説明

ブロック吊り具

【課題】ブロックの設置作業を効率良く、安全に施工することのできるブロック吊り具を提供する。
【解決手段】ブロック吊り具10は、クレーン等の昇降装置を用いて吊り下げ可能な直線状の支持部材11と、支持部材11の下面側にその長手方向に沿って並列状に設けられた複数の連接部材12と、連接部材12の下面側に垂下された吊り下げ部材21と、を備えている。支持部材11はI形鋼等で形成され、その上方のフランジ11fに、ワイヤ係止部16と、フォーク係合部17と、フック18と、がそれぞれ左右一対ずつ設けられている。支持部材11の下方のフランジ11gには複数の連接部材12が、支持部材11の長手方向に沿ってスライド可能に装着され、これらの連接部材12の係止具13にそれぞれ吊り下げ部材21が垂下状に取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クレーン等の昇降装置を使用して複数のブロックを施工現場に設置する際に使用するブロック吊り具に関する。
【背景技術】
【0002】
河川の堤防や海岸等の浸食を防止するため、従来、様々な護岸技術が開発され、実際に施工されているが、近年は浸食防止のみを目的とした護岸工事は敬遠され、優れた浸食防止機能を備え、且つ、自然環境との調和性に優れた護岸技術が求められている。このような要請に応えるべく、本出願人は、相互に連結可能な連結部を有する複数のブロックを使用した護岸技術を提案している(例えば、特許文献1,2。)。
【0003】
特許文献1,2に記載された護岸技術を施工することにより、曲がりの多い河川の堤防等においても、浸食を有効に防止するとともに自然環境や水辺の生態系との調和性にも優れた護岸構造物を構築することができる。
【0004】
【特許文献1】特開平8−3962号公報
【特許文献2】特開平11−315527号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1,2に記載されたコンクリートブロックを用いて護岸工事を施工する場合、特許文献1の図4に記載された吊具5を利用してコンクリートブロックの敷設作業が行われている。この吊具5は、I形鋼材等で形成された支持枠41と、支持枠41に所定間隔で設けられた複数のブロック挟着具42と、を備えている。コンクリートブロック2の重心部を複数のブロック挟着具でそれぞれ把持し、ワイヤを介して吊具5全体をクレーン車によって吊り上げて搬送することにより、複数のコンクリートブロック2を施工現場に設置することができる。
【0006】
吊具5に設けられた複数のブロック挟着具42はそれぞれコンクリートブロック2を動かないように把持する開閉機構を備えているため、強固な把持機能を有する点において優れている。しかしながら、コンクリートブロック2の設置予定面に凹凸等があって、吊り下げた複数のコンクリートブロック2が略水平に同時接地しないような場合、傾斜姿勢で接地したコンクリートブロック2は重力の作用で低い方へ傾こうとする。このとき、コンクリートブロックに生じた傾動力がブロック挟着具42に作用すると、ブロック挟着具42の開放動作に支障が生じ、接地後のコンクリートブロック2からの挟着具42の離脱が困難となることがある。
【0007】
特に、曲がりの多い河川の堤防等の護岸工事においては、コンクリートブロック2の設置予定面は傾斜や凹凸等の不陸が多いので、吊具5によって吊り下げた複数のコンクリートブロック2が水平かつ同時に接地しない状況が多発する。このため、施工作業に支障が生じ、作業効率が悪化することがある。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、ブロックの設置作業を効率良く、安全に施工することのできるブロック吊り具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のブロック吊り具は、クレーン等の昇降装置により吊り下げ可能な支持部材と、ブロックを着脱可能に吊り下げるため前記支持部材に並列状に設けられた可撓性を有する吊り下げ部材と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
