説明

トランスファライン装置

【課題】デュワ側のトランスファラインを常時差し込んだままの運用でも、冷媒の蒸発率を少なくすることができるトランスファライン装置を実現する。
【解決手段】冷媒が貯蔵されたコンテナに一端が挿入され二重管よりなるコンテナ側トランスファラインと、デュワに一端が挿入され二重管よりなるデュワ側トランスファラインと、前記コンテナ側トランスファラインの他端と前記デュワ側トランスファラインの他端とを連結するバヨネットとを具備するトランスファライン装置において、前記デュワ側トランスファラインの他端の前記二重管の内管に設けられ前記冷媒の蒸発量を減少する蒸発量減少手段を具備したことを特徴とするトランスファライン装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トランスファライン装置に関するものである。
更に詳述すれば、例えば、クライオスタットに冷媒を供給するときに使用するトランスファライン装置に関する発明である。更に詳しくは、トランスファライン装置からの熱侵入による冷媒蒸発を防ぐことができるトランスファライン装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図6は従来より一般に使用されている従来例の要部構成説明図で、ヘリウムなどの超低温の液状の冷媒を、冷媒コンテナからデュワに供給する際の要部構成説明図、図7は注液終了後の状態を示す要部構成説明図である。
図6において、コンテナ側トランスファライン11は、冷媒12が貯蔵された冷媒コンテナ13に一端が挿入され、外管111と内管112との二重管よりなる。
外管111と内管112との間は、真空に保たれている。
【0003】
デュワ側トランスファライン14は、デュワ15に一端が挿入され、外管141と内管142との二重管よりなる。
外管141と内管142との間は、真空に保たれている。
即ち、コンテナ側トランスファライン11は真空断熱部をもつ真空2重管111、112で構成され、デュワ側トランスファライン14は真空断熱部をもつ真空2重管141、142で構成されている。
【0004】
バヨネット16は、コンテナ側トランスファライン11の他端とデュワ側トランスファライン14の他端とを連結する。
加圧ガス管17は、冷媒コンテナ13に設けられている。
排気管18は、デュワ15に設けられている。
【0005】
以上の構成において、冷媒の移送は、トランスファライン11、14をバヨネットと呼ばれる接合口16で接続し、冷媒コンテナ13に、加圧ガス管17から加圧ガスで圧力を加え押し出すことで行われる。
即ち、冷媒12が押し出されてトランスファライン16、14を通ってデュワ15に供給される。
【0006】
図7は注液終了後の状態で、コンテナ側のトランスファライン11を抜いて、デュワ側トランスファライン14に空気が侵入しないように栓体19をバヨネット16に差し込む。
注液が頻繁な場合、または、デュワ側のトランスファライン14を引き抜きたくない用途の場合には、デュワ側トランスファライン14はデュワ15に差し込まれたままの状態で保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実開平05−003200号公報
【特許文献2】特開平05−079718号公報
【特許文献3】特開平09−107131号公報
【特許文献4】特開2003−254653号公報
【特許文献5】特開2006−105533号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このような装置においては、以下の問題点がある。
トランスファライン11,14は、真空2重管となっており、また通常は、ステンレスなどの熱伝導の小さな材質で作られているため、常温からデュワ15の内部に侵入する熱は小さなものであり、通常は問題になることはない。
【0009】
しかし、デュワ側トランスファライン14を常時差し込んだままにすると、デュワ15の内のデュワ側トランスファライン14の外側の管141は蒸発ガスの顕熱により冷却されるためデュワ15の外部の常温部からデュワ15の内部に伝導する熱は無視できるが、デュワ側トランスファライン14の内側の管142は顕熱を利用できないため常温部からの侵入熱が無視できない。
【0010】
すなわち、デュワ側トランスファライン14をデュワ15に差し込んだままにしておくと冷媒の蒸発量が多くなるという問題点がある。
【0011】
本発明の目的は、上記の課題を解決するもので、デュワ側のトランスファラインを常時差し込んだままの運用でも、冷媒の蒸発率を少なくすることができるトランスファライン装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
