説明

ファセットデータ網

【課題】企業の従業員についてのファセットデータ網を開発するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】少なくとも一の情報源から複数の情報記録を受信する。複数の情報記録は、企業の従業員によって行われた少なくとも1つの活動に関する。企業の1人以上の従業員について定義された複数のファセットの中から少なくとも1つのファセットに、複数の情報記録の各々を関連付ける。各情報パケットが前記複数の情報記録からの情報記録に対応した複数の情報パケットを生成することをさらに含む。複数の情報パケットからの情報パケットは、ファセットデータ網を構築するための複数の情報パケットからの1つ以上の他の情報パケットにリンクする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の主題は、概して、従業員データのネットワークに関し、特に、企業の従業員に関連した情報を含むネットワークを生成するためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
企業の従業員は、いくつかの任務に取り組み、様々な能力を開発する。これらの従業員は、また、電子メール、ソーシャル/コラボレーション型プラットフォーム、及び直接のコンタクトによって、同僚との繋がりを築く。さらに、これらの従業員は、さらに仕事場の外側の様々な社会的ネットワークのプラットフォームに従事する。特に、従業員は、企業における内部プラットフォーム及び外部プラットフォーム上で様々な活動を行う。内部プラットフォームの例は、企業内にある、知識管理プラットフォーム、才能管理プラットフォーム、インスタントメッセンジャー、及び電子メールサーバを含み得る。内部プラットフォームに関して行われる活動は、企業内の従業員によって行われる議論への参加、プレゼンテーション、講習会の参加または実施、幾つかのトピックに関するブレインストーミングをする集会、電話、電子メール、インスタントメッセージ及び他の活動を通じての同僚との交流、を含み得る。外部プラットフォームに関して行われる活動は、オンラインフォーラム上の特定のトピックに関する議論に参加すること又はコンテンツを寄稿すること、或いはソーシャルネットワークのウェブサイト上の知人との交流を含み得る。
【0003】
外部プラットフォーム上で行われた活動に加えて内部プラットフォーム上で行われた活動は、従業員に関する情報の全範囲を明らかにし得る。
【0004】
(要約)
この要約は、企業のためのファセットデータ網を開発するためのシステム及び方法に関する概念を導入するために提供され、また、かかる概念は、後の詳細な説明中にさらに記述される。この要約は、クレームされた主題の本質的な特徴を識別するようには意図されず、また、クレームされた主題の範囲を決定または制限するために意図したものでもない。
【0005】
1つの実施形態では、企業の従業員についてのファセットデータ網を開発する方法が提供される。方法は、少なくとも1つの情報源から複数の情報記録を受信することを含む。複数の情報記録は、企業の従業員によって行われた少なくとも1つの活動に関する。方法は、複数の情報記録の各々と、企業の1人または複数の従業員に対して定義された複数のファセットの内の少なくとも1つのファセットと、を関連付けることをさらに含む。方法は、複数の情報記録中の情報記録に対応した個々の情報パケットによる複数の情報パケットを生成することをさらに含む。複数の情報パケット中の情報パケットは、ファセットデータ網を構築するための複数の情報パケット中の1または複数の他の情報パケットとリンクする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
詳細な説明は、添付図面を参照して記述される。図面において、参照番号の左端の数字は、参照番号が最初に現われる図を識別する。特徴及び構成要素などの参照のために、同じ数字が図面の全体を通して使用される。
【0007】
【図1】本内容の実施に従う、企業のためのファセットデータ網を開発するためのシステムのネットワーク実装形態を示す。
【0008】
【図2a】本主題の実施の形態に従ったQビットのパッカーヘッダを示す。
【0009】
【図2b】本主題の実施の形態に従ったファセットデータ網を示す。
【0010】
【図3】本主題の実施に従った企業のためのファセットデータ網を開発する方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(詳細な説明)
以下に、ファセットデータ網を生成するためのシステム及び方法が記載される。かかるシステム及び方法は、様々なコンピュータシステムで実装されることができる。かかる記載された方法を実装できるコンピュータシステムは、メインフレームコンピュータ、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ミニコンピュータ、サーバ、マルチプロセッサシステム、ラップトップ型コンピュータ、モバイルコンピューティング装置、及び同種のものを含むが、これらに限定されない。
【0012】
本主題は、概して、企業の従業員に関するデータのネットワークに関連する。典型的には、企業の従業員は、いくつかの任務に取り組み、様々な能力を開発する。これらの従業員はさらに、電子メール、ソーシャル/協調プラットフォーム、及び直接の交流によって、同僚との関係を築く。さらに、これらの従業員はまた、職場の外の様々なソーシャルネットワークのプラットフォームに従事する。職場で行われる活動と共にソーシャルネットワークのプラットフォームで行われる活動は、以下に情報記録と称する従業員の情報の全範囲を明らかにし得るものである。
