説明

ブラジャー

【課題】身体の安定性を向上させ、お腹の圧迫を軽減し、脇をすっきり、背筋の姿勢を向上させることに寄与するブラジャーを提供する。
【解決手段】 カップ部、ストラップ部、バンド部から構成されるブラジャーにおいて、ブラジャーの前面下縁ラインは逆V形ラインを形成し、ブラジャーの背面ラインはU形ラインを形成し、サイド部分は幅広にサイドパネルが形成されていることを特徴とするブラジャー。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラジャーに関する。
【背景技術】
【0002】
次のような工夫を凝らしたブラジャーがある。
【0003】
従来の最も一般的に用いられているカップ部、ストラップ部、バンド部から構成され、背中側で連結するブラジャーは、カップワイヤーの形は略乳房の基底ライン(バージスラインとも言われている乳房下側の人体への付け根のライン)の形状に沿った略半円弧状の形状をしたものが用いられている。このような例は特許文献1(特許第2921566号公報)第6図に開示されている。典型的な従来例として図3(特許文献1記載の第6図を援用する)に一般的に用いられているカップワイヤーを備えたブラジャーの概略斜視図を示した。図3(注 図3で用いられている符号は、先行文献をそのまま援用するものであって、本願発明に関する図の符号とは無関係である)において、31が乳房カップ、31aが上カップ、31bが下カップ、41がストラップ(肩紐)、32が前側土台布、33が脇側土台布、34はバック布であり、バック布は通常少なくとも長手方向に伸縮性を有し、着用した時にこの部分が伸ばされて、それによる伸縮力によりブラジャーが適度の緊締力をもって着用される様になっている。35はカップワイヤーが装着されている部分であり、通常カップワイヤーはバイアステープなどで作成された袋状の帯状物の中に収納されて取り付けられている。そして従来の通常のカップワイヤーは乳房の基底ライン(バージスライン)36にほぼ沿って設けられている。これらのブラジャーは、カップを乳房に被せてかつ土台布とバック布からなる帯状部分を人体胸部に巻回して、これらを巻回方向に引っ張って緊締力が付与された状態で着用されるようになっている。ブラジャーの下側ラインは、カップの下側を通るほぼ水平に形成されている。これによって乳房の下側に水平な緊張ラインを形成して、乳房を支える構造としている。
【0004】
特許文献2(特開2006−225819号公報)には、ブラジャーの左右のバストカップは、上下方向に伸縮可能な所定の剛性を備えたサイドボーンによって保持されているサイドパネルによって引張られると共に、サイドパネルの上縁部分から延びているショルダーストラップによって引上げられるので、バストが前中心側に引き寄せられると共にリフトアップされ、美しい形状に保持される。サイドボーンは上下に伸縮可能であるので肩関節の動きに追従してサイドパネルが伸縮し、窮屈感がなく、ショルダーストラップに過剰な張力が掛からないので、肩にショルダーストラップが食い込み、装着感が悪化するという弊害も改善されるブラジャーが開示されている。この従来例はサイドボーンを設けたことが開示されているが、サイドパネルを幅広くすること、逆V形ラインやUバックに関する記載は無い。
【0005】
特許文献3(特開2001−115304号公報)には、背面部の素材を伸縮せず、通気性・吸汗性のよい綿素材等を中心に用い、前面部・カップ部分には綿及び、ナイロン・ポリウレタン等の伸縮性に富む素材を用い、サイドにボーンを設け背面部を一部補強することで、より前面に寄せる効果を高め、背面部には伸縮性がなく、背中・脇から寄せられた贅肉は、カップ部分に伸縮余裕があるために、カップ部分に集めたプロポーション矯正ブラジャーが開示されている。このようなブラジャーはバスト側に肉を集める矯正に重点があり、着用によって窮屈となり、着用感が犠牲となっている。
【0006】
【特許文献1】特許第2921566号公報
【特許文献2】特開2006−225819号公報
【特許文献3】特開2001−115304号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
