説明

バックル

【課題】ブザーを備え、当該ブザーの誤作動を抑制したバックルを提供する。
【解決手段】バックルは、筒状をなす雌部材2に雄部材1が脱離可能に挿着される。雄部材1は、ブザー音を発するブザー本体31と、ブザー本体31を操作する操作部32と、雄部材1が雌部材2に挿着された状態で雌部材2の筒部21に収納される被収納部17と、を有する。バックルは、操作部32が被収納部17に配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、雄部材が雌部材に着脱可能なバックルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ブザー音等を発するブザーを備えた各種の防犯機器が提案されている。特許文献1に記載の防犯機器には、腕時計式の防犯機器が開示されており、時計の機能を備えるバックルにブザーの操作ボタンが突設されている。そして、バックルに突設された操作ボタンが押されることでバックルからブザー音が発せられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−16056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載のバックルでは、ブザー音を発するための操作ボタンがバックルから突出する構造であるため、利用者が意図しない外部からの力によって操作ボタンが押されやすく、利用者の意図とは異なるタイミングでブザー音の発生するおそれがある。ここで、報知機能や警報機能が求められるブザー音とは、通常、利用者以外の他者がブザー音を認識できる程度に大きな音であるから、こうした機能が必要とされないときにブザー音が発せられることは避けたい要望がある。
【0005】
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ブザーを備え、当該ブザーの誤作動を抑制することの可能なバックルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
本発明の一態様では、筒状をなす雌部材に雄部材が脱離可能に挿着されるバックルにおいて、前記雄部材は、ブザー音を発するブザー本体と、前記ブザー本体を操作する操作部と、前記雄部材が前記雌部材に挿着された状態で前記雌部材の内部である収納部に収納される被収納部と、を有し、前記操作部が前記被収納部に配置されている。
【0007】
上記態様によれば、雄部材と雌部材とから構成されるバックルにブザー本体が設けられ、雌部材に雄部材が挿着された状態では、ブザー本体の操作部が雌部材の内部である収容部に収納される。このため、雄部材が雌部材に挿着された状態では、ブザー本体の操作部が露出することがないので、ブザーの誤作動を抑制することができる。また、鞄やバックパック等の装身具や衣類等に用いられるバックルにブザーが設けられているため、防犯ブザーを別途携帯する場合と比べて、防犯ブザーの携帯性を高めることができる。
【0008】
本発明の一態様では、前記被収納部の少なくとも一部が前記収納部から露出した状態であって、前記雄部材が前記雌部材に仮止めされた状態である第1係止状態と、前記被収納部の全てが前記収納部に収納された状態であって、前記雄部材が前記雌部材に本止めされた状態である第2係止状態と、を有し、前記操作部が、前記第1係止状態では前記収納部から露出し、且つ前記第2係止状態では前記収納部に収納される。
【0009】
上記態様によれば、仮止めされた状態である第1係止状態と本止めされた状態である第2係止状態とをバックルが有し、第1係止状態にて操作部が操作可能であり、第2係止状態にて操作部が操作不能になる。そのため、雄部材と雌部材とが係合した状態で、操作部によるブザー本体の操作が可能となる。よって、第2係止状態では誤作動が防止され、且つ第1係止状態では必要なときにブザー音を発することが可能となる。
【0010】
本発明の一態様では、前記雄部材は、係合部を有し、前記雌部材は、前記雄部材が前記雌部材に挿着された状態で前記係合部と係合して前記雄部材が前記雌部材から脱離することを係止する被係合部を有し、前記係合部における係合の解除操作方向と、前記操作部の操作方向とが互いに異なる。
