デンタルフロスホルダ
【課題】デンタルフロスの張力を調節する。
【解決手段】デンタルフロスホルダ10は中間部分20、26と対向する第一及び第二端部22、24、28、30とを各々備えた一対のアーム12、14を有する。第一端部22、28は中間部分20、26から外側に湾曲し、中間部分20、26はピボットを画定するために近接して配置される。第二端部24、30は、第一端部22、28が互いに離れた第一位置と、第一端部22、28が互いの側に移動された第二位置との間を移動可能である。デンタルフロス材料18は、一方のアーム12の第一端部22に結合された一方の端部と、他方のアーム14の第一端部28に結合された対向する端部とを有し、第一端部22、28が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、第一端部22、28が互いの側に移動された時の第二張力とを有し、第一張力は第二張力よりも大きい。
【解決手段】デンタルフロスホルダ10は中間部分20、26と対向する第一及び第二端部22、24、28、30とを各々備えた一対のアーム12、14を有する。第一端部22、28は中間部分20、26から外側に湾曲し、中間部分20、26はピボットを画定するために近接して配置される。第二端部24、30は、第一端部22、28が互いに離れた第一位置と、第一端部22、28が互いの側に移動された第二位置との間を移動可能である。デンタルフロス材料18は、一方のアーム12の第一端部22に結合された一方の端部と、他方のアーム14の第一端部28に結合された対向する端部とを有し、第一端部22、28が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、第一端部22、28が互いの側に移動された時の第二張力とを有し、第一張力は第二張力よりも大きい。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デンタルフロスホルダに関し、特には、ホルダによりデンタルフロスの張力を調節可能な他のものに対して新規な一回使用式デンタルフロスホルダに関する。
【背景技術】
【0002】
デンタルフロスホルダは従来技術においてよく知られている。そのような従来技術のホルダは、典型的には、ホルダを把持するための直線部分と、デンタルフロスの糸を間に保持する一対の指部あるいは叉部により画定される概略U状又はV状の端部とを備えた本体を有する。デンタルフロスは、公知の方法により、叉部の対向する端部において叉部に対して確実に固定される。デンタルフロスホルダのこのような構成により、ユーザーは、直線部分を保持しつつ、ユーザーの歯の間でデンタルフロスを操作することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述したデンタルフロスホルダは、意図された使用のためには適切であるが、幾つかの問題点を有する。例えば、デンタルフロスホルダを使用する前に、デンタルフロスは、歯の間で操作し得るように固定される。しかしながら、隣接する歯と歯の間でデンタルフロスに対して何度も力を加えた後は、デンタルフロスは延びてしまい緩んでしまう。それゆえ、初期の張力がなくなってしまう。この結果、歯の間でデンタルフロスを操作するのが困難になってしまう。
【0004】
更に、歯のデンタルフロス処理の間、最初に歯の間にフロスを挿入する時にデンタルフロスは張られた状態に維持されるのが好適であり、歯の間の空間に入った後には張力を緩められて、デンタルフロス処理される歯のまわりにデンタルフロスが巻き付けられるのが好適である。上述した従来技術のデンタルフロスホルダでは、歯の間でデンタルフロスホルダが操作されると張力が低下するにもかかわらず、デンタルフロスが一の張力で維持されているため、歯をデンタルフロス処理するこの好適な方法は不可能である。
【0005】
現在のデンタルフロスホルダに存在する公知の幾つかの限定的事項について説明した。それゆえ、上述した制限的事項の一つ以上を克服するための改良されたデンタルフロスホルダを提供するのが有利であることが明らかである。従って、以下より詳細に説明する特徴を有する適切な代替物が提供される。
【0006】
本発明はデンタルフロスホルダの技術を進歩させるものであり、今日知られているデンタルフロスホルダを越えてそのようなデンタルフロスホルダを創造するための技術を進歩させるものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第一の実施形態において、デンタルフロスホルダは中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアーム又は叉部を有する。各アームの第一端部は、それぞれの中間部分から外側に湾曲しており、アームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置されている。湾曲により、ユーザーは、口を極度に大きく開口させる必要なく、口腔内の深い位置でデンタルフロス装置を容易に操作することができる。更に、二又部分を包囲する領域であって叉部及びデンタルフロスとして画定される領域が十分に広いため、ユーザーは、容易に臼歯のまわりにデンタルフロスを通すことができる。第二端部は、アームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置と、第二端部が互いの側に移動された近接位置との間で移動可能である。デンタルフロス材料は、一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを有する。デンタルフロス材料は、第二端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、第二端部が近接位置に位置する時の第二張力とを有し、第二張力は第一張力よりも大きい。
【0008】
本発明の第二の実施形態において、デンタルフロスホルダは、中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを具備する。各アームの第一端部は、それぞれの中間部分から外側に湾曲しており、アームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置されている。第二端部は、アームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置と、第二端部が互いの側に移動された近接位置との間で移動可能である。デンタルフロス材料は、一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを有する。デンタルフロス材料は、第二端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、第二端部が近接位置に位置する時の第二張力とを有し、第二張力は第一張力よりも大きい。結合手段は、アームの第二端部の末端を互いに解放可能に結合する。それゆえ、フロス材料の張力は維持される。末端に配置された結合手段は、ユーザーが固定手段の一つ又は幾つかの歯を係合させる結合状態をなすための歯構造を有し、それゆえ、必要に応じてデンタルフロスの張力が変更される。
【0009】
本発明の第三の実施形態において、デンタルフロスホルダは、中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを有する。各アームの第一端部は、それぞれの中間部分から外側に湾曲し、アームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置される。第二端部は、アームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置と、第二端部が互いの側に移動された近接位置との間を移動可能である。ヒンジ部が、アームの中間部分を互いに結合するために設けられている。デンタルフロス材料は、一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを有する。デンタルフロス材料は、第二端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、第二端部が近接位置に位置する時の第二張力とを有し、第二張力は第一張力よりも大きい。指グリップ表面が、ユーザーの指を受容するために各アームの第二端部上に更に設けられている。各指グリップ表面はアームの各中間部分に隣接して配置されている。
【0010】
本発明の第四の実施形態において、デンタルフロスホルダは、中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを有する。各アームの第一端部は、それぞれの中間部分から外側に湾曲しており、アームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置されている。第二端部は、アームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置と、第二端部が互いの側に移動された近接位置との間を移動可能である。アームの第二端部は、その末端において互いに一体に形成されている。アームの第二端部の末端は、口腔の歯肉領域を刺激するための先を尖らせた部材を画定している。デンタルフロス材料は、一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを有する。デンタルフロス材料は、第二の端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、第二端部が近接位置に位置する時の第二張力とを有し、第二張力は第一張力よりも大きい。
【0011】
本発明の第五の実施形態において、デンタルフロスホルダは、中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを有する。各アームの第一端部は、それぞれの中間部分から外側に湾曲しており、アームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置されている。第二端部は、アームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置と、第二端部が互いの側に移動された近接位置との間で移動可能である。アームの第一端部は、中間端部及び第二端部から後側に突出している。デンタルフロス材料は、一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを有する。デンタルフロス材料は、第二端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、第二端部が近接位置に位置する時の第二張力とを有し、第二張力は第一張力よりも大きい。指グリップ表面が、ユーザーの指を受容するために各アームの第二端部上に更に設けられている。指グリップ表面は、アームの中間部分に隣接して配置され、第一及び第二端部に対して前側に突出している。
【0012】
それゆえ、本発明の目的は、ホルダにより保持されたデンタルフロスの張力が、デンタルフロス処理の効果を増加するために所望の張力を達成すべく操作可能である、デンタルフロスホルダを提供することである。
【0013】
本発明の更なる目的は、デンタルフロスの張力が所定の張力に調節されかつ固定され得るデンタルフロスホルダを提供することである。
【0014】
本発明の他の目的は、使用するのが容易であって手により操作するのが容易なデンタルフロスホルダを提供することである。
