フラワーアレンジメントアクセサリ
2つの相互接続部品であるソケット部品(57)および前記ソケット部品(57)に挿入可能な挿入部品(58)を含み、前記部品の少なくとも1つが中央穴(59)を囲む壁部分を有し、部品がそれぞれの穴を実質的に位置合わせした状態で作動的に連結することができるように、挿入部品の挿入部分がソケット部品の受容部分と係合する大きさになるように構成され、容器の底および蓋の各々の壁にオリフィスが切られた場合に、それらの各々におけるそれぞれの壁と係合するための容器係合手段を各々の前記部品が前記挿入および受容部分から離れて有して成る、容器にアパーチャを設けるためのアクセサリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フラワーアレンジメントアクセサリに関し、同一出願人の同時係属国際特許出願第PCT/AU01/00450号に開示されたフラワーアレンジメント用具の助けを借りて形成されるフラワーアレンジメント用アクセサリに特定の用途を有し、その明細書を参照として本書に組み込む。本願では、そのような用途に言及する。しかし、本発明はそのような用途に限定されないことは理解される。
【背景技術】
【0002】
花および類似物はブーケ(bouquet)、花束(bunch)、ポージー(posy)などとしてアレンジすることができ、ときには追加の装飾的葉を含め、ときには棒に付けた風船などの装飾的アイテムを含めることができる。花はしばしば特別な機会に、かつ/または好意を伝えるために贈物として贈られ、そのような社交はときには他の贈物を伴う。そうした他の贈物は往々にして別個に販売されて贈られ、そうした他の贈物をフラワーアレンジメントと一緒に包装する便利な方法は無かった。この明細書では、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、用語「フラワーアレンジメント」とは、ポージー、花束、ブーケ、シーフ(sheaf)、花輪(wreath)、および単茎を含め、組み立てられた花のアレンジメントはどのようなものも含むと理解すべきであり、リボン、風船、および加えることができる他の装飾的アイテムを含むことができる。さらに、フラワーアレンジメントの文脈において、用語「アイテム」および「長尺アイテム」とは、該用語が使用される文脈で意味が明らかに適さない場合を除き、花、葉、およびそれらの軸または茎、および花束を構成するために用いられる上述の装飾的アイテムは全て含むと理解すべきである。さらに、同一出願人の上述した国際特許出願第PCT/AU01/00450号に記載したフラワーアレンジメント用具を、以下では「花保持ディスク」と呼ぶ。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上述した問題の1つまたはそれ以上を緩和し、あるいは少なくとも現在の伝統的な贈呈の代替策をもたらす1つまたはそれ以上のフラワーアレンジメントアクセサリを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上のことを考慮して、本発明の一態様は概して、
略平坦な透水性材料のシートと、
前記シートを貫通し、前記シートの周辺から離れた1つまたはそれ以上のペネトレーション(貫通口)であって、そのうちの1つがそこにフラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションと、
を含み、前記シートがその片面に耐水性被覆を含むことを特徴とするフラワーアレンジメントアクセサリにある。
【0005】
別の態様では、本発明は概して、
略平坦な透水性材料のシートと、
前記シートを貫通し、前記シートの周辺から離れ、フラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションと、
前記シートの片面に塗布された耐水性被覆と、
前記ペネトレーションから1つまたはそれ以上の方向に、片面にトークンを支承または受容するのに充分な距離を延出し、かつそれに充分な大きさである延長部と、
を含むフラワーアレンジメントアクセサリにある。
【0006】
トークンはメッセージおよび/またはあいさつ状の形とすることができ、必要に応じて小さい贈物用の箱などまたはそれを取り付けるための接着パッドを含めることができる。
【0007】
シートは、ボール紙(これが好ましい)または補強された織物のような略剛性材料から形成され、被覆はシートの単面のプラスチックラミネーションから形成されることが適当である。シートは、装飾的模様、装飾的彩色、そこに貼着された装飾品などのような装飾を含み、外周は審美的輪郭線を形作ることが好ましい。例示的形態では、シートは花保持ディスクと共に使用するように適応される。
【0008】
必要に応じて、シートは、フラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーション(「主ペネトレーション」)の周りに、さらなるペネトレーションを含むことができ、前記さらなるペネトレーションは、主ペネトレーションの周りに装飾を形成するため、リボンまたは同様のひも状の織物を受容するように適応される。
【0009】
別の態様では、本発明は概して、
1つまたはそれ以上のアイテムを収容するための容器と、
前記容器を貫通し、前記容器の周辺から離れた1つまたはそれ以上のペネトレーションであって、その1つ(主ペネトレーション)がフラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションと、
を含むフラワーアレンジメント用アクセサリにおいて、
前記主ペネトレーションが、略可撓性材料のシートを備えた一束の花をアレンジするための花保持ディスクを係合するための係合手段を含み、シートを貫通する複数のペネトレーションがアレンジする花の束の長尺アイテムをそこに受容するように適応され、把持手段が各ペネトレーションと作動的に連携し、それによって1つまたはそれ以上の長尺アイテムを1つまたはそれ以上のペネトレーションに通してそれにより予め定められた力で把持することができ、ペネトレーションが、各ペネトレーションと作動的に連携する1つまたはそれ以上の円形アパーチャによって、ペネトレーションの周囲の可撓性材料の破損に備えて補強され、それによってフラワーアレンジメントが前記容器と作動的に連携することを特徴とするフラワーアレンジメント用アクセサリにある。アパーチャのサイズは、そこに挿入可能な一束の花の茎を受け入れるように選択される。好適な形態では、主ペネトレーションは直径60mmおよび80mmのサイズから選択される。容器の好適な高さは、宝飾品のような贈物を収容する場合には10mm、チョコレートの場合には10mmから70mmの間である。他の贈物の場合、一般的に高さは10乃至130mmとすることができる。オリフィスまたはアパーチャが本書に記載するフラワーアレンジメント用ディスクと協働することができるように、アパーチャサイズを選択することが好ましいことは、理解される。そのような形態では、ポージー、花束、およびブーケなどを含む、様々なサイズのフラワーアレンジメントを受け入れるように選択されたサイズがあることが好ましい。
【0010】
別の態様では、本発明は概して、容器にアパーチャを設けるためのアクセサリであって、2つの相互接続部品つまりソケット部品および前記ソケット部品内に挿入可能な挿入部品を含み、前記部品の少なくとも1つが中央穴を囲む壁部分を有し、部品がそれぞれの穴を実質的に位置合わせした状態で相互に作動的に連結することができるように、前記挿入部品の挿入部分が前記ソケット部品の受容部分と係合する大きさになるように構成され、容器の底および蓋の各々の壁にオリフィスが切られた場合に、それと係合するための容器係合手段を各々の前記部品が前記挿入および受容部分から離れて有して成る、アクセサリにある。
【0011】
各部品は壁部分を含み、挿入部品の壁部分の一部の外面はソケット部品の壁部分の一部の内面と係合可能であることが好ましい。そのような形態では、アクセサリは、容器の蓋および底と作動的に係合したときに、アクセサリのそれぞれの部品の穴によって具現される、容器のアパーチャを提供する。穴は断面が円形であることが好ましく、例えば20mmから70mmまで10mmずつ増分する直径のようなサイズの範囲で設けることが好ましい。この形態のアクセサリは、容器が構成される材料と両立するように選択された、例えばプラスチック、金属、もしくはボール紙、またはそれらの組合せから製造することができる。
【0012】
容器係合手段は、蓋および底の壁の内面に接着されるように適応されたフランジの形を取ることが好ましく、挿入および受容部分は、一連の異なるサイズの容器に適合するように、様々な内径の穴を受け入れるように構成することができる。
【0013】
別の態様では、本発明は概して、
フラワーアレンジメントに組み込むように選択された長さおよび断面の長尺ロッドであって、両端のうちの一方に取付け手段を含む長尺ロッドと、
前記フラワーアレンジメントを装飾するための装飾手段であって、前記取付け手段を有する前記ロッドの端に前記装飾手段を作動的に取り付けるための相補的取付け手段を含む装飾手段と、
を含むフラワーアレンジメント用アクセサリにある。
【0014】
ロッドは、花の茎などの形を模倣するようにプラスチック材料から形成され、あるいは花または葉の茎と審美的に釣り合うように形成されることが好ましい。また、取付け手段はボールソケットジョイントを含み、ボールを受容するためのソケットがロッドの一端に配置され、ボールがソケット内に締まりばめ状態で収まるような大きさであり、かつ装飾手段上の適切な取付け位置に配置されることも好ましい。そのような形態では、ロッドおよび装飾手段は、ボールをソケット内に挿入することによって相互に作動的に取り付けることができ、ボールとソケットの相対サイズは「スナップ嵌め」が達成されるように選択される。ロッドの長さは、ポージーには単一の長さが適し、花束には2つの長さが適し、ブーケには3つの長さが適するように選択することが好ましい。また、ボールソケットジョイントが、ボールを装飾手段に接続する茎を中心とするショルダなどの当接手段を含み、部品がパチンと嵌め合わされたときに、それがソケットの外周と係合することも好ましい。こうして取り付けられた部品は、ロッドと実質的に位置を合わせて、しかし相互に対して実質的に軸線を中心に曲ったり、うなだれたりすることなく、長軸を中心に相互に対して枢動することができる。
【0015】
装飾手段は、グリーティングカード、菓子類、宝飾品、珍しいアイテム、例えば風船などのような物またはアイテムを保持および/または収容するクランプまたは容器の形を取ることができる。装飾手段はロッドに取り付けられ、次いで、ロッドを花保持ディスクの把持手段に差し込むことによって、フラワーアレンジメントに組み込むことができる。フラワーアレンジメント用ディスクは、さらに、前述したようにその中を貫通して延びるペネトレーションを有する容器と統合することができる。
【0016】
本発明のフラワーアレンジメント用アクセサリは、ロッドを補助具に差し込むか挿通させることによって、脆い固形発泡体、ワイヤフレーム、セラミックビーズなどのような従来のフラワーアレンジメント補助具と共に使用することができると理解される。
【0017】
別の態様では、本発明は概して、