身体の安定性を向上させ、お腹の圧迫を軽減し、脇をすっきり、背筋の姿勢を向上させることに寄与するブラジャーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、課題を解決するために次の手段を講じている。
サイドパネルを幅広く形成して脇部をより下方から支えて押さえ力を向上し、前面下縁を逆V形ラインとしてお腹の圧迫部分を小さくして開放し、サイドパネルの下縁をそのまま背中側に延長して連結するホックを下方として背中のラインをU形に形成して、背中側の支えも下側から上方に向けることとしたブラジャーである。
【0009】
具体的な解決手段は次のとおりである。
(1)カップ部、ストラップ部、バンド部から構成されるブラジャーにおいて、
ブラジャーの前面下縁ラインは逆V形ラインを形成し、
ブラジャーの背面ラインはU形ラインを形成し、
サイド部分は幅広にサイドパネルが形成されていることを特徴とするブラジャー。
(2)バンド部が、カップ下部の周りであるフロントからカップ下部及びカップ脇に位置する台布、脇下部に位置するサイドパネル、背中側に位置するバックパネルの3つのパネルから構成され、
ブラジャーの下側ラインは、胸側中央部のフロント下端からサイドパネルに向かって下向傾斜ライン、サイドパネルからバックパネルを経て連結部までほぼ水平ラインに形成され、胸側中央部であるフロント下端はカップ下端よりも上側に位置し、サイドパネルのカップ側下端はカップ下端より下方に位置していることにより、ブラジャーの前面下縁ラインが逆V形ラインを形成することを特徴とする(1)記載のブラジャー。
(3)ブラジャーの上側ラインは、カップ脇上辺からサイドパネル上辺にかけて連続した下降ライン、バックパネル上辺は水平状に形成されており、バックパネルは背面側辺がJ状に形成されていることにより、ブラジャーの背面ラインをU形ラインに形成することを特徴とする(1)又は(2)記載のブラジャー。
(4)サイド部分は両側にボーン状部材を備えた幅広に形成されていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のブラジャー。
(5)サイドパネルとバックパネルが同一部材で一体に形成され、サイドパネルとバックパネルとに区画される相当位置にサイドパネル後辺側ボーンを備えたことを特徴する(4)記載のブラジャー。
(6)台布は非伸縮性布地、サイドパネル及びバックパネルは伸縮性布地としたことを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載のブラジャー。
(7)サイドパネルの弾力性をバックパネルより大きくしたことを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載のブラジャー
【発明の効果】
【0010】
(1)幅の広いサイドパネルが従来よりも胸脇面を下の方までカバーするので、胸脇面および乳房を無理なく支承することができる。無理なく体のサイドを安定させ、バランスをとり、安定させることにより、身体の芯をまっすぐにすることができる。その結果、すっきりさせ、きりっとした姿勢を促すことができる。
(2)幅広いサイドパネルから連続して幅の広いバックパネルを設け、フックの位置を従来よりも下方にすることにより、通常のブラジャーのバックの位置よりも下方となるので窮屈感を軽減することができる。支点が下がることにより下から上半身を引っ張り、体を起き上がらせる効果がある。通常よりもフックが下に下がるので、操作が容易になる。
(3)背筋が伸び、きれいな姿勢・バランス美を向上させることができる。
(4)フロント側は、逆V形ラインとなるので腹部上部の圧迫を軽減し、ストレスフリーな着用感が得られる。
(5)バック側は、通常よりも深いU形のバックとなるので背中側の圧迫を軽減し、快適な着用感が得られる。Uバックは形状特性により背中の中心が支点となるため、上半身が起き上がる。
(6)全体として前後の圧迫を軽減し、横からしっかりとした支えを向上させたことにより、苦しさを軽減させスタイルのバランスをとり、身体のサイドから楽に姿勢をサポートして、美しいボディラインの維持に寄与することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明が適用されたブラジャー1は、図1に示すように、カップ部2と、ストラップ3バンド4から構成される。図1は、左側半分を示しており、本発明のブラジャーは左右対称である。ただし、背中側に設けた連結部は、一方にはフックが他方にはフックの係止部が形成されていることは通常のブラジャーと同様である。本発明は、フロントフックタイプにも適用できる。