【0015】
本発明の更なる他の目的は、口腔の歯肉領域を刺激するのに使用可能なデンタルフロスホルダを提供することである。
【0016】
本発明の他の目的は、デザインがシンプルであって製造コストが安いデンタルフロスホルダを提供することである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
上述した本発明の概要及び後述する本発明の好適な実施形態の詳細な説明は、添付の図面を参照して読むとより良く理解されるであろう。本発明の説明のために、現在の好適な実施形態を図面に示す。しかしながら、本発明は図示した装置及び手段そのものに限定されないことを理解すべきである。
【0018】
第一の好適な実施形態以下、図面を参照するが、幾つかの図面を通じて同様の参照番号は対応する部分を示しており、本発明のデンタルフロスホルダの第一の好適な実施形態は、図1〜図6において全体として10で示される。デンタルフロスホルダ10は、全体として12、14で示された一対のアームを有し、一対のアームは、ヒンジ部(living hinge)16により互いに結合されている。
【0019】
好適には、アーム12、14は、クラス1FDA医療用装置に使用するための医療用グレードポリプロピレンのような任意の適切な重合体材料から製造される。デンタルフロス18は、図面に示すように二つのアームの間にまたがってアーム12、14に結合されている。アーム12、14は、前述のデンタルフロス処理方法を達成するためにデンタルフロス18の張力が調節可能なように構成されている。特には、デンタルフロスは、ユーザーの歯の間に位置決めする時に比較的大きな張力を有し、かつ、デンタルフロス処理を行う時(つまり、ユーザーの歯のまわりにフロスを巻き付ける時)に比較的低い張力を有するように操作可能である。デンタルフロス18は、更に、例えばナイロン又はポリテトラフルオロエチレン(“PTFE”)のような任意の適切な材料から製造可能である。
【0020】
図面に示すように、左側アーム12は、中間部分20、第一(上側)端部22、及び第二(下側)端部24を有する。同様に、右側アーム14は、中間部分26、第一(上側)部分28、及び第二(下側)部分30を有する。アーム12、14の第一端部22、28は、それぞれ中間部分20、26から外側かつ後側(図5参照)に湾曲している。デンタルフロス18は、後述する方法でアーム12、14の第一端部22、28の上端に取付けられる。第一端部22、28の構成により、デンタルフロス18は、それぞれ、アーム12、14の中間部分20、26及び第二端部24、30から突出可能であり、その結果、デンタルフロスはユーザーの歯の間に容易に位置決め可能である。
【0021】
特には図1(a)及び図1(b)を参照すると、アーム12、14の第二端部24、30は、アームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置(図1(b))と、第二端部が互いの側に移動された近接位置(図1(a))との間で移動可能である。この回転動作は、ピボットを画定するようにヒンジ部16によって互いに近接して配置されたアーム12、14の中間部分20、26を中心にして行われる。好適には、ヒンジ部16は、ヒンジ部を形成するために、約0.020インチ(0.508mm)の長さを有すると共に、0.005インチ(0.127mm)から0.030インチ(0.762mm)の間の厚さを有する。
【0022】
このような構成により、デンタルフロス18は、アーム12、14の第二端部24、30が間隔を隔てられた位置(図1(b))に位置する時に第一の張力を有し(つまり比較的緩められ)、第二端部が近接位置に位置する時に第二の張力を有する(つまり比較的張られる)。それゆえ、本発明のデンタルフロスホルダ10を使用する時、ユーザーは、近接位置まで第二端部24、30を操作可能であり、その結果、デンタルフロス18はユーザーの歯の間でデンタルフロスを移動させるために張られる。歯と歯の間の空間に入った後、ユーザーは、第二端部24、30に及ぼされる圧力を解放可能であり、その結果、第二端部24、30は、デンタルフロス18の張力を緩めるために間隔を隔てられた位置まで戻される。この位置において、デンタルフロス18は、デンタルフロス処理の間にユーザーの歯のまわりに巻き付けられ得るように十分に緩められる。
【0023】
次いで図1(c)を参照すると、第二端部24、30の下端は、アーム12、14の第二端部を解放可能に互いに結合するための本発明の手段を有する。図面に示すように、左側アーム12は、その上に形成された内側に突出している止め部32を有する。右側アーム14内には、左側アーム12の止め部32を中に受容するための凹部34が形成されており、その結果、アームの第二端部24、30を互いに解放可能に結合することができる。止め部の上縁には幾つかの歯36が形成されており、歯36は、凹部34内の右側アーム14の第二端部30上に形成された歯38と歯合する。このような構成により、デンタルフロスホルダ10のユーザーは、デンタルフロス18の張力を増加させるためにアーム12、14の横方向位置を調節可能である。凹部34内に止め部32が突出する程、デンタルフロス18の張力は増加する。更に、歯36、38は、互いに対してアーム12、14を固定するのに役立ち、それゆえ、ユーザーは、デンタルフロス処理の間に第二端部24、30上に圧力を及ぼすのを止めることができる。右側アーム14の第二端部30の凹部34から止め部32を解放するための任意の適切な解放機構が提供可能であることに注目すべきである。
【0024】
更に、デンタルフロスホルダ10は、アーム12、14の第二端部24、30上に設けられた指グリップ表面40を有する。図面に示すように、指グリップ表面40は、それぞれアーム12、14の中間部分20、26に隣接して配置されている。各指グリップ表面40は、アームの残りの部分よりも少し幅広であり、更に、デンタルフロスホルダ10のアーム12、14をユーザーが把持する補助になる比較的小さい突起を有する。図1(a)及び図2に最適に示すように、これらの突起はアーム14の外側縁部42の全体に沿って延びている。
【0025】
更に、使用中アームをしっかりさせるために、デンタルフロスホルダ10のアーム12、14の後側にはリブ40が形成されている。後述する実施形態と異なり、図1〜図6に示すデンタルフロスホルダ10は、デンタルフロス18に張力を及ぼす時第一端部22、28を除いてあまり屈曲しない。
【0026】
ここに示す本発明の他の実施形態と同様に、デンタルフロスホルダ10は、好適には、熱による射出成形方法により製造される。デンタルフロス18は、デンタルフロスホルダ10を形成するために使用される型(図示せず)内にデンタルフロスを横設することにより、アーム12、14の第一端部22、28に取付けられる。デンタルフロス18は、好適には長方形断面を有し、アーム12、14の第一端部22、28は、アームの第一端部に対してデンタルフロスを機械的に取付けるためにデンタルフロスの回りに成形される。次いで、デンタルフロス18の端部は、公知の任意の方法により切断され、その結果、デンタルフロスを受容する開口(図示せず)を通じて戻り得なくなる。
【0027】
第二の好適な実施形態次いで図7〜図12を参照すると、第二の好適な実施形態のデンタルフロスホルダは、全体として50で示される。このデンタルフロスホルダ50は、全体として52、54で示された一対の対称形状のアームを有する。左側アームは、中間部分56、第一(上側)端部58、及び第二(下側)端部60を有する。同様に、右側アームは、中間部分62、第一(上側)端部64、及び第二(下側)端部66を有する。ヒンジ部68は、アーム52、54の中間部分56、62を互いに結合するために設けられる。ホルダ10と同様に、本実施形態のデンタルフロスホルダ50の第一端部58、64は、それぞれの中間部分56、62から外側かつ後側(図11参照)に湾曲している。デンタルフロス70は、上述した方法と同様の方法で、アーム52、54の第一端部58、64の上端に取付けられる。
【0028】
ヒンジ部68は、第二端部60、66を共に移動する時に第一端部58、64が過剰に回転してしまうのを阻止する。それゆえ、ヒンジ部68は、第二端部60、66を共に近くに移動する時にアーム上に過剰の圧力が及ぼされることにより、デンタルフロス70又はアーム52、54の一方の外れてしまうことを実質的に阻止する。しかしながら、ヒンジ部68が本発明のいずれか一つの要素内に存在していてもよいし、存在しなくてもよいことに注目すべきである。
【0029】
デンタルフロスホルダ50とデンタルフロスホルダ10との一つの主な相違点として、ホルダ50のアーム52、54の第二端部60、66はそれぞれの末端において互いに一体に形成されている。図面に示すように、第二端部60、66の末端は、先を尖らせた部材72を画定しており、部材72は、ユーザーの口腔の歯肉領域を刺激するためにデンタルフロスホルダ50のユーザーによって使用可能である。本実施形態において、アーム52、54は可撓性であり、それゆえ、第二端部60、66は、デンタルフロス70の張力を増加するために互いの側に移動可能である。この結果、第一端部58、64は、デンタルフロス70の張力を増加するために、中間部分56、62を中心に互いから離れる側に回転する。
【0030】
このような構成により、デンタルフロス70は、アーム52、54の第二端部60、66が緩められた状態にある時に第一の張力を有し(つまり、比較的緩められ)、第二端部が互いの側に移動された時に第二の張力を有する(つまり、比較的張られる)。それゆえ、本実施形態のデンタルフロスホルダ50を使用する時に、ユーザーは、近接位置まで第二端部60、66を操作可能であり、その結果、デンタルフロス70は、ユーザーの歯の間でデンタルフロスを移動するために張られる。緩められた位置において、デンタルフロス70は、ユーザーの歯のまわりでデンタルフロスを操作するために緩められる。
【0031】
更に図6〜図12を参照すると、デンタルフロスホルダは、更に、アームの中間部分56、62に隣接してアーム52、54の第二端部60、66上に設けられた指グリップ表面74を有する。ホルダ10の指グリップ表面40と同様に、指グリップ表面74は、アーム52、54の残りの部分よりも少し幅広であり、更に、ユーザーがデンタルフロスホルダ50のアームを把持する補助になる比較的小さい突起を有する。
【0032】
第三の好適な実施形態次いで図13〜図18を参照し、第三の実施形態のデンタルフロスホルダ80を示す。このデンタルフロスホルダ80は、図7〜図12のホルダ50と同様であり、この点に関し、図面を通じて対応する部分は同様の参照番号により示されている。ホルダ50とホルダ80との主な相違点として、デンタルフロスホルダ80は、ホルダ50の指グリップ表面74よりも長さが長い指グリップ表面82を有する。指表面82の表面が増加されることにより、ユーザーは、デンタルフロス処理の時にデンタルフロスホルダ80をより良好に把持することができる。
【0033】
第四及び第五の好適な実施形態図19〜図30は、それぞれ第四及び第五の好適な実施形態のデンタルフロスホルダを全体として90及び100で示す。デンタルフロスホルダ90、100は、上述した指グリップ表面74及び82がない点を除いて、デンタルフロスホルダ50及び80と実質的に同様である。図面に示すように、デンタルフロスホルダ90は、デンタルフロスホルダ90がヒンジ部68を有するがホルダ100がこの特徴部分を有さない点を除いて、ホルダ100とほぼ同一である。