このような課題を達成するために、本発明では、請求項1のトランスファライン装置においては、
冷媒が貯蔵されたコンテナに一端が挿入され二重管よりなるコンテナ側トランスファラインと、デュワに一端が挿入され二重管よりなるデュワ側トランスファラインと、前記コンテナ側トランスファラインの他端と前記デュワ側トランスファラインの他端とを連結するバヨネットとを具備するトランスファライン装置において、前記デュワ側トランスファラインの他端の前記二重管の内管に設けられ前記冷媒の蒸発量を減少する蒸発量減少手段を具備したことを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項2のトランスファライン装置においては、請求項1記載のトランスファライン装置において、
前記蒸発量減少手段は、前記デュワ側トランスファラインの他端に設けられ前記デュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、この栓体に設けられ前記デュワ側トランスファラインの内管と外部とを連通するピンホールとを具備したことを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項3のトランスファライン装置においては、請求項1記載のトランスファライン装置において、
前記蒸発量減少手段は、前記デュワ側トランスファラインの他端に設けられ前記デュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、この栓体に設けられ前記デュワ側トランスファラインの内管と外部とを連通する第1の連通孔と、前記栓体に設けられ前記連通孔を通る前記冷媒の流量を調整する流量調整弁とを具備したことを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項4のトランスファライン装置においては、請求項1記載のトランスファライン装置において、
前記蒸発量減少手段は、前記デュワ側トランスファラインの他端に設けられ前記デュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、この栓体に一端が取り付けられ前記デュワ側トランスファラインの内管と外部とを連通する中継パイプと、この中継パイプに設けられこの中継パイプを通る前記冷媒の流量を調整する流量調整弁と、前記中継パイプに設けられ前記中継パイプを通る前記冷媒の流量を計測する流量計とを具備したことを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項5のトランスファライン装置においては、請求項1記載のトランスファライン装置において、
前記蒸発量減少手段は、前記デュワ側トランスファラインの他端に設けられ前記デュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、この栓体に設けられ前記デュワ側トランスファラインの内管と外部とを連通する第2の連通孔と、この第2の連通孔に設けられ前記冷媒の流量を規制する充填材とを具備したことを特徴とする。
【0017】
本発明の請求項6のトランスファライン装置においては、請求項1記載のトランスファライン装置において、
前記蒸発量減少手段は、前記デュワ側トランスファラインの他端に設けられ前記デュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、この栓体に一端が取り付けられ前記デュワ側トランスファラインの内管と外部とを連通する中継パイプと、この中継パイプに設けられ複数の充填材を有しこの中継パイプを通る前記冷媒の流量を規制する充填材ユニットとを具備したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明の請求項1によれば、次のような効果がある。
内管を常時蒸発ガスの顕熱を利用して冷やすことができるため、常温部からデュワ内部に侵入する熱が低減できデュワ内の冷媒の蒸発量を減らすことが出来るトランスファライン装置が得られる。
また、デュワ内部の内管が予め冷却されているため、冷媒移送開始時に暖かいガス状冷媒がデュワ内に移送される量が少なくなり、移送時の損失が少なくなるトランスファライン装置が得られる。
【0019】
さらに、内管の径を太くしても侵入熱を低減できるため、大径のトランスファラインが可能になる。
大径のトランスファラインは圧損が少ないため、ヘリウムでしばしば問題になるフラッシュロスと呼ばれる移送時の損失が少なくなるトランスファライン装置が得られる。
【0020】
本発明の請求項2によれば、次のような効果がある。
