説明

ヒートポンプ式給湯機

【課題】逆配管接続を極めて簡単にしかも確実に検知することが出来ると共に、無駄な排水も抑制出来る経済的なヒートポンプ式給湯機を提供する。
【解決手段】貯湯タンク2の下部に接続するヒーポン往き管9及び給水管11には流路切替手段34を備え、前記給湯制御部27は流路切替手段34を制御して貯湯タンク2へ少量の給水を貯水後に、この貯水を循環ポンプ10を駆動してヒーポン往き管9から水冷媒熱交換器5を通りヒーポン戻り管12から貯湯タンク2に戻し、この時出口温度センサ33が異常高温を検知するかで逆配管検知を行うので、無駄な排水を極力抑えて効率の良い逆配管検知が行われるので、常に安心して使用出来るものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ヒートポンプユニットにより湯を沸き上げてこれを貯湯するヒートポンプ式給湯機の配管チェックモードに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来よりこの種のヒートポンプ式給湯機では、ヒートポンプユニットと貯湯タンクとを結ぶヒーポン往き管とヒーポン戻り管の配管接続を逆にしてしまったものの検知は、貯湯タンク内の湯水を加熱する沸き上げ運転時に、ヒートポンプユニットで加熱された出湯温度が所定時間経過しても上昇しない場合や、ヒートポンプユニットへの入水温度が貯湯タンク内の貯湯温度より所定温度以上高い場合や、ヒートポンプユニットへの入水温度が該ヒートポンプユニットで加熱された出湯温度より高い場合には、逆配管接続として判定するものであった。(例えば、特許文献1参照。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3633562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところでこの従来のものでは、貯湯タンク内を給水で満杯とした状態での沸き上げ運転で、初めて検知することが出来るので、逆配管接続と判定されこの配管接続を正常に直す場合には、貯湯タンク内の給水を全て捨てて空にしてからでないと間違った配管接続を直すことが出来ず、無駄に給水を捨ててしまうと言う効率の悪いものであった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は上記課題を解決するために、特に請求項1ではその構成を、湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する水冷媒熱交換器と該水冷媒熱交換器の出口の温水温度を検知する出口温度センサを備えたヒートポンプユニットと、前記貯湯タンク内下部の湯水を前記水冷媒熱交換器に流入させるヒーポン往き管と、前記水冷媒熱交換器で加熱された高温水を貯湯タンクの上部に戻すヒーポン戻り管と、前記貯湯タンクの湯水をヒートポンプユニットの水冷媒熱交換器との間で循環させる循環ポンプと、前記貯湯タンクの上部でヒーポン戻り管とは別に高温水を出湯させる逃がし弁付きの出湯管と、前記貯湯タンクの下部でヒーポン往き管とは別に給水を水道圧で供給する給水管と、前記ヒートポンプユニットへの駆動や停止指令を出したり給湯を制御する給湯制御部とを備えたヒートポンプ式給湯機に於いて、前記貯湯タンクの下部に接続するヒーポン往き管及び給水管には流路切替手段を備え、前記給湯制御部は流路切替手段を制御して貯湯タンクへ少量の給水を貯水後に、この貯水を循環ポンプを駆動してヒーポン往き管から水冷媒熱交換器を通りヒーポン戻り管から貯湯タンクに戻し、この時出口温度センサが異常高温を検知するかで逆配管検知を行うものである。
【0006】
