説明

フラッシュユニットの光制御

装置は、光を発生するフラッシュユニットと、フラッシュユニットからの光を受信し、受信した光に基づいて光度信号を発生する光学センサーを含む。装置は、光度信号に基づいて変調誤差信号を発生するコントローラも含む。装置は、更に、コントローラから変調誤差信号を受信し、装置に関連する電源から出力電圧を受信し、変調誤差信号に基づいて出力電圧を制御し、制御された出力電圧をフラッシュユニットに供給する制御回路を含む。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
特定の装置(例えば、カメラ、携帯電話等)は、変換回路(例えば、直流(DC)/DC変換回路)によって駆動されるフラッシュ装置やフラッシュユニット(例えば、フラッシュ発光ダイオード(LED))を用いている。定電流回路は、フラッシュLEDを通して供給される電流を一定に維持する。光度(light intensity)は、フラッシュLEDを通して供給される電流に比例すると考えられている。しかしながら、定電流回路は、装置の貴重なスペースを消費し、大電流を処理するために高価である。
【0003】
定電流回路は、電力を消費し効率を低減する電圧降下も発生させる。定電流回路は小電力(例えば、自動焦点ライトやビデオライト等に供給される)と大電力(例えば、フラッシュ装置に供給される)の両方を扱うために、定電流回路上の電圧降下は、非常に高くなり得る。また、装置での部品公差の拡大は、電圧降下を小さくすることを困難にさせる。例えば、一部のデバイスで、フラッシュLEDに供給される電流は、最大1アンペア(A)である。これらの装置の定電流回路上の電圧降下は、0.5ボルト(V)であり、このことは、0.5ワット(W)のエネルギーが熱として無駄に消費されることを意味する。超コンデンサを含むフラッシュLEDを含む装置で、フラッシュLEDに供給される電流は、10アンペア(A)であり、このことは、5ワット(W)のエネルギーが熱として無駄に消費されることを意味する。
【発明の概要】
【0004】
ある観点によれば、装置によって実行される方法は、前記装置に関連するフラッシュユニットで光を発生するステップと、前記装置に関連する光学センサーで前記フラッシュユニットからの光を受信するステップと、前記光学センサーで、受信した前記光に基づいて光度信号(light intensity signal)を発生するステップを含みうる。前記方法は、また、前記装置に関連するコントローラで、前記光度信号に基づいて制御信号を発生するステップと、前記装置に関連する制御回路によって、前記制御信号を受信するステップと、前記制御回路によって、出力電圧を受信するステップを含みうる。前記方法は、更に、前記制御回路によって、前記制御信号に基づいて前記出力電圧を制御するステップと、前記制御回路からの制御された前記出力電圧を、前記フラッシュユニットに供給するステップを含みうる。
【0005】
また、前記方法は、制御された出力電圧に基づいて、前記フラッシュユニットによって発生される前記光を制御するステップを含みうる。
【0006】
また、前記コントローラは、比例・積分・微分(PID)制御器を含みうる。
【0007】
また、前記フラッシュユニットは、前記光学センサーと一体化し、又は前記光学センサーと同じパッケージに位置しうる。
【0008】
また、前記装置は、無線電話と、個人通信システム(PCS)端末と、ラップトップ型パソコンと、パーソナル・コンピュータと、カメラと、カメラ機能を有するビデオカメラと、双眼鏡と、望遠鏡との少なくとも一つを含みうる。
【0009】
また、前記フラッシュユニットは、複数の発光デバイスを含み、前記方法は、前記光学センサーで、前記複数の発光デバイスのうちの一つからの光を受信するステップと、前記光学センサーで、前記複数の発光デバイスのうちの一つから受信した前記光に基づいて前記光度信号を発生するステップと、を更に含みうる。
【0010】
また、前記光度信号は、前記複数の発光デバイスによって発生される前記光を制御するために用いられうる。
【0011】
別の観点によれば、装置は、光を発生するフラッシュユニットと、前記フラッシュユニットからの前記光を受信し、受信した前記光に基づいて光度信号(light intensity signal)を発生する光学センサーを含みうる。前記装置は、また、前記光度信号に基づいて変調誤差信号(modified error signal)を発生するコントローラを含みうる。前記装置は、更に、前記コントローラから前記変調誤差信号を受信し、自装置に関連する電源から出力電圧を受信し、前記変調誤差信号に基づいて前記出力電圧を制御し、制御された前記出力電圧を前記フラッシュユニットに供給する制御回路を含みうる。
【0012】
また、前記装置は、無線電話と、個人通信システム(PCS)端末と、ラップトップ型パソコンと、パーソナル・コンピュータと、カメラと、カメラ機能を有するビデオカメラと、双眼鏡と、望遠鏡との少なくとも一つを含みうる。
【0013】
また、前記フラッシュユニットは、更に、制御された前記出力電圧に基づいて光を発生するように構成されうる。
【0014】
また、前記制御回路は、直流/直流電圧(DC/DC)変換器を含みうる。
【0015】
また、前記コントローラは、比例・積分・微分(PID)制御器を含みうる。
【0016】
また、前記フラッシュユニットは、前記光学センサーと一体化し、又は前記光学センサーと同じパッケージに位置しうる。
【0017】
また、前記フラッシュユニットは、複数の発光デバイスを含み、前記光学センサーは、更に、前記複数の発光デバイスのうちの一つからの光を受信し、前記複数の発光デバイスのうちの一つから受信した前記光に基づいて前記光度信号を発生するように構成されうる。
【0018】
また、前記光度信号は、前記複数の発光デバイスによって発生される前記光を制御するために用いられうる。
【0019】
また、前記フラッシュユニットは、フラッシュ発光ダイオード(LED)を含みうる。
【0020】
また、前記制御回路は、デジタル回路とアナログ回路のうちの一つを含みうる。