蒸発量減少手段は、デュワ側トランスファラインの他端に設けられ、デュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、この栓体に設けられ記デュワ側トランスファラインの内管と外部とを連通するピンホールとが設けられたので、簡潔で安価な蒸発量減少手段を有するトランスファライン装置が得られる。
【0021】
本発明の請求項3によれば、次のような効果がある。
蒸発量減少手段は、デュワ側トランスファラインの他端に設けられ、デュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、この栓体に設けられデュワ側トランスファラインの内管と外部とを連通する第1の連通孔と、栓体に設けられ第1の連通孔を通る冷媒の流量を調整する流量調整弁とが設けられたので、冷媒の流量を容易に調整できるトランスファライン装置が得られる。
【0022】
本発明の請求項4によれば、次のような効果がある。
デュワ側トランスファラインの他端に設けられデュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、この栓体に一端が取り付けられた中継パイプと、この中継パイプに設けられこの中継パイプを通る冷媒の流量を調整する流量調整弁と、中継パイプに設けられ中継パイプを通る冷媒の流量を計測する流量計とが設けられたので、流量計を見ながら流量を調整できるため、微量ガスの調整が容易にできるトランスファライン装置が得られる。
【0023】
本発明の請求項5によれば、次のような効果がある。
充填材により、流量調整弁が省略できるとともに、空気の逆流を防止できる。
特に高分子膜または中空糸膜などの充填物は、ヘリウム等の微少分子は通過させるが、空気や水等のトランスファラインを閉塞させる気体は通さないという利点があるトランスファライン装置が得られる。
【0024】
本発明の請求項6によれば、次のような効果がある。
蒸発量減少手段は、デュワ側トランスファラインの他端に設けられデュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、この栓体に一端が取り付けられた中継パイプと、この中継パイプに設けられ複数の充填材を有しこの中継パイプを通る冷媒の流量を調整する充填材ユニットとが設けられたので、中継パイプを取り替えることにより、流量の異なる充填材ユニットを有する中継パイプに取り替えることにより、冷媒の流量を容易に取り替えることができるトランスファライン装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図4】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図5】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図6】従来より一般に使用されている従来例の構成説明図である。
【図7】図6の動作説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例の要部構成説明図である。
図において、図6と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図6との相違部分のみ説明する。
【0027】
図1において、蒸発量減少手段21は、デュワ側トランスファライン14の他端の二重管の内管142に設けられ、冷媒12の蒸発量を減少する。
【0028】
この場合は、蒸発量減少手段21は、デュワ側トランスファライン14の他端に設けられ、デュワ側トランスファライン14の栓をする栓体211と、この栓体211に設けられ、デュワ側トランスファライン14の内管142と外部とを連通するピンホール212とを有する。
以上の構成において、ピンホール212を通して、冷媒12の蒸発ガスが流れる。
【0029】
この結果、内管142を常時蒸発ガスの顕熱を利用して冷やすことができるため、常温部からデュワ15の内部に侵入する熱が低減できデュワ15内の冷媒の蒸発量を減らすことが出来るトランスファライン装置が得られる。
また、デュワ15の内部の内管が予め冷却されているため、冷媒移送開始時に暖かいガス状冷媒がデュワ15内に移送される量が少なくなり、移送時の損失が少なくなるトランスファライン装置が得られる。
【0030】
さらに、内管142の径を太くしても侵入熱を低減できるため、大径のトランスファラインが可能になる。
大径のトランスファラインは圧損が少ないため、ヘリウムでしばしば問題になるフラッシュロスと呼ばれる移送時の損失が少なくなるトランスファライン装置が得られる。
【0031】
蒸発量減少手段21は、デュワ側トランスファライン14の他端に設けられ、デュワ側トランスファライン14の栓をする栓体211と、この栓体211に設けられデュワ側トランスファラインの内管142と外部とを連通するピンホール212とが設けられたので、簡潔で安価な蒸発量減少手段21を有するトランスファライン装置が得られる。
