説明

ハンドパペット

【課題】本考案はハンドパペットに関し、特にハンドパペットのキャラクターに合わせた鳴き声の鳴き笛をハンドパペット本体内に保持して、パペット手先部の動作を任意のリズムで繰り返して行うことによりハンドパペットにバリエーションに富んだ動作を付与して幼児等を楽しませることのできるハンドパペットを提供するものである。
【解決手段】ハンドパペット本体1の腹部内側には押圧動作の繰り返しによって空気の出入ができる中空体4が、ハンドパペット本体1と内布3とのの縫合部31によって保持されており、ハンドパペット空洞部11に使用者の手6を挿入して指挿入口21より指を挿入し、パペット手先部2にてハンドパペット本体1の外側より該中空体4を押圧して動作を繰り返せば、該中空体4に連結された鳴き笛41を発音させることができる。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はハンドパペットに関し、特にハンドパペットのキャラクターに合わせた鳴き声の鳴き笛をハンドパペット本体内に保持して、パペット手先部の動作を任意のリズムで繰り返して行うことによりハンドパペットにバリエーションに富んだ動作を付与して幼児等を楽しませることのできるハンドパペットを提供するものであり、また、大人が操作して幼児を楽しませると共に、幼児自体でも容易に使用できるハンドパペットを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より広く使用されているパペットは、単に人為的に簡単な動作を人形に与えて幼児を楽しませるものや、腹話術師等が話術に合わせて人形の動作を行わせるもので主に目や口の動きで顔の表情に変化を持たせるもの、又は電気的に音声やメロディーを発生させるもの等が一般的に普及している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来より広く使用されているパペットで単に人為的に簡単な動作を人形に与えて幼児を楽しませるものではパペットの動作のバリエーションに乏しく幼児が飽きやすいものであった。また、腹話術師等が話術に合わせて人形の動作を行わせるもので主に目や口の動きで顔の表情に変化を持たせるものでは、腹話術の技術がなければ使用できず、誰もが容易に使用できるものではなく主に大人が操作して幼児を楽しませるものが主体であった。又、電気的に音声やメロディーを発生させるものは構造が複雑でバッテリー等が必要であり製造コストもかかり、簡単な構造で親しみやすくして幼児が楽しめるものではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のハンドパペットは前記せる課題を解決するために創案されたものであり、しかも、パペットのキャラクターに合わせた鳴き声の鳴き笛を備えており、動作も任意のリズムで使用することができ、簡単な構造で動作のバリエーションに富んだ表現ができ幼児等を飽きずに楽しませることのできるハンドパペットに関し、大人が操作して幼児を楽しませると共に、幼児自体でも容易に使用できるハンドパペットを提供するものであり、従来の課題を解決する手段は次の通りである。
【0005】
即ち、本考案ハンドパペットは、ハンドパペット本体の腹部内側に、ハンドパペット本体と内布との縫合部によって保持された中空体を、パペット手先部にてハンドパペット本体外側より押圧動作を繰り返し、該中空体に連結された鳴き笛を発音させるように構成したことを特徴とし、中空体がゴムや弾性プラスチックで構成され、又はベローズ状に形成され、該中空体にそれぞれハンドパペットのキャラクターに合わせた鳴き声の鳴き笛が連結されていることを特徴とし、且つハンドパペット空洞部に使用者の手を挿入して指挿入口より指を挿入し、パペット手先部にてハンドパペット本体外側より押圧動作を繰り返し、該中空体に連結された鳴き笛を発音させるように構成したことを特徴としているハンドパペットである。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき本考案ハンドパペットの構成を具体的に説明する。
図面に於いて、図1は本考案ハンドパペットの正面図、図2は図1のA−A線に於ける部分断面図、図3は他の実施例を示す図1のA−A線に於ける部分断面図であり、図4は本考案ハンドパペットの使用状態を示す斜視図である。
【0007】
ハンドパペット本体1の腹部内側には押圧動作の繰り返しによって空気の出入ができる中空体4が、ハンドパペット本体1と内布3とのの縫合部31によって保持されており、ハンドパペット空洞部11に使用者の手6を挿入して指挿入口21より指を挿入し、パペット手先部2にてハンドパペット本体1の外側より該中空体4を押圧して動作を繰り返せば、該中空体4に連結された鳴き笛41を発音させることができる。
【0008】
図2に示す中空体4はゴムや弾性プラスチックで構成され、該中空体4の下部に鳴き笛41が連結されている。又、図3に示すようにべローズ5を同様にゴムや弾性プラスチックで構成してもよく、該ベローズ5に鳴き笛51を連結しても同様の効果が得られる。
【0009】
中空体4やベローズ5に連結される鳴き笛41、51はそれぞれハンドパペット本体1を形成するのキャラクターの種類に合わせた鳴き声の鳴き笛が連結されている。
【0010】
【考案の効果】
本考案ハンドパペットは以上説明したように、ハンドパペット空洞部に使用者の手を挿入して指挿入口より指を挿入し、パペット手先部にてハンドパペット本体外側より押圧動作を繰り返し、該中空体に連結された鳴き笛を発音させるように構成してあり、しかもハンドパペットのキャラクターに合わせた鳴き声の鳴き笛を備えており、動作も任意のリズムで使用することができ、簡単な構造で動作のバリエーションに富んだ表現ができ幼児等を飽きずに楽しませることのできるハンドパペットであり、大人が操作して幼児を楽しませると共に、簡単な構造で構成してあるので、幼児自体でも容易に使用できるハンドパペットである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ハンドパペットの正面図である。
【図2】図1のA−A線に於ける部分断面図である。
【図3】図1のA−A線に於ける部分断面図である。
【図4】本考案ハンドパペットの使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1.ハンドパペット本体
11.ハンドパペット空洞部
2.パペット手先部
21.指挿入口
3.内布
31.縫合部
4.中空体
41.鳴き笛
5.ベローズ
51.鳴き笛
6.使用者の手

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】ハンドパペット本体の腹部内側に、ハンドパペット本体と内布との縫合部によって保持された中空体を、パペット手先部にてハンドパペット本体外側より押圧動作を繰り返し、該中空体に連結された鳴き笛を発音させるように構成したことを特徴とするハンドパペット。
【請求項2】中空体がゴムや弾性プラスチックで構成され、又はベローズ状に形成され、該中空体にそれぞれハンドパペットのキャラクターに合わせた鳴き声の鳴き笛が連結されていることを特徴とする請求項1のハンドパペット。
【請求項3】ハンドパペット空洞部に使用者の手を挿入して指挿入口より指を挿入し、パペット手先部にてハンドパペット本体外側より押圧動作を繰り返し、該中空体に連結された鳴き笛を発音させるように構成したことを特徴とする請求項1のハンドパペット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【登録番号】実用新案登録第3077264号(U3077264)
【登録日】平成13年2月14日(2001.2.14)
【発行日】平成13年5月18日(2001.5.18)
【考案の名称】ハンドパペット
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願2000−8560(U2000−8560)
【出願日】平成12年10月26日(2000.10.26)
【出願人】(591111639)株式会社サンライク (1)