【0021】
また、前記光学センサーは、前記フラッシュユニットによって発生される光を光学的に受信し、周囲光によって影響を受けないセンサーを含みうる。
【0022】
また、前記光学センサーは、前記フラッシュユニットから受信した前記光が前記周囲光によって影響を受けないような、前記フラッシュユニットからの距離に位置しうる。
【0023】
さらに別の観点によれば、装置は、光発生手段と、前記光発生手段からの光を受信する手段と、受信した前記光に基づいて光度信号(light intensity signal)を発生する手段と、前記光度信号に基づいて制御信号を発生する手段と、出力電圧を受信する手段と、前記制御信号に基づいて前記出力電圧を制御する手段と、制御された前記出力電圧に基づいて、前記光発生手段によって発生される光を制御する手段を含みうる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
本明細書に組み入れられて、その一部を成す添付図面は、発明を実施するための形態とともに、ここで説明する1以上の実施を示し、これらの実施を説明する。図面において、
【図1】ここで説明されるシステムおよび/または方法が実施され得る装置例の図を示す。
【図2A】ここで説明されるシステムおよび/または方法が実施され得る他の装置例の正面図を示す。
【図2B】ここで説明されるシステムおよび/または方法が実施され得る他の装置例の背面図を示す。
【図3】図1〜図2Bに示す装置の構成例の図を示す。
【図4】図1〜図2Bに示す装置の動作例の図を示す。
【図5】図1〜図2Bに示す装置の構成例の図を示す。
【図6】ここで説明される実施に係る処理例のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下の詳細な説明は、添付図面を参照する。異なる図面における同一の参照番号は、同一または同様の要素を識別しうる。また、以下の詳細な説明は、本発明を限定しない。
【0026】
<概観>
ここで説明されるシステムおよび/または方法は、フラッシュユニットと、光学センサーと、制御(または、変換器)回路を含む装置を提供しうる。光学センサーは、フラッシュユニットによって発生される光度(light intensity)を監視し、制御回路にフィードバックとして光度を供給しうる。制御回路は、光度を使用し、フラッシュユニットに供給される出力電圧を制御しうる。例えば、一実施では、システムおよび/または方法は、装置に関連するフラッシュユニットで光を発生し、装置に関連する光学センサーでフラッシュユニットから光を受信し、光学センサーで、受信した光に基づいて光度信号(light intensity signal)を発生しうる。システムおよび/または方法は、装置に関連するコントローラで光度信号に基づいて変調誤差信号(modified error signal)を発生し、装置に関連する変換回路で変調誤差信号を受信しうる。システムおよび/または方法は、更に、変換回路で出力電圧を受信し、変換回路を介して変調誤差信号に基づいて出力電圧を制御し、変換回路からの制御された出力電圧をフラッシュユニットに供給しうる。
【0027】
後述する説明は、装置を記述する。ここで用いるように、「装置」は、無線電話;セルラー無線電話に、データ処理、ファクシミリ、データ通信機能を組み合わせうる個人通信システム(PCS)端末;無線電話、ポケットベル、インターネット/イントラネット接続、ウェブブラウザ、電子手帳、カレンダー、ドップラー受信機、および/またはグローバル・ポジショニング・システム(GPS)受信機を含むことができるパーソナル・デジタル・アシスタント(PDA);ラップトップ型パソコン;GPS装置;パーソナル・コンピュータ;カメラ(例えば、コンテンポラリ(contemporary)カメラ、またはデジタルカメラ);カメラ機能を有するビデオカメラ(例えば、カメラ機能を有するカムコーダー);双眼鏡;望遠鏡;および/またはカメラを利用できる他の装置を含みうる。
【0028】
ここで用いるように、「カメラ」は、画像および/または動画をキャプチャし記憶しうる装置を含みうる。例えば、デジタルカメラは、コンテンポラリ・カメラなどで写真用フィルムを使う代わりに、画像および/または動画を電子的にキャプチャし記憶しうる電子装置になりうる。デジタルカメラは、画像と同様に、音声や動画を記憶しうるいくつかの装置を伴って、多機能になりうる。
【0029】
<装置構成例>
図1は、ここで説明されるシステムおよび/または方法が実施され得る装置例100の図を示す。図1に示すように、装置100は、ハウジング110、レンズ120、フラッシュユニット130、光学センサー140、ファインダー150、補助ライト160、ボタン170を含みうる。ハウジング110は、外部要因から装置100の部品を保護しうる。
【0030】
レンズ120は、機械的に、電子的に、および/または電気機械的に制御されたレンズアセンブリを含みうる。レンズアセンブリの焦点距離は、固定された焦点距離を有しうる常用レンズとは対照的に、変化しうる。レンズ120は、最長焦点距離と最短焦点距離の比率で表されうる「ズームレンズ」を含みうる。例えば、100ミリメータ(mm)〜400mmの範囲の焦点距離を有するズームレンズは、「4x」ズームとして表されうる。ズームレンズは、例えば約「1x」以上から約「12x」まで変動しうる。いくつかのデジタルカメラは、より長い長さの焦点ズームレンズを模倣するために、ズームレンズの限界に達すると合成画像のトリミングや拡大を許可しうる。ズームレンズには様々な構造がありうる。例えば、多くのズームレンズは、固定され、および/またはレンズ胴体に沿って軸方向にスライドしうる複数の個別のレンズを含みうる。ズームレンズの倍率が変化する場合には、フォーカスされた画像をシャープに維持するために、焦点面の移動が補正されうる。この補正は、機械的手段(例えば、レンズの倍率が変化に応じてレンズアセンブリを移動させること)によって、および/または光学的に(例えば、レンズがズームする際に焦点面の位置ができるだけ小さく変化するように調整すること)行われうる。
