説明

ハウジング構造

【課題】 ハウジング構造を提供する。
【解決手段】 収容スペースを有するハウジングと、操作部と制限部とを有し、且つ第一位置と第二位置の間で移動できる方式で前記収容スペースに設置されると共に、前記制限部は前記操作部と接続される把持部材と、前記収容スペースに設置される第一ストッパーと、前記収容スペースに設置され、前記第一ストッパーの下方に位置される第二ストッパーとを含み、前記把持部材は前記第一位置に位置した時、前記操作部は前記第一ストッパーと接し、且つ前記把持部材は前記第二位置に位置した時、前記制限部は前記第二ストッパーと接するハウジング構造。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハウジング構造に関し、特に、収納式の把持部材を有するハウジング構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図3は従来のハウジング構造である。図3を参照すると、従来、サーバーに応用されるハウジング構造10において、通常は、運搬し易いように、ハウジング11の両側に把持部材12を設置し、把持部材12はハウジング11上で回転することができる。運搬する時、使用者に把持し易いように、把持部材12を外向きに回転することができ、収納する時、把持部材12をハウジング11上の凹溝13内に隠すことができる。しかし、従来の把持部材12はハウジング11のサイドに設置され、その受力の方向は水平面と垂直していないので、このタイプの把持部材12は単に比較的に軽量な積載物のハウジング構造の積載だけに適用される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、ハウジング構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は収容スペースを有するハウジングと、操作部と制限部とを有し、且つ第一位置と第二位置の間で移動できる方式で前記収容スペースに設置されると共に、前記制限部は前記操作部と接続される把持部材と、
前記収容スペースに設置される第一ストッパーと、前記収容スペースに設置され、前記第一ストッパーの下方に位置される第二ストッパーとを含み、前記把持部材は前記第一位置に位置した時、前記操作部は前記第一ストッパーと接し、且つ前記把持部材は前記第二位置に位置した時、前記制限部は前記第二ストッパーと接するハウジング構造を提供する。
【0005】
本発明において、ハウジング構造は第一定位部と第二定位部を更に含み、第一定位部は第二ストッパーの下方に設置され、且つ第二定位部は第一定位部の下方に設置され、把持部材が第一位置に位置した時、制限部は第二定位部の下に制限される。
【0006】
本発明において、第一定位部は弾性凸塊を含む。
【0007】
本発明において、把持部材は第二位置に位置した時、制限部が第一定位部と第二ストッパーの間に制限される。
【0008】
本発明において、把持部材は第三位置に位置した時、制限部が第一定位部と第二定位部の間に制限される。
【0009】
本発明において、第二定位部は弾性凸塊を含む。
【0010】
本発明において、操作部はR角を有する。
【発明の効果】
【0011】
本発明のハウジング構造の把持部材は収容スペース内に垂直に移動する。その受力方向は水平面と垂直であるので、比較的に大きな重力を受けることができる。また、把持部材はハウジングの上方から取出す。この設計によって、ハウジングの周囲スペースの配置応用が更に弾力的に行える。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1A】本発明のハウジング構造の概略図である。
【図1B】本発明のハウジング構造の概略図である。
【図2A】本発明のハウジング構造の把持部材が第一位置に位置する概略図である。
【図2B】本発明のハウジング構造の把持部材が第三位置に位置する概略図である。
【図2C】本発明のハウジング構造の把持部材が第二位置に位置する概略図である。
【図3】従来のハウジング構造である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明についての目的、特徴、長所が一層明確に理解されるよう、以下に実施形態を例示し、図面を参照にしながら、詳細に説明する。
【実施例】
【0014】
図1A、図1Bは本発明のハウジング構造の概略図である。図1A、図1Bを参照すると、本発明のハウジング構造100はハウジング110と二つの把持部材120を含むサーバーホストである。ハウジング110は二つの収容スペース111を有し、且つ二つの把持部材120はハウジング110の両サイドにそれぞれ設置され、且つ移動可能な方式で収容スペース111内に設置される。把持部材120は第一位置(図1Aに示すように)に収納され、ハウジング110内に隠れることができる。または、使用者がサーバーを運搬したい時、ハウジング構造100を運搬し易いように、把持部材120を収容スペース111内から第二位置(図1Bに示すように)に引っ張り出すことができる。
【0015】
図2A、図2B、図2Cは本発明のハウジング構造の把持部材が第一位置、第三位置、及び第二位置にそれぞれ位置する概略図である。図2A〜図2Cを参照すると、ハウジング構造100の各収容スペース111は第一ストッパー131と、第二ストッパー132と、一対の第一定位部141と、一対の第二定位部142とを更に含み、把持部材120は操作部121と制限部122を含み、操作部121はR角を有し、使用者がR角の所在する所から操作部121を上げやすいようにし、制限部122は操作部121と接続する。制限部122は第一定位部141と第二定位部142に合わせて、把持部材120の定位位置を制限することができる。
【0016】