本書に記載するように花保持ディスクを提供するステップと、
本書で記載するように1つまたはそれ以上のフラワーアレンジメント用アクセサリを選択するステップと、
フラワーアレンジメントを作成するために、切花、葉、および/または装飾的アイテムを選択するステップと、
切花、葉、および/または装飾用アイテムを一度に1つまたはそれ以上ずつ、可撓性シートの1つまたはそれ以上のペネトレーションに、フラワーアレンジメントが完成するまで挿入するステップと、
花の束と作動的に連携させるためにフラワーアレンジメントをアクセサリの主ペネトレーションに通すステップと、
を含む、フラワーアレンジメントを形成する方法にある。
【0018】
必要に応じて、フラワーアレンジメントにラミネートシートのカードを含めることができ、アパーチャ付き容器および装飾手段は花保持ディスクと作動的に連携させることができる。
【0019】
本発明をいっそう容易に理解し、かつ実施することができるように、以下に本発明の好適な実施形態を示す図面を参照しながら説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図1乃至5に示した5つの円形フラワーアレンジメント用ディスク10、11、12、13および14はそれぞれ、中央ペネトレーション17から半径方向に延びる、一般的に16で示す8つのスリットを有し、各スリットはスリットが裂けるのを防止するために、一般的に18で示す長尺ペネトレーションで終端する。長尺ペネトレーションは半径方向に位置合わせされる。11に示す例では、ディスクは例10と同じであるが、周縁がより大きい直径である。「花カードディスク」とみなすことができる12に示す例は、各長尺ペネトレーションから半径方向に外方に間隔配置された、一般的に19で示すより大きい円形ペネトレーションを有することを除いては、同じである。そのような形態では、花の茎が中央アパーチャに挿通される花束の外側周囲の包装紙がつぶれる可能性が低い。長尺ペネトレーションとより大きい円形ペネトレーション間の素材がたわんでスリットはさらに広くなり、花束をより柔らかく包み込み、しかも大きい円形ペネトレーションより先の破れ防止にもなる。13で示す例では、外周縁は図1と同様の直径である。14で示す例では、ピッチ円直径がより大きく、かつより大きいペネトレーションが必ずしも半径方向にスリットと整列しないことを除いては、例12および13に示したものと同じ、均等な間隔で配置された12個のより大きい円形ペネトレーションがある。そのような形態では、リボンを切ったり結んだりする必要がなく、リボンをループ状にアパーチャに通して、必要に応じて追加の装飾効果を生み出すことができる。
【0021】
図6、7および8に別個の部品としておよび一緒に示される例15では、ディスクはより大きく(しかし縮小されているので他のディスクとほとんど同じサイズに見える)、例14と同様に長尺ペネトレーションで終端した8つのスリットを有する。しかし、図8および7にそれぞれ別個に示された環状部分から切取部分を分離するのを助けるために使用することができる切取線23によって、切取部分21から分離される環状部分20により大きい円形ペネトレーションを設ける。環状部分は60または80mmの大きさに作られた大きい中央アパーチャ22を有し、そこに花束の軸を通すことができる。
【0022】
例12、13、14、および15におけるより大きい円形ペネトレーションは、例えばリボンなどを通して、例10または11の助けを借りて組み立てられた花束の外観をよくするために使用することができる。切取部分は例10と同じ寸法とすることができ、あるいはより大きく、またはより小さくすることができる。リボン25の装着は、例えばリボンの長さを、図9に部分的に装着された状態で示すように、各々のより大きいペネトレーションに通すことによって、かつ図10に完全に装着されて結びとめられた状態で示すように、各々の場合に各々のより大きいペネトレーション間に一般的に24で示すループを残しながら、リボンのループを通すことによって、実行することができる。
【0023】
図11乃至13に示すハート形カード40は、正面片41を貫通するペネトレーション45を有し、ペネトレーションは裏面片42のフラワーアレンジメント用ディスク10または12によって埋められ、正面および裏面片は、相互に関係する正面および裏面片を矢印49の方向に保持することによって、図12に示すように折り畳まれてカードになるよう折り目43に沿って継ぎ合わされる。図13に示す断面図では、正面片を貫通するペネトレーションは補強リング44によって補強される。
【0024】
円形カード46は、そのカード部分47の中心からずれた円形ディスク10または21を有する。図15に示す不規則な形状のカード50、「ギフトタグカード」は、円形ペネトレーション55付きの環状部分51と、接続部分53によって環状部分に接続されたメッセージ部分52とを有する。メッセージ部分は、粘着パッチまたはストリップ54を含み、メッセージカードなど、または代替的に小さいパッケージをカードに取り付けることができる。
【0025】
図16に示した円形容器60は蓋62および底61を有し、各々が環状溝をもたらすためにそこを貫通して延びる中央に配置されたペネトレーション65を有する。図示するように部品を一緒に配置すると、環状キャビティができ、そこに物品を収容することができる。図17および18に示すフラワーアレンジメント用ディスク10は蓋および/または底と作動的に連携させることができ、容器の頂部および/または底部のペネトレーションがふさがれる。ペネトレーションはフラワーアレンジメント用ディスクに対して締まりばめを行なうような大きさにすることが好ましく、容器の底部および/または頂部またはその付近でペネトレーションの周囲にリップまたはショルダを含むことが好ましい。
【0026】
同様の方法で、図19、20および21に示す三角形容器63、図22、23および24に示すようなハート形容器、またはそれぞれ図25および26に示す方形容器73または六角形容器74はそれぞれ、1つまたはそれ以上の小さい物品を収容するために対応する形状のキャビティを備えることができる。図26に示す六角形容器の場合、ペネトレーションの内部穴68は形状が六角形であり、フラワーアレンジメント用ディスクを挿入することのできる円形オリフィスまたは開口を設けるために、そこから内向きに伸びるフランジ69を有する。
【0027】
図27に示す代替的円形容器70は、透明なプラスチック材料から形成された蓋71および底ならびにインサート72を有し、そこを通ってペネトレーション75が延びる。インサートは、ギフトアイテムまたは物品を受容するために一般的に76で示される8つの凹みを有し、そのうちの1つが一般的に77で示され、底と作動的に連携するペネトレーションの下端にフラワーアレンジメント用ディスク10が設けられる。図27aに示す代替的インサート78は、図27に示したものより多数のより小さくかつ異なる形状の凹みを有する。図27の代替的円形容器は花束と一緒に使用して、図29に示すように本発明に従ってフラワーアレンジメントを達成することができる。
【0028】
アパーチャアクセサリ160は、図16乃至27の容器のいずれかの1つにでもアパーチャを設けるために使用することができ、2つの相互接続部品、ソケット部品66およびソケット部品に挿入される挿入部品67を含む。各部品は環状フランジ56を有する。ソケット部品は、フランジから延びる筒状ソケット部分57、およびそこを貫通する中央穴59を有する。挿入部品の一部分がソケット部品の一部分に挿入されるときに、フランジが相互に離れて略平行に保持されるように、中央穴は、挿入部品のフランジから延びる筒状挿入部分58に続く。挿入部分および受容部分がそこを貫通する中央穴によって容器にアパーチャを提供するように、フランジは容器の蓋および底に固定または付着される。
【0029】
図30に示す花束80は、そこに組み込まれた要素を示すために、花の茎の軸線に沿って引き伸ばされている。花束は、茎をディスクのペネトレーションに通すことによって、花保持ディスク10に支持され、茎83のところでひとまとめにしてセロファンラップ82に包まれた一般的に81で示される多数の花を含む。茎は集合的にカード15のペネトレーション、三角形容器63、および前述したように装着されたリボン25も有する環状シート20も通過する。さらに、円形花カードディスク85が設けられ、茎の端部分をその中央ペネトレーションに通される。茎の端86は、セロファンラップ内に含まれる水に漬けられる。花保持ディスク10に加えて、図3乃至7の他の適切なディスクのいずれか1つ、または上述した同一出願人の国際特許第PCT/AU01/00450号に記載されたものを使用することができる。
【0030】
図31に示す2つの直線状ロッド96は、別の同様のロッドまたは後述するアクセサリの下端97にあるソケット92に嵌め込むような大きさに作られたボール91を、上端93に有する。図32に示す2つの弯曲したロッド98は、それらが弯曲していることを除き、全ての点で直線状ロッドと同じであるが、合わせて接合された幾つかのより短い部品から形成された状態で図示されている。単一または接合構造は、提供できる代替的形態であることが理解される。
【0031】
様々な装飾的アクセサリが図33乃至41dに示されている。中央穴106を有し、そこにロッドのボールを差し込むことができる多弁形カード105が図33に示されている。必要に応じて、ボールを別のロッドまたは本書に記載した別の装飾的アクセサリの底にあるソケットに挿入することもでき、中央穴はボール(後述)のネックのショルダ周囲に比較的きつく収まる大きさで、かつロッドの上端に保持することができるようにロッドの直径より小さく作られる。図1乃至6および8に示すのと同様の形の中央ペネトレーションおよびスリットを有し、それに加えて、一般的に半径方向に長尺であり、ディスクの周りに均等の距離および角度で配置された4つの周辺長穴103も有する、多弁形の外周を花保持ディスク104に使用することもできる。図34に示す接着性コネクタ107は、ロッドと同じ方向に長尺であり、ネームタグ、菓子類などを受容するための部分102、2つのリボン固定場所101、およびその遠端付近にギフトカードスロット100を有し、そこに例えばカード、または風船の端部を挿入して保持することができる。図35、35a、および36には3つのカップ形装飾的アクセサリが示され、各々それぞれの底に接着性コネクタを有する。小さい菓子類クリップ108が図35に示され、大きい菓子類クリップが図35aおよび図36に示されて、各々その下端にソケット92を有する。
【0032】
図37および37aには、長尺容器110および球状容器111が提示されている。それぞれが透明なプラスチックレセプタクル112および113を有する。長尺の透明なプラスチックレセプタクルは、締まりばめまたはねじ接続によって容器支持体114に接続可能であり、球状透明プラスチックレセプタクルは同様の方法でより広い容器支持体115に接続可能である。図38に示すようなエッグクラウン116は、カップ形装飾的アクセサリのそれぞれ1つの上部周辺と締まりばめをもたらす大きさに作られた下部リップ118を介して、カップ形の装飾的アクセサリのいずれかに嵌め込まれるように作られており、一般的に117で示される5つの直立した丸い突出部を含む。
