説明

フレキシブル・コネクタ

マスクと送出導管との間で、大きな移動とより自由な移動を可能とするコネクタを提供すること。送出導管14を患者インターフェース機器20に結合するフレキシブル・コネクタと、そのようなフレキシブル・コネクタを含む圧力サポート・システム。本発明のフレキシブル・コネクタは、患者インターフェース20と患者の顔の間のシールが破壊されることを防止する。このフレキシブル・コネクタは、縦方向に向けられた部分、狭くされたネック部分、または複数のじゃばらを有するベローズ部分を持つことができる。このフレキシブル・コネクタは、さらに、旋回部分および/または排気部材、および/またはヒンジ部材を有することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2006年6月5日に出願された仮米国特許出願第60/811,006号に基づき、米国特許法第119(e)の下で、優先権を主張する。これらの内容は、本願明細書に引用されたものとする。
【0002】
本発明は、一般に、患者の気道にガスのフローを供給する圧力サポート・システムに使用されるコネクタ、および、特に、患者インターフェース機器と、このようなフレキシブル・コネクタを含む圧力サポート・システムとに送出導管を結合させるフレキシブル・コネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
患者の気道に、非侵襲的に、つまり、患者に挿管するまたは外科的に彼らの食道に気管内チューブを挿入せずに、呼吸ガスのフローを達成することが、必要または望ましい状況が、多く存在する。例えば、非侵襲的通気として知られる技術を使用して、患者に通気することは公知である。患者のモニタされた条件によって変化する患者の呼吸サイクルまたは自動滴定している圧力によって変化する二段階圧力のような、持続性気道陽圧(CPAP)または可変気道内圧を達成することも知られている。睡眠無呼吸症候群、特に、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)またはうっ血性心不全のような、医学的な障害を治療するために、典型的な圧力サポート療法が、提供される。
【0004】
ここで使用されるように、用語「圧力サポート・システム」、「圧力サポート装置」、「正の圧力サポート」およびこれらの派生語は、通風機、CPAP、PAV、PPAPまたは二段階圧力サポート・システムを含むが、これらに限定されない、如何なる医療装置または患者の気道への呼吸ガスのフローを達成する方法も含む。
【0005】
非侵襲的通気および圧力サポート治療は、患者インターフェース機器の配置に関係する。これは、典型的には、呼気ガスのフローを圧力/フロー生成装置から患者の気道に送ることができるように、圧力サポート・システムを患者の気道と接続するために患者の顔に鼻のマスクまたは鼻/口マスクを含む。通常、呼気ガスのフローは、マスクに圧力/フロー生成装置を接続する送出導管または患者回路を介して送られる。ヘッドギアを、患者の顔にマスクを維持するために使用することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする手段】
【0006】
このようなマスクは、典型的には長期間着用されるので、様々なことが考慮されなければならない。例えば、OSAを治療するためのCPAPが提供されるので、患者は眠っている間、通常、一晩中患者インターフェース機器を着用している。このような状況における1つの懸念は、送出導管の移動が、マスクと患者の顔との間に形成されるシールを破壊してしまうことである。従来のコネクタは、この移動に対処するのに必要な柔軟性を備えていない。したがって、マスクと送出導管との間で、大きな移動とより自由な移動を可能とするコネクタが、必要とされている。
【0007】
したがって、本発明は、上述した懸念に対処しかつ従来のコネクタおよび/または患者インターフェース機器の欠点を解決する圧力サポート・システムに対するフレキシブル・コネクタを提供する。本発明のフレキシブル・コネクタは、患者インターフェース機器と患者の顔との間にシールの破砕を防止する。フレキシブル・コネクタは、旋回部分を持つことができる。フレキシブル・コネクタは、縦方向を向く部分を有するベローズ部、狭められたネック部分または複数のじゃばらを持つことができる。本発明は、更に従来のシステムの欠点を有せずかつ上に特定された懸念に対処する、患者にガスのフローを送るためのシステムを提供する。これは、ガスのフローを作成することができるガス・フロー生成装置と、ガス・フロー生成装置と第ニ端部分に作動的に結合されている第一端部分を持つ導管とを含む患者にガスのフローを送るためのシステムを提供することによって達成される。この導管は、ガス・フロー生成装置からのガスのフローを通過させる。このシステムは、フレキシブル・コネクタを介して導管の第ニ端部分に作動的に結合されている患者インターフェース機器を含む。患者インターフェース機器は、鼻マスク・アセンブリ、口マスクまたはマウス・ピース、または、組合せの鼻/口マスクとすることができる。
【0008】
