説明

ノイズプレートを有するヘッドセット

ヘッドセットは、装着者の頭上に装着できるバンドにより結合された2つのイヤホンを備える。各イヤホンはノイズプレートを含み、このノイズプレートはトーナメント試合環境等の環境における雑音を弱めるか、または除去するように機能する。ノイズプレートは孔部を含み、マイクロホンを収容するブームアセンブリは、装着者の発する声を音声回路に伝送するためにこの孔部を通して係合する。ノイズプレートを取り外すとグリルを露出することができ、それにより周囲環境で発生する音をイヤホンに入れることができる。

【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2007年12月17日に提出された仮出願第61/014360号の利益を請求し、この仮出願は参照によって本明細書に組み込まれる。
【背景】
【0002】
従来のヘッドホンはサイズを縮小した2つのラウドスピーカから形成され、両ラウドスピーカはヘッドバンドによりともに組み付けられて、装着者の耳を覆うように装着される。かつては重くて大きかったヘッドホンは、現在ではより軽く小さい現代的な設計が特徴となっている。トーナメント試合等、騒々しい環境でのヘッドホンの使用は、チームメンバーにとって試合の音を聞くために必要である。戦略を伝えるために、チームメンバーは、互いに聞こえるように大きな声で叫ばなくてはならないことがしばしばである。
【概要】
【0003】
本概要では、以下の詳細な説明でさらに説明する概念から選んだ内容を簡略化した形で紹介する。本概要は、請求対象である主題の主要な特徴を特定することを意図されておらず、また請求対象である主題の範囲を判断する際の助けとして使用することも意図されていない。
【0004】
本主題の一態様は、電気エネルギーを音波に変換するように構成された左側イヤホンを備えるヘッドセットを含む。左側イヤホンは左側ノイズプレートを含む。左側ノイズプレートは左側孔部を含む。左側孔部はマイクロホンを案内して左側イヤホンと接触させるように構成される。ヘッドセットは、電気エネルギーを音波に変換するように構成された右側イヤホンも含む。右側イヤホンは右側ノイズプレートを含む。右側ノイズプレートは右側孔部を含む。右側孔部はマイクロホンを案内して右側イヤホンと接触するように構成される。ヘッドセットは、ヘッドセットが装着者の頭上に装着されるように左側イヤホンおよび右側イヤホンを保持するように構成されたバンドをさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【0005】
上記の各態様および本発明に伴う多くの利点は、添付図面とともに以下の詳細な説明を参照して解することで、より容易に認識することができる。
【図1A】図1Aは、例示の取外し可能なブームアセンブリを含む一対のイヤホンの一例を示す斜視図である。
【図1B】図1Bは、例示の取外し可能なブームアセンブリを含む一対のイヤホンの一例を示す斜視図である。
【図2】図2は一例としてのイヤホンの分解斜視図である。
【図3】図3は一例としてのイヤホンの分解斜視図である。
【図4】図4は、例示の取外し可能なブームアセンブリを含むイヤホンの分解斜視図である。
【図5】図5はマイクロホンの斜視図である。
【図6】図6は、電気信号をイヤホン装着者に聞こえるほど十分に大きな音に変えるための、ベゼルに組み付けられた部品の集まりの一例を示す斜視図である。
【図7A】図7Aは、一例としてのノイズプレートの外観斜視図である。
【図7B】図7Bは、一例としてのノイズプレートを内側から見た斜視図である。
【図7C】図7Cは、一例としてのノイズプレートの底面図である。
【図7D】図7Dは、一例としてのノイズプレートの側面図である。
【図7E】図7Eは、一例としてのノイズプレートの正面図である。
【図7F】図7Fは、一例としてのノイズプレートの背面図である。
【図7G】図7Gは、一例としてのノイズプレートの上面図である。
【詳細な説明】
【0006】
競技試合環境において、最新ヘッドセットはマイクロホンを支持するブームアセンブリを有する音声交換機に接続されており、相手に聞こえるように叫ばなくても、チームメイト間のコミュニケーションをとることができる。本主題の様々な実施形態において、電気エネルギーを音波に変換するイヤホンは、試合環境中に外部で発生する音を受ける透過層として構成されるグリルを有するように設計され、このグリルはノイズプレートと組み合わされる。このノイズプレートは、グリルを覆うことで、雑音を弱めたり、除去したりするように構成される。また、ノイズプレートは、その視認性により、絵柄、広告、記章、商標、デザイン等が表示されるプラットフォームを提供する。また、各ノイズプレートは、装着者が発する連絡を受ける内部音声部品にブームアセンブリのジャックを案内する孔部を有する。ブームアセンブリは、装着者の好みに応じて右側イヤホンまたは左側イヤホンのどちらかに、取外し可能に着脱できる。