【0013】
例えば、従業員A及び従業員Bは、企業のインスタントメッセンジャー(IM)を通じてチャットすることができ、かかるチャットの内容がトピックXに関するものであり得る。そのような活動から集められ得る情報記録は、例えば、従業員B及び従業員Aがお互いに知り合いで、従業員B及び従業員AがトピックXの知識を持っているということであり得る。
【0014】
別の例では、従業員Aは、企業の知識管理プラットフォームのトピックYに関するコンテンツを寄稿するような活動を行うかもしれない。1つ以上の情報記録は、そのような活動から集められることができる。一例では、捕捉され得る情報記録は、従業員AがトピックYにおける専門知識を持っているということである。さらに、従業員Aが1人以上の同僚から、トピックYに関するコンテンツが上手に提示されたことを示すフィードバックを受ける場合を考慮する。そのような場合、集めることができる他の情報記録は、従業員Aが通信技能に優れている、ということである。もう1つの状況では、従業員Aによって寄稿されたコンテンツがトピックYに関する革新的な解決法を提示することを示唆するフィードバックが受信されるかもしれない。そのような示唆の結果、従業員Aが革新的である又は革新的な能力を有しているという別の情報記録が捕捉されるかもしれない。情報記録は、従業員の様々なファセットに関連することができる。上記の例から明白なものとして、情報記録は、通信技能に関することであり得るが、一方で、他にも、従業員の行動の側面すなわち革新的な気質に関するかもしれないし、さらにまた、別の情報記録は、上記の例におけるトピックYという特定のトピックでの専門知識のようなファセットに関するかもしれない。
【0015】
これらの情報記録は、企業に戦略的優位性を提供するために、有意義な方法で捕捉されることができる。例えば、これら情報記録は、特質、専門知識、関心、強み、弱点、挙動モデル、及び従業員に関連した様々な他のファセットの洞察を得るために使用されることができ、その結果、正しい才能に正しい仕事を割り当てるように、いくつかの方法で企業を支援する。
【0016】
本主題の実施形態に従って、上述された情報記録は、従業員によってアクセスされた内部プラットフォーム及び外部プラットフォームから取得され得る。内部プラットフォーム及び外部プラットフォームは、従業員によって行われた活動を追跡し、従業員に関する情報を取得する或いはマイニングするように、継続的に監視されることができる。内部プラットフォームの例は、企業内にある知識管理プラットフォーム、才能管理プラットフォーム、インスタントメッセンジャー及び電子メールサーバを含み得る。内部プラットフォームに関して行われる活動は、企業内の従業員によって行われる議論への参加、プレゼンテーション、講習会の参加または実施、幾つかのトピックに関するブレインストーミングをする集会、電話、電子メール、インスタントメッセージ及び他の活動を通じての同僚との交流、を含み得る。外部プラットフォームに関して行われる活動は、オンラインフォーラム上の特定のトピックに関する議論に参加すること又はコンテンツを寄稿すること、或いはソーシャルネットワークのウェブサイト上の知人との交流を含み得る。
【0017】
上述された情報記録は、一企業についてのファセットデータ網を構築するために使用されることができる。従って、従業員の様々なファセットに関するデータつまり情報記録が、企業の内部プラットフォームに関して従業員が行う活動から集められる場合、ここでの記述は、企業の従業員のファセットデータ網という文脈において示される。ここでの記述は企業及びその内部プラットフォームの文脈において説明されるが、これに関する概念は、必ずしも企業に従事している必要はなく、ソーシャルネットワークのウェブサイトのような、任意のフォーラム上で活動を行うことのできる人々の他のグループにまで拡張され得ることが、当業者によって理解されるであろう。
【0018】
1つの実施形態において、従業員に関する情報記録が内部プラットフォーム及び外部プラットフォーム上で行われた活動からマイニングされた後、各々の情報記録は、1つ以上のファセットに分類される。例えば、才能管理プラットフォームで従業員によって寄稿されたアイデアが革新的であると判断される場合、従業員が革新的であるという情報記録が、「革新的な」(innovative)と称されるファセットと関連付けられることができる。同様に、各々の情報記録が捕捉され、振る舞い、スキル、専門知識及びその他同種のもののような1つ以上のファセットに関連付けられることができる。
【0019】
本実施の形態では、内部プラットフォーム上で行われた活動から取得された情報記録が1つ以上のファセットに関連付けられた時点で、当該情報記録は、ファセットデータ網を形成するために使用されることができる。ファセットデータ網は、それぞれの情報パケットが従業員のファセットに関する情報を含むような、1人以上の従業員に関連付けられたネットワークデータハブ或いは情報パケットのネットワークとして理解されることができる。
【0020】
1つの実施の形態では、ファセットデータ網は、コンテンツに対して構築されることができる。例えば、従業員Aがソフトウェアのセキュリティ脆弱性に関する解決法を提供することを考えてみる。従業員Aは、内部フォーラム上で当該解決法をアップロードするかもしれない。他の従業員は、従業員Aによって提供された解決法に関してコメントを開始することができる。例えば、1つ以上のコメントは、当該解決法を微調整して即実行するための示唆を含み得る。いくつかのコメントは、従業員Aによって示唆された解決法を実施する際に存在するかもしれない問題点を明らかにし得る。したがって、かかるコンテンツについての情報記録が捕捉されることができ、また、ファセットデータ網は、当該コンテンツに対して作成されることができる。
