説明

フォルダ

【課題】見映えが良く生産性を上げることができる、フォルダを提供する。
【解決手段】この発明にかかるフォルダ10は、円弧状部22を開口縁20に有する前胴部14と、円弧状部28を開口縁26に有する後胴部16と、前記前胴部及び後胴部の開口縁に沿うファスナ部とを備え、前記ファスナ部は、柔軟で幅狭な帯状の溶着部42と、柔軟で幅狭な筋状である挟持凹部44とを有する第1ファスナ部40と、柔軟で幅狭な帯状の溶着部62と、柔軟で幅狭な筋状である凸条部64とを有する第2ファスナ部60とを備え、前記第1ファスナ部40は、前記後胴部の前胴部との対向面に溶着された前記第2ファスナ部60と閉口時に重なり合い、且つ、前記第1ファスナ部の挟持凹部44は、前記第2ファスナ部の凸条部64の両側に位置して閉口時に凸条部64を挟持するように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォルダに関し、特に、例えば開口縁に円弧状部を有し、円弧状部を挟む2辺の開口縁が開閉可能なフォルダに関する。
【背景技術】
【0002】
本発明の背景となる従来のフォルダは、少なくとも隣接する2辺が開口されたフォルダ本体を有するフォルダであって、前記隣接する2辺で構成される前記フォルダ本体の隅の端部が円弧状に形成され、前記フォルダ本体の前記隣接する少なくとも2辺に沿って形成された合成樹脂製の1つのファスナを含むものがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭63−112073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような従来のフォルダは、フォルダ本体の外側にファスナが形成されているので、異質なファスナが取り付けられているような観があり、ファスナの内側に鋭角の切欠部を形成してフォルダ本体に溶着しているために生産性も良くなかった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、見映えが良く生産性を上げることができる、フォルダを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明にかかるフォルダは、円弧状部を開口縁に有するシート状の前胴部と、前記前胴部と同一性を有し、円弧状部を開口縁に有するシート状の後胴部と、前記前胴部及び後胴部の開口縁に沿うファスナ部とを備えるフォルダであって、前記ファスナ部は、開口縁に沿い且つ円弧状部に沿ってわん曲させて溶着させることができるように構成された、柔軟で幅狭な帯状の溶着部と、開口縁に沿い且つ円弧状部に沿ってわん曲させて溶着させることができるように構成された、柔軟で幅狭な筋状であるとともに、前記溶着部から後胴部側に向けて突出された、挟持凹部とを有する第1ファスナ部と、開口縁に沿い且つ円弧状部に沿ってわん曲させて溶着させることができるように構成された、柔軟で幅狭な帯状の溶着部と、開口縁に沿い且つ円弧状部に沿ってわん曲させて溶着させることができるように柔軟で幅狭な筋状であるとともに、前記溶着部から前胴部側に向けて突出された凸条部とを有する第2ファスナ部とを備え、前記前胴部の後胴部との対向面に溶着された前記第1ファスナ部は、前記後胴部の前胴部との対向面に溶着された前記第2ファスナ部と閉口時に重なり合い、且つ、前記第1ファスナ部の挟持凹部は、前記第2ファスナ部の凸条部の両側に位置して閉口時に凸条部を挟持するように構成された、フォルダである。
この発明の請求項2にかかるフォルダにおいては、第1ファスナ部の溶着部は、溶着部の挟持凹部を形成された面とは反対側の面を、前胴部の内側面に接し合わされて溶着されて形成され、挟持凹部は、前胴部の表面と直交するように立設され、第2ファスナ部の溶着部は、溶着部の凸条部を形成された面とは反対側の面を、後胴部の内側面に接し合わされて溶着されて形成され、凸条部は、後胴部の表面と直交するように立設された、請求項1に記載のフォルダである。
この発明の請求項3にかかるフォルダにおいては、前記第1ファスナ部の挟持凹部は、その溶着部の内部から溶着部と交差する方向に突き出された幅狭の立設部と、前記立設部の自由端において、前記立設部と交差する方向に突き出された係合部とを備え、前記第2ファスナ部の凸条部は、その溶着部の内部から溶着部と直交する方向に突き出た幅狭の立設部と、前記立設部の自由端において、前記立設部と交差する方向に突き出された嵌合部とを備え、前記第1ファスナ部は、前記立設部を、第2ファスナ部の凸条部の両側において間隔をおいて2条形成され、前記係合部を、閉口時に第2ファスナ部の嵌合部の溶着部側に位置するように、第2ファスナ部の凸条部の嵌合部の両側に係合させて第2ファスナ部の嵌合部を嵌合させるように形成された、請求項1又は請求項2に記載のフォルダである。
