039】
まず、右側の縦仕切り柱7を横フレーム4の所定箇所に連結する。次ぎに、右脚体21と右側の縦仕切り柱7間に、右扉当たり材81を横フレーム3の前側位置にネジ止めする。
この時、右脚体2の前嵌入用長孔810に右扉当たり材81の右嵌入部分812を嵌入し、左側端面を右側の縦仕切り板7の前部上端で右脚体21側内面に当接させる。
次ぎに、中央扉当たり材82の右側端面を、右側の縦仕切り板7の後部上端で左脚体21側内面に当接させた状態で、横フレーム3の後側位置にネジ止めする。
この時、左扉当たり材81の左嵌入部分812左端面は左脚体21の内面と面一となる。
次ぎに、右脚体21の右側前固定兆番13、13と右大扉取外し用兆番17、17を回動連結軸700、700で連結し、右脚体21に回動可能に右大扉61を取付ける。
さらに、左脚体21の左側後固定兆番12、12と左大扉取外し用兆番16、16を回動連結軸700、700で連結し、左脚体21に回動可能に左大扉51を取付ける。
【0040】
次ぎに、左大扉51の左小扉支持用兆番15、15と左小扉取外し用兆番150、150回動用連結軸700、700で連結し、左大扉51に左小扉52を回動自在に取付ける。
右側の縦仕切り柱7に設けられた右小扉支持用第2兆番70、70と右小扉62の右小扉取外し用兆番180、180を回動連結軸700、700で連結し、右小扉62を右側の縦仕切り柱7に回動自在に連結する。(図13に示す状態。)
【0041】
次ぎに電子機器を左右に振り分けて収納し、下肢空間の中央部を広げて使用する時は、
(第4使用例)
まず、左右側の縦仕切り柱7、7を横フレーム4の所定箇所に連結する。次ぎに、右脚体21と右側の縦仕切り柱7間に、右扉当たり材81を横フレーム3の前側位置にネジ止めする。
この時、右脚体2の前嵌入用長孔810に右扉当たり材81の右嵌入部分812を嵌入し、左側端面を右側の縦仕切り板7の前部上端で右脚体21側内面に当接させる。
同様にして、左扉当たり材81を横フレーム3の前側位置にネジ止めする。
次ぎに、中央扉当たり材82の左右側端面を、左右側の縦仕切り板7、7の後部上端で互いの内面に当接させた状態で、横フレーム3の後側位置にネジ止めする。
次ぎに、右脚体21の右側前固定兆番13、13と右大扉取外し用兆番17、17を回動連結軸700、700で連結し、右脚体21に回動可能に右大扉61を取付ける。
【0042】
さらに、同様にして、左脚体21に左大扉51を回動自在に連結する。
次ぎ、左側の縦仕切り柱7に設けられた左小扉支持用第2兆番70、70と左小扉52の左小扉取外し用兆番180、180を回動連結軸700、700で連結し、左小扉52を左側の縦仕切り柱7に回動自在に連結する。
さらに、同様にして、右側の縦仕切り柱7に右小扉62を回動自在に連結する。(図14に示す状態。)
【産業上の利用可能性】
【0043】
以上のように、本発明は、電子機器収納部を有するデスクであり、電子機器の大きさ、電子機器の収納数、移動キャビネットの使用有無、使用者の下肢空間の確保等といった使用状況に応じて対応できるデスクであるから、ディーリングルーム等で広く利用することができる。
【符号の説明】
【0044】
1 デスク
100 下肢空間
2 デスク本体
20 天板
21、21 左右脚体
22・・・ 左右上下前後桟
200 電子機器収納部
3 後フレーム
4 横フレーム
5 左扉体
51 左大扉
52 左小扉
6 右扉体
61 右大扉
62 右小扉
7、7 左右側の縦仕切り柱
70・・・ 左右小扉支持用第2兆番
72 接地杆
8 扉当たり材
81、81 左右扉当たり材
82 中央扉当たり材
9 接地連結材
【技術分野】
【0001】
本発明は特に、ディーリングルームで使用され、使用状況に応じて使用者の下肢空間と電子機器収納部の奥行き寸法が変更できるデスクに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ディーリングルームで使用されるデスクの電子機器収納部の奥行きは、所定の寸法に固定されているものが一般的であった。そして、ディーリングルームの広さ、収容人員によって、デスク1台の大きさが規定されており、収納機器が大型の場合や、台数が多い場合は、電子機器収納部の奥行き方向寸法が大きくなるので、必然的に下肢空間が狭くなっていた。
従って、下肢空間に収納された移動キャビネットが、デスクの天板から前方にはみ出たり、あるいは、使用者は、不自由な姿勢で執務をしなければならなかった。
この為、制御装置や電源装置を収納し、天板と天板を下方から支持する側板からなるデスク部と、キーボード、操作盤等の操作部や表示装置などを載置する天板の上部に設けたテーブルを前後に摺動自在に備え、下肢空間を広く使うときは、テーブルを前方に引出して使用する伸縮テーブル式卓形装置が提供されている。(特許文献1参照)
この場合、テーブルを前方に引出すと、引出された分、通路が狭くなるとともに、小型化された制御装置等を新たに導入した場合、デスク部の電子機器収納部に空きスペースが発生するが、デスク部の奥行き寸法が固定されているので、使用者の下肢空間を広げることがなかった。
すなわち、電子機器の大きさ、使用場所、使用者の体格等に対応してデスクの大きさを導入時に設定していても、電子機器の急速な発達にデスクの広さ(下肢空間の広さ、電子機器収納部の広さ等)を対応させることが出来なかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、簡単な構造で、使用状況(電子機器の大きさ、電子機器の収納数、移動キャビネットの使用有無、使用者の体格の違いによる下肢空間の確保)に応じて対応できるデスクを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結される左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は左右大扉に連結される状態と、何れか一方が、横フレームに着脱自在に取付けられる縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、何れか一方の左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されているものである。