【0033】
図39に示したクランプアセンブリ120は、相互に近づいたり遠ざかったりする枢動のためにヒンジコネクタ124に蝶着され、相互に相手方向に閉じるように偏倚する、ワイヤフレーム構造で形成された2つのジョー123に有する。ヒンジコネクタは、その下端にソケット92を有する接合部品126のクランプ支持体125に接続される。クランプ支持体および接合部品は、ヒンジ支持体に対する接合部品の矢印128の方向の枢動を可能にするために相補的な内向きの対向突起部(図では隠れている)がその中に延入したアパーチャまたは凹部を各面に有する、接合部品の円板部分(図では隠れている)を介して相互に接続される。
【0034】
図40に示すカード、菓子類、および風船ホルダ140は、片面の縁から内側に本体を部分的に横断して延び、かつ円形ペネトレーション143で終端するスリット142を有する、円形本体部分141を含む。一般的に144で示される4つの穴が本体の周りに、スリットを中心に、ただしスリットに正対せず、縁から内側に間隔を置いて配置され、各々が一般的に145で示される管を有し、管の各端に穴ができるように周辺の最も外側の部分に沿って同軸的に、遠端部分から各管の長さに沿って延びる、一般的に146で示すスリットを有する。菓子類アクセサリは、ロッドを穴の1つに挿通することによって、カードおよび菓子類ホルダと共に支持することができる。代替的に、風船を膨らませて、スロット内に保持されるように開口を穴の1つに挿入することによって、適位置に保持することができる。菓子類アクセサリは、ロッドの上端に作動的に取り付けられた、後述する包装されたキャンディー、チョコレートなどを含む。図41に示す包装されたチョコレート148は、図35に関連して上述した菓子類カップ108の茎の周りにその縁を配置させた包装紙149を有し、縁はひも147で結んで閉じる。
【0035】
図41aに示された写真フレームクランプ95は折曲げ部またはヒンジ94を有しており、2つの半体を矢印90の方向に折り畳んで、図示するようにパチンと嵌め合わせることが可能である。後述する写真フレームを受容するために、ソケットから離れた端にスロット99が設けられる。図41bに示された爪組立体119は、一般的に127で示され、ソケットを中に備えた支持部129から外向きおよび上向きに延びる4つのフィンガを有する。フィンガは弾性材料から作られ、フィンガ間の空間より大きい寸法の物品をクランプしてそこに保持することを可能にする。ソケットを中に備えたリング支持体135に装着されたばね金属のスリットまたはコイルリング134を有する、写真またはカードホルダ121が図41cに示されている。図41dにはチョコレートバーホルダ122が示され、両方ともソケットを中に有する取付け部分138と一体的に形成された、出張り部分137から延びる長尺載置部分136に装着された、他の装飾的アクセサリに関連して述べたような接着性ストリップ107を有する。
【0036】
図42および43に示された菓子類容器130は、蓋132が取り付けられた底131を有する。底は、共通交点から半径方向に延長する8つのスリットおよびスリットを終端する丸い穴を含む複数のペネトレーションを有するフラワーアレンジメント用ディスク133を支持するための内部リップを含む。12個の包装されたチョコレート(図43ではペネトレーションの形状を示すために11個しか示されていない)は、包装されたチョコレートアセンブリの軸を、図示するペネトレーションの1つに差し込むことによって、フラワーアレンジメント用ディスクに固定される。包装されたチョコレートの全てがディスクの片面上に示されているが、包装されたチョコレートがディスクの両側に配置される代替的配列を考えることができることが理解される。図44に示すアレンジメントでは、7個の包装されたチョコレートが各ロッドの端に取り付けられ、ロッドは次いでフラワーアレンジメント用ディスクの各ペネトレーションに通される。いうまでもなく、本発明のアクセサリを使用して多くのアレンジメントを構成することができ、そのうちの幾つかの例を図45に集合的に示す。
【0037】
装飾的アクセサリをロッドに接続する手段は代替的に、図46に示しかつ上述したボールおよびソケットによるか、または図47に示すねじ接続によることができる。ボールソケットジョイントの場合、ボール91はネック150、および平坦な端152から軸方向に少し延びたショルダ151によって、ロッドの一端に接続される。ソケット92は、2つのピンチまたはネック155から内側に2つのスナップ位置154を有し、ソケットのオリフィスは、ジョイントのボール半体の平坦な端152に押し当てられる大きさに作られた環状面153と整列される。ソケットのオリフィスは斜面158によって囲まれる。ロッドもまた中空形態であり、緑色のプラスチック材料などから形成されることが好ましい。図47に示す代替例では、ボールおよびソケットはねじ付きスピゴット156およびねじ付きソケット157と置き換えられ、接合された部品が実質的に相互に位置合わせされるように、ショルダ、平坦な端、および環状面は類似の構成である。どちらの場合も、図48に示すように合わせ部品間に比較的堅いジョイントを達成することができ、フラワーアレンジメント用ディスクにペネトレーションを受け入れるために、方形断面の溝159がジョイントの周りに形成されていることがわかる。
【0038】
図49に示す写真ホルダ170は、フレームによって囲まれた実質的に矩形の窓付き正面161、およびフレームのベースラインに沿って折曲げ部163によってそこに接続された中実裏面162を有する。フレームの中央上部からは、図50に示すようにロッド上に支承することができるように、ジョイントのボール半体のショルダと係合するような大きさに作られ、アパーチャ164を貫通する、タグ部分165が延びている。いうまでもなく、図34乃至39の代替的装飾のいずれか1つをロッドの頂部に接続配置することができる。
【0039】
図49aに示す代替的写真ホルダ171は、フレームによって囲まれた実質的に矩形の窓付き正面166、およびフレームのベースラインの一部分に沿ってヒンジ168によって接続された中実裏面167を有する。代替的写真ホルダは、図41aに示す写真フレームクランプ95によってロッドの端に取り付けられ、一般的に172で示される幾つかの場所がある。
【0040】
本発明を幾つかの例を参照し述べたが、本発明が請求の範囲で規定する本発明の広い範囲内で他の形態で具現することができることを、当業者は理解されるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】半径方向に位置合わせされた長尺ペネトレーションを有し、8つの半径方向を向いたスリットの各々を終端する、本発明に係る円形の花保持ディスクの絵画図。
【図2】図1と同様であるが、より大きい直径を有する、円形の花保持ディスクの絵画図。
【図3】図2と同様であるが、8つのさらなるペネトレーションが長尺ペネトレーションの先に半径方向に配列され、長尺ペネトレーションと半径方向に整列して配置された、円形の花保持ディスクの絵画図。
【図4】図3と同様であるが、より小さい直径を有する、円形の花保持ディスクの絵画図。
【図5】図3と同様であるが、8つではなく12のさらなるペネトレーションを有する、円形の花保持ディスクの絵画図。
【図6】図5と同様であるが、より大きい外径を有し、12のさらなるペネトレーションがより大きいピッチ円径に沿って配置され、円形の切取線または弱化線が半径方向に長尺ペネトレーションと更なるペネトレーションとの間に配置された、円形の花保持ディスクの絵画図。
【図7】図6の花保持ディスクの構成部品の絵画図。
【図8】図6の花保持ディスクの構成部品の絵画図。
【図9】部分的に取り付けられたリボンがさらなるペネトレーションのいくつかに通された、図7の花保持ディスクの構成部品の正面図。
【図10】リボンがさらなるアパーチャに通された、図5の花保持ディスクの正面図。
【図11】本発明に係るフラワーアレンジメント用アクセサリとしてのハート形のカードの絵画図。
【図12】開いた姿勢状態にある図11のカードの絵画図。
【図13】図11および12と同様のカードの一部分の図式的な断面絵画図。
【図14】図11乃至13のカードの代替的形状として円形のカードの絵画図。
【図15】本発明に係る円形ペネトレーションおよびメッセージ部分を有するカードの絵画図。
【図16】本発明に係る円形容器の絵画図。
【図17】蓋に花保持ディスクが係合された、図16の容器の絵画図。
【図18】底に花保持ディスクが係合された、図16の容器の絵画図。
【図19】本発明に係る三角形容器の絵画図。
【図20】蓋に花保持ディスクが係合された、図19の容器の絵画図。
【図21】底に花保持ディスクが係合された、図19の容器の絵画図。
【図22】本発明に係るハート形容器の絵画図。
【図23】蓋に花保持ディスクが係合された、図22の容器の絵画図。
【図24】底に花保持ディスクが係合された、図22の容器の絵画図。
【図25】本発明に係る長尺容器の絵画図。
【図26】本発明に係るフラワーアレンジメント用アクセサリとしての六角形容器の絵画図。
【図27】本発明に係るフラワーアレンジメント用アクセサリとしての別の円形容器の組立分解図。
【図27a】図27の容器の代替的挿入物の絵画図。
【図28】図16乃至27に示した容器のいずれか1つにアパーチャを設けるためのアパーチャアクセサリの絵画図。
【図29】本発明に係るフラワーアレンジメントと図27の容器の使用法を示す絵画図。
【図30】図1乃至7のディスクのいずれか1つ、図20または図21の容器、図15のカード、および図40のギフトタグおよび棒付きキャンデー(図45でさらに例示する)を組み込んだ花束の絵画図。
【図31】本発明に係るフラワーアレンジメント用アクセサリの一部としてのロッドおよびキャップの絵画図。
【図32】本発明に係るフラワーアレンジメント用アクセサリの一部として弯曲形の代替的ロッドおよびキャップの絵画図。
【図33】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図34】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図35】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図36】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図37】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図38】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図39】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図40】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図41】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図42】図35または36のアクセサリおよびペネトレーションに挿入されたラッピングの一部と共に、本発明に係る花保持ディスクに取り付けられた包装されたチョコレート入りの容器の断面側面図。