又請求項2では、前記給湯制御部は、逆配管が検知されない時は、給水を直接ヒーポン往き管から水冷媒熱交換器を通りヒーポン戻り管に供給しての配管漏れ検知を行うようにしたものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明の請求項1によれば、貯湯タンク内に少量の給水を行った状態で、通常と同じように沸き上げ運転を行うことで、逆配管接続されている場合は、水冷媒熱交換器に供給する給水がなくなって異常加熱状態となり、直ぐに逆配管接続を検知することが出来、しかもこの逆配管接続を直す時も、貯湯タンク内の給水は少量であるので捨てる量も少なくて済み、無駄な排水を極力抑えて効率の良い逆配管検知が行われるので、常に安心して使用出来るものである。
【0008】
又請求項2によれば、逆配管の検知後は、給水を直接流しての加熱循環回路の配管漏れ検知が行われるので、手直しに排水が必要なチェックを一括して行うことが出来、極めて使用勝手が良く、しかも無駄がなく確実な配管漏れ検知が行われるものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の一実施形態のヒートポンプ式給湯機の概略構成図。
【図2】同配管接続検知モードのフローチャート。
【図3】同逆配管検知モードのフローチャート。
【図4】同逆配管状態を示すヒートポンプ式給湯機の概略構成図。
【図5】同配管漏れ検知状態を示すヒートポンプ式給湯機の概略構成図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次にこの発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
1は湯水を貯湯する貯湯タンク2等を収納する貯湯タンクユニット、3は貯湯タンク2内の湯水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニットで、内部には圧縮機4と凝縮器としての水冷媒熱交換器5と減圧装置としての電子膨張弁6と強制空冷式の蒸発器7とで構成され、このヒートポンプユニット3の冷凍サイクルには冷媒として二酸化炭素が用いられて超臨界ヒートポンプサイクルを構成しているものである。また、前記圧縮機4や電子膨張弁6等によりヒートポンプサイクルを駆動制御するヒーポン制御部8を設けている。
【0011】
9は前記貯湯タンク2の下部と水冷媒熱交換器5を接続するヒーポン往き管で、循環ポンプ10が取り付けられている。
11は前記貯湯タンク2の下部に水道を接続し、水道水を供給する給水管である。
12は前記水冷媒熱交換器5と貯湯タンク2の上部とを接続するヒーポン戻り管である。
【0012】
13は前記ヒーポン戻り管12の途中に備えられた三方弁で、ヒーポン側の第1ヒーポン戻り管12aからの湯水をタンク側の第2ヒーポン戻り管12bに流すか、貯湯タンク2下部と連通するバイパス管14に流すかを切替るもので、後述する外気温センサにより凍結危険温度が検知されると、循環ポンプ10が駆動され三方弁13は第1ヒーポン戻り管12aからの流水をバイパス管14側に流し、貯湯タンク2下部からヒーポン往き管9を介して水冷媒熱交換器5へ戻る循環を繰り返して凍結を防止するものであり、又貯湯タンク2下部の湯水をヒートポンプユニット3の駆動で水冷媒熱交換器5を流通させることによる沸き上げ運転の開始時には、まだ温度上昇していない低温水を貯湯タンク2上部の高温水に混入させるのを防止する為、後述する水冷媒熱交換器5の出口温度センサが所定温度を検知したら、第1ヒーポン戻り管12aからの温水を初めて第2ヒーポン戻り管12b側に流すように流路を切替るものである。
【0013】