【0006】
上記課題を解決する為、本発明が第2の手段として構成したところは、デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結される左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は、左右大扉に連結される状態と、左右に所定間隔を有して横フレームに着脱自在に取付けられる左右側の縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されているものである。
【0007】
上記課題を解決する為、本発明が第3の手段として構成したところは、デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下面に着脱自在に連結された扉当たり材と、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結され、閉鎖時、扉当たり材に当接する左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、扉当たり材は、左右脚体間の略3分の1の寸法に形成された、左右扉当たり材と中央扉当たりで構成され、左右扉体の取付け位置に対応して、横フレーム下面にそれぞれ前後方向で取付け位置変更可能で、少なくとも左右扉当たり材は、左右端部が左右脚体内に嵌入した状態と、嵌入しない状態に左右方向で取付け位置変更可能で、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は左右大扉に連結される状態と、何れか一方が、横フレームに着脱自在に取付けられる縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、何れか一方の左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されているものである。
【0008】
上記課題を解決する為、本発明が第4の手段として構成したところは、デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下面に着脱自在に連結された扉当たり材と、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結され、閉鎖時、扉当たり材に当接する左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、扉当たり材は、左右脚体間の略3分の1の寸法に形成された、左右扉当たり材と中央扉当たりで構成され、左右扉体の取付け位置に対応して、横フレーム下面にそれぞれ前後方向で取付け位置変更可能で、少なくとも左右扉当たり材は、左右端部が左右脚体内に嵌入した状態と、嵌入しない状態に左右方向で取付け位置変更可能で、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は、左右大扉に連結される状態と、左右に所定間隔を有して横フレームに着脱自在に取付けられる左右側の縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されているものである。
【0009】
上記課題を解決する為、本発明が第5の手段として構成したところは、前記第2の手段、又は、前記第4の手段に加え、左右端部に形成された左右上向き係止突片が、左右縦仕切り柱の下面に係合し、左右縦仕切り柱の下面に設けられた接地杆が上面に圧接する接地連結材を、左右縦仕切り柱間の下面に配設したものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の第1の手段としての構成によると、左右大扉は、左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能、着脱自在、回動可能にもうけられ、左右小扉は左右大扉に着脱自在、回動可能にもうけられているので、デスクの搬入当初、電子機器の大きさ、数にあわせて、
左右大扉と左右小扉を左右脚体内面の前側に取り付けて使用していても、電子機器が小型化されたり、又、使用する電子機器の台数が減少して、電子機器収納部に空きスペースが出来た時は、左右大扉と左右小扉を左右脚体内面の後側に取り付けて使用すれば、下肢空間が広がり、よりリラックスした姿勢で使用することも、広がった下肢空間に移動キャビネット等の書類収納設備を設置することが出来る。
【0011】
さらに、左右大扉は、左右脚体間の略3分の1幅寸法で、左右小扉は左右大扉の約半分の寸法(左右脚体間の略3分の1幅寸法)に形成されているので、左右小扉を開放して、左右大扉に重合した状態で、左右大扉を左右小扉と共に左右に開放すれば、前方に小さな突出量であっても、前面を大きく開口することが出来、電子機器の点検作業、入れ替え作業等も容易に行う事が出来る。
【0012】
又、左右小扉は両方が左右大扉に取付けられる状態と、横フレームに着脱自在に設けられた縦仕切り柱に着脱自在で、回動可能に何れか一方の左右小扉を、何れか一方の大扉の後方に位置して取り付けられる状態に選択可能としているので、本発明のデスク本体を後フレームを共用して背中合わせに設置すれば、左右の一方側を背中合わせの他方側の電子機器収納部とし、左右の他方側をもう一方側の電子機器の収納部として使用すれば、それぞれの電気機器を他方側に突出して設置できるので、使用する側の電子機器側収納部が奥まった位置に設置可能となり、下肢空間が広がるので、広がった下肢空間に移動キャビネット等の書類収納設備を設置したり、よりリラックスした姿勢で使用することが出来る。