この発明の請求項4にかかるフォルダにおいては、前胴部及び後胴部は、ファスナ部を構成するファスナ部材を溶着できる合成樹脂により形成され、前記ファスナ部を構成するファスナ部材は、溶着部を前胴部及び後胴部の内側面と溶着できる合成樹脂により、一体成形された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のフォルダである。
この発明の請求項5にかかるフォルダにおいては、前記前胴部及び後胴部の円弧状部は、外方に向けて膨らむ円弧状部であって、曲率半径が20mmを超え、100mm未満である、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のフォルダである。
この発明の請求項6にかかるフォルダにおいては、前記前胴部及び後胴部のファスナ部との接着領域は、厚さが、0.4mm以下で0.1mm以上である、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のフォルダである。
この発明の請求項7にかかるフォルダにおいては、前記前胴部及び後胴部のファスナ部との接着領域にファスナ部を溶着したときの溶着領域の膨らみは、0.06mm未満で0.02mmを超えるように、合成樹脂シートの前胴部及び後胴部のファスナ部との接着領域を形成されている、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のフォルダである。
この発明にかかるフォルダは、前記前胴部と後胴部とは、開口縁以外の領域において連結された構成とされてもよい。
この発明にかかるフォルダは、前記前胴部と後胴部とは、柔軟性を有する基層部と、前記基層部のファスナ部の溶着部と溶着される面に形成された溶着層部とを有する、合成樹脂シートにより形成された構成とされてもよい。
【発明の効果】
【0006】
この発明によれば、円弧状部を開口縁に有するシート状の前胴部と、前記前胴部と同一性を有し、円弧状部を開口縁に有するシート状の後胴部と、前記前胴部及び後胴部の開口縁に沿うファスナ部とを備えるフォルダであって、前記ファスナ部は、開口縁に沿い且つ円弧状部に沿ってわん曲させて溶着させることができるように構成された、柔軟で幅狭な帯状の溶着部と、開口縁に沿い且つ円弧状部に沿ってわん曲させて溶着させることができるように構成された、柔軟で幅狭な筋状であるとともに、前記溶着部から後胴部側に向けて突出された、挟持凹部とを有する第1ファスナ部と、開口縁に沿い且つ円弧状部に沿ってわん曲させて溶着させることができるように構成された、柔軟で幅狭な帯状の溶着部と、開口縁に沿い且つ円弧状部に沿ってわん曲させて溶着させることができるように柔軟で幅狭な筋状であるとともに、前記溶着部から前胴部側に向けて突出された凸条部とを有する第2ファスナ部とを備え、前記前胴部の後胴部との対向面に溶着された前記第1ファスナ部は、前記後胴部の前胴部との対向面に溶着された前記第2ファスナ部と閉口時に重なり合い、且つ、前記第1ファスナ部の挟持凹部は、前記第2ファスナ部の凸条部の両側に位置して閉口時に凸条部を挟持するように構成されているので、見映えが良く生産性を上げることができる、フォルダを提供することができる。
この発明の請求項2にかかるフォルダによれば、第1ファスナ部の溶着部は、溶着部の挟持凹部を形成された面とは反対側の面を、前胴部の内側面に接し合わされて溶着されて形成され、挟持凹部は、前胴部の表面と直交するように立設され、第2ファスナ部の溶着部は、溶着部の凸条部を形成された面とは反対側の面を、後胴部の内側面に接し合わされて溶着されて形成され、凸条部は、後胴部の表面と直交するように立設されているので、わん曲させて開口部を閉口する時に塞ぐようにファスナ部を構成することができる。
この発明の請求項3にかかるフォルダによれば、前記第1ファスナ部の挟持凹部は、その溶着部の内部から溶着部と交差する方向に突き出された幅狭の立設部と、前記立設部の自由端において、前記立設部と交差する方向に突き出された係合部とを備え、前記第2ファスナ部の凸条部は、その溶着部の内部から溶着部と直交する方向に突き出た幅狭の立設部と、前記立設部の自由端において、前記立設部と交差する方向に突き出された嵌合部とを備え、前記第1ファスナ部は、前記立設部を、第2ファスナ部の凸条部の両側において間隔をおいて2条形成され、前記係合部を、閉口時に第2ファスナ部の嵌合部の溶着部側に位置するように、第2ファスナ部の凸条部の嵌合部の両側に係合させて第2ファスナ部の嵌合部を嵌合させるように形成されているので、わん曲させて開口部を閉口する時に塞ぐようにファスナ部を構成することができる。
この発明の請求項4にかかるフォルダによれば、前胴部及び後胴部は、ファスナ部を構成するファスナ部材を溶着できる合成樹脂により形成され、前記ファスナ部を構成するファスナ部材は、溶着部を前胴部及び後胴部の内側面と溶着できる合成樹脂により、一体成形されているので、ファスナ部を美麗に効率よく生産できる。
