説明

パネルを連結するコネクタ組立体

コネクタ組立体は、第1のパネルの縁部上に取り付けられるサイズを有する第1の受け入れ領域を有する第1のパネル係合領域(224)を有する第1の側面集光器(210)と、第2のパネルの縁部上に取り付けられるサイズを有する第2の受け入れ領域を有する第2のパネル係合領域(224)を有する第2の側面集光器(210)とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概してコネクタおよび複数のパネルを連結する集光器(collector)に関する。
【背景技術】
【0002】
温室、プールの囲い、太陽光発電屋根集光器、スタジアム、およびサンルームのような自然光を利用する構成では、これらの構成を自然光によって照らすことができるようにガラスパネルが使用されている。ガラスパネルの周りに水密シールを形成しても良く、パネルをある構造に固定する手段を形成するフレーム状の囲いに、ガラスパネル自体を取り付けることができる。このようなフレーム状の囲いは、屋根を形成するように組み立てることのできるモジュール式ガラス屋根用システムを実現可能にする。
【0003】
ガラスパネル屋根システムは、一般に、光透過性および汎用性が高い。しかし、このようなシステムに関連する初期コストおよび以後のコストがシステムの用途を限定し、システムが市場全体にわたって普及するのを制限している。ガラスパネル屋根システムに関連する初期費用は、ガラスパネル自体のコストと、ガラスの大きな重量を支持するのに使用される構造または補強部材のコストと、を含む。これらの初期費用の後、ガラスパネルの絶縁性能が本来不十分であることに関連する運用コストによって、所有者の光熱費が増すことがある。さらに、ガラスパネルは、支持構造(例えば、セトリング(settling))における衝撃またはずれによる損傷を受けやすく、したがって、メンテナンスコストが高くなる可能性がある。これは特に、温室(green house)に対する利鞘がこれらの費用によってかなり影響を受ける恐れのある園芸の用途にとって問題である。
【0004】
そのため、耐衝撃性、延性、絶縁特性が改善されており、かつ同等のサイズのガラスパネルよりも軽量である多壁ポリマーパネル(例えばポリカーボネート)が製造されている。そのため、これらの特性によって運用費用およびメンテナンス費用が削減される。ポリマーパネルは中実パネルとして形成することもできる。中実パネルは、その前面と背面との間の中実プラスチックであり、耐衝撃性(たとえば防弾性)と高い透明度とパネルを熱成形する能力のうちの少なくとも1つが望まれる場合に有用である。多壁パネルはその前面と背面との間に複数の空隙を有し、たとえば、パネルは、パネルの押し出される長さに沿って延びる複数の通路のアレイを有する蜂の巣(ハニカム)状に押出成形されてもよい。多壁パネルは、高い絶縁値、小さな重量および容易な設置が望まれる場合に有用である。
【0005】
設計および組み立てを容易にするため、多壁パネルをモジュール式システムとして製造してもよい。モジュール式システムは、一体的なパネルコネクタを含む多壁パネルを有し、パネルコネクタ組立体は、複数のパネル同士を接合するため、および/または複数のパネルが使用される構造に該パネルを固定するために使用される。連続的かつ一様に形成された標準的なパネル、すなわち、押出成形されたスラブであり、ガラスと同様に適切なサイズに切断され設置されるパネルを使用することもできる。これらの標準的なパネルは、所定の位置に保持するためにフレームなどが必要である。
【0006】
モジュール式パネルは、設置が極めて容易であるため有利であるが、モジュール式パネルを切断する際に連結縁部が失われた場合、モジュール式パネルが切断された縁部の所で、他のパネルに容易に連結することができなくなるため、パネルを所望のサイズに切断できないという点で汎用性が限定されるという不利益がある。その結果、例外的または非標準的な幅を有するパネルが必要である場合、所望の幅および所望の連結縁部を有するパネルを押出成形することができるように、非常に高価な新しい押出金型を発注しなければならない。また、当然のことながら、モジュール式パネルは、相補的な取り付け構造を有するモジュール式パネルとの使用に限定される(すなわち、さね継ぎパネルは、同じさね継ぎ構成を有する他のさね継ぎパネルに連結できるが、立ちはぜ継ぎパネルには連結できない)。
【0007】
したがって、高価な機器および型の交換を必要とせずに、モジュール式パネルのサイズの融通性を高め、かつ様々なパネルに連結できるようにすることが望ましい。
【発明の概要】
【0008】
本明細書では、側面集光器(side collector)およびコネクタ組立体およびパネルを側面コネクタとコネクタ組立体の少なくとも一方に連結する方法、側面コネクタとコネクタ組立体の少なくとも一方を製造する方法、側面コネクタとコネクタ組立体の少なくとも一方を使用するパネルが開示される。
【0009】
一実施形態では、コネクタ組立体は、コネクタと一対の側面集光器とを有してよい。各側面集光器は、隣接する2枚のパネルの端部を互いに保持するようにコネクタと嵌り合うサイズおよび形状を有するコネクタ係合領域と、受け入れ領域自体内へ延びるエネルギーディレクタを有し、かつパネルの縁部上に取り付けられるサイズを有する受け入れ領域を有するパネル係合領域とを有してよい。
【0010】
他の実施形態では、コネクタ組立体は、第1のパネルの縁部上に取り付けられるサイズを有する第1の受け入れ領域を有する第1のパネル係合領域を有する第1の側面集光器と、第2のパネルの縁部上に取り付けられるサイズを有する第2の受け入れ領域を有する第2のパネル係合領域を有する第2の側面集光器とを有してよい。第1の側面集光器と第2の側面集光器は、互いに直接嵌まり合って一緒に複数のパネルに固定されるように構成してよい。
【0011】
他の実施形態では、コネクタ組立体は、一対の側面集光器と、支持体および該支持体から延びる伸長部(extension)を有するコネクタと、を有してよい。各側面集光器は、他方の側面集光器と組み立てられたときにコネクタ係合領域を形成するキャビティと、パネルの縁部上に取り付けられるサイズを有する受け入れ領域を有するパネル係合領域とを有してよい。伸長部およびキャビティは、隣接する2枚のパネルの端部を互いに保持するように伸長部をキャビティに挿入できるようにするサイズおよび形状を有してよい。
【0012】
一実施形態では、コネクタは、可撓性の複数の壁によって形成され、各々が一対の側面集光器からのコネクタ係合領域と嵌り合う形状を有しかつ嵌り合うように構成された2つのキャビティと、2つのキャビティの間に配置されたヘッダとを有してよい。キャビティは、2組のパネルを積み重ねてコネクタに連結するのを可能にすることができる。
【0013】
一実施形態では、側面集光器は、パネルコネクタと嵌り合うサイズおよび形状を有するヘッドを有するコネクタ係合領域と、受け入れ領域内へ延びるエネルギーディレクタを有し、かつパネルの端部上に取り付けられるサイズを有する受け入れ領域を有するパネル係合領域とを有する。
【0014】
パネル組立体の実施形態は、複数のパネルに取り付けられる複数のコネクタ組立体のいずれかを有する。
【0015】
これらおよびその他の非制限的な特性について以下に詳しく説明する。
【0016】
以下に、本明細書で開示される例示的な実施形態を制限するためではなく、例示するために提示された図面について簡単に説明する。実施形態の様々な要素は、容易に理解されるように、複数の集光器同士が嵌め合わせ可能であり、クリップが使用される場合には該集光器とクリップが嵌め合わせ可能であることと、サイドシームの場合に、コネクタと関連する複数の集光器が嵌め合わせ可能であり、クリップが使用される場合には該コネクタおよび集光器とクリップが嵌め合わせ可能であることの少なくとも一方が可能であるかぎり、他の実施形態と交換可能であることに留意されたい。しかし、説明を簡単にするため、あらゆる組み合わせを1つずつ例示することはない。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】ある構造を組み立てる際に使用されるクリップの正面図である。
【図2】一体化された側面集光器を有するパネルの断面端面図である。
【図3】ある構造を組み立てる際に使用されるコネクタの正面図である。
【図4】組み立て後の図1〜図3の正面図である。
【図5】ある構造を組み立てる際に使用されるコネクタの正面図である。
【図6】ある構造を組み立てる際に使用されるクリップの立面図である。
【図7】一体型側面集光器を有するパネルの正面図である。
【図8】組み立て後の図5〜図7の正面図である。
【図9】コネクタが支持体に取り付けられ上下逆さまに組み立てられた図5〜図7の正面図である。
【図10】ある構造を組み立てる際に使用されるコネクタの正面図である。
【図11】積み重ねられた複数のパネルを連結する一体化された複数の側面集光器を有する組み立て後の構造の正面図である。
【図12】積み重ねられた複数のパネルを連結する一体化された複数の側面集光器を有し、コネクタが直接、すなわちクリップなしで支持体に取り付けられた組み立て後の構造の正面図である。
【図13】一体化された複数の側面集光器を有するパネル、両面コネクタ、および一体化された複数の側面集光器を有さない追加的な複数のパネルを示す正面図である。
【図14】ある構造を組み立てる際に使用されるクリップの正面図である。
【図15】組み立て後の図13および図14の正面図である。
【図16】一体化された複数の側面集光器を有する複数のパネル、両面コネクタ、および一体化された複数の側面集光器を有さない追加的な複数のパネルを示す正面図である。
【図17】ある構造を組み立てる際に使用されるクリップの正面図である。
【図18】組み立て後の図16および図17の正面図である。
【図19】パネルおよび非一体型側面集光器の立面図である。
【図20】ある構造を組み立てる際に使用されるコネクタの正面図である。
【図21】ある構造を組み立てる際に使用されるクリップの正面図である。
【図22】組み立て後の図19〜図21の正面図である。
