説明

ピッチングマシン制御システム

【課題】 本発明は、バターボックスに位置した状態のバッターがヘルメットに装着して携帯した制御装置を操作することでピッチングマシンの投球を制御可能なピッチングマシン制御システムを提供すること。
【解決手段】 本発明のピッチングマシン制御システムは、所定早さのボール3を投球可能なピッチングマシン1と、このピッチングマシン1からの投球を制御可能な制御装置10とを備え、制御装置10は、バッターボックス4内でバッティングをするバッター5が携帯可能になっており、バッター5は、バッターボックス4に位置した状態で制御装置10を操作することで、ピッチングマシン1の複数の投球メニューの中から所望の投球メニューを選択可能になっているので、バッター5はバッターボックス4から出なくて制御装置10を操作でき、操作性に優れている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はピッチングマシン制御システムに係わり、特にバッターがバッターボックスに位置した状態でピッチングマシンを制御可能なピッチングマシン制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来からバッティングセンタ等には、設置されているピッチングマシンから投球されるボールの球種や投球パターン等を変更操作可能な制御装置を備えたピッチングマシン制御システムがある。
このような従来のピッチングマシン制御システムは、バターボックスにいるバッターがバッティングを行っても、危険、あるいは邪魔にならない位置である、バッターから離れた安全な場所に制御装置を設置していた。
そして、バッターがピッチングマシンから投球されるボールの球種や投球パターン等を変更した場合、あるいは、バッティングを一時中止したい場合には、一旦バッターボックスを離れて制御装置を操作していた。
【特許文献1】特開平08−336629号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来のピッチングマシン制御システムは、バッティング中に、例えばバッティングを中断したい場合に、ピッチングマシンが動作していてボールが投球されている状態で、バッターボックスから離れて制御装置を操作しなければいけなかったので、危険であったし面倒であった。
本発明は前述したような課題を解決して、バターボックスに位置した状態のバッターがヘルメットに装着して携帯した制御装置を操作することでピッチングマシンの投球を制御可能なピッチングマシン制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記課題を解決するための第1の手段として本発明のピッチングマシン制御システムは、所定早さのボールを投球可能なピッチングマシンと、このピッチングマシンからの投球を制御可能な制御装置とを備え、前記制御装置は、バッターボックス内でバッティングをするバッターが携帯可能になっており、前記バッターは、バッターボックスに位置した状態で携帯した前記制御装置を操作することで、前記ピッチングマシンの複数の投球メニューの中から所望の前記投球メニューを選択可能になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第2の手段として、前記制御機器には、前記制御装置を操作することで前記ピッチングマシンを制御可能な制御信号を出力可能な送信機が搭載され、前記ピッチングマシンには、前記制御装置から出力される前記制御信号を受信可能な受信機が搭載されていることを特徴とする。
【0005】
また、前記課題を解決するための第3の手段として、前記複数の投球メニューの中から選択した所望の投球メニューを前記ピッチングマシン側、あるいは/および前記制御装置側に形成した表示部に表示可能としたことを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第4の手段として、前記制御装置は、ヘルメット、またはリストバンド、またはバットに装着可能になっていることを特徴とする。
【0006】
また、前記課題を解決するための第5の手段として、前記バッターボックスから離れた場所には、カードに入力している所望の情報を認識可能なカードリーダが配設され、装着した前記カードの情報を前記カードリーダが認識すると、前記操作装置の操作および前記ピッチングマシンの制御が可能となることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第6の手段として、前記ピッチングマシンと前記カードリーダとには、双方向通信が可能な機器が搭載され、前記ピッチングマシン側の各種情報を前記カードリーダ側に送信可能になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第7の手段として、前記制御装置に前記カードリーダを内蔵したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明のピッチングマシン制御システの制御装置は、バッターボックス内でバッティングをするバッターが携帯可能になっており、バッターは、バッターボックスに位置した状態で携帯した制御装置を操作することで、ピッチングマシンの複数の投球メニューの中から所望の投球メニューを選択可能になっているので、ピッチングマシンを動作中の投球メニューの変更をバッターボックスに位置した状態で行うことができ操作性に優れている。