【0031】
レンズ120は、装置100のユーザに焦点を手動で調整することを要求する代わりにレンズ120に被写体の正確な焦点を取得させうる自動焦点システム(不図示)と連動して、動作しうる。自動焦点システムは、正確な焦点を判定する1または2以上の自動焦点センサー(不図示)に依存しうる。自動焦点システムは、手動での自動焦点センサーの選択を許可し、被写体の位置を識別しようと試みるアルゴリズムを用いる自動焦点センサーの自動選択を提供しうる。自動焦点センサーから集められたデータは、光学システムの焦点を調整しうる電気機械式システムを制御するために利用されうる。
【0032】
フラッシュユニット130は、カメラに用いられるいかなるタイプのフラッシュユニットを含みうる。例えば、一実施では、フラッシュユニット130は、発光ダイオード(LED)ベースのフラッシュユニット(例えば、1または2以上のLEDを含むフラッシュユニット)を含みうる。他の実施では、フラッシュユニット130は、装置100に組み込まれたフラッシュユニット;装置100から分離したフラッシュユニット;電子式キセノン・フラッシュ電球(例えば、高電圧の電気が放電されて短閃光を放つ電気アークを発生する、キセノンガスが満たされている真空管);マイクロフラッシュ(例えば、サブマイクロ秒(sub-microsecond)だけ持続する閃光を放電するように設計される専用の高電圧フラッシュユニット);等を含みうる。
【0033】
光学センサー140は、フラッシュユニット130から発生される光度を判定し、判定された光度に基づいてフラッシュユニット130を測定するための、様々なメカニズムを含みうる。例えば、一実施では、光学センサー140は、フラッシュユニット130によって発生される光度を判定するフラッシュユニット130から分離した、および/またはフラッシュユニット130と一体化したセンサーを含みうる。一例では、光学センサー140は、フラッシュユニット130として同じパッケージに位置しうる。他の実施では、光学センサー140は、周囲光にかかわらず、フラッシュユニット130から発生される光度を判定できるセンサーを含みうる。
【0034】
ファインダー150は、装置100のユーザが被写体を見る、および/または被写体に焦点を合わせるために、覗き込む窓を含みうる。例えば、ファインダー150は、光学ファインダー(例えば、反転望遠鏡);電子式ファインダー(例えば、ファインダーとして、および/または予めキャプチャされたマテリアル(material)を再生するために用いられうる、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、または有機発光ダイオード(OLED)ベースのディスプレイ);または前述した構成の組合せを含みうる。
【0035】
補助ライト160は、焦点を達成するレンズ120に提供される自動焦点システムを補助し、暗い場所での適切な露光を確保するために用いられる補助光システムを含みうる。補助ライト160は、例えば、自動焦点補助ライト、映像スナップショットの暴露補助ライト、1又は2以上の発光ダイオード(LEDs)、1又は2以上の白色白熱光、又は暗い場所で役に立つ他の光源を含みうる。
【0036】
ボタン170は、装置100によって被写体の画像をキャプチャすることに用いられうる、機械式又電気機械式のボタンを含みうる。装置100のユーザがボタン170を押す場合には、装置100は、装置100で被写体の画像をキャプチャするために、レンズ120(および自動焦点システム)、フラッシュユニット130、光学センサー140、補助ライト160を動作させうる。
【0037】
図1は装置100の構成要素例を示すが、他の実施で、装置100は、図1に示すよりも少ない、異なる、または追加の構成要素を含みうる。さらに他の実施では、装置100の1又は2以上の構成要素が、装置100の他の構成要素によって実行されるように記述された1又は2以上の他のタスクを実行しうる。
【0038】
図2Aと図2Bは、それぞれ、ここで説明されるシステムおよび/または方法が実施され得る他の装置例200の正面図と背面図を示す。図2Aに示すように、装置200は、ハウジング210、スピーカ220、表示部230、操作ボタン240、キーパッド250、マイクロフォン260を含みうる。ハウジング210は、外部要因から装置200の部品を保護しうる。スピーカ200は、装置200のユーザに可聴情報を提供しうる。
【0039】
表示部230は、ユーザに視覚情報を提供しうる。例えば、表示部230は、電話の着信や発信、メディア(media)、ゲーム、電話帳、現在の時刻等に関する情報を提供しうる。他の例では、表示部230は、電子式ファインダー、例えば、装置200のユーザが被写体を見る、および/または被写体に焦点を合わせる、および/または予めキャプチャされたマテリアルを再生するために、覗き込む陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、又は有機発光ダイオード(OLED)ベースのディスプレイを提供しうる。
【0040】
操作ボタン240は、ユーザに装置200との相互作用を許可し、装置200に一つ以上の動作を実行させうる。例えば、操作ボタン240は、装置100のボタン170と同様な方法で、装置200によって被写体の画像をキャプチャすることに使われうる。キーパッド250は、標準的な電話器のキーパッドを含みうる。マイクロフォン260は、ユーザからの可聴情報を受信しうる。
【0041】
図2Bに示すように、装置200は、更に、カメラレンズ270、補助ライト275、フラッシュユニット280、及び光学センサー285を含みうる。カメラレンズ270は、レンズ120の構成要素と同様な構成要素を含み、レンズ120の動作方法と同様な方法で動作しうる。カメラレンズ270は、装置200のユーザに焦点を手動で調整することを要求する代わりにカメラレンズ270に被写体の正確な焦点を取得させうる自動焦点システム(不図示)と連動して、動作しうる。自動焦点システムは、正確な焦点を判定する1または2以上の自動焦点センサー(不図示)に依存しうる。自動焦点システムは、手動での自動焦点センサーの選択を許可し、被写体の位置を識別しようと試みるアルゴリズムを用いる自動焦点センサーの自動選択を提供しうる。自動焦点センサーから集められたデータは、光学システムの焦点を調整しうる電気機械式システムを制御するために利用されうる。