【0007】
図1A、1Bは、装着者の頭上に装着される一対のバンド108A、108Bにより保持されて選手の耳を覆う一対のイヤホン101A、101Bを備えるヘッドセット100を示す。各イヤホン101A、101Bは、パッド102A、102Bを含み、パッドは耳を完全に囲むようにして包み込む。各イヤホン101A、101Bは、シェル102A、102Bへ機械的に連結されるフレーム106A、106Bを含む。シェル102A、102Bは、さらにパッド102A、102Bへ機械的に連結されて、パッド102A、102Bとシェル104A、104Bとの間にあるアセンブリ部品を囲み、そして各イヤホン101A、101Bの構造に剛性を与える。
【0008】
各イヤホン101A、101Bは、トーナメント試合中などの競技環境で発生する注意をそらす雑音を遮断するノイズプレート110を含む。ノイズプレート110は、トーナメント中にチームメイトが叫ぶのをヘッドセット100の装着者が聞けるように、ノイズプレート110をイヤホン101A、101Bに締着する磁気結合よりも大きい力を働かせて、ノイズプレート110を取り外すことができる。ノイズプレート110は、イヤホン101A、101Bの雌ポート(図示せず)に係合するようにブームアセンブリ114のジャック116を案内する孔112を含む。接続されると、ヘッドセット100の装着者は、音声回路のコンポーネント(図示せず)への送信が可能なマイクロホンスクリーン118が受けた発話により、音声コミュニケーションを行えるようになる。
【0009】
イヤホン101A、101Bは、中空円筒部120A、120Bを介してバンド108A、108Bへ機械的に連結される。音声コミュニケーションをイヤホン101A、101Bへ送信する音声ワイヤは、これらの円筒部120A、120Bで保護されている。また、これらの音声ワイヤはブームアセンブリ114からの音声コミュニケーションを受信し、他の音声処理回路(不図示)へ送信することができる。図1Bは、イヤホン101Aを約90度回転できることを示している。イヤホン101Bも同様に回転できる。装着者は、ヘッドセット100を首にかけているとき、両イヤホン101A、101Bを回転することで、パッド102A、102Bを胸部に置けるので、快適さが向上し、また、ノイズプレート110A、110B上の絵柄、広告、記章、商標、デザイン等が見えるようにすることができる。
【0010】
図2、図3は例示のイヤホン101の分解斜視図である。イヤホン101はノイズプレート110を含む。ノイズプレート110は矩形であり、ブームアセンブリ114が受けた音声情報を送信する音声回路(不図示)へジャック116を案内する孔部112を含む。イヤホン101は、開口202Fを形成するための環状ガスケット202を含む。複数のホール202A〜202Dはガスケット202の隅部近傍に設けられている。これらのホールは、磁気部材210A〜210Dがノイズプレート110をイヤホン101の他のアセンブリ部品へ磁気結合できるようにする。ガスケット202は、イヤホン101の音声回路(図示せず)にジャック116が係合するように案内する孔112とともに連通する孔202Eを含む。一実施形態において、ガスケット202は、ノイズプレート110が雑音を消去または減らすのを助ける材料で形成することが好ましい。これに適した材料のひとつは発泡材料である。
【0011】
イヤホン101は、スクリーンを形成する孔を穿ったこと特徴とするグリル204を含む。周囲音がノイズプレート110またはガスケット202の単体または組合せにより弱められることもない、または除去されることもない場合、周囲音はこのスクリーンを通過してイヤホン101に入ることが可能である。グリル204は、ノイズプレート110、ガスケット202、およびグリル204のアセンブリを、イヤホン101の残りのアセンブリ部品へ磁気的に結合するためのいくつかの磁気部材210A〜210Dを収容するいくつかの中空円筒部204A〜204Dを含む。突出する中空円筒部204Eは、ノイズプレート110の孔112で終わるガスケット202のホール202E内に突出し、イヤホン101の音声回路(図示せず)に係合するように、ブームアセンブリ114のジャック116の案内をさらに助ける。
【0012】
イヤホン101はU字状競走路形を特徴とするフレーム106を含む。中空円筒部206A、206Bは、このU字状フレーム106の一方のアームの一側から角度をつけて突出する。中空円筒部206A、206Bは、フレーム106が様々な角度に揺動できるように、イヤホン101の開口部208A、208Bに係合し、イヤホン101の装着者の快適さを向上させる。
【0013】
