説明

ヒト組織因子(TF)に対するヒト型化抗体およびヒト型化抗体の作製方法

【課題】天然ヒト型化抗体の製造方法の提供。
【解決手段】非ヒト由来の相補性決定領域(CDR)及び天然ヒト抗体由来のフレームワーク領域(FR)を有する免疫原性を低減させた天然ヒト型化抗体の製造方法により得られる抗体。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
非ヒト由来の相補性決定領域(CDR)及び天然ヒト抗体由来のフレームワーク領域(FR)を有する免疫原性を低減させた天然ヒト型化抗体の製造方法であって下記(1)〜(8)の工程を有する方法によって得られた天然ヒト型化抗体を用意し、当該ヒト型化抗体をコードする核酸を宿主細胞に導入し、そして該宿主細胞を培養することを特徴とする、天然ヒト型化抗体の製造方法:
(1)目的とする抗原に対して反応性の非ヒトモノクローナル抗体を用意し、
(2)前記(1)のモノクローナル抗体中のH鎖及びL鎖それぞれのFRのアミノ酸配列に対して高い同一性を有するヒト抗体のH鎖及びL鎖それぞれを複数用意し、
(3)前記(2)における1種類のH鎖と1種類のL鎖のV領域のそれぞれ4個のFRで前記(1)の非ヒトモノクローナル抗体の対応するFRを置換して第一のヒト型化抗体を作製し、
(4)前記(3)において作製したヒト型化抗体の抗原への結合性又は抗原の生物活性を中和する能力を測定し、
(5)作製したヒト型化抗体中のH鎖とL鎖のそれぞれのV領域における、少なくとも1つのFR2又はFR3を含む1〜3個のFRを、(2)で用意したヒト抗体の内、(3)で使用したものとは異なるヒト抗体の対応するFRにより置換した後、両者を組合せて第二のヒト型化抗体を作製し、
(6)前記(5)で作製した第二のヒト型化抗体と前記(3)で得た第一のヒト型化抗体とを、抗原に対する結合性、又は抗原の生物活性を中和する能力について比較し、より高い活性を有するヒト型化抗体を選択し、前記(1)における非ヒトモノクローナル抗体と同等の活性を有するヒト型化抗体が得られない場合には、
(7)前記(6)で選択されたヒト型化抗体について、前記(5)〜(6)の段階を更に実施して第三のヒト型化抗体を作製し、前記第二のヒト型化抗体と抗原に対する結合性又は抗原の生物活性を中和する能力について比較し、より高い活性を示すヒト型化抗体を選択し、そして
(8)前記(1)における非ヒトモノクローナル抗体と同等の活性を有するヒト型化抗体が得られるまで前記(7)の段階を反復する。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【公開番号】特開2008−161198(P2008−161198A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−29568(P2008−29568)
【出願日】平成20年2月8日(2008.2.8)
【分割の表示】特願2007−47091(P2007−47091)の分割
【原出願日】平成11年4月2日(1999.4.2)
【出願人】(000003311)中外製薬株式会社 (228)
【Fターム(参考)】