この発明の請求項5にかかるフォルダによれば、前記前胴部及び後胴部の円弧状部は、外方に向けて膨らむ円弧状部であって、曲率半径が20mmを超え、100mm未満であるので、ファスナ部をシワがよることなく美麗に効率よく生産できる。
この発明の請求項6にかかるフォルダによれば、前記前胴部及び後胴部のファスナ部との接着領域は、厚さが、0.4mm以下で0.1mm以上であるので、ファスナ部をシワがよることなく美麗に効率よく生産できる。
この発明の請求項7にかかるフォルダによれば、前記前胴部及び後胴部のファスナ部との接着領域にファスナ部を溶着したときの溶着領域の膨らみは、0.06mm未満で0.02mmを超えるように、合成樹脂シートの前胴部及び後胴部のファスナ部との接着領域を形成されているので、ファスナ部をシワがよることなく美麗に効率よく生産できる。
【0007】
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施の形態であるフォルダを示す斜視図解図である。
【図2】図1図示実施の形態のフォルダ本体を開口した状態の斜視図解図である。
【図3】図2A部拡大図解図である。
【図4】図2B部拡大図解図である。
【図5】図3C−C断面図解図である。
【図6】図3D−D断面図解図である。
【図7】図2E−E断面図解図であり、(A)は開口時の図であり、(B)は閉口時の図である。
【図8】図2F−F断面図解図である。
【図9】図1図示フォルダの円弧状部の形状を示す平面図解図である。
【図10】第1ファスナ部材の図であり、(A)は平面図解図であり、(B)は斜視図解図である。
【図11】第2ファスナ部材の図であり、(A)は平面図解図であり、(B)は斜視図解図である。
【図12】超音波溶着装置のアンビルの断面図解図である。
【図13】超音波溶着により胴部の生地にファスナ部材を溶着したときの生地の厚さとファスナ部材の溶着膨らみとの関係を示す図である。
【図14】図1図示の実施の形態の変形例を示す平面図解図である。
【図15】図1図示の実施の形態の変形例を示す平面図解図である。
【図16】図1図示の実施の形態の変形例を示す平面図解図である。
【図17】フォルダの各部の名称を示す図解図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、この発明の一実施の形態であるフォルダを示す斜視図解図である。
このフォルダ10は、紙用品,事務用品等を収納する胴部に、円弧状の隅部を挟み2辺の開口縁を形成されたフォルダ本体12を含む。
この実施の形態においては、直線状の上辺と底辺並びに上辺及び底辺に隅部を介して連設された左右の側辺とを有する、略方形状に構成されている。
このフォルダ本体12は、図1及び図2に示すように、2枚重ねに重ね合わされて胴部を構成する、ほぼ同じ大きさ(同一性を有する)のシート状の前胴部14及びシート状の後胴部16を有する。すなわち、前胴部14及び後胴部16は、上辺及び一方の側辺(左側の辺)の開口縁20及び開口縁26以外の領域において連結部18により連結されかつ図2で示す方向に折り返し可能に形成され、胴部内に被収納物を入れる空間が形成されている。
この実施の形態においては、開口縁20及び開口縁26は上辺及び一方の側辺(左側辺)を構成し、連結部18は、底辺及び他方の側辺(右側辺)を構成する。
前胴部14は、開口縁20に円弧状部22を有し、後胴部16は、開口縁26に円弧状部28を有する。前胴部14の円弧状部22と後胴部16の円弧状部28とは、曲率半径が同じで、略同一の形状を有する。
前胴部14の開口縁20は、円弧状部22を挟んで、上辺と側辺との2辺の直線部24を有し、後胴部16の開口縁26は、円弧状部28を挟んで、上辺と側辺との2辺の直線部30を有する。前胴部14の直線部24と後胴部16の直線部30とは、その長さが同じで、略同一の形状を有する。
フォルダ本体12は、透明又は半透明な柔軟な合成樹脂で形成されている。
【0010】
前胴部14は、開口縁20に沿って第1ファスナ部40を形成され、後胴部16は、開口縁26に沿って第2ファスナ部60を形成されている。
第1ファスナ部40は、図3ないし図6に示すように、前胴部14の開口縁20に沿って、1つの連続したファスナ部材70を溶着して取り付けられ、第1ファスナ部40を形成されている。
第2ファスナ部60は、図3ないし図6に示すように、後胴部16の開口縁26に沿って、1つの連続したファスナ部材70を溶着して取り付けられ、第2ファスナ部60を形成されている。第1ファスナ部40と第2ファスナ部60とは、閉口時に密着するように、全体の幅及び長さが同じである。
【0011】