イヤホン101は2つの開口端を有するシェル104を含む。シェル104の近位端の直径は、シェル104の遠位端に向かってテーパを成して首部を形成する。シェル104の首部の両側にある2つの開口部208A、208Bは、フレーム106の突出する中空円筒部206A、206Bと係合するので、フレーム106がシェル104を背にして揺動できる。シェル104の遠位端に位置するノッチ208Cは、イヤホン101へ音声情報を伝送するためのスピーカワイヤを受け入れるように構成されている。
【0014】
イヤホン101は、スピーカシステムの電気、電子および機械部品が組み付けられるベゼル210を含む。イヤホン101は、しなやかな環状部材212を含み、この環状部材212の中央開口部が、ベゼル210に収容されたスピーカシステムにより再生される音声をはっきりと出すことを可能にする。複数のホール212A〜212Dは環状部材212をベゼル210に連結する。パッド102は、イヤホン101の装着者の耳を包むイヤホン101の部品である。
【0015】
図3は、図2では容易に見ることができない要素を見えるようにした図である。イヤホン101のノイズプレート110は、このノイズプレート110をイヤホン101の他のアセンブリ部品へ磁気結合させる磁気部材210A〜210Dを収容するための突出した中空円筒部110A〜110Cを含む。ブームアセンブリ114は、ジャック116を収容する近位端とマイクロホンスクリーン118を収容する遠位端とを含む。突出する中空円筒部206A、206Bを、イヤホン101を背面から表す図3の分解斜視図で分かり易く示す。
【0016】
図4は、イヤホン101の二つの部分からなる部分アセンブリの分解斜視図である。一方の部分は、シェル104と、フレーム106と、ノイズプレート110とを備えるアセンブリを含む、イヤホン101の製造部品でできた嵌合部分である。イヤホン101のアセンブリ部品へイヤホンワイヤを案内するノッチ208Cが示されている。ノイズプレート110の孔部112は、機械的かつ電気的にクラッチ214と結ばれるようにブームアセンブリ114のジャック116を案内する。このクラッチ214はイヤホン101の他方の部分に設けられている。
【0017】
クラッチ214はベゼル210に収容されている。ベゼル210は部品アセンブリの一部品であり、この部品アセンブリはパッド102と環状部材212とを含み、これらパッドと環状部材がともに、イヤホン101の製造部品のもう一つの嵌合部分を構成する。具体的には、クラッチ214は、ジャックカラー402を把持してブームアセンブリ114をしっかり把える3つのフィンガ214A〜214Cを備え、同時に、ジャック116がワイヤの形状部216およびベゼル210の他のアセンブリ部品と電気的に結ばれるとともに、ブームアセンブリ114が同軸回転(ジャック116がクラッチ214に挿入される方向)できるようになっている。複数の磁気部材210A〜210Dは、これらがベゼル210をイヤホン101の他の部品へ磁気的に結合する締着機能を示すために、図中では浮かせて表されている。
【0018】
図5は、ブームアセンブリ114を示す斜視図である。ブームアセンブリ114はその近位端に、基部502のところでジャック116を収納するために用いるジャックカラー402を収納するブームオーバーモールド部504を含む。ブームアセンブリ114の遠位端においては、マイクロホン受けがマイクロホンスクリーンの後側に隠れている。マイクロホンスクリーン118は、前側のマイクロホンハウジング508とともに長手方向に並べられている。マイクロホンハウジングの背面506は、前側マイクロホンハウジング508とマイクロホンスクリーン118とを支持する。
【0019】
図6は、イヤホン101の一部分を形成するように組み立てられる部品の集まりを示す。この部品の集まりは、パッド102、環状部材212およびベゼル210を含む。複数の磁気部材210A〜210Dは金属の雌部材602A〜602Dに係合する。これらの金属の雌部材は突出する中空円筒部であることを特徴とし、それらの端部は、複数の磁気部材210A〜210Dに対応して係合する金属露出部を含む。
【0020】
ベゼル210はクラッチ214を含み、このクラッチ214は、矩形プラットフォーム606から垂直に突出する3つのフィンガ214A〜214Cから形成されるとともに、ねじを介してベゼル210に締着される。ジャック116を保持する張力を与えることにより、ブームアセンブリ114のジャック116に機械的に結合されるように構成されるワイヤの形状部216は、フィンガ214A〜214Cの遠位端に巻き付けられる。遠位端における各フィンガ214A〜214Cは、ワイヤの形状部216がフィンガ214A〜214C上を滑らないようにワイヤの形状部216がセットされる溝を有する。音声回路を有するPCボード604はフィンガ214A上に置かれ、フィンガ214B、214CはPCボード604の直上に位置する。ベゼル210は、2つのウイング608A、608Bを含む環状部を特徴とするドライバプロテクタ608を含む。ドライバプロテクタ608は接着剤等の適切な固定剤を使用してベゼル210に固定される。ドライバプロテクタ608のウイングは、ドライバプロテクタ608が滑らないように2つのC字部材614A〜614Bと係合する。好ましくはアルミニウムで成形された2つのフィンガ610A〜610Bは、その近位端がベゼル210に取り付けられる一方、遠位端は、孔部208A、208Bに係合するように互いに離れて突出するドーム状部材で仕上げられており、図2などの他の図で説明した、フレーム106がシェル104を揺動できるようになっている。