カップ部2は、立体的に縫製された上カップ部22と下カップ部23及びカップ部2の下部外周縁に設けられたワイヤーループ10から構成される。ワイヤーループ10は、バスト形状を保持するためのワイヤー(図示省略)を収容した紐状の部材であり、カップ部2の下部外周縁に一体的に設けられている。下カップ部23は左右に2分割した部材から構成することができる。
なお、ワイヤーループ10に収容されるワイヤーの材料としては、一般に金属(鉄,ステンレススチール,アモルファス合金,形状記憶合金)または合成樹脂(ポリカーボネート,PPS,PET)が用いられるが、バストの形状を保持しうる強度と柔軟性があれば、他の材料が用いられてもよい。
【0012】
ストラップ3は、カップ部2の脇辺上端24から延長したストラップ接続片の上部に設けたカップ側ストラップ連結位置31からバックパネル8の後縁上端33にかけて設けられている。ストラップ3を構成する紐状部材はバックパネル後縁上端33から連結部との接点32にかけてバックパネル後縁に連続して付設される。ストラップ材は伸縮性素材である。ストラップが連結部まで延長されているので、ストラップを背中中央に引き寄せる方向性が働き、ストラップの肩はずれの防止に寄与している。
【0013】
バンド4は、帯状部材であって、着用時にカップ下部から胸部一周してブラジャーを身体に巻きつける機能を果たしている。
本発明は、このバンドに特に、工夫を凝らしたものである。本発明のバンド4は、フロントからカップ下部に位置する台布6、脇下部に位置するサイドパネル7、背中側に位置するバックパネル8の3つのパネルから構成される。サイドパネル7とバックパネル8は別体とせず連続した布を用い、後述するサイドボーンを途中に逢着するなどして連続した一枚の一体布とすることもできる。
【0014】
台布6は、ワイヤーループ10を囲むように設けられ、胸側中央のフロント9からサイドパネル7に接続している。台布6の下辺はフロントから斜め下方に向けて傾斜しており、上辺はカップ脇上辺から連続して下降傾斜した短い長さ(カップ脇辺下端34からサイドパネル前上端35にかけた長さ)に形成されている。台布6には伸縮性の無い布地あるいは伸縮性のある布地が用いられている。
【0015】
サイドパネル7は幅広の伸縮性の布地で形成され、下辺はほぼ水平、上辺はカップ側からバック側にかけて下降する緩傾斜を成し、前辺は垂直あるいはやや下端をフロント側に寄せた直線、後辺はほぼ垂直な直線に形成されている。このサイドパネル7の前後辺には剛性としてサイドパネルに上下の幅方向の保形性を付与している。剛性はボーン(芯材)を付設することができ、ボーンは扁平が望ましくワイヤーボーンと同様の材質を採用することができる。前側ボーンをミドルボーンMB、後ろ側ボーンをサイドボーンSBとする。
サイドパネル7を弾力性の強い布で補強することにより、身体の横からの支えを向上させ、より効果的に姿勢をサポートすることができる。サイドパネルとバックパネルは伸縮性材料であって、その強度設計はサイドパネルの方を強くすると身体に無理なく安定性を向上させることができる。弾力性の調整は、別種の部材を用いることもできるし、布地を重ね合わせするなどして調整することもできる。
【0016】
バックパネル8は、上下辺はほぼ水平、前辺はサイドパネルの後辺と同じ長さ、後辺はJ状を成し先端には連結フック掛け止め環51あるいはフックが取り付けられた連結部5に連接する。バックパネル8の後辺は後縁上端33から連結部との接点32までJ状をなし、左右のJ状後縁と背面ストラップを合わせて背面のU状形を形成する。また、J状の後縁にストラップを延長して付設すると、連結部からストラップまで連続し、ストラップの肩はずれに対する抵抗力とブラジャーの後縁の補強を付与することができる。
また、サイドパネルとバックパネルは別体とせず1枚の連続した布を用い、途中にサイドボーンSBを逢着するなどして上下幅方向の保形性を保つようにすることもできる。サイドボーンSBの位置はサイドパネルの後辺となる。連続1枚物とした場合でも、サイドパネル相当部分を二重にするなどして弾力性を強化することもできる。