【図43】図42の容器の組立分解絵画図。
【図44】本発明に従ってロッドに作動的に取り付けられた図41の包装された物品付きの花保持ディスクの絵画図。
【図45】図31乃至41dに示した部品から組み立てられた本発明に係る様々なアクセサリを集合的に示す絵画図。
【図46】図31のロッドを接合する代替的手段を示す断面図。
【図47】図31のロッドを接合する代替的手段を示す断面図。
【図48】図31のロッドのジョイントを図式的に示す側面図。
【図49】写真ホルダの絵画図。
【図50】図31のロッドと写真ホルダの使用法を示す絵画図。
【技術分野】
【0001】
本発明は、フラワーアレンジメントアクセサリに関し、同一出願人の同時係属国際特許出願第PCT/AU01/00450号に開示されたフラワーアレンジメント用具の助けを借りて形成されるフラワーアレンジメント用アクセサリに特定の用途を有し、その明細書を参照として本書に組み込む。本願では、そのような用途に言及する。しかし、本発明はそのような用途に限定されないことは理解される。
【背景技術】
【0002】
花および類似物はブーケ(bouquet)、花束(bunch)、ポージー(posy)などとしてアレンジすることができ、ときには追加の装飾的葉を含め、ときには棒に付けた風船などの装飾的アイテムを含めることができる。花はしばしば特別な機会に、かつ/または好意を伝えるために贈物として贈られ、そのような社交はときには他の贈物を伴う。そうした他の贈物は往々にして別個に販売されて贈られ、そうした他の贈物をフラワーアレンジメントと一緒に包装する便利な方法は無かった。この明細書では、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、用語「フラワーアレンジメント」とは、ポージー、花束、ブーケ、シーフ(sheaf)、花輪(wreath)、および単茎を含め、組み立てられた花のアレンジメントはどのようなものも含むと理解すべきであり、リボン、風船、および加えることができる他の装飾的アイテムを含むことができる。さらに、フラワーアレンジメントの文脈において、用語「アイテム」および「長尺アイテム」とは、該用語が使用される文脈で意味が明らかに適さない場合を除き、花、葉、およびそれらの軸または茎、および花束を構成するために用いられる上述の装飾的アイテムは全て含むと理解すべきである。さらに、同一出願人の上述した国際特許出願第PCT/AU01/00450号に記載したフラワーアレンジメント用具を、以下では「花保持ディスク」と呼ぶ。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上述した問題の1つまたはそれ以上を緩和し、あるいは少なくとも現在の伝統的な贈呈の代替策をもたらす1つまたはそれ以上のフラワーアレンジメントアクセサリを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上のことを考慮して、本発明の一態様は概して、
略平坦な透水性材料のシートと、
前記シートを貫通し、前記シートの周辺から離れた1つまたはそれ以上のペネトレーション(貫通口)であって、そのうちの1つがそこにフラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションと、
を含み、前記シートがその片面に耐水性被覆を含むことを特徴とするフラワーアレンジメントアクセサリにある。
【0005】
別の態様では、本発明は概して、
略平坦な透水性材料のシートと、
前記シートを貫通し、前記シートの周辺から離れ、フラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションと、
前記シートの片面に塗布された耐水性被覆と、
前記ペネトレーションから1つまたはそれ以上の方向に、片面にトークンを支承または受容するのに充分な距離を延出し、かつそれに充分な大きさである延長部と、
を含むフラワーアレンジメントアクセサリにある。
【0006】
トークンはメッセージおよび/またはあいさつ状の形とすることができ、必要に応じて小さい贈物用の箱などまたはそれを取り付けるための接着パッドを含めることができる。
【0007】
シートは、ボール紙(これが好ましい)または補強された織物のような略剛性材料から形成され、被覆はシートの単面のプラスチックラミネーションから形成されることが適当である。シートは、装飾的模様、装飾的彩色、そこに貼着された装飾品などのような装飾を含み、外周は審美的輪郭線を形作ることが好ましい。例示的形態では、シートは花保持ディスクと共に使用するように適応される。
【0008】
必要に応じて、シートは、フラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーション(「主ペネトレーション」)の周りに、さらなるペネトレーションを含むことができ、前記さらなるペネトレーションは、主ペネトレーションの周りに装飾を形成するため、リボンまたは同様のひも状の織物を受容するように適応される。
【0009】
別の態様では、本発明は概して、
1つまたはそれ以上のアイテムを収容するための容器と、
前記容器を貫通し、前記容器の周辺から離れた1つまたはそれ以上のペネトレーションであって、その1つ(主ペネトレーション)がフラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションと、
を含むフラワーアレンジメント用アクセサリにおいて、
前記主ペネトレーションが、略可撓性材料のシートを備えた一束の花をアレンジするための花保持ディスクを係合するための係合手段を含み、シートを貫通する複数のペネトレーションがアレンジする花の束の長尺アイテムをそこに受容するように適応され、把持手段が各ペネトレーションと作動的に連携し、それによって1つまたはそれ以上の長尺アイテムを1つまたはそれ以上のペネトレーションに通してそれにより予め定められた力で把持することができ、ペネトレーションが、各ペネトレーションと作動的に連携する1つまたはそれ以上の円形アパーチャによって、ペネトレーションの周囲の可撓性材料の破損に備えて補強され、それによってフラワーアレンジメントが前記容器と作動的に連携することを特徴とするフラワーアレンジメント用アクセサリにある。アパーチャのサイズは、そこに挿入可能な一束の花の茎を受け入れるように選択される。好適な形態では、主ペネトレーションは直径60mmおよび80mmのサイズから選択される。容器の好適な高さは、宝飾品のような贈物を収容する場合には10mm、チョコレートの場合には10mmから70mmの間である。他の贈物の場合、一般的に高さは10乃至130mmとすることができる。オリフィスまたはアパーチャが本書に記載するフラワーアレンジメント用ディスクと協働することができるように、アパーチャサイズを選択することが好ましいことは、理解される。そのような形態では、ポージー、花束、およびブーケなどを含む、様々なサイズのフラワーアレンジメントを受け入れるように選択されたサイズがあることが好ましい。
【0010】
別の態様では、本発明は概して、容器にアパーチャを設けるためのアクセサリであって、2つの相互接続部品つまりソケット部品および前記ソケット部品内に挿入可能な挿入部品を含み、前記部品の少なくとも1つが中央穴を囲む壁部分を有し、部品がそれぞれの穴を実質的に位置合わせした状態で相互に作動的に連結することができるように、前記挿入部品の挿入部分が前記ソケット部品の受容部分と係合する大きさになるように構成され、容器の底および蓋の各々の壁にオリフィスが切られた場合に、それと係合するための容器係合手段を各々の前記部品が前記挿入および受容部分から離れて有して成る、アクセサリにある。
【0011】
各部品は壁部分を含み、挿入部品の壁部分の一部の外面はソケット部品の壁部分の一部の内面と係合可能であることが好ましい。そのような形態では、アクセサリは、容器の蓋および底と作動的に係合したときに、アクセサリのそれぞれの部品の穴によって具現される、容器のアパーチャを提供する。穴は断面が円形であることが好ましく、例えば20mmから70mmまで10mmずつ増分する直径のようなサイズの範囲で設けることが好ましい。この形態のアクセサリは、容器が構成される材料と両立するように選択された、例えばプラスチック、金属、もしくはボール紙、またはそれらの組合せから製造することができる。
【0012】
容器係合手段は、蓋および底の壁の内面に接着されるように適応されたフランジの形を取ることが好ましく、挿入および受容部分は、一連の異なるサイズの容器に適合するように、様々な内径の穴を受け入れるように構成することができる。
【0013】
別の態様では、本発明は概して、
フラワーアレンジメントに組み込むように選択された長さおよび断面の長尺ロッドであって、両端のうちの一方に取付け手段を含む長尺ロッドと、
前記フラワーアレンジメントを装飾するための装飾手段であって、前記取付け手段を有する前記ロッドの端に前記装飾手段を作動的に取り付けるための相補的取付け手段を含む装飾手段と、
を含むフラワーアレンジメント用アクセサリにある。
【0014】
ロッドは、花の茎などの形を模倣するようにプラスチック材料から形成され、あるいは花または葉の茎と審美的に釣り合うように形成されることが好ましい。また、取付け手段はボールソケットジョイントを含み、ボールを受容するためのソケットがロッドの一端に配置され、ボールがソケット内に締まりばめ状態で収まるような大きさであり、かつ装飾手段上の適切な取付け位置に配置されることも好ましい。そのような形態では、ロッドおよび装飾手段は、ボールをソケット内に挿入することによって相互に作動的に取り付けることができ、ボールとソケットの相対サイズは「スナップ嵌め」が達成されるように選択される。ロッドの長さは、ポージーには単一の長さが適し、花束には2つの長さが適し、ブーケには3つの長さが適するように選択することが好ましい。また、ボールソケットジョイントが、ボールを装飾手段に接続する茎を中心とするショルダなどの当接手段を含み、部品がパチンと嵌め合わされたときに、それがソケットの外周と係合することも好ましい。こうして取り付けられた部品は、ロッドと実質的に位置を合わせて、しかし相互に対して実質的に軸線を中心に曲ったり、うなだれたりすることなく、長軸を中心に相互に対して枢動することができる。
【0015】
装飾手段は、グリーティングカード、菓子類、宝飾品、珍しいアイテム、例えば風船などのような物またはアイテムを保持および/または収容するクランプまたは容器の形を取ることができる。装飾手段はロッドに取り付けられ、次いで、ロッドを花保持ディスクの把持手段に差し込むことによって、フラワーアレンジメントに組み込むことができる。フラワーアレンジメント用ディスクは、さらに、前述したようにその中を貫通して延びるペネトレーションを有する容器と統合することができる。
【0016】
本発明のフラワーアレンジメント用アクセサリは、ロッドを補助具に差し込むか挿通させることによって、脆い固形発泡体、ワイヤフレーム、セラミックビーズなどのような従来のフラワーアレンジメント補助具と共に使用することができると理解される。
【0017】
別の態様では、本発明は概して、
本書に記載するように花保持ディスクを提供するステップと、