【0034】
第六の好適な実施形態次いで図31〜図36を参照し、第六の好適な実施形態のデンタルフロスホルダは全体として110で示される。図面に示すように、このデンタルフロスホルダ110は、指グリップ表面112の構成を除いて、図7〜図18のホルダ50、80と実質的に同一である。図7〜図18及び図31〜図36に示すように、指グリップ表面112は、中間部分56、62及び第二端部60、66に対して前方に突出している。この構成により、デンタルフロス70の張力を増加するために指グリップ表面112において第二端部60、66を共に強く握る時の第一の端部58、64の動作が改良される。特には、ユーザーによって共に押圧される時の指グリップ表面112のオフセット特性により、アーム52、54が少し前に回転され、デンタルフロス70が緩められるのではなく張られることが保証される。第二端部60、66が共にあまりに強く握られることによって第一端部58、64が過剰に回転してしまうのを阻止するために、上述したヒンジ部を組み込むことも可能である。第二端部60、66が共にあまりに強く握られると、デンタルフロス70が第一端部58、64の一方から分離し、それゆえ、デンタルフロスホルダ110が破壊されることがあり得る。
【0035】
第七の好適な実施形態最後に、図37を参照し、デンタルフロスホルダは全体として120で示される。図面に示すように、デンタルフロスホルダ120は、全体として122で示された二又(yoke)部分を有し、二又部分122は、第一及び第二の端部126、128を備えた直線部材124を有すると共に、一対の外側に分岐したアーム130、132を有し、アーム130、132は直線部材124の第一端部126において互いに結合されている。二又部分122内には、直線部材124と一対のアーム130、132との接合部分にみぞ134が形成されており、このみぞ134の目的については、以下より詳細に説明する。
【0036】
ヒンジ部136は、直線部材124の第二端部128に取付けられ、上述したヒンジ部と同様に構成されている。回転部材138は、ヒンジ部136に取付けられており、図37に示すように二又部分122の直線部材124から離れる方向に延びている。回転部材138は、外側に突出した楔要素140を有すると共に、回転部材138が直線部材124に対してほぼ平行な第一位置と、回転部材138の楔要素140が直線部材124と係合すると共にみぞ134内に受容されて一対のアーム130、132を互いから離れる側に移動させる第二位置との間をヒンジ部136を中心にヒンジ作用により移動可能である。楔要素140がみぞ134内に受容されることにより、アーム130、132は離される。
【0037】
デンタルフロス142は、上述した方法でアーム130、132の端部に取付けられる。デンタルフロス142は、回転部材138が第一の位置に位置する時に第一の張力を有し、回転部材138が第二の位置に位置する時に第二の張力を有する。この構成において、デンタルフロス142の第一の張力は第二の張力よりも小さい。それゆえ、デンタルフロスホルダ120において、デンタルフロス142の張力は、最初に使用された後に、単に回転部材138を第二の位置まで回転させることにより増加可能であることに注目すべきである。
【0038】
本発明の幾つかの実施形態について詳細に説明したが、当業者ならば、ここに示した新規な教示及び効果から実質的に逸脱することなく多くの変形が可能であることを認識できる。それゆえ、そのような変形のすべては、特許請求の範囲により限定される本発明の範囲内に含まれるものと意図される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】図1(a)は本発明の第一の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの正面図であり、図1(b)は間隔を隔てられた位置におけるデンタルフロスホルダのアームの第二端部を示したデンタルフロスホルダの裏面図であり、図1(c)はデンタルフロスホルダのアームの第二端部の拡大図である。
【図2】図1に示したデンタルフロスホルダの右側面図である。
【図3】図1に示したデンタルフロスホルダの左側面図である。
【図4】図1に示したデンタルフロスホルダの裏面図である。
【図5】図1に示したデンタルフロスホルダの上面図である。
【図6】図1に示したデンタルフロスホルダの底面図である。
【図7】第二の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの正面図である。
【図8】図7に示したデンタルフロスホルダの右側面図である。
【図9】図7に示したデンタルフロスホルダの左側面図である。
【図10】図7に示したデンタルフロスホルダの裏面図である。
【図11】図7に示したデンタルフロスホルダの上面図である。
【図12】図7に示したデンタルフロスホルダの底面図である。
【図13】第三の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの正面図である。
【図14】図13に示したデンタルフロスホルダの右側面図である。
【図15】図13に示したデンタルフロスホルダの左側面図である。
【図16】図13に示したデンタルフロスホルダの裏面図である。
【図17】図13に示したデンタルフロスホルダの上面図である。
【図18】図13に示したデンタルフロスホルダの底面図である。
【図19】第四の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの正面図である。
【図20】図19に示したデンタルフロスホルダの右側面図である。
【図21】図19に示したデンタルフロスホルダの左側面図である。
【図22】図19に示したデンタルフロスホルダの裏面図である。
【図23】図19に示したデンタルフロスホルダの上面図である。
【図24】図19に示したデンタルフロスホルダの底面図である。
【図25】第五の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの正面図である。
【図26】図25に示したデンタルフロスホルダの右側面図である。
【図27】図25に示したデンタルフロスホルダの左側面図である。
【図28】図25に示したデンタルフロスホルダの裏面図である。
【図29】図25に示したデンタルフロスホルダの上面図である。
【図30】図25に示したデンタルフロスホルダの底面図である。
【図31】第六の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの正面図である。
【図32】図31に示したデンタルフロスホルダの右側面図である。
【図33】図31に示したデンタルフロスホルダの左側面図である。
【図34】図31に示したデンタルフロスホルダの裏面図である。
【図35】図31に示したデンタルフロスホルダの上面図である。
【図36】図31に示したデンタルフロスホルダの底面図である。
【図37】第七の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
10 デンタルフロスホルダ
12,14 アーム
20,26 中間部分
22,28 第一端部
24,30 第二端部
【技術分野】
【0001】
本発明は、デンタルフロスホルダに関し、特には、ホルダによりデンタルフロスの張力を調節可能な他のものに対して新規な一回使用式デンタルフロスホルダに関する。
【背景技術】
【0002】
デンタルフロスホルダは従来技術においてよく知られている。そのような従来技術のホルダは、典型的には、ホルダを把持するための直線部分と、デンタルフロスの糸を間に保持する一対の指部あるいは叉部により画定される概略U状又はV状の端部とを備えた本体を有する。デンタルフロスは、公知の方法により、叉部の対向する端部において叉部に対して確実に固定される。デンタルフロスホルダのこのような構成により、ユーザーは、直線部分を保持しつつ、ユーザーの歯の間でデンタルフロスを操作することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述したデンタルフロスホルダは、意図された使用のためには適切であるが、幾つかの問題点を有する。例えば、デンタルフロスホルダを使用する前に、デンタルフロスは、歯の間で操作し得るように固定される。しかしながら、隣接する歯と歯の間でデンタルフロスに対して何度も力を加えた後は、デンタルフロスは延びてしまい緩んでしまう。それゆえ、初期の張力がなくなってしまう。この結果、歯の間でデンタルフロスを操作するのが困難になってしまう。
【0004】
更に、歯のデンタルフロス処理の間、最初に歯の間にフロスを挿入する時にデンタルフロスは張られた状態に維持されるのが好適であり、歯の間の空間に入った後には張力を緩められて、デンタルフロス処理される歯のまわりにデンタルフロスが巻き付けられるのが好適である。上述した従来技術のデンタルフロスホルダでは、歯の間でデンタルフロスホルダが操作されると張力が低下するにもかかわらず、デンタルフロスが一の張力で維持されているため、歯をデンタルフロス処理するこの好適な方法は不可能である。
【0005】
現在のデンタルフロスホルダに存在する公知の幾つかの限定的事項について説明した。それゆえ、上述した制限的事項の一つ以上を克服するための改良されたデンタルフロスホルダを提供するのが有利であることが明らかである。従って、以下より詳細に説明する特徴を有する適切な代替物が提供される。
【0006】
本発明はデンタルフロスホルダの技術を進歩させるものであり、今日知られているデンタルフロスホルダを越えてそのようなデンタルフロスホルダを創造するための技術を進歩させるものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第一の実施形態において、デンタルフロスホルダは中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアーム又は叉部を有する。各アームの第一端部は、それぞれの中間部分から外側に湾曲しており、アームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置されている。湾曲により、ユーザーは、口を極度に大きく開口させる必要なく、口腔内の深い位置でデンタルフロス装置を容易に操作することができる。更に、二又部分を包囲する領域であって叉部及びデンタルフロスとして画定される領域が十分に広いため、ユーザーは、容易に臼歯のまわりにデンタルフロスを通すことができる。第二端部は、アームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置と、第二端部が互いの側に移動された近接位置との間で移動可能である。デンタルフロス材料は、一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを有する。デンタルフロス材料は、第二端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、第二端部が近接位置に位置する時の第二張力とを有し、第二張力は第一張力よりも大きい。
【0008】