【0042】
補助ライト275は、補助ライト160の構成要素と同様な構成要素を含み、補助ライト160の動作方法と同様な方法で動作しうる。補助ライト275は、焦点を達成するカメラレンズ270に提供される自動焦点システムを補助し、暗い場所での適切な露光を確保するために用いられる補助光システムを含みうる。補助ライト275は、例えば、自動焦点補助ライト、映像スナップショットの暴露補助ライト、1又は2以上の発光ダイオード(LEDs)、1又は2以上の白色白熱光、又は暗い場所で役に立つ他の光源を含みうる。
【0043】
フラッシュユニット280は、フラッシュユニット130の構成要素と同様な構成要素を含み、フラッシュユニット130の動作方法と同様な方法で動作しうる。例えば、一実施では、フラッシュユニット280は、LEDベースのフラッシュユニット(例えば、1または2以上のLEDを含むフラッシュユニット)を含みうる。他の実施では、フラッシュユニット280は、装置200に組み込まれたフラッシュユニット;装置200から分離したフラッシュユニット;電子式キセノン・フラッシュ電球;マイクロフラッシュ;等を含みうる。
【0044】
光学センサー285は、光学センサー140の構成要素と同様な構成要素を含み、光学センサー140の動作方法と同様な方法で動作しうる。例えば、一実施では、光学センサー285は、フラッシュユニット280によって発生される光度を判定するフラッシュユニット280から分離した、および/またはフラッシュユニット280と一体化したセンサーを含みうる。一例では、光学センサー285は、フラッシュユニット280として同じパッケージに位置しうる。他の実施では、光学センサー285は、周囲光にかかわらず、フラッシュユニット280から発生される光度を判定できるセンサーを含みうる。
【0045】
他の実施では、光学センサー285は、フラッシュユニット280の前部に設けられ、被写体の輝度(被写体から反射された閃光の量)を判定し、被写体が適切に照らされたと判定するとフラッシュユニット280を遮断するセンサーを含みうる。
【0046】
図2A及び図2Bは装置200の構成要素例を示すが、他の実施で、装置200は、図A及び図2Bに示すよりも少ない、異なる、または追加の構成要素を含みうる。さらに他の実施では、装置200の1又は2以上の構成要素が、装置200の他の構成要素によって実行されるように記述された1又は2以上の他のタスクを実行しうる。
【0047】
図3は、装置100又は装置200の構成要素例の図を示す。図3に示すように、装置100/200は、フラッシュユニット130/280、光学センサー140/285、処理部310、記憶部320、ユーザインターフェース330、通信インターフェース340、アンテナアセンブリ350、及び変換回路360を含みうる。フラッシュユニット130/280、及び光学センサー140/285は、例えば図1〜図2Bに関連して前述した特徴を含みうる。
【0048】
処理部310は、プロセッサ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、または同様のものを含みうる。処理部310は、装置100/200、及びその構成要素の動作を制御しうる。
【0049】
記憶部320は、処理部310によって利用されうるデータや命令を記憶するための、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリ・メモリ(ROM)、および/または他のタイプのメモリを含みうる。
【0050】
ユーザインターフェース330は、装置100/200に情報を入力する機構、および/または装置100/200から情報を出力する機構を含みうる。入力機構及び出力機構の例は、電気信号を受信し、音声信号を出力するスピーカ(例えば、スピーカ220);画像信号、および/または動画信号を受信し、電気信号を出力するカメラレンズ(例えば、レンズ120、又はカメラレンズ270);音声信号を受信し、電気信号を出力するマイクロフォン(マイクロフォン260);データや制御命令が装置100/200に入力されることを可能にするボタン(例えば、ジョイスティック、ボタン170、操作ボタン240、又はキーパッド250のキー);視覚情報(例えば、カメラレンズ270から受信した画像情報、および/または動画情報)を出力する表示部(例えば、表示部230);および/または装置100/200を振動させる振動器を含んでもよい。
【0051】
通信インターフェース340は、例えば、処理部310からのベースバンド信号を無線周波数(RF)信号に変換しうる送信機、および/または、RF信号をベースバンド信号に変換しうる受信機を含みうる。代わりに、通信インターフェース340は、送信機と受信機の両方の機能を実行する送受信機を含みうる。通信インターフェース340は、RF信号の送信、および/または受信のためにアンテナアセンブリ350と接続しうる。アンテナアセンブリ350は、無線でRF信号を送信し、および又は受信する1又は2以上のアンテナを含みうる。アンテナアセンブリ350は、例えば、通信インターフェース340からRF信号を受信し、無線でRF信号を送信し、無線でRF信号を受信し、RF信号を通信インターフェース340に供給する。一実施では、例えば、通信インターフェース340は、ネットワーク(例えば、ローカルエリア・ネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)等の電話網、イントラネット、インターネット、またはネットワークの組合せ)で通信しうる。
【0052】
