説明

バックライトアセンブリ用光源、及び光源を含むバックライトアセンブリ

【課題】複数の発光ダイオードが所定の角度をなして配置されるように、曲がった形態のプリント回路基板を含みながらも、曲がった部分で金属配線が損傷しないようにする、バックライトアセンブリ用光源、及びこれを含むバックライトアセンブリを提供する。
【解決手段】本発明の一実施例に係るバックライトアセンブリ用光源は、第1部分、第2部分、及び前記第1部分の一側辺と前記第2部分の一側辺とを接続する接続部を含むプリント回路基板と、前記プリント回路基板の前記第1部分上に形成される第1発光部材と、前記プリント回路基板の前記第2部分上に形成される第2発光部材;前記第1発光部材と接続されて、前記第1部分上に形成される第1配線接続部材と、前記第2発光部材と接続されて、前記第2部分上に形成される第2配線接続部材とを含み、前記接続部は曲がった形態であり、前記第1配線接続部材及び前記第2配線接続部材は互いに接続される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バックライトアセンブリ用光源、及びこれを含むバックライトアセンブリに関し、より詳しくは、複数の発光ダイオードが所定の角度をなして配置されるように曲がった形態のプリント回路基板を含みながらも、曲がった部分で金属配線が損傷しないようにする、バックライトアセンブリ用光源、及びこれを含むバックライトアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
現在幅広く利用されるコンピュータモニタ、テレビ、携帯電話機などには表示装置が必要である。表示装置としては、陰極線管表示装置、液晶表示装置、及びプラズマ表示装置などがある。
【0003】
液晶表示装置は、現在最も幅広く使用されているフラットパネル表示装置のうちの一つであって、画素電極と、共通電極などの電場生成電極が形成されている二枚の表示板と、その間に挟持されている液晶層とからなり、電界生成電極に電圧を印加して液晶層に電界を与え、これによって液晶層の液晶分子の配向を決定し、入射光の偏光を制御することによって映像を表示する。
【0004】
このような液晶表示装置は、自ら発光できないので、光源を必要とする。光源は別途設けられた人工光源または自然光源を利用することができる。人工光源の場合、発生した光が表示板の全体に均一な輝度をもって達するようにする導光板(LGP、Light Guide Plate)を必要とする。
【0005】
液晶表示装置に使用される人工光源としては、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)、冷陰極蛍光ランプ(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)、外部電極蛍光ランプ(EEFL:ExternalElectrode Fluorescent)などがある。
【0006】
これらの中で、発光ダイオードは寿命が長く、サイズが小さく、かつ電力消費が小さいなど、他の光源と比べて長所が多く、最近、広く使用されている。このような発光ダイオードをプリント回路基板(PCB、Printed Circuit Board)の上に複数に配置して光源として使用する場合、その様々な配置方法が設計されている。
【0007】
複数の発光ダイオードの発光面が所定の角度をなすように配置するためには、プリント回路基板を別に形成して、所定の角度をなすように配置する。しかし、プリント回路基板の個数が多くなるほど構成がさらに複雑になり、かつ費用がさらに上昇するという問題点がある。
【0008】
そのため、プリント回路基板を曲げて形成する方法が提案されている。しかし、プリント回路基板の曲げられた部分に形成された金属配線が損傷するなどの問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、複数の発光ダイオードが所定の角度をなして配置されるように、曲がった形態のプリント回路基板を含むバックライトアセンブリ用光源、及びこれを含むバックライトアセンブリを提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、プリント回路基板の曲がった部分で金属配線が損傷しないようにするバックライトアセンブリ用光源、及びこれを含むバックライトアセンブリを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このような目的を達成するために、本発明の一実施例に係るバックライトアセンブリ用光源は、第1部分、第2部分、及び前記第1部分の一側辺と前記第2部分の一側辺を接続する接続部を含むプリント回路基板と、前記プリント回路基板の前記第1部分上に形成される第1発光部材と、前記プリント回路基板の前記第2部分上に形成される第2発光部材と、前記第1発光部材と接続されて、前記第1部分上に形成される第1配線接続部材と、前記第2発光部材と接続されて、前記第2部分上に形成される第2配線接続部材とを含み、前記接続部は曲がった形態であり、前記第1配線接続部材と前記第2配線接続部材は互いに接続される。
