説明

フライングシャー

【課題】フライングシャーにおいて、後端材の噛み込みや引っ掛かりを防止できるようにして、従来の各種問題点を解消できるようにする。
【解決手段】相対回転する上下一対のシャーブレード2,3に対する導入側で被切断材Wを支持し誘導する誘導手段10を有し、この誘導手段10に、上下シャーブレード2,3で被切断材Wを順次切断する際にその最後に発生する後端材Eを上方から押さえて前下がり状態になるのを防ぐ端材保持手段17を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フライングシャーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
条鋼などの圧延工程では一般に、定尺切りをはじめとして先端又は後端のクロップ処理、サンプル採取等々を行うためにフライングシャーが設けられている。
図6に模式的に示すように、このフライングシャー100は、軸心を平行させた上下の横軸101,102に、それらのまわりで上下一対のシャーブレード103,104が相対逆回転可能に設けられたもので、これら上下のシャーブレード103,104はそれぞれが回転することにより、互いの対向中間位置で噛合する関係におかれている。
このシャーブレード103,104の噛合間で条鋼や型鋼などの圧延材W(以下、「被切断材」と言う)に剪断力を加えて切断するものである(例えば、特許文献1等参照)。
【0003】
所定長さの線材や棒材の製品を製造するにあたり、前記フライングシャー100で被切断材Wを順次先端側から切断していくと、被切断材の末端部(最終部)は、製品とはなり得ない短尺の端材(切れ端材)となる。この端材E(以下、「後端材」と言う)は、上下のシャーブレード103,104の下方に設置されたシュート105に受けられ、回収用バック106内へと落下されるようになされている。
シュート105は、上下のシャーブレード103,104が回転したときの導入側、及び搬出側の両側で開口部106,107を形成させており、後端材Eが導入側から落下しても送出側から落下しても、いずれにも対応できる(受けられる)ようになっている。
【特許文献1】特開昭62−39109号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
後端材Eは、その長さや尾端形状に影響される重心位置にバラツキがある。そのため、上下のシャーブレード103,104の導入側に設けられたローラコンベア等の誘導手段108から後端材Eが落下を始めるタイミングは、上下のシャーブレード103,104が回転するタイミング(回転角度)に対して、常に同じではない。
従って、図7[A]に示すように、上シャーブレード103又はそのホルダ110と、下シャーブレード104又はそのホルダ111との間で後端材Eが噛み込まれたり、図7[B]に示すように、下シャーブレード104又はそのホルダ111と、シュート105との間で後端材Eが引っ掛かったりする、ということが稀に生じることがあった。
【0005】
これらの現象が起こると、フライングシャー100の稼働を中断させて後端材Eの除去を行わなければならず、フライングシャー100の稼働効率を低下させるのはもとより、場合によっては圧延工程全体の稼働にも悪影響を及ぼすおそれがあった。また、上下のシャーブレード103,104やシュート105の破損を招来させるおそれもあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、後端材の噛み込みや引っ掛かりを防止できるようにして、従来の各種問題点を解消できるようにしたフライングシャーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係るフライングシャーは、軸心を平行させた上下の横軸まわりで相対回転可能に設けられ且つ両横軸の回転時にそれらの対向中間位置で噛合する上下一対のシャーブレードと、これら上下のシャーブレード側へ被切断材を誘導する誘導手段とを有しており、この誘導手段には、前記上下シャーブレードで被切断材を順次切断する際にその最後に発生する後端材を上方から押さえて、当該後端材が前下がり状態で上下シャーブレード側へ誘導されることを防止する端材保持手段が設けられていることを特徴とする。
【0007】
このようなことから、条鋼線材や型鋼線材、棒材などの被切断材から後端材が切り離された後もこの後端材は前下がりの姿勢にはならないので、この後端材は、上下シャーブレードが噛合する切断位置(実際に噛合している状態を指すものではなく噛合が起こる位置を言う)を通過するまで上下シャーブレードによる切断位置の導入側で落下するということが無くなる。すなわち、全ての後端材は上下シャーブレードによる切断位置を通過してその搬出側で落下することになる。そのため、上記した導入側での後端材の噛み込みや引っ掛かりは防止され、従来の各種問題点は解消されるものである。
【0008】
好ましくは、前記端材保持手段は、誘導手段の下流側に設けられた上下動自在な押さえロールを有するとよい。
これにより、誘導手段の下流側に押さえロールを設けるだけで、容易に端材保持手段を構成することが可能となる。