【0011】
上記態様によれば、係合部の解除操作方向と操作部の操作方向とが互いに異なるため、雄部材と雌部材との係合が解除される際に、誤ってブザーの操作部が操作されることを抑制することが可能にもなる。
【0012】
本発明の一態様では、前記雄部材は、前記雄部材が前記雌部材に挿着された状態で前記雌部材外に配置される雄側基部と、前記雄側基部に突設されて前記雄部材が前記雌部材に挿着された状態で前記収納部に収納される互いに離れた一対の脚部と、を有し、前記ブザー本体は、前記一対の脚部の間に配置されている。
【0013】
上記態様によれば、雄部材が有する一対の脚部の間にブザー本体が配置されるため、ブザー本体の配置される空間を別途設ける場合と比べて、バックルのサイズが大きくなることを抑えることができる。
【0014】
本発明の一態様では、前記ブザー本体が、前記雄側基部に連結されている。
上記態様によれば、ブザー本体が雄側基部に連結されるため、ブザー本体が脚部等に連結される態様と比べて、ブザー本体の配置の安定性を高めることが可能である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、バックルに設けられたブザーの誤作動を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明のバックルにおける一実施形態の平面構造を示す図であって、雄部材と雌部材との非係合状態を示す平面図。
【図2】同実施形態における雄部材と雌部材との第1係止状態を示す平面図。
【図3】同実施形態における雄部材と雌部材との第2係止状態を示す平面図。
【図4】変形例におけるバックルの平面構造を示す図であって、スライドカバーの作動態様を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を具体化した一実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示されるように、バックルを構成する雄部材1は、平面視方向から見てE字形状をなし、直方体状をなす雄側基部11には、ベルト等の帯体が挿通される雄側スリット11aが上下方向に沿って形成されている。
【0018】
雄側基部11における上下方向の両端部には、膨大した先端部12を有して互いに対向する上下一対の脚部13が、雄側スリット11aに対して直交する方向である左右方向に延設されている。これら上下一対の脚部13の各々には、該脚部13における雄側基部11側に、上下方向の肉厚が先端部12よりも小さいヒンジ部15が形成されている。また、一対の先端部12の各々は、他方の先端部12とは反対側に突出する係合部としての係合突起16を有している。そして、一対の先端部12が互いに近づくように一対の脚部13が左右方向の外力を受けると、一対の先端部12が互いに近づくように、一対の脚部13が撓曲する。なお、図1の紙面に対して直交する方向である厚さ方向では、上下一対の脚部13における厚さは、該脚部13が延びる方向の全体にわたり略均一であって、且つ雄側基部11の厚さよりも小さい。
【0019】
雄側基部11において上下一対のヒンジ部15の間には、上下方向に延びる直方体形状の被収納部17が、上下一対の脚部13と同じく、雄側基部11の右側に突設されている。また、厚さ方向における被収納部17の厚さは、上下一対のヒンジ部15の厚さよりも小さく、該被収納部17には、上下方向に延びる嵌入凹部18が厚さ方向に凹設されている。この被収納部17の外部には、脚部13の延設方向に延びる直方体状のガイド部14が突設され、また被収納部17の内部には、上下方向に延びる防犯ブザー3が嵌入されている。防犯ブザー3は雄側基部11に連結されている。
【0020】
防犯ブザー3は、ブザー音を発する直方体形状のブザー本体31と該ブザー本体31を操作する操作部32とから構成された1ユニットであって、ブザー本体31の表面から操作部32が紙面の手前側に突出している。なお、操作部32における紙面手前側の面である頂面と、上下一対のヒンジ部15における紙面手前側の面とが同一平面上になるように、操作部32はブザー本体31から突出している。この操作部32は、押ボタンスイッチによって構成され、操作部32の押ボタンスイッチが一度押圧されると、ブザー本体31がブザー音を発し、もう一度押圧されると、ブザー本体31がブザー音を停止する。このような構成であれば、雄部材1の脚部13が撓む方向(解除操作方向)と、操作部32が操作される方向(操作方向)とが互いに異なるため、脚部13を撓ませる操作が指などにより行われる際に、操作部32が誤って操作されることを抑えることが可能である。なお、図1に示されるように、先端部12の係合突起16と防犯ブザー3とは、左右方向において距離Wだけ離れている。
