トイレットぺーパーロールパックの梱包装置及び梱包方法
【課題】梱包内容が確認できる上にコストが安価で高級感のあるトイレットぺーパーロールパックの梱包装置及び梱包方法を提供すること。
【解決手段】半透明なチューブ状の原反フィルムロールを回転可能に支承するフィルム供給機構と、フィルム供給機構から供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋機構と、前記製袋機構で製造された袋体に所定個数の個装されたトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込み機構と、所定個数のトイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール機構とを備えたので、梱包内容が確認できる上にコストが安価で高級感があり、水濡れに強い。また、素材のストック場所も小さくできる。
【解決手段】半透明なチューブ状の原反フィルムロールを回転可能に支承するフィルム供給機構と、フィルム供給機構から供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋機構と、前記製袋機構で製造された袋体に所定個数の個装されたトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込み機構と、所定個数のトイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール機構とを備えたので、梱包内容が確認できる上にコストが安価で高級感があり、水濡れに強い。また、素材のストック場所も小さくできる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、販売用に個装されたトイレットぺーパーロールパックを輸送、保管に際して便利なように複数まとめて梱包する梱包装置及び梱包方法に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
一般に、トイレットぺーパーロールは、販売に際して便利なように所定の個数がポリエチレンフィルム等で包装されてパック状態となっている。また、輸送、保管に便利なように、例えば、ダンボールケースで更に複数の包装パックを梱包する場合が一般的であるが、ダンボールケースは梱包した製品が日焼けしたり、荷扱いによるダメージを受けることが少ないと云う利点を有している。また、梱包の上からバンド掛けが可能であり、荷扱いが容易であるとともに、高積みしても安定性があり、梱包装置も比較的小型で済むと云う利点を有している。
【０００３】
また、別の梱包手段としてクラフトぺーパー袋によるものが行われております。クラフトぺーパー袋による梱包は、外見はダンボールケースと同様ですがコストがダンボールケースより安いと云う利点を有しています。また、素材のストックスペースがダンボールケースの場合より小さくて済む上に、梱包後にインクジェット印刷が可能であると云う利点を有しています。
【０００４】
また、クラフトロールぺーパーによる梱包は、外見はダンボールケースと同様ですがコストがダンボールケースより安いと云う利点を有しています。また、素材のストックスペースがロール紙の保管場合のみであり、ダンボールケースの場合より小さくて済む上に、梱包後に上からインクジェット印刷が可能であると云う利点を有しています。
【０００５】
また、ヨーロッパや韓国では標準的なポリエチレンシートによる梱包は、透明であるために梱包内容が確認できる上にコストがダンボールケースに比べて安価であり、水濡れに強いと云う利点を有しています。更に、素材のストックスペースがシートロールの保管場合のみで済みます。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかし、従来のこのような構成の梱包にあって、先ずダンボールケースで梱包する場合、ケース自体のコストが高く、予めダンボールケースに印刷しておく必要があった。また、梱包の際にホットメルトやガムテープ等の副資材が必要であると云う欠点があった。また、ダンボールケース納入の際に輸送コストがかかる上に、ケース納入後、品種により膨大な保管場所が必要であると云う欠点があった。更に、水濡れに弱い欠点があった。
【０００７】
また、クラフトぺーパー袋による梱包では、外観上に高級感がなく、輸送時のダメージが懸念される。また、バンド掛けができない為、荷扱いが困難である上にコスト高になると云う欠点が存在した。また、梱包に際して事前に袋に印刷しておく事が必要となるとともに、ホットメルトやガムテープ等の副資材が必要であると云う欠点があった。更に、梱包装置が大型になる上に、輸送コストが嵩み、素材の保管場所が膨大になり、水濡れに弱いと云う欠点が存在した。
【０００８】
また、クラフトロールぺーパーによる梱包では、クラフトぺーパー袋と同様に外観上に高級感がなく、輸送時のダメージが懸念される。また、バンド掛けができない為、荷扱いが困難である上にコスト高になると云う欠点が存在した。また、梱包に際して、ホットメルトやガムテープ等の副資材が必要であると云う欠点があった。更に、梱包装置が複雑で大型になる上に、水濡れに弱く、納入先でぺーパーを回収に出す必要があると云う欠点が存在した。
【０００９】
また、ポリエチレンシートによる梱包では、見た目にタイト性がなく、輸送時のダメージが懸念される。また、バンド掛けができない為、荷扱いが困難である上にシートの３方向をシールする必要があった。更に、シートの流れ方向、シート重ね部分が充分に溶着できない上に、納入先でシートを回収に出す必要があると云う欠点が存在した。