さらに好ましくは、前記押さえロールは、遊転ロール又は駆動ロールとするとよい。
このようにすることで、上下のシャーブレード間に対して被切断材(後端材を含む)の導入が円滑、安定して行えることになる。
【0009】
また、前記誘導手段は、該誘導手段の下流側に被切断材を下方から支持し案内する複数の案内ロールを供えており、該案内ロールは遊転ロール又は駆動ロールとするとよい。
これにより、被切断材や後端材を安定して誘導手段から排出して、上下シャーブレードへ送ることができるようになる。
また、前記押さえロールは、前記複数の案内ロールの1つと上下方向で対面する位置に配置されており、前記押さえロールに対面する案内ロールの下流側には少なくとも1つ以上の別の案内ロールが配設されているとよい。
【0010】
これによれば、後端材の後端部が最終的に押さえロールと案内ロールとによって上下を挟持される段階では、後端材の下面を支持した案内ロールが梃子の支点のような作用を奏し、それより後方側を押下している押さえロールの作用を受けながら、後端材は、むしろ前上がりとなるような姿勢になる。そのためこの後端材は、上下シャーブレードによる切断位置を通過するまで前下がりの姿勢にはならないという作用が一層確実となる。
また、案内ロールや押さえロールは、フリーロールとしてもよいが、それぞれ駆動ロールとすることができる。
【0011】
このような構成であると、被切断材の搬送速度に比べ、後端材へ付与する搬送速度を高めるような速度制御を実施することが可能になる。そのため、この方法によっても、後端材が上下シャーブレードによる切断位置を通過するまで前下がりの姿勢にはならないという作用が一層確実となる。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係るフライングシャーは、後端材の噛み込みや引っ掛かりを防止できるので、従来の各種問題点を解消できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図4は、本発明に係るフライングシャー1の一実施形態を示している。このフライングシャー1は、条鋼や型鋼の線材、棒材の圧延工程等に組み込まれることによって圧延材の定尺切りやクロップ処理、サンプル採取等々といった種々の切断処理に対し、汎用的又は専用的に用いられる。このフライングシャー1は、上記の切断処理を行うなかで核となる部分に、上下一対のシャーブレード2,3を有している。
上シャーブレード2は上横軸4に対しホルダ5を介して取り付けられ、この上横軸4のまわりで駆動回転されるようになっている。また下シャーブレード3は、上横軸4の下側位に設けられた下横軸6に対しホルダ7を介して取付られ、この下横軸6を軸心としてそのまわりで駆動回転されるようになっている。これら上横軸4と下横軸6とは互いの軸心が平行している。
【0014】
また、これら上横軸4と下横軸6は、相対逆回転となる方向で駆動回転され、このとき両者の回転比は同一に合わされている。そして、これら上横軸4と下横軸6に対して取り付けられる上シャーブレード2と下シャーブレード3との回転タイミングは、上シャーブレード2が真下を向き下シャーブレード3が真上を向く状態、即ち、これら両シャーブレード2,3が互いの対向中間位置で噛合する関係に設定されていて、この位置が切断位置となる。上シャーブレード2と下シャーブレード3との回転半径が同じであれば、この切断位置は上横軸4と下横軸6の軸心間距離の中点に相当する。
【0015】
図例(図1参照)では、被切断材Wが右側から左側へ搬送されるものとしてあり、図右側を上流側と呼ぶことにする。図左側を下流側と呼ぶ。したがって被切断材Wは上流側から下流側に搬送され、後述する誘導手段10の下流側に配置された上下シャーブレード2,3により切断される。上シャーブレード2は時計回り方向へ回転し、下シャーブレード3が反時計回り方向へ回転しているため、両シャーブレード2,3による切断位置を中心としてその上流側(右側)が被切断材Wの導入側となり、下流側(左側)が排出側となる。
【0016】
なお、以下の説明では、図1の上側を本説明における上方とし、図1の下側を下方を呼ぶ。
前記誘導手段10は、被切断材Wを支持しつつ上下シャーブレード2,3へ誘導するものであり、複数本の径大なロール11が互いに所定間隔で保持された誘導テーブル12と、この誘導テーブル12の先端側(下流側)で相互に詰めた間隔で保持された複数本の径小の案内ロール13とを有している。
図4に示すように、誘導テーブル12の先端側(下流側)に保持された案内ロール13は、それぞれ歯車列15を介して片持ち状に支持されており、この歯車列15には駆動モータ16が動力伝達可能に接続されている。そのため、全ての案内ロール13は駆動ロールとなっている。
【0017】
なお、歯車列15は、全ての案内ロール13が同一方向で回転するように隣接する案内ロール13間では奇数枚の歯車が噛合する連動関係におかれ、また全ての案内ロール13が同一回転数で回転するように各歯車の歯数やピッチ円直径が所定に設定されている。図例では、誘導テーブル12において最先の位置付けとされた径大のロール11も、上記歯車列15から駆動を受けて駆動回転されるものとしてある。
