説明

トンネル用照明装置およびその設置方法

【課題】 所望の配光特性を設置現場において迅速容易に得ることができるトンネル用照明装置を提供する。
【解決手段】 トンネル内の被取付面に取り付け可能なベース部10と、ベース部10に回動可能に支持されたアーム部20と、前面側に光照射面31aを有し後面側がアーム部20に回動可能に支持された照明パネル30とを備え、アーム部20の回動方向と、照明パネル30の回動方向とが異なるように構成されたトンネル用照明装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル用照明装置およびその設置方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車両が通行するトンネル内の照明方式として、対称照明、カウンタービーム照明、プロビーム照明が従来から知られており、これらの照明方式を組み合わせることが従来から行われている。例えば、特許文献1に開示されたトンネル照明器具は、走行車両の進行方向に照射するプロビーム照明の光束を、進行方向とは逆方向に照射するカウンタービーム照明の光束より大きくすることで、交通量の多いトンネル等での先行車の視認性を高めるように構成されている。また、特許文献2および3には、ランプの光を反射板や反射鏡により反射させて、対称照明、プロビーム照明およびカウンタービーム照明を形成する照明器具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−273408号公報
【特許文献2】特開2007−95523号公報
【特許文献3】特開2005−310768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、照明器具を設置するトンネルの幅、高さ、形状や交通量などは、トンネルによって相違することから、それぞれのトンネルに合わせて照明器具の設置高さや設置間隔などを設定する必要があり、照明器具の配光特性も各トンネルの個別事情に応じて最適化する必要がある。
【0005】
しかし、従来は、設置されるトンネルに合致するような配光特性を有する照明器具を選定することが困難であるという問題があった。例えば、特許文献1の発明においては、対称照明にプロビーム照明を組み合わせる際の照度や照射角度については好ましい数値範囲が検討されているが、実際の設置現場でそれぞれをどのように最適化するかは記載されておらず、調整に時間がかかるという問題があった。また、特許文献2の発明は、対称照明、プロビーム照明およびカウンタービーム照明を照射する反射板をそれぞれ別体に形成することで、設計の自由度を高めることが記載されているが、設置現場において反射板の配置や向きを調整することができないため、個々のトンネルに適した配光特性が得られないという問題があった。特許文献3の発明は、異なる配光特性を得るための反射鏡の種々の形状が検討されているが、設置現場で形状調整ができないことから、やはり特許文献2の発明と同様の問題を有していた。
【0006】
そこで、本発明は、所望の配光特性を設置現場において迅速容易に得ることができるトンネル用照明装置の提供を目的とし、更に、このトンネル用照明装置を用いて交通の安全性を高めることができるトンネル用照明装置の設置方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の前記目的は、トンネル内の被取付面に取り付け可能なベース部と、前記ベース部に回動可能に支持されたアーム部と、前面側に光照射面を有し、後面側が前記アーム部に回動可能に支持された照明パネルとを備え、前記アーム部の回動方向と、前記照明パネルの回動方向とが異なるように構成されたトンネル用照明装置により達成される。
【0008】
また、本発明の前記目的は、上記のトンネル用照明装置をトンネル内に複数設置するトンネル用照明装置の設置方法であって、複数の前記トンネル用照明装置を、それぞれ前記アーム部の回動面がトンネル横断面と平行になるように、トンネル内に車両進行方向に沿って間隔をあけて設ける設置工程と、隣接する2つの前記照明パネルのうち、一方を主照射方向がトンネル横断面に沿うように配置すると共に、他方を主照射方向が車両進行方向側を向くように配置する調整工程とを備えるトンネル用照明装置の設置方法により達成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、所望の配光特性を設置現場において迅速容易に得ることができるトンネル用照明装置を提供することができる。また、このトンネル用照明装置を用いて交通の安全性を高めることができるトンネル用照明装置の設置方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態に係るトンネル用照明装置の平面図である。