本発明は、上記実情に鑑み提案されたもので、梱包内容が確認できる上にコストが安価で高級感があり、水濡れに強いトイレットぺーパーロールパックの梱包装置及び梱包方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
前記目的を達成するために、本発明は半透明なチューブ状の原反フィルムロールを回転可能に支承するフィルム供給機構と、フィルム供給機構から供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋機構と、前記製袋機構で製造された袋体に所定個数の個装されたトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込み機構と、所定個数のトイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール機構とを備えたことを特徴としている。
【００１１】
また、本発明において、半透明なチューブ状の原反フィルムロールを展開してフィルムを供給するフィルム供給工程と、供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋工程と、前記製袋工程で製造された袋体に所定個数のトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込む袋詰め工程と、トイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール工程とを備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【００１２】
この発明は前記した構成からなるので、以下に説明するような効果を奏することができる。
【００１３】
請求項１に記載の発明では、半透明なチューブ状の原反フィルムロールを回転可能に支承するフィルム供給機構と、フィルム供給機構から供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋機構と、前記製袋機構で製造された袋体に所定個数の個装されたトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込み機構と、所定個数のトイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール機構とを備えたので、梱包内容が確認できる上にコストが安価で高級感があり、水濡れに強い。また、両端がしっかりシールされるので、荷扱いが容易である。更に、袋体は納入先でゴミ袋として再利用でき、環境に優しい。
【００１４】
請求項２に記載の発明では、半透明なチューブ状の原反フィルムロールを展開してフィルムを供給するフィルム供給工程と、供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋工程と、前記製袋工程で製造された袋体に所定個数のトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込む袋詰め工程と、トイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール工程とを備えたので、梱包内容が確認できる上にコストが安価で高級感があり、水濡れに強い。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１５】
以下、一実施の形態を示す図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図１は本発明に係るトイレットぺーパーロールパックの梱包装置の平面図、図２は本発明のトイレットぺーパーロールパックの梱包装置の斜視図である。ここで、トイレットぺーパーロールパックの梱包装置１０は、半透明なチューブ状の原反フィルムロール１１を回転可能に支承するフィルム供給機構１２と、フィルム供給機構１２から供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋機構１３と、前記製袋機構１３で製造された袋体に所定個数の個装されたトイレットぺーパーロールパック１４を整列させて詰め込む詰め込み機構１５と、所定個数のトイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、熱シールし、余分な部分カットするシール機構１６とを備えている。
【００１６】
フィルム供給機構１２は、半透明なチューブ状の原反フィルムロール１１を展開するべく、第１ローラ１７ａ、１７ｂで下端を押さえると共に、所定高さに配置された第２ローラ１８ａ、１８ｂで上端を押さえる。また、第１ローラ１７と第２ローラ１８の中間に位置する原反フィルムを圧縮空気等で膨らませた後、両端を幅方向にガセットを折込む。更に、上下に配置されたローラ間を往復させた後、製袋機構１３によってフィルムの一端をシールすることにより袋体を形成する。
【００１７】
製袋機構１３は、フィルムの一端をシールするとともに、所定長さに切断する。袋体の長さは、収納するトイレットぺーパーロールパック１４の個数によって決定する。
【００１８】
詰め込み機構１５は、図外の包装機より搬送されたトイレットぺーパーロールパック１４を所定の個数集積する第１集積コンベア１９と、横に倒れている集積されたトイレットぺーパーロールパック１４を倒立させる投入コンベア２０と、倒立したトイレットぺーパーロールパック１４を集積する第２集積コンベア２１と、梱包する数のトイレットぺーパーロールパック１４を倒立状態で集積する集積台２２と、袋体を開口状態に保持するバケット２３と、トイレットぺーパーロールパック１４を袋体に押し込むプッシャー２４等から構成されている。