【図23】パネルおよびパネルと一体化されていない側面集光器の立面図である。
【図24】ある構造を組み立てる際に使用されるコネクタの正面図である。
【図25】ある構造を組み立てる際に使用されるクリップの正面図である。
【図26】組み立て後の図23〜図25の正面図である。
【図27】パネルおよびパネルから分離された側面集光器の立面図である。
【図28】ある構造を組み立てる際に使用されるコネクタの正面図である。
【図29】ある構造を組み立てる際に使用されるクリップの正面図である。
【図30】組み立て後の図27〜図29の正面図である。
【図31】はぜ継ぎ側面集光器の側面図である。
【図32】図31の集光器と一緒に使用されるコネクタの正面図である。
【図33】コネクタの他の正面図である。
【図34】集光器半部同士の間にスペーサを有するはぜ継ぎ側面集光器の正面図である。
【図35】複数のエネルギーディレクタおよびそれに連結されるパネルを有する伸長部を含むはぜ継ぎ側面集光器の側面図である。
【図36】熱膨張隙間を有する組み立てられたコネクタおよび複数の側面集光器の正面図である。
【図37】コネクタが例示的なコネクタ組立体の雄構成部材であり、側面集光器が例示的なコネクタ組立体の雌構成部材である実施形態の側面図である。
【図38】コネクタを使用せずに、たとえばスナップばめによって他の側面集光器と嵌り合うように構成された側面集光器の例示的な実施形態の側面図である。
【図39】コネクタを使用せずに、たとえばさね継ぎによって他の側面集光器と嵌り合うように構成された側面集光器の例示的な実施形態の側面図である。
【図40】複数の側面集光器を用いることによって、複数のパネルを四方に組み立てることができることを示す組み立て後の複数のパネルの上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本明細書では、コネクタ組立体、たとえば1つ以上のコネクタおよび1つ以上の集光器、ならびに任意に1つ以上のクリップの様々な実施形態が開示されている。コネクタを、クリップを介して支持体に取り付けても良く、あるいは直接支持体に連結してもよい。コネクタは、一面コネクタでもあるいは両面コネクタでもよく、たとえば、1組または2組の集光器に係合し、任意に、集光器を有さない1枚または2枚の追加的なパネルの端部に係合することができる。集光器は、(パネルの一部として、たとえば単一の単体構成部材として形成された)パネルと一体であっても、あるいは独立した構成部材としてパネルと別体であってもよい。集光器が別個の構成部材である場合、同じ集光器およびコネクタで、(たとえばX方向に測って)多数の異なる幅のパネルを使用してもよい。また、様々な別個の集光器を使用することによって、(Y方向に測って)多数の異なる厚さおよび/または多数の異なる幅を有するパネルを、同じコネクタに使用してもよい。また、任意のクリップを、複数のパネルが(Y方向に)組み立てられたときに各パネルを同じ高さにすることができるように構成してもよい。
【0019】
コネクタ組立体は、一般に、コネクタと、側面集光器と、複数のパネルを互いに取り付ける任意のクリップと、を有する。コネクタおよび集光器は、一方が雄コネクタとして作用し、他方が雌コネクタとして作用する係合対として構成される。図示の実施形態のうちの多くでは、コネクタが雌構成部材として示され、一方、集光器が雄構成部材として示されている。これは、例示のためであり、説明を容易にするためのものに過ぎないことに留意されたい。コネクタが雄構成部材であり、集光器が雌構成部材である(たとえば、図37参照)逆の構成も本明細書の対象であり、本明細書によって検討される。したがって、コネクタのキャビティおよび集光器のコネクタ係合領域は、容易に逆にすることができ、本明細書によって容易に理解される。
【0020】
コネクタは、複数のパネルをともに保持するように、(隣接する複数のパネルから)一対の側面集光器と嵌り合うサイズおよび形状を有するキャビティを含むように構成してよい。キャビティの特定のサイズおよび形状は、側面集光器のサイズおよび形状に応じて決まる。コネクタは、側面集光器を覆うようにパネルにしっかりと取り付けられることが望ましい。言い換えれば、キャビティのサイズは、コネクタが側面集光器上に組み付けられたときに、側面集光器の外面とキャビティの内面とが物理的に接触する(たとえば、集光器の外面の80%以上にわたって接触する)ように、側面集光器のサイズとほぼ等しくてよい。コネクタと集光器との間に配置される係合部(たとえば、横材24、ウイング36)を有するクリップを利用する際、集光器の内面の大きさは、係合部をコネクタと集光器との間に配置できるようにするのに十分な大きさであることに留意されたい。設置を容易にし、かつ使用する締め具の数を最小限に抑えるために、コネクタは、集光器上にスナップフィット(snap-fit)され(たとえば、図4参照)、パネルの端部から集光器上でスライドされ(たとえば、図30参照)、および/または他の方法によって集光器に取り付けられるように構成してよい。
【0021】
コネクタは、コネクタが連結される複数の集光器の組み合わせと相補的であることに留意されたい。しかし、2つの集光器が同一である必要はない。コネクタが複数の集光器の組み合わせを受け入れるように構成されているかぎり、各パネル上で様々な集光器を使用してよい。
【0022】
また、本明細書で開示される1つ以上の側面集光器(および/または1以上のコネクタ)を使用するパネルは、該パネルの互いに向かい合う2つの縁部だけでなく、すべての縁部において取り付け構造を支持する(図40参照)。たとえば、壁用のパネルは、複数の水平パネル縁部が接合されるはぜ継ぎ部を有する縁部コネクタと、複数の垂直パネル縁部が接合されるさね継ぎ取り付け部を有する縁部コネクタと、を支持してよい。
【0023】
たとえば、図1〜4を参照すると分かるように、コネクタ100は、集光器組立体(隣接する2つの側面集光器)をキャビティ102に挿入することができるように互いに隣接するように配置された2つの側面集光器210と相補的なサイズおよび形状を有するキャビティ(内部102)を有する。たとえば、互いに隣接する側面集光器の山部216および勾配がコネクタ突起120を受け入れる谷部を形成する。同様に、それぞれコネクタ100および集光器210の相補的なフランジ104およびレッジ(ledge)220は、コネクタがパネルに連結されたときに物理的に接触してよい。
【0024】
さらに図10および図11を見ると分かるように、コネクタは、任意のパネルが存在する場合でも、コネクタを側面集光器上にスナップフィットできるように、ベース144に向かってコネクタ直径を小さくする傾斜部124を有してよい。たとえば、パネル200および206は、クリップ10が支持構造300から集光器の外部、すなわちスライド領域214まで延びるように積み重ねられ、および/または配置されてよい。その結果、側面集光器210を覆うようにコネクタ100を押し付けることができ、それによって、アーム132がスライド領域214に接触し、フランジ104がレッジ220の縁部を通過するまで(たとえば、1つまたは2つ以上の脚部(leg)126および1つまたは2つ以上の傾斜部124を有する)壁168を外側に複数のパネル206の方へ押す。フランジ104がレッジ220の縁部を通過すると、コネクタが側面集光器上にスナップフィットし、それによって複数の壁168が内側に戻り、側面集光器に向かいかつパネルから離れる方向へ移動する。コネクタの様々な構成では、複数の壁168は、コネクタが複数の側面集光器に取り付けられた後、ベース(たとえばベース128)がパネル面に物理的に接触するように十分な長さを有するように構成してよい。スナップフィットの実施形態では、壁168は、複数の側面集光器がキャビティに挿入されるときに複数の壁が外側にたわむのを可能にするのに十分な可撓性を有してよい。
【0025】
コネクタ100の同様なスナップ連結は、クリップ10を利用しないときにも行われる。クリップ10がない場合、コネクタ100を支持体300に直接取り付けてよい。次に、複数の側面集光器210をコネクタ100のキャビティに押し込んでよく、それによって複数の脚部126が外側に移動し、複数のフランジ104が複数のレッジ220に係合するまでアーム132がスライド領域214に沿って移動することができる。
【0026】
コネクタは、図11〜12に示されているように複数のパネルに取り付けられるように構成してよい。この構成では、コネクタは、脚部126から、レッジ130をヘッダ134に連結する部材136を含むレッジ130を形成するベース128から離れる方向へ延びるパネル取り付け部をさらに有している。部材136は、追加的なパネルをコネクタ100によってしっかりと係合できるようにするのに十分なレッジ130を形成するように任意の所望の角度でヘッダ134から延びてよい。レッジ130は、任意の接着剤をレッジ130と追加的なパネルとの間に配置することによって該パネルに直接係合する(たとえば、図12参照)ことができるが、コネクタは、コネクタ100と第2のパネル126との間に圧力ばめ(pressure fit)を形成するように構成されたガスケット138をさらに有している。ガスケット138は、図示のような機械的連結部を含む任意の方法でコネクタ100に連結してよい。たとえば、ガスケット138のヘッド140を、ヘッド140の直径がレッジ130内の空間144への開口部142の直径よりも大きくなるように空間140内に配置することができる。それによって、ガスケット138が故意にではなく空間144から外れることはなくなる。図示のように、ガスケット138は、空間144からレッジ130とパネル206との間の領域まで延びている。
【0027】
1つまたは2つ以上のクリップを使用しない実施形態では、コネクタを複数のパネルと支持体との間に配置して該パネルを支持体に取り付けてよい。たとえば、図9および図12に示されているように、クリップ10(図8および図11参照)がなくなっており、締め具302がヘッダ134を介してコネクタ100を支持体300に取り付けている。締め具302をコネクタ100に挿入できるようにするために、突起120は、複数の側面148によって形成されるチャンバ146に締め具302を挿入できるようにするのに十分な大きさの開口部を有してよく、たとえば、開口部は締め具ヘッドの直径よりも大きくてよい。側面148は、任意に、複数の集光器210とクリップ10の少なくとも一方を揃える位置合わせ部材(突起120)および/またはコネクタ100の構造的完全性を確保するのに使用してもよい。