【図2】図1に示すトンネル用照明装置の側面図である。
【図3】図1に示すトンネル用照明装置の要部拡大図である。
【図4】図1に示すトンネル用照明装置のトンネル内における設置状態の一例を示す横断面図である。
【図5】図1に示すトンネル用照明装置のトンネル内における設置状態の一例を示す概略斜視図である。
【図6】図1に示すトンネル用照明装置のトンネル内における他の設置状態の一例を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るトンネル用照明装置の斜視図であり、図2は、このトンネル用照明装置の平面図である。図1および図2に示すように、トンネル用照明装置1は、ベース部10と、ベース部10に回動可能に支持されたアーム部20と、アーム部20に回動可能に支持された照明パネル30とを備えている。
【0012】
ベース部10は、側板11の両端に一対の端板12,12が設けられており、一対の端板12,12には、ボルト13aおよびナット13bからなる締結具13が装着されている。側板11は、トンネル内の被取付面に当接する当接面11aを有しており、当接面11aに取付孔11bが形成されている。
【0013】
アーム部20は、長尺状のケーシング21と、ケーシング21に進退可能に収容された延出部材22とを備えている。ケーシング21は、平面視矩形状の保持板21aの両側に、長手方向に沿って延びるガイド板21c,21cが設けられており、保持板21aには長孔21bが形成されている。ケーシング21の一端側は、ベース部10のボルト13aがガイド板21c,21cに挿通されており、ボルト13aを中心としてボルト13aと共に図2の矢示A方向に回動可能となるように、ガイド板21c,21cがボルト13aに固定されている。
【0014】
延出部材22は、ケーシング21の保持板21aと平行に配置される基板22aと、基板22aの縁部に設けられた枠体22bとを備えており、ケーシング21のガイド板21c,21cに沿って枠体22bが摺動可能となるように、ケーシング21の他端側に挿入されている。基板22aには複数の貫通孔22cが形成されており、この貫通孔22cには、鍔付きボルト23aおよびナット23bからなる締結具23が装着されている。鍔付きボルト23aは、ケーシング21の長孔21bを介して貫通孔22cに挿通され、基板22aの裏面側に固定されたナット23bに螺合しており、鍔付きボルト23aを緩めることにより、長孔21bの形成方向(すなわち、ケーシング21の長手方向)である図1の矢示B方向に延出部材22を進退させることができる。このように、アーム部20は、ケーシング21からの延出部材22の延出量を調整することにより、伸縮可能に構成されている。
【0015】
照明パネル30は、表面側に光照射面31aを有するパネル本体31と、パネル本体31の裏面側に設けられたブラケット32とを備えている。ブラケット32は、アーム部20の延出部材22の先端部に、ボルト24aおよびナット24bからなる締結具24によって結合されており、締結具24を緩めることにより、アーム部20に対して照明パネル30を図1の矢示C方向に回動させることができる。
【0016】
パネル本体31の光源としては、蛍光灯、ナトリウムランプ、セラミックメタルハライドランプ、LED(発光ダイオード)など、トンネル照明に用いられる種々のものを使用することができる。本実施形態のパネル本体31は、図3に示すように、複数のLED素子312をマトリクス状に配置した基板313の表面側をガラス等の透明カバー314で覆い、ケーシング315内に収納して構成されている。ケーシング315は、裏面側に放熱フィン315aを有し、表面側に網蓋315bを有しており、この表面側が光照射面31aとされている。LED素子312を除く基板313の表面全体には、絶縁膜(図示せず)を介して、アルミニウムや銀などの光反射性材料からなる光反射膜316が形成されている。この光反射膜316は、矢示のように、LED素子312から出射して透明カバー314の内面で一部反射した光を再び反射させて、透明カバー314を透過させることができるため、高輝度化、省電力化を図ることができる。