【0032】
図2は、本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
図2において、蒸発量減少手段31は、デュワ側トランスファライン14の他端に設けられ、デュワ側トランスファライン14の栓をする栓体311と、この栓体311に設けられデュワ側トランスファラインの内管142と外部とを連通する第1の連通孔312と、栓体311に設けられ、連通孔312を通る冷媒12の流量を調整する流量調整弁313とを有する。
【0033】
以上の構成において、第1の連通孔312を通して、冷媒12の蒸発ガスが流れる。
流量調整弁312は、第1の連通孔312を通る冷媒12の流量を調整する。
【0034】
この結果、蒸発量減少手段31は、デュワ側トランスファライン14の他端に設けられ、デュワ側トランスファライン14の栓をする栓体311と、この栓体311に設けられデュワ側トランスファラインの内管142と外部とを連通する第1の連通孔312と、栓体311に設けられ第1の連通孔312を通る冷媒12の流量を調整する流量調整弁313とが設けられたので、冷媒12の流量を容易に調整できるトランスファライン装置が得られる。
【0035】
図3は、本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
図3において、蒸発量減少手段41は、デュワ側トランスファライン14の他端に設けられ、デュワ側トランスファライン14の栓をする栓体411と、この栓体411に一端が取り付けられデュワ側トランスファラインの内管142と外部とを連通する中継パイプ412と、この中継パイプ412に設けられこの中継パイプ412を通る冷媒12の流量を調整する流量調整弁413と、中継パイプ412に設けられ、中継パイプ412を通る冷媒12の流量を計測する流量計414とを有する。
【0036】
以上の構成において、中継パイプ412を通して、冷媒12の蒸発ガスが流れる。
流量調整弁413は、中継パイプ412を通る冷媒12の流量を調整する。
流量計414は、中継パイプ412を通る冷媒12の流量を計測する。
【0037】
この結果、デュワ側トランスファライン14の他端に設けられ、デュワ側トランスファライン14の栓をする栓体411と、この栓体411に一端が取り付けられた中継パイプ412と、この中継パイプ412に設けられこの中継パイプ412を通る冷媒12の流量を調整する流量調整弁413と、中継パイプ412に設けられ中継パイプ412を通る冷媒12の流量を計測する流量計414とが設けられたので、流量計414を見ながら流量を調整できるため、微量ガスの調整が容易にできるトランスファライン装置が得られる。
【0038】
図4は、本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
図4において、蒸発量減少手段51は、デュワ側トランスファライン14の他端に設けられ、デュワ側トランスファライン14の栓をする栓体511と、この栓体511に設けられ、デュワ側トランスファラインの内管142と外部とを連通する第2の連通孔512と、この第2の連通孔512に設けられ冷媒12の流量を規制する充填材513とを有する。
【0039】
この場合は、充填材513は通気性充填材である多孔質材料やプラスチック中空糸膜またはガラス中空糸膜を束ねた分離膜モジュールが使用されている。
【0040】
以上の構成において、第2の連通孔512を通して、冷媒12の蒸発ガスが流れる。
この結果、充填材513により、流量調整弁が省略できるとともに、空気の逆流を防止できる。
特に高分子膜または中空糸膜などの充填物は、ヘリウム等の微少分子は通過させるが、空気や水等のトランスファラインを閉塞させる気体は通さないという利点があるトランスファライン装置が得られる。
【0041】
図5は、本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
図5において、蒸発量減少手段61は、デュワ側トランスファライン14の他端に設けられ、デュワ側トランスファライン14の栓をする栓体611と、この栓体611に一端が取り付けられ、デュワ側トランスファラインの内管142と外部とを連通する中継パイプ612と、この中継パイプ612に設けられ、複数の充填材613を有しこの中継パイプ612を通る冷媒12の流量を規制する充填材ユニット614とを有する。
【0042】
以上の構成において、中継パイプ612を通して、冷媒12の蒸発ガスが流れる。
充填材ユニット614は、複数の充填材613を有しこの中継パイプ612を通る冷媒12の流量を規制する。
【0043】
