説明

ビーズ織り用ビーズ供給装置

【課題】本発明はビーズ方向を揃えて収納し、誰にでも簡単にビーズが針に通されて取出すことが出来ると共にビーズ織り機に効率良く色別のビーズを供給することが容易に行われるビーズ織り用ビーズ供給装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ビーズ方向揃え手段1と、それに接続してビーズ3が1列に揃えられて針に通して取出されるビーズ収納手段2とから構成する。またビーズ方向揃え手段1が、ビーズ投入部11と、ビーズ厚さと略同じ高さの空間を形成したビーズ方向揃え部12と、ビーズ3を1つずつ供給するビーズ供給口13と、該ビーズ供給口13を開閉する可動片14と、ビーズ収納手段2をビーズ供給口13に位置させる接続部材15とから構成され、ビーズ収納手段2が、長尺な収納本体21と、その中央に形成したビーズ用収納溝22と、蓋体23と、ビーズ3を針に通して取出するビーズ取出部24とから構成すると良い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はビーズをヨコ糸に通しつつ、ヨコ糸とタテ糸を交錯的に織って行くビーズ織りに於いて、1列に揃えたビーズが1つずつ手針に通して取出されるビーズ織り用ビーズ供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、手織りのビーズ織り機でビーズ織りを行う場合、予め手織りのビーズ織り機に目数よりも1本多くタテ糸をセットしておく。その後、目数表などが用いられて所定の図柄になるように、手針にカラービーズを1個ずつ通して所定個数とする。その後、指でビーズを押上げながら、手針をタテ糸の上から通し戻すが、この時、タテ糸を通してヨコ糸とで挟むように糸を折り返して通し、且つ、図案を見ながら次の段のビーズを間違えないように通し、織り幅を一定にしながら真直ぐに織り、シートが織り上げられて行くものであった。
【0003】
この時に使用されるビーズ用の器具としては、色別にカラービーズを収納するための三角トレイ,5マスに区切られたトレイ,6マスに区切られたトレイ,13マスに区切られたトレイなどが市販されている。これは色別のカラービーズが収納されるだけのものであるため、カラービーズ(以降、ビーズと言う)を1個ずつ手針(以降、針と言う)に通す際、ビーズの方向がランダムであり、ビーズの穴を見極めずに単に針ですくっていた。このため、針にはビーズの個数がバラバラであると共にすくえない場合もあった。また針にビーズの所定個数よりも多い時は余分なビーズを針から抜く必要があった。従って、ビーズを針に通すには手間が掛ると共にスムーズに所定個数のビーズを針に通すことは難しいものであった。
【特許文献1】なし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明はビーズ方向を揃えると共に1列に収納し、誰にでも簡単にビーズが針に通されて取出すことが出来るビーズ織り用ビーズ供給装置を提供することを目的とする。
【0005】
他の目的は、色別のビーズが収納本体側に1列に揃えられて収納されたものを多数用意しておくことが可能となり、ビーズ織り機に効率良くビーズを供給することが容易に行われるビーズ織り用ビーズ供給装置を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記現状に鑑み成されたものであり、つまり、ビーズ方向揃え手段と、それに接続してビーズが1列に揃えられて針に通して取出されるビーズ収納手段とから構成するものと成す。また前記ビーズ方向揃え手段としては、ビーズ投入部と、ビーズ厚さと略同じ高さの空間を形成したビーズ方向揃え部と、ビーズを1つずつ供給するビーズ供給口と、該ビーズ供給口を開閉する可動片と、ビーズ収納手段をビーズ供給口に位置させる接続部材とから少なくとも構成すると良く、前記ビーズ投入部としては投入蓋を有した箱体とするのが好ましく、その側壁にはビーズ方向揃え部の空間と連通する排出口を設けると良い。又、前記可動片の先端には、ビーズをビーズ供給口にスムーズに案内させるためのテーパー部を設けると良く、前記ビーズ収納手段としては、長尺な板状の収納本体と、該収納本体の中央で略全長に渡って形成したビーズ用収納溝と、該ビーズ用収納溝を覆う透明な蓋体と、一列に揃えられたビーズを針に通して1つずつ取出するためのビーズ取出部とから少なくとも構成すると良く、前記蓋体を取外し可能と成し、前記ビーズ用収納溝と連通するテーパー溝を、蓋体側に傾斜させると共に、テーパー溝の先端部には取出溝を鋭角に設けるのが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