本発明のこれらのおよび他の、目的、特徴かつ特性、および操作方法、かつ構造の関係する要素の機能、かつ部分の組合せかつ製造の経済は、添付の図面を参照して、以下の明細書かつ添付の請求の範囲を考慮して、より明らかになるであろう。これらの全ては、本明細書の部分を形成する。同じ参照番号は、様々な図において対応する部分を指す。しかしながら、図面は、図示および説明のみを目的としていて、本発明の限度を定義するものとしては意図していないことは、明確に、理解されるべきである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本願明細書において用いられる方向の用語、例えば、左、右、時計回り、反時計回り、上に向かう、下に向かう、およびこれらの変形は、図面に示される要素の方位に関し、かつ明確に記述されていない限り、請求項を限定するものではない。
【0010】
本願明細書においては、用語「数」は一つ以上を意味し、かつ"a", "an", "the"の単数形は、文脈が明らかに反対のことを示していない限り、複数形も含む。
【0011】
本願明細書における使用においては、二個以上の部品が、一緒に「接続されている」または「結合されている」との記載は、これらの部品が、一個以上の仲介部品を介して直接一緒に接続されまたは結合されていることを意味するものとする。更に、本願明細書において使用されるように、二個以上の部品が、「取り付けられている」との記載は、これらの部品が、直接、一緒に合わせられていることを意味するものとする。
【0012】
図1は、患者に加圧呼吸ガスを配信するシステム5の例示的実施形態を示す。システム5は、圧力生成装置12、導管14、コネクタ10および患者インターフェース機器20を含む。(線図的に図示されている)圧力生成装置12は、ガスのフローを発生するように構成されている。(患者回路と呼ばれる)導管14は、圧力生成装置12に作動的に結合されている第一端部分16およびコネクタ10を介して、患者インターフェース装置20に結合されている第二端部分18を有する。システムの動作の間、圧力生成装置12によって生成されるガスのフローは、導管14を介して、コネクタ10と患者インターフェース装置20に流され、そして患者の通気路に送られる。
【0013】
圧力/フロー生成装置12は、任意の、従来の換気機、圧力サポート・システム、またはユーザの通気路への周囲圧力より高い圧力でガスのフローを連通させるのに用いられる他の装置であっても良い。このようなシステムの具体例には、換気機、持続性気道陽圧(持続性気道陽圧)装置、または可変加圧装置、例えば、自動滴定装置、比例補助換気(PAV:登録商標)装置、比例陽気道内圧(PPAP:登録商標)装置、C-Flex(商標)−装置、Bi- Flex(商標)−装置、またはより高い圧力が、呼気より吸気の間に送られるように、患者に提供される圧力が、患者の呼吸サイクルと共に変化する、ピッツバーグ(PA)のRespironics社によって製造・販売されるBiPAP(登録商標)装置、または他の圧力サポート装置が、含まれるが、これらに限定されるものではない。本発明との使用に適している患者のガスのフローを気道に連通する他の装置は、分泌クリアランスまたはルースニングのために気道に高いまたは低いまたは正および負の圧力を適用する装置を含む。この目的のため、圧力生成装置12は、ガス・フロー生成装置とも呼ばれる、その理由は、圧力勾配が生成されると、結果的にフローが生成されるからである。患者の気道と圧力生成装置12との間に呼気ガスのフローを連通させることは、圧力生成装置12から患者に呼気ガスのフローを送りかつ患者から雰囲気にガスのフローを排出することを含む。
【0014】
患者インターフェース装置20は、例えば、鼻マスク、経口マスク、またはマウス・ピース、または鼻/口マスクの組合せであってもよい。図1に示される患者インターフェース機器20は、クッション23に結合されているマスク・シェル24を持つ鼻マスクである。クッション23は、患者インターフェース装置20と患者の顔との封止を作成するように構成される。図1に示される実施例は、マスク・シェル24に回転可能に接続されている、L字状の導管またはマスク・エルボ22を含む。患者インターフェース装置20とエルボ22の組合せは、患者インターフェース・アセンブリと呼んでもよい。患者インターフェース・アセンブリは、排気部25を含むことができ、それは、図1に示されるように、マスク・エルボ22に位置する。特定の排気部25かつその位置は、本発明の範囲内で変更させることができる。(その部分のみが、図1に示される)多くのストラップ21を有するヘッドギアは、患者の頭部に患者・装置20を固定するために使用することができる。加湿器、ヒーター、プレッシャセンサ、フローセンサ、温度センサ、湿度センサ、バクテリアろ過器等のような圧力サポート・システムに使用される他のアクセサリを、本発明の患者インターフェース機器と連動して使用することができることは、理解すべきである。本発明は、患者インターフェース機器20が、ユーザの患者回路から気道までガスのフローを連通させるように適合化されている、患者の鼻孔周辺を塞ぐ鼻マスクのような任意の装置である。他の患者インターフェース機器の例は、各鼻孔、鼻/口マスク、全面またはトータルマスク、フード、気管内チューブ、気管内挿入管を挿入するまたは封止する、鼻の枕またはプロングを含むが、これに限定されるものではない。
【0015】