【0028】
コネクタ100のいくつかの実施形態は「二重」コネクタであり、すなわちこれらのコネクタ100は、複数対の側面集光器(たとえば、図13および16参照)を受け入れる複数のキャビティ102を、互いに向かい合う2つの側面上に有している。これらの実施形態では、キャビティ102は、ヘッダ134の各側に配置されている。これらのキャビティ102の各々は、複数の側面集光器210の複数のレッジ220に係合する複数のフランジ104を有している。他のコネクタ100と同様に、二重コネクタの各キャビティ102は、特定の一対の側面集光器210と嵌り合うように構成され、したがって、複数の側面集光器の外側形状に一致する相補的な内側形状を有している(あるいは上述のように、コネクタが雄部材である場合、コネクタが集光器の内側形状に一致する相補的な外側形状を有し、集光器がパネルの端部から延びている)。図示の例示的な実施形態から明らかなように、二重コネクタの各コネクタは同一でなくてもよい。様々なコネクタの組み合わせを使用してよい。図16を見ると分かるように、コネクタは、同じ形状を有する複数対の側面集光器を受けるように構成された互いに異なる形状を有する複数のキャビティ102を有してよい。互いに異なる形状を有する複数対の側面集光器を、それに応じて形作られた各キャビティに受け入れてもよいと考えられる。ここで、1つのキャビティの形状を異ならせることによって、該キャビティにクリップ係合部(たとえば、1つまたは2つ以上の横材24と1つまたは2つ以上のウイング36の少なくとも一方)を追加的に受け入れることが可能になる。
【0029】
キャビティが様々な形状を有するだけでなく、コネクタも様々な外側形状を有してよく、それによって、コネクタが追加的な1枚または2枚以上のパネル、たとえば、側面集光器を有さない1枚または2枚以上のパネルを受け入れるのが可能になる。任意に、1つまたは2つ以上の長穴(たとえば、長穴150、152)をキャビティ102同士の間に形成してもよい。該1つまたは2つ以上の長穴のサイズおよび形状は、該1つまたは2つ以上の長穴に挿入されるようになっている1枚または2枚以上のパネルの厚さに応じて決まる。追加的な複数のパネルを受け入れるようになっている二重コネクタの1つまたは2つ以上の側面上にのみ1つまたは2つ以上の長穴を有することが望ましいことに留意されたい。長穴内にパネルが存在すると、二重コネクタの側面154、156が安定化し、パネルを設置した後に1つまたは2つ以上の側面がたわむのが防止される。言い換えれば、複数の側面集光器210が複数のキャビティ102に挿入される間、(挿入に応じて)二重コネクタの側面154、156が外側に押され、(押されたことに応じて)1つまたは2つ以上の長穴を形成する縁部158、160が長穴内に入る。フランジ104がスライド領域214の端部を通過してレッジ220に達した後、側面154、156は再び1つまたは2つ以上の長穴150、152から出る。したがって、スナップフィット構成を使用する場合、追加的な複数のパネルが挿入される前に二重コネクタに複数の側面集光器が挿入される。さらに、締め具を使用する場合、コネクタと支持体との間に配置された1組の側面集光器が最初に挿入され、締め具302を1つまたは2つ以上のフランジ38に取り付けるのが可能になる。次に、追加的な1枚または2枚以上のパネルが挿入される前に、第2の組の側面集光器が、開放されたキャビティ102に挿入される。追加的な1枚または2枚以上のパネルは、たとえば、パネルの端部を損傷せずに、長穴における圧縮ばめを可能にする厚さを有してよい。このような嵌め合わせは、パネルが誤って長穴から外れるのを防止し、側面154、156を、複数のパネルに力がかけられたときに動かないように安定化する。
【0030】
図15および図18に示されているように、(集光器を含まない)複数のパネルの端部を1つまたは2つ以上の長穴に挿入してよい。これによって、複数の集光器を含む複数のパネル(たとえば第1の組のパネル)、隙間(空気などの流体の隙間)、集光器を含まないパネル、隙間(空気などの流体の隙間)、複数の集光器を含む複数のパネル(たとえば第2の組のパネル)の構成が形成される。複数の長穴のサイズが異なるため、様々な厚さのパネルが二重集光器の各側面に配置される。二重コネクタを使用する実施形態では、任意にクリップを使用して第1の組のパネルを支持体300に取り付けることができる。また、クリップは、1つまたは2つ以上の締め具302を受けるように構成された1つまたは2つ以上のフランジ38をさらに有してよい。したがって、二重コネクタの一方または両方のコネクタは、該コネクタをさらに支持体に固定できるように(したがって、複数のパネルもさらに支持体に固定できるように)1つまたは2つ以上の締め具を受けるように構成してよい。言い換えれば、二重コネクタのヘッダをクリップ10の1つまたは2つ以上のフランジ38に直接取り付けることによって、側面集光器を介した第1の組のパネルのスナップ連結だけでなく、複数のコネクタの保持もさらに向上させることができる。
【0031】
追加的な複数のコネクタの他のいくつかの例示的な実施形態が図20、図24、図28および図36に示されている。これらの実施形態は、コネクタの特定のサイズおよび形状が、コネクタが連結された複数の側面集光器のサイズおよび形状(ならびにクリップが使用される場合にはクリップのサイズおよび形状)によってのみ制限されることを示している。また、パネルおよび側面集光器に関して明らかなように、コネクタは任意に、構造的完全性を向上させるために、必要に応じて複数のリブ162(たとえば、水平リブ、垂直リブ、対角リブおよびそれらの任意の組み合わせ)の様々な組み合わせを有してよい(たとえば、図1および16参照)。あらゆるリブ構成は、特定のコネクタに望ましい構造的完全性、コネクタをどこに使用するか、およびコネクタが受ける荷重に基づいて決定される。
【0032】
1つまたは2つ以上の側面集光器は、パネルの端部に配置され、(互いに隣接するパネルからの)互いに隣接する側面集光器は、連結すべき複数のパネル間に継ぎ目を形成する。上記に指摘したように、複数の側面集光器は、該集光器(雄部;ヘッド234を含むコネクタ係合領域222)がコネクタ(雌部;キャビティ102)と嵌り合う(あるいは複数の集光器(雌部)がコネクタ(雄部)と嵌り合う)のを可能にするように、コネクタおよびクリップの構成と相補的な様々な構成を有してよい。
【0033】
複数の集光器の特定の形状は、集光器が嵌るコネクタの形状に応じて決まる。いくつかの例示的な形状が図2、図7、図19、図23、図27、図31および図35に示されている。これらの図を見ると分かるように、コネクタは任意に、コネクタの構造的完全性を向上させるために、必要に応じて1つまたは2つ以上のリブ226(たとえば、水平リブと垂直リブと対角リブの少なくとも1つ(たとえば、図31参照))を有してよい。複数のリブの密度(単位面積当たりリブ数)がパネル内(集光器が別体である場合)またはパネルの残りの部分内(集光器が一体である場合)の複数のリブの密度よりも高いことにも留意されたい。たとえば、複数の対角リブ部を、パネル係合領域に隣接する領域において複数の垂直リブおよび複数の水平リブと一緒に使用してもよい。たとえば、図31を参照されたい。この実施形態では、複数の垂直リブおよび複数の水平リブが側面集光器全体にわたって使用され、対角リブが、パネル係合領域に隣接する領域にのみ配置される(たとえば、対角リブはコネクタ係合領域では使用されない)。
【0034】
任意に、1つまたは2つ以上の側面集光器と1つまたは2つ以上のコネクタの少なくとも一方は、水、空気および昆虫のうちの少なくとも1つが進入するのを抑制できるようにする複数のバリア部材を有してよい。バリア部材は、山部および谷部を有していてよく、この場合、嵌り合う山部と谷部は丸い構成部材である。たとえば、山部および谷部は、円の40%以上を形成してよく、特に50%以上を形成してよい(たとえば半円を形成してよい)。例示的な複数のバリア部材が図31および図32に示されており、この場合、図31のバリア谷部242は、図32のバリア山部244と嵌り合うように構成される。図示のように、バリア谷部242は、コネクタ係合領域222上にパネル係合領域224に隣接するように、たとえばパネル係合領域224に接触するように配置してよい。
【0035】
指摘したように、複数の側面集光器は、パネルの一体部(たとえば、図2参照)であっても、あるいは別個の構成部材(たとえば、図19参照)、たとえばパネルとは別個に形成され後で(たとえば、パネルの製造が完了した後で)複数のパネルに取り付けられる側面集光器であってもよい。さね継ぎ、ベースアンドキャップ側面集光器、およびはぜ継ぎ側面集光器などの非一体型側面集光器は、パネルサイズ(たとえば、長さと幅と高さと厚さの少なくとも1つ)が、所望のサイズを製造するための新しい金型システムの作製、試験および検証に関連するコストの問題の結果としてすでに製造されているサイズによって制限されることがない点で有利である。複数の非一体型側面集光器を用いた場合、任意のサイズの複数のパネルと複数のシートの少なくとも一方および複数のパネルと複数のシートの少なくとも一方の任意の組み合わせを使用してよい。なぜなら、複数の側面集光器が、シートとは別個に製造され、後で(たとえば現場でまたはその近くで)シートに取り付けられるからである。また、様々な形状の側面集光器を使用してシステム(たとえば屋根)の様々なパネル同士を取り付けてもよい。これによって、側面集光器およびコネクタを特定の位置および所望の特性に応じて(たとえば、構造的完全性と音減衰と光透過性の少なくとも1つなどを向上させるように)製造するのが可能になる。非一体型側面集光器は、該集光器が基本的に標準的なパネル(たとえば、側面集光器を含まない平面状パネル)をモジュール式パネルに変換する点でも有利である。このような側面集光器は、パネルの縁部を覆うように構成された構造(たとえば、U字形)を有してよく、側面集光器に嵌め合わされる1枚または2枚以上のパネルの厚さを受け入れるサイズに設定してよい。このような1つまたは2つ以上の集光器には、溶接(たとえば超音波溶接と熱溶接の少なくとも一方)と、化学的取り付け(たとえば、化学的結合と接着の少なくとも一方)と、機械的取り付け(たとえば、ねじ、ボルト、リベットなどによる取り付け)と、他の方法による1枚または2枚以上のパネルへの固定の少なくとも1つを施してよい。