【0021】
図7A〜7Gはノイズプレート110の様々な図である。図7Aは、ノイズプレート110を前から見た斜視図であり、突出する中空円筒部110Aの一部が見える。図7Bは、ノイズプレート110を後から見た斜視図である。図7Cは、ノイズプレート110の底面図であり、ノイズプレート110の表面にわたるゆるやかな湾曲が示されている。図7Dはノイズプレート110の側面図であって、ゆるやかな湾曲が示されている。図7Eはノイズプレート110の正面図である。図7Fはノイズプレート110の背面図である。図7Gはノイズプレート110の上面図であって、表面にわたるノイズプレート110の湾曲が示されている。
【0022】
実施形態を図示および説明してきたが、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、様々な変更を行えることはいうまでもない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気エネルギーを音波に変換するように構成され、左側ノイズプレートを含む左側イヤホンであって、前記左側ノイズプレートは、マイクロホンを案内して前記左側イヤホンと接触させるように構成される左側孔部を含む左側イヤホンと、
電気エネルギーを音波に変換するように構成され、右側ノイズプレートを含む右側イヤホンであって、前記右側ノイズプレートは、マイクロホンを案内して前記右側イヤホンと接触させるように構成される右側孔部を含む右側イヤホンと、
前記ヘッドセットが装着者の頭上に装着されるように前記左側イヤホンおよび右側イヤホンを保持するように構成されるバンドと、
を備えるヘッドセット。
【請求項2】
前記バンドと前記左側イヤホンおよび前記右側イヤホンとを機械的に結合する左側円筒部および右側円筒部をさらに備え、前記左側イヤホンは、前記左側イヤホンが前記左側円筒部の周りを90度回転できるように構成され、前記右側イヤホンは、前記右側イヤホンが前記右側円筒部の周りを90度回転できるように構成される請求項1のヘッドセット。
【請求項3】
ブームアセンブリをさらに備え、前記ブームアセンブリは、近位端および遠位端を有するその長手方向形状を特徴とし、前記近位端は、前記左側イヤホンの前記左側ノイズプレートの前記左側孔部または前記右側イヤホンの前記右側ノイズプレートの前記右側孔部のいずれかに挿入するように構成されるジャックを収容するジャックカラーを支持し、前記遠位端は、前記ヘッドセットの前記装着者が発する声を受けるように構成されるマイクロホンスクリーンを支持する請求項1のヘッドセット。
【請求項4】
前記左側ノイズプレートの前記左側イヤホンへの締着、または前記右側ノイズプレートの右側イヤホンへの締着のいずれかを行う磁気結合よりも大きい力を働かせることにより、前記左側ノイズプレートまたは前記右側ノイズプレートのいずれかを取り外すことができる請求項1のヘッドセット。
【請求項5】
4つの中空円筒部が、前記左側ノイズプレートまたは前記右側ノイズプレートのいずれかの後側から突出し、各中空円筒部は、左側ノイズプレートの前記左側イヤホンへの結合、または前記右側ノイズプレートの前記右側イヤホンへの結合のいずれかを行う磁気部材を収容するように構成される請求項4のヘッドセット。
【請求項6】
ガスケットをさらに備え、前記ガスケットは、前記ガスケットの隅部近傍に開口部と複数のホール部とを形成するように構成される環形状を特徴とし、各ホール部は、前記左側ノイズプレートまたは前記右側ノイズプレートのいずれかの中空円筒部へ磁気部材が到達することを容易にし、前記ガスケットは孔部を含み、前記孔部はジャックを案内して音声回路に係合させるように、前記左側ノイズプレートまたは前記右側ノイズプレートのいずれかの孔部とともに連通するように構成される請求項5に記載のヘッドセット。
【請求項7】
スクリーンを形成するように構成されるグリルをさらに備え、前記スクリーンの穿孔は、前記左側ノイズプレートまたは右側ノイズプレートのいずれかとガスケットとが、単独または組合せで周囲音を弱めない、または除去しない場合、周囲音が前記左側イヤホンまたは右側イヤホンに入ることを許容し、前記グリルは、磁気部材が、前記ノイズプレートと、前記ガスケットと、前記グリルとを磁気的に結合させて部品アセンブリとすることを容易にするように構成されるいくつかの中空円筒部を含む請求項6のヘッドセット。