また、制御機器には、制御装置を操作することでピッチングマシンを制御可能な制御信号を出力可能な送信機が搭載され、ピッチングマシンには、制御装置から出力される制御信号を受信可能な受信機が搭載されているので、制御装置からの制御信号を確実にピッチングマシンで受信して、投球メニューの選択とピッチングマシンの操作とを行うことができる。
【0008】
また、複数の投球メニューの中から選択した所望の投球メニューをピッチングマシン側、あるいは/および制御装置側に形成した表示部に表示可能としたので、現在設定されている投球メニュー、あるいは投球メニューの変更状況をリアルタイムで認識でき、誤入力等を防止できる。
また、制御装置は、ヘルメット、またはリストバンド、またはバットに装着かのうになっているので、常にバッターボックス内位置した状態で制御装置を操作でき、安全性と操作性に優れている。
あるいは、取り外した制御装置を直接操作することも可能で、操作性に優れている。
【0009】
また、バッターボックスから離れた場所には、カードに入力している所望の情報を認識可能なカードリーダが配設され、装着したカードの情報をカードリーダが認識すると、操作装置の操作およびピッチングマシンの制御が可能となるので、カードに情報があるか、ないかを確実に認識してピッチングマシンを制御することができる。
また、ピッチングマシンとカードリーダとには、双方向通信が可能な機器が搭載され、ピッチングマシン側の各種情報をカードリーダ側に送信可能になっているので、ピッチングマシンが投球したボールの数を逐次カードリーダ側に送信して、カードの残投球数を高精度に管理することができる。
また、制御装置にカードリーダを内蔵したので、カードリーダの双方向通信機器を制御装置の機器と兼ねることができ、部品点数の削減が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明のピッチングマシン制御システの一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態を説明する概略図であり、図2は本発明に係わる制御装置の拡大図であり、図3は本発明に係わる制御装置の第1の実施例であり、図4は本発明に係わる制御装置の第2の実施例であり、図4は本発明に係わる制御装置の第2の実施例である。
【0011】
まず、本発明の第1の実施の形態のピッチングマシン制御システを図1に基づいて説明すると、ピッチングマシン1は、ピッチャーの投球モーションを行う映像を映写可能なスクリーン2が配設され、このスクリーン2の裏側に投球マシン(図示せず)が配設されている。
そして、スクリーン2には、所定の大きさの投球窓2aが形成され、この投球窓2aを介して投球マシンからのボール3が、バッターボックス4側に投球されるようになっている。
【0012】
また、スクリーン2には、ピッチングマシン1から投球されるボール3の複数の球種あるいは投球パターン等の投球メニューを表示可能な液晶等からなる表示部2bが形成されている。また、ピッチングマシン1には、後述する制御装置10から送信される制御信号を、後述するカードリーダ9を介して受信可能な受信機(図示せず)、または双方向通信機器が配設されている。
前記表示部2bに表示される複数の投球メニューの中から所望の球種あるいは投球パターンを、後述する制御装置10で選択および決定が可能になっている。
【0013】
また、バッターボックス4に位置しているバッター5は、危険防止のためにヘルメット6をかぶっており、このヘルメット6の所定位置には、後述する制御装置10が装着可能になっている。
前記バッターボックス4の後方で、バッター5がスイングするバット7がぶつからない位置に、ピッチングマシン1から投球されたボール3を受け止めるためのバックネット8が配設されている。
前記バックネット8に受け止められたボール3は、ベルトコンベア(図示せず)等の搬送機で再度ピッチングマシン1側に自動的に戻されるようになっている。
【0014】
更に、バックネット8の後方には、カードリーダ9が配設されており、このカードリーダ9は、ピッチングマシン1の残投球数等の情報が記録されカード(図示せず)を装着可能なカード挿着部9aが、例えば側面に形成されていると共に、上面にヘルメット6を載置可能なヘルメット載置部9bが形成されている。
そして、ヘルメット載置部9bにヘルメット6を載置すると、ヘルメット6に形成した後述する制御装置10の充電が可能になっている。
【0015】
また、ヘルメット6には、ピッチングマシン1から投球されるボール3の球種あるいはピッチャーの投球パターン等を制御可能な制御装置10が装着されている。即ち、制御装置10は、ヘルメット6をかぶることでバッター5が携帯可能にになっており、バッター5は、バッターボックス4に位置した状態で制御装置10を操作可能になっている。
【0016】
前記制御装置10は、図2に示すように、メニューボタン10aとセレクトボタン10bとが形成され、メニューボタン10aを操作することで、ピッチングマシン1のスクリーン2の表示部2bに表示された複数の投球メニューである球種あるいは投球パターン等を、表示部2bを見ながら選択できると共に、決定もできるようになっている。