【0021】
ここでの説明は従業員のような個人に対するファセットデータ網の文脈であるが、コンテンツに対するファセットデータ網にも、当業者にとって明らかな若干の修正をするとはいえ、同じように適用され得ることが理解されるであろう。
【0022】
1つの実施形態では、データハブは、情報パケットの形式での情報記録を含む。各情報パケットは、従業員の宛先アドレス、情報記録に関連したファセットの指標、少なくとも1つのファセットタグ、フラックス方向、フラックス値、フィードバックエージェント、情報パケットID、タイムスタンプ、及び他の拡張フィールドを含むヘッダを含むことができる。かかるヘッダは、ヘッダの中にあるファセットの指標に基づいたデータハブ中で互いに様々な情報パケットを連結することができる。従って、従業員に関連した情報パケットの数、情報パケットのフラックス値及び情報パケットのフラックス方向に基づいて、ファセットデータ網が生成されることができる。
【0023】
ファセットデータ網は、従業員の1つ以上のファセットを明らかにする。例えば、ファセットデータ網は、交流行動、革新に対する能力、チーム内の作業に対する能力、単独での作業に対する能力、及び同種のもののようなファセットを明らかにし得る。ファセットデータ網は、企業が、技術的挙動、社会の動向、強み、弱点、及び従業員に関連した他の側面を理解することを可能ならしめ、それによって、当該企業が、新たな仕事の割当て、学習と開発計画及び同種のものの点から、従業員をより良く活用し、かつ従業員がキャリア目標を実現するのを助けることを可能にする。
【0024】
これら及び本主題の他の側面は、以下の図面に、一層詳細に記述される。ファセットデータ網を構築するための記述されたシステム及び方法の側面は、コンピュータシステム、環境、及び/又は構成において幾らでも異なった形態で実施され得るが、実施の形態は、以下のシステムの文脈で記述される。
【0025】
図1は、本内容の実施の形態に従った、企業用のファセットデータ網を開発するためのシステム102を実装するネットワーク100を示す。本システム102は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ノート型,ワークステーション,メインフレームコンピュータ、サーバ、ネットワークサーバ、及びこれらと同種のもののような、様々なコンピュータシステムで実装されることができる。システム102は、1つ以上のクライアント装置104−1、104−2、104−3、及び104N(これらは纏めてクライアント装置104と称される)を通じてアクセスされ得ることが理解されるだろう。クライアント装置104の例は、ポータブルコンピュータ、個人用デジタル補助装置(PDA)、携帯型の装置、及びワークステーションを含み得るが、これに限定されるものではない。クライアント装置104は、システム102にアクセスして1人以上の使用者を手助けするために、ネットワーク106を介してシステム102に通信で連結される。
【0026】
1つの実施形態では、ネットワーク106は、無線ネットワーク、有線ネットワーク、またはこれらの組み合わせとすることができる。ネットワーク106は、イントラネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、インターネット、及びこれらと同種のもののような、異なるタイプのネットワークのうちの1つとして実装されることができる。ネットワーク106は、専用ネットワーク或いは共用回線網のいずれかであり得る。共用回線網は、互いと通信するために、様々なプロトコル(例えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)、無線アプリケーションプロトコル(WAP)、及びこれらと同種のもの)を使用する異なるタイプのネットワークの接続を意味する。さらに、ネットワーク106は、ルーター、ブリッジ、サーバ、コンピュータ装置、記憶装置、及びその他同種のものを含む様々なネットワーク装置を含むことができる。
【0027】
1つの実施の形態では、システム102は、少なくとも1台のプロセッサ108、I/Oインターフェース110、及びメモリ112を含むことができる。プロセッサ108は、1個以上のマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、中央処理装置(CPU)、状態機械、論理回路、及び/又は、操作上の命令に基づいた信号を操作する任意の装置として実装されることができる。他の能力の内、プロセッサ108は、メモリ112に格納されたコンピュータ読み取り可能な命令を取得し実行するように構成される。
【0028】
I/Oインターフェース110は、ソフトウェアとハードウェアの様々なインターフェース、例えば、ウェブインターフェース、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)、及び同種のものを含むことができる。I/Oインターフェース110は、システム102がクライアント装置104と対話することを可能にし得る。さらに、I/Oインターフェース110は、システム102が、ウェブサーバ及び外部データサーバ(図示せず)のような他のコンピュータ装置と通信することを可能にし得る。I/Oインターフェース110は、例えばLAN、ケーブルなどの有線網、及びWLAN、セルラー、或いは衛星通信のような無線通信網を含む種々様々のネットワーク及びプロトコル種類での多数のコミュニケーションを促進することができる。I/Oインターフェース110は、多くの装置を互いに或いは別のサーバに接続するために1つ以上のポートを含むことができる。