第一ストッパー131は収容スペース111に設置され、第二ストッパー132は第一ストッパー131の下方に設置され、第一定位部141は第二ストッパー132の下方に設置され、第二定位部142は第一定位部141の下方に設置され、把持部材120の制限部122は第二ストッパー132、第一定位部141、及び第二定位部142の間を移動でき、第一定位部141と第二定位部142は弾性凸塊を含み、制限部122が第一定位部141、または第二定位部142をそれぞれ跨いだ後、把持部材120を第一位置(図2Aに示すように)、第二位置(図2Cに示すように)、または第三位置(図2Cに示すように)に定位することができる。
【0017】
図2Aに示すように、把持部材120が第一位置に位置した時、操作部121は第一ストッパー131と接し、把持部材120が収容スペース111内に入り過ぎないように防ぐ。この時、操作部121は収容スペース111から露出され、使用者が操作部121によって、把持部材120を上げ易くする。且つ制限部122は第二定位部142によって、第二定位部142の下方に制限され、制限部122がまだ上げられていない時、第二定位部142を跨ぐ前に、把持部材120を第一位置に固定して保持させることができ、揺れ動くことによって、収容スペース111内で移動することがない。
【0018】
図2Bに示すように、使用者は把持部材120を上げ、制限部122が第二定位部142を跨いて、第三位置に到達させることができ、この時、制限部122は第一定位部141と第二定位部142の間に制限される。
【0019】
または、図2Cに示すように、使用者は把持部材120を完全に上げ、制限部122が第一定位部141を跨いて、第二位置に到達させることができ、この時、制限部122は第二ストッパー132と接し、第二ストッパー132は把持部材120が収容スペース111から脱出するのを止めることができ、制限部122が第一定位部141を跨いだ後、第一定位部141は制限部122を第一定位部141と第二ストッパー132の間に固定して保持することができる。
【0020】
注意すべきことは、変形例において、必要によって、第一定位部141と第二定位部142の間に複数の定位部を追加することができ、把持部材120が更なる多段の定位を実行できる。また、もう一つの変形例において、第一ストッパー131、第二ストッパー132、第一定位部141、及び第二定位部142は収容スペース111の任意の表面に設置することができ、図2A〜図2Cのような前記表面に限らない。
【0021】
本発明のハウジング構造100の把持部材120は収容スペース111内に垂直に移動する。その受力方向は水平面と垂直しているので、比較的に大きな重力を受けることができる。また、把持部材120はハウジング110の上方から取出す。この設計によって、ハウジング110の周囲スペースの配置応用が更に弾力的に行える。
【0022】
以上、本発明の好適な実施例を例示したがこれは本発明を限定するものではなく、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限りにおいては、当業者であれば行い得る少々の変更や修飾を付加することが可能である。従って、本発明が請求する保護範囲は、特許請求の範囲を基準とする。
【符号の説明】
【0023】
10 ハウジング構造
100 ハウジング構造
11 ハウジング
110 ハウジング
111 収容スペース
12 把持部材
120 把持部材
121 操作部
122 制限部
13 凹溝
131 第一ストッパー
132 第二ストッパー
141 第一定位部
142 第二定位部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
収容スペースを有するハウジングと、
操作部と制限部とを有し、且つ第一位置と第二位置の間で移動できる方式で前記収容スペースに設置されると共に、前記制限部は前記操作部と接続される把持部材と、
前記収容スペースに設置される第一ストッパーと、
前記収容スペースに設置され、前記第一ストッパーの下方に位置される第二ストッパーとを含み、
前記把持部材は前記第一位置に位置した時、前記操作部は前記第一ストッパーと接し、且つ前記把持部材は前記第二位置に位置した時、前記制限部は前記第二ストッパーと接するハウジング構造。
【請求項2】
第一定位部と第二定位部を更に含み、前記第一定位部は前記第二ストッパーの下方に設置され、且つ前記第二定位部は前記第一定位部の下方に設置され、前記把持部材が前記第一位置に位置した時、前記制限部は前記第二定位部の下に制限される請求項1に記載のハウジング構造。
【請求項3】
前記第一定位部は弾性凸塊を含む請求項2に記載のハウジング構造。
【請求項4】
前記把持部材は前記第二位置に位置した時、前記制限部が前記第一定位部と前記第二ストッパーの間に制限される請求項2に記載のハウジング構造。
【請求項5】
前記把持部材は第三位置に位置した時、前記制限部が前記第一定位部と前記第二定位部の間に制限される請求項4に記載のハウジング構造。
【請求項6】
前記第二定位部は弾性凸塊を含む請求項4に記載のハウジング構造。
【請求項7】
前記操作部はR角を有する請求項1に記載のハウジング構造。



【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−25464(P2012−25464A)
【公開日】平成24年2月9日(2012.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−167733(P2010−167733)
【出願日】平成22年7月27日(2010.7.27)
【出願人】(502361706)技嘉科技股▲ふん▼有限公司 (111)
【氏名又は名称原語表記】GIGA−BYTE TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.6,Bao Chiang Road,Hsin−Tien District,New Taipei City 231,Taiwan
【Fターム(参考)】