【請求項8】
U字型競走路形状を特徴とするフレームをさらに備え、中空円筒部は、前記U字型フレームが揺動できるように、前記U字型フレームのいずれかのアームの一側から角度を有して突出する請求項7のヘッドセット。
【請求項9】
2つの開口端を有するシェルをさらに備え、一方の開口端は近位端であり、他方の開口端は遠位端であり、前記シェルの前記近位端の直径は前記シェルの前記遠位端に向かってテーパを成して首部を形成し、前記シェルの前記首部の両側にある2つの開口部は前記フレームの突出する中空円筒部に係合する請求項8のヘッドセット。
【請求項10】
スピーカシステムの電気的、電子的、および機械的部品が組み付けられるベゼルをさらに備える請求項9のヘッドセット。
【請求項11】
しなやかな環状部材をさらに備え、前記環状部材の中央開口部は、前記ベゼルに収納された前記スピーカシステムにより再生された音声をはっきりと出すことを可能にする請求項10のヘッドセット。
【請求項12】
前記ヘッドセットの前記装着者の耳を包むように構成されるパッドをさらに備える請求項11のヘッドセット。
【請求項13】
電気エネルギーを音波に変換するように構成され、ノイズプレートを含む部品アセンブリを備え、前記ノイズプレートはマイクロホンを案内して前記イヤホンと接触させるように構成される孔部を含むイヤホン。
【請求項14】
前記部品アセンブリに、前記ノイズプレートを締着する磁気結合よりも大きい力を働かせることにより前記ノイズプレートを取り外すことができる請求項13のイヤホン。
【請求項15】
4つの中空円筒部が前記ノイズプレートの後側から突出し、各中空円筒部は前記ノイズプレートを結合する磁気部材を収容するように構成される請求項14のイヤホン。
【請求項16】
ガスケットをさらに備え、前記ガスケットは、前記ガスケットの隅部近傍に開口部と複数のホール部を形成するように構成される環形状を特徴とし、各ホール部は前記ノイズプレートの中空円筒部へ磁気部材が到達することを容易にし、前記ガスケットは孔部を含み、前記孔部はマイクロホンジャックを案内して音声回路系に係合させるように、前記ノイズプレートの孔部とともに連通するように構成される請求項15のイヤホン。
【請求項17】
スクリーンを形成するように構成されるグリルをさらに備え、前記スクリーンの穿孔は、前記ノイズプレートのいずれかとガスケットとが、単独または組合せで周囲音を弱めない、または除去しない場合、周囲音が前記イヤホンに入ることを許容し、前記グリルは、磁気部材が、前記ノイズプレートと、前記ガスケットと、前記グリルとを磁気的に結合させて部品アセンブリとすることを容易にするように構成されるいくつかの中空円筒部を含む請求項16のイヤホン。
【請求項18】
U字型競走路形状を特徴とするフレームをさらに備え、中空円筒部は、前記U字型フレームが揺動できるように、前記U字型フレームのいずれかのアームの一側から角度を有して突出する請求項17のイヤホン。
【請求項19】
2つの開口端を有するシェルをさらに備え、一方の開口端は近位端であり、他方の開口端は遠位端であり、前記シェルの前記近位端の直径は前記シェルの前記遠位端に向かってテーパを成して首部を形成し、前記シェルの前記首部の両側にある2つの開口部は前記フレームの突出する中空円筒部に係合する請求項18のイヤホン。
【請求項20】
スピーカシステムの電気的、電子的、および機械的部品が組み付けられるベゼルをさらに備える請求項19のイヤホン。

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7A】
image rotate

【図7B】
image rotate

【図7C】
image rotate

【図7D】
image rotate

【図7E】
image rotate

【図7F】
image rotate

【図7G】
image rotate


【公表番号】特表2011−507462(P2011−507462A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−539759(P2010−539759)
【出願日】平成20年12月17日(2008.12.17)
【国際出願番号】PCT/US2008/087280
【国際公開番号】WO2009/079604
【国際公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【出願人】(510121307)アストロ ゲーミング インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】