【0021】
一方、バックルを構成する雌部材2の雌側基部22には、ベルト等の帯体が挿通される雌側スリット28が上下方向に沿って形成されている。雌側基部22には、上下両側が括れた矩形筒状の筒部21が、雌側スリット28に対して直交する方向に延設されている。筒部21の先端側には、上述した上下一対の脚部13、ガイド部14、及び防犯ブザー3の挿脱される挿脱孔23が、雌側スリット28に対して直交する方向に沿って形成されている。このような挿脱孔23が筒部21に形成されることによって、該筒部21は、上記上下一対の脚部13、ガイド部14、及び防犯ブザー3を収納する収納部として機能する。
【0022】
上記筒部21の内部には、ガイド部14の延設方向に沿ってガイド部14を誘導する上下一対の隔壁24が形成されている。また、筒部21において括れた部分には、挿脱孔23と連通する被係合部としての上下一対の被係合孔25が互いに対向して形成されている。また、筒部21における挿脱孔23の内壁26のうちで被係合孔25の先端側には、挿脱孔23の内側に向けて突出する上下一対の被係合突起27が形成されている。なお、図1に示されるように、被係合突起27と筒部21の先端とは、左右方向において上記距離Wだけ離れている。
【0023】
次に、上記構成からなるバックルの作用について説明する。
まず、図1に示されるように、雄部材1と雌部材2とが非係合状態であるとき、防犯ブザー3の操作部32への操作が利用者によって可能となっている。この状態から、上下一対の先端部12が雌部材2の筒部21に挿入されると、先端部12が内壁26に沿って移動しながら、該先端部12が互いに近づくようにヒンジ部15が撓む。次いで、係合突起16が被係合突起27に到達すると、図2に示されるように、先端部12が互いに離れるようにヒンジ部15が撓みを戻し、これにより上下一対の脚部13の引き抜きが被係合突起27により係止される。以下では、このように係合突起16の引き抜きが被係合突起27に係止された状態を、雄部材1が雌部材2に仮止めされた状態である第1係止状態という。
【0024】
上述した第1係止状態では、雄部材1と雌部材2とが係合しているものの、防犯ブザー3の操作部32が依然として露出しているため、操作部32への操作がこれもまた利用者により可能となる。そして、操作部32の押ボタンスイッチが一度押圧されると、ブザー本体31がブザー音を発し、操作部32の押ボタンスイッチがもう一度押圧されると、ブザー本体31がブザー音を停止する。
【0025】
上記第1係止状態から上下一対の脚部13が筒部21内にさらに挿入されると、図3に示されるように、ヒンジ部15及び被収納部17の全てが筒部21内に収納される。この際、係合突起16が被係合孔25に到達すると、先端部12が互いに離れるようにヒンジ部15が撓みを戻し、先端部12が被係合孔25から突出するようになる。これにより、上下一対の脚部13の引き抜きが被係合孔25によって係止される。以下では、このように脚部13の引き抜きが被係合孔25に係止された状態を、雄部材1が雌部材2に本止めされた状態である第2係止状態という。
【0026】
上述した第2係止状態では、雄部材1に内蔵された防犯ブザー3の全体が、雌部材2の筒部21に覆われている。このため、防犯ブザー3の操作部32が誤って操作されることはなく、利用者の意図とは異なるタイミングでブザー音が発せられるおそれもない。また、防犯ブザー3が雌部材2の筒部21に覆われているため、外部からの汚染に対して防犯ブザー3が保護されている。
【0027】
