説明

ハンガーまな板

【課題】フックにかける方法ではまな板が前後左右に揺れて一定の位置に安定しない。本体に金具を取り付ける方法では、金具まわりの接続部分に汚れや水分がたまりやすく、不衛生になることがある。まな板スタンドに立てる方法では、まな板の調理面のまな板スタンドと接触している部分が乾燥しにくいことがあり、置き場所をとる。そこで、まな板を、置き場所を取らずに安定した状態で収納でき、裏表の調理面がどことも接触することなく衛生的に乾燥することができるまな板を提供する。
【解決手段】まな板本体1にハンガー状の切込みを設けることによって、設置した吊り下げ棒にかける。この形状により、本まな板は、置き場所を取らずにゆれることなく安定した状態で収納でき、裏表の調理面がどことも接触することなく衛生的に乾燥することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、乾燥、収納しやすいまな板の形状に関する。
【背景技術】
【0002】
まな板を乾燥、収納するための従来のまな板の形状には、貫通した穴を設けてフックにかけるものがある。まな板本体に金具を取り付けてフックにかけるものもある(例えば、特許文献1参照)。また、まな板スタンドに立てるものもある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−66287号公報
【0004】
【特許文献2】特開2006−34486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上に述べた従来の技術によれば、貫通した穴を設けてフックにかける方法も、本体に金具を取り付けてフックにかける方法もまな板が前後左右に揺れて一定の位置に安定しない。本体に金具を取り付けると、金具まわりの接続部分に汚れがたまりやすく、金具の色が変色したり、水分が乾きにくかったりし不衛生になることがある。まな板スタンドに立てると、まな板の調理面のまな板スタンドと接触している部分が乾燥しにくいことがあり、置き場所を取る。
【0006】
そこで、この発明は、置き場所をとらずに安定した状態で収納でき、裏表の調理面がどこにも接触することなく衛生的に乾燥させることができるまな板を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するために、まな板本体にハンガー状の切り込みを設けたことを特徴とするまな板である。
【発明の効果】
【0008】
上記発明による効果は次の通りである。すなわち、このまな板は、乾燥に適した風通しのよい場所に設置した吊り下げ棒の一定の位置に安定してかけることができる。また、まな板の裏表の調理面がどことも接触することがなく、衛生的に乾燥させることができ、置き場所をとらない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の一実施形態を吊り下げ棒にかけた状態で示す斜視図である。
【図2】実施例を示す正面図である。
【0010】
この発明の一実施形態を、図1に示す。
まな板本体1は食材を切るための基準を充足した材質で作られていて、この本体1に、ハンガー状の切込みが設けられている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンガー状の切り込みを設けたことを特徴とするまな板。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−87885(P2011−87885A)
【公開日】平成23年5月6日(2011.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−259323(P2009−259323)
【出願日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【出願人】(509313555)
【Fターム(参考)】