これらの前胴部14及び後胴部16は、例えば柔軟性を有する基層部と、ファスナ部材70を溶着させるための溶着層部とを有する合成樹脂シートなどで形成される。溶着層部は、前記基層部のファスナ部材70の溶着部42及び溶着部62と溶着される面に形成されている。
この実施の形態においては、基層部は、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)で形成され、基層部の内表面側に形成された溶着層部は、ポリプロピレンで形成されている。そして、基層部の外表面側は、溶着層部と同じポリプロピレンの表層部を、基層部の外表面に形成されている。
基層部は、溶着層部及び表層部よりその厚さが厚い。
この実施の形態においては、基層部7〜8に対して、溶着層部及び表層部は、1〜1.5の割合の厚さである。すなわち、基層部7:溶着層部1.5:表層部1.5〜基層部8:溶着層部1:表層部1である。
【0012】
前胴部14及び後胴部16は、それらの一方の隅部の円弧状部22及び円弧状部28が、外側に膨らむ円弧状に形成されている。
そして、前胴部14は、隅部を構成する円弧状部22を挟んで、2辺の上部直線部24aと側部直線部24bとを形成され、後胴部16は、隅部を構成する円弧状部28を挟んで、2辺の上部直線部30aと側部直線部30bとを形成されている。
前記前胴部14の円弧状部22及び後胴部16の円弧状部28は、外方に向けて膨らむ円弧状の端縁であって、曲率半径が、100mm未満であり20mmを超える。前胴部14及び後胴部16のファスナ部材70との接着領域は、厚さが、0.4mm未満で0.2mmを超える。
【0013】
すなわち、このファスナ部材70は、溶着部42及び溶着部62を前胴部14及び後胴部16の内側面と溶着できる熱接着性を有する合成樹脂により、形成されている。ファスナ部材70は、前胴部14及び後胴部16と同一性を有する合成樹脂により形成されている。
この実施の形態においては、ファスナ部材70は、前胴部14及び後胴部16の溶着層部と同じ、たとえばポリプロピレンなどの合成樹脂で一体成形されている。
ファスナ部材70は、図10及び図11のファスナ部材70の拡大図に示すように、フォルダ本体12の前胴部14及び後胴部16の上辺及びそれに隅部を介して連続する(左)側辺に沿って、たとえば超音波溶着などの溶着法によって取り付けられる。
ファスナ部材70は、前胴部14に溶着される第1ファスナ部材72と、後胴部16に溶着される第2ファスナ部材74とを備えている。
第1ファスナ部材72及び第2ファスナ部材74は、前胴部14及び後胴部16に溶着される前は、熱溶着性を有する合成樹脂で略々直線状に成形され、何れの箇所を切断しても同一断面形状を有しているように押し出し成形法等で成形されたものである。
【0014】
第1ファスナ部材72は、第2ファスナ部材74と同一性を有し、開口縁20に沿い且つ円弧状部22に沿ってわん曲させて溶着させることができるように柔軟で幅狭な帯状の溶着部42と、開口縁20に沿い且つ円弧状部22に沿ってわん曲させて溶着させることができるように柔軟で幅狭な筋状であるとともに、前記溶着部42から前胴部14側に向けて突出され、その内部に挟持するための空隙を有するように構成された、挟持凹部44とを有する。
挟持凹部44は、左右に分かれた筋状の突起(条)で構成され、2条の突起の間に後述する第2ファスナ部60の凸条部64を挟持するための空隙を形成されている。前記空隙は、第1ファスナ部40の両端、すなわち、隅部において溶着して塞がれる。
第1ファスナ部材72は、外側端縁を前胴部14の開口縁20の縁と揃うように重ね合わせて、溶着部42において前胴部14と溶着され、第1ファスナ部40を構成する。
第2ファスナ部材74は、開口縁26に沿い且つ円弧状部28に沿ってわん曲させて溶着させることができるように柔軟で幅狭な帯状の溶着部62と、開口縁26に沿い且つ円弧状部28に沿ってわん曲させて溶着させることができるように柔軟で幅狭な筋状であるとともに、前記溶着部62から後胴部16側に向けて突出された凸条部64とを有する。
第2ファスナ部材74は、外側端縁を後胴部16の開口縁26の縁と揃うように重ね合わせて、溶着部62において後胴部16と溶着され、第2ファスナ部60を構成する。
【0015】
前記第1ファスナ部40は、フォルダ本体12を開口したときに第2ファスナ部60と重なるように開口部において同一位置に形成され、開口縁20に沿い且つ円弧状部22に沿ってわん曲させて溶着させることができるように柔軟で幅狭な帯状の溶着部42と、開口縁20に沿い且つ円弧状部22に沿ってわん曲させて溶着させることができるように柔軟で幅狭な筋状であるとともに、前記溶着部42から前胴部14側に向けて突出された、挟持凹部44とを有する。
