説明

バスト陰影化粧方法

【課題】女性の乳房を大きく豊満にしたい願望を、光の明暗と云う原理を活用して実現させるもので、今までになかった着衣の上から化粧を施すと云う革新的な化粧方法です。
【解決手段】着衣に合致した化粧料を使って、乳房の上面を明るい白色系化粧料で、反対に下面は暗色系化粧料を用いて、明暗をより強調する。衣ずれなどで霧散しないように定着スプレ−を吹きかけて安定させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明に類似した、着衣の上から化粧を施すといった案件は新規性のもので他に見当たらない。
【0002】
女性が乳房を高く見せたい為には、通常パットを挿入するか、外科手術による豊胸術を受ける、ほかに種々の方策がある。
【0003】
本発明は女性が、その体形を美しく見せたい願望のひとつが、乳房を大きく高く見せたい、その願いは切実で、本発明は容易に手軽に叶えられる方策と考える。
【0004】
着衣の上から女性の胸を注視すると、光と影が重要な要素であり、上のほうからの光を反射する乳房上方部分、その反対に乳房の下方部分には影の部分が生じる。
この原理を活用し、明るい上方部分をより明るく彩色し、影の下方部分をより暗陰色に彩色すると、明暗が強調され、乳房は錯覚により高く大きく見える。
【0005】
既に着衣している上へ、明色又は暗色を置くのであるから、単なる白、灰色、黒色では、ペンキ塗りのようになってしまう。
例えばピンク色を基調とした着衣に対してであったらピンクっぽい白、影にはピンクに灰黒色を混ぜたものを‥‥着衣が緑色を基調としたものであれば乳房の上面には白っぽい緑を‥‥影には緑に灰黒色を混ぜたものを使用するかとによって目的を達することができる。従って着衣毎に多様な色の明暗の塗布化粧料を用意し、用いることが望ましい。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
女性の願望である乳房を、少しでも大きく高くしたい為に払う努力を軽減したい。リスクを伴い且つ費用の嵩む豊胸手術をせずとも、その目的が達せられないかと考え本発明に至った。
【0007】
本発明は絵画的発想を基としている。入射した光が当たった部分は白く明色で、その反対部分は暗灰色で段階的にぼかすように色を使うと、物体は立体感をもって見る人に感動をあたえる。この原理を乳房の着衣の上から発色させよう…と云うことであります。
【発明が解決するための手段】
【0008】
通常顔面に化粧するファンデイション・おしろい・フェイスカラ−等とは成分の異なる、布に付着性のよい粉末状や練り形状の塗布剤をブラシに移し塗布する。或るはパフ及びスポンジを用いて塗布する。或いはまた、付着成分を含んだクリ−ム状、口紅ステック状にして塗布するのもよい。
【0009】
乳房上面に塗布する白く明るい塗布剤は、若干の微量微粒子の板状粉体をふくむ通常キラキラと光を反射する成分を含んでいるものが望ましい。
【0010】
板状粉体の具体例として雲母・合成雲母・板状タルク・セリサイト・板状酸化チタン等々が考えられる。
【0011】
着衣の上から塗布するのであるから、衣ずれなどにより容易に剥落するおそれがあるので、それを防ぐため透明なスプレ−を化粧後に吹きかけて、うすい被膜を形成する。
【発明の効果】
【0012】
一例として標準的乳房をもった女性に単色のTシャツを着せて、本発明の化粧方法を用いて化粧をしたとき、化粧する前の写真、化粧後の写真を事情を知らない他人にみせた処両者を比較して、一方は豊満な胸をもった別人であるとの結論に達した。
【0013】
女性は顔の化粧で日頃から鏡に向かってファンデ−ション類を塗布することに習練を積んで、大層巧みであります。顔に比べたら形状も単純であり、光、影を強調すればよいだけですから、技術的にむずかしくありません。
【0014】
若しも逆に乳房が大きすぎる、高すぎると悩む人もなきにしもあらずです。その時は乳房下部の影の暗い部分に明色を施すことによって低く錯覚させることができます。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】一例として着用時のTシャツを表わしたものであり、何等化粧を施さないもの、1と1aは乳房の上面でTシャツの生地そのままです。2と2aは乳房の下面で僅かに陰影があります。
【図2】着用した後本発明による、明暗を強調した化粧をほどこしたもので、3と3aは乳房上面です。4と4bは乳房下面です。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
女性の願望のなかで、重要関心事である胸部乳房の高さ、大きさを、光と影を人為的に化粧で強調することによって、着衣の上から、彩色化粧する化粧方法。
【請求項2】
請求項1の目的を達成するために、専用の色彩を調合したパウダ−、或いは
練りクリ−ム状の、塗布剤をセットした化粧品。
【請求項3】
着衣に着色したパウダ−、或いはクリ−ム状の物が、他の着衣に転移したり活動中に霧散したり、しないようにする為に、定着剤を噴霧する化粧品。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−38321(P2008−38321A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−239521(P2006−239521)
【出願日】平成18年8月9日(2006.8.9)
【出願人】(506299755)
【Fターム(参考)】