【0012】
前記第1部分は、前記第1部分の一側辺から突出した第1突出部をさらに含み、前記第2部分は、前記第2部分の一側辺から突出した第2突出部をさらに含むことができる。
【0013】
前記第1配線接続部材は前記第1突出部の上に形成し、前記第2配線接続部材は前記第2突出部の上に形成することができる。
【0014】
前記プリント回路基板は、前記第1突出部と前記接続部の間に形成される第1空間部と、前記第2突出部と前記接続部の間に形成される第2空間部とをさらに含むことができる。
【0015】
本発明の一実施例に係るバックライトアセンブリ用光源は、前記第1発光部材と前記第1配線接続部材を接続する第1配線と、前記第2発光部材と前記第2配線接続部材を接続する第2配線とをさらに含むことができる。
【0016】
前記第2配線接続部材は、前記第2配線接続部材の一側面から突出した一つ以上の突出端子を含み、前記第1配線接続部材は、前記第1配線接続部材の一側面に前記突出端子が嵌合する一つ以上の溝を含むことができる。
【0017】
このような目的を達成するために、本発明の一実施例に係るバックライトアセンブリは、少なくとも一側コーナー部が一側辺に対して斜線方向に切断された切断部を含む導光板と、前記導光板の一側辺及び前記導光板の切断部と対向するように配置される光源とを含み、前記光源は、第1部分、第2部分、及び前記第1部分の一側辺と前記第2部分の一側辺を接続する接続部を含むプリント回路基板;前記プリント回路基板の前記第1部分上に形成される第1発光部材と、前記プリント回路基板の前記第2部分上に形成される第2発光部材と、前記第1発光部材と接続されて、前記第1部分上に形成される第1配線接続部材と、前記第2発光部材と接続されて、前記第2部分上に形成される第2配線接続部材とを含み、前記プリント回路基板の第1部分は前記導光板の一側辺と対向するように配置され、前記プリント回路基板の第2部分は前記導光板の切断部と対向するように配置され、前記接続部は曲がった形態であり、前記第1配線接続部材と前記第2配線接続部材は互いに接続される。
【0018】
前記第1部分は、前記第1部分の一側辺から突出した第1突出部をさらに含み、前記第2部分は、前記第2部分の一側辺から突出した第2突出部をさらに含むことができる。
【0019】
前記第1配線接続部材は前記第1突出部の上に形成し、前記第2配線接続部材は前記第2突出部の上に形成することができる。
【0020】
前記プリント回路基板は、前記第1突出部と前記接続部の間に形成される第1空間部と、前記第2突出部と前記接続部の間に形成される第2空間部とをさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明の一実施例に係るバックライトアセンブリ用光源、及びこれを含むバックライトアセンブリは、次のような効果がある。
【0022】
本発明は、プリント回路基板の第1部分と第2部分を接続する接続部を曲がった形態に形成し、第1部分に第1発光部材を形成し、第2部分に第2発光部材を形成することによって、第1発光部材と第2発光部材とが所定の角度をなすように配置することができる。
【0023】
また、本発明は、接続部とは別に、第1発光部材と接続される第1配線接続部材及び第2発光部材と接続される第2配線接続部材を形成して、これらを互いに接続することによって、プリント回路基板を曲がった形態に形成しながらも、金属配線の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の第1実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の斜視図である。
【図3】図2のA部分を拡大して示した本発明の第1実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の拡大斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の斜視図である。
【図6】図5のB部分を拡大して示した本発明の第2実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の拡大斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の斜視図である。
【図8】本発明の第3実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の斜視図である。
【図9】図8のC部分を拡大して示した本発明の第3実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の拡大斜視図である。
【図10】本発明の一実施例に係るバックライトアセンブリを示す平面図である。
【図11】本発明の一実施例に係るバックライトアセンブリを含む液晶表示装置を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施例について本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかし、本発明は種々の異なる形態で実施することができ、ここで説明する実施例に限定されない。