第2ファスナ部60は、フォルダ本体12を閉口したときに第1ファスナ部40と重なるように開口部において同一位置に形成され、開口縁26に沿い且つ円弧状部28に沿ってわん曲させて溶着させることができるように柔軟で幅狭な帯状の溶着部62と、開口縁26に沿い且つ円弧状部28に沿ってわん曲させて溶着させることができるように柔軟で幅狭な筋状であるとともに、前記溶着部62から後胴部16側に向けて突出された凸条部64とを有する
【0016】
前記前胴部14の後胴部16との対向面に第1ファスナ部材72を溶着されて形成された前記第1ファスナ部40は、前記後胴部16の前胴部14との対向面に第2ファスナ部材74を溶着されて形成された前記第2ファスナ部60とフォルダ本体12の閉口時に重なり合い、且つ、前記第1ファスナ部40の挟持凹部44は、左右に分かれた筋状の突起(条)で構成され、2条の突起の間に後述する第2ファスナ部60の凸条部64を挟持するための空隙を形成され、前記第2ファスナ部60の凸条部64の両側に、係合部を構成する2条の突起を位置させて、フォルダ本体12の閉口時に、2条の突起により凸条部64を挟持するように構成されている。第1ファスナ部40及び第2ファスナ部60は、両端において溶着されている。
この実施の形態においては、第1ファスナ部40と第2ファスナ部60とは、右上隅部と左下隅部において溶着されて接合されている。前記空隙は、第1ファスナ部40の両端、すなわち、隅部において溶着して塞がれている。
【0017】
前記第1ファスナ部40の挟持凹部44は、溶着部42の内部から溶着部42と交差する方向に突き出された幅狭の立設部46と、前記立設部46の自由端において、前記立設部46と交差する方向に突き出された係合部48とを備える。
立設部46及び係合部48は、前胴部14の円弧状部22に沿って正面視わん曲されたわん曲部と、上部直線部24a及び側部直線部24bに沿って正面視直線状にのびる直線部とを有する。
前記立設部46は、第2ファスナ部60の凸条部64の両側(内側と外側)に位置するように、間隔をおいて2条形成された、内立設部46aと外立設部46bとから構成されている。
前記係合部48は、第2ファスナ部60の凸条部64の嵌合部68の両側(内側と外側)に係合して第2ファスナ部60の嵌合部68を嵌合させるように、閉口時に嵌合部68の溶着部62側に位置するように形成されている。
前記係合部48は、内立設部46aにおいて外立設部46bとの対向面に形成された内係合部48aと、外立設部46bにおいて内立設部46aとの対向面に形成された外係合部48bとから構成されている。
【0018】
前記第2ファスナ部60の凸条部64は、溶着部62の内部から溶着部62と直交する方向に突き出た幅狭の立設部66と、前記立設部66の自由端において、前記立設部66と交差する方向に突き出された嵌合部68とを備える。
立設部66及び係合部68は、後胴部16の円弧状部28に沿って正面視わん曲されたわん曲部と、上部直線部30a及び側部直線部30bに沿って正面視直線状にのびる直線部とを有する。
嵌合部68は、その上部が、フォルダ本体12を閉口するときに係合部48の下面(後面)を摺動して嵌入することを容易にするために中央が高く左右に至る程低くなる斜面を有し、且つ、その下部が、係合部48の内係合部48a及び外係合部48bに係止されるために鉤状の突起が突き出されている。
挟持凹部44を構成する立設部46及び係合部48並びに凸条部64を構成する立設部66及び嵌合部68は、フォルダ10の開口部を塞ぐことができるように、開口縁20及び開口縁26に沿って連続して形成されている。
【0019】
第1ファスナ部40の溶着部42は、立設部46を挟んで2条に分かれており、前胴部14の開口縁20に沿って溶着される内溶着部42aと、立設部46より前胴部14の外側に位置して溶着される外溶着部42bとを有する。
第2ファスナ部60の溶着部62は、立設部66を挟んで2条に分かれており、後胴部16の開口縁26に沿って溶着される内溶着部62aと、立設部66より後胴部16の外側に位置して溶着される外溶着部62bとを有する。
そのために、立設部46及び係合部48のわん曲部の曲率半径は、円弧状部22より外溶着部42bの幅の分短くなり、立設部66及び嵌合部68のわん曲部の曲率半径は、円弧状部28より外溶着部62bの幅の分短くなる。
【0020】
この実施の形態のフォルダ10は、フォルダ本体12の開口部に付設されたスライダ80により開閉される。
スライダ80は、前胴部14の第1ファスナ部40の挟持凹部44及び後胴部16の第2ファスナ部60の凸条部64の外側に付設され、第1ファスナ部40及び第2ファスナ部60を形成された前胴部14及び後胴部16の外表面を摺動することにより、フォルダ本体12の開口縁20及び開口縁26を開閉することができるように構成されている。