患者インターフェース20に対する導管14の移動は、力を生成させる原因となるかもしれない。これは、患者インターフェース機器20に適用されるときには、クッション23と患者の顔との間に作成されるシールに負の影響をもたらすかもしれない。本発明のコネクタ10(および、本願明細書において論じられる本発明の他のコネクタ)は、患者インターフェース機器20へのこれらの力の適用を除去するまたは減らすように構成されている。したがって、本発明のコネクタ10(および、本願明細書において論じられる本発明の他のコネクタ)は、クッション23と患者の顔との間にシールを維持することに貢献するように構成される。
【0016】
コネクタ10は、図2-5に示される。コネクタ10は、マスク・エルボ22(図1)に導管14を接続するように構成される。図2および3を参照すると、コネクタ10は、エルボ22に接続可能であるフレキシブル継手またはマスク接続部26を含んでいる三点セットの設計、および送出導管14に接続可能であるツーピースの旋回コネクタ28を持つ。旋回コネクタ28は、送出導管14の範囲内で受け取ることができる送出導管部30、および回転可能に送出導管部30に接続されかつマスク接続部26に回転不可能に接続される旋回アダプタ32を含む。図1に示されるように、送出導管14は、送出導管部30上の回転不可能な摩擦嵌合である。送出導管部30は、より大きい直径端部分34およびより小さい直径端部分36を持つ。より大きい直径端部分34は、送出導管14に接続可能である。より小さい直径端部分36は、より大きい直径端部分34の近くに配置されたその外部上に位置づけられている旋回溝38を持つ。旋回アダプタ32は、旋回溝38を位置づける際に、受け取ることができる内方部42を持つ肩部40と、マスク接続部26の旋回噴射管先端46(図3)を位置づけるための肩ステップを形成している外部部分44とを含む。旋回アダプタ32は、通常の円筒状部分48を更に含む。
【0017】
フレキシブル継手またはマスク接続部26は、図2に示される実施例の場合、エルボ22に回転不可能に結合されるように構成されているマスク接続端50を持つ。マスク接続端50は、エルボ22の接続端52を位置づけるための内部ステップ58を含む。マスク接続部26の旋回接続端46は、旋回コネクタ28に回転不可能に結合するように構成されている。図示の実施例では、マスク接続端50は、伸縮性自在にエルボ22の接続端52に装備される。旋回接続端46は、旋回アダプタ32の円柱形部分48にわたって伸縮自在に装着されかつ外部部分44に位置づけられている。旋回接続端46とマスク接続端50は、それぞれ、円柱形部分48または接続端52の外側の直径より小さい内径を持ち、かつそれに接着させまたは機械的にロックさせることができる。この実施例ではエルボ22に接続されている状態が示されているが、本発明の範囲内で、コネクタ10を、他の部品に接続するように適合化するおよび/または患者インターフェース機器20に直接接続するように適合化させることもできる。
【0018】
図3に最も良く示されるように、マスク接続部26は、旋回接続端46とマスク接続端50との間にフレキシブル部分54を持つ。フレキシブル部分54には、一般的にS字状の横断面を持っている内部のベローズ部56が設けられている。ベローズ部56は、マスク接続部26の長さ方向に配置されている内部のじゃばらを持つ。ベローズ部56は、旋回接続端46とマスク接続端50より通常薄い。
【0019】
フレキシブル部分54の厚みの分布は、図4に示されている。フレキシブル部分54の厚さは、S字状の横断面の外方部分での最大厚さから、S字状の横断面のより低い内部曲線での最小厚さまで段階的に減少する。例えば、この実施例の場合、TB>TA>T3>T2>T1>T0(T0が最小厚さ)である。フレキシブル部分54の厚みの分布は、内部のじゃばらが図5に示されるように完全に引き出されるときに、発生する「プルアウト」を防止するように構成される。厚みの分布は、マスク接続部26のフレキシブル動作も規定しかつ制限する。ベローズ部56は、マスク接続部26かつ中心軸78についての屈曲と長さ方向の少量の制御された相対運動とを許す。マスク接続部26は、TPEによる射出成形または適度な軟度(例えば、ほぼ60 Shore A)と言う結果をもたらすシリコーンによる射出成形により、形成することが好ましい。必要な材料の硬度は、フレキシブル部分54の肉厚に対して変化させることができる。例えば、フレキシブル部分54の肉厚が、図4に示されるフレキシブル部分54の肉厚に相対的に増大する場合には、より柔らかい材料を、使用することができる。他方、フレキシブル部分54の肉厚が、図4に示されるフレキシブル部分54の肉厚に対して減少する場合には、より固いマテリアルを、使用することができる。これまでは、フレキシブル部分54がさまざまな厚さを持つ単一の材料から形成されているものとして説明してきたが、各々が、関連した厚さを持つ、2個以上の材料も、本発明の範囲内で、使用することができる。
【0020】
本発明の原理によるコネクタの代替の例示的実施形態は、図6-22に示されている。これらの実施例では、多くの特徴は、図1-5に示されているものに類似している。したがって、各々のこれらの実施例の記載は、主に、各コネクタの実施例に固有の特徴に集中するであろう。これらの別の実施例は、主に、本発明の原理のコネクタに対し異なる可能な構成を示すために、提供される。しかしながら、他の構成も、可能であり、かつこれらの実施例の全部で示される要素の特徴のミキシングおよびマッチングも可能であることは、注目されなければならない。
【0021】