15は前記貯湯タンク2の上部に接続され貯湯されている高温水を出湯する出湯管。16は前記給水管11から出湯側へ水道水を導く給水バイパス管。17は前記出湯管15からの湯水と前記給水バイパス管16からの水道水を給湯設定温度に混合する給湯混合弁。18は前記給湯混合弁17から給湯栓19に湯を供給する給湯管。20は給湯管18に設けた給湯温度センサ。21は出湯管15に設け一日の出湯量をカウントする出湯流量センサ。22は前記給水管11に備えられ手動で給水の開閉を行う止水栓。23は前記給水管11に備えられ自動で給水の開閉を行う給水遮断弁で、水漏れなどの時に自動で給水の遮断を行うものである。24は前記給水バイパス管16と貯湯タンク2とを結ぶ給水管11途中に備えられた逆止弁で、貯湯タンク2内及びバイパス管14の湯水が水道側に逆流することを防止する。25は前記出湯管15に接続された逃し弁。26は台所等に設置され、給湯装置の運転停止や給湯温度の設定や各種運転モードの設定を行うリモコンで、前記貯湯タンクユニット1と接続されている。27は前記ヒーポン制御部8やリモコン26と接続され給湯装置全体の制御を行う給湯制御部で、基板上には配管漏れ・逆配管検知モードに移行させるモードスイッチ28が設けられている。
【0014】
29は前記貯湯タンク2の側面上下方向に多数のサーミスタセンサを備えた貯湯温度センサで、貯湯タンク2内の温水の温度と湯量を検知するものである。
30は前記蒸発器7の熱交換を行うためにプロペラファンにて送風する送風機。31は前記蒸発器7の風上側に設けられ外気温を測定する外気温センサ。32は前記水冷媒熱交換器5とヒーポン往き管9の接続部分に設けた入口温度センサで、加熱する前の冷水温度を検知する。33は前記水冷媒熱交換器5とヒーポン戻り管12接続部分に設けた出口温度センサで、加熱後の温水温度を検知するものである。
【0015】
34は貯湯タンク2の底部からヒートポンプユニット3の水冷媒熱交換器5に連通するヒーポン往き管9と、バイパス管14と連通しながら貯湯タンク2底部に連通される給水管11とが接続する四方弁から成る流路切替手段で、施工後に給湯制御部27のモードスイッチ28の指示で行われる逆配管検知モードでは、ヒーポン往き管9及び給水管11の貯湯タンク2側を閉止状態とし、市水側の給水管11からの給水をヒーポン往き管9、水冷媒熱交換器5、ヒーポン戻り管12を介して貯湯タンク2上部から該貯湯タンク2に3分間程度供給して少量貯水させた後、ヒートポンプユニット3を駆動させての逆配管検知に入り、貯湯タンク2内の貯水を給水管11で取り出し、流路切替手段34を介して通常はヒーポン往き管9から水冷媒熱交換器5で加熱され、ヒーポン戻り管12を通り貯湯タンク2上部から該貯湯タンク2に戻され、この時の出口温度センサ33の検知温度で異常を検知するものであり、逆配管の場合には、ヒーポン戻り管12から水冷媒熱交換器5に給水が回されるが、ヒーポン戻り管12の給水は管内に残留した分しかないので、直ぐに空となって水冷媒熱交換器5では空焚き状態となって、出口温度センサ33が異常温度を検知することで逆配管を検知するものである。
【0016】
前記リモコン26には押圧式の電源スイッチ35、給湯設定温度を設定する温度設定スイッチ36、浴槽(図示せず)への湯張りを指示する湯張りスイッチ37、湯張り量を設定する湯張り量設定スイッチ38、及び給湯可能な残時間を表示させる残時間表示スイッチ39とを有した操作部40と、ドットマトリクス型の蛍光表示管よりなる表示部41と、これら操作部40及び表示部41を制御すると共に、前記給湯制御部27と通信を行うマイクロコンピュータを主に構成されたリモコン制御部(図示せず)を備えており、通常運転時は前記表示部41に操作部40で設定された給湯設定温度や時刻情報および貯湯温度センサ29で検知する残り貯湯量等が表示されるものである。なお、前記表示部41はドットマトリクス型の液晶表示部としても良い。
【0017】
ここで、給湯装置の電源は時間帯別電灯であり、夜間(ここでは23時から翌7時まで)が割安な電力料金設定となっているもので、この割安な夜間電力を用いて夜間に一日に必要な貯湯熱量を沸き上げて使用するものであり、また、この時間帯別電灯では昼間(7時から23時まで)にも電力は供給され、残湯量が少なくなったときに追加の沸き増しが行われるものである。