本書で記載するように1つまたはそれ以上のフラワーアレンジメント用アクセサリを選択するステップと、
フラワーアレンジメントを作成するために、切花、葉、および/または装飾的アイテムを選択するステップと、
切花、葉、および/または装飾用アイテムを一度に1つまたはそれ以上ずつ、可撓性シートの1つまたはそれ以上のペネトレーションに、フラワーアレンジメントが完成するまで挿入するステップと、
花の束と作動的に連携させるためにフラワーアレンジメントをアクセサリの主ペネトレーションに通すステップと、
を含む、フラワーアレンジメントを形成する方法にある。
【0018】
必要に応じて、フラワーアレンジメントにラミネートシートのカードを含めることができ、アパーチャ付き容器および装飾手段は花保持ディスクと作動的に連携させることができる。
【0019】
本発明をいっそう容易に理解し、かつ実施することができるように、以下に本発明の好適な実施形態を示す図面を参照しながら説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図1乃至5に示した5つの円形フラワーアレンジメント用ディスク10、11、12、13および14はそれぞれ、中央ペネトレーション17から半径方向に延びる、一般的に16で示す8つのスリットを有し、各スリットはスリットが裂けるのを防止するために、一般的に18で示す長尺ペネトレーションで終端する。長尺ペネトレーションは半径方向に位置合わせされる。11に示す例では、ディスクは例10と同じであるが、周縁がより大きい直径である。「花カードディスク」とみなすことができる12に示す例は、各長尺ペネトレーションから半径方向に外方に間隔配置された、一般的に19で示すより大きい円形ペネトレーションを有することを除いては、同じである。そのような形態では、花の茎が中央アパーチャに挿通される花束の外側周囲の包装紙がつぶれる可能性が低い。長尺ペネトレーションとより大きい円形ペネトレーション間の素材がたわんでスリットはさらに広くなり、花束をより柔らかく包み込み、しかも大きい円形ペネトレーションより先の破れ防止にもなる。13で示す例では、外周縁は図1と同様の直径である。14で示す例では、ピッチ円直径がより大きく、かつより大きいペネトレーションが必ずしも半径方向にスリットと整列しないことを除いては、例12および13に示したものと同じ、均等な間隔で配置された12個のより大きい円形ペネトレーションがある。そのような形態では、リボンを切ったり結んだりする必要がなく、リボンをループ状にアパーチャに通して、必要に応じて追加の装飾効果を生み出すことができる。
【0021】
図6、7および8に別個の部品としておよび一緒に示される例15では、ディスクはより大きく(しかし縮小されているので他のディスクとほとんど同じサイズに見える)、例14と同様に長尺ペネトレーションで終端した8つのスリットを有する。しかし、図8および7にそれぞれ別個に示された環状部分から切取部分を分離するのを助けるために使用することができる切取線23によって、切取部分21から分離される環状部分20により大きい円形ペネトレーションを設ける。環状部分は60または80mmの大きさに作られた大きい中央アパーチャ22を有し、そこに花束の軸を通すことができる。
【0022】
例12、13、14、および15におけるより大きい円形ペネトレーションは、例えばリボンなどを通して、例10または11の助けを借りて組み立てられた花束の外観をよくするために使用することができる。切取部分は例10と同じ寸法とすることができ、あるいはより大きく、またはより小さくすることができる。リボン25の装着は、例えばリボンの長さを、図9に部分的に装着された状態で示すように、各々のより大きいペネトレーションに通すことによって、かつ図10に完全に装着されて結びとめられた状態で示すように、各々の場合に各々のより大きいペネトレーション間に一般的に24で示すループを残しながら、リボンのループを通すことによって、実行することができる。
【0023】
図11乃至13に示すハート形カード40は、正面片41を貫通するペネトレーション45を有し、ペネトレーションは裏面片42のフラワーアレンジメント用ディスク10または12によって埋められ、正面および裏面片は、相互に関係する正面および裏面片を矢印49の方向に保持することによって、図12に示すように折り畳まれてカードになるよう折り目43に沿って継ぎ合わされる。図13に示す断面図では、正面片を貫通するペネトレーションは補強リング44によって補強される。
【0024】
円形カード46は、そのカード部分47の中心からずれた円形ディスク10または21を有する。図15に示す不規則な形状のカード50、「ギフトタグカード」は、円形ペネトレーション55付きの環状部分51と、接続部分53によって環状部分に接続されたメッセージ部分52とを有する。メッセージ部分は、粘着パッチまたはストリップ54を含み、メッセージカードなど、または代替的に小さいパッケージをカードに取り付けることができる。
【0025】
図16に示した円形容器60は蓋62および底61を有し、各々が環状溝をもたらすためにそこを貫通して延びる中央に配置されたペネトレーション65を有する。図示するように部品を一緒に配置すると、環状キャビティができ、そこに物品を収容することができる。図17および18に示すフラワーアレンジメント用ディスク10は蓋および/または底と作動的に連携させることができ、容器の頂部および/または底部のペネトレーションがふさがれる。ペネトレーションはフラワーアレンジメント用ディスクに対して締まりばめを行なうような大きさにすることが好ましく、容器の底部および/または頂部またはその付近でペネトレーションの周囲にリップまたはショルダを含むことが好ましい。
【0026】
同様の方法で、図19、20および21に示す三角形容器63、図22、23および24に示すようなハート形容器、またはそれぞれ図25および26に示す方形容器73または六角形容器74はそれぞれ、1つまたはそれ以上の小さい物品を収容するために対応する形状のキャビティを備えることができる。図26に示す六角形容器の場合、ペネトレーションの内部穴68は形状が六角形であり、フラワーアレンジメント用ディスクを挿入することのできる円形オリフィスまたは開口を設けるために、そこから内向きに伸びるフランジ69を有する。
【0027】
図27に示す代替的円形容器70は、透明なプラスチック材料から形成された蓋71および底ならびにインサート72を有し、そこを通ってペネトレーション75が延びる。インサートは、ギフトアイテムまたは物品を受容するために一般的に76で示される8つの凹みを有し、そのうちの1つが一般的に77で示され、底と作動的に連携するペネトレーションの下端にフラワーアレンジメント用ディスク10が設けられる。図27aに示す代替的インサート78は、図27に示したものより多数のより小さくかつ異なる形状の凹みを有する。図27の代替的円形容器は花束と一緒に使用して、図29に示すように本発明に従ってフラワーアレンジメントを達成することができる。
【0028】
アパーチャアクセサリ160は、図16乃至27の容器のいずれかの1つにでもアパーチャを設けるために使用することができ、2つの相互接続部品、ソケット部品66およびソケット部品に挿入される挿入部品67を含む。各部品は環状フランジ56を有する。ソケット部品は、フランジから延びる筒状ソケット部分57、およびそこを貫通する中央穴59を有する。挿入部品の一部分がソケット部品の一部分に挿入されるときに、フランジが相互に離れて略平行に保持されるように、中央穴は、挿入部品のフランジから延びる筒状挿入部分58に続く。挿入部分および受容部分がそこを貫通する中央穴によって容器にアパーチャを提供するように、フランジは容器の蓋および底に固定または付着される。
【0029】
図30に示す花束80は、そこに組み込まれた要素を示すために、花の茎の軸線に沿って引き伸ばされている。花束は、茎をディスクのペネトレーションに通すことによって、花保持ディスク10に支持され、茎83のところでひとまとめにしてセロファンラップ82に包まれた一般的に81で示される多数の花を含む。茎は集合的にカード15のペネトレーション、三角形容器63、および前述したように装着されたリボン25も有する環状シート20も通過する。さらに、円形花カードディスク85が設けられ、茎の端部分をその中央ペネトレーションに通される。茎の端86は、セロファンラップ内に含まれる水に漬けられる。花保持ディスク10に加えて、図3乃至7の他の適切なディスクのいずれか1つ、または上述した同一出願人の国際特許第PCT/AU01/00450号に記載されたものを使用することができる。
【0030】
図31に示す2つの直線状ロッド96は、別の同様のロッドまたは後述するアクセサリの下端97にあるソケット92に嵌め込むような大きさに作られたボール91を、上端93に有する。図32に示す2つの弯曲したロッド98は、それらが弯曲していることを除き、全ての点で直線状ロッドと同じであるが、合わせて接合された幾つかのより短い部品から形成された状態で図示されている。単一または接合構造は、提供できる代替的形態であることが理解される。
【0031】
様々な装飾的アクセサリが図33乃至41dに示されている。中央穴106を有し、そこにロッドのボールを差し込むことができる多弁形カード105が図33に示されている。必要に応じて、ボールを別のロッドまたは本書に記載した別の装飾的アクセサリの底にあるソケットに挿入することもでき、中央穴はボール(後述)のネックのショルダ周囲に比較的きつく収まる大きさで、かつロッドの上端に保持することができるようにロッドの直径より小さく作られる。図1乃至6および8に示すのと同様の形の中央ペネトレーションおよびスリットを有し、それに加えて、一般的に半径方向に長尺であり、ディスクの周りに均等の距離および角度で配置された4つの周辺長穴103も有する、多弁形の外周を花保持ディスク104に使用することもできる。図34に示す接着性コネクタ107は、ロッドと同じ方向に長尺であり、ネームタグ、菓子類などを受容するための部分102、2つのリボン固定場所101、およびその遠端付近にギフトカードスロット100を有し、そこに例えばカード、または風船の端部を挿入して保持することができる。図35、35a、および36には3つのカップ形装飾的アクセサリが示され、各々それぞれの底に接着性コネクタを有する。小さい菓子類クリップ108が図35に示され、大きい菓子類クリップが図35aおよび図36に示されて、各々その下端にソケット92を有する。
【0032】
図37および37aには、長尺容器110および球状容器111が提示されている。それぞれが透明なプラスチックレセプタクル112および113を有する。長尺の透明なプラスチックレセプタクルは、締まりばめまたはねじ接続によって容器支持体114に接続可能であり、球状透明プラスチックレセプタクルは同様の方法でより広い容器支持体115に接続可能である。図38に示すようなエッグクラウン116は、カップ形装飾的アクセサリのそれぞれ1つの上部周辺と締まりばめをもたらす大きさに作られた下部リップ118を介して、カップ形の装飾的アクセサリのいずれかに嵌め込まれるように作られており、一般的に117で示される5つの直立した丸い突出部を含む。
【0033】