【0029】
メモリ112は、例えば、スタティック型のランダムアクセスメモリ(SRAM)及びダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)のような揮発性メモリ、及び/又は、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルROM、フラッシュメモリ、ハードディスク、光ディスク及び磁気テープのような不揮発性を含み、当技術分野で知られている任意のコンピュータ可読媒体を含み得る。メモリ112は、モジュール114及びデータ116を含めることができる。
【0030】
モジュール114は、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などを含んでおり、それは特定のタスク或いは特定の抽象データ型を実装する。1つの実施形態では、モジュール114は、情報マイニングモジュール(IMM)118、決定モジュール120、パケット生成器122、及び他のモジュール124を含み得る。他のモジュール124は、システム102のアプリケーション及び機能を補足するプログラム又はコード化された命令を含み得る。
【0031】
データ116は、特に、モジュール114の1つ以上によって処理され、受信され、及び生成されたデータを格納するための格納部として役立つ。データ116は、さらに、情報記録データ128及び情報パケットデータ130を含むファセットデータ網126を含むことができる。データ116は、さらに他のデータ132を含み得る。
【0032】
1つの実施形態では、企業の従業員は、企業の1つ以上の内部プラットフォーム上で特定の活動を行うことができる。内部プラットフォーム上で行われた活動は、企業において当該従業員に割り当てられた仕事に関する活動を含み得る。例えば、従業員は、内部プラットフォーム上で企業における以下の活動を行うように依頼されるかもしれない:特定のトピックに関するプレゼンテーションを作成し提示すること、或いはソフトウェアプログラムについてのプログラムロジックを開発すること、或いは生産ユニット内で存在する問題点に対する解決法をブレインストーミングすること、或いはプロセスフローを合理化すること、或いは従業員のグループの進行を管理し、それらに対する質のチェックを行うこと、或いはグループの人々にトレーニングを提供すること、或いは事業開発の戦略を練ること、或いは企業のための新しい人々を雇うこと、或いはトピックに関する調査を行うこと、或いはセミナーを組織すること、或いは特許出願を起草すること、或いは特定のアイテムの市場分析を行うこと、或いはクライアントニーズを蓄積し、それに沿ってソフトウェアプログラムを開発すること、及び、従業員の仕事の分野に依存する他の活動。
【0033】
1つの実施の形態では、従業員は、特定の外部プラットフォームに関し、当該従業員の仕事の分野と直接繋がらないかもしれない幾つかの活動をさらに行うことができる。外部プラットフォームに関し従業員によって行われる活動は、ブログを書くこと、或いはソーシャルネットワークのウェブサイトに関する専門的プロフィールを作成すること、或いはJAVAのような特定のトピックに関するオンラインディスカッションに参加すること、或いは特定のテーマの発展に貢献すること、或いはオンラインフォーラムのトピックについて議論すること、或いはニュースウェブサイトで求められた投票に票を投じること、或いは有るテーマにコメントすること、及びそのような他の活動が含まれ得る。
【0034】
上述した活動の1つ以上を行うために従業員が対話する幾つかの内部及び外部プラットフォームがあり得るが、説明の容易さのために、以下は一つのプラットフォーム、すなわち図1で描かれたプラットフォーム134を参照する。プラットフォーム134は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ノート型,ワークステーション,メインフレームコンピュータ、サーバ、ネットワークサーバ、及びこれらと同種のもののような、様々なコンピュータシステムで実装されることができる。
【0035】
上述のような活動は、従業員が各自のクライアント装置104を使用して行われることができる。従業員によってクライアント装置104上で行われた全ての活動は、システム102のIMM118によってモニターされ得る。IMM118は、内部及び外部プラットフォームに関して行われた全ての活動に関する情報記録を取得またはマイニングすることができる。換言すると、IMM118は、クライアント装置104上で従業員により行われた全ての活動に関する情報記録を取得することができる。一例において、IMM118は、様々な活動に関する情報記録を抽出するように構成された、従来より公知のデータマイニングシステム或いはテキストマイニングアプリケーションであり得る。例えば、従業員がクライアント装置104を使用してソーシャルネットワークのウェブサイト上の彼のプロフィールにアクセスする場合、IMM118は、当該ソーシャルネットワークのウェブサイト上の従業員に関連付けられた人々のリストを取得することができる。他の例では、従業員が業務プロセスを自動化するソフトウェアプログラムの開発に従事した場合、その後、IMM118は、クライアント装置104に関するソフトウェアプログラムを開発するために使用されているアプリケーション・フレームワークのようなソフトウェアプログラムに関する詳細を取得するように構成されることができる。そのような、従業員の活動を監視することによって抽出される情報記録は、情報記録データ128として保存される。
【0036】