【００１９】
第１集積コンベア１９は、先端にトイレットぺーパーロールパック１４の搬送面から突出、後退自在なコンベアストッパ２５を備えており、コンベアストッパ２５は所定個数のトイレットぺーパーロールパック１４が滞留するまで突出状態を保ち、所定個数が溜まり、投入コンベア２０へ送るタイミングで後退する。投入コンベア２０へ送るタイミングは、投入コンベア２０上が空で、所定の梱包個数が溜まった時点とする。投入コンベア２０へは、所定の個数、本実施の形態では、４パックのトイレットぺーパーロール宛搬送される。
【００２０】
投入コンベア２０では、所定個数のトイレットぺーパーロールパック１４が溜まったら、第１プッシャー２６によって第２集積コンベア２１上へ落下させられる。第２集積コンベア２１は、投入コンベア２０より水平位置が低く設置されており、トイレットぺーパーロールパック１４が投入コンベア２０から倒立状態で落下する。また、第２集積コンベア２１の幅方向の側面には、トイレットぺーパーロールパック１４が第２集積コンベア２１上から落下するのを防止するために、ガイド壁２７が立設されている。
【００２１】
第２集積コンベア２１は、倒立状態で積載されたイレットぺーパーロールパック１４を集積台２２方向へ搬送する。トイレットぺーパーロールパック１４が集積台２２の前まで搬送されると、第２集積コンベアは停止し、第２プッシャー２８によって倒立したまま集積台２２上へ押し出される。また、第２集積コンベア２１の積載面と集積台２２の上面とは、同一水平面内に配置されるとともに、両者の間には充填ガイド壁２９が突出後退自在に配設されている。
【００２２】
集積台２２上で梱包するべき個数のトイレットぺーパーロールパック１４が整列された状態で、プッシャー２４がバケット２３方向へ押し出す。バケット２３には、プッシャー２４方向に開口した袋体が装着されている。所定個数のトイレットぺーパーロールパック１４の収納された袋体は、シール機構１６へ搬送される。
【００２３】
図４は、本願発明のトイレットぺーパーロールパックの梱包装置に使用されるシール機構の一実施の形態を正面図である。ここで、シール機構１６は、被梱包物Ｋの通過する開口１６ａを有しており、被梱包物Ｋの開口端が所定位置に来ると、左右から折込板３３がネジ駆動によって近接して、ガセット折を形成するとともに、駆動シリンダ３２によって上下からシーラー３０が近づき、袋体の開口端を熱シールする。熱シール後、余分な部分の約７０ｍｍのフィルムを切断する。シールが完了するとシーラー３０及び折込板３３が後退して、梱包されたトイレットぺーパーロールパックは、排出コンベア３１によって排出される。なお、シールの完了したトイレットぺーパーロールパックは、図５（ａ）（ｂ）に示すような形状に梱包される。
【００２４】
なお、梱包するトイレットぺーパーロールパックの数は、実施例では８個であるが、この数は任意に変更することができる。
【００２５】
なお、本発明は上述の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の設計変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【００２６】
【図１】図１は、本発明に係るトイレットぺーパーロールパックの梱包装置の平面図である。
【図２】図２は、同トイレットぺーパーロールパックの梱包装置の斜視図である。
【図３】図３は、同トイレットぺーパーロールパックの梱包装置の逆方向から見た斜視図である。
【図４】図４は、同トイレットぺーパーロールパックの梱包装置に使用されるシール機構の一実施の形態を正面図である。
【図５】図５（ａ）（ｂ）は、本願発明のトイレットぺーパーロールパックの梱包装置によって梱包されたトイレットぺーパーロールの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【００２７】
１０ トイレットぺーパーロールパックの梱包装置
１１ 原反フィルムロール
１２ フィルム供給機構
１３ 製袋機構
１４ トイレットぺーパーロールパック
１５ 詰め込み機構
１６ シール機構
１６ａ 開口
１７ 第１ローラ
１８ 第２ローラ
１９ 第１集積コンベア
２０ 投入コンベア
２１ 第２集積コンベア
２２ 集積台
２３ バケット
２４ プッシャー
２５ コンベアストッパ
２６ 第１プッシャー
２７ ガイド壁
２８ 第２プッシャー
２９ 充填ガイド壁
３０ シーラー
３１ 排出コンベア
３２ 駆動シリンダ
３３ 折込板
【技術分野】
【０００１】
本発明は、販売用に個装されたトイレットぺーパーロールパックを輸送、保管に際して便利なように複数まとめて梱包する梱包装置及び梱包方法に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
一般に、トイレットぺーパーロールは、販売に際して便利なように所定の個数がポリエチレンフィルム等で包装されてパック状態となっている。また、輸送、保管に便利なように、例えば、ダンボールケースで更に複数の包装パックを梱包する場合が一般的であるが、ダンボールケースは梱包した製品が日焼けしたり、荷扱いによるダメージを受けることが少ないと云う利点を有している。また、梱包の上からバンド掛けが可能であり、荷扱いが容易であるとともに、高積みしても安定性があり、梱包装置も比較的小型で済むと云う利点を有している。
【０００３】