図6に示される実施例の場合、コネクタ60は、図1-5に示されるコネクタ10に類似している。しかしながら、マスク接続部64のマスク接続端62は、握持の容易さのためかつ美的目的のためにその外面上に複数の溝66を持つ。マスク接続部64は、TPEによる射出成形から、または、適度な軟度、例えば、ほぼ60 Shore Aと言う結果を生じるシリコーンによる射出成形から形成されることが、好ましい。
【0022】
図7-8に示される実施例の場合、コネクタ70は、図1-5に示されるものと類似している。しかしながら、マスク接続部72は、フレキシブル継手または一体ヒンジを形成する狭められたネック部分74を持つ。狭められたネック部分74は、単純でかつ強固な設計を提供する。狭められたネック部分74は、(図3に示されるように中心軸78と平行となるように対向する)コネクタ70の中心軸78'(図8)に一般に垂直である内部のじゃばら部76を形成する。狭められたネック部分74は、コネクタ70を、マスク接続部72の中心軸78'について撓曲させてかつ縦に移動することを可能にする。マスク接続部72は、TPEによる射出成形から、または、結果として得られる適度な軟度、例えば、ほぼ60 Shore Aのシリコーンによる射出成形から形成されることが、好ましい。
わずかに異なるアプローチをするが、図9に示されるコネクタ90は、図1-5に示されるものに類似する。コネクタ90は、柔軟性があるマスク接続部92と送出導管部94を持つツーピースの設計である。したがって、コネクタ90は、前述の実施例に記述されるコネクタより簡単な構造または幾何学形態を持つ。送出導管部94は、位置決め溝96と肩部98を含む。マスク接続部92は、溝96にはめ込める縮径部99を持つ。コネクタ90は、図9に示されるように、旋回しない。しかしながら、上述した旋回コネクタ28のような、旋回コネクタも追加できる。一般に、コネクタ90は、送出導管14とマスク接続部92を分離するダンパを形成するために、低いモジュラスTPEまたはゲルのような相対的により柔らかいまたはより弾力的な材料から形成される。
【0023】
図10に示される実施例の場合、コネクタ100は、図1-5に示されるものに類似する。コネクタ100は、しかしながら、マスク接続部106のマスク接続端104内に剛性コネクタ・インサート102を含む。剛性コネクタ・インサート102は、個別の要素として挿入されるかまたはマスク接続端104にモールドされる。剛性コネクタ・インサート102は、エルボ22'を有する円錐係合を提供しかつエルボ22'の台形−円錐形状のコネクタ端108に対応する台形−円錐の内径を持つ。したがって、コネクタ100とエルボ22'との接続かつ切離しは、瞬時に行うことができる。この場合、瞬時の接続かつ切離しは、フィンガー・ロックのような装置によって行うことができる。図示されてはいないが、旋回コネクタは、剛性コネクタ・インサート102とエルボ22'との間に組み込むことができる。
【0024】
図11に示される実施例の場合、コネクタ110は、図1-5に示されるものに類似している。しかしながら、フレキシブル継手112は、送出導管14に接続されかつ、旋回コネクタ114は、例えば、患者インターフェース機器に取り付けられているエルボ(図示せず)に接続可能である。この結果、コネクタ110は、瞬時に、エルボに接続させかつエルボから切離すことができる。
【0025】
図12に示される実施例の場合、送出導管部30'が旋回コネクタを含まないことを除いては、コネクタ120は、図1-5に示されるものと類似している。
【0026】
図13-14および15-16は、フレキシブル・コネクタの代替構成を示す。コネクタ130、150は、コネクタ130、150が、中心軸78"、78'''について撓曲しかつ縦に移動する両方を可能にするマルチプルベローズを含む。コネクタ130は、圧壊および/またはキンクを防止しつつ、コネクタ130が中心線78"に対し軸方向に撓曲することが可能となるように構成されている平板スタイル・ベローズを持つ。コネクタ150は、圧壊および/またはキンクを防止すると共に、コネクタ150が軸78'"に関して軸方向に撓曲することを可能にするように構成されている中空隆起スタイル・ベローズを有する。平厚板スタイルおよび中空隆起スタイル・ベローズは、フレキシブル・コネクタ130、150が、曲げられるときに圧壊するおよび/またはねじれることを防止する。本発明の範囲内で、ベローズの他のタイプまたはスタイルを使用することができる。コネクタ130、150は、マスク接続端52', 52"および導管接続端46', 46"を有する。図13−14および15−16には示されていないが、コネクタ130、150は、図2に示されるツーピースの旋回コネクタ28のような旋回コネクタを含むことができる。
【0027】