請求項1のようにビーズ方向揃え手段(1)と、それに接続してビーズ(3)が1列に揃えられて針に通して取出されるビーズ収納手段(2)とから成すことにより、ビーズ織り機に効率良くビーズ(3)を供給することが容易に行えるものとなる。このため、ビーズ織りがより気軽に行え、且つ目的のビーズ製品がより早く完成することが可能となる。
【0008】
請求項2のようにビーズ方向揃え手段(1)が、ビーズ投入部(11)と、ビーズ厚さと略同じ高さの空間を形成したビーズ方向揃え部(12)と、ビーズ(3)を1つずつ供給するビーズ供給口(13)と、該ビーズ供給口(13)を開閉する可動片(14)と、前記ビーズ収納手段(2)をビーズ供給口(13)に位置させる接続部材(15)とから少なくとも構成されることにより、多数のビーズ(3)を簡単で且つ素早くビーズ方向が揃えられるものとなる。
【0009】
請求項3に示すようにビーズ投入部(11)が投入蓋(11a)を有した箱体であり、その側壁にはビーズ方向揃え部(12)の空間と連通する排出口(11b)が設けられることにより、ビーズ(3)が多く投入されても投入蓋(11a)を一旦閉じれば、周囲に落下することなくスムーズにビーズ方向が効率良く揃うものとなる。又、そのまま放置してもホコリが付着しないので、ビーズ(3)の保管も可能なものとなる。
【0010】
請求項4に示すように可動片(14)の先端には、ビーズ(3)をビーズ供給口(13)にスムーズに案内させるためのテーパー部(14a)が設けられることにより、ビーズ供給口(13)が開かれた際、ビーズ(3)がビーズ供給口(13)にスムーズに案内されるものとなり、途中でビーズ(3)が干渉し合って流れを止める恐れのないものとなる。
【0011】
請求項5のようにビーズ収納手段(2)として、長尺な板状の収納本体(21)と、該収納本体(21)の中央で略全長に渡って形成したビーズ用収納溝(22)と、該ビーズ用収納溝(22)を覆う透明な蓋体(23)と、一列に揃えられたビーズ(3)を針に通して取出するためのビーズ取出部(24)とから少なくとも構成することにより、色別のビーズ(3)がビーズ用収納溝(22)に1列に揃えられて多数収納されるものとなり、これを多数本用意しておくことにより、ビーズ織り機に効率良く色別のビーズ(3)を供給することが容易に行え、ビーズ織りがより気軽に且つより早くビーズ製品を完成させることが可能なものとなる。
【0012】
請求項6のように蓋体(23)を取外し可能とすることにより、定期的にビーズ用収納溝(22)のメンテナンスが行えると共にビーズ(3)が途中で詰まった際の対処が素早く行えるものとなる。
【0013】
請求項7に示すようにビーズ取出部(24)として、ビーズ用収納溝(22)と連通すると共に蓋体(23)側に傾斜させるテーパー溝(24a)と、該テーパー溝(24a)の先端部に設けた鋭角な取出溝(24b)とから少なくとも成すことにより、収納本体(21)を傾け或いは立てた際に取出溝(24b)が鋭角であるので、取出されるビーズ(3)の位置がずれることなく、しかもビーズ(3)が飛び出ることがなく、誰にでも確実に且つ簡単にビーズ(3)を1つずつ針で取出すことが可能となる。またテーパー溝(24a)を設けることにより、ビーズ(3)を取出す距離が短くなって取出し易いものとなる。更に取出溝(24b)の先端部とテーパー溝(24a)の底部の2点にビーズ(3)が必ず当たり、ビーズ(3)の穴が所定位置に落ち着く。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は本発明の実施形態を示す図であり、この図に基づいて説明する。(1)はビーズ方向揃え手段であり、該ビーズ方向揃え手段(1)は、ビーズ投入部(11)と、ビーズ厚さと略同じ高さの空間を形成したビーズ方向揃え部(12)と、ビーズ(3)を1つずつ供給するビーズ供給口(13)と、該ビーズ供給口(13)を開閉する可動片(14)と、後述するビーズ収納手段(2)のビーズ用収納溝(22)をビーズ供給口(13)に合致するように位置させるための接続部材(15)とから少なくとも構成されている。