【0026】
図面において、種々の層及び領域を明確に表現するために厚さを拡大して示している。明細書全体にわたって類似する部分に対しては同一の図面符号を付けている。層、膜、領域、板などの部分が他の部分の「上に」あるというとき、これは他の部分の「すぐ上に」ある場合だけでなく、その中間に他の部分を含む場合も含む。一方、ある部分が他の部分の「すぐ上に」あるというときには、中間に他の部分を含まないことを意味する。
【0027】
最初に、添付した図面を参照して、本発明の第1実施例に係るバックライトアセンブリ用光源について説明する。
【0028】
図1及び図2は、本発明の第1実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の斜視図であり、図3は、図2のA部分を拡大して示した本発明の第1実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の拡大斜視図である。図1は、接続部を曲げる前の形状を示し、図2及び図3は接続部を曲がった後の形状を示している。
【0029】
本発明の第1実施例に係るバックライトアセンブリ用光源は、曲がった形態のプリント回路基板522、及びプリント回路基板522の上に形成される第1発光部材532と第2発光部材534を含む。
【0030】
プリント回路基板522は、第1部分562、第2部分564、及び第1部分562の一側辺と第2部分564の一側辺とを接続する接続部566を含む。
【0031】
プリント回路基板522の第1部分562と第2部分564とは、平らな板状に形成されている。
【0032】
接続部566は曲がった形態をしている。接続部566の曲がった角度を調節することによって、第1部分562と第2部分564とがなす角度を調節することができる。この時、接続部566の曲がった角度、つまり、第1部分562と第2部分564とがなす角度は、鈍角となるように形成するのが好ましい。より好ましくは、第1部分562と第2部分564とがなす角度を、100度以上で150度以下に形成することができる。接続部566は、第1部分562の一側辺の一部分と第2部分564の一部分を接続している。
【0033】
第1部分562は、第1部分562の一側辺から突出した第1突出部572をさらに含み、第2部分564は、第2部分564の一側辺から突出した第2突出部574をさらに含むことができる。
【0034】
第1部分562の一側辺に形成された接続部566と第1突出部572との間には、第1空間576が形成され、第2部分564の一側辺に形成された接続部566と第2突出部574との間には、第2空間578が形成される。
【0035】
第1発光部材532は第1部分562の上に形成され、第2発光部材534は第2部分564の上に形成される。第1発光部材532及び第2発光部材534は複数で形成され得る。第1発光部材532及び第2発光部材534には多様な発光手段を用いることができ、例えば、発光ダイオード(LED、Light Emitting Diode)を用いることができる。第1発光部材532と第2発光部材534との合計に対する第2発光部材534の比率は、10%以上であるのが好ましい。
【0036】
プリント回路基板522の第1部分562の上には、第1発光部材532と接続される第1配線接続部材582とが形成されている。このとき、第1配線接続部材582は第1突出部572の上に形成することができる。
【0037】
プリント回路基板522の第2部分564の上には、第2発光部材534と接続される第2配線接続部材584とが形成されている。このとき、第2配線接続部材584は第2突出部574の上に形成することができる。
【0038】
第2配線接続部材584は、第2配線接続部材584の一側面から突出した一つ以上の突出端子586を含むようにしてもよい。第1配線接続部材582は、第1配線接続部材582の一側面に突出端子586が嵌合する一つ以上の溝587を含むようにしてもよい。
【0039】
図1を参照すれば、突出端子586は第1部分562に向かう第2配線接続部材584の側面から突出するように形成され、溝587は第1配線接続部材582の上部面に形成することができる。図2及び図3を参照すれば、接続部566が曲がった状態で、突出端子586と溝(図1の588)はそれぞれ第1配線接続部材582及び第2配線接続部材584が互いに対向する面に形成することができる。
【0040】
接続部566が曲がることによって突出端子586が溝587に嵌合し、そのために第1配線接続部材582と第2配線接続部材584とが電気的に接続される。第1配線接続部材582と第2配線接続部材584が接続されることによって、第1発光部材532と第2発光部材534とが互いに接続される。
【0041】
もし、第1発光部材532と第2発光部材534とを接続する金属配線がプリント回路基板522の接続部566の上に形成されていれば、接続部566を曲げることによって金属配線が損傷してしまう可能性がある。本実施例では、第1発光部材532と第2発光部材534を接続する第1配線接続部材582と第2配線接続部材584とが、曲がった形態の接続部566と分離されるように形成されて、このような損傷が発生しない。