【0017】
パネル本体31のLED素子312は、発光色が異なる複数種類から構成することができ、例えば、赤色LED,緑色LEDおよび青色LEDの組み合わせとすることができる。この構成によれば、赤色光、緑色光および青色光の光束比を調整することにより、所望の色温度を得ることができる。また、この光束比を時間と共に変化するように制御することで、光照射面31aからの発光色を経時変化させることができる。
【0018】
上記の構成を備えるトンネル用照明装置1によれば、ベース部10に対するアーム部20の回動面(すなわち、図2と平行な面)と、アーム部20に対する照明パネル30の回動面(すなわち、図1と平行な面)とが直交するように構成されているため、ベース部10をトンネル内の被取付面に取り付けた後、それぞれの回動操作を組み合わせることで、トンネル内における照射位置や照射方向の調整を正確に行うことができ、所望の配光特性を迅速容易に得ることができる。アーム部20の回動面および照明パネル30の回動面は、本実施形態のように直交することが好ましいが、互いに非平行であれば必ずしも直交する必要はなく、アーム部20の回動方向(図2の矢示A方向)と、照明パネル30の回動方向(図1の矢示C方向)とが異なるように構成されていればよい。
【0019】
また、本実施形態のトンネル用照明装置1は、アーム部20および照明パネル30が回動可能であることに加えて、アーム部20が伸縮可能であることから、配光特性の調整をきめ細かく行うことができる。
【0020】
図4は、トンネル内を車両進行方向に沿って見た横断面図であり、トンネル用照明装置1のトンネル内における設置状態の一例を示している。トンネル40の側壁41には、複数のアンカーボルト41aが車両進行方向に沿って間隔をあけて設けられており、図4では、これらのうちの1つを示している。ベース部10は、取付孔11bにアンカーボルト41aを挿通させてナット41bを締め込むことにより、被取付面である側壁41に当接面11aが接触した状態でトンネル40内に取り付けられる。
【0021】
ベース部10を側壁41に取り付けた状態では、アーム部20の回動面はトンネル40の横断面(すなわち、車両進行方向と直交する面)と平行になる。すなわち、図4に示すパネル本体31は、締結具13を緩めてアーム部20を矢示A方向に回動させることにより、例えば、2点鎖線で示すパネル本体31’の位置から移動させることができる。こうして、アーム部20の回動操作を行った後に締結具13を締結することにより、アーム部20の回動位置が固定される。
【0022】
照明パネル30は、トンネル40内の対称照明を行う場合には、光照射面31aからの主照射方向が、トンネル40の横断面に沿うように配置される。ここで、主照射方向とは、配光のピークを示す方向であり、通常は光照射面31aに対して垂直である。図4に示すパネル本体31は、締結具24を緩めて照明パネル30を矢示C方向に回動させることにより、例えば2点鎖線で示すパネル本体31’’’の位置から移動させることができ、締結具24を締結することにより、照明パネル30の回動位置が固定される。
【0023】
一方、トンネル40内のプロビーム照明を行う場合には、光照射面31aからの主照射方向が車両進行方向側となるように(すなわち、トンネル横断面よりも車両進行方向側に配光のピークが存在するように)、照明パネル30を回動させて、所望の角度位置で固定することができる。こうして、トンネルの個別事情に応じた最適な配光特性を迅速容易に得ることができる。アーム部20の矢示B方向の伸縮は、必要に応じて適宜行えばよく、締結具23を緩めてケーシング21に対して延出部材22を進退させることにより、パネル本体31を例えば2点鎖線で示すパネル本体31’’の位置から移動させることができる。この後、締結具23を締結することにより、延出部材22を所望の延出長さで固定することができる。
【0024】
図5は、上述した照明パネル30の配置方法に従って、トンネル40の左右の側壁41,41に複数のトンネル用照明装置1を取り付けた状態を示す概略斜視図であり、ベース部10およびアーム部20の図示は省略している。各トンネル用照明装置1は、車両進行方向Pに沿って略等間隔で配置されており、隣接する2つが一対になって対称照明およびプロビーム照明をそれぞれ行うように、各照明パネル30の回動操作が行われている。