図17-22は、本発明の原理によるコネクタの各種実施形態を示す。これらは、患者インターフェース機器20のシェル24と結合するように構成されている。このことにより、エルボ22, 22'が不要となる。図17を参照すると、例えば、コネクタ160は、シェル24に回転可能に結合するように構成されているマスク接続端161および接続端162が導管14に結合させるように構成された導管を含む。コネクタ160も、第一端163および第二端163bを有する第一フレキシブル継手163を含む、第一端164aおよび第二端164bを有する第二フレキシブル継手164、および患者が吐き出す息のための排気通路を可能にする構造をもった排気部材165。この構成では、第一端163の、第一フレキシブル継手163はマスク接続端161に取り付けられ、かつ第一フレキシブル継手163の第二端163bは、排気部材165に取り付けられている。加えて、第二フレキシブル継手164の第二端164bが排気部材165に取り付けられる一方、第二フレキシブル継手164の第一端164aは、導管接続端162に取り付けられている。このようにして、排気部材165は、コネクタ160と一線に配置されまたは位置決めされている。第一フレキシブル継手163と第ニフレキシブル継手164は、其々、多くのじゃばらまたは折り目を含む。じゃばらは、縦方向の内側ベローズ、じゃばら、および/または狭められたネック部分を含むことができる。
【0028】
コネクタ160は、(例えば、図17に示されるように)第二フレキシブル継手164と管接続部端162との間に取り付けられている旋回コネクタ166を含む。本発明の範囲内で、旋回コネクタ166をコネクタ160に再配置することができる。例えば、かつこれらに限定されるものではないが、旋回コネクタ166を、第一フレキシブル継手163とマスク接続端161の間に位置させることができる。マスク接続端161かつ旋回コネクタ166は、導管14に、患者インターフェース機器20に対するより大きい移動の自由度を与える。より詳しくは、コネクタ116が、導管14(図示せず)に対して中心軸168について回転することが可能となるように、旋回コネクタ166が、構成されている一方、(マスク・シェル24に結合されるとき)マスク接続端161は、コネクタ160が、マスク・シェル24(図示せず)に対して中心軸167について回転可能となるように構成されている。
【0029】
図18-19を参照すると、別の実施例によるコネクタ170が、示されている。図17に関連して上述したように、コネクタ170は、マスク接続端161と導管接続端162を含む。しかしながら、コネクタ170用の排気部材165の配置は、コネクタ160のそれとは異なる。より詳しくは、排気部材165は、単一のフレキシブル継手171と管接続部端162との間に位置する。排気部165をフレキシブル継手171とマスク接続端161との間に位置づけることができる。変形例に関係なく、排気部材165の機能、すなわち、患者が吐き出した息に対する排気通路を可能にすることは、同じままである。フレキシブル継手171は、多くの送風装置または折り目を含む。ベローズは、長手方向に向く内部のベローズ、じゃばら、および/または狭められたネック部分を含むことができる。コネクタ170は、旋回コネクタ166なしで示されているが、本発明の範囲内で、旋回コネクタ166は、コネクタ170に加えることができる。
【0030】
加えて、コネクタ170は、フレキシブル継手171と連通動作可能でかつフレキシブル継手171のための移動範囲を規定するために使用されるヒンジ素子172を含む。ヒンジ素子172は、第一端172aと第二端172bを含む。この実施例の場合、ヒンジ素子172の第一端172aはフレキシブル継手171のマスク接続端161および/または第一端171aに取り付けられ、かつ、ヒンジ素子172の第二端172bは、フレキシブル継手171の管接続部端162および/または第二端171bに取り付けられている。その結果、移動の量は、フレキシブル継手171によって決まるが、この移動は、ヒンジ素子172によって、方向と角度が特定されている。一般に、ヒンジ要素172は、フレキシブル継手171より柔軟性がより少ない、柔軟性のまたは硬質性が半分の材料により構成されている。ヒンジ素子172は、例えば、TPE(より高いデュロメータ・シリコーン)(例えば、70 Shore A以上)および/または熱可塑性ポリエステル・エラストマ(すなわち、デュポン社製造のHytrel)により構成することができる。ヒンジ要素172は、第一止め輪173と第ニ止め輪174を含む。特に、ヒンジ素子172の第二端172bが第ニ止め輪174である一方、ヒンジ素子172の第一端172aは第一止め輪173である。第一止め輪173と第ニ止め輪174は、エルボ・ジョイント175によって接続されている。このような配置は、適切な移動の制限を可能にするのみならず、デフォルトの休止位置も決める。これは、ヒンジ要素172の休止構造またはデフォルト位置により規定することができる。
【0031】
フレキシブル継手171の移動の範囲に応じて更に規制を与えるように構成されるヒンジ素子172'を有するコネクタ180は、図20に示されている。コネクタ180は、マスク・シェル24と回転可能に結合するように構成されているマスク接続端161'と導管接続端162を含む。加えて、コネクタ180は,第一端172aを持つヒンジ素子172フィート(第一アーム176として示される)と第二端172b(第ニアーム177として示される)を含む。この実施例の場合、ヒンジ素子172フィートが、ヒンジ点178で回転することができ、これによって、移動の範囲が規定されるように、第一アーム176と第二アーム177は、ヒンジ点178で、可動に接続される。
【0032】
図20には示されていないが、コネクタ180は、旋回コネクタ166を含むこともできる。例えば、旋回コネクタ166は、フレキシブル継手171とマスク接続端161との間に取り付けることができおよび/またはフレキシブル継手171と導管接続端162との間に接続することができる。このような旋回配置は、移動のより大きい範囲さえ,および各種要素のねじりと構造のサブコンポーネントさえ提供する。