【0042】
図面においては、突出端子586が2つ形成され、溝587が2つ形成されたことが示されているが、これに限定されず、突出端子586の個数は溝の個数と同一に形成するのが好ましい。
【0043】
第1部分562の上には、第1発光部材532と第1配線接続部材582を接続する第1配線592をさらに形成するようにしてもよい。第2部分564の上には、第2発光部材534と第2配線接続部材584とを接続する第2配線594をさらに形成するようにしてもよい。
【0044】
図では省略しているが、プリント回路基板522は、第1発光部材532及び第2発光部材534を駆動する駆動回路を含んでいてもよい。つまり、プリント回路基板522に形成されている駆動回路を利用して、第1発光部材532及び第2発光部材534のオン/オフと、明るさなどを制御することができる。
【0045】
本発明の第1実施例では、第1配線接続部材582及び第2配線接続部材584が接続部566と分離するように形成されて、第1発光部材532と第2発光部材534を接続する金属配線の損傷を防止することができる。このように、第1配線接続部材582及び第2配線接続部材584が接続部566と分離される他の構造について、第2実施例及び第3実施例を通して説明する。
【0046】
以下、添付した図面を参照して、本発明の第2実施例に係るバックライトアセンブリ用光源について説明する。
【0047】
第1実施例との最も大きい差異点は、第1配線接続部材582と第2配線接続部材584とが接続される部分であり、以下、さらに詳細に説明する。
【0048】
図4及び図5は、本発明の第2実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の斜視図であり、図6は、図5のB部分を拡大して示した本発明の第2実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の拡大斜視図である。図4は、接続部を曲げる前の形状を示し、図5及び図6は、接続部を曲げた後の形状を示している。
【0049】
本発明の第2実施例に係るバックライトアセンブリ用光源は、図4に示すように、曲がった形態のプリント回路基板522と、プリント回路基板522の上に形成される第1発光部材532及び第2発光部材534を含むという点では、第1実施例と同じである。
【0050】
プリント回路基板522の第1部分562の上には、第1発光部材532と接続される第1配線接続部材582とが形成されている。このとき、第1配線接続部材582は第1突出部572の上に形成するようにしてもよい。
【0051】
プリント回路基板522の第2部分564の上には、第2発光部材534と接続される第2配線接続部材584が形成されている。この時、第2配線接続部材584は第2突出部574の上に形成するようにしてもよい。
【0052】
本発明の第2実施例によるバックライトアセンブリ用光源は、第1配線接続部材582と第2配線接続部材584とを接続する補助接続部材588をさらに含んでいてもよい。補助接続部材588は複数に形成され得、図面には2つが形成されているがこれに限定されるわけではない。
【0053】
補助接続部材588は、第1配線接続部材582と第2配線接続部材584とを電気的に接続することができ、曲げられる材質で形成するようにしてもよい。例えば、コネクタ(connector)、ワイヤー(wire)、及びハーネス(harness)などで形成するようにしてもよい。
【0054】
ハーネスとは、種々の長さを有する絶縁電線の束を指し、特定装置に直ちに配線することができるように各素線を作り、端子を付けて整理したものを指し、ワイヤリングハーネス(wiring harness)とも呼ぶ。ハーネスは、導電部材と、導電部材とを取り囲んで被覆する絶縁材からなる被覆部材とを含む。このような導電部材と被覆部材とは複数で形成することができ、このような複数の導電部材と被覆部材とを取り囲んで一つの束に縛る部材をさらに含んでいてもよい。
【0055】
つまり、補助接続部材588は、第1配線接続部材582と第2配線接続部材584とを接続するために複数で形成するようにしてもよく、このとき、それぞれ分離された複数のワイヤーで形成するようにしてもよい。このとき、複数のワイヤーが互いに絡まるなどの問題が発生する可能性があるため、複数のワイヤーを一つの束に縛るハーネスで補助接続部材588を形成することによって、このような問題を防止することができる。
【0056】
補助接続部材588の外側面は、絶縁体によって囲むように形成して、外部から損傷を受けないようにするのが好ましい。
【0057】
以下、添付した図面を参照して、本発明の第3実施例に係るバックライトアセンブリ用光源について説明する。
【0058】
第1実施例との最も大きい差異点は、第1配線接続部材582と第2配線接続部材584とが接続される部分であり、以下、さらに詳細に説明する。
【0059】