【0017】
また、決定した投球メニューは、表示部2bに表示されて、リアルタイムで認識できるようになっている。
また、制御装置10には、選択されて決定された投球メニューに対応する信号を送信可能な送信機(図示せず)、または双方向通信機器が配設されている。
【0018】
尚、本発明の実施の形態の説明では、スクリーン2に表示部2bを形成したもので説明したが、制御装置10に表示部を形成した(図示せず)ものでも良い。
あるいは、スクリーン2と制御装置10の両方に表示部を形成したものでも良い。即ち、表示部2bは、ピッチングマシン側、あるいは/および制御装置10側に形成している。
【0019】
また、ピッチングマシン1とカードリーダ9とに搭載した双方向通信が可能な機器(図示せず)により、ピッチングマシン1側の各種情報である、例えばピッチングマシン1が投球したボール3の数をカードリーダ9側に送信可能になっており、送信された投球数に対応して、カードリーダ9に挿着しているカードの投球数の残数を書き換え可能になっている。
【0020】
前述したような本発明の第1の実施の形態のピッチングマシン制御システムの操作を説明すると、まず、バター4がカードリーダ9のカード挿着部9aにカード(図示せず)を挿入して挿着する。
すると、カードに記録されている、例えばボール3の残投球数等の情報をカードリーダ9が認識し、カードに残投球数が残っている場合は、カードリーダ9から検索信号が出力されてピッチングマシン1と制御装置10とを検索して互いが無線回線で接続される。
【0021】
前記接続に際して、カードリーダ9とピッチングマシン1および制御装置10に、それぞれ固有の番号を割り当てておくことで、カードリーダ9からの接続相手を固定することができる。
即ち、ピッチングマシーン1および制御装置10を装着したヘルメット6が複数あっとしても、互いに接続相手を固定したピッチングマシン1および制御装置10にしか接続しないようになっている。
【0022】
前記カードリーダ9とピッチングマシン1および制御装置10との無線回線の接続が完了すると、例えば表示部2bに投球メニューが表示されると共に、制御装置10が操作可能になる。
そして、バッター5がバッターボックス4に入って、ヘルメット6の制御装置10のメニューボタン10aを操作して、表示部2bに表示される複数の投球メニューを切り換えて、所望の投球メニューを選択する。
【0023】
前記所望の投球メニューを選択後、メニューボタン10aを再度操作することで、選択した所望の投球メニューが決定される。
そして、決定した投球メニューが、例えばストレートボールだったとすると、ストレートボールに対応する制御信号が制御装置10の送信機からカードリーダ9を経由してピッチングマシン1側に送信されて、ピッチングマシン1側の受信機で受信される。
すると、ピッチングマシン1が動作して、選択したストレートボールがピッチングマシン1から投球される。
【0024】
また、同時にピッチングマシン1側の双方向通信機器から送信される、ボール3の投球数に対応する制御信号をカードリーダ9が受信して、カードリーダ9に挿着しているカードに記録されている投球数の残数が逐次書き換えられる。
また、ピッチングマシン1から投球されるボール3をバッティング中に、バッター5がヘルメット6をかぶった状態で制御装置10のセレクトボタン10bを操作すると、ピッチングマシン1からの投球が一次中断される。
そして、現在選択している投球メニューの設定変更、あるいは投球の中止等を行うことができる。
【0025】
即ち、本発明のピッチングマシン制御システムは、バッター5が、バッターボックス4に位置した状態で携帯した制御装置10を操作することで、ピッチングマシン1の複数の投球メニューの中から所望の投球メニューを選択可能になっている。
また、カードに記録されている投球数の残数が無くなったり、セレクトボタン10bを操作してピッチングマシン1を途中で終了させた場合は、それぞれの間の無線回線の接続が切断されて、例えば表示部2bに「終了しました」の文字が表示される。
【0026】
また、本発明の第2の実施の形態のピッチングマシン制御システムは、第1の実施の形態で説明したカードリーダ9を用いないで、制御装置10にカード挿着部を形成し(図示せず)、カードリーダを制御装置10に内蔵したものである。 このような制御装置10にカードリーダを内蔵した本発明の第2の実施の形態のピッチングマシン制御システムの操作を説明すると、まず、バッター4がかぶる前のヘルメット6の制御装置10に形成しているカード挿着部にカードを挿入して挿着する。
【0027】
そして、カードリーダがカードに記録されている残投球数等の情報を読み取り、カードに残投球数が残っている場合は、制御装置10から検索信号が出力されて、ピッチングマシン1を検索して制御装置10とピッチングマシン1との無線回線による接続が行われる。
前記ピッチングマシン1と制御装置10との無線回線の接続が完了すると、制御装置10が操作可能になる。
その後は、第1の実施の形態と同じように、制御装置10のメニューボタン10aを操作して、所望の投球メニューを選択する。
【0028】
そして、所望の投球メニューを選択後にメニューボタン10aを再度操作することで、選択した所望の投球メニューが決定され、この決定した投球メニューに対応する制御信号が制御装置10から送信されて、ピッチングマシン1側の受信機で受信される。