このような構成とすれば、可撓性を有する吊り下げ部材によって吊り下げられた複数のブロックはそれぞれ揺動及び傾動可能な状態に保たれるため、ブロックの設置予定面に傾斜や凹凸等の不陸があっても、吊り下げられた複数のブロックはそれぞれ設置面に沿った傾斜姿勢で接地可能である。また、傾斜姿勢で接地したブロックから吊り下げ部材に加わる傾動力は、吊り下げ部材の撓みによって解消されるため、ブロックから吊り下げ部材が離脱不能となることもない。従って、ブロックの設置作業を効率良く、安全に施工することができる。吊り下げ部材としては、チェーン、ワイヤ、線材、紐状体等を好適に使用することができる。
【0011】
ここで、前記吊り下げ部材の間隔を変更可能とすることが望ましい。このような構成とすれば、吊り下げ部材によって吊り下げられた複数のブロックの間隔が変更可能となるため、設置場所に適したブロック間隔に設定することが可能となり、施工現場への適応性が向上する。
【0012】
また、前記ブロックに係脱可能に係合する姿勢保持部材を設ければ、必要に応じて、姿勢保持部材をブロックに係合させることにより、吊り下げ部材に吊り下げられたブロックが搬送中に揺動したり、回動したりするのを防止することができる。このため、搬送中の作業性、安全性が高まるほか、ブロック同士の接触による損傷を防止することができる。また、姿勢保持部材はブロックに係脱可能であるため、ブロックの接地前に姿勢保持部材を離脱させれば、ブロックは揺動及び傾動可能な状態に復帰し、設置面に沿った姿勢で接地でき、設置作業に支障はない。
【0013】
さらに、前記吊り下げ部材で吊り下げられた複数の前記ブロックに着脱可能に係合する整列部材を設けることもできる。このような構成とすれば、吊り下げ部材で吊り下げられた複数のブロックに整列部材を係合させることにより、複数のブロックを一定の整列状態に保持することが可能となるため、複数のブロックを水平な設置面に直列状に設置する場合の作業性が向上する。
【0014】
一方、前記支持部材より上方に起立する標示部材を設けることもできる。このような構成とすれば、支持部材が水中に没するような施工現場にブロックを設置する場合、支持部材により上方に起立する標示部材を水面から突出させることにより、水中における支持部材の位置を視認することができるため、複数のブロックを正確な位置に配置することができる。この場合、標示部材に目盛を付設しておけば、水中における支持部材の深さ方向の位置も目視確認することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明により、ブロックの設置作業を効率良く、安全に施工することのできるブロック吊り具を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1(a)は本発明の実施の形態であるブロック吊り具を示す平面図、同(b)は前記ブロック吊り具を示す正面図、図2は図1に示すブロック吊り具の一部省略側面図、図3は図1(b)に示すブロック吊り具の一部省略拡大図、図4は図1(b)に示すブロック吊り具の一部省略拡大図、図5は図1(b)に示すブロック吊り具の一部省略拡大図である。
【0017】
図1に示すように、本実施形態のブロック吊り具10は、クレーン等の昇降装置(図示せず)を用いて吊り下げ可能な直線状の支持部材11と、支持部材11の下面側にその長手方向に沿って隙間を隔てて配列された複数の連接部材12と、連接部材12の下面側に垂下された吊り下げ部材21と、を備えている。支持部材11はI形鋼材等で形成され、その上方のフランジ11fに、ワイヤ係止部16、フォーク係合部17及びフック18がそれぞれ左右一対ずつ設けられている。
【0018】
支持部材11の下方のフランジ11gには複数の連接部材12が、支持部材11の長手方向に沿ってスライド可能に装着され、これらの連接部材12には、吊り下げ部材21を係止するための係止具13と、連接部材12を支持部材11の所定位置に固定するためのY字状の固定ボルト15と、連接部材12の位置を示すためのカーソル14と、吊り下げ部材21を一時的に引っ掛けるためのJ字状フック26と、が設けられている。ブロック吊り下げ部材21の下端にはブロック連結具25が取り付けられている。
【0019】