【0017】
ブラジャーの下側ラインを形成するバンド4の下縁ラインAは、台布、サイドパネル7、バックパネル8の下辺を連続して形成され、胸側中央部のフロント9の下端41からサイドパネル7の前下端43に向かう台布6の下縁は下向傾斜ライン、サイドパネル7からバックパネル8を経て連結部5までほぼ水平ラインに形成され、胸側中央部であるフロント下端41はカップ下端の水平ラインL0よりもΔL1分上側である水平ラインL1に位置し、サイドパネルのカップ側下端はカップ下端の水平ラインL0よりΔL2分下方である水平ラインL2に位置させることにより、ブラジャーの前面下縁ラインを逆V形ラインに形成する。
ブラジャー1のカップ脇辺上端24から背面にバックパネルの後縁上端33に至る上側ラインは、カップ脇上辺Iからサイドパネル上辺にかけて連続した下降ライン、バックパネル上辺は水平状に形成された脇〜バック上辺Jによって構成されている。バックパネル8は背面側辺がJ状に形成されていることにより、ブラジャーの背面ラインをU形ラインに形成する。
【0018】
本発明の具体的な寸法の一例は、フロント中心のフロント丈Cの長さ25〜55mm、サイドパネル前辺に設けるミッドボーンMBの長さM80〜130mm、サイドパネル後辺に設けるサイドボーンSBの長さS65〜95mm程度とする。カップのワイヤーボーンの下端ラインL0からミッドボーンMBの下端であるサイドパネルのカップ側下端43のレベルL2は25〜50mm下に位置している。通常のブラジャーは、L0とL2はほぼ同じレベルに位置している。本発明のブラジャーはL2がL0よりも25〜50mm下に位置しており、L2から水平ラインに形成されたUバックの下端は通常のブラジャーと比べて25〜50mm下に位置する。
【0019】
図2は、本発明のブラジャーの機能説明図である。(a)は正面視図、(b)は側面視図、(c)は背面視図である。
図2(a)(b)に示されるように、(1)下方に幅広く設けたサイドパネルで左右を安定させてバランスをとることができ、図2(c)に示されるようにサイドパネルとバックパネル構造で深いUバックが実現し、低い支点で力が働くことで上半身を起きあがらせることができ、(3)背筋が伸びてきれいな姿勢を実現することができる。
伸縮性のある広くてソフトなパワーを持たせたバックパネルも含むサイドパネル状の布が無理なく体のサイドをすっきりさせ、きりっとした姿勢を促す。逆Vラインで前の圧迫感を軽減、サイドを押さえてもフロントには力を加えることなく着用することができる。背中は深いUバックで低い支点ができ、背中部分の圧迫を軽減することができる。Uバック設計のため、肩ひもがずれにくく安定性が向上する。通常のブラジャーのバック位置の範囲より下に移動することにより窮屈感が軽減する。支点も下がり下から上半身を引っ張り体が起きあがる。また低いホック位置のため、楽に留め外しができる。
【0020】
従来のブラジャーでは、カップ脇の上下方向の幅は、ワイヤーループの幅にほぼ等しく、ブラジャーの台布(バンド)の下縁は水平あるいは連結部を頂点とする2等辺三角形状に形成されており、ストラップは背面側の途中に吊り下げるように付設されている。これに対して、本発明は、前述の通りサイドパネルを幅広に形成して、サイドパネル7の前下端43を下側にラインL2まで下げて、胸脇の支え幅を大きく構成したものである。サイドパネル7は伸縮性布製であるので、上下幅方向の形状を維持するためにボーン材などを付設して前後辺に剛性を付与している。また、本発明では、バンド全体を幅広く形成すると、全体として締め付け力が大きくなるので、腹側はフロント9中央をワイヤーループ下端ラインL0よりも上側ラインL1とし、前面視で逆V形となって、腹部の締め付けを軽減して自由度を持たせている。背面側は、連結部を下縁の延長上に設けて、連結部を通常ブラジャーよりも下側に移し、バックパネルの後辺にはストラップを連結部まで延長して付設して、背中も下方から支え、背中中央部をU字状に大きく開放して、背筋の姿勢を保持し向上させると共に圧迫軽減に寄与できる。
台布はカップの安定性を付与するために非伸縮性布地、サイドパネル及びバックパネルは、体の変化に追従しつつ支承を維持するために伸縮性布地を採用する。サイドパネルの前後にボーン材を付設して上下の幅を維持し、ブラジャーの形状と機能維持を図る。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明のブラジャーの左半分を示す図
