説明

ヒップガード

【課題】装着者の臀部およびウェアを確実に保護すると共に、装着者が軽快に動作することができるヒップガードの提供。
【解決手段】このヒップガード10は、たとえば釣人が磯釣りをする際に使用する。ヒップガード10は、腰部保護材12と臀部保護材13とを備える。両者は伸縮性に優れるメッシュ部材14によって連結されている。腰部保護材12は、臀部保護材13に対して相対的にスライド可能である。腰部保護材13はフラップ24を備える。このフラップ24は、腰部保護材12と臀部保護材13との境界部分を覆う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば磯釣り等のレジャーの用に供されるヒップガードの構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
たとえば磯釣りでは、釣人は磯の上から釣りを行うが、休憩時等には磯(岩)に腰掛けることが多い。一般に磯の表面は鋭利に尖っており、釣人がこの磯に安易に腰掛けた場合には、衣類(釣用のウェア等)が損傷を受けてしまうこともある。そのため、従来から、釣人の臀部およびウェアを保護するためのヒップガードが提供されている(たとえば特許文献1〜特許文献3参照)。
【0003】
従来のヒップガードは、弾力性を有する生地から構成され、釣人の臀部を包み込むことができるように形成されている。また、ヒップガードを構成する生地は、透湿性防水生地が採用されることもある。釣人がヒップガードを装着すると、釣人の臀部およびウェアが磯と接触した場合であっても、臀部等が保護され、釣人は快適に釣りを行うことができる。
【0004】
【特許文献1】特開2001−81603公報
【特許文献2】特開2004−232152公報
【特許文献3】特開2004−232141公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、磯釣りでは、釣人は釣り場を変更するために磯を迅速に移動しなければならないときがある。また、魚がヒットしたときに釣人は、素早いロッド操作で取込作業を行わなければならない場合もある。つまり、実釣において釣人には、俊敏な動作およびロッドの軽快なアクション等が要求される。
【0006】
しかしながら、従来のヒップガードは、釣人の臀部を包み込むものであるので、たとえば釣人が前屈動作をしなければならないとき等には、ヒップガードを構成する生地が突っ張ってしまい、軽快な動きが実現されにくいという問題があった。この問題が解決されるためには、たとえばヒップガードが装着者の体格よりも大きなサイズとなるように縫製されればよいが、これではヒップガードが身体にフィットしない。また、ヒップガードがきわめて伸縮性に富む生地により構成されれば上記問題が解決され得るが、これでは生地が柔らかすぎて釣人の臀部等の十分な保護が図れないという新たな問題が生じる。
【0007】
そこで、本発明の目的は、装着者の臀部およびウェアを確実に保護すると共に、装着者が軽快に動作することができるヒップガードを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係るヒップガードは、装着者の臀部に装着されるシート状の臀部保護材と、装着者の腰部に装着されるシート状の腰部保護材とを有し、臀部保護材の腰部保護材側端部と腰部保護材の臀部保護材側端部とは、臀部保護材と腰部保護材とが相対的にスライド可能な状態で互いに重ね合わされていることを特徴とするものである。この構成によれば、臀部保護材が装着者の臀部を保護し、腰部保護材が装着者の腰部を保護する。また、臀部保護材は腰部保護材に対して相対的にスライド可能であるから、装着者が身体を回転させたり前屈させたりした場合であっても、臀部保護材又は腰部保護材が突っ張ることはない。しかも、臀部保護材と腰部保護材とが重ね合わされているから、両者間から容易に水、塵等が侵入することはない。したがって、臀部保護材及び腰部保護材が装着者の体格に合わせてその寸法が決定され、ヒップガードが装着者の臀部及び腰部にフィットするように構成され得る。しかも、装着者は自在に違和感なく身体を動かすことができる。
【0009】