【0018】
次にこの一実施形態の作動を図2に示すフローチャートに従って説明すれば、施工工事の終了後、施工現場で電源ブレーカ(図示せず)をONし、給湯制御部27の基板上のモードスイッチ28もONすれば(ステップ42)、ステップ43では給湯混合弁17を湯側100%にすると共に、流路切替手段34でヒーポン往き管9及び給水管11の貯湯タンク2側を閉止状態とし、給水管11から直接ヒーポン往き管9に連通するようにして、そして次はステップ44で手動で逃し弁25及び止水栓22を開成すれば、市水側の給水管11からの給水をヒーポン往き管9、水冷媒熱交換器5、ヒーポン戻り管12を介して貯湯タンク2上部から該貯湯タンク2に貯水開始し(ステップ45)、ステップ46では給湯制御部27でこの貯水開始からの時間をカウントして3分経過したかを判断し、3分経過のYESではステップ47に進み給湯制御部27からの指示で給水遮断弁23で給水を一旦停止して、貯湯タンク2に少量貯水するものである。
【0019】
これにより、ヒーポン往き管9、水冷媒熱交換器5、ヒーポン戻り管12の加熱回路内の空気抜きが水道圧を利用して良好に行われるものであり、又この加熱回路の水漏れの検知も同時に行われ、接続不良をいち早く発見して対応出来、安心して使用されるものである。
【0020】
更にこの貯湯タンク2への少量貯水は、万一この段階で逆配管接続されていたとしても、給水が加熱されていない水冷媒熱交換器5を上方から下方へと通常の逆に流通するが、確実に貯湯タンク2への貯水は行われるものである。
【0021】
次に逆配管検知モードを図3のフローチャートに従い説明すれば、ステップ48で給湯制御部27の基板上のモードスイッチ28を再度ONし、ステップ49で流路切替手段34をヒーポン往き管9が貯湯タンク2底部と連通させ、給水管11側は閉成状態とするように切替させ、ステップ50でヒートポンプユニット3及び循環ポンプ10を駆動させれば、通常の配管接続状態では、貯湯タンク2の貯水がヒーポン往き管9から水冷媒熱交換器5に入り加熱され、ヒーポン戻り管12を通り貯湯タンク2の上部から戻され、順次これを2分程度繰り返すが出口温度センサ33の検知温度は通常の加熱温度で異常温度にはならないものである。
【0022】
ここで図4に示すように、ヒーポン往き管9とヒーポン戻り管12とが逆配管されている場合には、ステップ502でヒートポンプユニット3及び循環ポンプ10の駆動で、ヒーポン戻り管12の管内に残留した給水が当初水冷媒熱交換器5に流入し、ヒーポン往き管9から流路切替手段34を通り貯湯タンク2底部に戻されるが、直ぐにヒーポン戻り管12は空となり水冷媒熱交換器5が空焚き状態となるので、ステップ51で出口温度センサ33が異常加熱温度を検知したかを判断し、YESではステップ52に進みヒートポンプユニット3及び循環ポンプ10の駆動を緊急停止させると共に、逆配管接続状態であることを報知するものであり、この報知は給湯制御部27の基板部分でブザーやランプ点灯、表示するようにしても良く、又これに加えてリモコン26の表示部41に表示しても良いものであり、更にステップ51でNOの場合は、ステップ53に進み異常加熱が2分経過しても検知されないかを判断し、YESではステップ54に進んでヒートポンプユニット3及び循環ポンプ10を正常に停止させて逆配管検知モードを終了するものである。
【0023】
次に前記逆配管検知モードの終了後は、図5に示すように、自動的にステップ55の配管漏れ検知モードに進ものであり、ステップ56で流路切替手段34でヒーポン往き管9及び給水管11の貯湯タンク2側を閉止状態とし、ヒーポン往き管9と給水管11とを流路切替手段34を介して連通させ、ステップ57で三方弁13をバイパス管14側開口状態として給水遮断弁23を開成することで、給水管11から流路切替手段34を通り、ヒーポン往き管9、水冷媒熱交換器5、ヒーポン戻り管12から三方弁13を通りバイパス管14に170KPaの給水圧力をかけ、給水管11との連通部分で釣り合っているもので、この状態で配管の漏れをチェックするものであり、ステップ58で3分間経過したかを判断し、YESでステップ59に進み給水遮断弁23を閉成させて給水停止することで、全検知モードを終了するものである。