図2,図3に示すように、固定ボルト15は連接部材12から支持部材11のウェブ11wに向かって螺合されている。図3中の円弧状の矢線で示す正転・逆転方向に固定ボルト15を回転させると、その先端部15aがウェブ11wに接触、離隔し、連接部材12が支持部材11に係止、解除される。また、連接部材12の下面の係止具13には係止孔13aが設けられ、この係止孔13aに着脱可能な連結具27を介して吊り下げ部材21が垂下状に取り付けられている。本実施形態では吊り下げ部材21としてチェーンを使用しているが、これに限定するものではないので、可撓性を有するワイヤ、線材、紐状体等を使用することもできる。
【0020】
図3に示すように、フォーク係合部17には、フォークリフト(図示せず)の昇降フォークを挿入係合させるための四角筒状の係合孔17aが設けられている。図4に示すように、ワイヤ係止部16にはそれぞれ、後述する吊り下げ用のワイヤ20(図7参照)を係止するためのワイヤ係止孔16aが設けられている。図3,図5に示すように、支持部材11の左右両端の上方のフランジ11fには、ワイヤやロープ等を係止するための一対のU字状フック18が起立状に設けられている。
【0021】
次に、図6に基づいて、本実施形態のブロック吊り具10を用いて施工するコンクリートブロックについて説明する。図6は図1に示すブロック吊り具を用いて施工するコンクリートブロックの斜視図である。
【0022】
図6に示すように、コンクリートブロック30(以下「ブロック30」と示す。)は、平面視形状が略T字状であり、T字の垂直部分に回転支承用溝部31が形成され、T字の水平部分の左右両端下面にそれぞれ回転支承用突起32が形成され、T字の垂直部分と水平部分との交差部分の上面及び下面にそれぞれ段差部36,33が形成されている。段差部36におけるブロック30の重心上に位置する部分に擂り鉢状の凹部34が形成され、この凹部34の底部にアンカー35が埋設されている。アンカー35は、その軸部35bがブロック30内に起立状に埋設され、その頭部35aが凹部34内に突出した状態にある。図1に示す吊り下げ部材21下端のブロック連結具25を、アンカー35の頭部35aに着脱可能に連結することができる。
【0023】
次に、図7〜図9に基づいて、ブロック吊り具10の使用方法について説明する。図7は図1に示すブロック吊り具の使用状態を示す斜視図、図8は図7に示すブロック吊り具の使用状態を示す正面図、図9は図7に示すブロック吊り具の使用状態を示す一部拡大正面図である。
【0024】
図7,8に示すように、ブロック吊り具10の支持部材11のワイヤ係止部16に係止されたワイヤ20を、クレーン(図示せず)等の昇降装置の昇降部材22のフック22aに引っ掛けることにより、ブロック吊り具10全体を昇降及び移動させることができるようにセットする。そして、複数の連接部材12をそれぞれ支持部材11の適切な位置に配置し、固定ボルト15を締め付けて固定する。次に、複数の連接部材12から垂下された吊り下げ部材21下端のブロック連結具25(図1参照)をそれぞれブロック30のアンカー35の頭部35a(図6参照)に連結する。
【0025】
本実施形態では、図7に示すように、複数のブロック30はそれぞれ透水性、通気性を有するシート材40上に接着剤を用いて接着されている。また、ブロック30が接着された側のシート材40の辺縁部と対向する側の辺縁部のシート材40上面には、後工程で設置されるブロック(図示せず)を接着するための接着剤層41が設けられている。
【0026】
ブロック吊り具10に対して複数のブロック30が図7,図8に示す状態にセットされたら、クレーン等(図示せず)の昇降装置を作動させ昇降部材22を上昇させれば、ブロック吊り具10とともに複数のブロック30が持ち上げられる。この後は、従来と同様の手順でクレーン等を操作することにより、複数のブロック30を施工現場の目的場所まで搬送して、設置することができる。複数のブロック30が目的場所に設置されたら、吊り下げ部材21が撓む程度までブロック吊り具10を下降させた後、ブロック連結具25(図1参照)をそれぞれブロック30のアンカー35の頭部35a(図6参照)から離脱させれば設置作業が完了し、次の設置作業を開始することができる。
【0027】
ブロック吊り具10の支持部材11に垂下状に設けられた吊り下げ部材21によって吊り下げられた複数のブロック30はそれぞれ揺動及び傾動可能な状態に保たれるため、ブロック30の設置予定面に傾斜や凹凸等の不陸があっても、吊り下げられた複数のブロック30はそれぞれ設置面に沿った傾斜姿勢で接地させることができる。また、傾斜姿勢で接地したブロック30から吊り下げ部材21に加わる傾動力は、吊り下げ部材21の撓みによって解消されるため、ブロック30から吊り下げ部材が離脱不能となることもない。従って、ブロック30の設置作業を効率良く、安全に施工することができる。