【0013】
本発明の第2の手段としての構成によると、第1の手段としての構成による効果に加え、
左右小扉は、左右大扉に連結される状態と、左右に所定間隔を有して横フレームに着脱自在に取付けられる左右縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されているので、電気機器を左右に振り分けて設置することで、中央部分を奥まった状態とすることができるので、中央部分の下肢空間を広く使用することが可能となる。
【0014】
本発明の第3の手段としての構成によると、第1の手段としての構成による効果に加え、
横フレームの下面に着脱自在に扉当たり材が連結され、扉当たり材は、左右脚体間の略3分の1の寸法に形成された、左右扉当たり材と中央扉当たりで構成され、左右扉体の取付け位置に対応して、横フレーム下面にそれぞれ前後方向で取付け位置変更可能であるから、左右扉体の前後方向の取付け位置が変更されても、左右扉体の上端部裏面が確実に当接する位置に扉当たり材を取付けが出来ると共に、少なくとも左右扉当たり材は、左右端部が左右脚体内に嵌入した状態と、嵌入しない状態に左右方向で取付け位置変更可能に構成されているので、左右何れか一方の小扉を縦仕切り柱に取付けた状態であっても、左右扉当たり材の何れかを左右脚体方向の何れかに、縦仕切り柱の厚み分移動して取付けることで、左右扉当たり材、縦仕切り柱、左右脚体は、左右方向で密着した状態となり、左右扉体の閉鎖時、扉当たり材、縦仕切り柱と、左右扉体裏面側とが密接し、扉体間、左右扉体と左右脚体間等の隙間にパッキンや気密材を設けることで、電子機器収納部に下方から送り込まれる冷却用の冷気の漏れを極力阻止し、冷気を電子機器収納部内から確実に上方に移動させることが出来る。
【0015】
本発明の第4の手段としての構成によると、第2の手段としての構成による効果に加え、
第3の手段としての構成による効果を得ることが出来る。
【0016】
本発明の第5の手段としての構成によると、第2の手段としての構成による効果、又は、第4の手段としての構成による効果に加え、接地連結材の左右端部が左右縦仕切り柱の下面に係合して設けられ、左右縦仕切り柱の下面に設けられた接地杆が接地連結材の上面に圧接しているので、左右縦仕切り柱の下端部の左右方向へ移動は阻止され、使用者の足先が衝突しても、立設された状態が確実に維持される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は、本発明の第1使用例の正面略図である。
【図2】図2は、本発明の第1使用例の右側面略図である。
【図3】図3は、本発明の第1使用例の平面略図である。
【図4】図4は、本発明の第1使用例で左右扉体を取外した状態の正面略図である 。
【図5】図5は、図1の要部拡大縦断面図である。
【図6】図6は、図1の要部横断面図である。
【図7】図7は、本発明の第4使用例の正面略図である。
【図8】図8は 本発明の第4使用例で左右扉体を取外した状態の正面略図である 。
【図9】図9は、図7の要部拡大縦断面図である。
【図10】図10は、図7の要部横断面図である。
【図11】図11は、第1使用例での、左右扉体と扉当たり材の位置関係を示す説明 図である。
【図12】図12は、第2使用例での、左右扉体と扉当たり材の位置関係を示す説明 図である。
【図13】図13は、第3使用例での、左右扉体と扉当たり材の位置関係を示す説明 図である。
【図14】図14は、第4使用例での、左右扉体と扉当たり材の位置関係を示す説明 図である。
【図15】図15は、A部拡大図である。
【図16】図16は、B部拡大図である。
【図17】図17は、C部拡大図である。
【図18】図18は、D部拡大図である。
【図19】図19は、E部拡大図である。
【図20】図20は、F部拡大図である。
【図21】図21は、右側前固定兆番と右大扉取外し用兆番と回動用連結軸の分解斜 視図である
【発明を実施するための形態】
【0018】
デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下面に着脱自在に連結された扉当たり材と、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結され、閉鎖時、扉当たり材に当接する左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、扉当たり材は、左右脚体間の略3分の1の寸法に形成された、左右扉当たり材と中央扉当たりで構成され、左右扉体の取付け位置に対応して、横フレーム下面にそれぞれ前後方向で取付け位置変更可能で、少なくとも左右扉当たり材は、左右端部が左右脚体内に嵌入した状態と、嵌入しない状態に左右方向で取付け位置変更可能で、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は、左右大扉に連結される状態と、左右に所定間隔を有して横フレームに着脱自在に取付けられる左右縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成され、左右縦仕切り柱の下面に左右端部に形成された左右上向き係止突片が、左右縦仕切り柱の下面に係合し、左右縦仕切り柱の下面に設けられた接地杆が上面に圧接する接地連結材を、左右側の縦仕切り柱間の下面に配設したものである。
【実施例】
【0019】