【0033】
移動の範囲をより良く規定するために、図18および19の止め輪173、174の場合のように、または例えば、図20に示されるアーム176、177の実質的な剛性材料として、ヒンジ素子172, 172'を、実質的に柔軟性がある材料から形成することもできる。もちろん、硬質材料の使用は、特定の軸に沿った移動をより良く限定しかつより定義可能な範囲を提供し、かつ、実質的な側方移動を実質的に排除する。
【0034】
さらにもう一つの実施例のコネクタ190が、図21および22に示されている。この実施例の場合、ヒンジ素子172"は、一体ヒンジと考えられ、かつ作動可能な相互通信フレキシブル継手171の移動の範囲を規定するためのフレキシブル継手171と連通可能である。ヒンジ素子172"は、一体的部分ヒンジである。特に、ヒンジ素子172"は、第一端172a"と第二端172b"を持つ。ヒンジ素子172"の第一端172"は一部のフレキシブル継手171に取り付けられ、かつ、ヒンジ素子172"の第ニ端172は、フレキシブル継手171の他の部分に取り付けられている。このように、フレキシブル継手171は、エルボの形態で保持される。
【0035】
更に、図21に示されるように、鋭角でフレキシブル継手171を保持することは、望ましいことであろう。ヒンジ素子172"は、軟質材料から形成することができ、かつ更にフレキシブル継手171と、モールドさせ、または例えば、一体的になるように、フレキシブル継手171にモールドさせることが出来る。従って、ヒンジ素子172"とフレキシブル継手171は、同一材料から形成することができる。例えば、コネクタ190は、成形可能である様々な材料から射出成形用金型で、処理することが出来る。さらに、フレックス材料は、エラストマ、ポリマ、熱プラスティック材料、モールド材料、合成材料とすることが出来る。
【0036】
本発明の実施例の全ての患者インターフェース装置20は、呼吸ガスのフローを、通風機、持続性気道陽圧装置または可変加圧装置、例えば、自動滴定圧力サポート装置、またはより高い圧力が、呼息の間より吸気の間に送られるように、患者に提供される圧力が、患者の呼吸サイクルと共に変化する、ペンシルヴァニア州、ピッツバーグのRespironics社によって製造・販売されているBiPAP装置、または患者が、いびきをかいているまたは呼吸が一時的に停止しているまたは減呼吸であるという様な、患者の状態によって、圧力が異なる自動滴定圧力サポート・システムのような、圧力生成装置12からの患者の通気路に連通させる。
【0037】
本発明は、充分な量のガスを大気に排出することが機能している限り、排気部材165は、いかなる構成も有することができる。例えば、排出部材は、排気ガスの大気への通気に対して連続する流量を提供するように構成することが出来、または、例えば、閉システムのガス圧力に依存して、可変流量を提供するように構成させることができる。
【0038】
例示の実施例の場合、排気部材165は、その壁内に設けられている複数の通気孔によって規定される。ホールの数、サイズ、穴パターンおよび形態は、任意のものとすることが出来る。排出部材の複数穴のタイプまたは本発明の使用に適するアセンブリの一例は、米国特許出願No.10/119,673(公報No.2003/0005931)(その内容は、本願明細書に引用されているものとする)に開示されている。排気流量が、十分な排気ガス通気機能を提供するのに十分である限り、1つの排気部材またはアセンブリしかマスクに設ける必要は無いことは注意すべきである。システムからガスを排出する必要がない場合、または省略され排気部材が、患者回路のような、他の場所に設けられる場合、排気部材は、省略することが出来る。
【0039】
追加機能は、上述した一つ以上の実施例に組み込む、および/または上述した一つ以上の実施例の組合せに組み込むことが、できる。例えば、排気部材165は、図1−16に示される一つ以上のフレキシブル・コネクタに組みこむことも出来る。排気機能は、軟質材料の一部を介して直接、例えば、しかしこれに限定されること無く、直接、マスク接続部26を介して、直接、多くの排気ポートを配置することによって、実現することができる。
【0040】
さらに別の例として、図23は、図17のフレキシブル・コネクタ160からの多くの特長、図18のフレキシブル・コネクタ170からの多くの特長、および以前には考察していない追加機能を組み込んだフレキシブル・コネクタ200を示す。より詳しくは、フレキシブル・コネクタ120はマスク接続端161、導管接続端162、(第一端163aと第二端163bを有する)第一フレキシブル継手163、(第一端164aと第二端164bを有する)第二フレキシブル継手164、および排出部材165を含む。コネクタ200は、フレキシブル継手163および164のための移動の範囲を規定するように構成されているヒンジ素子172も含む。
【0041】