すると、ピッチングマシン1の動作が開始されて、選択した投球メニューに対応する球種がピッチングマシン1から投球される。
このような第2の実施の形態のピッチングマシン制御装置は、制御装置10にカードリーダを内蔵することで、通信機器を減らすことができ、部品点数を削減できる。
【0029】
尚、本発明の実施の形態の説明では、制御装置10をヘルメット6に装着したもので説明したが、図4に示すように、リストバンド11に携帯可能に装着して、バッター5の腕に装着するようにしたものでも良い。
あるいは、図5に示すように、小型にした制御装置10をバット7のグリップエンドにマジックテープ(登録商標)等で携帯可能に装着したものでも良い。
前記バット7のグリップエンドに装着した制御装置10に、バット7のスイング速度等を検出可能なセンサを内蔵することで、より多くの情報を扱ってエンターテイメント性を高めることが可能となる。
【0030】
尚、本発明の実施の形態の説明では、制御装置10をヘルメット6、あるいはリストバンド11、あるいはバット7に装着したもので説明したが、ヘルメット6、あるいはリストバンド11、あるいはバット7に装着した制御装置10は、着脱可能になっており、取り外した制御装置10単体を、バッター5が着用している衣服のポケット等に挿入して携帯することも可能である。
即ち、バッター5は、バッターボックス4に位置した状態で携帯した制御装置10を操作可能になっている。
このような、制御装置10は、操作時に直接バター5が手に持って操作することができ、誤操作等がなく操作性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明する概略図である。
【図2】本発明に係わる制御装置の拡大図である。
【図3】本発明に係わる制御装置を取り付けたヘルメットの図である。
【図4】本発明に係わる制御装置を取り付けたリストバンドの図である。
【図5】本発明に係わる制御装置をバットに取り付けた図である。
【符号の説明】
【0032】
1 ピッチングマシン
2 スクリーン
2a 投球窓
2b 表示部
3 ボール
4 バッターボックス
5 バッター
6 ヘルメット
7 バット
8 バックネット
9 カードリーダ
9a カード挿着部
9b ヘルメット載置部
10 制御装置
10a メニューボタン
10b セレクトボタン
11 リストバンド



【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定早さのボールを投球可能なピッチングマシンと、このピッチングマシンからの投球を制御可能な制御装置とを備え、前記制御装置は、バッターボックス内でバッティングをするバッターが携帯可能になっており、前記バッターは、バッターボックスに位置した状態で携帯した前記制御装置を操作することで、前記ピッチングマシンの複数の投球メニューの中から所望の前記投球メニューを選択可能になっていることを特徴とするピッチングマシン制御システム。
【請求項2】
前記制御機器には、前記制御装置を操作することで前記ピッチングマシンを制御可能な制御信号を出力可能な送信機が搭載され、前記ピッチングマシンには、前記制御装置から出力される前記制御信号を受信可能な受信機が搭載されていることを特徴とする請求項1記載のピッチングマシン制御システム。
【請求項3】
前記複数の投球メニューの中から選択した所望の投球メニューを前記ピッチングマシン側、あるいは/および前記制御装置側に形成した表示部に表示可能としたことを特徴とする請求項1、または2記載のピッチングマシン制御システム。
【請求項4】
前記制御装置は、ヘルメット、またはリストバンド、またはバットに装着可能になっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のピッチングマシン制御システム。
【請求項5】
前記バッターボックスから離れた場所には、カードに入力している所望の情報を認識可能なカードリーダが配設され、装着した前記カードの情報を前記カードリーダが認識すると、前記操作装置の操作および前記ピッチングマシンの制御が可能となることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のピッチングマシン制御システム。
【請求項6】
前記ピッチングマシンと前記カードリーダとには、双方向通信が可能な機器が搭載され、前記ピッチングマシン側の各種情報を前記カードリーダ側に送信可能になっていることを特徴とする請求項5記載のピッチングマシン制御システム。
【請求項7】
前記制御装置に前記カードリーダを内蔵したことを特徴とする請求項5、または6記載のピッチングマシン制御システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−197998(P2006−197998A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−10338(P2005−10338)
【出願日】平成17年1月18日(2005.1.18)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)