また、別の梱包手段としてクラフトぺーパー袋によるものが行われております。クラフトぺーパー袋による梱包は、外見はダンボールケースと同様ですがコストがダンボールケースより安いと云う利点を有しています。また、素材のストックスペースがダンボールケースの場合より小さくて済む上に、梱包後にインクジェット印刷が可能であると云う利点を有しています。
【０００４】
また、クラフトロールぺーパーによる梱包は、外見はダンボールケースと同様ですがコストがダンボールケースより安いと云う利点を有しています。また、素材のストックスペースがロール紙の保管場合のみであり、ダンボールケースの場合より小さくて済む上に、梱包後に上からインクジェット印刷が可能であると云う利点を有しています。
【０００５】
また、ヨーロッパや韓国では標準的なポリエチレンシートによる梱包は、透明であるために梱包内容が確認できる上にコストがダンボールケースに比べて安価であり、水濡れに強いと云う利点を有しています。更に、素材のストックスペースがシートロールの保管場合のみで済みます。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかし、従来のこのような構成の梱包にあって、先ずダンボールケースで梱包する場合、ケース自体のコストが高く、予めダンボールケースに印刷しておく必要があった。また、梱包の際にホットメルトやガムテープ等の副資材が必要であると云う欠点があった。また、ダンボールケース納入の際に輸送コストがかかる上に、ケース納入後、品種により膨大な保管場所が必要であると云う欠点があった。更に、水濡れに弱い欠点があった。
【０００７】
また、クラフトぺーパー袋による梱包では、外観上に高級感がなく、輸送時のダメージが懸念される。また、バンド掛けができない為、荷扱いが困難である上にコスト高になると云う欠点が存在した。また、梱包に際して事前に袋に印刷しておく事が必要となるとともに、ホットメルトやガムテープ等の副資材が必要であると云う欠点があった。更に、梱包装置が大型になる上に、輸送コストが嵩み、素材の保管場所が膨大になり、水濡れに弱いと云う欠点が存在した。
【０００８】
また、クラフトロールぺーパーによる梱包では、クラフトぺーパー袋と同様に外観上に高級感がなく、輸送時のダメージが懸念される。また、バンド掛けができない為、荷扱いが困難である上にコスト高になると云う欠点が存在した。また、梱包に際して、ホットメルトやガムテープ等の副資材が必要であると云う欠点があった。更に、梱包装置が複雑で大型になる上に、水濡れに弱く、納入先でぺーパーを回収に出す必要があると云う欠点が存在した。
【０００９】
また、ポリエチレンシートによる梱包では、見た目にタイト性がなく、輸送時のダメージが懸念される。また、バンド掛けができない為、荷扱いが困難である上にシートの３方向をシールする必要があった。更に、シートの流れ方向、シート重ね部分が充分に溶着できない上に、納入先でシートを回収に出す必要があると云う欠点が存在した。
本発明は、上記実情に鑑み提案されたもので、梱包内容が確認できる上にコストが安価で高級感があり、水濡れに強いトイレットぺーパーロールパックの梱包装置及び梱包方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
前記目的を達成するために、本発明は半透明なチューブ状の原反フィルムロールを回転可能に支承するフィルム供給機構と、フィルム供給機構から供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋機構と、前記製袋機構で製造された袋体に所定個数の個装されたトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込み機構と、所定個数のトイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール機構とを備えたことを特徴としている。
【００１１】
また、本発明において、半透明なチューブ状の原反フィルムロールを展開してフィルムを供給するフィルム供給工程と、供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋工程と、前記製袋工程で製造された袋体に所定個数のトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込む袋詰め工程と、トイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール工程とを備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【００１２】
この発明は前記した構成からなるので、以下に説明するような効果を奏することができる。
【００１３】
請求項１に記載の発明では、半透明なチューブ状の原反フィルムロールを回転可能に支承するフィルム供給機構と、フィルム供給機構から供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋機構と、前記製袋機構で製造された袋体に所定個数の個装されたトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込み機構と、所定個数のトイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール機構とを備えたので、梱包内容が確認できる上にコストが安価で高級感があり、水濡れに強い。また、両端がしっかりシールされるので、荷扱いが容易である。更に、袋体は納入先でゴミ袋として再利用でき、環境に優しい。