1つの実施形態では、IMM118は、従業員によって行われ得る種々の活動の基礎をなす情報記録を直接に抽出するのではなく、(不図示の)外部IMMから情報記録を受信する構成とされることができる。1つの実施の形態では、プラットフォーム134は、当該プラットフォーム134が外部IMMを含めることができる企業の知識管理プラットフォーム或いは才能管理システムであることが考慮され得る。かかる外部IMMも、従来公知のデータマイニングシステムとして実装されることができる。
【0037】
例えば、従業員がプラットフォーム134上の特定のトピックに関する論文を投稿するような活動を行うことを考える。本実施形態では、外部IMMは、プラットフォーム134に実装され、様々な要素を備えた情報記録を抽出する構成とすることができる。例えば、情報記録は、その従業員がトピックでのエキスパートであるということが有り得る。さらに、外部IMMは、付加的な情報記録をも受信することが有り得る。付加的な情報記録は、企業で従業員によって行われた活動に関して当該従業員の同僚が望んで与え得るフィードバックを含むことができる。例えば、その同僚は、従業員によって示された論文に関するフィードバックを行うことを希望するかもしれない。別の例では、製造工程を改善するために従業員によって提供された解決法に関し、或いは会合で従業員によって示唆された企業戦略に関し、或いは特定のトピックに関する従業員の貢献に関し、及び他のそのような活動に関し、1人以上の同僚がフィードバックを行うかもしれない。そのような全てのフィードバックは、プラットフォーム134に提出される。一例において、同僚は、プラットフォーム134上にフィードバックをアップロードするか或いはコメントを投稿するために、プラットフォーム134へ電子メールを送る、或いはアプリケーションを使用することができる。これらのフィードバックは、従業員によって行われた活動に関する情報記録を抽出するために、外部IMMによってモニターされることができる。従業員によって行われた各々の活動は、当該行われた活動に関する1又は複数の情報記録を有し得ることが理解されるだろう。例えば、従業員がJAVAについての論文を優秀に提示し、同僚が通信技能に関する及び当該従業員のJAVA専門知識に関する良いフィードバックを提供した場合に、一の情報記録は通信技能に関し、他の情報記録はJAVA専門知識に関するものとすることができる。このように、内部及び外部プラットフォームの各々に属する外部IMMは、それぞれの内部及び外部プラットフォーム上で従業員によって行われた全ての活動について情報記録を収集し、システム102のIMM118に同一の情報を通信することができる。
【0038】
上に説明されるように、上述されるような従業員によって遂行される活動は、各々のクライアント装置104を使用して従業員によって行われることができる。したがって、1つの実施の形態では、外部IMMは、クライアント装置104内に存在することができ、従業員によってクライアント装置104上で行われた全ての活動を監視する構成とされることができる。そのような活動に基づいて外部IMMによって生成される情報記録は、システム102のIMM118に提供されることができる。
【0039】
従業員の様々な活動に関する全ての情報記録がIMM118で利用可能になった時点で、IMM118は、当該情報記録を決定モジュール120に転送することができる。決定モジュール120は、企業の従業員に関連付けられる、予め定められたファセットのリストを含んでいる。従業員のファセットは、従業員の強み、改善の領域、興味、特質、情熱、趣味、スキル、及び行動の特性に関する詳細を提供することができる。ファセットの例は、限定されるものではないが、革新的な(innovative)、協力的な(collaborative)、内向的な(introvert)、外向的な(extrovert)、チームプレーヤー(team player)、プレゼンテーションスキル(presentation skills)、マルチタスキング(multi−tasking)、弁論(oration)、交流行動(interaction behavior)、文章スキル(writing skills)、課題への専門知識(subject expertise)、学習能力、適応性(adaptive)、管理者(curator)、コミュニケーションスキル、及び何かへの親和性(affinity)を含むことができる。
【0040】
1つの実施形態では、決定モジュール120は、従業員の活動に関して情報記録を受信した後、各情報記録を一つ以上のファセットに関連付けることができる。例えば、企業において従業員がJAVAについての論文を優秀に提示したという情報記録は、3つのファセット、すなわち「良いプレゼンテーションスキル」、「JAVAエキスパート」、及び「能弁者」に割り当てられることができる。同様に、当該従業員が既存の製造プロセスの問題に対する革新的な解決法に貢献したならば、次に従業員に関するそのような情報記録は、「革新的」と称されるファセットに分類され得る。同様に、従業員が新技術を学習するのに多くの時間を費やしたならば、次にそのような情報記録は、「改善の領域」に関するファセットに分類され得る。このように、各情報記録は、決定モジュール120によって、1つ又は2以上のファセットに関連付けられることができる。
【0041】
従業員の各々の情報記録が1つ又は複数のファセットに割り当てられた後、パケット生成器122は、情報記録に対応する、本記述におけるQビットと呼ばれるものと同じ意味での情報パケット130を生成することができる。続いて説明されるようなファセットデータ網126を構築するために、複数の情報パケットが相互にリンクされる。
【0042】