本発明の第二の実施形態において、デンタルフロスホルダは、中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを具備する。各アームの第一端部は、それぞれの中間部分から外側に湾曲しており、アームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置されている。第二端部は、アームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置と、第二端部が互いの側に移動された近接位置との間で移動可能である。デンタルフロス材料は、一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを有する。デンタルフロス材料は、第二端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、第二端部が近接位置に位置する時の第二張力とを有し、第二張力は第一張力よりも大きい。結合手段は、アームの第二端部の末端を互いに解放可能に結合する。それゆえ、フロス材料の張力は維持される。末端に配置された結合手段は、ユーザーが固定手段の一つ又は幾つかの歯を係合させる結合状態をなすための歯構造を有し、それゆえ、必要に応じてデンタルフロスの張力が変更される。
【0009】
本発明の第三の実施形態において、デンタルフロスホルダは、中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを有する。各アームの第一端部は、それぞれの中間部分から外側に湾曲し、アームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置される。第二端部は、アームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置と、第二端部が互いの側に移動された近接位置との間を移動可能である。ヒンジ部が、アームの中間部分を互いに結合するために設けられている。デンタルフロス材料は、一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを有する。デンタルフロス材料は、第二端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、第二端部が近接位置に位置する時の第二張力とを有し、第二張力は第一張力よりも大きい。指グリップ表面が、ユーザーの指を受容するために各アームの第二端部上に更に設けられている。各指グリップ表面はアームの各中間部分に隣接して配置されている。
【0010】
本発明の第四の実施形態において、デンタルフロスホルダは、中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを有する。各アームの第一端部は、それぞれの中間部分から外側に湾曲しており、アームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置されている。第二端部は、アームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置と、第二端部が互いの側に移動された近接位置との間を移動可能である。アームの第二端部は、その末端において互いに一体に形成されている。アームの第二端部の末端は、口腔の歯肉領域を刺激するための先を尖らせた部材を画定している。デンタルフロス材料は、一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを有する。デンタルフロス材料は、第二の端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、第二端部が近接位置に位置する時の第二張力とを有し、第二張力は第一張力よりも大きい。
【0011】
本発明の第五の実施形態において、デンタルフロスホルダは、中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを有する。各アームの第一端部は、それぞれの中間部分から外側に湾曲しており、アームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置されている。第二端部は、アームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置と、第二端部が互いの側に移動された近接位置との間で移動可能である。アームの第一端部は、中間端部及び第二端部から後側に突出している。デンタルフロス材料は、一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを有する。デンタルフロス材料は、第二端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、第二端部が近接位置に位置する時の第二張力とを有し、第二張力は第一張力よりも大きい。指グリップ表面が、ユーザーの指を受容するために各アームの第二端部上に更に設けられている。指グリップ表面は、アームの中間部分に隣接して配置され、第一及び第二端部に対して前側に突出している。
【0012】
それゆえ、本発明の目的は、ホルダにより保持されたデンタルフロスの張力が、デンタルフロス処理の効果を増加するために所望の張力を達成すべく操作可能である、デンタルフロスホルダを提供することである。
【0013】
本発明の更なる目的は、デンタルフロスの張力が所定の張力に調節されかつ固定され得るデンタルフロスホルダを提供することである。
【0014】
本発明の他の目的は、使用するのが容易であって手により操作するのが容易なデンタルフロスホルダを提供することである。
【0015】
本発明の更なる他の目的は、口腔の歯肉領域を刺激するのに使用可能なデンタルフロスホルダを提供することである。
【0016】
本発明の他の目的は、デザインがシンプルであって製造コストが安いデンタルフロスホルダを提供することである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
上述した本発明の概要及び後述する本発明の好適な実施形態の詳細な説明は、添付の図面を参照して読むとより良く理解されるであろう。本発明の説明のために、現在の好適な実施形態を図面に示す。しかしながら、本発明は図示した装置及び手段そのものに限定されないことを理解すべきである。
【0018】
第一の好適な実施形態以下、図面を参照するが、幾つかの図面を通じて同様の参照番号は対応する部分を示しており、本発明のデンタルフロスホルダの第一の好適な実施形態は、図1〜図6において全体として10で示される。デンタルフロスホルダ10は、全体として12、14で示された一対のアームを有し、一対のアームは、ヒンジ部(living hinge)16により互いに結合されている。
【0019】
好適には、アーム12、14は、クラス1FDA医療用装置に使用するための医療用グレードポリプロピレンのような任意の適切な重合体材料から製造される。デンタルフロス18は、図面に示すように二つのアームの間にまたがってアーム12、14に結合されている。アーム12、14は、前述のデンタルフロス処理方法を達成するためにデンタルフロス18の張力が調節可能なように構成されている。特には、デンタルフロスは、ユーザーの歯の間に位置決めする時に比較的大きな張力を有し、かつ、デンタルフロス処理を行う時(つまり、ユーザーの歯のまわりにフロスを巻き付ける時)に比較的低い張力を有するように操作可能である。デンタルフロス18は、更に、例えばナイロン又はポリテトラフルオロエチレン(“PTFE”)のような任意の適切な材料から製造可能である。
【0020】
図面に示すように、左側アーム12は、中間部分20、第一(上側)端部22、及び第二(下側)端部24を有する。同様に、右側アーム14は、中間部分26、第一(上側)部分28、及び第二(下側)部分30を有する。アーム12、14の第一端部22、28は、それぞれ中間部分20、26から外側かつ後側(図5参照)に湾曲している。デンタルフロス18は、後述する方法でアーム12、14の第一端部22、28の上端に取付けられる。第一端部22、28の構成により、デンタルフロス18は、それぞれ、アーム12、14の中間部分20、26及び第二端部24、30から突出可能であり、その結果、デンタルフロスはユーザーの歯の間に容易に位置決め可能である。
【0021】
特には図1(a)及び図1(b)を参照すると、アーム12、14の第二端部24、30は、アームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置(図1(b))と、第二端部が互いの側に移動された近接位置(図1(a))との間で移動可能である。この回転動作は、ピボットを画定するようにヒンジ部16によって互いに近接して配置されたアーム12、14の中間部分20、26を中心にして行われる。好適には、ヒンジ部16は、ヒンジ部を形成するために、約0.020インチ(0.508mm)の長さを有すると共に、0.005インチ(0.127mm)から0.030インチ(0.762mm)の間の厚さを有する。
【0022】
このような構成により、デンタルフロス18は、アーム12、14の第二端部24、30が間隔を隔てられた位置(図1(b))に位置する時に第一の張力を有し(つまり比較的緩められ)、第二端部が近接位置に位置する時に第二の張力を有する(つまり比較的張られる)。それゆえ、本発明のデンタルフロスホルダ10を使用する時、ユーザーは、近接位置まで第二端部24、30を操作可能であり、その結果、デンタルフロス18はユーザーの歯の間でデンタルフロスを移動させるために張られる。歯と歯の間の空間に入った後、ユーザーは、第二端部24、30に及ぼされる圧力を解放可能であり、その結果、第二端部24、30は、デンタルフロス18の張力を緩めるために間隔を隔てられた位置まで戻される。この位置において、デンタルフロス18は、デンタルフロス処理の間にユーザーの歯のまわりに巻き付けられ得るように十分に緩められる。
【0023】
次いで図1(c)を参照すると、第二端部24、30の下端は、アーム12、14の第二端部を解放可能に互いに結合するための本発明の手段を有する。図面に示すように、左側アーム12は、その上に形成された内側に突出している止め部32を有する。右側アーム14内には、左側アーム12の止め部32を中に受容するための凹部34が形成されており、その結果、アームの第二端部24、30を互いに解放可能に結合することができる。止め部の上縁には幾つかの歯36が形成されており、歯36は、凹部34内の右側アーム14の第二端部30上に形成された歯38と歯合する。このような構成により、デンタルフロスホルダ10のユーザーは、デンタルフロス18の張力を増加させるためにアーム12、14の横方向位置を調節可能である。凹部34内に止め部32が突出する程、デンタルフロス18の張力は増加する。更に、歯36、38は、互いに対してアーム12、14を固定するのに役立ち、それゆえ、ユーザーは、デンタルフロス処理の間に第二端部24、30上に圧力を及ぼすのを止めることができる。右側アーム14の第二端部30の凹部34から止め部32を解放するための任意の適切な解放機構が提供可能であることに注目すべきである。
【0024】
更に、デンタルフロスホルダ10は、アーム12、14の第二端部24、30上に設けられた指グリップ表面40を有する。図面に示すように、指グリップ表面40は、それぞれアーム12、14の中間部分20、26に隣接して配置されている。各指グリップ表面40は、アームの残りの部分よりも少し幅広であり、更に、デンタルフロスホルダ10のアーム12、14をユーザーが把持する補助になる比較的小さい突起を有する。図1(a)及び図2に最適に示すように、これらの突起はアーム14の外側縁部42の全体に沿って延びている。
【0025】