【0024】
このように、少量の貯湯水のみで配管のチェックを行うようにしたので、チェック後に貯湯タンク2内の貯水を全て捨てて行われる配管の接続の修正が極めて容易に行え、しかも貯湯タンク内の給水は少量であるので捨てる量も少なくて済み、無駄な排水を極力抑えて効率の良い修正が行われるものであり、更に逆配管の検知は、極めて簡単で且つ短時間でありながら確実に行え、極めて使用勝手が良いものである。又逆配管検知モードで逆配管の検知後は、給水を直接流しての加熱循環回路の配管漏れ検知モードが行われるので、手直しに排水が必要なチェックを一括して行うことが出来、極めて使用勝手が良く、しかも無駄がなく確実な配管漏れ検知が行われるものである。
【0025】
尚、この一実施形態では、流路切替手段34を自動で切替られる四方弁で構成したが、これに限定されることなく、例えば手動式の四方弁としたり、給水管11とヒーポン往き管9とこの間の管にそれぞれ電磁弁や手動弁を備えたり、給水管11に手動弁或いは電磁弁を設けヒーポン往き管9の接続部分に三方弁を備えたり、逆に給水管11の接続部分に三方弁を設けヒーポン往き管9に手動弁或いは電磁弁を備えたり、給水管11にヒーポン往き管9を接続して1本の管にしてここに手動弁或いは電磁弁を備えても、全て同様の効果を得ることが出来るものである。
【符号の説明】
【0026】
2 貯湯タンク
3 ヒートポンプユニット
5 水冷媒熱交換器
9 ヒーポン往き管
10 循環ポンプ
12 ヒーポン戻り管
27 給湯制御部
33 出口温度センサ
34 流路切替手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する水冷媒熱交換器と該水冷媒熱交換器の出口の温水温度を検知する出口温度センサを備えたヒートポンプユニットと、前記貯湯タンク内下部の湯水を前記水冷媒熱交換器に流入させるヒーポン往き管と、前記水冷媒熱交換器で加熱された高温水を貯湯タンクの上部に戻すヒーポン戻り管と、前記貯湯タンクの湯水をヒートポンプユニットの水冷媒熱交換器との間で循環させる循環ポンプと、前記貯湯タンクの上部でヒーポン戻り管とは別に高温水を出湯させる逃がし弁付きの出湯管と、前記貯湯タンクの下部でヒーポン往き管とは別に給水を水道圧で供給する給水管と、前記ヒートポンプユニットへの駆動や停止指令を出したり給湯を制御する給湯制御部とを備えたヒートポンプ式給湯機に於いて、前記貯湯タンクの下部に接続するヒーポン往き管及び給水管には流路切替手段を備え、前記給湯制御部は流路切替手段を制御して貯湯タンクへ少量の給水を貯水後に、この貯水を循環ポンプを駆動してヒーポン往き管から水冷媒熱交換器を通りヒーポン戻り管から貯湯タンクに戻し、この時出口温度センサが異常高温を検知するかで逆配管検知を行う事を特徴とするヒートポンプ式給湯機。
【請求項2】
前記給湯制御部は、逆配管が検知されない時は、給水を直接ヒーポン往き管から水冷媒熱交換器を通りヒーポン戻り管に供給しての配管漏れ検知を行うようにした事を特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−214743(P2011−214743A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−81142(P2010−81142)
【出願日】平成22年3月31日(2010.3.31)
【出願人】(000000538)株式会社コロナ (753)