【0025】
一対の照明パネル30,30において、プロビーム照明を行う照明パネル30は、対称照明を行う照明パネル30に対して車両進行方向Pの後方側に配置されている。トンネル用照明装置1をこのように取り付けると、車両の運転者に対しては、対称照明を行う照明パネル30の光照射面31aを、プロビーム照明を行う照明パネル30の裏面側で覆うことができるため、トンネル内でのグレアを抑制して交通の安全性を高めることができる。
【0026】
図5に示す各トンネル用照明装置1は、開閉器ボックス44を介して、ケーブル46により電気室に設置された照明盤42に接続されている。ケーブル46には、照明パネル30に電源を供給するための電源ケーブルや、照明パネル30の各色LEDの光束比や光量等を制御するための調光ケーブルが含まれる。照明パネル30からの照射光は、通常は光量や色温度が略一定であるが、これらを経時変化させるように制御してもよい。例えば、照明パネル30からの照射光の色温度を周期変化させる等して、プロビーム照明を行う照明パネル30の照射光の色温度を周期変化させる等して発光色を経時変化させることにより、トンネル40内における落下物等の障害物の色に拘わらず、視認性を高めることができ、車両の衝突回避を促すことができる。
【0027】
図5に示すトンネル用照明装置1は、上記のように運転者が照射光を直接視認しないように配置されることから、同図に示すように、プロビーム照明を行う照明パネル30に視線誘導灯60を設けてもよい。この視線誘導灯60は、例えばケーシング内に蛍光灯等の光源およびプリズムを備える既存のものを使用することができる。照明パネル30に対する視線誘導灯60の取付位置は、照明パネル30の回動操作後に車両運転者から視認できる位置であればよく、パネル本体31の側端面や裏面など、光照射面31a以外の任意の位置とすることができる。
【0028】
トンネル用照明装置1の設置個所としては、トンネル内の側壁に限られず、トンネルの天井など他の壁面であってもよい。トンネル用照明装置1をトンネルの天井面に設置した場合でも、一対の照明パネル30,30の一方を、主照射方向がトンネルの横断面に沿うように配置可能であると共に、他方の主照射方向を車両進行方向側とすることができ、対称照明およびプロビーム照明を行うことができる。また、トンネル内に複数の車線が存在する場合には、一対の照明パネル30,30を、主照射方向がいずれもトンネル横断面に沿うように(すなわち、いずれも対称照明を行うように)配置し、それぞれ異なる車線を照射するように配置することもできる。
【0029】
トンネル用照明装置1は、トンネルの壁面以外の設備等に取り付けることも可能である。例えば、トンネル用照明装置1をケーブルラックに予め取り付けておき、ケーブルラックの施工時に照明パネル30の角度調整を行うことができる。図6は、トンネル内を車両進行方向に沿って見た横断面図であり、トンネル用照明装置1をケーブルラックに取り付けた設置状態の一例を示している。
【0030】
図6に示すように、ケーブルラック50は、電源ケーブルや調光ケーブル等の各種ケーブルを保持するラック本体51と、このラック本体51を支持する支持部材52とを備えている。ラック本体51は、トンネル40内の車両進行方向(図面を貫通する方向)に沿って延びる一対の親桁53,53と、親桁53,53の間に略等間隔に複数架設された子桁54とを備えている。また、支持部材52は、トンネル40の側壁41に設けられたアンカーボルト41aが挿通される取付孔52cを有する取付部52aと、取付部52aから屈曲して延びる載置部52bとを備えている。この支持部材52は、車両進行方向に沿って略等間隔に複数設けられ、アンカーボルト41aにナット41bを締結することにより、載置部52bが水平な状態で側壁41に固定される。
【0031】
ラック本体51は、車両進行方向に沿って延びるように、載置部52b上に複数設けられ、それぞれの端部同士が連結板(図示せず)を介して連結される。載置部52bは、先端が逆U字状に湾曲するボルト56を備えており、ボルト56の先端部を親桁53に係合させて締結することにより、ラック本体51が支持部材52に固定される。
【0032】