更に、使用中アームをしっかりさせるために、デンタルフロスホルダ10のアーム12、14の後側にはリブ40が形成されている。後述する実施形態と異なり、図1〜図6に示すデンタルフロスホルダ10は、デンタルフロス18に張力を及ぼす時第一端部22、28を除いてあまり屈曲しない。
【0026】
ここに示す本発明の他の実施形態と同様に、デンタルフロスホルダ10は、好適には、熱による射出成形方法により製造される。デンタルフロス18は、デンタルフロスホルダ10を形成するために使用される型(図示せず)内にデンタルフロスを横設することにより、アーム12、14の第一端部22、28に取付けられる。デンタルフロス18は、好適には長方形断面を有し、アーム12、14の第一端部22、28は、アームの第一端部に対してデンタルフロスを機械的に取付けるためにデンタルフロスの回りに成形される。次いで、デンタルフロス18の端部は、公知の任意の方法により切断され、その結果、デンタルフロスを受容する開口(図示せず)を通じて戻り得なくなる。
【0027】
第二の好適な実施形態次いで図7〜図12を参照すると、第二の好適な実施形態のデンタルフロスホルダは、全体として50で示される。このデンタルフロスホルダ50は、全体として52、54で示された一対の対称形状のアームを有する。左側アームは、中間部分56、第一(上側)端部58、及び第二(下側)端部60を有する。同様に、右側アームは、中間部分62、第一(上側)端部64、及び第二(下側)端部66を有する。ヒンジ部68は、アーム52、54の中間部分56、62を互いに結合するために設けられる。ホルダ10と同様に、本実施形態のデンタルフロスホルダ50の第一端部58、64は、それぞれの中間部分56、62から外側かつ後側(図11参照)に湾曲している。デンタルフロス70は、上述した方法と同様の方法で、アーム52、54の第一端部58、64の上端に取付けられる。
【0028】
ヒンジ部68は、第二端部60、66を共に移動する時に第一端部58、64が過剰に回転してしまうのを阻止する。それゆえ、ヒンジ部68は、第二端部60、66を共に近くに移動する時にアーム上に過剰の圧力が及ぼされることにより、デンタルフロス70又はアーム52、54の一方の外れてしまうことを実質的に阻止する。しかしながら、ヒンジ部68が本発明のいずれか一つの要素内に存在していてもよいし、存在しなくてもよいことに注目すべきである。
【0029】
デンタルフロスホルダ50とデンタルフロスホルダ10との一つの主な相違点として、ホルダ50のアーム52、54の第二端部60、66はそれぞれの末端において互いに一体に形成されている。図面に示すように、第二端部60、66の末端は、先を尖らせた部材72を画定しており、部材72は、ユーザーの口腔の歯肉領域を刺激するためにデンタルフロスホルダ50のユーザーによって使用可能である。本実施形態において、アーム52、54は可撓性であり、それゆえ、第二端部60、66は、デンタルフロス70の張力を増加するために互いの側に移動可能である。この結果、第一端部58、64は、デンタルフロス70の張力を増加するために、中間部分56、62を中心に互いから離れる側に回転する。
【0030】
このような構成により、デンタルフロス70は、アーム52、54の第二端部60、66が緩められた状態にある時に第一の張力を有し(つまり、比較的緩められ)、第二端部が互いの側に移動された時に第二の張力を有する(つまり、比較的張られる)。それゆえ、本実施形態のデンタルフロスホルダ50を使用する時に、ユーザーは、近接位置まで第二端部60、66を操作可能であり、その結果、デンタルフロス70は、ユーザーの歯の間でデンタルフロスを移動するために張られる。緩められた位置において、デンタルフロス70は、ユーザーの歯のまわりでデンタルフロスを操作するために緩められる。
【0031】
更に図6〜図12を参照すると、デンタルフロスホルダは、更に、アームの中間部分56、62に隣接してアーム52、54の第二端部60、66上に設けられた指グリップ表面74を有する。ホルダ10の指グリップ表面40と同様に、指グリップ表面74は、アーム52、54の残りの部分よりも少し幅広であり、更に、ユーザーがデンタルフロスホルダ50のアームを把持する補助になる比較的小さい突起を有する。
【0032】
第三の好適な実施形態次いで図13〜図18を参照し、第三の実施形態のデンタルフロスホルダ80を示す。このデンタルフロスホルダ80は、図7〜図12のホルダ50と同様であり、この点に関し、図面を通じて対応する部分は同様の参照番号により示されている。ホルダ50とホルダ80との主な相違点として、デンタルフロスホルダ80は、ホルダ50の指グリップ表面74よりも長さが長い指グリップ表面82を有する。指表面82の表面が増加されることにより、ユーザーは、デンタルフロス処理の時にデンタルフロスホルダ80をより良好に把持することができる。
【0033】
第四及び第五の好適な実施形態図19〜図30は、それぞれ第四及び第五の好適な実施形態のデンタルフロスホルダを全体として90及び100で示す。デンタルフロスホルダ90、100は、上述した指グリップ表面74及び82がない点を除いて、デンタルフロスホルダ50及び80と実質的に同様である。図面に示すように、デンタルフロスホルダ90は、デンタルフロスホルダ90がヒンジ部68を有するがホルダ100がこの特徴部分を有さない点を除いて、ホルダ100とほぼ同一である。
【0034】
第六の好適な実施形態次いで図31〜図36を参照し、第六の好適な実施形態のデンタルフロスホルダは全体として110で示される。図面に示すように、このデンタルフロスホルダ110は、指グリップ表面112の構成を除いて、図7〜図18のホルダ50、80と実質的に同一である。図7〜図18及び図31〜図36に示すように、指グリップ表面112は、中間部分56、62及び第二端部60、66に対して前方に突出している。この構成により、デンタルフロス70の張力を増加するために指グリップ表面112において第二端部60、66を共に強く握る時の第一の端部58、64の動作が改良される。特には、ユーザーによって共に押圧される時の指グリップ表面112のオフセット特性により、アーム52、54が少し前に回転され、デンタルフロス70が緩められるのではなく張られることが保証される。第二端部60、66が共にあまりに強く握られることによって第一端部58、64が過剰に回転してしまうのを阻止するために、上述したヒンジ部を組み込むことも可能である。第二端部60、66が共にあまりに強く握られると、デンタルフロス70が第一端部58、64の一方から分離し、それゆえ、デンタルフロスホルダ110が破壊されることがあり得る。
【0035】
第七の好適な実施形態最後に、図37を参照し、デンタルフロスホルダは全体として120で示される。図面に示すように、デンタルフロスホルダ120は、全体として122で示された二又(yoke)部分を有し、二又部分122は、第一及び第二の端部126、128を備えた直線部材124を有すると共に、一対の外側に分岐したアーム130、132を有し、アーム130、132は直線部材124の第一端部126において互いに結合されている。二又部分122内には、直線部材124と一対のアーム130、132との接合部分にみぞ134が形成されており、このみぞ134の目的については、以下より詳細に説明する。
【0036】
ヒンジ部136は、直線部材124の第二端部128に取付けられ、上述したヒンジ部と同様に構成されている。回転部材138は、ヒンジ部136に取付けられており、図37に示すように二又部分122の直線部材124から離れる方向に延びている。回転部材138は、外側に突出した楔要素140を有すると共に、回転部材138が直線部材124に対してほぼ平行な第一位置と、回転部材138の楔要素140が直線部材124と係合すると共にみぞ134内に受容されて一対のアーム130、132を互いから離れる側に移動させる第二位置との間をヒンジ部136を中心にヒンジ作用により移動可能である。楔要素140がみぞ134内に受容されることにより、アーム130、132は離される。
【0037】
デンタルフロス142は、上述した方法でアーム130、132の端部に取付けられる。デンタルフロス142は、回転部材138が第一の位置に位置する時に第一の張力を有し、回転部材138が第二の位置に位置する時に第二の張力を有する。この構成において、デンタルフロス142の第一の張力は第二の張力よりも小さい。それゆえ、デンタルフロスホルダ120において、デンタルフロス142の張力は、最初に使用された後に、単に回転部材138を第二の位置まで回転させることにより増加可能であることに注目すべきである。
【0038】
本発明の幾つかの実施形態について詳細に説明したが、当業者ならば、ここに示した新規な教示及び効果から実質的に逸脱することなく多くの変形が可能であることを認識できる。それゆえ、そのような変形のすべては、特許請求の範囲により限定される本発明の範囲内に含まれるものと意図される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】図1(a)は本発明の第一の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの正面図であり、図1(b)は間隔を隔てられた位置におけるデンタルフロスホルダのアームの第二端部を示したデンタルフロスホルダの裏面図であり、図1(c)はデンタルフロスホルダのアームの第二端部の拡大図である。
【図2】図1に示したデンタルフロスホルダの右側面図である。
【図3】図1に示したデンタルフロスホルダの左側面図である。
【図4】図1に示したデンタルフロスホルダの裏面図である。
【図5】図1に示したデンタルフロスホルダの上面図である。
【図6】図1に示したデンタルフロスホルダの底面図である。
【図7】第二の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの正面図である。
【図8】図7に示したデンタルフロスホルダの右側面図である。
【図9】図7に示したデンタルフロスホルダの左側面図である。
【図10】図7に示したデンタルフロスホルダの裏面図である。
【図11】図7に示したデンタルフロスホルダの上面図である。
【図12】図7に示したデンタルフロスホルダの底面図である。
【図13】第三の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの正面図である。
【図14】図13に示したデンタルフロスホルダの右側面図である。
【図15】図13に示したデンタルフロスホルダの左側面図である。
【図16】図13に示したデンタルフロスホルダの裏面図である。
【図17】図13に示したデンタルフロスホルダの上面図である。
【図18】図13に示したデンタルフロスホルダの底面図である。
【図19】第四の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの正面図である。
【図20】図19に示したデンタルフロスホルダの右側面図である。
【図21】図19に示したデンタルフロスホルダの左側面図である。
【図22】図19に示したデンタルフロスホルダの裏面図である。
【図23】図19に示したデンタルフロスホルダの上面図である。
【図24】図19に示したデンタルフロスホルダの底面図である。
【図25】第五の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの正面図である。
【図26】図25に示したデンタルフロスホルダの右側面図である。
【図27】図25に示したデンタルフロスホルダの左側面図である。