加えて、コネクタ200は、巻込みバルブ202、および第二フレキシブル継手164および導管接続端162の第一端164aの間に組み込まれている、それに関係するスペーサ206を含む。図23に示される実施例の場合、巻込みバルブ202は、呼吸ガスのフローが圧力生成装置12から患者の通気路に送られているとき、フラップ204によって通常、ふさがれる開放203を含む。ブリージング・ガスのフローが中断する場合には、開放203が、通常、開いている(すなわち、フラップ204が、開放203を完全にはふさがない)ように、巻込みバルブ202は構成される。その結果、呼吸ガスのフローが、中断しても、患者には、大気が供給される。
【0042】
本発明の使用に適切な他の巻込みバルブの具体例は、米国特許第5,438,981、5,647,355および6,851,425号に開示されている。これらの内容は本願明細書に引用されたものとする。分離された構成要素が示されたが、排気部材165と巻込みバルブ202を単一のアセンブリに組み合わせることもできる。本発明の使用に適する排気部材/巻込みバルブの組合せの一例は、米国特許出願No.11/312,027(公開No.2003/0005931)に開示されている。これらの内容は、本願明細書に引用されたものとする。
【0043】
スペーサ206は、マスク接続端162と巻込みバルブ202との旋回接続を提供するように構成されている。この実施例の場合、スペーサ206は、マスク接続端162に対する巻込みバルブ202の回転の間、摩擦を低下させるように構成されている。
【0044】
本発明は、現在最も実際的で好適な実施例であると考えられることに基づいて詳細に説明されたが、このような詳細は、単にその目的だけのためのもので、かつ本発明が、開示された実施例に制限されるものではなく、それどころか、添付の請求の範囲の精神と範囲内にある修正および補正をカバーすることを目的とすることを理解すべきである。例えば、可能な限り、いかなる実施例の一つ以上の特長も、他のいかなる実施例の一つ以上の特長と組み合わせることができることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の一実施例の原理に従ってガスのフローを患者に配信するシステムを示す。
【図2】マスク・エルボが結合された本発明の一実施例の原理に従うコネクタの断面図である。
【図3】図2のフレキシブル継手の断面図である。
【図4】厚みの分布を示す図2のフレキシブル継手の部分的な断面図である。
【図5】マスク・エルボに接続されている図2のコネクタのフレキシブル継手のプルアウト位置の側面図である。
【図6】マスク・エルボに接続されている本発明の他の実施例の原理によるコネクタの断面図である。
【図7】マスク・エルボに接続されている本発明の他の実施例の原理によるコネクタの断面図である。
【図8】図7のフレキシブル継手の断面図である。
【図9】マスク・エルボに接続される本発明の他の実施例の原理によるコネクタの断面図である。
【図10】マスク・エルボおよび送出導管に接続されている本発明の他の実施例の原理に従うコネクタの代表面的な、部分的分解図である。
【図11】送出導管に接続されている本発明の他の実施例の原理によるコネクタの断面図である。
【図12】マスク・エルボおよび送出導管に接続されている本発明の他の実施例の原理に従うコネクタの断面図である。
【図13】本発明のコネクタ用のフレキシブル継手のための代替の構成を示す。
【図14】本発明のコネクタ用のフレキシブル継手のための代替の構成を示す。
【図15】本発明のコネクタ用のフレキシブル継手のための代替の構成を示す。
【図16】本発明のコネクタ用のフレキシブル継手のための代替の構成を示す。
【図17】本発明の他の実施例の原理によるコネクタの側面図である。
【図18】本発明の他の実施例の原理によるコネクタの側面図である。
【図19】図18のコネクタの分解された状態を示す。
【図20】本発明の他の実施例の原理によるコネクタの側面図である。
【図21】本発明の他の実施例の原理によるコネクタの側面図である。
【図22】図21のコネクタの側断面図である。
【図23】本発明の他の実施例の原理によるコネクタの側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベローズ部を有するフレキシブル継手と、
前記フレキシブル継手に接続される旋回コネクタと、
を備える、送出導管を患者インターフェース装置に接続するように構成されるコネクタ。
【請求項2】
前記フレキシブル継手の第一端が前記旋回コネクタの第一端に接続するように構成されていて、
前記フレキシブル継手の第二端が前記送出導管と接続するように構成されていて、
前記旋回コネクタの第二端が前記患者インターフェース装置と接続するように構成されている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記フレキシブル継手の第一端が前記旋回コネクタの第一端と接続するように構成されていて、
前記フレキシブル継手の第二端が前記患者インターフェース装置と接続するように構成されていて、
前記旋回コネクタの第二端が前記送出導管と接続するように構成されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ベローズ部が実質的にS字形状の断面を有する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
ベローズ部が狭められたネック部分を有する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記ベローズ部が複数のじゃばらを有する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