【0036】
上述のように、側面集光器は、コネクタの嵌め合わせを可能にするようにコネクタと相補的な構成を有している。多くの実施形態では、これらの構成部材を互いにスナップフィットしてよい。したがって、側面集光器210は、コネクタが側面集光器の表面の上方を容易に移動できるようにする領域を有しており、それによって、コネクタに集光器の方へ押す力がかけられたときに、コネクタの各側面156が外側にたわんでキャビティ102から離れる(図2〜4参照)。これによって、フランジ104がレッジ220に接触するまでコネクタ係合領域222がキャビティ102に進入していき、それによって各側面156がキャビティ102の方へ戻るのが可能になる。
【0037】
あるいは、様々な実施形態では、コネクタの各側面156がたわむことが不可能である場合および/または望ましくない場合、2枚のパネルの側面集光器を互いに隣接するように配置することによってコネクタを集光器上に配置することができる。コネクタと集光器は(たとえば、Z方向に)一緒に移動することができ、一緒にスライドする(たとえば、コネクタ係合領域222をキャビティ102内に滑り込ませる)。
【0038】
集光器は、パネルとは別個の部材であるとき、パネル係合領域224(図19、図23、図27、図31、図35および図36参照)を有する。パネル係合領域224の高さは、パネルの端部をパネル係合領域224に挿入できるようにするのに十分な高さである(パネル係合領域224に嵌め込まれる1枚または2枚以上のパネルの厚さを受け入れるサイズを有している(たとえば、図22および30参照))。集光器の構成に応じて、コネクタ係合領域222と、1つまたは2つ以上のアーム230と、1つまたは2つ以上のリブ226との少なくとも1つによって、受け入れ領域232を形成してよい。たとえば、図19では、受け入れ領域232は、コネクタ係合部222およびアーム232によって形成されている。図27では、パネル係合領域224はアーム230を有するが、受け入れ領域232は、コネクタ係合部222およびリブ226によって形成されている。図31、図35および図36では、受け入れ領域232はアーム230によって形成されている。いくつかの構成では、複数のアーム230が、たとえばコネクタ係合領域から外側に延びており(図31、図34〜図39参照)、それによって、たとえば、パネル係合領域は、コネクタ係合領域に隣接して配置された本体部262(図31、図34および図35参照)と、本体部262から延び、パネルの縁部上に取り付けられる受け入れ領域232を形成する1つまたは2つ以上のアーム230と、を有している。他の実施形態では、複数のアーム230がコネクタ係合領域に揃えて配置され(図19、図23および図27参照)、それによって、たとえば、パネル係合領域がコネクタ係合領域に隣接して配置される(たとえば、パネル係合領域が複数のアーム230(複数の壁を有してよい)によって形成される)。
【0039】
パネル係合領域224内に、受け入れ領域232内へ延びる1つ以上のエネルギーディレクタ(energy director)228を設けてよい。これらのエネルギーディレクタ228は、集光器が取り付けられるパネルの外面(たとえば、面208)に係合するように構成してよい。エネルギーディレクタは、パネルを把持して受け入れ領域232内に保持するのを助けることと、(たとえば、集光器とパネルの溶接(たとえば、超音波溶接および/または熱溶接)時に)集光器および/またはパネルが受けるエネルギーをパネルのリブ198の方へ向けることの少なくとも一方を可能とする。したがって、いくつかまたはすべてのエネルギーディレクタ228は、パネルが受け入れ領域232内に挿入されるときにパネルの複数の垂直リブ(たとえば、Y方向に延びる複数のリブ)と揃うように受け入れ領域232内に配置されることが望ましい。複数のアームがパネルから離脱するのを抑制することと、水分、空気および/または昆虫の進入を避けることの少なくとも一方のために、各アーム246の端部にエネルギーディレクタを配置してよい。さらに、エネルギーディレクタを多壁構造内の垂直リブを直接覆うように位置させたときに取り付け部材と多壁パネルとの結合強度が最大になることが分かっている。パネルが閉鎖端部を有し(たとえば、個々のリブに対して開放されておらず)、かつ複数の水平リブを有するときに垂直面上に1つまたは2つ以上のエネルギーディレクタを使用してよい。
【0040】
複数のエネルギーディレクタを使用すると、パネル自体を修正する必要なしにエネルギーディレクタを多壁パネルのリブを覆うように位置する可能性が高くなるため有利であることも分かっている。使用するエネルギーディレクタの数は、水平面(および任意に垂直面)ごとに異なってよく、水平面の長さと、パネルに1つまたは2つ以上の垂直リブがもしあればその量(および垂直面上に水平リブがあればその量)と、集光器とパネルが組み立てられるときに集光器とパネルの少なくとも一方にかかる力の量の少なくとも1つに応じて異なってよい。たとえば、多壁パネルの場合、一般に2つ以上のエネルギーディレクタが各水平面上で使用され、限定的には4つ以上、より限定的には5つ以上、さらに限定的には8つ以上のエネルギーディレクタが水平面上で使用される。エネルギーディレクタには任意の形状を使用してよいが、概ね三角形の形状、たとえば、(1つまたは2つ以上のアーム230などから)受け入れ領域内へ延びる直角三角形が使用される。エネルギーディレクタの高さ(たとえば、エネルギーディレクタがアーム230から受け入れ領域232内へ延びる距離)は一定でなくてよい。一般に、この高さは、5mm(ミリメートル)以下、限定的には0.25mm〜2mm、より限定的には0.5〜1mmである。
【0041】
複数のエネルギーディレクタを集光器の一体部分(すなわち、アーム230の取り付け部ではなくアーム230の伸長部)として形成してよい。さらに、集光器とパネルの適合性を向上させるために、1つまたは2つのエネルギーディレクタをパネルと同じ種類の材料で形成するか、あるいはパネルと同じ種類の材料を含む組成で形成してよい。たとえば、パネルがポリカーボネートパネルである場合、エネルギーディレクタは、ポリカーボネートであってもよく、あるいはポリカーボネートおよびABSのような、ポリカーボネートを含む組成であってよい。
【0042】
理論によって制限されることなく、複数のエネルギーディレクタが振動する超音波ホーンのエネルギーを側面集光器とパネルとの間の小さな領域に正確に当て、それによって、エネルギーディレクタが側面集光器とパネルを溶融させ、その後溶融した材料で作られる強力な化学的結合部によって結合させることが考えられる。エネルギーディレクタを用いない場合、超音波ホーンが振動し、溶融していない大形の側面集光器を加熱してパネルに押し込み、多壁パネルを圧搾するか、あるいは中実パネルとの結合部が非常に弱くなる。溶接に加えてあるいは溶接の代わりに、化学的方法と機械的方法(たとえば、化学的結合、1つまたは2つ以上の締め具、またはこれらの少なくとも1つを含む組み合わせ)によって複数の側面集光器210をパネルに取り付けてもよい。
【0043】
別個の側面集光器をパネルに結合することは、パネルの縁部が垂直壁に接触し、および/またはパネルをそれ以上挿入できなくなるまで、パネルの縁部を側面集光器の受け入れ領域内に挿入することを含んでよい。超音波溶接ホーンと側面集光器の複数のアームとの相対的な運動は、エネルギーディレクタを溶融させアームとパネル面との間に結合部を形成する。
【0044】
複数のパネルの熱膨張に対処するために、複数の側面集光器は、傾斜壁(たとえば、コネクタ係合領域から受け入れ領域の方へ傾斜している)を含む接合側面を有してよく、それによって、複数の接合壁254は、組み立てられたときに、ベース258からコネクタ係合領域222の方へ幅が小さくなる継手(たとえば、空間252)を形成する(図36参照)。言い換えれば、この接合壁は、アーム230に対して非垂直であってよい。複数の接合壁は、ベース258からコネクタ係合領域222の方へ小さくなり、任意に、ベース258と向かい合う接合壁254の端部に隣接する点264まで小さくなる直径を有する空間を形成する。互いに隣接する壁によって形成される空間のサイズは、複数の側面集光器が取り付けられる複数のパネルが熱膨張できるようにするのに十分なサイズであるべきである。基本的に、複数のパネルは、熱膨張すると、複数の側面集光器に力をかけて該側面集光器を互いの方へ移動させる。複数の側面集光器が互いの方へ移動すると、空間の(X方向に測定される)幅が小さくなる。この空間は、ベース258の所の(X方向にかつ弛緩状態で(たとえば、複数のパネルが熱膨張するために力がかからないときに)測定される)幅が、1mm以上、限定的には2mm〜10mm、より限定的には2.5mm〜5mmであってよい。
【0045】
継手252の代わりにあるいは継手252に加えて、スペーサ250を互いに隣接する接合壁254の間に配置してよい。スペーサは、膨張するパネルによって圧縮される可撓性の材料、たとえばフォームまたはエラストマ材料を含んでよい(図34参照)。スペーサは、複数のパネルが熱膨張できるようにするのに十分なサイズおよび圧縮率を有してよい。たとえば、スペーサは、(X方向にかつ非圧縮状態で測定される)厚さが1mm以上、限定的には2mm〜10mm、より限定的には4mm〜8mmであってよい。
【0046】
側面集光器を、側面集光器とコネクタの少なくとも一方の外面に係合しない位置合わせクリップと一緒に使用するとき、側面集光器は、クリップ10の横材24を受け入れる開口部212を有する(たとえば、図2、図31および図36参照)。この開口部は、接合壁254の、受け入れ領域232に隣接する位置に配置される。