以下、実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1〜図6、において、符号1は、ディーリングルームで使用される本発明のデスクを示し、デスク1は、デスク本体2と、デスク本体2の背面に着脱自在に連結される後フレーム3から構成されている。
デスク本体2は、天板20の左右端部下面に取付けられた逆L字型の左右脚体21、21と、天板20の後部下面で、左右脚体21、21の上端間を連結する断面L字型の横フレーム4と、左右脚体21、21の後面に前端部が固着され、上下方向で所定間隔を有して後方に所定寸法突出する、左右上下前後桟23・・・・と、左上下前後桟23、23と右上下前後桟23、23の後端面間の上下方向に固着された横断面横向きL字形の左右連結用縦桟27、27と、左右脚体21、21間に着脱自在で回動可能に連結される左右扉体5、6と、横フレーム4に着脱自在に連結されて下方に突出し、左右脚体21、21間を所定区画に仕切り、電子機器等の使用状況に応じて、左右扉体5、6の各種の取付け状態を提供するための左右側の縦仕切り柱7、7より構成されている。
【0020】
そして、左右脚体21、21の内面の前端部と後端部に、左右扉体5、6を回動可能で着脱自在に連結するための、左側前後固定兆番11、11、12、12と、右側前後固定兆番13、13、14、14が上下に所定間隔を有して固着されている。
又、左右連結用縦桟27、27の後面には、後フレーム3と連結するための複数個の連結孔(図示せず。)が形成されている。
さらに、横フレーム4の前面側の左右端部にはコード取出し用キャップ40、40が配設され、下面側の所定位置には、左右側の縦仕切り柱7、7を連結するための連結用螺孔401・・・(図20に示す。)が設けられている。
すなわち、左右脚体21、21、左右上下前後桟23・・・、左右連結用縦桟27、27、左右扉体5、6、左右側の縦仕切り柱7、7は、左右に対向した同形に形成され、左右扉体5、6と後フレーム3間を電子機器収納部200として利用され、天板20の下方で左右扉体5、6の前方を下肢空間100として利用される。
【0021】
後フレーム3は、左右脚体21、21の後方に位置する、下端面にアジャスター310が取付けられた左右縦支柱31、31と、左右縦支柱31、31の上端間の前後端部を連結する前後横繋ぎ材33、33(図5に示す。)と、左右縦支柱31、31の内面上下方向に一体的に設けられた左右内面側縦柱36、36と、左右内面側縦柱36、36間を3等分する位置に立設された、上端が前記前後横繋ぎ材33、33に連結された中央左右縦柱38、38より構成されている。
中央左右縦柱38、38は、左右内面側縦柱36、36を背中合わせに固着した形状で、下端部にアジャスター380、380が取付けられ、前後面の中央部に上下方向に所定間隔有し、左右に隣接した2列の係止孔300・・・が形成されている。
一方、左右内面側縦柱36、36の前後面左右端部側にも、前記係止孔300・・・に対応して、係止孔300と同形で、同一高さに、1列の係止孔301・・・が上下方向に形成されている。
【0022】
すなわち、左右縦支柱31、31、前後横繋ぎ材33、33、左右内面側縦柱36、36、中央左右縦柱38、38は対向した同形に形成されている。
そして、左右縦支柱31、31の前後面には前記左右連結用縦桟27、27の連結孔に対応して、連結用螺孔280・・・(図15に示す。)が設けられているので、後フレーム3を共用して、デスク本体2を背中合わせに連結して使用することも出来る。
この場合、それぞれの電子機器収納部200、200は、後フレーム3を前後方向に連通して一つの電子機器収納部200として使用することが出来るので、電子機器が小型化された時、連通する電子機器収納部200の左右の一方側を一方のデスク側の電子機器収納部200として、他方側を他方のデスク側の電子機器収納部200として、振り分けて利用することが可能となり、電子機器の小型化以上に、それぞれのデスク側の電子機器収納部200、200の奥行き寸法が小さく出来るので、それぞれデスク側の下肢空間1000、100を広げることができる。
【0023】
上記のように、後フレーム3を共用して、デスク本体2を背中合わせに連結して使用すると、後フレーム3の後面に着脱自在に取付けられる幕板30は不要となるが、デスク本体2と後フレーム3を連結してデスク1を構成し、このデスク1を左右方向に複数台連結して使用する場合、後フレーム3の後面には幕板30が着脱自在に連結され、後記する左右扉体5、6、及び、扉当り材8、エンドパネル10、左右側の縦仕切り柱7、7、および、パッキン(気密材)等で電子機器収納部の前後面、および、左右側面を閉塞し、下方から送り込まれる冷却用の冷気の漏れを極力阻止し、下方から送り込まれた冷気は、確実に、電子機器収納部200内を通り電子機器を冷却した後、後フレーム3内を通り、前後横繋ぎ材33、33の間から排出されることで、電子機器が高温になるのを防止する。
【0024】
幕板30は、後フレーム3の後面を覆う大きさに形成され、前記左右内面側縦柱36、36に形成された後面側の係止孔300・・・の所定箇所に係止する複数個の係止爪309・・・が(図15に示す。)左右端部に前方に突出して形成されている。
符号301・・・は後端部が前記左右内面側縦柱36、36、中央左右縦柱38、38に形成された係止孔300・・・に係止し、所望の左右上下位置に係脱自在に取付けられ、電子機器等を載置する棚板を示ししている。
符号302は、下面にキャスターを設け、電子機器収納部200から載置された所定の電子機器を引出し、収納可能とした引出し用架台を示している。
符号303は、後フレーム3の前繋ぎ材33の前面左右所定位置に取付けられるブラケット304等を介して左右方向全幅にわたって設けられたモニター支持用ビームを示している。