これらのことから、この誘導手段10では被切断材Wを搬送駆動して上下シャーブレード2,3による切断位置へと所定速度で送り込むことができるが、この切断位置で被切断材Wの後端寄り部分が切断され、これによって後端材Eが発生したときには、この後端材Eにも案内ロール13によって搬送駆動を付与できるようになっている。そのため、この後端材Eは、上下シャーブレード2,3による切断位置を通り過ぎてその搬出側へ投げ出されるような慣性作用を受けることになる。
【0018】
この誘導手段10には端材保持手段17が設けられている。この端材保持手段17は、誘導手段10上を搬送される被切断材Wに対してその上面に当接可能となる高さに位置付けられた押さえロール18を有している。またこの押さえロール18は、上下シャーブレード2,3による切断位置に近接した位置付けとされている。この押さえロール18は駆動系を有しないフリーロールとされている。
この端材保持手段17の押さえロール18と、上下シャーブレード2,3による切断位置との位置関係(上記した「近接」の程度)は、被切断材Wから切断されて発生した後端材Eの先端部が、上下シャーブレード2,3による切断位置に略到達するようになるまで、端材保持手段17の押さえロール18がこの後端材Eの上面に当接し続けることを目安として設定されている。
【0019】
換言すれば、前記押さえロール18は、前記複数の案内ロール13の1つと上下方向で対面する位置に配置されており、前記押さえロール18に対面する案内ロール13の下流側には少なくとも1つ以上の案内ロール13が配設されている。
図例では、誘導手段10が有する案内ロール13のうち、上下シャーブレード2,3による切断位置に最も近接して設けられた最先の案内ロール13よりも後方(2番目の案内ロール13に近い位置)の上方に、端材保持手段17の押さえロール18が位置付けられたものとしてある。すなわち、誘導手段10における最先の案内ロール13の方が、上下シャーブレード2,3による切断位置に近づく配置となっている。
【0020】
この端材保持手段17の押さえロール18は、揺動軸19を中心に上下揺動自在に設けられた揺動アーム20に対し、そのアーム先端部で横突出状に支持されている。従ってこの揺動アーム20が上下揺動するのに合わせて、端材保持手段17の押さえロール18はその外周面を誘導手段10の径小の案内ロール13へ近接離反させるようにして上下動する。この揺動アーム20は、そのアーム長手方向の中途部がコイルスプリング等の付勢手段23を内蔵したダンパー部24によって押圧付勢された状態にある。
なお、図2及び図3に示すように、揺動軸19には所定角度で径方向外方へ突出した状態でこの揺動軸19と一体回動するストッパアーム25が設けられており、また揺動軸19の上方の所定位置にはこのストッパアーム25を当て止めするストッパ26が設けられている。従って、ストッパアーム25がストッパ26に当接した位置が、この揺動アーム20の下方揺動限度であり、この状態を越えて押さえロール18が下降することはない。すなわち、これによって押さえロール18が誘導手段10の径小の案内ロール13と接触することが防止されている。
【0021】
また、揺動軸19にはこれと一体回動するレバー27が取り付けられている。このレバー27に対しては、流体圧シリンダ等のアクチュエータ28によって進退駆動するプッシャ29が対向するようになっており、アクチュエータ28がプッシャ29を伸出させたときにはレバー27が強制的に上昇揺動されるようになっている。これにより、メンテナンス時など、必要に応じて端材保持手段17の押さえロール18を上昇させ、待機させることができる。
このようなことから、誘導手段10上を被切断材Wが通過搬送されるとき、端材保持手段17の押さえロール18は、被切断材Wの上面に乗り上げるかたちで当接すると共に、この当接状態が、被切断材Wの走行振動や上面性状などの影響で飛びはねなどのガタツキを起こさないよう、安定されるものとなる。またこの押さえロール18は上記したようにフリーロールであるから、被切断材Wへの当接時には、被切断材Wの搬送に伴って連れ回りする。即ち、被切断材Wの搬送速度と同調回転することになる。
【0022】
このような構成のフライングシャー1は、以下のように稼働する。
被切断材Wが誘導手段10の誘導テーブル12上へ送られてくると、被切断材Wはこの誘導テーブル12に設けられたロール11及び誘導手段10の案内ロール13による送り駆動を受けつつ、上下シャーブレード2,3による切断位置内へと送り込まれる。このとき端材保持手段17の押さえロール18は被切断材Wの上に乗り上げている。この押さえロール18は、揺動アーム20を介してダンパー部24による下向きの付勢作用を受けているので、被切断材Wの上面に当接した状態を保持しつつ被切断材Wの搬送速度に同調して自在回転している。
【0023】
なお、言うまでもなく、このとき上下シャーブレード2,3は回転しておらず、それらによる切断位置から待避した位置付けで停止している。