前記ビーズ投入部(11)は投入蓋(11a)を有した箱体であり、その側壁にはビーズ方向揃え部(12)の空間と連通する排出口(11b)を設けている。この時、箱体の底面は図4に示すようにビーズ方向揃え部(12)の台座(12b)を兼用しているが、独立した箱体に形成させたものとしても良い。尚、ビーズ(3)としては小粒なもの、例えば径2mmで厚さ1mmのものを用いると良いが、この寸法に限定されるものではない。また前記ビーズ(3)は、必ず径が厚さよりも大きなものを用いる。
【0015】
前記ビーズ方向揃え部(12)には、三方に設けた高さ支持部材(12a)と、台座(12b)と、耐摩耗性で透明な合成樹脂製の天板(12c)とがあり、これらで囲まれて空間が形成され、この空間は排出口(11b)と連通している(図4参照)。また前記ビーズ方向揃え部(12)の側面には可動片(14)を出入させるための穴が穿設されている。前記可動片(14)の先端には、前記ビーズ(3)を前記ビーズ供給口(13)にスムーズに案内させるためのテーパー部(14a)が設けられ、この可動片(14)にはビーズ供給口(13)を常時閉じるように付勢させるためのスプリング(16)が取付られている。又、前記接続部材(15)には、ビーズ供給口(13)と後述するビーズ用収納溝(22)の位置決めのための突出片(15a)と、後述する収納本体(21)と当接させて位置合せが安定するための当接部材(15b)と、該当接部材(15b)に形成させた逃げ部(15c)とがある。前記突出片(15a)はビーズ供給口(13)側の台座(12b)から突出しており、当接部材(15b)はビーズ方向揃え部(12)の側面に取付けると共にビーズ供給口(13)から端部が突出している。また当接部材(15b)に形成した逃げ部(15c)は、後述する突出部(25)が当たらぬために設けたものである。
【0016】
(2)はビーズ方向揃え手段(1)に接続してビーズ(3)が1列に揃えられて針に通して1つずつ取出し易くするためのビーズ収納手段であり、該ビーズ収納手段(2)は、長尺な板状の収納本体(21)と、該収納本体(21)の中央で略全長に渡って形成したビーズ用収納溝(22)と、該ビーズ用収納溝(22)を覆う耐摩耗性で透明な合成樹脂の蓋体(23)と、一列に揃えられたビーズ(3)を針に通して1つずつ取出するためのビーズ取出部(24)とから少なくとも構成されている。尚、前記ビーズ用収納溝(22)の寸法は、後述する突出部(25)を下にして収納本体(21)が置かれた際、溝幅がビーズ(3)の厚さ相当と成し、溝深がビーズ(3)の径に相当して成されている。
【0017】
前記収納本体(21)は、図3に示すようにビーズ取出部(24)に於いて、ビーズ用収納溝(22)の底面と面一の高さまで低くした段部が形成されており、前記収納本体(21)の全長としては300〜1000mm前後が扱い易い。またビーズ用収納溝(22)は、ビーズ取出部(24)側に於いては、耐摩耗性で透明な合成樹脂の蓋側にテーパー溝(24a)として形成し、該テーパー溝(24a)は蓋側に傾斜させると共にビーズ用収納溝(22)と連通している。またテーパー溝(24a)の先端部には取出溝(24b)が図3に示すような鋭角αに設けられていると共にその位置には図3や図1に示すV字状の針案内溝(24c)が設けられている。又、テーパー溝(24a)の端部には詰り対策用穴(24d)が穿設されており、これは取出溝(24b)にビーズ(3)が引掛って詰まった際に、そのビーズ(3)を除去し易くするためのものである。更に前記蓋体(23)の先端には溝状の嵌入部(23a)が形成されており、前記蓋体(23)は取外し可能にネジで固定し、ビーズ取出部(24)の表面側も取外し可能にネジで固定しておくと良い。尚、前記取出溝(24b)の鋭角αとしては45度〜80度とし、好ましくは60度前後が良い。又、前記テーパー溝(24a)の傾きβとしては3度〜5度とするのが良い。
【0018】