変換回路360は、装置100/200に関連するバッテリー(または、その他の電源)によって供給される出力電圧を制御する装置を含みうる。一実施では、変換回路360は、直流/直流電圧(DC/DC)変換器を含みうる。DC/DC変換器は、1又は2以上のサブ回路、及び、バッテリーによって供給される電圧レベルと異なる電圧レベル要求(例えば、出力電圧よりも高い、又は低い電圧レベル、マイナス電圧レベル等)を含みうる。DC/DC変換器は、部分的に低いバッテリー電圧によって提供される電圧を増加し、複数のバッテリーの使用を排除しうる。一例では、変換回路360は、光学センサー140/285を介して制御信号(例えば、フラッシュユニット130/280によって発生される光に基づく)を受信し、装置100/200に関連するバッテリ(不図示)や他の構成要素の出力電圧を受信しうる。変換回路360は、制御信号を用いて出力電圧を制御しうる。変換回路360は、フラッシュユニット130/280によって発生される光度を制御するために、制御された出力電圧をフラッシュユニット130/280に供給しうる。一実施では、フラッシュユニット130/280によって発生される光度は、一定の所定レベルに維持されうる。
【0053】
更に図3に示すように、光学センサー140/285は、フラッシュユニット130/280によって発生される光度に関して情報370を判定し、光度情報370を変換回路360に供給しうる。一実施では、光度情報370は、フラッシュユニット130/280が制御されうるように、出力や、フラッシュユニット130/280によって発生される光度を調整することに利用されうる。変換回路360は、光学センサー140/285から光度情報370を受信し、出力電圧(不図示)を受信しうる。変換回路は、光度情報370を用いて出力電圧を制御し、制御された出力電圧380をフラッシュユニット130/280に提供しうる。制御された出力電圧380は、フラッシュユニット130/280が制御されうるように、出力や、フラッシュユニット130/280によって発生される光度を調整することに利用されうる。
【0054】
以下に詳述するように、装置100/200は、光学センサー140/285によって提供された光度情報370に基づいてフラッシュユニット130/280の制御に関連する特定の動作を実行しうる。装置100/200は、記憶部320等のコンピュータ可読媒体に含まれるアプリケーションのソフトウェア命令を実行する処理部310に応えて、特定の動作や他の動作を実行しうる。
【0055】
ソフトウェア命令は、通信インターフェース340を介して、他のコンピュータ可読媒体又は他の装置から記憶部320に読み込まれうる。記憶部320に含まれるソフトウェア命令は、後述する処理を処理部310に実行させうる。また、ハードウェア回路は、ソフトウェア命令の代わりに、又はソフトウェア命令と組み合わせて利用され、本発明の原理に調和する処理を実行しうる。従って、ここで説明される実施は、ハードウェア回路とソフトウェアの特定の組合せに限定されない。
【0056】
図3は装置100/200の構成要素例を示すが、他の実施で、装置100/200は、図3に示すよりも少ない、異なる、または追加の構成要素を含みうる。さらに他の実施では、装置100/200の1又は2以上の構成要素が、装置100/200の他の構成要素によって実行されるように記述された1又は2以上の他のタスクを実行しうる。
【0057】
<装置動作例>
図4は、装置100/200の動作例400の図を示す。図示するように、装置100/200は、例えば装置100/200が被写体410の画像をキャプチャしうるように、被写体410と共に配置されうる。一実施では、フラッシュユニット130/280は、被写体410を照らすために光420を発生し、光学センサー140/285は、フラッシュユニット130/280によって発生される光420を受信しうる。一例では、光学センサー140/285は、フラッシュユニット130/280の近くに、又は、およそ近くに位置しうる。他の例では、光学センサー140/285は、フラッシュユニット130/280と一体化し、および/またはフラッシュユニット130/280として同じパッケージに位置しうる。光学センサー140/285は、フラッシュユニット130/280によって発生される光420の十分な一部が、光学センサー140/285によって受信され、周囲光が光420の強度に影響を与えないように、位置されうる。
【0058】
光学センサー140/285は、受信した光420に基づいて光度情報370を判定し、光度情報370を変換回路360に提供しうる。変換回路360は、光学センサー140/285からの光度情報370を受信し、出力電圧(不図示)を受信しうる。変換回路360は、光度情報370を用いて出力電圧を制御し、制御された出力電圧380をフラッシュユニット130/280に供給しうる。制御された出力電圧380は、フラッシュユニット130/280が制御されうるように、フラッシュユニット130/280によって発生される光度(例えば、光420の強度)を調整するために用いられうる。他の実施例では、フラッシュユニット130/280がいくつかの発光デバイス(例えば、いくつかのLED)を含む場合には、変換回路360は、一つの発光デバイスから発生される光を監視する(例えば、光学センサー140/285を介して)ことで、全ての発光デバイスを制御しうる。
【0059】
図4は装置100/200の構成要素例を示すが、他の実施で、装置100/200は、図4に示すよりも少ない、異なる、または追加の構成要素を含みうる。さらに他の実施では、装置100/200の1又は2以上の構成要素が、装置100/200の他の構成要素によって実行されるように記述された1又は2以上の他のタスクを実行しうる。
【0060】
図5は、装置100/200の構成要素例の図を示す。図示するように、装置100/200は、フラッシュユニット130/280、光学センサー140/285、変換回路360、演算増幅器500、加算増幅器510、及びコントローラ520を含みうる。フラッシュユニット130/280、光学センサー140/285、及び変換回路360は、例えば図1〜図4に関連して前述した特徴を含みうる。更に図5に示すように、一実施では、フラッシュユニット130/280は、集積デバイス530として、光学センサー140/285と一体化し、および/または光学センサー140/285と共に同じパッケージに位置しうる。