【0028】
ブロック吊り具10においては、支持部材11に沿って連接部材12を移動させることにより、複数の吊り下げ部材21の間隔を変更することができるため、それぞれの吊り下げ部材21に吊り下げられた複数のブロック30の間隔も変更可能である。このため、設置場所に適したブロック間隔に設定することができ、施工現場への適応性に優れている。なお、図7,図8に示すように、本実施形態のブロック吊り具10においては六個のブロック30を吊り下げているが、これに限定しないので、施工条件に応じて、連接部材12の個数を増減したり、支持部材11の長さを変更したりすることにより、ブロック吊り下げ個数を変更することができる。
【0029】
また、図7,図8に示すように、ブロック吊り具10においては、支持部材11より上方に起立する標示部材19を支持部材11の左右両端に設けている。従って、支持部材11が水中に没するような施工現場にブロック30を設置する場合、支持部材11により上方に起立する標示部材19を水面から突出することにより、水中における支持部材11の位置を視認することができるため、複数のブロック30を正確な位置に配置することができる。また、図8に示すように、標示部材19には複数の目盛19aが付設されているため、水中における支持部材11の深さ方向の位置も目視確認することができる。
【0030】
一方、図9に示すように、吊り下げ部材21で吊り下げられた複数のブロック30に着脱可能に係合する整列部材50を使用することもできる。整列部材50は、円筒状の主軸52と、主軸52の長手方向に沿って移動可能に取り付けられた複数のストッパ51と、で構成されている。ストッパ51は、リング状の係止部51aと、係止部51aの外周にその半径方向に突設されたバー部材51cと、係止部51aを主軸52に係脱させるための係止ボルト51bと、で構成されている。複数のストッパ51の係止部51aに主軸52を挿通させることにより整列部材50が構成されている。
【0031】
図9に示すように、吊り下げ部材21で吊り下げられた複数のブロック30上に、係止ボルト51bを緩めた状態で整列部材50を載置し、複数のバー部材51cをそれぞれ各ブロック30の側面に当接させ、所定間隔に調整した後、各係止ボルト51bを締め付ければ、ストッパ51が主軸52に固定され、複数のブロック30は所定間隔に配列された状態に保持される。この場合、図9に示すように、一つのブロック30の側面を二つのバー部材51cで挟持するようにセットすることが望ましいが、これに限定するものではない。また、係止ボルト51bを緩めれば、ストッパ51の位置を変更したり、整列部材50をブロック30から離脱させたりすることができる。
【0032】
図9に示すように、整列部材50を使用すれば、吊り下げ部材21で吊り下げられた複数のブロック30に整列部材50を係合させるだけで、複数のブロック30を一定の整列状態に保持することが可能となるため、複数のブロック30を水平な設置面に直列状に設置する場合の作業性が向上する。また、整列部材50を使用することにより、吊り下げ状態にあるブロック30同士が接触するのを回避することもできる。
【0033】
次に、図10に基づいて、本発明のその他の実施の形態について説明する。図10はその他の実施の形態であるブロック吊り具を示す一部拡大正面図である。なお、図10において図1〜図9に示す符号と同じ符号を付した部分は、前述したブロック吊り具10の構成部分と同じ構造、機能を有する部分であり、説明を省略する。
【0034】
本実施形態においては、吊り下げ部材21を介して支持部材11に吊り下げられたブロック30に係脱可能に係合する姿勢保持部材23が設けられている。姿勢保持部材23は、連接部材12に支持部材11と平行に設けられた支軸23aと、支軸23aに回動自在に軸支された一対の回動アーム23bと、回動アーム23bの先端に設けられた複数の係止部材23cに挟持された弾性体23dと、を備えている。弾性体23dの先端周縁部はブロック30上面の段差部36に係合する形状となっている。
【0035】