次に本発明品の使用方法について説明する。先ず始めにビーズ方向揃え手段(1)と、ビーズ収納手段(2)との装置を用意し、投入蓋(11a)が開かれたビーズ投入部(11)から所定色のビーズ(3)を投入する。そしてビーズ投入部(11)側を持上げ、全体を傾けると、ビーズ(3)は図4に示す矢印のように排出口(11b)から排出されてビーズ方向揃え部(12)の空間に入る。この時、ビーズ(3)はビーズ厚さと略同じ高さの空間に入ることにより、ビーズ(3)の穴が上を向く。更にビーズ(3)が移動してビーズ供給口(13)側に来ると、可動片(14)に当り、該可動片(14)の先端側のテーパー部(14a)に当ったビーズ(3)はそのテーパーによってビーズ供給口(13)に案内されるのである。
【0019】
その後、ビーズ収納手段(2)を図6のようにビーズ方向揃え手段(1)に接続させる。この場合、先ず始めに接続部材(15)の逃げ部(15c)に突出部(25)を挿入すると共に収納本体(21)の裏面を当接部材(15b)の側面に当接させる。そして収納本体(21)をビーズ供給口(13)側へ移動させながら蓋体(23)の嵌入部(23a)の溝を、突出片(15a)に挿入させると共に、収納本体(21)と蓋体(23)の先端を、台座(12b)と天板(12c)の端面に当接させる。この時、ビーズ供給口(13)とビーズ用収納溝(22)との端部が合致して連通するものとなるのである[図5(a)参照]。
【0020】
次に装置全体を傾けながら、可動片(14)を外側へ引張ると、ビーズ供給口(13)が開く。この状態を維持させると、ビーズ(3)がビーズ供給口(13)からビーズ用収納溝(22)へ自然に入り込み、ビーズ収納手段(2)側にビーズ(3)が流れ込む[図5(b)参照]。そのビーズ(3)は長いビーズ用収納溝(22)を通過し、テーパー溝(24a)の先端部にまで達して順次ビーズ用収納溝(22)にビーズ(3)が収納されて行くのである。この時、可動片(14)にはテーパー部(14a)があり、これによってビーズ(3)がビーズ供給口(13)からビーズ用収納溝(22)にスムーズに案内され、短時間でビーズ(3)は方向が揃えられて1列に並んだ状態で収納されるのである。ビーズ用収納溝(22)にビーズ(3)が完全に収納される少し前に、可動片(14)を手から離すと、スプリング(16)によってビーズ供給口(13)が閉じられる。そして収納本体(21)を引き戻し、突出片(15a)から嵌入部(23a)の溝を外すと共にビーズ収納手段(2)をビーズ方向揃え手段(1)から外し、突出部(25)を下にして収納本体(21)を置けば、ビーズ取出部(24)が下方になるので、ビーズ(3)がビーズ用収納溝(22)から零れ落ちる心配がないものとなる。この時、一列に揃えられたビーズ(3)は針で簡単に通して1つずつ取出することが出来るものとなる。尚、本発明によるビーズ(3)の方向は、ビーズ方向揃え手段(1)によってビーズ(3)の穴が上下方向に揃えられるが、ビーズ収納手段(2)に於いてはビーズ用収納溝(22)が90度回転した状態でビーズ供給口(13)と連通されるため、ビーズ収納手段(2)は突出部(25)を下にして使用する際には、ビーズ(3)の穴が左右方向に揃えられた状態となる[図5(c)参照]。
【0021】
次の色のビーズ(3)をビーズ収納手段(2)に収納する場合には、ビーズ方向揃え部(12)に余ったビーズ(3)があれば、全体をビーズ投入部(11)側に傾け、余ったビーズ(3)を排出口(11b)からビーズ投入部(11)に戻し、投入蓋(11a)を開いて撤去する。その後、上記要領で次の色のビーズ(3)をビーズ投入部(11)に投入し、全体を傾け、ビーズ方向揃え部(12)でビーズ(3)の穴が上に向けられた方向に揃えられるのである。そして新たなビーズ収納手段(2)をビーズ方向揃え手段(1)に上記要領で接続する。次に装置全体を傾けながら、可動片(14)を外側へ引張りながら、ビーズ(3)をビーズ供給口(13)からビーズ用収納溝(22)へ流れ込ませ、ビーズ(3)をビーズ用収納溝(22)全体に収納させるのである。この時、ビーズ(3)が充填される少し前に可動片(14)を離し、ビーズ供給口(13)を閉じておく。その後、収納本体(21)を引き戻し、ビーズ収納手段(2)をビーズ方向揃え手段(1)から外して、突出部(25)を下にして収納本体(21)を置けば、一列に揃えられた次の色のビーズ(3)は針で簡単に通して1つずつ取出することが出来るものとなるのである。このようにして必要な色のビーズ(3)をビーズ収納手段(2)に順次収納しておくと良い。