図7及び図8は、本発明の第3実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の斜視図であり、図9は、図8のC部分を拡大して示した本発明の第3実施例に係るバックライトアセンブリ用光源の拡大斜視図である。図7は、接続部を曲げる前の形状を示し、図8及び図9は、接続部を曲げた後の形状を示す。
【0060】
本発明の第3実施例に係るバックライトアセンブリ用光源は、図7に示すように、曲がった形態のプリント回路基板522と、プリント回路基板522の上に形成される第1発光部材532及び第2発光部材534とを含むという点では、第1実施例と同様である。
【0061】
プリント回路基板522の第1部分562の上には第1発光部材532と接続される第1配線接続部材582とが形成されている。このとき、第1配線接続部材582は第1突出部572の上に付着するように形成するようにしてもよい。
【0062】
プリント回路基板522の第2部分564の上には第2発光部材534と接続される第2配線接続部材584とが形成されている。このとき、第2配線接続部材584は、第2突出部574の上に付着するように形成するようにしてもよい。
【0063】
第1配線接続部材582と第2配線接続部材584とは一体型に形成される。一体型になった第1配線接続部材582及び第2配線接続部材584は、第1発光部材532と第2発光部材534とを電気的に接続することができ、曲げられる材質からなる。また、第1配線接続部材582及び第2配線接続部材584は平らな平面形状に形成するようにしてもよい。例えば、フレキシブルフラットケーブル(FFC、Flexible Flat Cable)などで形成するようにしてもよい。
【0064】
第1配線接続部材582及び第2配線接続部材584の外側面は絶縁体によって囲むように形成され、外部から損傷を受けないようにするのが好ましい。
【0065】
以下、このようなバックライトアセンブリ用光源を含む本発明の一実施例に係るバックライトアセンブリについて説明する。
【0066】
図10は、本発明の一実施例に係るバックライトアセンブリを示す平面図である。
【0067】
本発明の一実施例に係るバックライトアセンブリは、図10に示すように、少なくとも一側コーナー部(角部)が一側辺に対して斜線方向に切断された切断部を含む導光板510と、導光板510の一側辺及び切断部と対向するように位置する光源520とを含む。
【0068】
導光板510は長方形状に形成され、切断部は、長方形の4つのコーナー部中、一側コーナー部に形成するようにしてもよい。導光板510の一側辺と切断部とがなす角度は、100度以上で150度以下に形成するようにしてもよい。
【0069】
図示したように、切断部は隣接する二つのコーナー部に形成することも可能である。つまり、一側辺の両側端部に位置する二つのコーナー部に形成されている。このとき、導光板510は、短辺及び長辺を含む長方形状に形成することができ、切断部は短辺の両側端部に位置する二つのコーナー部に形成するのが好ましい。また、二つの切断部は互いに対称となるように形成するのが好ましい。
【0070】
導光板510の下部面には複数の集光パターン512をさらに形成するようにしてもよい。集光パターン512は、導光板510の上部面から出る光を増加させるために、集光効率を上げる役割を果たす。
【0071】
集光パターン512は、ドット形状に形成でき、互いに異なる大きさを有することができる。集光パターン512の大きさが大きいほど集光効率がさらに高くなる。したがって、光源520から光が少ない位置であるほど集光パターン512の大きさをさらに大きく形成する。集光パターン512は導光板510の一側辺と平行な方向に形成するようにしてもよい。このとき、導光板510の一側辺と最も隣接した列に位置した集光パターン512は、光源520から遠くなるほどさらに大きく形成される。位置Aが光量が最も少ない位置で、位置Aに位置する集光パターン512の大きさを最も大きく形成し、A地点から遠くなるほど次第に小さく形成することによって、光を均一に分布することができる。
【0072】
光源520には、上述した本発明の第1〜第3実施例に係るバックライトアセンブリ用光源520を用いることができる。
【0073】
第1発光部材532は導光板510の一側辺と対向するように配置して、第2発光部材534は導光板510の切断部と対向するように位置する。プリント回路基板522が曲がった形態をしており、その上に形成された第1発光部材532と第2発光部材534とが所定の角度をなすように配置するようにしてもよい。
【0074】
第1発光部材532は導光板510の一側辺に、特に切断部と隣接した地点に配置し、複数で形成するようにしてもよい。このとき、導光板510の一側辺の一側端部に形成された切断部と隣接して形成された第1発光部材532と、導光板510の一側辺の他側端部に形成された切断部と隣接して形成された第1発光部材532とは、その形状及び個数が互いに対称となるように形成するようにしてもよい。例えば、図2に示すように、導光板510の左側辺の上側に8個が配置され、下側に8個が配置される。導光板510の一側辺の中央部には第1発光部材532が配置されない。