【0047】
前述のように、クリップを任意にコネクタおよび複数の集光器と一緒に使用してよい。様々な種類のクリップを使用可能である。たとえば、クリップは、位置合わせクリップ(たとえば、図1参照)と係合クリップ(たとえば、図6および図25参照)と組み合わせクリップ(たとえば、図14、図17、図21および図29参照)のうちの少なくとも1つであってよい。したがって、クリップは、互いに隣接するパネルを揃えるように構成された位置合わせ領域を有してよく、そのため、複数のパネルが互いに取り付けられると、各パネルは同じ高さになる。たとえば、図1では、クリップ10は、ステム22の一方の端部の所に横材24を有し、他方の端部の所にベース18を有するように示されている。ベース18は、フット28と、1つまたは2つ以上の側面12、14と、1つまたは2つ以上の脚部16と、領域20と、1つまたは2つ以上の支持体26と、1つまたは2つ以上のタブ32のうちの少なくとも1つを有してよく、たとえば、ベースは(たとえば、側面14、脚部16およびアーム30(たとえば、図2および図21参照)または複数の脚部16およびフット28(たとえば、図29参照)によって、)「U」字を形成してよい。タブ32は、クリップによって取り付けることのできる締め具のヘッド用の空間を形成するのを助けることができる。たとえば、図1、図4および図21に示されているように、ベースは、領域20(中空であっても(図1参照)あるいは中実であっても(図4参照)よい)を形成する側面12、14を有してよく、アーム30が側面14から(Y方向に係合部の方へ延びる)脚部16まで延びている。フット28は、ステム22から離れるように一方向または両方向にステム22から離れるように延び、たとえば、それぞれ、ステムとともにT字(図1、図14、図17、図21および図29)またはL字形フット(図6および図25参照)を形成している。T字形ステムは、場合によっては組み立てられる複数のパネルを揃えるのも可能にする。これは、互いに隣接するパネルがどちらも支持体から同じ距離の位置に保持されるからである。しかし、L字形フットは、1枚のパネルのみに沿って延びており、したがって、複数のパネルが組み立てられたときに該パネルを均等には支持しない(たとえば、各パネルは、フット28の厚さと、タブ32が存在する場合にはタブ32の厚さの分だけずれる)。
【0048】
クリップ10を互いに隣接するパネル200、202上に組み付けると(図4参照)、側面12が第1のパネル200に隣接し、一方、側面14が第2のパネル202に隣接する。アーム30を使用し、1つまたは2つ以上の締め具302を使用して、クリップ10、したがってパネル200、202を支持体300に取り付けることができる。同様に、アーム30が存在するとき、1つまたは2つ以上の締め具302をフット28によって支持体300に取り付けることができる(図15参照)。例示的な締め具には、ボルト、ねじ、釘、リベット、ナット、ペグ、接着剤、両面テープ、またはこれらの少なくとも1つを含む組み合わせが含まれる。例示的な支持体には、梁(たとえば、棟木、I形梁、長方形梁など)、杭、壁、垂木、ポスト、ヘッダ、支柱、小屋根、またはこれらの少なくとも1つを含む組み合わせが含まれる。
【0049】
複数のパネル200、202が締め具302の存在のせいで非平面になるのを防止するために、1つまたは2つ以上の側面12、14と1つまたは2つ以上の脚部16の少なくとも一方が長さ「l」を有するか、中実の領域20が、締め具304が直線状部22から複数のパネルの方へ延びる高さ「h」以上である厚さを有するか、またはその両者が実現される。(Y方向における)パネル同士の間に厚みの差がある場合、1つまたは2つ以上の側面12、14と1つまたは2つ以上の脚部16の少なくとも一方が長さ「l」を有する場合、および/または中実の領域20が複数のパネルの厚さの差を補償する(適切な)厚さを有する場合、該パネル、コネクタ、およびクリップが組み立てられたときに、該パネルの外面208が互いに同じ高さになるように、該パネル同士が揃えられる。言い換えれば、1つまたは2つ以上の側面12、14と1つまたは2つ以上の脚部16の少なくとも一方が異なる長さ「l」を有することと、中実の領域20が異なる厚さを有することの少なくとも一方が実施され、この場合、該長さ/厚さの差は複数のパネルの厚さの差に等しい。
【0050】
1つまたは2つ以上の脚部16と複数の側面12、14の少なくとも一方からの任意の伸長部、たとえば支持体26を使用することによって、クリップにおいてさらなる構造的完全性を実現することができる。1つまたは2つ以上の横方向伸長部26(たとえば、図1、図14、図17、図21および図29参照)をクリップの様々な実施形態に使用してよく、その場合、1つまたは2つ以上の横方向伸長部が、クリップが連結される隣接するパネルに向かう方向とパネルから離れる方向の少なくとも一方の方向へ延びてよい。たとえば、1つまたは2つ以上の横方向伸長部は、(X方向において)ステム22向かう方向とステムから離れる方向の少なくとも一方の方向へ延びてよい。これらの1つまたは2つ以上の伸長部は、パネルを支持するとともに、空気、水および昆虫の少なくとも1つが進入するのを抑制することができる。
【0051】
フット28と向かい合うステム22の端部の所に、側面集光器の開口部に配置すること、および/または側面集光器の表面に接触することが可能な係合部が位置している。例示的な係合部には、横材24(図1、図21および図29参照)と、1つまたは2つ以上のウイング36(図6、図14、図17および図25)と、受け部40(図14、図17および図21参照)のうちの少なくとも一つが含まれる。様々な実施形態では、係合部が概ねT字形を有する(たとえば、横材24がステム22に垂直に配置される)ことと、1つまたは2つ以上のウイング36のように孤状である(たとえば、側面集光器外面214の形状と相補的にステム22から延びる)ことの少なくとも一つが可能である。したがって、係合部は、側面集光器の開口部(図3および図4参照、側面集光器210の開口部212)内に配置されるか、あるいは組み立てられたときに側面集光器(たとえば、外面214)とコネクタ(たとえば、内面122)との間に配置される(図26参照、1つまたは2つ以上のウイング36が表面(スライド領域)214に接触している)ように構成してよい。係合部を開口部212内に配置されるように構成すると、ステムは、長さが受け入れ領域の高さよりも小さくなる(たとえば、該高さと該長さはどちらもY方向に測定される)。言い換えれば、ステムは、長さが受け入れ領域232内に受け入れられるパネルの厚さよりも小さい。
【0052】
横材24は、「X」平面(たとえば、図1、図21および図29参照)においてステム22から一方向または両方向(たとえば、正方向および負方向)に延びてよく、各方向における距離は同じであっても異なっていてもよい。同様に、1つまたは2つ以上のウイングがステムから22から「X」平面に沿って一方向または両方向に延び、各ウイングの長さは同じであっても異なっていてもよい(図6、図17、図21および図25参照)。ウイングの幅が広いほど風の負荷が大きくなる。したがって、ウイングの所望の幅(たとえば、一方のウイングの端部から他方のウイングの端部まで)は、対象となる用途および所望の構造的完全性に応じて決まる。50mm以上、限定的には5mm〜40mm、より限定的には10mm〜30mmの翼幅を使用することができる。
【0053】
横材(およびウイング)がステム22から延びる角度に関しては、やはり所望の構造的完全性およびクリップが連結される側面集光器の所望の形状に基づいて決定される。複数の横材がステムから85°〜95°の角度θに延びていてよく、より高い積載能力を実現するには角度が90°であることが望ましい。角度θが90°よりも大きいと、荷重ポテンシャルが低くなり、角度θが90°よりも小さいと、複数のパネルとクリップの組み立てが抑制され、組み立てが不可能になる恐れがある。ウイングは全体的に湾曲しており、ステムから100°〜155°、限定的には35°〜75°、より限定的には40°〜50°の角度θに延びている。たとえば、角度θが90°のクリップは積載能力が100ポンド/平方フィート(psf)であり、一方、角度が135°であるとき、(同じ材料を含みかつ同じ厚さを有する)クリップは積載能力が80psf未満である。
【0054】
クリップの長さ(すなわち、Z方向における長さ)も所望の構造的完全性(たとえば、風の負荷抵抗)に応じて決まる。風の負荷抵抗を最大にすることが望ましいとき、クリップの長さはパネルの長さに等しくなる。抵抗を小さくする必要があるとき、クリップは、長さがパネルの長さの50%以下、限定的にはパネルの長さの25%以下、より限定的にはパネルの長さの10%以下であってよい。たとえば、クリップの長さは、24インチ(61センチメートル(cm))以下、限定的には12インチ(30.5cm)以下、より限定的には6インチ(15.2cm)以下、さらに特定的には3インチ(7.6cm)以下、場合によっては2インチ(5.1cm)以下であってよい。
【0055】
係合部は、1つまたは2つ以上の横材24と1つまたは2つ以上のウイング36の少なくとも一方だけでなく、1つまたは2つ以上のフランジ38をさらに有してよい。フランジは、コネクタと1つまたは2つ以上の締め具の少なくとも一方の一部を受ける(たとえば、フランジ38によって形成される領域42に突起120を受け入れる(図20および図21参照)、および/または締め具302を受ける(図14および図15参照))ように構成されている。したがって、フランジ38は、任意にねじ山を設けられ、および/または、たとえば、クリップとコネクタとの保持を容易にするために接着剤または結合剤を有していてよい。フランジに加えて、支持構成40が、該フランジの構造的完全性を高めるために該フランジから外側にウイングまで延びてよい(図14および図17参照)。この支持構造の形状は、コネクタと集光器の少なくとも一方の、組み立て時に該支持構成が隣接する部分の形状と相補的である(該形状に対して負の形状である)ことが好ましい。