また、載置部52bは、ボルト55aおよびナット55bからなる締結具55を備えており、この締結具55によって、トンネル用照明装置1のベース部10が載置部52bに固定されている。本実施形態のトンネル用照明装置1は、支持部材51をトンネル40の側壁41に固定することにより、アーム部20が下方に延びるように配置され、アーム部20を例えば2点鎖線で示すように回動させることで、照射方向の調整を行うことができる。このように、トンネル用照明装置1を支持部材52に予め固定しておくことにより、トンネル40内でのケーブルラック50の設置作業と併せてトンネル用照明装置1の設置作業を行うことができ、作業性を高めることができる。本実施形態では、トンネル用照明装置1を支持部材52に取り付けているが、例えば、子桁54にベース部10を取り付ける等して、トンネル用照明装置1をラック本体51に取り付けることも可能である。
【0033】
トンネル用照明装置1を用いた照明方式は、図6に示すような対称照明とプロビーム照明との組み合わせに限定されるものではなく、目的に応じてカウンタービーム照明を適宜組み合わせてもよい。本発明のトンネル用照明装置は、設置現場での調整を容易に行うことができることから、トンネル用照明装置1の点検、修理、交換等にも迅速に対応可能である。
【符号の説明】
【0034】
1 トンネル用照明装置
10 ベース部
20 アーム部
30 照明パネル
60 視線誘導灯

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トンネル内の被取付面に取り付け可能なベース部と、
前記ベース部に回動可能に支持されたアーム部と、
前面側に光照射面を有し、後面側が前記アーム部に回動可能に支持された照明パネルとを備え、
前記アーム部の回動方向と、前記照明パネルの回動方向とが異なるように構成されたトンネル用照明装置。
【請求項2】
前記アーム部の回動面は、前記照明パネルの回動面に対して直交する請求項1に記載のトンネル用照明装置。
【請求項3】
前記アーム部は、伸縮可能に構成された請求項1または2に記載のトンネル用照明装置。
【請求項4】
前記照明パネルは、前記光照射面とは異なる位置に視線誘導灯を備える請求項1から3のいずれかに記載のトンネル用照明装置。
【請求項5】
前記照明パネルは、発光色を経時変化させるように構成されている請求項1から4のいずれかに記載のトンネル用照明装置。
【請求項6】
前記照明パネルは、基板の表面側に実装された複数の発光素子と、前記基板の表面側を覆う透明カバーとを備え、前記基板の表面に光反射膜が形成されている請求項1から5のいずれかに記載のトンネル用照明装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかに記載のトンネル用照明装置をトンネル内に複数設置するトンネル用照明装置の設置方法であって、
複数の前記トンネル用照明装置を、それぞれ前記アーム部の回動面がトンネル横断面と平行になるように、トンネル内に車両進行方向に沿って間隔をあけて設ける設置工程と、
隣接する2つの前記照明パネルのうち、一方を主照射方向がトンネル横断面に沿うように配置すると共に、他方を主照射方向が車両進行方向側を向くように配置する調整工程とを備えるトンネル用照明装置の設置方法。
【請求項8】
前記調整工程は、主照射方向がトンネル横断面に沿う一方の前記照明パネルに対して、車両進行方向後方側に位置する他方の前記照明パネルを、主照射方向が車両進行方向側を向くように配置する工程を含む請求項7に記載のトンネル用照明装置の設置方法。
【請求項9】
前記設置工程は、複数の前記トンネル用照明装置の前記ベース部が取り付けられたケーブルラックをトンネル内に設ける工程を含む請求項7または8に記載のトンネル用照明装置の設置方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−146612(P2012−146612A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−6273(P2011−6273)
【出願日】平成23年1月14日(2011.1.14)
【出願人】(505398963)西日本高速道路株式会社 (105)
【出願人】(501497264)西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社 (17)
【Fターム(参考)】