【0075】
第1発光部材532の発光面は導光板510の一側辺に接するように形成することが好ましく、これによって光の損失を減らすことができる。第1発光部材532から出た光は、導光板510の一側辺から、一側辺と対向する他側辺に至るまで均等に分布するようになる。
【0076】
第2発光部材534は導光板510の切断部に配置される。このとき、導光板510の一側辺の一側端部に形成された切断部に形成された第2発光部材534と、導光板510の一側辺の他側端部に形成された切断部に形成された第2発光部材534とは、その形状及び個数が互いに対称となるように形成するようにしてもよい。例えば、導光板510の左側辺の上側端部に位置する切断部に2つが配置され、下側端部に位置する切断部に2つが配置される。
【0077】
第2発光部材534の発光面は、導光板510の切断部の切断面に接するように形成されることが好ましく、これによって光の損失を減らすことができる。第1発光部材532だけが存在する場合にはA地点に光が達しなくなるか、第2発光部材534によって位置Aにまで光が達するようになる。
【0078】
第1発光部材532の発光面と第2発光部材534の発光面とがなす角度は100度以上であり、150度以下であるのが好ましい。第1発光部材532から出る光と第2発光部材534から出る光とが前記角度を有して導光板510の内に入射することによって、導光板の上部面の全体に均一に光が達するようになる。
【0079】
プリント回路基板522は短辺及び長辺を有し、短辺の長さは導光板510の切断部の長さに対応する。
【0080】
プリント回路基板522の長辺には第1発光部材532が配置され、短辺には第2発光部材534が配置される。プリント回路基板522の曲がった角度を調節して、第1発光部材532の発光面と第2発光部材534の発光面とがなす角度を設定することができる。したがって、プリント回路基板522が曲がった角度は100度以上であり、150度以下であるのが好ましい。
【0081】
以下、このようなバックライトアセンブリを含む液晶表示装置について説明する。
【0082】
図11は、本発明の一実施例に係るバックライトアセンブリを含む液晶表示装置を示す分解斜視図である。
【0083】
本発明の一実施例に係るバックライトアセンブリを含む液晶表示装置は、図11に示すように、概略、光を供給するバックライトアセンブリ500、及びバックライトアセンブリ500から光の供給を受けて映像を表示する液晶表示パネル300を含む。その他に、バックライトアセンブリ500及び液晶表示パネル300を固定するためにトップシャシー(top chassis)310、上部モールドフレーム(upper mold frame)320、下部モールドフレーム(lower mold frame)330、及びボトムシャシー(bottom chassis)340が結合されている。
【0084】
バックライトアセンブリ500は、光を供給する光源520、光源520から光の供給を受けて上部面に出射する導光板510、及び導光板510の上に配置する光学シート540を含む。
【0085】
光源520は、光を発生させる複数の発光部材を含み、導光板510の側面と対向するように配置して、導光板510の側面に光を供給する。
【0086】
導光板510は、光源520から側面に光の供給を受けて上部面に出射する。このとき、光源520から距離が近い地点から遠い地点に至るまで光が均一に分布されるようにするために、導光板510の厚さを、光源520と隣接した部分が最も厚く、光源520から遠くなるほど次第に薄くする。このとき、導光板510の上部面は液晶表示パネル300と平行であり、導光板510の下部面は上部面と傾斜を有するように形成される。
【0087】
光学シート540は、導光板510から出た光の集光効率を上げ、光が全体的に均一な分布を有するようにする。このような光学シート540は、複数の多様なシートで形成することができ、例えば、第1拡散シート542、第1プリズムシート544、第2プリズムシート546、及び第2拡散シート548を含むようにしてもよい。
【0088】
液晶表示パネル300は、第1基板100及び第2基板200が互いに対向して合わせて形成され、第1基板100と第2基板200との間には液晶層が形成されている。図では省略しているが、第1基板100の上には複数のゲート線及びデータ線、これらと接続される薄膜トランジスタが形成されている。また、ゲート線から印加される信号によって薄膜トランジスタがターン・オンすると、データ線から信号が印加される画素電極が形成されている。第1基板100または第2基板200の上には共通電極を形成するようにし、画素電極と共通電極との間に電界が形成されて、液晶層の液晶分子の配向を制御する。これによって、バックライトアセンブリ500から入射した光を制御して映像を表示する。
【0089】
以上、本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲で定義する本発明の基本概念を利用した当業者の種々の変形及び改良形態も本発明の権利範囲に属するものである。