【００１４】
請求項２に記載の発明では、半透明なチューブ状の原反フィルムロールを展開してフィルムを供給するフィルム供給工程と、供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋工程と、前記製袋工程で製造された袋体に所定個数のトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込む袋詰め工程と、トイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール工程とを備えたので、梱包内容が確認できる上にコストが安価で高級感があり、水濡れに強い。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１５】
以下、一実施の形態を示す図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図１は本発明に係るトイレットぺーパーロールパックの梱包装置の平面図、図２は本発明のトイレットぺーパーロールパックの梱包装置の斜視図である。ここで、トイレットぺーパーロールパックの梱包装置１０は、半透明なチューブ状の原反フィルムロール１１を回転可能に支承するフィルム供給機構１２と、フィルム供給機構１２から供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋機構１３と、前記製袋機構１３で製造された袋体に所定個数の個装されたトイレットぺーパーロールパック１４を整列させて詰め込む詰め込み機構１５と、所定個数のトイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、熱シールし、余分な部分カットするシール機構１６とを備えている。
【００１６】
フィルム供給機構１２は、半透明なチューブ状の原反フィルムロール１１を展開するべく、第１ローラ１７ａ、１７ｂで下端を押さえると共に、所定高さに配置された第２ローラ１８ａ、１８ｂで上端を押さえる。また、第１ローラ１７と第２ローラ１８の中間に位置する原反フィルムを圧縮空気等で膨らませた後、両端を幅方向にガセットを折込む。更に、上下に配置されたローラ間を往復させた後、製袋機構１３によってフィルムの一端をシールすることにより袋体を形成する。
【００１７】
製袋機構１３は、フィルムの一端をシールするとともに、所定長さに切断する。袋体の長さは、収納するトイレットぺーパーロールパック１４の個数によって決定する。
【００１８】
詰め込み機構１５は、図外の包装機より搬送されたトイレットぺーパーロールパック１４を所定の個数集積する第１集積コンベア１９と、横に倒れている集積されたトイレットぺーパーロールパック１４を倒立させる投入コンベア２０と、倒立したトイレットぺーパーロールパック１４を集積する第２集積コンベア２１と、梱包する数のトイレットぺーパーロールパック１４を倒立状態で集積する集積台２２と、袋体を開口状態に保持するバケット２３と、トイレットぺーパーロールパック１４を袋体に押し込むプッシャー２４等から構成されている。
【００１９】
第１集積コンベア１９は、先端にトイレットぺーパーロールパック１４の搬送面から突出、後退自在なコンベアストッパ２５を備えており、コンベアストッパ２５は所定個数のトイレットぺーパーロールパック１４が滞留するまで突出状態を保ち、所定個数が溜まり、投入コンベア２０へ送るタイミングで後退する。投入コンベア２０へ送るタイミングは、投入コンベア２０上が空で、所定の梱包個数が溜まった時点とする。投入コンベア２０へは、所定の個数、本実施の形態では、４パックのトイレットぺーパーロール宛搬送される。
【００２０】
投入コンベア２０では、所定個数のトイレットぺーパーロールパック１４が溜まったら、第１プッシャー２６によって第２集積コンベア２１上へ落下させられる。第２集積コンベア２１は、投入コンベア２０より水平位置が低く設置されており、トイレットぺーパーロールパック１４が投入コンベア２０から倒立状態で落下する。また、第２集積コンベア２１の幅方向の側面には、トイレットぺーパーロールパック１４が第２集積コンベア２１上から落下するのを防止するために、ガイド壁２７が立設されている。
【００２１】
第２集積コンベア２１は、倒立状態で積載されたイレットぺーパーロールパック１４を集積台２２方向へ搬送する。トイレットぺーパーロールパック１４が集積台２２の前まで搬送されると、第２集積コンベアは停止し、第２プッシャー２８によって倒立したまま集積台２２上へ押し出される。また、第２集積コンベア２１の積載面と集積台２２の上面とは、同一水平面内に配置されるとともに、両者の間には充填ガイド壁２９が突出後退自在に配設されている。
【００２２】
集積台２２上で梱包するべき個数のトイレットぺーパーロールパック１４が整列された状態で、プッシャー２４がバケット２３方向へ押し出す。バケット２３には、プッシャー２４方向に開口した袋体が装着されている。所定個数のトイレットぺーパーロールパック１４の収納された袋体は、シール機構１６へ搬送される。
【００２３】
図４は、本願発明のトイレットぺーパーロールパックの梱包装置に使用されるシール機構の一実施の形態を正面図である。ここで、シール機構１６は、被梱包物Ｋの通過する開口１６ａを有しており、被梱包物Ｋの開口端が所定位置に来ると、左右から折込板３３がネジ駆動によって近接して、ガセット折を形成するとともに、駆動シリンダ３２によって上下からシーラー３０が近づき、袋体の開口端を熱シールする。熱シール後、余分な部分の約７０ｍｍのフィルムを切断する。シールが完了するとシーラー３０及び折込板３３が後退して、梱包されたトイレットぺーパーロールパックは、排出コンベア３１によって排出される。なお、シールの完了したトイレットぺーパーロールパックは、図５（ａ）（ｂ）に示すような形状に梱包される。