被切断材Wにおいて、その後端部の後端材Eを切断すべき位置が上下シャーブレード2,3による切断位置に到達すると、これに合わせて上下のシャーブレード2,3が回転し、その切断位置にて切断が行われる。この切断により後端材Eが発生しても、この後端材Eの上面は、図3に示すように端材保持手段17の押さえロール18によって押圧された状態にある。
【0024】
そのため、この後端材Eは、誘導手段10の案内ロール13と端材保持手段17の押さえロール18とによって上下を挟持される状態となっている。後端材Eは、この状態でも誘導手段10の案内ロール13による搬送駆動を受け続け、上下シャーブレード2,3による切断位置を通り過ぎてその搬出側へ投げ出されるような慣性作用を受けることになる。またこの後端材Eは、端材保持手段17の押さえロール18によって上面が押下され続けるので、前下がりの姿勢にはならない。
しかも、端材保持手段17の押さえロール18よりも誘導手段10における最先の案内ロール13の方が、上下シャーブレード2,3による切断位置に近づく配置となっているので、後端材Eの下面を支持した誘導手段10の案内ロール13が梃子の支点のような作用を奏し、それより後方側を押下している端材保持手段17の押さえロール18の作用を受けながら、後端材Eは前上がり傾向となる姿勢とされる。
【0025】
これらのことから、後端材Eは上下シャーブレード2,3による切断位置を通過するまで前下がりの姿勢にはならず、その導入側では落下せずに搬出側で落下する状況が保障される。従って、導入側において生じていた後端材Eの噛み込みや引っ掛かりといった従来の問題は確実に解消される。
ところで、図5に示すように、端材保持手段17の押さえロール18をモータ30により直接又は伝動機構31を介して間接に駆動回転させるようにしてもよい。このようにすると、この押さえロール18によっても、後端材Eに対して搬送駆動を付与させることができる。
【0026】
なお、このように押さえロール18を駆動回転させる場合、被切断材Wの搬送速度に比べ、後端材Eへ付与する搬送速度を高めるような速度制御を実施することが可能になる。そのため、この方法によっても、上下シャーブレード2,3による切断位置を通過するまで前下がりの姿勢にはならないという作用が一層確実となる。
この方法は、誘導手段10の案内ロール13でも実施可能であり、同様に、被切断材Wの搬送速度に比べ、後端材Eの搬送速度を高めるように速度制御してもよい。
ところで、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明に係るフライングシャーの一実施形態を示した側面図である。
【図2】図1中の一部を拡大して示した図である。
【図3】図2からの動作状況を示した図である。
【図4】図1のA−A線拡大矢視図である。
【図5】押さえロール及びその近傍の平面図である。
【図6】従来におけるフライングシャーの一例を模式的に示した側面図である。
【図7】図6のフライングシャーにおいて発生し得る問題を説明した側面図である。
【符号の説明】
【0028】
1 フライングシャー
2 上のシャーブレード
3 下のシャーブレード
4 上横軸
6 下横軸
10 誘導手段
13 案内ロール
17 端材保持手段
18 押さえロール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸心を平行させた上下の横軸(4,6)まわりで相対回転可能に設けられ且つ両横軸(4,6)の回転時にそれらの対向中間位置で噛合する上下一対のシャーブレード(2,3)と、これら上下のシャーブレード(2,3)側へ被切断材Wを誘導する誘導手段(10)とを有しており、
この誘導手段(10)には、前記上下シャーブレード(2,3)で被切断材(W)を順次切断する際にその最後に発生する後端材(E)を上方から押さえて、当該後端材(E)が前下がり状態で上下シャーブレード(2,3)側へ誘導されることを防止する端材保持手段(17)が設けられていることを特徴とするフライングシャー。
【請求項2】
前記端材保持手段(17)は、誘導手段(10)の下流側に設けられた上下動自在な押さえロール(18)を有することを特徴とする請求項1に記載のフライングシャー。
【請求項3】
前記押さえロール(18)は、遊転ロール又は駆動ロールであることを特徴とする請求項2に記載のフライングシャー。
【請求項4】
前記誘導手段(10)は、該誘導手段(10)の下流側に被切断材(W)を下方から支持し案内する複数の案内ロール(13)を供えており、該案内ロール(13)は遊転ロール又は駆動ロールであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフライングシャー。
【請求項5】
前記押さえロール(18)は、前記複数の案内ロール(13)の1つと上下方向で対面する位置に配置されており、前記押さえロール(18)に対面する案内ロール(13)の下流側には少なくとも1つ以上の別の案内ロール(13)が配設されていることを特徴とする請求項4に記載のフライングシャー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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