この結果、蒸発量減少手段61は、デュワ側トランスファライン14の他端に設けられデュワ側トランスファライン14の栓をする栓体611と、この栓体611に一端が取り付けられた中継パイプ612と、この中継パイプ612に設けられ複数の充填材613を有しこの中継パイプ612を通る冷媒12の流量を調整する充填材ユニット614とが設けられたので、中継パイプ612を取り替えることにより、流量の異なる充填材ユニット614を有する中継パイプ612に取り替えることにより、冷媒12の流量を容易に取り替えることができるトランスファライン装置が得られる。
【0044】
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。
したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
【符号の説明】
【0045】
11 コンテナ側トランスファライン
111 外管
112 内管
12 冷媒
13 冷媒コンテナ
14 デュワ側トランスファライン
141 外管
142 内管
15 デュワ
16 バヨネット
17 加圧ガス管
18 排気管
19 栓体
21 蒸発量減少手段
211 栓体
212 ピンホール
31 蒸発量減少手段
311 栓体
312 第1の連通孔
313 流量調整弁
41 蒸発量減少手段
411 栓体
412 中継パイプ
413 流量調整弁
414 流量計
51 蒸発量減少手段
511 栓体
512 第2の連通孔
513 充填材
61 蒸発量減少手段
611 栓体
612 中継パイプ
613 充填材
614 充填材ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷媒が貯蔵されたコンテナに一端が挿入され二重管よりなるコンテナ側トランスファラインと、デュワに一端が挿入され二重管よりなるデュワ側トランスファラインと、前記コンテナ側トランスファラインの他端と前記デュワ側トランスファラインの他端とを連結するバヨネットとを具備するトランスファライン装置において、
前記デュワ側トランスファラインの他端の前記二重管の内管に設けられ前記冷媒の蒸発量を減少する蒸発量減少手段
を具備したことを特徴とするトランスファライン装置。
【請求項2】
前記蒸発量減少手段は、前記デュワ側トランスファラインの他端に設けられ前記デュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、
この栓体に設けられ前記デュワ側トランスファラインの内管と外部とを連通するピンホールと
を具備したことを特徴とする請求項1記載のトランスファライン装置。
【請求項3】
前記蒸発量減少手段は、前記デュワ側トランスファラインの他端に設けられ前記デュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、
この栓体に設けられ前記デュワ側トランスファラインの内管と外部とを連通する第1の連通孔と、
前記栓体に設けられ前記第1の連通孔を通る前記冷媒の流量を調整する流量調整弁と
を具備したことを特徴とする請求項1記載のトランスファライン装置。
【請求項4】
前記蒸発量減少手段は、前記デュワ側トランスファラインの他端に設けられ前記デュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、
この栓体に一端が取り付けられ前記デュワ側トランスファラインの内管と外部とを連通する中継パイプと、
この中継パイプに設けられこの中継パイプを通る前記冷媒の流量を調整する流量調整弁と、
前記中継パイプに設けられ前記中継パイプを通る前記冷媒の流量を計測する流量計と
を具備したことを特徴とする請求項1記載のトランスファライン装置。
【請求項5】
前記蒸発量減少手段は、前記デュワ側トランスファラインの他端に設けられ前記デュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、
この栓体に設けられ前記デュワ側トランスファラインの内管と外部とを連通する第2の連通孔と、
この第2の連通孔に設けられ前記冷媒の流量を規制する充填材と
を具備したことを特徴とする請求項1記載のトランスファライン装置。
【請求項6】
前記蒸発量減少手段は、前記デュワ側トランスファラインの他端に設けられ前記デュワ側トランスファラインの栓をする栓体と、
この栓体に一端が取り付けられ前記デュワ側トランスファラインの内管と外部とを連通する中継パイプと、
この中継パイプに設けられ複数の充填材を有しこの中継パイプを通る前記冷媒の流量を規制する充填材ユニットと
を具備したことを特徴とする請求項1記載のトランスファライン装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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