図2aを参照すると、パケットヘッダ200は、Qビットを互いにリンクするために、各々の情報パケットすなわちQビットに対して定義される。各々のQビットは、パケットヘッダ200と、従業員によって行われた活動に関する情報記録を含むパケット本体と、を有する。例えば、従業員が論文を提示し、提示された論文についてのフィードバックを1人又は複数の同僚が行ったならば、続いて、パケット本体は、提示された論文及び当該同僚から受け取られたフィードバックに関する情報を含むことができ、一方、パケットヘッダ200は、従業員によって行われた活動に関する要約データを含むことができる。かかる要約データは、従業員の宛先アドレス、すなわち活動を行う従業員の従業員ID202、従業員によって行われた活動に対応する情報記録に関連する1つ以上のファセットの表示すなわちファセットタグ204、フラックス値206、フィードバックエージェント208、情報パケットの識別番号すなわちQビットID210、タイムスタンプ212、拡張フィールド214、及びフラックス方向216のうち、少なくとも1つを含めることができる。そのような情報パケットまたはQビットは、情報パケットデータ130として保存される。
【0043】
1つの実施形態では、パケットヘッダ200は、ファセットデータ網126を形成するためにQビットとリンクするように使用されることができる。ファセットデータ網126の詳細は、図2bで示される。
【0044】
1つの実施形態では、従業員ID202は、従業員の写真画像、従業員のクライアント装置104のインターネットプロトコル(IP)アドレス、企業内でユニークに従業員を識別する従業員参照番号、及び従業員の完全な名前のうち、少なくとも1つを含めることができる。ファセットタグ204は、情報記録が関連付けられるファセットの指標である。例えば、パケット本体中の情報記録が2つのファセット、すなわちイノベーション及び優れたチームプレーヤーに関連している場合、ファセットタグ204は、「革新的な」及び「優れたチームプレーヤー」になるだろう。したがって、パケットヘッダ200中の第1ファセット204−1は「革新的な」になり、また、パケットヘッダ200中の第2ファセット204−2は「優れたチームプレーヤー」になるだろう。フラックス値206は、情報記録が取り出される情報源に依存し得る。1つの実施形態では、内部及び外部プラットフォームの各々に、予め定められた重み付けが割り当てられることができる。特定の内部または外部プラットフォームに関して遂行された活動に関して集められた全ての情報記録は、特定の内部または外部プラットフォームに関連した重み付けに基づくフラックス値206を有している。例えば、情報記録が才能管理プラットフォームから取り出される場合、フラックス値は高いであろうが、一方、情報記録がソーシャルネットワークのウェブサイトのような外部プラットフォームから取り出される場合、そのときのフラックス値206は低いであろう。
【0045】
フィードバックエージェント208は、従業員によって行われた活動についてのフィードバックを与える人である。QビットID210は、Qビットのユニークな文献番号である。タイムスタンプ212は、Qビットが生成された時の指標である。拡張フィールド214は、他のメタデータを含んでいる。
【0046】
図2Bを参照すると、ファセットデータ網126は、本主題の実施形態に従って示される。ファセットデータ網126は、複数のQビットを含み得る。Qビットは、別のものにリンクされて特定のフラックス方向を有し得る。フラックス方向216は、3つのタイプ、すなわち、流入、流出、及び両方向フラックスとし得る。Qビットが、図2B中で示されるようなファセットデータ網126中の別のQビット中にあるファセット値を増強することができる場合、Qビットは流入の方向を有することができる。フラックス方向216を理解するために、一つの例が考慮され得る。ファセットデータ網126が従業員に関連した3つのQビットを含むことを考慮することができるだろう。3つのQビットは、第1Qビット252、第2Qビット254、及び第3Qビット256を含み得る。第1Qビット252は、従業員に対する2つのファセットタグ、つまり、「革新的な」及び「優れた学習能力」を含むことができる。第2Qビット254は、従業員が企業での問題の革新的な解決策を提供したかもしれないので、ファセットタグ、つまり、「革新的な」を有し得る。かかる第2Qビット254は、図2b中で示されるように、第2Qビット254から第1Qビット252への方向を持つ流入で、第1Qビット252にリンクされることができる。言いかえれば、第2Qビット254が第1Qビット252に存するファセット値に値を加えるので、フラックス方向は、内側、すなわち流入になるであろう。ここで、第3Qビット256が従業員に対するファセットタグすなわち「乏しい学習能力」を有していることを考慮する。第3Qビット256は、図2bに示すように、第1Qビット252から第3Qビット256への方向を持っている流出フラックスで、第1Qビット252にリンクされ得る。言い換えると、第3Qビット256は第1Qビット252に存するファセット値を縮小するので、そのフラックス方向は外向き、つまり流出フラックスになるであろう。同様に、従業員及びフィードバックエージェントの両方が利益を得る場合、両方向フラックスが使用される。
【0047】