【0061】
演算増幅器500は、反転機能を含む装置を含みうる。反転機能は、信号を受信し、信号を反転し(マイナスにする)うる。例えば、図5に示すように、演算増幅器500は、光学センサー140/285によって発生される光度信号540を受信しうる。光度信号540は、光学センサー140/285によってフラッシュユニット130/280から受信した光度の判定の指標となる電圧信号を含みうる。演算増幅器500は、光度信号540を反転し、光度信号540の負の値に等しいマイナス(又は反転した)電圧信号550を出力しうる。演算増幅器500は、マイナス信号550を加算演算部510に提供しうる。
【0062】
加算増幅器510は、演算増幅器500からマイナス信号550を受信し、基準信号560(例えば、処理部310から)を受信する装置を含みうる。基準信号560は、電圧信号を含み、装置100/200の特定の構成要素に基づいて変化し、その結果調整される(例えば、基準信号560は、フラッシュユニット130/280が特定の出力電圧量を受信するように、調整されうる)。加算増幅器510は、マイナス信号550と基準信号560を合計し、誤差信号570として合計を出力しうる。一例では、マイナス信号550が基準信号560と等しい場合には(例えば、光度540が最適でありうる状況で)、誤差信号570はゼロに等しくなり、フラッシュユニット130/280に対して調整は必要とされない。加算増幅器510は、誤差信号570をコントローラ520に提供しうる。
【0063】
コントローラ520は、フラッシュユニット130/280が、不安定で無く、誤ったおよび/又は予測できない応答時間を有しないことを保証する装置を含みうる。例えば、一実施では、コントローラ520は、比例・積分・微分(PID)制御器を含みうる。PID制御器は、その都度処理を調整できる補正動作を計算し出力することで、測定されたプロセス変数と要求値との間の誤差の補正を試みうる。図5に示すように、コントローラ520は、誤差信号570を加算演算部510から受信し、変調誤差信号580を出力することで誤差信号570を補正することを試みうる。変調誤差信号580は、フラッシュユニット130/280の出力を調整できる修正情報を含みうる。コントローラ520は、変調誤差信号580を変換回路360に提供しうる。
【0064】
変換回路360は、変調誤差信号580と出力電圧590(例えば、装置100/200に関連するバッテリー又は他の構成要素からの)を受信し、変調誤差信号580を利用して、フラッシュユニット130/280に提供される電圧(例えば、出力電圧590)を制御しうる。例えば、変調誤差信号580は、出力電圧590を制御又は制限するために用いられ、変換回路360は、制御された/制限された電圧(例えば、制御された出力電圧380)をフラッシュユニット130/280に提供しうる。フラッシュユニット130/280は、制御された出力電圧380を受信し、出力や、制御された出力電圧380に基づいて発生される光度を調整しうる。一例では、制御された出力電圧380は、フラッシュユニット130/280が制御されることを確保しうる。
【0065】
図5に関連して説明される制御ループは、アナログまたはデジタルでありうる。アナログ制御ループは、簡素さとスピードを提供しうる。デジタル制御ループは、制御ループ(例えば、フラッシュユニット130/280によって提供される)における非線形性を作ることを容易にする。ここで説明される制御ループは、特定の装置に利用される定電流回路が不必要となるので、変換回路360を著しく小さくすることを可能としうる。フラッシュユニット130/280によって発生される光度の制御は、制御ループがフラッシュユニット130/280によって発生される実際の光に基づくので、制御ループを用いることで、電流よりも正確でありうる。ここで説明される制御ループは、温度や個々の隔たりによる変動を最小化し、電力が熱に変換されないので(例えば、定電流回路の場合のように)装置100/200の全体効率を増加させうる。
【0066】
<処理例>
図6は、ここで説明される実施に係る処理例600のフローチャートを示す。一実施では、処理600は、装置100/200の1又は2以上の構成要素によって実行されうる。
【0067】
図6に示すように、処理600は、装置に関連するフラッシュユニットによる光の発生(ブロック610)と、装置に関連する光学センサーによるフラッシュユニットからの光の受信(ブロック620)から始まる。例えば、図4に関連して前述した実施では、フラッシュユニット130/280は、光420を発生して被写体410を照らし、光学センサー140/285は、フラッシュユニット130/280によって発生される光420を受信しうる。一例では、光学センサー140/285は、フラッシュユニット130/280によって発生される光420の十分な一部が、光学センサー140/285によって受信され、周囲光が光420の強度に影響を与えないように、位置されうる。
【0068】
更に図6に示すように、光度信号は、受信した光に基づいて光学センサーによって発生され(ブロック630)、変調誤差(又は制御)信号は、装置に関連するコントローラによって、光度信号に基づいて発生されうる(ブロック640)。例えば、図5に関連して前述した実施では、光度信号540は、光学センサー140/285によって発生され、光学センサー140/285によってフラッシュユニット130/280から受信した光度の判定の指標となる電圧信号を含みうる。演算増幅器500は、光度信号540を反転し、マイナス信号550を出力しうる。加算演算部510は、マイナス信号550と基準信号560を合計し、誤差信号570として合計を出力しうる。コントローラ520は、誤差信号570を加算演算部510から受信し、変調誤差信号580を出力することで誤差信号570を補正することを試みうる。変調誤差信号580は、フラッシュユニット130/280の出力を調整できる修正情報を含みうる。