【図28】図25に示したデンタルフロスホルダの裏面図である。
【図29】図25に示したデンタルフロスホルダの上面図である。
【図30】図25に示したデンタルフロスホルダの底面図である。
【図31】第六の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの正面図である。
【図32】図31に示したデンタルフロスホルダの右側面図である。
【図33】図31に示したデンタルフロスホルダの左側面図である。
【図34】図31に示したデンタルフロスホルダの裏面図である。
【図35】図31に示したデンタルフロスホルダの上面図である。
【図36】図31に示したデンタルフロスホルダの底面図である。
【図37】第七の好適な実施形態のデンタルフロスホルダの斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
10 デンタルフロスホルダ
12,14 アーム
20,26 中間部分
22,28 第一端部
24,30 第二端部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを具備し、各アームの第一端部は、各アームの中間部分から外側に湾曲しており、前記一対のアームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置され、前記一対のアームの第二端部は、前記一対のアームの第一端部が互いに離れた第一位置と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された第二位置との間を移動可能であり、更に一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを備えたデンタルフロス材料を具備し、前記デンタルフロス材料は、前記一対のアームの第一端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された時の第二張力とを有し、前記第一張力は前記第二張力よりも大きい、デンタルフロスホルダ。
【請求項2】
前記ピボットにおいて前記一対のアームの中間部分を互いに結合するヒンジ部を更に具備する請求項1に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項3】
前記ヒンジ部がほぼ0.508mm(0.020インチ)の長さを有する請求項2に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項4】
前記ヒンジ部が0.127mm(0.005インチ)から0.762mm(0.030インチ)の間の厚さを有する請求項2又は3に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項5】
各アームの第二端部にユーザーの指を受容するための指グリップ表面を更に具備する請求項1又は2に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項6】
前記指グリップ表面はアームの中間部分に隣接して配置されている請求項5に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項7】
前記一対のアームの第一端部が中間部分及び第二端部から外側に突出している請求項1に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項8】
前記指グリップ表面が第一及び第二端部に対して外側に突出している請求項5に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項9】
前記一対のアームの第二端部が各々の末端において互いに一体に形成されている請求項1、2及び5のいずれか一項に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項10】
前記一対のアームの第二端部の末端が、口腔の歯肉領域を刺激するための先を尖らせた部材を画定している請求項9に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項11】
前記一対のアームの第二端部を互いに解放可能に結合するための結合手段を更に具備する請求項1、2及び5のいずれか一項に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項12】
前記結合手段が、一方のアームの第二端部内に形成された凹部と、他方のアームの第二端部に形成された止め部とを具備し、前記止め部は、前記凹部内において、前記凹部を有する第二端部に対して解放可能に結合される請求項11に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項13】
前記止め部及び前記凹部は、前記一対のアームの第二端部が互いに結合される結合を横方向に調節して行う調節手段を具備し、それによりデンタルフロスの張力が調節される請求項12に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項14】
前記調節手段が前記止め部上に形成された歯を具備し、更に前記止め部上に形成された歯と歯合する、前記凹部を有する第二端部上に形成された歯を具備する請求項13に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項15】
中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを具備し、各アームの第一端部は、各アームの中間部分から外側に湾曲しており、前記一対のアームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置され、前記一対のアームの第二端部は、前記一対のアームの第一端部が互いに離れた第一位置と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された第二位置との間を移動可能であり、更に一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを備えたデンタルフロス材料を具備し、前記デンタルフロス材料は、前記一対のアームの第一端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された時の第二張力とを有し、前記第一張力は前記第二張力よりも大きく、更に前記一対のアームの第二端部を互いに解放可能に結合するための結合手段を具備する、デンタルフロスホルダ。
【請求項16】
前記結合手段が、一方のアームの第二端部内に形成された凹部と、他方のアームの第二端部に形成された止め部とを具備し、前記止め部は、前記凹部内において、前記凹部を有する第二端部に対して解放可能に結合される請求項15に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項17】
前記止め部及び前記凹部は、前記一対のアームの第二端部が互いに結合される結合を横方向に調節して行う調節手段を具備し、それによりデンタルフロスの張力が調節される請求項16に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項18】
前記調節手段が前記止め部上に形成された歯を具備し、更に前記止め部上に形成された歯と歯合する、前記凹部を有する第二端部上に形成された歯を具備する請求項17に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項19】
前記一対のアームの中間部分を互いに結合するヒンジ部を更に具備する請求項15に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項20】
各アームの第二端部にユーザーの指を受容するための指グリップ表面を更に具備する請求項15に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項21】
中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを具備し、各アームの第一端部は、各アームの中間部分から外側に湾曲しており、前記一対のアームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置され、前記一対のアームの第二端部は、前記一対のアームの第一端部が互いに離れた第一位置と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された第二位置との間を移動可能であり、更に前記一対のアームの中間部分を互いに結合するヒンジ部を具備し、更に 一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを備えたデンタルフロス材料を具備し、前記デンタルフロス材料は、前記一対のアームの第一端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された時の第二張力とを有し、前記第一張力は前記第二張力よりも大きく、更に各アームの第二端部にユーザーの指を受容するための指グリップ表面を具備し、前記各指グリップ表面はアームの中間部分に隣接して配置されている、デンタルフロスホルダ。
【請求項22】
前記ヒンジ部がほぼ0.508mm(0.020インチ)の長さを有する請求項21に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項23】
前記ヒンジ部が0.127mm(0.005インチ)から0.762mm(0.030インチ)の間の厚さを有する請求項21又は22に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項24】
前記一対のアームの第一端部が中間部分及び第二端部から後側に突出している請求項21に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項25】
前記一対のアームの第二端部が各々の末端において互いに一体に形成されており、前記一対のアームの第二端部の末端が、口腔の歯肉領域を刺激するための先を尖らせた部材を画定している請求項21に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項26】
中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを具備し、各アームの第一端部は、各アームの中間部分から外側に湾曲しており、前記一対のアームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置され、前記一対のアームの第二端部は、前記一対のアームの第一端部が互いに離れた第一位置と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された第二位置との間を移動可能であり、前記一対のアームの第二端部が各々の末端において互いに一体に形成されており、前記一対のアームの第二端部の末端が、口腔の歯肉領域を刺激するための先を尖らせた部材を画定しており、更に一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを備えたデンタルフロス材料を具備し、前記デンタルフロス材料は、前記一対のアームの第一端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された時の第二張力とを有し、前記第一張力は前記第二張力よりも大きい、デンタルフロスホルダ。