そして、上記第2係止状態から防犯ブザー3が使用される際には、まず、上下一対の脚部13の先端部12が互いに近づくように押圧される。これにより、先端部12の係合突起16と被係合孔25との係止が解除され、先端部12が雌部材2の挿脱孔23から引き抜き可能となる。次いで、先端部12の係合突起16が被係合突起27に到達するまで、筒部21から脚部13が引き抜かれる。これにより、第2係止状態の防犯ブザー3が第1係止状態に移行して防犯ブザー3の操作部32が利用者により使用可能となる。そして、操作部32の押ボタンスイッチが一度押圧されると、ブザー本体31がブザー音を発し、ブザー音の鳴動が不要になった際には、操作部32の押ボタンスイッチが再度押圧されることで、ブザー音の鳴動が停止される。これにより、雄部材1と雌部材2との係合が保たれた状態で防犯ブザー3の使用が可能となる。
【0028】
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)雄部材1と雌部材2とから構成されるバックルに防犯ブザー3が設けられ、係合状態では防犯ブザー3の操作部32が雌部材2の収納部に収納されている。このため、雄部材1と雌部材2とが係合した係合状態では、防犯ブザー3が露出することがないため、防犯ブザー3が不用意に操作されることがなく、誤作動を抑制できる。また、鞄やバックパック等の装身具や衣類等に用いられるバックルに防犯ブザー3が設けられるため、必要なときには防犯ブザー3を容易に操作できる。
【0029】
(2)雄部材1と雌部材2とが第1係止状態と第2係止状態とを有し、第2係止状態では、操作部32が操作不能となる一方、第1係止状態では、操作部32が操作可能になる。そのため、雄部材1と雌部材2との係合が保たれた状態で、操作部32を操作できる。
【0030】
(3)係合突起16の解除操作方向と操作部32の操作方向とが互いに異なるため、雄部材1と雌部材2との係合が解除される際に、防犯ブザー3の操作部32が誤って操作されることを抑制できる。
【0031】
(4)雄部材1が有する一対の脚部13の間にブザー本体31が配置されるため、ブザー本体31の配置される空間を別途設ける場合と比べて、バックルのサイズが大きくなることを抑えることができる。
【0032】
(5)ブザー本体31が雄側基部11に連結されるため、ブザー本体31が脚部等に連結される態様と比べて、ブザー本体31の配置の安定性を高めることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
【0033】
・ガイド部14は割愛されてもよい。この際、防犯ブザー3は、雄側基部11から離れ、一対の脚部13の少なくとも一方に連結される構成であってもよい。要は、雄部材1と雌部材2とが係合する状態で、防犯ブザー3の操作部32が雌部材2の筒部21で覆われ、且つ、雄部材1が雌部材2から引き抜かれることで、防犯ブザー3の操作部32が雌部材2の筒部21から露出する配置の態様であればよい。
【0034】
・防犯ブザー3の雄側基部11に対する取り付け態様は、ブザー本体31の筐体と雄側基部11とが一体的に樹脂成形される態様であってもよい。また、防犯ブザー3の雄側基部11に対する取り付け態様は、ブザー本体31の筐体が雄側基部11に螺着される態様であってもよい。要は、雄部材1と雌部材2とが係合する状態で、防犯ブザー3の操作部32が雌部材2の筒部21で覆われ、且つ、雄部材1が雌部材2から引き抜かれることで、防犯ブザー3の操作部32が雌部材2の筒部21から露出する取り付けの態様であればよい。
【0035】
・上記実施形態では、脚部13の先端部12の押圧方向と、操作部32の操作方向とが互いに異なるが、脚部13の先端部12の押圧方向と、操作部32の操作方向とが同じ方向であってもよい。
【0036】
・上記実施形態では、操作部32を押ボタンスイッチとしたが、スライドスイッチ等の他のスイッチを採用してもよい。
・上記実施形態では、脚部13が挿脱される方向に、互いに異なる2つの被係合部が配置され、これにより雄部材1と雌部材2とが2段階に係合する。これに限らず、こうした2段階の係合は、サイドリリーススイッチと、上面を押圧することで係止が解除できるフロントリリーススイッチとの組み合わせにより実現することも可能である。
【0037】
・上記実施形態のバックルは、雄部材1と雌部材2とが本止め状態である第2係止状態に加え、雄部材1と雌部材2とが仮止め状態である第2係止状態を有するが、第1係止状態が割愛された構成であってもよい。