【0056】
ステム22は、ベース18から(たとえば、フット28から)係合部まで延びている。したがって、係合部が開口部212内に配置されるように構成される場合、ステム22は、長さがパネルの厚さよりも小さくなり、一方、係合部が側面集光器の表面214に物理的に接触するように構成される場合、ステム22は、長さが(Y平面において測定される)パネルの厚さ以上になる。
【0057】
図37を参照すると分かるように、この図は、コネクタが雄部材であり、かつ複数の側面集光器が雌部材を形成し、それによって、これらの構成部材の嵌め合わせが可能になるように上述の構成をこの場合にも使用してよいことを示すものである。この例示的な実施形態では、複数の側面集光器が組み立てられたときに、複数の接合壁274がキャビティ272を形成する。他の実施形態と同様に、スナップフィットやさね継ぎのような相補的な任意の嵌め合わせ係合部を使用してよい。コネクタを締め具302によってさらに一方または両方の側面集光器に取り付けてよい。図37を見ると分かるように、この構成は、コネクタの量が最小限であり、パネルから離れる方向に延びる側面集光器がないので外形を小さくすることが可能になる。側面集光器の支持体166が側面集光器210から離れる方向に延びる距離は、パネルおよびクリップのサイズに応じて決まる。たとえば、支持体166は、(Y方向に測定される)厚さが(Y方向に測定される)パネルの厚さの30%以下、限定的には20%以下、場合によっては10%以下であってよい。いくつかの実施形態では、支持体は、厚さが40mm以下、限定的には30mm以下、より限定的には20mm以下、場合によっては10mm以下である。
【0058】
図38および図39は、複数の側面集光器を使用してコネクタを必要とせずに複数のパネルを互いに保持する複数のコネクタ組立体を示す例示的な複数の実施形態を示している。これらの実施形態では、互いに嵌り合う数対の側面集光器が相補形状(たとえば、スナップフィット(図38)またはさね継ぎ(図39))を有している。これらの実施形態では、複数の側面集光器は、(たとえば、多数の他の図に示されているのとは異なり)互いに鏡面形状を有していない。複数の側面集光器は、2つの集光器を(たとえば、意図的に分解されたときにのみ分離するように互いに保持するように)固定的に嵌め合わせるのを可能にする相補的な嵌め合わせ形状を有している。これらの側面集光器および場合によっては上述のコネクタ/側面集光器群の多数の実施形態では、各部材は、永久的に嵌め合わされる(たとえば、各部材は、組み立てられた後、1つまたは2つ以上の構成部材を破壊しないかぎり分解できなくなる)。
【0059】
コネクタ、側面集光器およびクリップは、他の部材とは無関係に、所望の特性(たとえば、光透過性、絶縁性、強度、耐久性および/または衝撃抵抗など)を示す任意の材料を含んでよい。たとえば、コネクタ、側面集光器およびクリップは、それぞれ固有に、金属(たとえば、アルミニウム)、ポリマー材料(たとえば、アクリルやポリカーボネート)、またはこれらの少なくとも1つを含む組み合わせを含んでいてよい。パネルと側面集光器とコネクタの少なくとも1つは任意に、固有に、中実であっても良く、中空(たとえば、リブなどの支持構造を有する多壁構造)であってもよい。リブが存在する場合、リブの密度や構成(直線状、傾斜、平行、垂直など)は、特定の部材の所望の構造的完全性および光透過性のみに応じて決まる。側面集光器およびコネクタの場合、リブは、厚さが最大で1mm、限定的には0.25〜0.75mm、より限定的には0.35〜0.6mmであってよい。いくつかの実施形態では、対角リブは、平行リブと垂直リブの少なくとも一方よりも大きい厚さを有している(この場合、平行および垂直は、X方向に対して決定される)。対角リブは、平行リブと垂直リブの少なくとも一方よりも大きい厚さを有している。対角リブは平行でも垂直でもないリブである。言い換えれば、対角リブは、部材(集光器またはコネクタ)がパネルに取り付けられたときにパネル外面に対して平行にも垂直にもならない。対角リブは、垂直および水平リブと異なり、すべての方向において剛性を向上させる。リブ、特に対角リブを使用して剛性の程度(たとえば、各部材の可撓性)を調整してもよい。側面集光器のコネクタ係合領域が剛性であり(側面集光器が、コネクタに組み付けられたときに撓んだり曲がったりしない程度の剛性を有し)、一方、コネクタが、側面集光器を覆うようにコネクタを組み付けるのを可能にする可撓性の複数の側面156を有することが望ましい。
【0060】
同様に、各パネルは、構造の所望の特性(たとえば、防音性、熱透過性、光透過性、重量など)に応じて、中実であっても、中空であっても、あるいはその組み合わせであってもよい(たとえば、各パネルのキャビティが中空であり、該キャビティを任意に充填してよく、該キャビティがたとえば流体(気体、液体および/またはゲル)を含む多壁パネルであってよい)。たとえば、各パネルは、互いに隣接する積み重ねられたパネル同士の間に空間を設けるように構成(たとえば、図15および図18参照)するか、あるいは互いに隣接する積み重ねられたパネル同士の間に空間を設けないように構成(たとえば、図12参照)してよく、各パネルは中実構造と中空構造と(液体、ゲルおよび/または気体のような流体が)充填される構造のうちの少なくとも1つであってよく、様々なリブ構成を有する(たとえば、図12、図15、および図18参照)。
【0061】
複数の多壁パネルを使用する場合、任意の数の層またはシートを使用してよく、複数の支持構造の任意の組み合わせを使用することが考えられる。複数のコネクタ組立体によって(たとえば、複数の別個の側面集光器によって)、任意の所望の厚さ、構造(多壁または中実)、色、幅/長さ、および形状を有するパネルを選択し、パネルの各縁部を、所望の取り付け構造を有する縁部コネクタを支持するように構成し、パネルを相補的な取り付け構造を含む縁部コネクタを有する他のパネルに固定してよい。標準的なパネル厚さは、4mm、4.5mm、6mm、8mm、10mm、16mm、20mm、25mm、32mm、35mm、40mm、45mmおよび50mmであり、さらに、一般に2〜10個の層、特に(たとえば、パネル厚さ全体にわたって1〜5個のセルを含む)2〜6個の層を有する様々な多壁パネルが利用可能である。また、複数のキャビティは様々な内部構造を有してよい(矩形の通路、三角形の通路など)。さらに、考えられる限りでは、側面集光器によって実現される可撓性の結果として、複数のパネルがそれぞれ、相補的な取り付け構造を有する側面集光器と嵌り合うかぎり、互いに著しく異なるパネル(たとえば、4mmの中実のパネルと32mmの多壁パネル)を互いに嵌め合わせることができる。
【0062】
側面集光器がパネルに取り付けられた後(あるいは側面集光器とパネルが一体である場合)、複数のパネルをコネクタ組立体に組み付ける際、クリップを側面集光器に挿入してよく(たとえば、クリップが矩形の切り欠きに係合する)、言い換えれば、横材を側面集光器の開口部内に滑り込ませてよい。次に、クリップを支持体に固定してよい。側面集光器が取り付けられた第2のパネルを第1のパネルに接触するようにスライドさせてよく、それによって、第2のパネルと第1のパネルが接触するか、あるいは互いに近接して配置され、かつ第2のパネルの側面集光器がクリップに係合する。最後に、コネクタが、あらゆる部材を互いに固定するように複数の側面集光器から延ばされた複数の脚部に(すなわち、コネクタ係合領域に)取り付けられる。
【0063】
押出成形(たとえば、金属/プラスチック共押出、(たとえば、紫外線保護などのための)キャップ層によるプラスチック共押出、)のような様々な技術を使用して1つ以上のコネクタ、集光器およびクリップを形成してよい。金属/プラスチック共押出を使用して、ハリケーンの強風のような非常に強い力に耐えるためのより高い剛性を実現することができる。金属をプラスチックの1つまたは2つ以上の領域に組み込んでよい。たとえば、図31を参照すると分かるように、金属260をプラスチックと共押出しして複数のアーム230と、開口部212と、集光器の接合側面の一部または全部(たとえば、底部から開口部212まで)とのうち少なくとも1つにより高い構造的完全性を付与してよい。いくつかの実施形態では、金属を一方または両方のアームの領域内で共押出しすることと、ベース258に沿って共押出しすることと、接合壁254に沿って共押出しすることのうち少なくとも1つが行われる。金属は、接合壁254に沿って上方に、本体部全体に沿って、ベース258から開口部212(存在する場合)まで延ばされていてもよく、開口部212を貫通して延ばされていても良い。いくつかの実施形態では、金属は、複数のアームではなくベースおよび接合壁に沿って共押出しされる。
【0064】
本方法の利点は、取り扱いが厄介でありかつ多数の手動部材を有する接着剤システムを使用せずに、多壁または中実のシート製品に二次部材(たとえば、集光器)を結合することである。従来使用されている超音波溶接技術では、結合強度が不十分になること、および/または多壁パネルが圧搾されることが生じた。他の機械的な締結技術または熱溶接技術では、表面が損傷するか、あるいは材料表面に他の見苦しい跡が生じる。本明細書で開示される技術は、パネルおよび取り付け部を構成する同様の材料同士を密に結合できるようにする結合技術を含む。エネルギーディレクタを使用すると、取り付け部材(側面集光器とパネル、コネクタと側面集光器など(たとえば、はぜ継ぎ脚部、さね継手取り付け部、スナップ取り付け部など))同士の結合を容易にすることができる。これらのエネルギーディレクタを含めると、多壁パネルを圧搾したり、平坦な2つのポリマー面間に脆弱な結合部を形成したりすることなく、超音波溶接を使用することが可能になる。
【0065】
本明細書で開示される様々なコネクタ、集光器および組立体は、コネクタに高価なアルミニウムの押し出しが必要になるという問題に対処する。本組立体は、プラスチック製のコネクタおよび複数の集光器(またはコネクタを使用しないときには複数の側面集光器)を使用することによって、ハリケーンの強風(200mph)に耐えるのに十分な強度を実現する。複数のパネルを支持体(たとえば、垂木)に連結するプロフィール構造と複数のクリップとの該組み合わせは、このような大きな荷重に耐えるのに十分な強度を実現するようにモデル化されている。