この実施の形態のスライダ80は、第1ファスナ部40の挟持凹部44と第2ファスナ部60の凸条部64とを挟むように、フォルダ本体12の開口領域に摺動自在に設けられ、挟持凹部44と凸条部64とを前胴部14及び後胴部16の外表面から内側に向けて押圧する一対の押圧部82及び押圧部84を備える。さらに、スライダ80は、押圧部82と押圧部84の中間において、押圧部82及び押圧部84と間隔をおいて平行に設けられ、スライダ80を摺動することによって、嵌合されて閉口した第1ファスナ部40の挟持凹部44と第2ファスナ部60の凸条部64とを脱係するための、開閉凸部86とを備えている。
【0021】
この実施の形態においては、フォルダ本体12を構成する、前胴部14の円弧状部22及び後胴部16の円弧状部28は、外方に向けて膨らむ円弧状の端縁であって、曲率半径が、100mm未満であり20mmを超える。前胴部14及び後胴部16のファスナ部材70との接着領域は、厚さが、0.4mm以下で0.1mm以上である。
前胴部14及び後胴部16のファスナ部材70との接着領域にファスナ部材70を溶着したときの溶着領域の膨らみが、0.06mm未満で0.02mmを超えるように、合成樹脂シートの前胴部14及び後胴部16のファスナ部材70との接着領域が形成されている。
【0022】
図13に示すように、前胴部14及び後胴部16の厚さは、0.4mm以下で0.1mm以上であれば、超音波溶着による前胴部14及び後胴部16の溶着部42及び溶着部62の溶着による膨らみ等を最適な溶着部42及び溶着部62とすることができる。
前胴部14及び後胴部16の厚さが大きいと、溶着部分が大きくはみ出し、スライダ80が摺動しにくくなる。
また、前胴部14及び後胴部16の厚さが小さいと、溶着強度が弱くなるおそれがある。
【0023】
第1ファスナ部材72は、立設部46が前胴部14の内側面に直交するように且つ立設部46が前胴部14の開口縁20に沿ってのびるように前胴部14の内側面に接し合わされ、円弧状部22の領域においては、第1ファスナ部材72の溶着部42及び挟持凹部44をわん曲させて円弧状部22に沿って第1ファスナ部40を形成されるように保持して、溶着部42を前胴部14に溶着される。
第2ファスナ部材74は、立設部66が後胴部16の内側面に直交するように且つ立設部66が後胴部16の開口縁26に沿ってのびるように後胴部16の内側面に接し合わされ、円弧状部28の領域においては、第2ファスナ部材74の溶着部62及び凸条部64をわん曲させて円弧状部28に沿って第2ファスナ部60を形成されるように保持して、溶着部62を後胴部16に溶着される。
溶融しない部分を残して、溶着部分は、間欠的に溶着され形成されている。
溶着部分は、平面視方形、平面視円形などのスポット状である。
この実施の形態においては、第1ファスナ部材72の溶着部42は、幅2.0〜3.0mmで厚さ0.2〜1.16mmの断面略長方形状の薄い幅狭の帯状体からなる。
この実施の形態においては、第2ファスナ部材74の溶着部62は、幅2.0〜3.0mmで厚さ0.2〜1.16mmの断面略長方形状の薄い幅狭の帯状体からなる。
そして、この実施の形態においては、第1ファスナ部材72は、前胴部14の開口縁20に沿って平面状の溶着部42を前胴部14の内側面に接し合わせ、0.35〜2.0ピッチで、縦0.35〜0.9mm,横0.35〜0.9mm,深さ0.15〜0.27mmの溶着部分ができるように、超音波溶着法により溶着する。
そして、この実施の形態においては、第2ファスナ部材74は、後胴部16の開口縁26に沿って平面状の溶着部62を後胴部16の内側面に接し合わせ、0.35〜2.0ピッチで、縦0.35〜1.15mm,横0.35〜1.15mm,深さ0.15〜0.27mmの溶着部分ができるように、超音波溶着法により溶着する。
【0024】
溶着部42及び溶着部62の幅が2mm未満であるとファスナ部材70に加工を施すことなく第1ファスナ部材72及び第2ファスナ部材74を前胴部14及び後胴部16に溶着することができる。
溶着部42及び溶着部62の幅が3.0mmを超えると、円弧状部22及び円弧状部28において、ファスナ部材70をわん曲させたとき、シワがより見映えが悪くなる。
溶着部42及び溶着部62の厚さが、0.2mm以上で1.16mm以下であると、前胴部14及び後胴部16との溶解する割合がよく強度的に最も強く溶着することができる。
溶着部42と前胴部14との溶着部分が、縦0.35mm以上で0.9mm以下、横0.35mm以上で0.9mm以下、深さ0.15mm以上で0.27mm以下であると、ファスナ部材70と前胴部14及び後胴部16との溶解する割合がよく強度的に最も強く溶着することができる。
溶着部62と後胴部16との溶着部分が、縦0.35mm以上で1.15mm以下、横0.35mm以上で1.15mm以下、深さ0.15mm以上で0.27mm以下であると、ファスナ部材70と前胴部14及び後胴部16との溶解する割合がよく強度的に最も強く溶着することができる。
【0025】