このようにして、ファセットデータ網126が構築されることができる。特に、ファセットデータ網126は、企業の従業員に対するQビットを継続的に受信することができる。Qビットは、パケットヘッダ200を使用して、ファセットデータ網126中でリンクされることができる。Qビットがファセットデータ網126に加えられるにつれて、ファセットデータ網126は、ますます拡大する。1つの実施形態では、単一のQビットは、1人の従業員を越えて属することができる。例えば、従業員のグループによって行われた活動に関するQビットである。さらに、ファセットデータ網126は、ファセットデータ網126におけるノードとして、従業員の写真画像をも含めることができる。従業員の写真画像は、それぞれのQビットにリンクされることができる。1人の従業員を越えて関連したQビットは、全ての関連する従業員の写真画像にリンクされることができる。1つの実施形態では、ファセットデータ網126は、当技術分野で知られているように、グラフデータベース「Neo4j」を使用して実施されることができる。
【0048】
1つの実施形態では、ファセットデータ網126は、品質、専門知識、興味、強み、弱点、挙動モデル、及び従業員に関連した様々な他のファセットの洞察を得るために、企業によって使用されることができ、それによって、正しい才能に正しい仕事を割り当てるなどの、幾つかの方法で企業を支援する。例えば、企業がJAVAの熟達者を捜している場合、ファセットデータ網126は、JAVAでの熟達者である従業員を識別するのを支援することができる。さらに、1つの実施形態では、ファセットデータ網126は、ソーシャルネットワークのプラットフォーム上の従業員の繋がりに関する情報記録を保有するので、企業が、会社XのCEOを個人的に知っている従業員を捜している場合、ファセットデータ網126は、ソーシャルネットワークのプラットフォーム上のCEOと関連付けられている従業員を識別することを支援することができる。明白なものとして、ファセットデータ網126は、多くのアプリケーションを備えることができ、例えば、ファセットデータ網126は情報検索要求に応答して従業員に関連した情報パケットを提供するために使用されることができる。先の例を参照して、情報検索要求は、JAVAの熟達者を識別することに関連してもよく、従って、一例では、JAVAの熟達者である1人又は複数の従業員の従業員IDが応答で探索され、提供されることができる。同様に、他の例では、会社XのCEOと知り合いかもしれない従業員に関するクエリーが、情報検索要求に含まれることができる。
【0049】
1つの実施形態では、ファセットデータ網126は、従業員の、評判グラフと呼ばれる活動及び/又は関連性プロファイルを生成するために分析されることができる。例えば、ファセットデータ網126は、従業員及びいくらかの方法で彼と関連させられ得る人々との様々な交流によって行われた様々な活動に関する情報を含む。これら、活動及び関連性に関する詳細のような情報は、従業員に関連したQビット中に存在する。そのような情報がファセットデータ網126中に前から存在していない場合、全ての活動は、従業員のファセットに関係する情報を、新たなQビットの形式で加えることができる。したがって、従業員と関連した全てのQビットがファセットデータ網126から検索される場合、結果として、従業員の活動及び関連性を明らかにする従業員の評価グラフが生じる。
【0050】
図3は、本主題の実施形態に従った、企業の従業員についてのファセットデータ網を開発する方法300を示す。方法300は、コンピュータ実行可能な命令の一般的なコンテクストで記述されることができる。通常、コンピュータ実行可能な命令は、特定の機能を遂行する或いは特定の抽象データ型を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造、手続き、モジュール、機能などを含むことができる。方法300はまた、通信網を介してリンクされるリモート処理装置によって機能が遂行される分散コンピューティング環境において実行されることができる。分散コンピューティング環境では、コンピュータ実行可能な命令は、メモリ記憶装置を含むローカル及び遠隔のコンピュータ記憶媒体に置かれることができる。
【0051】
方法300が記述される順序は、限定的に解釈するようには意図されないものであり、記述された方法ブロックは何回でも、方法300或いは代替的方法を実装する任意の順序で組み合わせることができる。加えて、個々のブロックは、ここに記述された主題の精神及び範囲から逸脱せずに方法300から削除され得る。さらに、方法は、任意の適切なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせに実装されることができる。但し、説明の容易さのために、以下に記述する実施の形態では、方法300は、上述したシステム102において実施されるものと考えることができる。
【0052】
ブロック302では、企業の従業員によって行われた少なくとも1つの活動に関する複数の情報記録が、少なくとも1つの情報源から受信されることができる。1つの実施形態では、情報記録は、情報マイニングモジュール118によって受信されることができる。
【0053】
ブロック304では、複数の情報記録の各々は、決定モジュール120によって、企業の1人以上の従業員に対して定義された複数のファセット中の少なくとも1つのファセットと関連付けられることができる。
【0054】
ブロック306では、パケット生成器122によって複数の情報パケットが生成されることができる。各情報パケットは、複数の情報記録中の一つの情報記録に対応する。さらに、ファセットデータ網を構築するため、複数の情報パケット中の一つの情報パケットは、複数の情報パケット中の一以上の他の情報パケットにリンクする。
【0055】
ブロック308では、複数の情報パケットの各々についてパケットヘッダが定義される。複数の情報パケットの中からの一の情報パケットのパケットヘッダは、当該情報パケットが、当該複数の情報パケットの中からの1以上の他の情報パケットにリンクする。
【0056】