図39に示したクランプアセンブリ120は、相互に近づいたり遠ざかったりする枢動のためにヒンジコネクタ124に蝶着され、相互に相手方向に閉じるように偏倚する、ワイヤフレーム構造で形成された2つのジョー123に有する。ヒンジコネクタは、その下端にソケット92を有する接合部品126のクランプ支持体125に接続される。クランプ支持体および接合部品は、ヒンジ支持体に対する接合部品の矢印128の方向の枢動を可能にするために相補的な内向きの対向突起部(図では隠れている)がその中に延入したアパーチャまたは凹部を各面に有する、接合部品の円板部分(図では隠れている)を介して相互に接続される。
【0034】
図40に示すカード、菓子類、および風船ホルダ140は、片面の縁から内側に本体を部分的に横断して延び、かつ円形ペネトレーション143で終端するスリット142を有する、円形本体部分141を含む。一般的に144で示される4つの穴が本体の周りに、スリットを中心に、ただしスリットに正対せず、縁から内側に間隔を置いて配置され、各々が一般的に145で示される管を有し、管の各端に穴ができるように周辺の最も外側の部分に沿って同軸的に、遠端部分から各管の長さに沿って延びる、一般的に146で示すスリットを有する。菓子類アクセサリは、ロッドを穴の1つに挿通することによって、カードおよび菓子類ホルダと共に支持することができる。代替的に、風船を膨らませて、スロット内に保持されるように開口を穴の1つに挿入することによって、適位置に保持することができる。菓子類アクセサリは、ロッドの上端に作動的に取り付けられた、後述する包装されたキャンディー、チョコレートなどを含む。図41に示す包装されたチョコレート148は、図35に関連して上述した菓子類カップ108の茎の周りにその縁を配置させた包装紙149を有し、縁はひも147で結んで閉じる。
【0035】
図41aに示された写真フレームクランプ95は折曲げ部またはヒンジ94を有しており、2つの半体を矢印90の方向に折り畳んで、図示するようにパチンと嵌め合わせることが可能である。後述する写真フレームを受容するために、ソケットから離れた端にスロット99が設けられる。図41bに示された爪組立体119は、一般的に127で示され、ソケットを中に備えた支持部129から外向きおよび上向きに延びる4つのフィンガを有する。フィンガは弾性材料から作られ、フィンガ間の空間より大きい寸法の物品をクランプしてそこに保持することを可能にする。ソケットを中に備えたリング支持体135に装着されたばね金属のスリットまたはコイルリング134を有する、写真またはカードホルダ121が図41cに示されている。図41dにはチョコレートバーホルダ122が示され、両方ともソケットを中に有する取付け部分138と一体的に形成された、出張り部分137から延びる長尺載置部分136に装着された、他の装飾的アクセサリに関連して述べたような接着性ストリップ107を有する。
【0036】
図42および43に示された菓子類容器130は、蓋132が取り付けられた底131を有する。底は、共通交点から半径方向に延長する8つのスリットおよびスリットを終端する丸い穴を含む複数のペネトレーションを有するフラワーアレンジメント用ディスク133を支持するための内部リップを含む。12個の包装されたチョコレート(図43ではペネトレーションの形状を示すために11個しか示されていない)は、包装されたチョコレートアセンブリの軸を、図示するペネトレーションの1つに差し込むことによって、フラワーアレンジメント用ディスクに固定される。包装されたチョコレートの全てがディスクの片面上に示されているが、包装されたチョコレートがディスクの両側に配置される代替的配列を考えることができることが理解される。図44に示すアレンジメントでは、7個の包装されたチョコレートが各ロッドの端に取り付けられ、ロッドは次いでフラワーアレンジメント用ディスクの各ペネトレーションに通される。いうまでもなく、本発明のアクセサリを使用して多くのアレンジメントを構成することができ、そのうちの幾つかの例を図45に集合的に示す。
【0037】
装飾的アクセサリをロッドに接続する手段は代替的に、図46に示しかつ上述したボールおよびソケットによるか、または図47に示すねじ接続によることができる。ボールソケットジョイントの場合、ボール91はネック150、および平坦な端152から軸方向に少し延びたショルダ151によって、ロッドの一端に接続される。ソケット92は、2つのピンチまたはネック155から内側に2つのスナップ位置154を有し、ソケットのオリフィスは、ジョイントのボール半体の平坦な端152に押し当てられる大きさに作られた環状面153と整列される。ソケットのオリフィスは斜面158によって囲まれる。ロッドもまた中空形態であり、緑色のプラスチック材料などから形成されることが好ましい。図47に示す代替例では、ボールおよびソケットはねじ付きスピゴット156およびねじ付きソケット157と置き換えられ、接合された部品が実質的に相互に位置合わせされるように、ショルダ、平坦な端、および環状面は類似の構成である。どちらの場合も、図48に示すように合わせ部品間に比較的堅いジョイントを達成することができ、フラワーアレンジメント用ディスクにペネトレーションを受け入れるために、方形断面の溝159がジョイントの周りに形成されていることがわかる。
【0038】
図49に示す写真ホルダ170は、フレームによって囲まれた実質的に矩形の窓付き正面161、およびフレームのベースラインに沿って折曲げ部163によってそこに接続された中実裏面162を有する。フレームの中央上部からは、図50に示すようにロッド上に支承することができるように、ジョイントのボール半体のショルダと係合するような大きさに作られ、アパーチャ164を貫通する、タグ部分165が延びている。いうまでもなく、図34乃至39の代替的装飾のいずれか1つをロッドの頂部に接続配置することができる。
【0039】
図49aに示す代替的写真ホルダ171は、フレームによって囲まれた実質的に矩形の窓付き正面166、およびフレームのベースラインの一部分に沿ってヒンジ168によって接続された中実裏面167を有する。代替的写真ホルダは、図41aに示す写真フレームクランプ95によってロッドの端に取り付けられ、一般的に172で示される幾つかの場所がある。
【0040】
本発明を幾つかの例を参照し述べたが、本発明が請求の範囲で規定する本発明の広い範囲内で他の形態で具現することができることを、当業者は理解されるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】半径方向に位置合わせされた長尺ペネトレーションを有し、8つの半径方向を向いたスリットの各々を終端する、本発明に係る円形の花保持ディスクの絵画図。
【図2】図1と同様であるが、より大きい直径を有する、円形の花保持ディスクの絵画図。
【図3】図2と同様であるが、8つのさらなるペネトレーションが長尺ペネトレーションの先に半径方向に配列され、長尺ペネトレーションと半径方向に整列して配置された、円形の花保持ディスクの絵画図。
【図4】図3と同様であるが、より小さい直径を有する、円形の花保持ディスクの絵画図。
【図5】図3と同様であるが、8つではなく12のさらなるペネトレーションを有する、円形の花保持ディスクの絵画図。
【図6】図5と同様であるが、より大きい外径を有し、12のさらなるペネトレーションがより大きいピッチ円径に沿って配置され、円形の切取線または弱化線が半径方向に長尺ペネトレーションと更なるペネトレーションとの間に配置された、円形の花保持ディスクの絵画図。
【図7】図6の花保持ディスクの構成部品の絵画図。
【図8】図6の花保持ディスクの構成部品の絵画図。
【図9】部分的に取り付けられたリボンがさらなるペネトレーションのいくつかに通された、図7の花保持ディスクの構成部品の正面図。
【図10】リボンがさらなるアパーチャに通された、図5の花保持ディスクの正面図。
【図11】本発明に係るフラワーアレンジメント用アクセサリとしてのハート形のカードの絵画図。
【図12】開いた姿勢状態にある図11のカードの絵画図。
【図13】図11および12と同様のカードの一部分の図式的な断面絵画図。
【図14】図11乃至13のカードの代替的形状として円形のカードの絵画図。
【図15】本発明に係る円形ペネトレーションおよびメッセージ部分を有するカードの絵画図。
【図16】本発明に係る円形容器の絵画図。
【図17】蓋に花保持ディスクが係合された、図16の容器の絵画図。
【図18】底に花保持ディスクが係合された、図16の容器の絵画図。
【図19】本発明に係る三角形容器の絵画図。
【図20】蓋に花保持ディスクが係合された、図19の容器の絵画図。
【図21】底に花保持ディスクが係合された、図19の容器の絵画図。
【図22】本発明に係るハート形容器の絵画図。
【図23】蓋に花保持ディスクが係合された、図22の容器の絵画図。
【図24】底に花保持ディスクが係合された、図22の容器の絵画図。
【図25】本発明に係る長尺容器の絵画図。
【図26】本発明に係るフラワーアレンジメント用アクセサリとしての六角形容器の絵画図。
【図27】本発明に係るフラワーアレンジメント用アクセサリとしての別の円形容器の組立分解図。
【図27a】図27の容器の代替的挿入物の絵画図。
【図28】図16乃至27に示した容器のいずれか1つにアパーチャを設けるためのアパーチャアクセサリの絵画図。
【図29】本発明に係るフラワーアレンジメントと図27の容器の使用法を示す絵画図。
【図30】図1乃至7のディスクのいずれか1つ、図20または図21の容器、図15のカード、および図40のギフトタグおよび棒付きキャンデー(図45でさらに例示する)を組み込んだ花束の絵画図。
【図31】本発明に係るフラワーアレンジメント用アクセサリの一部としてのロッドおよびキャップの絵画図。
【図32】本発明に係るフラワーアレンジメント用アクセサリの一部として弯曲形の代替的ロッドおよびキャップの絵画図。
【図33】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図34】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図35】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図36】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図37】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図38】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図39】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図40】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図41】図31および32のロッドおよび/またはキャップに取り付けるための代替的装飾アクセサリの絵画図。
【図42】図35または36のアクセサリおよびペネトレーションに挿入されたラッピングの一部と共に、本発明に係る花保持ディスクに取り付けられた包装されたチョコレート入りの容器の断面側面図。
【図43】図42の容器の組立分解絵画図。