【図2】本発明のブラジャーの機能説明図
【図3】従来例(符号は本発明とは無関係です)
【符号の説明】
【0022】
1 :ブラジャー
2 :カップ部
22:上カップ部
23:下カップ部
24:カップ脇辺上端
3:ストラップ
31:カップ側ストラップ連結位置
32:接点
33:バックパネルの後縁上端
34:カップ脇辺下端
35:サイドパネル前上端
36:サイドパネル後上端
4 :バンド
41:フロントの下端
42:連結部下接点
43:サイドパネルの前下端
44:サイドパネルの後下端
5 :連結部
51:連結フック掛け止め環
6 :台布
7 :サイドパネル
8 :バックパネル
9 :フロント
10:ワイヤーループ
L0、L1、L2:水平ライン
MB:ミドルボーン
SB:サイドボーン
A :ブラジャー下縁ライン
C :フロント丈
D :カップ上辺
E :ワイヤー長
I :カップ脇上辺
J :脇〜バック上辺
K :ストラップ長
L :バックU状部形成辺
N :カップわたり
O :下カップ丈



【特許請求の範囲】
【請求項1】
カップ部、ストラップ部、バンド部から構成されるブラジャーにおいて、
ブラジャーの前面下縁ラインは逆V形ラインを形成し、
ブラジャーの背面ラインはU形ラインを形成し、
サイド部分は幅広にサイドパネルが形成されていることを特徴とするブラジャー。
【請求項2】
バンド部が、カップ下部の周りであるフロントからカップ下部及びカップ脇に位置する台布、脇部に位置するサイドパネル、背中側に位置するバックパネルの3つのパネルから構成され、
ブラジャーの下側ラインは、胸側中央部のフロント下端からサイドパネルに向かって下向傾斜ライン、サイドパネルからバックパネルを経て連結部までほぼ水平ラインに形成され、胸側中央部であるフロント下端はカップ下端よりも上側に位置し、サイドパネルのカップ側下端はカップ下端より下方に位置していることにより、ブラジャーの前面下縁ラインが逆V形ラインを形成することを特徴とする請求項1記載のブラジャー。
【請求項3】
ブラジャーの上側ラインは、カップ脇上辺からサイドパネル上辺にかけて連続した下降ライン、バックパネル上辺は水平状に形成されており、バックパネルは背面側辺がJ状に形成されていることにより、ブラジャーの背面ラインをU形ラインに形成することを特徴とする請求項1又は2記載のブラジャー。
【請求項4】
サイド部分は両側にボーン状部材を備えた幅広に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のブラジャー。
【請求項5】
サイドパネルとバックパネルが同一部材で一体に形成され、サイドパネルとバックパネルとに区画される相当位置にサイドパネル後辺側ボーンを備えたことを特徴する請求項4記載のブラジャー。
【請求項6】
台布は非伸縮性布地、サイドパネル及びバックパネルは伸縮性布地としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のブラジャー。
【請求項7】
サイドパネルの弾力性をバックパネルより大きくしたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のブラジャー。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−127692(P2008−127692A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−310953(P2006−310953)
【出願日】平成18年11月17日(2006.11.17)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 「http://www.fancl.co.jp/corporate/news/index.html」及び「http://www.fancl.co.jp/corporate/news/data/2006.11.21kaiteki_hadagi.pdf」平成18年10月25日掲載
【出願人】(593106918)株式会社ファンケル (310)
【Fターム(参考)】