【請求項27】
前記一対のアームの中間部分を互いに結合するヒンジ部を更に具備する請求項26に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項28】
前記ヒンジ部がほぼ0.508mm(0.020インチ)の長さを有する請求項27に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項29】
前記ヒンジ部が0.127mm(0.005インチ)から0.762mm(0.030インチ)の間の厚さを有する請求項27又は28に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項30】
前記一対のアームの第一端部が中間部分及び第二端部から後側に突出している請求項26に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項31】
中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを具備し、各アームの第一端部は、各アームの中間部分から外側に湾曲しており、前記一対のアームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置され、前記一対のアームの第二端部は、前記一対のアームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置と、前記一対のアームの第二端部が互いの側に移動された近接位置との間を移動可能であり、前記一対のアームの第一端部が中間部分及び第二端部から後側に突出しており、更に一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを備えたデンタルフロス材料を具備し、前記デンタルフロス材料は、前記一対のアームの第二端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、前記一対のアームの第二端部が近接位置に位置する時の第二張力とを有し、前記第二張力は前記第一張力よりも大きく、更に各アームの第二端部にユーザーの指を受容するための指グリップ表面を具備し、前記指グリップ表面は、アームの中間部分に隣接して配置されており、かつ、第一及び第二端部に対して前側に突出している、デンタルフロスホルダ。
【請求項32】
前記一対のアームの中間部分を互いに結合するヒンジ部を更に具備する請求項31に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項33】
前記ヒンジ部がほぼ0.508mm(0.020インチ)の長さを有する請求項32に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項34】
前記ヒンジ部が0.127mm(0.005インチ)から0.762mm(0.030インチ)の間の厚さを有する請求項32又は33に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項35】
前記一対のアームの第二端部が各々の末端において互いに一体に形成されている請求項31に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項36】
前記一対のアームの第二端部の末端が、口腔の歯肉領域を刺激するための先を尖らせた部材を画定している請求項37に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項37】
第一及び第二端部を備えた直線部材と前記直線部材の第一端部にて互いに結合された外側に分岐している一対のアームとを有する二又部分を具備し、前記直線部材と前記一対のアームとの接合部における前記二又部分内にはみぞが形成され、更に前記直線部材の第二端部に取付けられたヒンジ部と、前記ヒンジ部に取付けられると共に前記二又部分の直線部材の反対側に延びている回転部材とを具備し、前記回転部材は、外側に突出した楔要素を有し、かつ、前記回転部材が前記直線部材に対してほぼ平行である第一位置と、前記回転部材の楔要素が、前記直線部材と係合されて、前記一対のアームを互いに離れる側に移動させるために前記みぞ内に受容される第二位置との間を前記ヒンジ部を中心にヒンジ作用により移動可能であり、更に一方のアームに結合された一方の端部と他方のアームに結合された対向する端部とを有するデンタルフロス材料を具備し、前記デンタルフロス材料は、前記回転部材が前記第一位置に位置する時の第一張力と、前記回転部材が前記第二位置に位置する時の第二張力とを有し、前記第一張力は前記第二張力よりも小さい、デンタルフロスホルダ。
【請求項38】
第一及び第二端部を備えた直線部材と前記直線部材の第一端部にて互いに結合された外側に分岐している一対のアームとを有する二又部分を具備し、更に一方のアームに結合された一方の端部と他方のアームに結合された対向する端部とを有するデンタルフロス材料と、前記デンタルフロス材料の張力を調節するための調節手段とを具備する、デンタルフロスホルダ。
【請求項1】
中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを具備し、各アームの第一端部は、各アームの中間部分から外側に湾曲しており、前記一対のアームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置され、前記一対のアームの第二端部は、前記一対のアームの第一端部が互いに離れた第一位置と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された第二位置との間を移動可能であり、更に一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを備えたデンタルフロス材料を具備し、前記デンタルフロス材料は、前記一対のアームの第一端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された時の第二張力とを有し、前記第一張力は前記第二張力よりも大きい、デンタルフロスホルダ。
【請求項2】
前記ピボットにおいて前記一対のアームの中間部分を互いに結合するヒンジ部を更に具備する請求項1に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項3】
前記ヒンジ部がほぼ0.508mm(0.020インチ)の長さを有する請求項2に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項4】
前記ヒンジ部が0.127mm(0.005インチ)から0.762mm(0.030インチ)の間の厚さを有する請求項2又は3に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項5】
各アームの第二端部にユーザーの指を受容するための指グリップ表面を更に具備する請求項1又は2に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項6】
前記指グリップ表面はアームの中間部分に隣接して配置されている請求項5に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項7】
前記一対のアームの第一端部が中間部分及び第二端部から外側に突出している請求項1に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項8】
前記指グリップ表面が第一及び第二端部に対して外側に突出している請求項5に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項9】
前記一対のアームの第二端部が各々の末端において互いに一体に形成されている請求項1、2及び5のいずれか一項に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項10】
前記一対のアームの第二端部の末端が、口腔の歯肉領域を刺激するための先を尖らせた部材を画定している請求項9に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項11】
前記一対のアームの第二端部を互いに解放可能に結合するための結合手段を更に具備する請求項1、2及び5のいずれか一項に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項12】
前記結合手段が、一方のアームの第二端部内に形成された凹部と、他方のアームの第二端部に形成された止め部とを具備し、前記止め部は、前記凹部内において、前記凹部を有する第二端部に対して解放可能に結合される請求項11に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項13】
前記止め部及び前記凹部は、前記一対のアームの第二端部が互いに結合される結合を横方向に調節して行う調節手段を具備し、それによりデンタルフロスの張力が調節される請求項12に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項14】
前記調節手段が前記止め部上に形成された歯を具備し、更に前記止め部上に形成された歯と歯合する、前記凹部を有する第二端部上に形成された歯を具備する請求項13に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項15】
中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを具備し、各アームの第一端部は、各アームの中間部分から外側に湾曲しており、前記一対のアームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置され、前記一対のアームの第二端部は、前記一対のアームの第一端部が互いに離れた第一位置と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された第二位置との間を移動可能であり、更に一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを備えたデンタルフロス材料を具備し、前記デンタルフロス材料は、前記一対のアームの第一端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された時の第二張力とを有し、前記第一張力は前記第二張力よりも大きく、更に前記一対のアームの第二端部を互いに解放可能に結合するための結合手段を具備する、デンタルフロスホルダ。
【請求項16】
前記結合手段が、一方のアームの第二端部内に形成された凹部と、他方のアームの第二端部に形成された止め部とを具備し、前記止め部は、前記凹部内において、前記凹部を有する第二端部に対して解放可能に結合される請求項15に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項17】
前記止め部及び前記凹部は、前記一対のアームの第二端部が互いに結合される結合を横方向に調節して行う調節手段を具備し、それによりデンタルフロスの張力が調節される請求項16に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項18】