企業のためのファセットデータ網を開発する方法及びシステムについての実施形態が構造の特徴及び/又は方法に特有の言語で記述されたが、添付された請求項は、記述された特定の特徴或いは方法に必ずしもに制限されないことが理解されるべきである。より正確には、特定の特徴及び方法は、ファセットデータ網の構築についての実施形態の例として示される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
企業の従業員についてのファセットデータ網を開発するためのコンピュータ化された方法であって、
少なくとも1つの情報源から、企業の従業員によって行われた少なくとも1つの活動に関する複数の情報記録を受信する段階と、
企業の1人以上の従業員について定義された複数のファセットの中から少なくとも1つのファセットに、複数の情報記録の各々を関連付ける段階と、
各情報パケットが前記複数の情報記録からの情報記録に対応した複数の情報パケットであり、前記複数の情報パケットからの情報パケットがファセットデータ網を構築するための複数の情報パケットからの1つ以上の他の情報パケットにリンクする、複数の情報パケットを生成する段階と、
を含む方法。
【請求項2】
前記複数の情報パケットからの情報パケットのパケットヘッダが前記情報パケットを前記複数の情報パケットからの1以上の他の情報パケットにリンクするように、前記複数の情報パケットの各々に対してパケットヘッダを定義することをさらに含む
請求項1記載の方法。
【請求項3】
各パケットヘッダは、情報パケットに対応する情報記録に関連したファセットの指標を含む請求項2記載の方法。
【請求項4】
各パケットヘッダは、情報パケットに対応する情報記録に関連したフラックス値及びフラックス方向の少なくとも1つを含む請求項2記載の方法。
【請求項5】
前記フラックス方向は、流入、流出、及び両方向フラックスのうちの1つである請求項4記載の方法。
【請求項6】
各パケットヘッダは、少なくとも1つの活動を行う従業員の固有性を含む請求項2記載の方法。
【請求項7】
前記受信する段階は、少なくとも1つの情報源から複数の情報記録をマイニングする段階をさらに含む請求項1記載の方法。
【請求項8】
従業員に関連した情報パケットを情報検索要求に基づいて提供する請求項1記載の方法。
【請求項9】
企業の従業員についてのファセットデータ網(126)を開発するためのシステム(102)であって、
プロセッサ(108)と、
前記プロセッサに接続されたメモリ(112)と、を含み、
前記メモリは、
少なくとも1つの情報源から、企業の従業員によって行われた少なくとも1つの活動に関する複数の情報記録を受信するための情報マイニングモジュール(118)と、
企業の1人以上の従業員について定義された複数のファセットの中から少なくとも1つのファセットに、各々の複数の情報記録を関連付けるための決定モジュール(120)と、
各情報パケットが前記複数の情報記録からの情報記録に対応した複数の情報パケットであり、前記複数の情報パケットからの情報パケットがファセットデータ網を構築するための複数の情報パケットからの1つ以上の他の情報パケットにリンクする、複数の情報パケットを生成するためのパケット生成器(122)と、
を含むシステム。
【請求項10】
前記パケット生成器(122)は、さらに、
前記複数の情報パケットからの情報パケットのパケットヘッダが前記情報パケットを前記複数の情報パケットからの1以上の他の情報パケットにリンクするように、前記複数の情報パケットの各々に対してパケットヘッダを定義する構成である請求項9記載のシステム(102)。
【請求項11】
各パケットヘッダは、情報パケットに対応する情報記録に関連したファセットの指標、フラックス値、及びフラックス方向の少なくとも1つを含む請求項10記載のシステム(102)。
【請求項12】
前記フラックス方向は、流入、流出、及び両方向フラックスのうちの1つである請求項11記載のシステム(102)。
【請求項13】
前記1つ以上のファセットは、革新的な、協力的な、外交的な、チームプレーヤー、プレゼンテーション能力、マルチタスキング、弁論、交流行動、迅速な学習者、適応性のある、管理者、及びコミュニケーションスキルである請求項9記載のシステム(102)。
【請求項14】
さらに、情報マイニングモジュール(118)は、前記少なくとも1つの情報源から複数の情報記録を抽出するように構成された請求項9記載のシステム(102)。
【請求項15】
企業の従業員についてのファセットデータ網を開発するための方法を実行するための具現化されたコンピュータプログラムを有するコンピュータ可読の媒体であって、前記方法は、
少なくとも1つの情報源から、企業の従業員によって行われた少なくとも1つの活動に関する複数の情報記録を受信する段階と、
企業の1人以上の従業員について定義された複数のファセットの中から少なくとも1つのファセットに、複数の情報記録の各々を関連付ける段階と、
各情報パケットが前記複数の情報記録からの情報記録に対応した複数の情報パケットであり、前記複数の情報パケットからの情報パケットがファセットデータ網を構築するための複数の情報パケットからの1つ以上の他の情報パケットにリンクする、複数の情報パケットを生成する段階と、
を含む媒体。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−80463(P2013−80463A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−205948(P2012−205948)
【出願日】平成24年9月19日(2012.9.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
【出願人】(510309259)タタ コンサルタンシー サービシズ リミテッド (3)