【0022】
前記ビーズ収納手段(2)からビーズ(3)を針で取出する場合について説明する。先ず図5(c)の状態に置かれたビーズ収納手段(2)の針案内溝(24c)に、針を図中の矢印方向から差込むと、針は針案内溝(24c)のV字の上に載ってビーズ(3)の穴に案内され、簡単に針がビーズ(3)の穴へ案内され貫通するのである[図3,図5(d)参照]。次に針を取出溝(24b)に沿って持上げると、ビーズ(3)は取出溝(24b)から取出されるのである[図5(e)参照]。このように、必要な色のビーズ(3)が収納されたビーズ収納手段(2)を用意し、針を針案内溝(24c)に沿って挿入すれば、所望の色のビーズ(3)が1つずつ針に通した状態で取出されるのである。
【産業上の利用可能性】
【0023】
本発明品はビーズ織り以外に、ブローチやブレスレットなどのアクセサリー等のビーズ手芸用として使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の拡大A−A断面図である。
【図3】本実施形態のビーズ取出部を示す説明図である。
【図4】本実施形態のビーズ投入部とビーズ方向揃え部の要部を示す説明図である。
【図5】本発明の作用を示す説明図である。
【図6】本発明品の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0025】
1 ビーズ方向揃え手段
11 ビーズ投入部
11a 投入蓋
11b 排出口
12 ビーズ方向揃え部
13 ビーズ供給口
14 可動片
14a テーパー部
15 接続部材
2 ビーズ収納手段
21 収納本体
22 ビーズ用収納溝
23 蓋体
24 ビーズ取出部
24a テーパー溝
24b 取出溝
3 ビーズ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビーズ方向揃え手段(1)と、それに接続してビーズ(3)が1列に揃えられて針に通して取出されるビーズ収納手段(2)とから成したことを特徴とするビーズ織り用ビーズ供給装置。
【請求項2】
前記ビーズ方向揃え手段(1)が、ビーズ投入部(11)と、ビーズ厚さと略同じ高さの空間を形成したビーズ方向揃え部(12)と、ビーズ(3)を1つずつ供給するビーズ供給口(13)と、該ビーズ供給口(13)を開閉する可動片(14)と、前記ビーズ収納手段(2)を前記ビーズ供給口(13)に位置させる接続部材(15)とから少なくとも構成された請求項1記載のビーズ織り用ビーズ供給装置。
【請求項3】
前記ビーズ投入部(11)が投入蓋(11a)を有した箱体であり、その側壁には前記ビーズ方向揃え部(12)の空間と連通する排出口(11b)が設けられた請求項2記載のビーズ織り用ビーズ供給装置。
【請求項4】
前記可動片(14)の先端には、前記ビーズ(3)を前記ビーズ供給口(13)にスムーズに案内させるためのテーパー部(14a)が設けられた請求項2記載のビーズ織り用ビーズ供給装置。
【請求項5】
前記ビーズ収納手段(2)が、長尺な板状の収納本体(21)と、該収納本体(21)の中央で略全長に渡って形成したビーズ用収納溝(22)と、該ビーズ用収納溝(22)を覆う透明な蓋体(23)と、一列に揃えられたビーズ(3)を針に通して1つずつ取出するためのビーズ取出部(24)とから少なくとも構成された請求項1記載のビーズ織り用ビーズ供給装置。
【請求項6】
前記蓋体(23)が取外し可能である請求項5記載のビーズ織り用ビーズ供給装置。
【請求項7】
前記ビーズ取出部(24)が、前記ビーズ用収納溝(22)と連通すると共に前記蓋体(23)側に傾斜するテーパー溝(24a)と、該テーパー溝(24a)の先端部に設けた鋭角な取出溝(24b)とから少なくとも成された請求項5記載のビーズ織り用ビーズ供給装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−97108(P2009−97108A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−268651(P2007−268651)
【出願日】平成19年10月16日(2007.10.16)
【出願人】(307037509)
【Fターム(参考)】