【符号の説明】
【0090】
300 液晶表示パネル
310 トップシャシー
320 上部モールドフレーム
330 下部モールドフレーム
340 ボトムシャシー
500 バックライトアセンブリ
510 導光板
512 集光パターン
520 光源
522 プリント回路基板
532 第1発光部材
534 第2発光部材
562 第1部分
564 第2部分
566 接続部
572 第1突出部
574 第2突出部
576 第1空間
578 第2空間
582 第1配線接続部材
584 第2配線接続部材
586 突出端子
587 溝
588 補助接続部材
592 第1配線
594 第2配線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1部分、第2部分、及び前記第1部分の一側辺と前記第2部分の一側辺とを接続する接続部を含むプリント回路基板と、
前記プリント回路基板の前記第1部分上に形成される第1発光部材と、
前記プリント回路基板の前記第2部分上に形成される第2発光部材と、
前記第1発光部材と接続されて、前記第1部分上に形成される第1配線接続部材と、
前記第2発光部材と接続されて、前記第2部分上に形成される第2配線接続部材とを含み、
前記接続部は曲がった形態であり、
前記第1配線接続部材と前記第2配線接続部材は互いに接続される、
バックライトアセンブリ用光源。
【請求項2】
前記第1部分は、前記第1部分の一側辺から突出した第1突出部をさらに含み、
前記第2部分は、前記第2部分の一側辺から突出した第2突出部をさらに含む、請求項1に記載のバックライトアセンブリ用光源。
【請求項3】
前記第1配線接続部材は前記第1突出部の上に形成され、前記第2配線接続部材は前記第2突出部の上に形成される、請求項2に記載のバックライトアセンブリ用光源。
【請求項4】
前記プリント回路基板は、
前記第1突出部と前記接続部の間に形成される第1空間部と、
前記第2突出部と前記接続部の間に形成される第2空間部とをさらに含む、 請求項3に記載のバックライトアセンブリ用光源。
【請求項5】
前記第1発光部材と前記第1配線接続部材を接続する第1配線と、
前記第2発光部材と前記第2配線接続部材を接続する第2配線とをさらに含む、 請求項3に記載のバックライトアセンブリ用光源。
【請求項6】
前記第2配線接続部材は、前記第2配線接続部材の一側面から突出した一つ以上の突出端子を含み、
前記第1配線接続部材は、前記第1配線接続部材の一側面に前記突出端子が嵌合する一つ以上の溝を含む、 請求項3に記載のバックライトアセンブリ用光源。
【請求項7】
少なくとも一側コーナー部が一側辺に対して斜線方向に切断された切断部を含む導光板と、
前記導光板の一側辺及び前記導光板の切断部と対向するように配置する光源とを含み、
前記光源は、
第1部分、第2部分、及び前記第1部分の一側辺と前記第2部分の一側辺とを接続する接続部を含むプリント回路基板と、
前記プリント回路基板の前記第1部分上に形成される第1発光部材と、
前記プリント回路基板の前記第2部分上に形成される第2発光部材と、
前記第1発光部材と接続されて、前記第1部分上に形成される第1配線接続部材と、
前記第2発光部材と接続されて、前記第2部分上に形成される第2配線接続部材とを含み、
前記プリント回路基板の第1部分は前記導光板の一側辺と対向するように配置され、
前記プリント回路基板の第2部分は前記導光板の切断部と対向するように配置され、
前記接続部は曲がった形態であり、
前記第1配線接続部材と前記第2配線接続部材は互いに接続される、バックライトアセンブリ。
【請求項8】
前記第1部分は、前記第1部分の一側辺から突出した第1突出部をさらに含み、
前記第2部分は、前記第2部分の一側辺から突出した第2突出部をさらに含む、請求項7に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項9】
前記第1配線接続部材は前記第1突出部の上に形成され、
前記第2配線接続部材は前記第2突出部の上に形成される、請求項8に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項10】
前記プリント回路基板は、
前記第1突出部と前記接続部の間に形成される第1空間部と、
前記第2突出部と前記接続部の間に形成される第2空間部とをさらに含む、請求項9に記載のバックライトアセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−73935(P2013−73935A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−189270(P2012−189270)
【出願日】平成24年8月29日(2012.8.29)
【出願人】(512187343)三星ディスプレイ株式會社 (73)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】95,Samsung 2 Ro,Giheung−Gu,Yongin−City,Gyeonggi−Do,Korea
【Fターム(参考)】