【0025】
符号305・・・は、モニター支持用ビーム303の前面側に設けられた支持ピンと、天板20の後端左右方向所定位置に取付けられた支持金具にて前後端部が支持された配線収納部用蓋体を示している。配線収納部用蓋体305には、配線収納部用蓋体305下方部に形成された配線収納部311の空気を換気する空気孔、及び、コード引き出し孔が形成されている。
符号306、306は、左右端部が左右上前後桟23、23に載置され、前後端部が、横フレーム3、および、前横繋ぎ材33に係止された配線用トレーを示し、配線用トレーの底面には適宜数のコード挿通用開口が設けられ、コード挿通用開口にはコードの挿通部分のみが開口され、他の開口部が閉塞状態とされ、電子機器収納部200内の熱気が配線収納部311への流入を阻止するブラシ状のコード通し材が取付けられている。
符号307・・・は、モニター支持用ビーム303に着脱自在に連結されるモニター取付け用ポールを示している。
符号308・・・は、左右内面側縦柱36、36に着脱自在に取付けられるコード保持金具を示している。
【0026】
左右扉体5、6は、左右脚体21、21間の略3分の1の幅寸法を有し、ほぼ床面から横フレーム4の下面までの高さに形成された左右大扉51、61と、左右脚体21、21間の略6分の1の幅寸法を有し、ほぼ床面から横フレーム4の下面までの高さに形成された左右小扉52、62より構成されている。
【0027】
そして、左大扉51の左端部には、左脚体21の左側前後固定兆番11、11、12、12に対応して左大扉取外し用兆番16、16が、上下に所定間隔を有して設けられる一方、左大扉51の右端部には、左脚体21に左大扉51が取付けられた状態で、左側前後固定兆番11、11、12、12と同じ高さとなる位置に、左小扉支持用兆番15、15、が上下に所定間隔を有して設けられている。
又、右大扉61の右端部には、右脚体21の右側前後固定兆番13、13、14、14に対応して右大扉取外し用兆番17、17が、上下に所定間隔を有して設けられる一方、右大扉61の左端部には、右脚体21に右大扉61が取付けられた状態で、右側前後固定兆番13、13、14、14と同じ高さとなる位置に、右小扉支持用兆番18、18が上下に所定間隔を有して設けられている。
【0028】
一方、左小扉52のそれぞれの左端部には、左大扉51の左小扉支持用兆番15、15、に対応して、左小扉取外し用兆番150、150が、上下に所定間隔を有して設けられている。
尚、左小扉52の右側端部には、閉鎖時に右小扉62の裏面側に突出する召し合わせ突部521(図6に示す。)が設けられている。
又、右小扉62の右端部には、右大扉61の右小扉支持用兆番18、18に対応して、右小扉取外し用兆番180、180が、上下に所定間隔を有して設けられている。
左右扉体5、6は上記の如く形成され、閉鎖状態で、上端部裏面が横フレーム3の下面に配設された扉当たり材8に(パッキン等を介して)当接する。
符号500・・・は、左右大扉51、61、右小扉62の中央部より上端部に設けられ、閉鎖時に回動して、扉当たり材8の裏面側に係止し、左右扉体5、6の不測の開放を防止し、開放時には、反対方向に回動にして、扉当たり材8から係止状態を解除し、開放時の引き手の機能を有する、仮施錠用ツマミを示している。
【0029】
扉当たり材8は、左右脚体21、21間の略3分の1の寸法に形成された左右扉当たり材81、81と、中央扉当たり材82で構成され、左右扉体5、6の取付け位置に対応して、横フレーム4の下面で、それぞれ前後方向で取付け位置変更可能で、左右方向にも移動可能となっている。
左右扉当たり材81は対向した同形に形成されているので一方側についてのみ説明する。
右扉当たり材81は、左右端部側に左右方向の長孔810、810が形成され、横フレーム4下面と長孔810、810を介してネジ止め連結される、左右脚体21、21間の略3分の1の寸法より所定寸法短くした連結面811と、連結面811の前端から下方に突出し、右端部が連結面811の右端部から外方に突出する右嵌入部分812を有し、閉鎖された右大扉61の上端裏面が当接する、左右脚体21、21間の略3分の1の寸法とした当接面813より断面略逆L字型に形成されている。
【0030】
すなわち、左右側の縦仕切り柱7、7を使用して、左右脚体21、21間に左右扉体5、6を取付ける場合、左右脚体21、21の上端前後端部形成された、前後嵌入用長孔210、210(図20に示す。)に左右嵌入部分812、812を嵌入することで、左右扉当たり材81、81を左右側の縦仕切り柱7、7の厚み分左右方向に移動させることができる。
【0031】
中央扉当たり材82は、左右端部側に連結孔820、820が形成され、横フレーム4下面と連結孔820、820を介してネジ止め連結される中央連結面821と、中央連結面821の前端から下方に突出し、閉鎖された左右小扉52、62の上端裏面が当接する中央当接面823より断面略逆L字型に形成されている
【0032】
左右側の縦仕切り柱7、7は、扁平な柱状で対向した同形に形成されているので右縦仕切り柱7についてのみ説明する。
右側の縦仕切り柱7は、上端部に右脚体21側に突出する連結用突部(図示せず。)が形成され、下端部には接地連結材9が係合する係合凹部71と、係合凹部71の中央部に下方に突出し、接地連結材9に圧接する接地杆72(図19に示す。)が設けられている。
さらに、横フレーム3に連結された状態で、右脚体21に設けられた右側後固定兆番14、14と、高さ位置、及び、奥行き位置が一致する右小扉支持用第2兆番70、70(図18に示す。)が、右脚体21と反対側の面の後部に設けられている。
そして、前記、連結用突部が、横フレーム4に設けられた連結用螺孔401・・・(図20に示す。)に連結ボルトを介して連結され、横フレーム4の下方に左右側の縦仕切り柱4、4が突出した状態で、左右脚体21、21間を3等分に区画する。
