説明

フロアープレートの構造

【課題】床下収納式リフトは、荷台であるフロアープレートの両側にメインアームとサブアームが交差し、安全上の問題とフロアープレートの荷台幅が広く取れないという問題があった。さらに、このリフトの機構上、長尺物の積み下ろしに適していることに着目し、フロアープレートを長くしたかったが、フロアープレート収納の問題や両側のガイド用長穴溝による強度の制約があった。
【解決手段】強度を両側のL材で確保し、フロアープレートB,Cを二枚折畳み式として長くし、積み下ろしの際、通常作業者Dは二枚目プレートC上に乗ることで、アームK,Jの交差箇所を避けて立つことが出来、安全性を高め、折り畳んでも収納高さをクリアーし、作業効率を大幅に高めた。またこのリフトは構造上、荷台床面Aよりさらに高く上昇させる事が容易であり、高所での作業時の安全対策として、二枚目フロアープレートを起立させて安全ガードが構成できる構造とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はトラック輸送全般において使用される床下収納式リフト(構造:特願2004−068780)において、荷役作業を安全確実に行うために考案されたリフトの荷台(フロアープレート)である。
【背景技術】
【0002】
床下収納式リフト(構造:特願2004−068780)は軽トラック及び小型トラックの後部床下に取付出来、従来型の床下収納型リフト(特許公開2003−175760など)とは違い、構造上優れた特徴を有しているが、荷台であるフロアープレートの両側にメインアームとサブアームが交差し、安全上の問題とフロアープレートの荷台幅が広く取れないという問題があった。
【0003】
さらに、このリフトの機構上、長尺物の積み下ろしに適していることに着目し、フロアープレートを長くしたかったが、フロアープレート収納の問題や両側のガイド用長穴溝による強度の制約があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
床下収納式リフト(構造:特願2004−068780)の荷台たるフロアープレートの構造を改善し、プレート上での積み下ろしの荷役作業が多目的に且つ安全、確実に行なえるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
構造を見直し、強度を両側のL材で確保し、フロアープレートを二枚折畳み式として長くし、積み下ろしの際、人は二枚目のプレート上に乗ることで、アームの交差箇所を避けて立つことが出来る。折り畳んでも収納高さをクリアーすることが出来た。
【0006】
またこのリフトは構造上、車両床面よりさらに高く上昇させる事が容易であり、高所での作業時の安全対策として、フロアープレートの二枚目を起立させて安全ガードが構成できる構造とした。
【発明を実施するための形態】
【0007】
請求項1〜2に記載の本発明に係るフロアープレートの構造の説明として図1は従来の床下収納式リフト(構造:特願2004−068780)の全体概要図であり図2は本発明(請求項1〜2)を実施した後の概要図である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】従来の床下収納式リフトの全体概要図である。
【図2】本発明(請求項1)を実施した後のフロアープレートの構造を説明した図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リフトを多目的に使用する目的で、フロアープレートを二枚の折り畳み式とし、且つ、二枚目を起立させ、安全ガードを構成可能なフロアープレート。

【図1】
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【図2】
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