【0038】
・図4に示されるように、雌部材2の筒部21のうち、雄部材1と雌部材2とが係合する状態で操作部32と対向する部分にスライドカバー40が設けられる構成であってもよい。
【0039】
(6)上述した構成であれば、雄部材1と雌部材2との係合の状態が変更されることなく、スライドカバー40がスライドされるだけで、操作部32の操作が可能となる。
・また、雌部材2の筒部21のうち、雄部材1と雌部材2とが係合する状態で操作部32と対向する部分に、過度な力が加えられることで割れるカバーが設けられる構成であってもよい。
【0040】
(7)上述した構成であれば、雄部材1と雌部材2との係合の状態が変更されることなく、カバーが過度な力で押されることで、操作部32の操作が可能となる。
・上記実施形態の第2係止状態では、防犯ブザー3の全体が雌部材2の収納部内に収納されるが、これに限られず、要は、防犯ブザー3の操作部32のみが収納部内に収納される構成であればよい。
【0041】
・上記実施形態では、サイドリリースタイプのバックルに本発明を適用したが、フロントリリースタイプのバックルに本発明を適用してもよい。
【符号の説明】
【0042】
1…雄部材、2…雌部材、3…防犯ブザー、11…雄側基部、11a…雄側スリット、12…先端部、13…脚部、14…ガイド部、15…ヒンジ部、16…係合突起、17…被収納部、18…嵌入凹部、21…筒部、22…雌側基部、23…挿脱孔、24…隔壁、25…被係合孔、26…内壁、27…被係合突起、28…雌側スリット、31…ブザー本体、32…操作部、40…スライドカバー。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状をなす雌部材に雄部材が脱離可能に挿着されるバックルであって、
前記雄部材は、
ブザー音を発するブザー本体と、
前記ブザー本体を操作する操作部と、
前記雄部材が前記雌部材に挿着された状態で前記雌部材の内部である収納部に収納される被収納部と、を有し、
前記操作部が前記被収納部に配置されている
ことを特徴とするバックル。
【請求項2】
請求項1に記載のバックルであって、
前記被収納部の少なくとも一部が前記収納部から露出した状態であって、前記雄部材が前記雌部材に仮止めされた状態である第1係止状態と、
前記被収納部の全てが前記収納部に収納された状態であって、前記雄部材が前記雌部材に本止めされた状態である第2係止状態と、を有し、
前記操作部が、前記第1係止状態では前記収納部から露出し、且つ前記第2係止状態では前記収納部に収納される
ことを特徴とするバックル。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のバックルであって、
前記雄部材は、係合部を有し、
前記雌部材は、前記雄部材が前記雌部材に挿着された状態で前記係合部と係合して前記雄部材が前記雌部材から脱離することを係止する被係合部を有し、
前記係合部における係合の解除操作方向と、前記操作部の操作方向とが互いに異なる
ことを特徴とするバックル。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のバックルであって、
前記雄部材は、
前記雄部材が前記雌部材に挿着された状態で前記雌部材外に配置される雄側基部と、
前記雄側基部に突設されて前記雄部材が前記雌部材に挿着された状態では前記収納部に収納される互いに離れた一対の脚部と、を有し、
前記ブザー本体は、
前記一対の脚部の間に配置されている
ことを特徴とするバックル。
【請求項5】
請求項4に記載のバックルであって、
前記ブザー本体は、前記雄側基部に連結されている
ことを特徴とするバックル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−75062(P2013−75062A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−217259(P2011−217259)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(000135209)株式会社ニフコ (972)
【Fターム(参考)】