ドライスーツ首、手首、足首防水

【課題】ドライスーツの首、手首、足首での露出部分の防水方法は、二通りあり、薄いゴム筒タイプは窮屈で脱着難と強度と耐久性に劣る欠点がある、ウエットラバー生地折り曲げタイプは、一定水圧の潜水には適しているが、流水水圧には防水が劣り、サーフィン等には不向きで普及していない。
【解決手段】折り曲げ部分の外側に高収縮のシリコーンを使用する事で、折り曲げた時は肌との密着度を高め、手首等を締めつけすぎず運動機能に優れ、激しい水流水圧でも防水効果を保ち、サーフィン等での使用も可能にした。
また折り曲げを戻すと肌側にシリコーン部分は外側になり脱着も容易で強度と耐久性にも優れている。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【発明に属する技術分野】
【０００１】
潜水やサーフィン等のウエットスーツの生地、縫い目、ファスナーを完全防水構造を設け、首、手首、足首の露出部分を極端に締め付けず運動機能を損なう事も無く、激しい水流水圧でも防水機能を保ち潜水のみならずサーフィン等の激しい水流水圧にも適し、脱着が容易で強度と耐久性にも優れたドライスーツを目指すものである
【背景技術】
【０００２】
従来のドライスーツは生地、縫い目、ファスナーは完全防水対策は出来ているが、首、手首、足首の露出部分からの防水が難点で、薄いゴム筒で各部を締め付けての防水方法と、ウエットラバー生地を折り曲げでの防水方法が普及している。
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
防水対策の薄いゴム筒方法は、防水の為にきつく締め付ける必要があり、脱着が困難な事と締め付けがきつく運動に適さない、また薄いゴムの強度と耐久性に難点がある。
防水対策ウエットラバー生地折り曲げ方法は、脱着は容易で運動機能にも耐久性にも優れている、しかし潜水などの一定水圧条件には効果があり普及しているが、サーフィン等の激しい水流水圧の掛かる状態には防水性能が劣り普及していない。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
ウエットラバー生地折り曲げドライスーツの襟、袖、裾先端外側に適度な幅と厚みの高収縮のシリコーン素材を接着使用した、肌側へ折り曲げる事で締め付けすぎずに激しい水流水圧でも浸水を防ぐ密着度を得た、折り曲げを戻し高収縮シリコーンを外側にする事で脱着も容易にできる、またウエット生地への接着なので強度と耐久性にも優れている。
先端の高収縮シリコーンを内側に設け、脱着時に折り曲げて使用する事も可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００５】
図面１はドライスーツ全体図、
▲１▼防水スーツ素材、▲２▼防水ファスナー、
▲３▼ブーツ付きドライスーツ（寒冷地使用でブーツ付きやブーツ手袋付きも可能である）
図面２は手首袖先部分図、
▲４▼スーツ素材、▲５▼高収縮シリコーン、図では手首を締め付けすぎず袖のズレにもより対応出来る用に▲６▼ヒレ付き構造で示した、ヒレ部分を増やしたり、ヒレ無しで高収縮シリコーンの厚みのみでも効果あり。
図２−１脱着時図２−２防水時
【発明の効果】
【０００６】
袖先等の防水箇所に高収縮シリコーンを使用する事で締め付けすぎずに肌との密着度を高めた、激しい水流水圧でも防水機能を保ち、一定水圧の潜水のみならずサーフィン等の激しい水流水圧にも対応できた。
袖先等先端を内側に折り曲げると、高収縮シリコーン部分が肌と密着して防水機能を保つ。
先端を延ばすと高収縮シリコーンは外側になり、一般のウエットスーツ素材が肌側で脱着が容易、ウエット生地への接着で強度と耐久性にも優れている、
暑すぎる時は、高収縮シリコーンを外側にセットしたままでウエットスーツとしても使用出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】全体図
【図２】袖先図図２−１脱着時図２−２防水時
【符号の説明】
▲１▼：防水スーツ素材 ▲２▼：防水ファスナー ▲３▼：ブーツ付きドライ ▲４▼：スーツ素材 ▲５▼：高収縮シリコーン ▲６▼：ヒレ

【特許請求の範囲】
【請求項１】
ドライスーツの首、手首、足首などの防水構造で、スーツ襟、袖、裾、先端片面に適度な幅と厚みの高収縮シリコーンを設けた構造、防水時は肌側で肌との密着により防水機能を高め、脱着時は外側にセットして脱着を容易にする事が出来る構造。
【請求項２】
前記、高収縮シリコーンは厚みのみでも防水効果は得られるが、ヒレ（図面２の▲６▼）を設ける事で、より激しい水圧にも防水機能を得られる。

【図１】