【0033】
接地連結材9は、左右側の縦仕切り柱7、7の下端部間に配設され、左右側の縦仕切り柱7、7の下端部の横ぶれを防止する。
接地連結材9は、左右側の縦仕切り板7、7の接地杆72、72が左右端部の上面に圧接する接地面91と、接地面91の左右端部で上方に突出し、係合凹部71の前後面に当接して、係合凹部71係合する左右前後係合突片92・・・より構成されている。
【0034】
次に、図1から図6および図11に基づいて、左右扉体5、6と、扉当たり材8の第1使用例を説明する。
尚、デスク本体1と後フレーム3から構成されるデスク1は、前記したように、後フレーム3を共用して、背中合わせで左右方向にも連設可能であるが、説明の便宜上、デスク本体1と後フレーム3が連結されてデスク1が構成され、後フレーム3の背面に幕板30を取付け、左側端部にはエンドパネル10を連結し、右側に他の同様のデスク1が連結可能な状態に設置されている場合について説明する。
【0035】
電子機器が大型であったり、多数の電子機器を電子機器収納部200に収納する必要があり、電子機器収納部200のスペースを最大にする必要があるときは、まず、中央扉当り材82を、横フレーム3の左右方向中央部の前側位置にネジ止めする。
次ぎに、左右扉当たり材81、81の右側端面と左側端面を中央扉当り材82の左右端面に当接させた状態で横フレーム3の前側位置にネジ止めする。
すると、左右扉当たり材81、81の左右嵌入部分812、812の左右端面が、左右脚体21、21の内面と面一となり、それぞれの当接面813、813、823は左右脚体21、21間で隙間なく取付けられる。
【0036】
次ぎに、左大扉51の左大扉取外し用兆番16、16を左脚体21の左側前固定兆番11、11に載置した状態を維持し、回動用連結軸700を左大扉取外し用兆番16、16、左側前固定兆番11、11に嵌入し、左大扉51を左脚体21に回動自在に連結する。
さらに、左大扉51の左小扉支持用兆番15、15に左小扉52の左小扉取外し用兆番150、150を載置した状態を維持し、回動用連結軸700を左小扉取外し用兆番150、150、左小扉支持用兆番15、15に嵌入し、左大扉51に左小扉52を回動自在に連結する。
又、同様にして、右脚体21に右大扉61を回動自在に取付け、右大扉61に右小扉62を回動自在に連結する。(図11に示す状態。)
この時、扉当たり材8、左右扉体5、6、左右脚体21、21(左右側の縦仕切り板7、7)間等に発生するすべての隙間にはパッキン800(図20に示す。)が設けられ、左右扉体5、6と幕板30の下面には床面との隙間を塞ぐブラッシ状の気密材900(図19に示す。)が取付けられている。(以下、第2、第3、第4使用例も同様である。)
【0037】
次ぎに、電子機器が小型化されたり、収納台数が少なくなって、電子機器収納部200
に空きスペースが生じ、下肢空間を広げるときは(第2使用例)、中央扉当たり材82、左右扉当たり材81、81を横フレーム3の後側位置に上記と同様にしてネジ止めする。
次ぎに、左右大扉51、61を左右脚体21、21の左右側後固定兆番12,12、14、14に連結し、左右大扉51、61に左右小扉52、62を連結する(図12に示す状態。)と、左右扉体5、6は後方側に位置して取付けられるので、下肢空間100が広がる。
【0038】
一方、デスク本体2を背中合わせに連結して使用し、連通する電子機器収納部200の左右の一方側を、一方のデスク側の電子機器収納部200として、他方側を他方のデスク側の電子機器収納部200として、振り分けて利用する場合(図14に示す第3の使用例、
左右方向で、3分の1と3分の2のスペースに区画し、3分の2のスペースの下肢空間100を広げる場合)。
【0039】
まず、右側の縦仕切り柱7を横フレーム4の所定箇所に連結する。次ぎに、右脚体21と右側の縦仕切り柱7間に、右扉当たり材81を横フレーム3の前側位置にネジ止めする。
この時、右脚体2の前嵌入用長孔810に右扉当たり材81の右嵌入部分812を嵌入し、左側端面を右側の縦仕切り板7の前部上端で右脚体21側内面に当接させる。
次ぎに、中央扉当たり材82の右側端面を、右側の縦仕切り板7の後部上端で左脚体21側内面に当接させた状態で、横フレーム3の後側位置にネジ止めする。
この時、左扉当たり材81の左嵌入部分812左端面は左脚体21の内面と面一となる。
次ぎに、右脚体21の右側前固定兆番13、13と右大扉取外し用兆番17、17を回動連結軸700、700で連結し、右脚体21に回動可能に右大扉61を取付ける。
さらに、左脚体21の左側後固定兆番12、12と左大扉取外し用兆番16、16を回動連結軸700、700で連結し、左脚体21に回動可能に左大扉51を取付ける。
【0040】
次ぎに、左大扉51の左小扉支持用兆番15、15と左小扉取外し用兆番150、150回動用連結軸700、700で連結し、左大扉51に左小扉52を回動自在に取付ける。
右側の縦仕切り柱7に設けられた右小扉支持用第2兆番70、70と右小扉62の右小扉取外し用兆番180、180を回動連結軸700、700で連結し、右小扉62を右側の縦仕切り柱7に回動自在に連結する。(図13に示す状態。)
【0041】
次ぎに電子機器を左右に振り分けて収納し、下肢空間の中央部を広げて使用する時は、
(第4使用例)
まず、左右側の縦仕切り柱7、7を横フレーム4の所定箇所に連結する。次ぎに、右脚体21と右側の縦仕切り柱7間に、右扉当たり材81を横フレーム3の前側位置にネジ止めする。
この時、右脚体2の前嵌入用長孔810に右扉当たり材81の右嵌入部分812を嵌入し、左側端面を右側の縦仕切り板7の前部上端で右脚体21側内面に当接させる。
同様にして、左扉当たり材81を横フレーム3の前側位置にネジ止めする。