【0066】
また、互いに別個の側面集光器を用いた場合、運送費を大幅に削減することができる。各パネルは、側面集光器を含まないので、ずっと小さい面積で梱包することができ、それによって、同じ空間で40%以上多い製品を出荷することが可能になり、50%以上多くすることも可能であると考えられる。
【0067】
一実施形態では、コネクタ組立体はコネクタと一対の側面集光器とを有してよい。各側面集光器は、隣接する2枚のパネルの端部を互いに保持するようにコネクタと嵌り合うサイズおよび形状を有するコネクタ係合領域と、受け入れ領域内に延びるエネルギーディレクタを有し、かつパネルの縁部上に取り付けられるサイズを有するパネル係合領域と、を有してよい。
【0068】
他の実施形態では、コネクタ組立体は、第1のパネルの縁部上に取り付けられるサイズを有する第1の受け入れ領域を有する第1のパネル係合領域を有する第1の側面集光器と、第2のパネルの縁部上に取り付けられるサイズを有する第2の受け入れ領域を有する第2のパネル係合領域を有する第2の側面集光器と、を有してよい。第1の側面集光器と第2の側面集光器は、互いに直接嵌まり合って一緒に複数のパネルに固定されるように構成してよい。
【0069】
他の実施形態では、コネクタ組立体は、一対の側面集光器と、支持体および該支持体から延びる伸長部を有するコネクタと、を有してよい。各側面集光器は、他方の側面集光器と組み立てられたときにコネクタ係合領域を形成するキャビティと、パネルの縁部上に取り付けられるサイズを有する受け入れ領域を有するパネル係合領域と、を有してよい。伸長部およびキャビティは、隣接する2枚のパネルの端部を互いに保持するように伸長部をキャビティに挿入できるようにするサイズおよび形状を有してよい。コネクタはさらに、締め具によって各側面集光器に取り付けられるように構成してよい。
【0070】
一実施形態では、コネクタは、可撓性の複数の壁によって形成され、各々が一対の側面集光器からのコネクタ係合領域と嵌り合う形状を有しかつ嵌り合うように構成された2つのキャビティと、2つのキャビティの間に配置されたヘッダと、を有してよい。キャビティは、2組のパネルを積み重ねてコネクタに連結するのを可能にすることができる。
【0071】
一実施形態では、側面集光器は、パネルコネクタと嵌り合うサイズおよび形状を有するヘッドを有するコネクタ係合領域と、受け入れ領域内へ延びるエネルギーディレクタを有し、かつパネルの端部上に取り付けられるサイズを有する受け入れ領域を有するパネル係合領域と、を有する。
【0072】
様々な実施形態では、(i)コネクタ組立体がクリップをさらに有してよく、該クリップが、支持体に取り付けることのできるベースと、係合部と、ベースと係合部との間を延びるステムと、を有し、パネル係合領域が、パネル係合領域の、受け入れ領域と向かい合う側面上の接合壁に開口部をさらに有し、該開口部が、該係合部を受け入れるように構成されることと、(ii)コネクタ組立体がクリップをさらに有してよく、該クリップが、支持体に取り付けることのできるベースと、係合部と、ベースと係合部との間を延びるステムと、を有し、ベースが、コネクタ、集光器および複数のパネルと組み立てられたときに複数のパネルの高さを同じにする複数の部材を有することと、(iii)コネクタ組立体がクリップをさらに有してよく、該クリップが、支持体に取り付けることのできるベースと、係合部と、ベースと係合部との間を延びるステムと、を有し、ベースが、側面および脚部によって形成される「U」字形断面を有し、該側面および脚部が、締め具ヘッドの高さよりも大きい長さを有し、かつ該側面から、脚部から離れる方向に他の側面まで延びる領域を有することと、(iv)コネクタ組立体がクリップをさらに有してよく、該クリップが、支持体に取り付けることのできるベースと、係合部と、ベースと係合部との間を延びるステムと、を有し、ベースが、ステムに連結されかつステムに垂直に延びるフットと、フットからY方向に係合部の方へ延びる複数の脚部とによって形成される「U」字形断面を有し、複数の脚部が、締め具ヘッドの高さよりも大きい長さを有することと、(v)コネクタ組立体がクリップをさらに有してよく、該クリップが、支持体に取り付けることのできるベースと、係合部と、ベースと係合部との間を延びるステムと、を有し、係合部が、複数のねじ付きフランジを有し、かつコネクタと集光器との間に配置される相補形状を有することと、(vi)受け入れ領域が、壁から延びるアームを有し、該アームが、複数のエネルギーディレクタを有し、1つのエネルギーディレクタが、コネクタ係合領域から遠いアームの端部の所に配置されることと、(vii)コネクタ組立体が、壁の反対側の端部から延びて受け入れ領域を形成する第2のアームをさらに有し、該第2のアームが、複数のエネルギーディレクタを有し、第2のアームから延びる複数のエネルギーディレクタが、壁と向かい合う第2のアームの端部の所に配置された任意のエネルギーディレクタを除いて、第1のアームから延びる複数のエネルギーディレクタに対してずらして配置されることと、(viii)受け入れ領域を、複数のアームが延びる壁によって形成することができ、複数のアームがそれぞれ、アームの端部(たとえば、壁と向かい合うアームの端部)から受け入れ領域内に突き出るエネルギーディレクタを有してよいことと、(ix)側面集光器の、受け入れ領域と向かい合う側面上に接合壁が設けられ、接合壁が、受け入れ領域のアームに対して非垂直であってよく、それによって、相補的な2つの側面集光器が組み立てられたときに、互いに隣接する接合壁の間に熱膨張空間が形成されることと、(x)側面集光器の、受け入れ領域と向かい合う側面上に接合壁が設けられ、相補的な2つの側面集光器が組み立てられたときに、互いに隣接する接合壁の間に熱膨張空間が形成され、コネクタ組立体が、該熱膨張空間に配置されたスペーサをさらに有することと、(xi)パネル係合領域が、受け入れ領域とコネクタ係合領域との間に配置された本体部をさらに有してよく、該本体部が複数の対角リブを有することと、(xii)コネクタを一対の側面集光器に永久的に嵌め合わせてよいことと、(xiii)相補的な一対の側面集光器を永久的に嵌め合わせてよいことと、(xiv)第1の側面集光器と第2の側面集光器が、さね継ぎおよびスナップフィットから成る群から選択される嵌め合わせ形状を有してよいことと、(xv)コネクタと一対の側面集光器が、さね継ぎおよびスナップフィットから成る群から選択される嵌め合わせ形状を有してよいことと、(xvi)第1の側面集光器が、第1の壁から延びて第1の受け入れ領域を形成する2つの第1のアームと、第1のアームから第1の受け入れ領域内に延びる複数の第1のエネルギーディレクタとを含む第1の壁をさらに有してよく、第2の側面集光器が、第2の壁から延びて第2の受け入れ領域を形成する2つの第2のアームと、第2のアームから第2の受け入れ領域内に延びる複数の第2のエネルギーディレクタとを含む第2の壁をさらに有してよいことと、(xvii)第1の側面集光器と第2の側面集光器が、第1の側面集光器および第2の側面集光器を支持体に固定するように構成されたクリップの係合部を受け入れるように構成された相補的な開口部を有してよい(たとえば、係合部は、長さが第1の受け入れ領域の高さよりも小さいステムの端部から延びてよい)ことと、(xviii)伸長部(たとえば、コネクタ雄伸長部)とキャビティ(たとえば、側面集光器雌キャビティ)が、さね継ぎおよびスナップフィットから成る群から選択される嵌め合わせ形状を形成してよいことと、(xix)支持体(たとえば、コネクタ支持体)が(たとえば、Y方向に測定されたときに)厚さが20mm以上であってよいことと、(xx)コネクタが、コネクタ自体の側面上の、キャビティ同士の間に第1の長穴をさらに有してよく、第1の長穴が、側面集光器を含まないパネルの端部を受け入れるサイズおよび形状を有することと、(xxi)コネクタが、第1の長穴と向かい合うコネクタの他の側面上の、キャビティ同士の間に第2の長穴をさらに有してよく、第2の長穴が側面集光器を含まない他のパネルの端部を受け入れるサイズおよび形状を有することと、(xxii)ヘッダ(たとえば、コネクタのヘッダ)を、コネクタを締め具によって支持構造に固定するように構成(たとえば、設計)されたクリップの複数のフランジに該コネクタを取り付ける締め具を受け入れるように構成してよいこと、のうちの少なくとも1つが実現される。パネル組立体は、上述の複数の側面集光器と複数のコネクタと複数のクリップのうちの少なくとも1つを有してよい。
【0073】
本明細書で開示されるすべての範囲は端点を含んで良く、各端点は、互いに独立に組み合わせ可能である(たとえば、「25wt%まであるいはより限定的に5wt%〜20wt%」の範囲は、「5wt%〜25wt%」の範囲の端点およびすべての中間値を含む)。「組成」は、混合物、合金、反応生成物などを含む。さらに、本明細書の語「第1」、「第2」などは、順序、数量または重要性を示すものではなく、ある部材を他の部材から区別するのに使用されている。本明細書における語「a」および「an」および「the」は、数量の限定を示すものではなく、特に指定がないかあるいは文脈上矛盾がないかぎり単数形と複数形の両方を対象とするものと解釈すべきである。本明細書で使用される接尾辞「(s)」は、それが修飾する語の単数形と複数形の両方を含み、それによって、その語の1つまたは2つ以上を含む(たとえば、film(s)は1つまたは2つ以上のfilmを含む)ものである。本明細書全体にわたる「一実施形態」、「他の実施形態」、「実施形態」などの参照は、該実施形態に関連して記載された特定の部材(たとえば、特徴、構造および特性の少なくとも1つ)が、本明細書に記載された少なくとも1つの実施形態に含まれ、他の実施形態には存在する場合も存在しない場合もあることを意味する。また、様々な実施形態において上述の部材を任意の適切な方法で組み合わせてよいことを理解されたい。
【0074】