前記調節手段が前記止め部上に形成された歯を具備し、更に前記止め部上に形成された歯と歯合する、前記凹部を有する第二端部上に形成された歯を具備する請求項17に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項19】
前記一対のアームの中間部分を互いに結合するヒンジ部を更に具備する請求項15に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項20】
各アームの第二端部にユーザーの指を受容するための指グリップ表面を更に具備する請求項15に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項21】
中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを具備し、各アームの第一端部は、各アームの中間部分から外側に湾曲しており、前記一対のアームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置され、前記一対のアームの第二端部は、前記一対のアームの第一端部が互いに離れた第一位置と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された第二位置との間を移動可能であり、更に前記一対のアームの中間部分を互いに結合するヒンジ部を具備し、更に 一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを備えたデンタルフロス材料を具備し、前記デンタルフロス材料は、前記一対のアームの第一端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された時の第二張力とを有し、前記第一張力は前記第二張力よりも大きく、更に各アームの第二端部にユーザーの指を受容するための指グリップ表面を具備し、前記各指グリップ表面はアームの中間部分に隣接して配置されている、デンタルフロスホルダ。
【請求項22】
前記ヒンジ部がほぼ0.508mm(0.020インチ)の長さを有する請求項21に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項23】
前記ヒンジ部が0.127mm(0.005インチ)から0.762mm(0.030インチ)の間の厚さを有する請求項21又は22に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項24】
前記一対のアームの第一端部が中間部分及び第二端部から後側に突出している請求項21に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項25】
前記一対のアームの第二端部が各々の末端において互いに一体に形成されており、前記一対のアームの第二端部の末端が、口腔の歯肉領域を刺激するための先を尖らせた部材を画定している請求項21に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項26】
中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを具備し、各アームの第一端部は、各アームの中間部分から外側に湾曲しており、前記一対のアームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置され、前記一対のアームの第二端部は、前記一対のアームの第一端部が互いに離れた第一位置と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された第二位置との間を移動可能であり、前記一対のアームの第二端部が各々の末端において互いに一体に形成されており、前記一対のアームの第二端部の末端が、口腔の歯肉領域を刺激するための先を尖らせた部材を画定しており、更に一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを備えたデンタルフロス材料を具備し、前記デンタルフロス材料は、前記一対のアームの第一端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、前記一対のアームの第一端部が互いの側に移動された時の第二張力とを有し、前記第一張力は前記第二張力よりも大きい、デンタルフロスホルダ。
【請求項27】
前記一対のアームの中間部分を互いに結合するヒンジ部を更に具備する請求項26に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項28】
前記ヒンジ部がほぼ0.508mm(0.020インチ)の長さを有する請求項27に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項29】
前記ヒンジ部が0.127mm(0.005インチ)から0.762mm(0.030インチ)の間の厚さを有する請求項27又は28に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項30】
前記一対のアームの第一端部が中間部分及び第二端部から後側に突出している請求項26に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項31】
中間部分と対向する第一及び第二端部とをそれぞれ備えた一対のアームを具備し、各アームの第一端部は、各アームの中間部分から外側に湾曲しており、前記一対のアームの中間部分は、ピボットを画定するために互いに近接して配置され、前記一対のアームの第二端部は、前記一対のアームの第二端部が互いに離れた間隔を隔てられた位置と、前記一対のアームの第二端部が互いの側に移動された近接位置との間を移動可能であり、前記一対のアームの第一端部が中間部分及び第二端部から後側に突出しており、更に一方のアームの第一端部に結合された一方の端部と、他方のアームの第一端部に結合された対向する端部とを備えたデンタルフロス材料を具備し、前記デンタルフロス材料は、前記一対のアームの第二端部が間隔を隔てられた位置に位置する時の第一張力と、前記一対のアームの第二端部が近接位置に位置する時の第二張力とを有し、前記第二張力は前記第一張力よりも大きく、更に各アームの第二端部にユーザーの指を受容するための指グリップ表面を具備し、前記指グリップ表面は、アームの中間部分に隣接して配置されており、かつ、第一及び第二端部に対して前側に突出している、デンタルフロスホルダ。
【請求項32】
前記一対のアームの中間部分を互いに結合するヒンジ部を更に具備する請求項31に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項33】
前記ヒンジ部がほぼ0.508mm(0.020インチ)の長さを有する請求項32に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項34】
前記ヒンジ部が0.127mm(0.005インチ)から0.762mm(0.030インチ)の間の厚さを有する請求項32又は33に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項35】
前記一対のアームの第二端部が各々の末端において互いに一体に形成されている請求項31に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項36】
前記一対のアームの第二端部の末端が、口腔の歯肉領域を刺激するための先を尖らせた部材を画定している請求項37に記載のデンタルフロスホルダ。
【請求項37】
第一及び第二端部を備えた直線部材と前記直線部材の第一端部にて互いに結合された外側に分岐している一対のアームとを有する二又部分を具備し、前記直線部材と前記一対のアームとの接合部における前記二又部分内にはみぞが形成され、更に前記直線部材の第二端部に取付けられたヒンジ部と、前記ヒンジ部に取付けられると共に前記二又部分の直線部材の反対側に延びている回転部材とを具備し、前記回転部材は、外側に突出した楔要素を有し、かつ、前記回転部材が前記直線部材に対してほぼ平行である第一位置と、前記回転部材の楔要素が、前記直線部材と係合されて、前記一対のアームを互いに離れる側に移動させるために前記みぞ内に受容される第二位置との間を前記ヒンジ部を中心にヒンジ作用により移動可能であり、更に一方のアームに結合された一方の端部と他方のアームに結合された対向する端部とを有するデンタルフロス材料を具備し、前記デンタルフロス材料は、前記回転部材が前記第一位置に位置する時の第一張力と、前記回転部材が前記第二位置に位置する時の第二張力とを有し、前記第一張力は前記第二張力よりも小さい、デンタルフロスホルダ。
【請求項38】
第一及び第二端部を備えた直線部材と前記直線部材の第一端部にて互いに結合された外側に分岐している一対のアームとを有する二又部分を具備し、更に一方のアームに結合された一方の端部と他方のアームに結合された対向する端部とを有するデンタルフロス材料と、前記デンタルフロス材料の張力を調節するための調節手段とを具備する、デンタルフロスホルダ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図2】
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【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
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【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【公開番号】特開2009−45481(P2009−45481A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−300784(P2008−300784)
【出願日】平成20年11月26日(2008.11.26)
【分割の表示】特願平10−305406の分割
【原出願日】平成10年10月27日(1998.10.27)
【出願人】(501300757)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (12)
【氏名又は名称原語表記】The Procter & Gamble Company
【住所又は居所原語表記】Beckett Ridge Technical Center,8611 Beckett Road,West Chester,Ohio 45069 U.S.A.
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年11月26日(2008.11.26)
【分割の表示】特願平10−305406の分割
【原出願日】平成10年10月27日(1998.10.27)
【出願人】(501300757)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (12)
【氏名又は名称原語表記】The Procter & Gamble Company
【住所又は居所原語表記】Beckett Ridge Technical Center,8611 Beckett Road,West Chester,Ohio 45069 U.S.A.
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