(2) 上記目的が達成されるため、本発明に係るヒップガードは、装着者の臀部に装着されるシート状の臀部保護材と、臀部保護材に対して相対的にスライド可能な状態で装着者の腰部に装着されるシート状の腰部保護材と、腰部保護材に設けられ、臀部保護材の上に重ね合わせられるフラップとを有することを特徴とするものである。この構成によれば、臀部保護材が装着者の臀部を保護し、腰部保護材が装着者の腰部を保護する。また、腰部保護材は、臀部保護材に対して相対的にスライド可能であるから、装着者が身体を回転させたり前屈させたりした場合であっても、臀部保護材又は腰部保護材が突っ張ることはない。しかも、腰部保護材には臀部保護材を覆うフラップが設けられているから、腰部保護材と臀部保護材との間から容易に水、塵等が侵入することはない。したがって、臀部保護材及び腰部保護材が装着者の体格に合わせてその寸法が決定され、ヒップガードが装着者の臀部及び腰部にフィットするように構成され得る。しかも、装着者は自在に違和感なく身体を動かすことができる。
【0010】
(3) 臀部保護材と腰部保護材とは、伸縮性に富む生地で連結されているのが好ましい。これにより、装着者がたとえば身体を動かせた場合には、この身体の動きに追従して滑らかに臀部保護材が腰部保護材に対してスライドする。
【0011】
(4) 上記伸縮性に富む生地は、臀部保護材および腰部保護材のそれぞれの表面同士並びに臀部保護材および腰部保護材のそれぞれの裏面同士を連結するように一対設けられているのが好ましい。これにより、装着者が身体を動かせた場合には、この身体の動きに追従してより滑らかに臀部保護材が腰部保護材に対してスライドする。
【0012】
(5) 上記臀部保護材及び上記腰部保護材は、内側に通気性に優れた緩衝部材が配置され、外側に当該緩衝部材を覆うように透湿性防水シートが配置されているのが好ましい。緩衝部材が設けられることにより、装着者の臀部およびウェアが確実に保護される。また、透湿性防水シートが配置されていることにより、確実な防水と蒸れ防止が実現される。
【発明の効果】
【0013】
以上のように本発明によれば、ヒップガードは装着者の身体にフィットしながらも、装着者は、違和感なく身体を動かすことができる。したがって、装着者の臀部およびウェアが確実に保護されると共に、装着者が軽快に動作することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係るヒップガードの斜視図である。このヒップガード10は、たとえば磯釣りの際に使用され、釣人11(装着者)は同図が示すようにヒップガード10を装着する。
【0016】
図2はヒップガード10の正面図、図3は裏面図である。これらの図が示すように、ヒップガード10は、釣人11の腰部に装着される腰部保護材12と釣人11の臀部に装着される臀部保護材13とを備えている。これら腰部保護材12と臀部保護材13とは縫い合わされており、その境界部分にメッシュ部材14が設けられている。本実施形態の特徴とするところは、腰部保護材12と臀部保護材13とが後述されるように互いに重ね合わされており、しかも両者間に上記メッシュ部材14が介在されている点であり、これにより、ヒップガード10が釣人の身体にフィットするように構成され、しかも釣人にとっては非常に動きやすいものとなっている。
【0017】
腰部保護材12は、シート状に形成されている。腰部保護材12は、釣人11の腰部に当接される腰当て部15と、腰当て部15の両側に延設された保持部16とを備えている。腰当て部15は、図2が示すように釣人の腰部を確実に覆うことができる形状に形成されており、保持部16は、釣人の腹部側へ回り込むように形成されている。この腰部保護部12は、図2、図3が示すようにベルト17を備えている。このベルト17は、腰部保護部12に沿って配置され、バックル18を備えている。したがって、釣人は、腰部保護部12を腰に当て、このバックル18を用いてベルト17を締めることができる。これにより、腰部保護部12は、確実に釣人11の腰部に装着される。
【0018】
また、腰当て部15は、補強帯19およびフラップ24を備えている。この補強帯19は、たとえばエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリウレタン(PU)等からなり、図2が示すように、腰当て部15に対して上下方向に沿って縫い付けられている。この補強帯19が設けられることにより、上記ベルト17は補強帯19によって確実に保持され、しかも釣人は、補強帯19によって腰部がしっかりとサポートされる。なお、フラップ24については後述される。