この実施の形態においては、溶着部42の内溶着部42a及び外溶着部42bは、幅0.35〜0.9mmで厚さ0.2〜1.16mmの断面略長方形状の薄い幅狭の帯状体からなる。
この実施の形態においては、溶着部62の内溶着部62a及び外溶着部62bは、幅0.65〜1.15mmで厚さ0.2〜1.16mmの断面略長方形状の薄い幅狭の帯状体からなる。
そして、この実施の形態においては、溶着部42の内溶着部42a及び外溶着部42bは、前胴部14の開口縁20に沿って平面状の内溶着部42a及び外溶着部42bを前胴部14の内側面に接し合わせ、0.35〜2.0ピッチで、縦0.3〜0.9mm,横0.3〜0.9mm,深さ0.15〜0.27mmの溶着凹み部分ができるように、超音波溶着法により溶着する。
そして、この実施の形態においては、溶着部62の内溶着部62a及び外溶着部62bは、後胴部16の開口縁26に沿って平面状の溶着部62を後胴部16の内側面に接し合わせ、0.35〜2.0ピッチで、縦0.3〜1.15mm,横0.3〜1.15mm,深さ0.15〜0.27mmの溶着凹み部分ができるように、超音波溶着法により溶着する。
【0026】
内溶着部42a及び外溶着部42bの幅が0.35mm以上であるとファスナ部材70に加工を施すことなく第1ファスナ部材72を前胴部14に溶着することができる。
内溶着部42a及び外溶着部42bの幅が0.9mmを超えると、円弧状部22において、ファスナ部材70をわん曲させたとき、シワがより見映えが悪くなる。
内溶着部62a及び外溶着部62bの幅が0.65mm以上で1.15mm以下であるとファスナ部材70に加工を施すことなく第2ファスナ部材74を後胴部16に溶着することができる。
内溶着部62a及び外溶着部62bの幅が1.15mmを超えると、円弧状部28において、ファスナ部材70をわん曲させたとき、シワがより見映えが悪くなる。

内溶着部42a及び外溶着部42b並びに内溶着部62a及び外溶着部62bの厚さが、0.2mm以上で1.16mm以下であると、前胴部14及び後胴部16との溶解する割合がよく強度的に最も強く溶着することができる。
内溶着部42a及び外溶着部42bと前胴部14との溶着凹み部分が、縦0.3mm以上で0.9mm以下、横0.3mm以上で0.9mm以下、深さ0.15mm以上で0.27mm以下であると、開口縁20と前胴部14及び後胴部16との溶解する割合がよく強度的に最も強く溶着することができる。
内溶着部62a及び外溶着部62bと後胴部16との溶着凹み部分が、縦0.3mm以上で1.15mm以下、横0.3mm以上で1.15mm以下、深さ0.15mm以上で0.27mm以下であると、ファスナ部材70と前胴部14及び後胴部16との溶解する割合がよく強度的に最も強く溶着することができる。
【0027】
この実施の形態においては、前胴部14の第1ファスナ部40の溶着部分は、内側面に溶着による膨らみが形成され、外側面に溶着による膨らみが形成されないように形成されている。
また、後胴部16の第2ファスナ部60の溶着部分は、内側面に溶着による膨らみが形成され、外側面に溶着による膨らみが形成されないように形成されている。
而して、前胴部14の第1ファスナ部40の領域及び後胴部16の第2ファスナ部60の領域は、その外表面が円滑に形成されている。
【0028】
本発明は、前記実施の形態に限定されることなく、本発明の思想に基づき、変更することが可能である。
例えば、図14に示すように、フォルダ本体12の連結部18を下辺のみに設け、上辺及び左右両側辺を開口部として、前胴部14及び後胴部16に開口縁(開口縁20及び開口縁26)及びファスナ部(第1ファスナ部40及び第2ファスナ部60)を形成してもよい。
また、図15に示すように、フォルダ本体12の4つの隅部のうち、上辺の左右2つの隅部及び下辺の右側の隅部を円弧状部22及び円弧状部28としてもよい。
また、図16に示すように、フォルダ本体12の開口部の形状を変更してもよく、図示するように、円弧状部22及び円弧状部28を隅部のみに形成することなく、上辺などの中間において形成してもよい。
また、円弧状部22及び円弧状部28を、内側に凹む円弧状部22及び円弧状部28としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0029】
この発明は、中に物を入れて、開口部を閉じるようにした入れ物として利用することができる。
【符号の説明】
【0030】
10 フォルダ
12 フォルダ本体
14 前胴部
16 後胴部
18 連結部
20 開口縁
22 円弧状部
24 直線部
24a 上部直線部
24b 側部直線部
26 開口縁
28 円弧状部
30 直線部
30a 上部直線部
30b 側部直線部
40 第1ファスナ部
42 溶着部
42a 内溶着部
42b 外溶着部
44 挟持凹部
46 立設部
46a 内立設部