次ぎに、中央扉当たり材82の左右側端面を、左右側の縦仕切り板7、7の後部上端で互いの内面に当接させた状態で、横フレーム3の後側位置にネジ止めする。
次ぎに、右脚体21の右側前固定兆番13、13と右大扉取外し用兆番17、17を回動連結軸700、700で連結し、右脚体21に回動可能に右大扉61を取付ける。
【0042】
さらに、同様にして、左脚体21に左大扉51を回動自在に連結する。
次ぎ、左側の縦仕切り柱7に設けられた左小扉支持用第2兆番70、70と左小扉52の左小扉取外し用兆番180、180を回動連結軸700、700で連結し、左小扉52を左側の縦仕切り柱7に回動自在に連結する。
さらに、同様にして、右側の縦仕切り柱7に右小扉62を回動自在に連結する。(図14に示す状態。)
【産業上の利用可能性】
【0043】
以上のように、本発明は、電子機器収納部を有するデスクであり、電子機器の大きさ、電子機器の収納数、移動キャビネットの使用有無、使用者の下肢空間の確保等といった使用状況に応じて対応できるデスクであるから、ディーリングルーム等で広く利用することができる。
【符号の説明】
【0044】
1 デスク
100 下肢空間
2 デスク本体
20 天板
21、21 左右脚体
22・・・ 左右上下前後桟
200 電子機器収納部
3 後フレーム
4 横フレーム
5 左扉体
51 左大扉
52 左小扉
6 右扉体
61 右大扉
62 右小扉
7、7 左右側の縦仕切り柱
70・・・ 左右小扉支持用第2兆番
72 接地杆
8 扉当たり材
81、81 左右扉当たり材
82 中央扉当たり材
9 接地連結材
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結される左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は左右大扉に連結される状態と、何れか一方が、横フレームに着脱自在に取付けられる縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、何れか一方の左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されていることを特徴とするデスク。
【請求項2】
デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結される左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は、左右大扉に連結される状態と、左右に所定間隔を有して横フレームに着脱自在に取付けられる左右側の縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されていることを特徴とするデスク。
【請求項3】
デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下面に着脱自在に連結された扉当たり材と、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結され、閉鎖時、扉当たり材に当接する左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、扉当たり材は、左右脚体間の略3分の1の寸法に形成された、左右扉当たり材と中央扉当たりで構成され、左右扉体の取付け位置に対応して、横フレーム下面にそれぞれ前後方向で取付け位置変更可能で、少なくとも左右扉当たり材は、左右端部が左右脚体内に嵌入した状態と、嵌入しない状態に左右方向で取付け位置変更可能で、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は左右大扉に連結される状態と、何れか一方が、横フレームに着脱自在に取付けられる縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、何れか一方の左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されていることを特徴とするデスク。
【請求項4】
上記課題を解決する為、本発明が第4の手段として構成したところは、デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下面に着脱自在に連結された扉当たり材と、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結され、閉鎖時、扉当たり材に当接する左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、扉当たり材は、左右脚体間の略3分の1の寸法に形成された、左右扉当たり材と中央扉当たりで構成され、左右扉体の取付け位置に対応して、横フレーム下面にそれぞれ前後方向で取付け位置変更可能で、少なくとも左右扉当たり材は、左右端部が左右脚体内に嵌入した状態と、嵌入しない状態に左右方向で取付け位置変更可能で、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は、左右大扉に連結される状態と、左右に所定間隔を有して横フレームに着脱自在に取付けられる左右側の縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されていることを特徴とするデスク。
【請求項5】
左右端部に形成された左右上向き係止突片が、左右側の縦仕切り柱の下面に係合し、左右側の縦仕切り柱の下面に設けられた接地杆が上面に圧接する接地連結材を、左右側の縦仕切り柱間の下面に配設したことを特徴とする請求項2、又は、請求項4に記載のデスク。
【請求項1】
デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結される左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は左右大扉に連結される状態と、何れか一方が、横フレームに着脱自在に取付けられる縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、何れか一方の左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されていることを特徴とするデスク。
【請求項2】
デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結される左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は、左右大扉に連結される状態と、左右に所定間隔を有して横フレームに着脱自在に取付けられる左右側の縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されていることを特徴とするデスク。
【請求項3】
デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下面に着脱自在に連結された扉当たり材と、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結され、閉鎖時、扉当たり材に当接する左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、扉当たり材は、左右脚体間の略3分の1の寸法に形成された、左右扉当たり材と中央扉当たりで構成され、左右扉体の取付け位置に対応して、横フレーム下面にそれぞれ前後方向で取付け位置変更可能で、少なくとも左右扉当たり材は、左右端部が左右脚体内に嵌入した状態と、嵌入しない状態に左右方向で取付け位置変更可能で、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は左右大扉に連結される状態と、何れか一方が、横フレームに着脱自在に取付けられる縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、何れか一方の左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されていることを特徴とするデスク。
【請求項4】
上記課題を解決する為、本発明が第4の手段として構成したところは、デスク本体と、デスク本体とほぼ同等の幅寸法を有し、デスク本体の背面に着脱自在に連結される後フレームからなり、デスク本体は、天板の左右端部を支持する左右脚体と、左右脚体の上端部間を天板後部の下方で連結する横フレームと、横フレーム下面に着脱自在に連結された扉当たり材と、横フレーム下方で、左右脚体間に着脱自在で回動可能に連結され、閉鎖時、扉当たり材に当接する左右扉体を有し、左右扉体と後フレーム間を電子機器収納部となし、天板下方の左右扉体前方を下肢空間としたデスクにおいて、扉当たり材は、左右脚体間の略3分の1の寸法に形成された、左右扉当たり材と中央扉当たりで構成され、左右扉体の取付け位置に対応して、横フレーム下面にそれぞれ前後方向で取付け位置変更可能で、少なくとも左右扉当たり材は、左右端部が左右脚体内に嵌入した状態と、嵌入しない状態に左右方向で取付け位置変更可能で、左右扉体は、左右脚体間の略3分の1の幅寸法を有する左右大扉と、左右脚体間の略6分の1の幅寸法を有する左右小扉よりなり、左右大扉と左右小扉はそれぞれ着脱自在で回動可能に連結され、左右大扉は左右脚体内面に前後方向で取付け位置選択可能に構成されると共に、左右小扉は、左右大扉に連結される状態と、左右に所定間隔を有して横フレームに着脱自在に取付けられる左右側の縦仕切り柱に、着脱自在で回動可能に、左右大扉の後方に位置して取付けられる状態が、選択可能に構成されていることを特徴とするデスク。
【請求項5】
左右端部に形成された左右上向き係止突片が、左右側の縦仕切り柱の下面に係合し、左右側の縦仕切り柱の下面に設けられた接地杆が上面に圧接する接地連結材を、左右側の縦仕切り柱間の下面に配設したことを特徴とする請求項2、又は、請求項4に記載のデスク。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図2】
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【図4】
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【図6】
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【図12】
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【図19】
【図20】
【図21】
【公開番号】特開2012−125500(P2012−125500A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−281676(P2010−281676)
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【出願人】(000125990)株式会社くろがね工作所 (84)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【出願人】(000125990)株式会社くろがね工作所 (84)
【Fターム(参考)】
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