【0019】
臀部保護材13は、シート状に形成されている。臀部保護材13は、釣人の臀部および大腿部の後ろ側に当接される形状に形成されている。臀部保護材13は、釣人の臀部を覆うことができる本体部20と、釣人の大腿部の後ろ側を覆うことができる装着部21とを備えている。本実施形態では、本体部20は台形状に形成されている。ただし、本体部20の形状は、釣人の臀部を覆うことができる形状であれば、他の形状に形成されていてもよい。装着部21は、矩形状に形成され、本体部20と一体的に形成されている。この装着部21は、ベルト22を備えている。ベルト22は、バックル23を備えている。釣人は、ベルト22を大腿部に巻き付けた後、バックル23用いてベルト22を締めることができる。これにより、臀部保護部13は、確実に釣人11の臀部に装着される。
【0020】
特に本実施形態では、ベルト22は二重構造を有し、内側ベルト22a及び外側ベルト22bを備えている。内側ベルト22aはゴムからなり、外側ベルト22bはポリプロピレン(PP)等からなる。この外側ベルト22bは、図2が示すように予め弛まされている。したがって、ベルト22が釣人の大腿部に巻き付けられたときは、内側ベルト22aが伸長して当該大腿部を一定の緊迫力で締め付ける。そして、外側ベルト22bは、内側ベルト22aが伸長することによって弛みが無くなり、釣人の大腿部にぴったりとフィットする。これにより、臀部保護部13は、一層確実に釣人11の臀部に密着される。
【0021】
図4は図2における腰部拡大斜視図であり、図5は図3における腰部拡大図である。また、図6は図2におけるVI−VI断面を模式的に示した図である。図6が示すように、腰部保護材12と臀部保護材13(具体的には本体部20)とは、上下方向に沿って対向するように配置され、且つ一定寸法だけ重ね合わされている。具体的には、腰部保護部12に設けられた上記フラップ24が垂下され、このフラップ24が臀部保護部13に重ね合わされている。換言すれば、腰部保護部12の臀部保護部13側の端部(すなわち上記フラップ24)と、臀部保護部13の腰部保護部12側の端部とが重なり合っている。
【0022】
図4が示すように、このフラップ24は、腰部保護部12に縫いつけられると共に腰部保護部12の側縁と臀部保護部13の側縁とを連結するように両者間に縫いつけられている。このように、腰部保護部12と臀部保護材13とは一体となっていないので、両者は相対的にスライドすることができる。特に、腰部保護部12は、臀部保護部13に対して接離するように(同図において上下方向に)スライド自在である。そして、フラップ24が設けられていることにより、腰部保護部12と臀部保護材13との境界部分が露出することはない。したがって、この境界部分から水や塵等が侵入することが防止される。
【0023】
図4および図6が示すように、腰部保護部12と臀部保護材13との境界部分に上記メッシュ部材14が介在されている。このメッシュ部材14は、典型的にはパワーメッシュ(登録商標)が採用され得る。ただし、メッシュ部材としては、伸縮性に富む部材であれば他のものが採用されてもよいことは勿論である。このメッシュ部材14は、腰部保護部12と臀部保護材13との間に架け渡すように縫いつけられている。
【0024】
図6が示すように、腰部保護部12の裏面26と臀部保護材13の裏面27との間にメッシュ部材14が設けられている。また、腰部保護部12の表面25と臀部保護材13の裏面27との間にもメッシュ部材14が設けられている。これらメッシュ部材14のうち、いずれか一方が省略されていてもよい。これら一対のメッシュ部材14は、上記臀部保護材13に重ね合わされるように縫いつけられている。具体的には、臀部保護材13の縁部に縁取りテープ13aが取り付けられ、この臀部保護材13の縁部の裏面側に一対のメッシュ部材14が縫いつけられている。
【0025】
図7は、メッシュ部材14の取付要領を示す斜視図である。同図が示すように、メッシュ部材14は、腰部保護部12及び臀部保護材13の裏面26、27と滑らかに連続している。このようなフラッシュサーフェイス処理が施されているから、このヒップガード10は、釣人にとってきわめて着心地が良いという利点がある。
【0026】
