説明

ヒトIL−18結晶構造

新規なヒトIL−18の天然の結晶構造が同定される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
結晶形態のヒトIL−18を含む組成物。
【請求項2】
ヒトIL−18が本質的に純粋な天然の形態またはその同族体であるところの、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
その表面に受容体と接触する1またはそれ以上のパッチを有し;
そのパッチがアミノ酸残基の2つの基で連結されており;
その第一の基がLys4−Gln18、Phe30−Asp37、Pro107−Lys112、Lys128−Leu135およびAsp145−Ile148を含み;
その第二の基がLys1−Lys8、Ser50−Ser55、Pro89−Lys93、Gln103−Ser105およびGlu155−Asp156を含む
ところの、請求項1記載の組成物。
【請求項4】
表1および図1−4の座標を有する蛋白を含むところの、請求項1記載の組成物の重原子誘導体。
【請求項5】
ヒトIL−8がβ−トレフォイルホールドにより特徴付けられるところの、請求項1記載の組成物。
【請求項6】
ペプチド、非ペプチド分子および化合物からなる群より選択される物質を含む、ヒトIL−18とその受容体との相互作用から派生する生物活性を強化、惹起または遮断する能力を有する、アゴニストまたはアンタゴニスト分子を同定する方法であって、
適当なコンピュータープログラムパラメーターに導入して、図1−4および表Iの座標に対応するヒトIL−18の構造に基づいて相互作用する面を限定し;
ここで、該プログラムはその三次元構造を表示し;
そのコンピュータープログラムにて試験化合物の三次元構造を創製し;
その試験化合物のモデルを該モデルに重ね合わせて表示し;
該試験化合物モデルが空間的に結合部位に適合するかどうかを評価し;
その試験化合物を生物学的サイトカイン活性検定に組み入れ;そして
その試験化合物がヒトIL−18の生物学的活性を阻害するか亢進するかを測定する;
ことを含む、方法。
【請求項7】
請求項1の組成物の生物学的活性を修飾する能力を有するアゴニストまたはアンタゴニストを同定する方法であって、
試験化合物を生物学的サイトカイン活性検定の混合物に導入することによりインビトロ検定を行い;
当該試験化合物がヒトIL−18受容体の生物学的活性を阻害するか亢進するかを測定する、ことを含む、方法。
【請求項8】
ペプチド、ペプチド模倣物および合成化合物からなる群より選択されるところの、請求項6または7記載の方法により同定される分子。
【請求項9】
アンタゴニストおよびアゴニストからなる群より選択される、請求項8記載の分子。
【請求項10】
ヒトIL−18結晶またはその一部の構造座標を用い、分子置換によりヒトIL−18の変異体、同族体または共同複合体の構造座標を決定することを含む、結晶構造物の測定方法。
【請求項11】
ヒトIL−18結晶の原子座標を用い、コンピューターでヒトIL−18の受容体結合部位との結合について化学的存在を評価することを含む、薬物設計方法。
【請求項12】
当該存在がヒトIL−18のアゴニストまたはアンタゴニストであるところの、請求項11記載の方法。
【請求項13】
ヒトIL−18の構造座標を用いてヒトIL−18と該ヒトIL−18のリガンドである化合物との間の化学反応における中間体を同定する工程を含む、請求項11記載の薬物設計方法。
【請求項14】
構造座標が図1−4および表Iの座標を含むところの、請求項11ないし13記載の方法。

【公表番号】特表2006−508029(P2006−508029A)
【公表日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−586362(P2003−586362)
【出願日】平成15年4月17日(2003.4.17)
【国際出願番号】PCT/US2003/011962
【国際公開番号】WO2003/089653
【国際公開日】平成15年10月30日(2003.10.30)
【出願人】(591002957)スミスクライン・ビーチャム・コーポレイション (341)
【氏名又は名称原語表記】SMITHKLINE BEECHAM CORPORATION
【Fターム(参考)】