説明

バッティングマシン

【課題】 従来のアーム型バッティングマシンは、アームの重量及び形状により機械全体の重量が大きく簡便に運搬できるものでなかった。
【解決の手段】 投球アームを2本の弾性体の軽量パイプを用いることで、手軽に運べるバッティングマシンを提供することができた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は投球速度を追及し、軽量化を図ったアーム型バッティングマシン。
【従来技術の課題】
【0002】
従来の投球アームを有する形のバッティングマシンは、投球アームの重量が大きく、アームを操作する機構も、投球アームの反作用を受ける機械重量も大きくする必要があった為、手軽に運搬することに不向きであった。
【0003】
従来のバッティングマシンは投球アームに剛性は有ったが、投球アームそのものが生み出す加速度は考えられていない。
【0004】
図3の様に従来のバッティングマシンはボールの中心がアームの中を転がり出る為、ボールに与える回転(スピン量)が少ない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
投球アームを2本の軽量パイプで構成することによりアーム重量を軽減できる。
【0006】
図2の様に2本のパイプそのものに弾性を持たせ、ボールに加速させるものである。
【0007】
ボールは、図4の様に2本のパイプの上を転がりながら投球される為,従来の様に中心で転がるより、転がる円周が短いため多くの回転(スピン量)を与えることができる。
【発明の効果】
【0008】
上述した様に本発明は、機体の軽量化を達成することが出来。移動、設置が容易なバッティングマシンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1
▲1▼ 投球アーム
▲2▼ スプロケット
▲3▼ 投球ハンドル
▲4▼ スプリング
▲5▼ スプリング受け兼アームレバー
▲6▼ ベアリング
▲7▼ ラチェットケース
▲8▼ ボール受け
【図1】
【0010】
本バッティングマシンは投球ハンドル▲3▼を、手動にて回転することでスプロケットを介してスプロケット▲2▼に回転が伝わる。スプロケット▲2▼に切り込まれた円周上の切り込みに、アームレバー▲5▼の突起がかかり、アームレバーが回転する。アームレバーの先端部にスプリング▲4▼が取り付けられて、スプリングを引き伸ばしながらアームは回転する。アームレバーは上死点を越えるとスプリングの力で回転を始める。図2参照
【0011】
投球は、投球ハンドルを回転させ、投球アームが水平線を越えたところで、且つアームレバーが上死点に達する前の位置で、ボールをボール受けの外側にのせる。このとき投球ハンドルはラチェットケース▲7▼の働きで固定される。
さらに投球ハンドルを回転させるとアームレバーが上死点を越えスプリングの力でボールを加速する。
【図2】
【0012】
ボールは2本のアームパイプの上を転がりながら投球される、この時のボールのアームとの接触点がボールの外径よりちいさくなるので、従来形のアームより多くの回転(スピン)が与えられる。
回転数の多いボールは空気抵抗により浮力を与えられた軌道を進む。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2本のパイプからなる投球アームにより投球するバッティングマシン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−246869(P2010−246869A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−113976(P2009−113976)
【出願日】平成21年4月13日(2009.4.13)
【出願人】(509128889)神谷企画株式会社 (1)