図10に示すように、姿勢保持部材23の支軸23aを中心に回動アーム23bを回動させることにより、係止部材23cの弾性体23dをブロック30の段差部36に係合、離脱させることができる。従って、必要に応じて、弾性体23dをブロック30の段差部36に係合させれば、吊り下げ部材21に吊り下げられたブロック30が搬送中に揺動したり、回動したりするのを防止することができる。このため、搬送中の作業性、安全性を高めることができるだけでなく、ブロック30同士の接触による損傷を防止することができる。また、姿勢保持部材23はブロック30に係脱可能であるため、ブロック30の接地前に姿勢保持部材23をブロック30から離脱させれば、ブロック30は揺動及び傾動可能な状態に復帰する。このため、図1〜図9に基づいて説明したように、設置面に沿った姿勢で接地でき、設置作業に支障はない。
【0036】
図10においては、姿勢保持部材23は、一つの連接部材12のみに取り付けられているが、これに限定するものではないので、二つ以上の連接部材12(例えば、両端に位置する連接部材12)にそれぞれ姿勢保持部材23を取り付けることもできる。また、必要に応じて、図9で示した整列部材50と姿勢保持部材23とを併用することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明のブロック吊り具は、曲がりの多い河川堤防の護岸工事等におけるブロック設置
作業において広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】(a)は本発明の実施の形態であるブロック吊り具を示す平面図であり、(b)は前記ブロック吊り具を示す正面図である。
【図2】図1に示すブロック吊り具の一部省略側面図である。
【図3】図1(b)に示すブロック吊り具の一部省略拡大図である。
【図4】図1(b)に示すブロック吊り具の一部省略拡大図である。
【図5】図1(b)に示すブロック吊り具の一部省略拡大図である。
【図6】図1に示すブロック吊り具を用いて施工するコンクリートブロックの斜視図である。
【図7】図1に示すブロック吊り具の使用状態を示す斜視図である。
【図8】図7に示すブロック吊り具の使用状態を示す正面図である。
【図9】図7に示すブロック吊り具の使用状態を示す一部拡大正面図である。
【図10】本発明のその他の実施の形態であるブロック吊り具を示す一部拡大正面図である。
【符号の説明】
【0039】
10 ブロック吊り具
11 支持部材
11f,11g フランジ
11w ウェブ
12 連接部材
13 係止具
13a 係止孔
14 カーソル
15 固定ボルト
15a 先端部
16 ワイヤ係止部
16a ワイヤ係止孔
17 フォーク係合部
17a 係合孔
18,22a フック
19 標示部材
19a 目盛
20 ワイヤ
21 吊り下げ部材
22 昇降部材
23 姿勢保持部材
23a 支軸
23b 回動アーム
23c 係止部材
23d 弾性体
25 ブロック連結具
26 J字状フック
27 連結具
30 コンクリートブロック
31 回転支承用溝部
32 回転支承用突起
33,36 段差部
34 凹部
35 アンカー
35a 頭部
35b 軸部
40 シート材
41 接着剤層
50 整列部材
51 ストッパ
51a 係止部
51b 係止ボルト
51c バー部材
52 主軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クレーン等の昇降装置により吊り下げ可能な支持部材と、ブロックを着脱可能に吊り下げるため前記支持部材に並列状に設けられた可撓性を有する吊り下げ部材と、を備えたことを特徴とするブロック吊り具。
【請求項2】
前記吊り下げ部材の間隔が変更可能である請求項1記載のブロック吊り具。
【請求項3】
前記ブロックに係脱可能に係合する姿勢保持部材を設けた請求項1又は2記載のブロック吊り具。
【請求項4】
前記吊り下げ部材で吊り下げられた複数の前記ブロックに着脱可能に係合する整列部材を設けた請求項1〜3のいずれかに記載のブロック吊り具。
【請求項5】
前記支持部材より上方に起立する標示部材を設けた請求項1〜4のいずれかに記載のブロック吊り具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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