患者の吐き出された息のための排気通路を可能にするように構成されている排気部材を更に備える請求項1に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記フレキシブル継手の移動の量を制限するように構成されているヒンジ素子を更に備える請求項1に記載のコネクタ。
【請求項9】
患者に送られている呼吸ガスのフローが中断された場合に患者に大気を供給するように構成されている巻込みバルブを更に備える請求項1に記載のコネクタ。
【請求項10】
送出導管を患者インターフェース装置に接続するように構成されていて、長手方向に導かれた内部のベローズを有するベローズ部を有するフレキシブル継手を備える、コネクタ。
【請求項11】
前記フレキシブル継手が、送出導管と患者インターフェース装置のうちの少なくとも1つを接続するように構成されている請求項10に記載のコネクタ。
【請求項12】
前記フレキシブル継手に接続するように構成されている旋回コネクタを更に備える請求項11に記載のコネクタ。
【請求項13】
前記フレキシブル継手の第一端が前記旋回コネクタの第一端に接続するように構成されていて、
前記フレキシブル継手の第二端が前記送出導管に接続するように構成されていて、
前記旋回コネクタの第二端が前記患者インターフェース装置に接続するように構成されている、
請求項12記載のコネクタ。
【請求項14】
前記フレキシブル継手の第一端が前記旋回コネクタの第一端に接続するように構成されていて、
前記フレキシブル継手の第二端が前記患者インターフェース装置に接続するように構成されていて、
前記旋回コネクタの第二端が、前記送出導管に接続するように構成されている、
請求項12に記載のコネクタ。
【請求項15】
前記患者の吐き出された息のための排気通路を可能にするように構成されている排気部材を更に備える請求項12に記載のコネクタ。
【請求項16】
前記ベローズが、実質的にS字形状の断面を有する請求項10に記載のコネクタ。
【請求項17】
前記フレキシブル継手の移動の量を制限するように構成されているヒンジ素子を更に備える請求項10に記載のコネクタ。
【請求項18】
患者に送られている呼吸ガスのフローが中断された場合に患者に大気を供給するように構成されている巻込みバルブを更に備える請求項10に記載のコネクタ。
【請求項19】
患者に加圧呼吸ガスを送るためのシステムであって、
患者インターフェース装置と、
ガスのフローを発生させる反応ガス・フロー生成装置構造と、
反応ガス・フロー生成装置に動作可能に結合されている第一端部分と、第二端部分と、を有していて、前記システムの動作の間、前記反応ガス・フロー生成装置からのガスのフローを担持するように構成されている送出導管と、
前記送出導管を前記患者インターフェース装置に接続するように構成されていて、ベローズ部を有するフレキシブル継手と前記フレキシブル継手に接続されている旋回コネクタとを備えるコネクタと、
を備えるシステム。
【請求項20】
前記フレキシブル継手の第一端が前記旋回コネクタの第一端に接続するように構成されていて、
前記フレキシブル継手の第二端が前記送出導管に接続するように構成されていて、
前記旋回コネクタの第二端が前記患者インターフェース装置に接続するように構成されている、
請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記フレキシブル継手の第一端が前記旋回コネクタの第一端に接続するように構成されていて、
前記フレキシブル継手の第二端が前記患者インターフェース装置に接続するように構成されていて、
前記旋回コネクタの第二端が前記送出導管に接続するように構成されている、
請求項19に記載のシステム。
【請求項22】
ベローズ部が、実質的にS字形状の断面を有する請求項19に記載のシステム。
【請求項23】
前記ベローズ部が、狭窄ネック部分を有する請求項19に記載のシステム。
【請求項24】
前記ベローズ部が、複数のじゃばらを有する請求項19に記載のシステム。
【請求項25】
前記コネクタが、更に、前記患者の吐き出された息のための排気通路を可能にするように構成されている排気部材を備える請求項19に記載のシステム。
【請求項26】
前記コネクタが、前記フレキシブル継手の移動の量を制限するように構成されるヒンジ素子を更に備える請求項19に記載のシステム。
【請求項27】
ガスのフローが中断された場合に、前記患者に大気を供給するように構成されている巻込みバルブを、前記コネクタが更に備える請求項19に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公表番号】特表2009−539497(P2009−539497A)
【公表日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−514497(P2009−514497)
【出願日】平成19年6月5日(2007.6.5)
【国際出願番号】PCT/US2007/070422
【国際公開番号】WO2007/143655
【国際公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【出願人】(505338497)アールアイシー・インベストメンツ・エルエルシー (81)