本実施形態では、一対のメッシュ部材14が上記腰部保護部12及び臀部保護材13に重ね合わされるように縫いつけられている。かかる縫付構造が採用されることにより、縫製作業が容易になるという利点がある。もっとも、一方のメッシュ部材14が、腰部保護部12の表面25と臀部保護材13の表面との間に設けられていてもよい。
【0027】
図1〜図5及び図7が示すように、腰部保護材12及び臀部保護材13のそれぞれの周縁部には、縁取りテープ28が設けられている。これにより、腰部保護材12及び臀部保護材13を構成する生地の縁部が補強されている。また、図5および図7が示すように、臀部保護材13の本体部20に切欠29が設けられている。この切欠29が設けられることにより、臀部保護材13の通気性が向上する。なお、この切欠29の周囲にも縁取りテープ28が設けられている。
【0028】
図6が示すように、本実施形態では臀部保護材13は、立体構造を有するネット30(緩衝部材)と、外布31とを備えている。このネット30は、たとえばタブルラッセル編機により形成される編地が採用され得る。このネット30は、表裏二層の編地と、これら編地を間隔をあけて連結する連結糸とから構成される。具体的には、表編地と裏編地とが連結糸で連結され、各編地がそれぞれメッシュ状に形成されている。すなわち、二重編地の厚さ方向および当該方向に直交する方向に空隙(貫通孔)が設けられている。したがって、この二重編地は、軽量でありながら通気性に優れている。このネット30を構成する糸条の素材は特に限定されるものではない。たとえば、ナイロン、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル等の合成繊維や再生繊維のほか、ウール、木綿等の天然繊維が採用され得る。上記二層編地を連結する連結糸は、低密度(嵩が高い)と適度な反発力(弾性力)を備えながら、通気性を備えたものが好ましい。また、上記外布31は、透湿性防水生地から構成されているのが好ましい。なお、図6では図示されていないが、腰部保護材12も同様にネット30および外布31を備えた構造である。
【0029】
釣人は、たとえば磯釣りの際にこのヒップガード10を装着する。具体的には、釣人は、腰部保護材12を腰に当て、臀部保護材13を臀部に当てる。そして、ベルト17をバックル18を介して締め付けると共に、ベルト22を両大腿部にバックル23を介して締め付ける。これにより、臀部保護材13が釣人の臀部を保護し、腰部保護材12が釣人の腰部を保護する。
【0030】
前述のように腰部保護材12は、臀部保護材13に対して相対的にスライド可能であるから、釣人が実釣中に身体を回転させたり前屈させたりする等の激しい動きをした場合であっても、臀部保護材13または腰部保護材12が突っ張ることはない。詳述すれば、釣人が身体を激しく動かした場合であっても、図6が示すように臀部保護材13が腰部予後剤12に対して相対的にスライドするので、釣人は、違和感なく身体を動かすことができる。しかも、腰部保護材12には臀部保護材13を覆うフラップ24が設けられているから、腰部保護材12と臀部保護材13との間から容易に海水等が侵入することはない。
【0031】
したがって、臀部保護材13及び腰部保護材12は、釣人の体格に合わせてその寸法が決定され、ヒップガード10が釣人の臀部及び腰部にフィットするように構成され得る。つまり、ヒップガード10が釣人の身体にフィットしながらも、釣人は、違和感なく身体を動かすことができる。その結果、ヒップガード10は、釣人の臀部およびウェアを確実に保護すると共に、装着者は、常に軽快に動作することができる。
【0032】
本実施形態に係るヒップガード10では、臀部保護材13と腰部保護材12とは、上記メッシュ部材14で連結されているのが好ましい。これにより、釣人が身体を動かした場合には、この身体の動きに追従して、滑らかに臀部保護材が腰部保護材に対してスライドする。つまり、釣人は、ヒップガード10を装着していても、きわめて動きやすい。
【0033】
しかも、メッシュ部材14は、臀部保護材13および腰部保護材12を挟むように一対設けられている。これにより、釣人が身体を動かした場合には、この身体の動きにより滑らかに追従して臀部保護材が腰部保護材に対してスライドするという利点がある。
【0034】
加えて、本実施形態に係るヒップガード10では、臀部保護材13及び腰部保護材12は、上記ネット30および外布31を備えている。ネット30により、釣人の臀部およびウェアが確実に保護される。また、外布31により、確実な防水と蒸れ防止が実現される。