【図44】本発明に従ってロッドに作動的に取り付けられた図41の包装された物品付きの花保持ディスクの絵画図。
【図45】図31乃至41dに示した部品から組み立てられた本発明に係る様々なアクセサリを集合的に示す絵画図。
【図46】図31のロッドを接合する代替的手段を示す断面図。
【図47】図31のロッドを接合する代替的手段を示す断面図。
【図48】図31のロッドのジョイントを図式的に示す側面図。
【図49】写真ホルダの絵画図。
【図50】図31のロッドと写真ホルダの使用法を示す絵画図。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つまたはそれ以上のアイテムを収容するための容器と、
前記容器を貫通し、前記容器の周辺から離れた1つまたはそれ以上のペネトレーション(貫通口)であって、その1つ(主ペネトレーション)がそこにフラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションと、
を含むフラワーアレンジメント用アクセサリにおいて、
前記主ペネトレーションが、略可撓性材料のシートを備えた花束をアレンジするための花保持ディスクを係合するための係合手段と、アレンジする花束の長尺アイテムをそこに受容するように適応されたシートを貫通する複数のペネトレーションと、各ペネトレーションと作動的に連携する把持手段であって、それによって1つまたはそれ以上の長尺アイテムを1つまたはそれ以上のペネトレーションに通しかつそれにより予め定められた力で把持することができ、前記ペネトレーションが、各ペネトレーションと作動的に連携する1つまたはそれ以上の円形アパーチャによって、前記ペネトレーションの周囲の可撓性材料の破損に備えて補強され、それによってフラワーアレンジメントが前記容器と作動的に連携することを特徴とするフラワーアレンジメント用アクセサリ。
【請求項2】
容器にアパーチャを設けるためのアクセサリであって、2つの相互接続部品であるソケット部品および前記ソケット部品内に挿入可能な挿入部品を含み、前記部品の少なくとも1つが中央穴を囲む壁部分を有し、前記部品がそれぞれの穴を実質的に位置合わせした状態で相互に作動的に連結することができるように、前記挿入部品の挿入部分が前記ソケット部品の受容部分と係合する大きさになるように構成され、前記容器の底および蓋の各々の壁にオリフィスが切られた場合に、それと係合するための容器係合手段を各々の前記部品が前記挿入および受容部分から離れて有して成るアクセサリ。
【請求項3】
各部品が壁部分を含み、前記挿入部品の壁部分の一部の外面が前記ソケット部品の壁部分の一部の内面と係合可能である、請求項2に記載のアクセサリ。
【請求項4】
前記容器係合手段が、前記蓋および底の壁の内面に接着されるように適応されたフランジの形を取り、前記挿入および受容部分が一連の異なるサイズの容器に適合するように、様々な内径の穴を受け入れるように構成された、請求項2または3に記載のアクセサリ。
【請求項5】
前記アパーチャのサイズがそこに挿入可能な花束の茎を受け入れるように選択される、請求項2乃至4のいずれかに記載のアクセサリ。
【請求項6】
フラワーアレンジメントに組み込むように選択された長さと断面とを有する長尺ロッドであって、両端を有し、前記端のうちの一方に取付け手段を含む長尺ロッドと、
前記フラワーアレンジメントを装飾するための装飾手段であって、前記取付け手段を有する前記ロッドの端に前記装飾手段を作動的に取り付けるための相補的取付け手段を含む装飾手段と、
を含むフラワーアレンジメント用アクセサリ。
【請求項7】
前記ロッドが花の茎などの形を模倣するようにプラスチック材料から形成され、あるいは花または葉の茎と審美的に釣り合うように形成される、請求項6に記載のアクセサリ。
【請求項8】
前記取付け手段がボールソケットジョイントを含み、ボールを受容するためのソケットが前記ロッドの一端に配置され、ボールがソケット内に締まりばめ状態で収まるような大きさでありかつ前記装飾手段の適切な取付け位置に配置される、請求項6または7に記載のアクセサリ。
【請求項9】
前記ロッドの長さが、ポージーには単一の長さが適し、花束には2つの長さが適し、ブーケには3つの長さが適するように選択される、請求項6乃至8に記載のアクセサリ。
【請求項10】
本書に記載するように花保持ディスクを提供するステップと、
本書で記載するように1つまたはそれ以上のフラワーアレンジメント用アクセサリを選択するステップと、
フラワーアレンジメントを作成するために、切花、葉、および/または装飾的アイテムを選択するステップと、
切花、葉、および/または装飾用アイテムを一度に1つまたはそれ以上ずつ、可撓性シートの1つまたはそれ以上のペネトレーションに、フラワーアレンジメントが完成するまで挿入するステップと、
花の束と作動的に連携させるためにフラワーアレンジメントをアクセサリの主ペネトレーションに通すステップと、
を含む、フラワーアレンジメントを形成する方法。
【請求項11】
略平坦な透水性材料のシートと、
前記シートを貫通し、前記シートの周辺から離れた1つまたはそれ以上のペネトレーションであって、そのうちの1つがフラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションと、
を含み、
前記シートがその片面に耐水性被覆を含むことを特徴とする、フラワーアレンジメントアクセサリ。
【請求項12】
略平坦な透水性材料のシートと、
前記シートを貫通し、前記シートの周辺から離れた、フラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションと、
前記シートの片面に塗布された耐水性被覆と、
前記ペネトレーションから1つまたはそれ以上の方向へ、片面にトークンを支承または受容するのに充分な距離を延出し、かつそれに充分な大きさである延長部分と、
を含むフラワーアレンジメントアクセサリ。
【請求項13】
トークンがメッセージおよび/またはあいさつ状の形を取る、請求項12に記載のフラワーアレンジメントアクセサリ。
【請求項14】
トークンが小さい贈物用の箱などまたはそれを取り付けるための接着パッドを含む、請求項13に記載のフラワーアレンジメントアクセサリ。
【請求項15】
前記シートが、フラワーアレンジメントをそこに受容するように適応された前記ペネトレーション(「主ペネトレーション」)の周りに、さらなるペネトレーションを含み、前記さらなるペネトレーションが、前記主ペネトレーションの周りに装飾を形成するために、リボンまたは同様のひも状の織物を受容するように適応される、請求項11乃至14のいずれかに記載のフラワーアレンジメントアクセサリ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つまたはそれ以上のアイテムを収容するための容器と、前記容器を貫通し、前記容器の周辺から離れた1つまたはそれ以上のペネトレーション(貫通口)であって、その1つ(主ペネトレーション)がそこにフラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションとを含むフラワーアレンジメント用アクセサリにおいて、
前記主ペネトレーションが、
略可撓性材料のシートを備えた花束をアレンジするための花保持ディスクを係合するための係合手段と、
アレンジする花束の長尺アイテムをそこに受容するように適応されたシートを貫通する複数のペネトレーションと、
各ペネトレーションと作動的に連携する把持手段であって、それによって1つまたはそれ以上の長尺アイテムを1つまたはそれ以上のペネトレーションに通しかつそれにより予め定められた力で把持することができ、前記ペネトレーションが、各ペネトレーションと作動的に連携する1つまたはそれ以上の円形アパーチャによって、前記ペネトレーションの周囲の可撓性材料の破損に備えて補強され、それによってフラワーアレンジメントが前記容器と作動的に連携するように構成された把持手段と、
を含み、
前記容器が、花保持ディスクを実質的に取り囲みかつ壁の一部によって前記主ペネトレーションから分離される環状内部を設けるために形成された壁を含む、
ことを特徴とするフラワーアレンジメント用アクセサリ。
【請求項2】
容器にアパーチャを設けるためのアクセサリであって、2つの相互接続部品であるソケット部品および前記ソケット部品内に挿入可能な挿入部品を含み、前記部品の少なくとも1つが中央穴を囲む壁部分を有し、前記部品がそれぞれの穴を実質的に位置合わせした状態で相互に作動的に連結することができるように、前記挿入部品の挿入部分が前記ソケット部品の受容部分と係合する大きさになるように構成され、主ペネトレーションの周囲に環状キャビティを形成するように組み立てるために、前記容器の底および蓋の各々の壁にオリフィスが切られた場合に、それと係合するための容器係合手段を各々の前記部品が前記挿入および受容部分から離れて有して成るアクセサリ。
【請求項3】
前記容器係合手段が、前記蓋および底の壁の内面に接着されるように適応されたフランジの形を取り、前記挿入および受容部分が一連の異なるサイズの容器に適合するように、様々な内径の穴を受け入れるように構成された、請求項2に記載のアクセサリ。
【請求項4】
フラワーアレンジメントに組み込むように選択された長さと断面とを有する長尺ロッドであって、両端を有し、前記端のうちの一方に取付け手段を含む長尺ロッドと、
前記フラワーアレンジメントを装飾するための装飾手段であって、前記ロッドの前記取付け手段を有する前記端に前記装飾手段を作動的に取り付けるための相補的取付け手段を含む装飾手段と、
を含むフラワーアレンジメント用アクセサリにおいて、
前記取付け手段がボールソケットジョイントを含み、該ボールソケットジョイントが
平坦な当接面から延びるショルダから延びるネックによって前記ロッドの一端に接続されるボールと、
前記ロッドの他端にあり、2つのピンチから内側に2つのスナップ位置を含むソケットと、
を含み、前記ボールが前記ピンチを介して締まり嵌めで前記ソケットに嵌合される大きさに作られ、
前記相補的取付け手段が、
前記ボールソケットジョイントの前記ソケットと相補的なボール半体、または
2つのピンチから内側に2つのスナップ位置を含み、前記ボールソケットジョイントの前記ボールと相補的なソケット半体
のいずれかを含む、
ことを特徴とする、フラワーアレンジメント用アクセサリ。
【請求項5】
前記ロッドの長さが、ポージーには単一の長さが適し、花束には2つの長さが適し、ブーケには3つの長さが適するように選択される、請求項4に記載のアクセサリ。
【請求項6】
前記装飾手段がメッセージおよび/またはあいさつ状の形のトークンを含む、請求項4または5に記載のアクセサリ。
【請求項7】
前記装飾手段が贈物用の箱の形のトークンを含む、請求項4または5に記載のアクセサリ。
【請求項8】
前記装飾手段が前記贈物用の箱を取り付けるための接着パッドを含む、請求項8に記載のアクセサリ。
【請求項9】
花束に形成され、請求項1に記載のアクセサリの主ペネトレーションに差し込まれた複数の切花を含むフラワーアレンジメント。
【請求項1】
1つまたはそれ以上のアイテムを収容するための容器と、
前記容器を貫通し、前記容器の周辺から離れた1つまたはそれ以上のペネトレーション(貫通口)であって、その1つ(主ペネトレーション)がそこにフラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションと、