46b 外立設部
48 係合部
48a 内係合部
48b 外係合部
60 第2ファスナ部
62 溶着部
62a 内溶着部
62b 外溶着部
64 凸条部
66 立設部
68 嵌合部
70 ファスナ部材
72 第1ファスナ部材
74 第2ファスナ部材
80 スライダ
82 押圧部
84 押圧部
86 開閉凸部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円弧状部を開口縁に有するシート状の前胴部と、
前記前胴部と同一性を有し、円弧状部を開口縁に有するシート状の後胴部と、
前記前胴部及び後胴部の開口縁に沿うファスナ部とを備えるフォルダであって、
前記ファスナ部は、
開口縁に沿い且つ円弧状部に沿ってわん曲させて溶着させることができるように構成された、柔軟で幅狭な帯状の溶着部と、開口縁に沿い且つ円弧状部に沿ってわん曲させて溶着させることができるように構成された、柔軟で幅狭な筋状であるとともに、前記溶着部から後胴部側に向けて突出された、挟持凹部とを有する第1ファスナ部と、
開口縁に沿い且つ円弧状部に沿ってわん曲させて溶着させることができるように構成された、柔軟で幅狭な帯状の溶着部と、開口縁に沿い且つ円弧状部に沿ってわん曲させて溶着させることができるように柔軟で幅狭な筋状であるとともに、前記溶着部から前胴部側に向けて突出された凸条部とを有する第2ファスナ部とを備え、
前記前胴部の後胴部との対向面に溶着された前記第1ファスナ部は、前記後胴部の前胴部との対向面に溶着された前記第2ファスナ部と閉口時に重なり合い、且つ、
前記第1ファスナ部の挟持凹部は、前記第2ファスナ部の凸条部の両側に位置して閉口時に凸条部を挟持するように構成された、フォルダ。
【請求項2】
第1ファスナ部の溶着部は、溶着部の挟持凹部を形成された面とは反対側の面を、前胴部の内側面に接し合わされて溶着されて形成され、挟持凹部は、前胴部の表面と直交するように立設され、
第2ファスナ部の溶着部は、溶着部の凸条部を形成された面とは反対側の面を、後胴部の内側面に接し合わされて溶着されて形成され、凸条部は、後胴部の表面と直交するように立設された、請求項1に記載のフォルダ。
【請求項3】
前記第1ファスナ部の挟持凹部は、その溶着部の内部から溶着部と交差する方向に突き出された幅狭の立設部と、前記立設部の自由端において、前記立設部と交差する方向に突き出された係合部とを備え、
前記第2ファスナ部の凸条部は、その溶着部の内部から溶着部と直交する方向に突き出た幅狭の立設部と、前記立設部の自由端において、前記立設部と交差する方向に突き出された嵌合部とを備え、
前記第1ファスナ部は、
前記立設部を、第2ファスナ部の凸条部の両側において間隔をおいて2条形成され、前記係合部を、閉口時に第2ファスナ部の嵌合部の溶着部側に位置するように、第2ファスナ部の凸条部の嵌合部の両側に係合させて第2ファスナ部の嵌合部を嵌合させるように形成された、請求項1又は請求項2に記載のフォルダ。
【請求項4】
前胴部及び後胴部は、ファスナ部を構成するファスナ部材を溶着できる合成樹脂により形成され、
前記ファスナ部を構成するファスナ部材は、溶着部を前胴部及び後胴部の内側面と溶着できる合成樹脂により、一体成形された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のフォルダ。
【請求項5】
前記前胴部及び後胴部の円弧状部は、外方に向けて膨らむ円弧状部であって、曲率半径が20mmを超え、100mm未満である、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のフォルダ。
【請求項6】
前記前胴部及び後胴部のファスナ部との接着領域は、厚さが、0.4mm以下で0.1mm以上である、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のフォルダ。
【請求項7】
前記前胴部及び後胴部のファスナ部との接着領域にファスナ部を溶着したときの溶着領域の膨らみは、0.06mm未満で0.02mmを超えるように、合成樹脂シートの前胴部及び後胴部のファスナ部との接着領域を形成されている、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のフォルダ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−126018(P2012−126018A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−279506(P2010−279506)
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【出願人】(000115821)株式会社リヒトラブ (93)
【Fターム(参考)】