【００２４】
なお、梱包するトイレットぺーパーロールパックの数は、実施例では８個であるが、この数は任意に変更することができる。
【００２５】
なお、本発明は上述の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の設計変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【００２６】
【図１】図１は、本発明に係るトイレットぺーパーロールパックの梱包装置の平面図である。
【図２】図２は、同トイレットぺーパーロールパックの梱包装置の斜視図である。
【図３】図３は、同トイレットぺーパーロールパックの梱包装置の逆方向から見た斜視図である。
【図４】図４は、同トイレットぺーパーロールパックの梱包装置に使用されるシール機構の一実施の形態を正面図である。
【図５】図５（ａ）（ｂ）は、本願発明のトイレットぺーパーロールパックの梱包装置によって梱包されたトイレットぺーパーロールの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【００２７】
１０ トイレットぺーパーロールパックの梱包装置
１１ 原反フィルムロール
１２ フィルム供給機構
１３ 製袋機構
１４ トイレットぺーパーロールパック
１５ 詰め込み機構
１６ シール機構
１６ａ 開口
１７ 第１ローラ
１８ 第２ローラ
１９ 第１集積コンベア
２０ 投入コンベア
２１ 第２集積コンベア
２２ 集積台
２３ バケット
２４ プッシャー
２５ コンベアストッパ
２６ 第１プッシャー
２７ ガイド壁
２８ 第２プッシャー
２９ 充填ガイド壁
３０ シーラー
３１ 排出コンベア
３２ 駆動シリンダ
３３ 折込板
【特許請求の範囲】
【請求項１】
半透明なチューブ状の原反フィルムロールを回転可能に支承するフィルム供給機構と、フィルム供給機構から供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋機構と、前記製袋機構で製造された袋体に所定個数の個装されたトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込み機構と、所定個数のトイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール機構とを備えたことを特徴とするトイレットぺーパーロールパックの梱包装置。
【請求項２】
半透明なチューブ状の原反フィルムロールを展開してフィルムを供給するフィルム供給工程と、供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋工程と、前記製袋工程で製造された袋体に所定個数のトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込む袋詰め工程と、トイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール工程とを備えたことを特徴とするトイレットぺーパーロールパックの梱包方法。
【請求項１】
半透明なチューブ状の原反フィルムロールを回転可能に支承するフィルム供給機構と、フィルム供給機構から供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋機構と、前記製袋機構で製造された袋体に所定個数の個装されたトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込み機構と、所定個数のトイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール機構とを備えたことを特徴とするトイレットぺーパーロールパックの梱包装置。
【請求項２】
半透明なチューブ状の原反フィルムロールを展開してフィルムを供給するフィルム供給工程と、供給されたチューブ状フィルムの先端をシールして袋体を製造する製袋工程と、前記製袋工程で製造された袋体に所定個数のトイレットぺーパーロールパックを整列させて詰め込む詰め込む袋詰め工程と、トイレットぺーパーロールパックの詰め込まれた袋体の後端をガセット折りした後、シールするシール工程とを備えたことを特徴とするトイレットぺーパーロールパックの梱包方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開２０１０−９５２９５（Ｐ２０１０−９５２９５Ａ）
【公開日】平成２２年４月３０日（２０１０．４．３０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−２６８５３３（Ｐ２００８−２６８５３３）
【出願日】平成２０年１０月１７日（２００８．１０．１７）
【出願人】（５９６１３４１７２）丸富製紙株式会社 (5)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年４月３０日（２０１０．４．３０）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年１０月１７日（２００８．１０．１７）
【出願人】（５９６１３４１７２）丸富製紙株式会社 (5)
【Ｆターム（参考）】
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