複数の特定の実施形態について説明したが、出願人または当業者には、現在予期されていないかあるいは予期されていない可能性がある代替実施形態、修正実施形態、変形実施形態、改良実施形態、および実質的な均等物が考えられよう。したがって、出願され補正される可能性がある添付の特許請求の範囲は、そのようなすべての代替実施形態、修正実施形態、変形実施形態、改良実施形態、および実質的な均等物を包含するものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コネクタと、
一対の側面集光器であって、各々が、
隣接する2枚のパネルの端部をともに保持するように前記コネクタと合うサイズおよび形状を有するコネクタ係合領域と、
受け入れ領域内へ延びるエネルギーディレクタを有し、かつ前記パネルの縁部上に取り付けられるサイズを有する前記受け入れ領域を含むパネル係合領域と、を有する一対の側面集光器と、
を有するコネクタ組立体。
【請求項2】
第1のパネルの縁部上に取り付けられるサイズを有する第1の受け入れ領域を含む第1のパネル係合領域を有する第1の側面集光器と、
第2のパネルの縁部上に取り付けられるサイズを有する第2の受け入れ領域を含む第2のパネル係合領域を有する第2の側面集光器と、を有し、
前記第1の側面集光器および前記第2の側面集光器は、ともにパネルに保持されるように互いに直接合って構成されている、コネクタ組立体。
【請求項3】
前記第1の集光器と前記第2の側面集光器は、さね継ぎとスナップフィットとから成る群から選択された係合形状を有する、請求項2に記載のコネクタ組立体。
【請求項4】
前記第1の側面集光器は、第1の壁から延びて前記第1の受け入れ領域を形成する2つの第1のアームと、前記第1のアームから前記第1の受け入れ領域内に延びる第1のエネルギーディレクタと、を含む第1の壁をさらに有し、前記第2の側面集光器は、第2の壁から延びて前記第2の受け入れ領域を形成する2つの第2のアームと、前記第2のアームから前記第2の受け入れ領域内に延びる第2のエネルギーディレクタと、を含む第2の壁をさらに有する、請求項2から3のいずれか1項に記載のコネクタ組立体。
【請求項5】
前記第1の側面集光器および前記第2の側面集光器が、前記第1の側面集光器および前記第2の側面集光器を支持体に固定するように構成されたクリップの係合部を受け入れるように構成された相補的な開口部を有し、前記係合部は、前記第1の受け入れ領域の高さよりも小さい長さのステムの端部から延びている、請求項2から4のいずれか1項に記載のコネクタ組立体。
【請求項6】
一対の側面集光器であって、各々が、
他方の側面集光器と組み合わされたときにコネクタ係合領域を形成するキャビティと、
パネルの縁部上に取り付けられるサイズを有する受け入れ領域を含むパネル係合領域と、を有する一対の側面集光器と、
支持体および前記支持体から延びる伸長部を有するコネクタと、を有し、
前記伸長部および前記キャビティは、隣接する2枚のパネルの端部をともに保持するように前記伸長部を前記キャビティに挿入できるサイズおよび形状を有し、
前記コネクタは、さらに、締め具により各々の前記側面集光器に取り付けられるように構成されている、コネクタ組立体。
【請求項7】
前記伸長部および前記キャビティは、さね継ぎおよびスナップフィットから成る群から選択される係合形状を有する、請求項6に記載のコネクタ組立体。
【請求項8】
前記支持体は20mm以下の厚さを有する、請求項6から7のいずれか1項に記載のコネクタ組立体。
【請求項9】
クリップをさらに有し、前記クリップは、支持体に取り付けることのできるベースと、係合部と、前記ベースと前記係合部との間を延びるステムとを有し、前記パネル係合領域は、前記パネル係合領域の、前記受け入れ領域と向かい合う側面上の接合壁に開口部をさらに有し、前記開口部は、前記係合部を受け入れるように構成されている、請求項1から8のいずれか1項に記載のコネクタ組立体。
【請求項10】
クリップをさらに有し、前記クリップは、支持体に取り付けることのできるベースと、係合部と、前記ベースと前記係合部との間を延びるステムと、を有し、前記ベースは、前記コネクタ、集光器および複数のパネルと組み立てられたときに前記複数のパネルの高さを同じにする複数の部材を有する、請求項1から9のいずれか1項に記載のコネクタ組立体。
【請求項11】
クリップをさらに有し、前記クリップは、支持体に取り付けることのできるベースと、係合部と、前記ベースと前記係合部との間を延びるステムと、を有し、前記ベースは、側面および脚部によって形成される「U」字形断面を有し、前記側面および脚部は、締め具ヘッドの高さよりも大きい長さを有し、かつ前記脚部から離れる方向に前記側面から他の側面まで延びる領域を有する、請求項1から10のいずれか1項に記載のコネクタ組立体。
【請求項12】
クリップをさらに有し、前記クリップは、支持体に取り付けることのできるベースと、係合部と、前記ベースと前記係合部との間を延びるステムとを有し、前記ベースは、前記ステムに連結されかつ前記ステムに垂直に延びるフットと、前記フットからY方向に前記係合部の方へ延びる複数の脚部と、によって形成される「U」字形断面を有し、前記複数の脚部が、締め具ヘッドの高さよりも大きい長さを有する、請求項1から11のいずれか1項に記載のコネクタ組立体。
【請求項13】
クリップをさらに有し、前記クリップは、支持体に取り付けることのできるベースと、係合部と、前記ベースと前記係合部との間を延びるステムとを有し、前記係合部は、複数のねじ付きフランジを有し、かつ前記コネクタと前記集光器との間に配置される相補形状を有する、請求項1から12のいずれか1項にコネクタ組立体。
【請求項14】
前記受け入れ領域は、壁から延びるアームを有し、前記アームが、複数のエネルギーディレクタを有し、前記エネルギーディレクタの1つは、前記コネクタ係合領域から遠い前記アームの端部の所に配置されている、請求項1から13のいずれか1項にコネクタ組立体。
【請求項15】
前記壁の反対側の端部から延びて前記受け入れ領域を形成する第2のアームをさらに有し、前記第2のアームは、複数の前記エネルギーディレクタを有し、前記第2のアームから延びる前記複数のエネルギーディレクタは、前記壁と向かい合う前記第2のアームの前記端部の所に配置された任意のエネルギーディレクタを除いて、前記第1のアームから延びる前記複数のエネルギーディレクタに対してずらして配置される、請求項14に記載のコネクタ組立体。
【請求項16】
前記側面集光器の、前記受け入れ領域と向かい合う側面上に接合壁が設けられ、前記接合壁は、相補的な2つの側面集光器が組み立てられたときに互いに隣接する接合壁の間に熱膨張空間が形成されるように、前記受け入れ領域のアームに対して非垂直になっている、請求項1から15のいずれか1項に記載のコネクタ組立体。
【請求項17】
前記側面集光器の、前記受け入れ領域と向かい合う側面上に接合壁が設けられ、相補的な2つの側面集光器が組み立てられたときに互いに隣接する接合壁の間に熱膨張空間が形成され、前記コネクタ組立体は、前記熱膨張空間に配置されたスペーサをさらに有する、請求項1から15のいずれか1項に記載のコネクタ組立体。
【請求項18】
前記パネル係合領域は、前記受け入れ領域と前記コネクタ係合領域との間に配置された本体部をさらに有し、前記本体部は複数の対角リブを有する、請求項1から17のいずれか1項に記載のコネクタ組立体。
【請求項19】
複数のパネルと、請求項1から18のいずれか1項に記載のコネクタ組立体と、を有するパネル組立体。
【請求項20】
前記コネクタ組立体は永久的に嵌め合わされる、請求項19に記載のパネル組立体。
【請求項21】
コネクタであって、
可撓性の複数の壁によって形成された2つのキャビティであって、各々が一対の側面集光器からのコネクタ係合領域と合う形状を有して構成された2つのキャビティと、
前記2つのキャビティの間に配置されたヘッダと、を有し、
前記キャビティは、2組のパネルを積み重ねて前記コネクタに連結することを可能にする、コネクタ。
【請求項22】
前記キャビティ同士の間の前記コネクタの側面上に第1の長穴をさらに有し、前記第1の長穴は、側面集光器を含まないパネルの端部を受け入れるサイズおよび形状を有する、請求項21に記載のコネクタ。
【請求項23】
前記第1の長穴と向かい合うコネクタの別の側面上の、前記キャビティ同士の間に、第2の長穴をさらに有し、前記第2の長穴は、側面集光器を含まない他のパネルの端部を受け入れるサイズおよび形状を有する、請求項22に記載のコネクタ。
【請求項24】
前記ヘッダは、前記コネクタを締め具によって支持構造に固定するように構成されたクリップのフランジを前記コネクタに取り付ける締め具を受け入れるように構成されている、請求項21から23のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項25】
複数のパネルと、請求項21から24のいずれか1項に記載のコネクタと、を有するパネル組立体。
【請求項26】
パネルコネクタと合うサイズおよび形状を有するヘッドを含むコネクタ係合領域と、
受け入れ領域内へ延びるエネルギーディレクタを有し、パネルの端部上に取り付けられるサイズを有する受け入れ領域を含むパネル係合領域と、を有する側面集光器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【公表番号】特表2012−526938(P2012−526938A)
【公表日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−510968(P2012−510968)
【出願日】平成22年5月12日(2010.5.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/034485
【国際公開番号】WO2010/132529
【国際公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(309001610)サビック イノベーティブ プラスチックス イーペー ベスローテン フェンノートシャップ (16)
【Fターム(参考)】