説明

ビタミンC、ナイアシン、塩酸ピリドキシン、GABAを主成分とする栄養補助用の加工食品

【課題】 ストレスの軽減、免疫力アップ、記憶力のアップ、および不眠、疲労、脳の老化、頭痛、痴呆症の予防などの予防、時差ボケの解消、痴呆症の症状の緩和、統合失調症をやわらげることなどに効果を得られる栄養補助用の加工食品を提供すること。
【解決手段】 本発明は、一実施形態として、50ml当たりビタミンCを約1000mg、ナイアシンを約300mg、および塩酸ピリドキシン、GABAを約含有する。この栄養補助用の加工食品を摂取することにより、ストレスの軽減、免疫力アップ、記憶力のアップ、および不眠、疲労、脳の老化、痴呆症などの予防、痴呆症の症状の緩和、統合失調症をやわらげることなどに効果が得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、栄養補助用の加工食品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のビタミンCを主成分にする栄養補助用加工食品、ビタミンB類を主成分にする栄養補助用加工食品、GABAを主成分にする栄養補助用加工食品などがあり、夫々の成分が持っている効用を主にした栄養補助用の加工食品は数多く存在している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の栄養補助用加工食品では、現代人が強度のストレスにさらされていることから来る、免疫力、記憶力の低減、および不眠、疲労、脳の老化、痴呆症、統合失調症などの症状をやわらげるようにするためには、それぞれに効用が期待される栄養補助用加工食品を複数摂取することが必要であった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は後述のような効用を持つビタミンC、ナイアシン、塩酸ピリドキシン、GABAを主成分とした栄養補助用加工食品とし、各々の成分が持っている効用を複合的に発揮させ、免疫力、記憶力の低減、および不眠、疲労、脳の老化、痴呆症、統合失調症などの症状をやわらげるようにするものである。
【0005】
ビタミンCは、ストレス解消、免疫力アップ、コラーゲンの合成などに効果的と言われている。アメリカでは2005年に、ノーベル賞受賞者のポーリング博士が30年前に提唱した「ビタミンCはガンに有用」との論文を国立衛生研究所、国立ガンセンター、食品薬品局の科学者が発表している(Pharmacologic ascorbic acid concentrations selectively kill cancer cells:action as a pro−drug to deliver hydrogen peroxide to tissues.Proc Natl Acad Sci U S A.2005;102(38):13604−9)。また2005年にアメリカの国立衛生研究所(NIH)、国立ガンセンター(NCI)、食品薬品局(FDA)の科学者達が共同で超高濃度ビタミンC点滴療法がガンに有用であるという研究論文をアメリカ科学アカデミー紀要に発表した(Intravenously administered vitamin C as cancer therapy:three cases.CMAJ.2006 March 28;174(7):937−942)。
【0006】
また、ナイアシン(ニコチン酸アミド)は不安定な精神状態、不眠、疲労の予防に効果的と言われている。また、脳や神経系に作用することから、脳の老化防止、頭痛の予防、時差ボケの解消、痴呆症の症状の緩和に効果的と言われている。またアメリカの精神科医であるホッファー博士により、大量のナイアシンを摂取することにより、統合失調症を治療できることが立証されている(エイブラム・ホッファー著、大沢 博訳(世論時報社):精神分裂病と栄養療法/『ビタミンB−3の効果』(カナダの精神医学者エイブラム・ホッファー博士の著″VitaminB−3 and Schizophrenia:Discovery、Recovery、Controversy″(Quarry Press、1998)の全訳))。
【0007】
塩酸ピリドキシンは免疫機能の維持、神経系の働きの維持に効果的、脳神経伝達物質の生成を促進するとのと言われている。
【0008】
GABAはイライラなどをやわらげることや、神経細胞の興奮の沈静化、痴呆症の予防・改善、ストレスの軽減、記憶力のアップなどに効果的と言われている。GABAを摂取すると、精神的疲労は改善され、仕事の効率の向上が見られたとの報吉もある(1994年に厚生労働省の疲労研究班)。
【発明の効果】
【0009】
本発明によればビタミンC、ナイアシン、塩酸ピリドキシン、GABAの各々の成分が持っている効用を複合的に発揮させることができることになり、免疫力、記憶力の低減、および不眠、疲労、脳の老化、痴呆症、統合失調症などの症状をやわらげることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の一実施形態としては、50ml当たりビタミンCを約1000mg、ナイアシンを約300mg、および塩酸ピリドキシン、GABAを含有させる。
【0011】
以上のようにビタミンC、ナイアシン、塩酸ピリドキシン、GABAを主成分にして栄養補助用のサプリメントとしたり、健康飲料にすることにより、場所を選ばず効果が得られる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビタミンC、ナイアシンを50ml当り各々約1000mg、約300mg、さらに塩酸ピリドキシン、GABAを含む栄養補助用の加工食品

【公開番号】特開2010−51304(P2010−51304A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−249063(P2008−249063)
【出願日】平成20年8月29日(2008.8.29)
【出願人】(508203828)
【Fターム(参考)】