を含むフラワーアレンジメント用アクセサリにおいて、
前記主ペネトレーションが、略可撓性材料のシートを備えた花束をアレンジするための花保持ディスクを係合するための係合手段と、アレンジする花束の長尺アイテムをそこに受容するように適応されたシートを貫通する複数のペネトレーションと、各ペネトレーションと作動的に連携する把持手段であって、それによって1つまたはそれ以上の長尺アイテムを1つまたはそれ以上のペネトレーションに通しかつそれにより予め定められた力で把持することができ、前記ペネトレーションが、各ペネトレーションと作動的に連携する1つまたはそれ以上の円形アパーチャによって、前記ペネトレーションの周囲の可撓性材料の破損に備えて補強され、それによってフラワーアレンジメントが前記容器と作動的に連携することを特徴とするフラワーアレンジメント用アクセサリ。
【請求項2】
容器にアパーチャを設けるためのアクセサリであって、2つの相互接続部品であるソケット部品および前記ソケット部品内に挿入可能な挿入部品を含み、前記部品の少なくとも1つが中央穴を囲む壁部分を有し、前記部品がそれぞれの穴を実質的に位置合わせした状態で相互に作動的に連結することができるように、前記挿入部品の挿入部分が前記ソケット部品の受容部分と係合する大きさになるように構成され、前記容器の底および蓋の各々の壁にオリフィスが切られた場合に、それと係合するための容器係合手段を各々の前記部品が前記挿入および受容部分から離れて有して成るアクセサリ。
【請求項3】
各部品が壁部分を含み、前記挿入部品の壁部分の一部の外面が前記ソケット部品の壁部分の一部の内面と係合可能である、請求項2に記載のアクセサリ。
【請求項4】
前記容器係合手段が、前記蓋および底の壁の内面に接着されるように適応されたフランジの形を取り、前記挿入および受容部分が一連の異なるサイズの容器に適合するように、様々な内径の穴を受け入れるように構成された、請求項2または3に記載のアクセサリ。
【請求項5】
前記アパーチャのサイズがそこに挿入可能な花束の茎を受け入れるように選択される、請求項2乃至4のいずれかに記載のアクセサリ。
【請求項6】
フラワーアレンジメントに組み込むように選択された長さと断面とを有する長尺ロッドであって、両端を有し、前記端のうちの一方に取付け手段を含む長尺ロッドと、
前記フラワーアレンジメントを装飾するための装飾手段であって、前記取付け手段を有する前記ロッドの端に前記装飾手段を作動的に取り付けるための相補的取付け手段を含む装飾手段と、
を含むフラワーアレンジメント用アクセサリ。
【請求項7】
前記ロッドが花の茎などの形を模倣するようにプラスチック材料から形成され、あるいは花または葉の茎と審美的に釣り合うように形成される、請求項6に記載のアクセサリ。
【請求項8】
前記取付け手段がボールソケットジョイントを含み、ボールを受容するためのソケットが前記ロッドの一端に配置され、ボールがソケット内に締まりばめ状態で収まるような大きさでありかつ前記装飾手段の適切な取付け位置に配置される、請求項6または7に記載のアクセサリ。
【請求項9】
前記ロッドの長さが、ポージーには単一の長さが適し、花束には2つの長さが適し、ブーケには3つの長さが適するように選択される、請求項6乃至8に記載のアクセサリ。
【請求項10】
本書に記載するように花保持ディスクを提供するステップと、
本書で記載するように1つまたはそれ以上のフラワーアレンジメント用アクセサリを選択するステップと、
フラワーアレンジメントを作成するために、切花、葉、および/または装飾的アイテムを選択するステップと、
切花、葉、および/または装飾用アイテムを一度に1つまたはそれ以上ずつ、可撓性シートの1つまたはそれ以上のペネトレーションに、フラワーアレンジメントが完成するまで挿入するステップと、
花の束と作動的に連携させるためにフラワーアレンジメントをアクセサリの主ペネトレーションに通すステップと、
を含む、フラワーアレンジメントを形成する方法。
【請求項11】
略平坦な透水性材料のシートと、
前記シートを貫通し、前記シートの周辺から離れた1つまたはそれ以上のペネトレーションであって、そのうちの1つがフラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションと、
を含み、
前記シートがその片面に耐水性被覆を含むことを特徴とする、フラワーアレンジメントアクセサリ。
【請求項12】
略平坦な透水性材料のシートと、
前記シートを貫通し、前記シートの周辺から離れた、フラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションと、
前記シートの片面に塗布された耐水性被覆と、
前記ペネトレーションから1つまたはそれ以上の方向へ、片面にトークンを支承または受容するのに充分な距離を延出し、かつそれに充分な大きさである延長部分と、
を含むフラワーアレンジメントアクセサリ。
【請求項13】
トークンがメッセージおよび/またはあいさつ状の形を取る、請求項12に記載のフラワーアレンジメントアクセサリ。
【請求項14】
トークンが小さい贈物用の箱などまたはそれを取り付けるための接着パッドを含む、請求項13に記載のフラワーアレンジメントアクセサリ。
【請求項15】
前記シートが、フラワーアレンジメントをそこに受容するように適応された前記ペネトレーション(「主ペネトレーション」)の周りに、さらなるペネトレーションを含み、前記さらなるペネトレーションが、前記主ペネトレーションの周りに装飾を形成するために、リボンまたは同様のひも状の織物を受容するように適応される、請求項11乃至14のいずれかに記載のフラワーアレンジメントアクセサリ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つまたはそれ以上のアイテムを収容するための容器と、前記容器を貫通し、前記容器の周辺から離れた1つまたはそれ以上のペネトレーション(貫通口)であって、その1つ(主ペネトレーション)がそこにフラワーアレンジメントを受容するように適応されたペネトレーションとを含むフラワーアレンジメント用アクセサリにおいて、
前記主ペネトレーションが、
略可撓性材料のシートを備えた花束をアレンジするための花保持ディスクを係合するための係合手段と、
アレンジする花束の長尺アイテムをそこに受容するように適応されたシートを貫通する複数のペネトレーションと、
各ペネトレーションと作動的に連携する把持手段であって、それによって1つまたはそれ以上の長尺アイテムを1つまたはそれ以上のペネトレーションに通しかつそれにより予め定められた力で把持することができ、前記ペネトレーションが、各ペネトレーションと作動的に連携する1つまたはそれ以上の円形アパーチャによって、前記ペネトレーションの周囲の可撓性材料の破損に備えて補強され、それによってフラワーアレンジメントが前記容器と作動的に連携するように構成された把持手段と、
を含み、
前記容器が、花保持ディスクを実質的に取り囲みかつ壁の一部によって前記主ペネトレーションから分離される環状内部を設けるために形成された壁を含む、
ことを特徴とするフラワーアレンジメント用アクセサリ。
【請求項2】
容器にアパーチャを設けるためのアクセサリであって、2つの相互接続部品であるソケット部品および前記ソケット部品内に挿入可能な挿入部品を含み、前記部品の少なくとも1つが中央穴を囲む壁部分を有し、前記部品がそれぞれの穴を実質的に位置合わせした状態で相互に作動的に連結することができるように、前記挿入部品の挿入部分が前記ソケット部品の受容部分と係合する大きさになるように構成され、主ペネトレーションの周囲に環状キャビティを形成するように組み立てるために、前記容器の底および蓋の各々の壁にオリフィスが切られた場合に、それと係合するための容器係合手段を各々の前記部品が前記挿入および受容部分から離れて有して成るアクセサリ。
【請求項3】
前記容器係合手段が、前記蓋および底の壁の内面に接着されるように適応されたフランジの形を取り、前記挿入および受容部分が一連の異なるサイズの容器に適合するように、様々な内径の穴を受け入れるように構成された、請求項2に記載のアクセサリ。
【請求項4】
フラワーアレンジメントに組み込むように選択された長さと断面とを有する長尺ロッドであって、両端を有し、前記端のうちの一方に取付け手段を含む長尺ロッドと、
前記フラワーアレンジメントを装飾するための装飾手段であって、前記ロッドの前記取付け手段を有する前記端に前記装飾手段を作動的に取り付けるための相補的取付け手段を含む装飾手段と、
を含むフラワーアレンジメント用アクセサリにおいて、
前記取付け手段がボールソケットジョイントを含み、該ボールソケットジョイントが
平坦な当接面から延びるショルダから延びるネックによって前記ロッドの一端に接続されるボールと、
前記ロッドの他端にあり、2つのピンチから内側に2つのスナップ位置を含むソケットと、
を含み、前記ボールが前記ピンチを介して締まり嵌めで前記ソケットに嵌合される大きさに作られ、
前記相補的取付け手段が、
前記ボールソケットジョイントの前記ソケットと相補的なボール半体、または
2つのピンチから内側に2つのスナップ位置を含み、前記ボールソケットジョイントの前記ボールと相補的なソケット半体
のいずれかを含む、
ことを特徴とする、フラワーアレンジメント用アクセサリ。
【請求項5】
前記ロッドの長さが、ポージーには単一の長さが適し、花束には2つの長さが適し、ブーケには3つの長さが適するように選択される、請求項4に記載のアクセサリ。
【請求項6】
前記装飾手段がメッセージおよび/またはあいさつ状の形のトークンを含む、請求項4または5に記載のアクセサリ。
【請求項7】
前記装飾手段が贈物用の箱の形のトークンを含む、請求項4または5に記載のアクセサリ。
【請求項8】
前記装飾手段が前記贈物用の箱を取り付けるための接着パッドを含む、請求項8に記載のアクセサリ。
【請求項9】
花束に形成され、請求項1に記載のアクセサリの主ペネトレーションに差し込まれた複数の切花を含むフラワーアレンジメント。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【公表番号】特表2006−505301(P2006−505301A)
【公表日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−502774(P2004−502774)
【出願日】平成15年5月9日(2003.5.9)
【国際出願番号】PCT/AU2003/000558
【国際公開番号】WO2003/094674
【国際公開日】平成15年11月20日(2003.11.20)
【出願人】(502381520)ビリオン・リミテッド (1)
【公表日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年5月9日(2003.5.9)
【国際出願番号】PCT/AU2003/000558
【国際公開番号】WO2003/094674
【国際公開日】平成15年11月20日(2003.11.20)
【出願人】(502381520)ビリオン・リミテッド (1)
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