【0035】
本実施形態では、腰部保護部12と臀部保護材13とは、腰部保護材12に設けられたフラップ24によって重ね合わされている。ただし、フラップ24が省略され、腰部保護剤12と臀部保護材13とが直接重ね合わされていてもよいことは勿論である。要するに、腰部保護材12と臀部保護材13とが相対的にスライドすることができ、これら腰部保護材12および臀部保護材13が釣人の身体の動きに追従することができればよい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、魚釣り等レジャーに使用されるヒップガードに適用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係るヒップガードの斜視図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態に係るヒップガードの正面図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態に係るヒップガードの裏面図である。
【図4】図4は、図2における腰部拡大斜視図である。
【図5】図5は、図3における腰部拡大図である。
【図6】図6は、図2におけるVI−VI断面を模式的に示した図である。
【図7】図7は、本発明の一実施形態に係るヒップガードに使用されるメッシュ部材の取付要領を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
10・・・ヒップガード
11・・・釣人
12・・・腰部保護材
13・・・臀部保護材
14・・・メッシュ部材
15・・・腰当て部
16・・・保持部
17・・・ベルト
18・・・バックル
19・・・補強帯
20・・・本体部
21・・・装着部
22・・・ベルト
23・・・バックル
24・・・フラップ
25・・・表面
26・・・裏面
27・・・裏面
28・・・縁取りテープ
29・・・切欠
30・・・ネット
31・・・外布



【特許請求の範囲】
【請求項1】
装着者の臀部に装着されるシート状の臀部保護材と、
装着者の腰部に装着されるシート状の腰部保護材とを有し、
臀部保護材の腰部保護材側端部と腰部保護材の臀部保護材側端部とは、臀部保護材と腰部保護材とが相対的にスライド可能な状態で互いに重ね合わされているヒップガード。
【請求項2】
装着者の臀部に装着されるシート状の臀部保護材と、
臀部保護材に対して相対的にスライド可能な状態で装着者の腰部に装着されるシート状の腰部保護材と、
腰部保護材に設けられ、臀部保護材の上に重ね合わせられるフラップとを有するヒップガード。
【請求項3】
臀部保護材と腰部保護材とは、伸縮性に富む生地で連結されている請求項1に記載のヒップガード。
【請求項4】
臀部保護材と腰部保護材とは、伸縮性に富む生地で連結されている請求項2に記載のヒップガード。
【請求項5】
上記伸縮性に富む生地は、臀部保護材および腰部保護材のそれぞれの表面同士並びに臀部保護材および腰部保護材のそれぞれの裏面同士を連結するように一対設けられている請求項3に記載のヒップガード。
【請求項6】
上記伸縮性に富む生地は、臀部保護材および腰部保護材のそれぞれの表面同士並びに臀部保護材および腰部保護材のそれぞれの裏面同士を連結するように一対設けられている請求項4に記載のヒップガード。
【請求項7】
上記臀部保護材及び上記腰部保護材は、内側に通気性に優れた緩衝部材が配置され、外側に当該緩衝部材を覆うように透湿性防水シートが配置されている請求項1、3または5に記載のヒップガード。
【請求項8】
上記臀部保護材及び上記腰部保護材は、内側に通気性に優れた緩衝部材が配置され、外側に当該緩衝部材を覆うように透湿性防水シートが配置されている請求項2、4または6に記載のヒップガード。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−169695(P2006−169695A)
【公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−366773(P2004−366773)
【出願日】平成16年12月17日(2004.12.17)
【出願人】(000002439)株式会社シマノ (1,038)
【Fターム(参考)】