【0069】
図6に戻って、装置に関連する変換回路は、変調誤差(又は制御)信号を受信し(ブロック650)、変換回路は、出力電圧を受信しうる(ブロック660)。例えば、図5に関連して前述した実施では、変換回路360は、変調誤差信号580と出力電圧590(例えば、装置100/200に関連するバッテリー又は他の構成要素からの)を受信しうる。
【0070】
更に図6に示すように、変換回路は、変調誤差(又は制御)信号に基づいて出力電圧を制御し(ブロック670)、制御された出力電圧は、変換回路からフラッシュユニットに供給される(ブロック680)。例えば、図5に関連して前述した実施では、変換回路360は、変調誤差信号580を利用して、フラッシュユニット130/280に提供される電圧(例えば、出力電圧590)を制御しうる。一例では、変調誤差信号580は、出力電圧590を制御又は制限するために用いられ、変換回路360は、制御された/制限された電圧(例えば、制御された出力電圧380)をフラッシュユニット130/280に提供しうる。フラッシュユニット130/280は、制御された出力電圧380を受信し、出力や、制御された出力電圧380に基づいて発生される光度を調整しうる。
【0071】
<結論>
ここで説明されるシステムおよび/または方法は、フラッシュユニット、及び光学センサー、制御(変換器)回路を含む装置を提供しうる。光学センサーは、フラッシュユニットによって発生される光度を監視し、制御回路にフィードバックとして光度を提供しうる。制御回路は、光度を利用して、フラッシュユニットに供給される出力電圧を制御する。例えば、一実施では、システムおよび/または方法は、装置に関連するフラッシュユニットで光を発生し、装置に関連する光学センサーでフラッシュユニットから光を受信し、光学センサーで、受信した光に基づいて光度信号を発生しうる。システムおよび/または方法は、装置に関連するコントローラで光度信号に基づいて変調誤差信号を発生し、装置に関連する変換回路で変調誤差信号を受信しうる。システムおよび/または方法は、更に、変換回路で出力電圧を受信し、変換回路を介して変調誤差信号に基づいて出力電圧を制御し、変換回路からの制御された出力電圧をフラッシュユニットに供給しうる。
【0072】
前述の実施形態の説明は、説明と記述を提供するものであるが、排他的であることを意図したものでもなければ、開示した厳密な形態に発明を限定することを意図したものではない。修正および変形については、上述の開示に照らせば可能であり、また本発明の実施から得られる場合もある。
【0073】
例えば、図6について一連のブロックを説明したが、他の実施ではブロックの順序を変更することも可能である。更に、独立したブロックは、並行して実行されうる。
【0074】
詳細な説明は、フラッシュユニット130/280によって発生される光度を測定する光学センサー(例えば、光学センサー140/285)を用いて説明したが、他の実施では、装置100/200は、フラッシュユニット130/280によって発生される光度を測定できる他のセンサーを利用しうる。
【0075】
ここで説明した実施形態が、図示した実施において多種多様なソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアで実施可能であることは明らかであろう。ここで説明される実施形態を実施するために用いる実際のソフトウェアコードや特定制御ハードウェアは、本発明を限定するものではない。したがって、ここでの説明に基づいてソフトウェアおよび制御ハードウェアを設計して実施形態を実施可能であるという理解のもと、実施形態の動作および挙動については、特定のソフトウェアコードを参照することなく説明した。
【0076】
また、本発明のある部分は、1または2以上の機能を行う「ロジック(logic)」として説明した。このようなロジックとしては、特定用途向け集積回路、または電界プログラム可能ゲートアレイ等のハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組合せなどが挙げられる。
【0077】
特徴の特定の組合せについて、特許請求の範囲および/または明細書における開示を行うが、かかる組合せで発明を限定する意図はない。実際、かかる特徴の多くは、具体的に特許請求の範囲および/または明細書の開示にはないやり方で組み合わせることも可能である。
【0078】
「comprises/comprising」という用語をここで用いた場合、言明した特徴、整数、ステップ、または構成要素の存在を特定するものであるが、1または2以上の他の特徴、整数、ステップ、構成要素、またはその組合せの存在または追加を排除するものではないと解されることを強調したい。
【0079】
本出願で用いたいかなる要素、動作、命令も、明示していない限りは、本発明に対して決定的または本質的であると考えるべきではない。また、ここで用いた「a」という冠詞は、1または2以上のアイテムを含むという意図がある。1つのアイテムのみを意図する場合は、「one」という言葉や同様の言語を用いる。さらに、「based on(に基づく)」という表現は「based, at least in part, on(少なくとも部分的に基づく)」という意味を意図しており、そうではない場合は明示してある。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置によって実行される方法であって、
前記装置に関連するフラッシュユニットで光を発生するステップと、
前記装置に関連する光学センサーで前記フラッシュユニットからの光を受信するステップと、
前記光学センサーで、受信した前記光に基づいて光度信号(light intensity signal)を発生するステップと、
前記装置に関連するコントローラで、前記光度信号に基づいて制御信号を発生するステップと、
前記装置に関連する制御回路によって、前記制御信号を受信するステップと、
前記制御回路によって、出力電圧を受信するステップと、
前記制御回路によって、前記制御信号に基づいて前記出力電圧を制御するステップと、
前記制御回路からの制御された前記出力電圧を、前記フラッシュユニットに供給するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
制御された出力電圧に基づいて、前記フラッシュユニットによって発生される前記光を制御するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コントローラは、比例・積分・微分(PID)制御器を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記フラッシュユニットは、前記光学センサーと一体化し、又は前記光学センサーと同じパッケージに位置する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記装置は、
無線電話と、
個人通信システム(PCS)端末と、
ラップトップ型パソコンと、
パーソナル・コンピュータと、
カメラと、
カメラ機能を有するビデオカメラと、
双眼鏡と、
望遠鏡と、
の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記フラッシュユニットは、複数の発光デバイスを含み、
前記方法は、
前記光学センサーで、前記複数の発光デバイスのうちの一つからの光を受信するステップと、
前記光学センサーで、前記複数の発光デバイスのうちの一つから受信した前記光に基づいて前記光度信号を発生するステップと、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記光度信号は、前記複数の発光デバイスによって発生される前記光を制御するために用いられる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
光を発生するフラッシュユニットと、
前記フラッシュユニットからの前記光を受信し、受信した前記光に基づいて光度信号(light intensity signal)を発生する光学センサーと、
前記光度信号に基づいて変調誤差信号(modified
error signal)を発生するコントローラと、
前記コントローラから前記変調誤差信号を受信し、自装置に関連する電源から出力電圧を受信し、前記変調誤差信号に基づいて前記出力電圧を制御し、制御された前記出力電圧を前記フラッシュユニットに供給する制御回路と、
を含む装置。
【請求項9】
前記装置は、
無線電話と、
個人通信システム(PCS)端末と、
ラップトップ型パソコンと、
パーソナル・コンピュータと、
カメラと、
カメラ機能を有するビデオカメラと、
双眼鏡と、
望遠鏡と、
の少なくとも一つを含む、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記フラッシュユニットは、更に、制御された前記出力電圧に基づいて光を発生するように構成されている、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記制御回路は、直流/直流電圧(DC/DC)変換器を含む、請求項8に記載の装置。
【請求項12】
前記コントローラは、比例・積分・微分(PID)制御器を含む、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記フラッシュユニットは、前記光学センサーと一体化し、又は前記光学センサーと同じパッケージに位置する、請求項8に記載の装置。
【請求項14】
前記フラッシュユニットは、複数の発光デバイスを含み、
前記光学センサーは、更に、前記複数の発光デバイスのうちの一つからの光を受信し、前記複数の発光デバイスのうちの一つから受信した前記光に基づいて前記光度信号を発生するように構成されている、請求項8に記載の装置。
【請求項15】
前記光度信号は、前記複数の発光デバイスによって発生される前記光を制御するために用いられる、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記フラッシュユニットは、フラッシュ発光ダイオード(LED)を含む、請求項8に記載の装置。
【請求項17】
前記制御回路は、デジタル回路とアナログ回路のうちの一つを含む、請求項8に記載の装置。
【請求項18】
前記光学センサーは、前記フラッシュユニットによって発生される光を光学的に受信し、周囲光によって影響を受けないセンサーを含む、請求項8に記載の装置。
【請求項19】
前記光学センサーは、前記フラッシュユニットから受信した前記光が前記周囲光によって影響を受けないような、前記フラッシュユニットからの距離に位置している、請求項8に記載の装置。
【請求項20】
光発生手段と、
前記光発生手段からの光を受信する手段と、
受信した前記光に基づいて光度信号(light
intensity signal)を発生する手段と、
前記光度信号に基づいて制御信号を発生する手段と、
出力電圧を受信する手段と、
前記制御信号に基づいて前記出力電圧を制御する手段と、
制御された前記出力電圧に基づいて、前記光発生手段によって発生される光を制御する手段と、
を含む装置。


【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2012−502309(P2012−502309A)
【公表日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−525647(P2011−525647)
【出願日】平成21年3月3日(2009.3.3)
【国際出願番号】PCT/IB2009/050867
【国際公開番号】WO2010/026494
【国際公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】