説明

プリンタ装置及びプリンタ装置の制御方法

【課題】記録紙の搬送等の制御を容易に行なうことのできるプリンタ装置を提供する。
【解決手段】ロール状に巻かれた記録紙に印字をする印字部と、前記所定の長さまで搬送された前記印字された記録紙を切断するカッター部と、前記記録紙を所定の長さまで搬送するプレゼンタユニットと、を有し、プリンタ本体部は、前記印字部と前記カッター部とを含むものであって、前記プリンタ本体部と前記プレゼンタユニットとを接続するためのベゼルを有していることを特徴とするプリンタ装置を提供することにより上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ装置及びプリンタ装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
レシート等を発行するプリンタは、商店等のレジスタ、銀行等におけるATM(Automated Teller Machine)やCD(Cash dispenser)等の用途に幅広く用いられている。
【0003】
このようなレシート等を発行するプリンタは、記録紙となる感熱紙がロール状に巻かれており、記録紙を搬送しながらサーマルヘッド等により記録紙に印字等を行ない、所定の長さまで記録紙を搬送した後、カッターで所定の長さで記録紙を切断するものである。
【0004】
このようなレシート等を発行するプリンタにおいては、印字している途中や、カッターにより記録紙をカットしている途中で、記録紙が引出されることがないように、プレゼンタが設けられているものがある。このようなプレゼンタを設けることにより、印字し終わった記録紙がプレゼンタ内に入り込みカットされた後、プレゼンタより排紙される。
【0005】
また、このようなプレゼンタには、プレゼンタとしての機能の他、排紙された記録紙、即ち、印字がされているレシート等を取り忘れた場合に、他人にレシート等が取られることがないようリトラクタとしての機能を有するものもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−19845号公報
【特許文献2】特開2007−130842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上述したプレゼンタには様々な方式のものがある。例えば、記録紙が排出される排出口において記録紙の先端部分を止めた状態で、記録紙を搬送することにより、排出口の手前で記録紙を撓ませる方法がある。しかしながら、この方法においては、記録紙が撓んでいる状態では不安定であるため、プレゼンタ内の様々な部分と接触し、記録紙が汚れたり、曲がったり、更には、傷ついたりする可能性がある。
【0008】
また、印刷後の記録紙を巻付け部材等に巻付けた後、カッターによりカットし排紙する方法がある。しかしながら、従来からのこれらの方法では、巻付け部材が機構的に複雑となる場合や、大型化する場合がある。
【0009】
また、記録紙として用いられるロール紙はロール状に巻かれており、中心部分と外側部分とでは記録紙にかかるカールの具合が異なり、ロール紙の中心部分では、強いカールがかかっているため、排紙されたレシート等においてカールが残ってしまうという問題点もあった。
【0010】
また、プリンタ装置により印字を行なう場合には、プレゼンタ機能を要する場合と、要しない場合とがあるため、用途ごとに使い分けることが求められおり、更には、プレゼンタの小型化等も求められている。
【0011】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、レシート等を発行するプリンタにおいて、レシート等の記録紙の搬送等の制御が容易に行なうことのできるプリンタ装置及びプリンタ装置の制御方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、ロール状に巻かれた記録紙に印字をする印字部と、前記所定の長さまで搬送された前記印字された記録紙を切断するカッター部と、前記記録紙を所定の長さまで搬送するプレゼンタユニットと、を有し、プリンタ本体部は、前記印字部と前記カッター部とを含むものであって、前記プリンタ本体部と前記プレゼンタユニットとを接続するためのベゼルを有していることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、前記ベゼルには、前記プリンタ本体部より前記記録紙が進入する進入口部が形成されており、前記進入口部より前記ベゼル内に進入した記録紙の有無を検出する第1のセンサが設けられていることを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、前記プレゼンタユニットを前記ベゼルに装着することにより、前記記録紙が前記プレゼンタユニットに入るプレゼンタ入口部と、前記記録紙が前記プレゼンタユニットより出るプレゼンタ出口部が形成され、前記プレゼンタユニットに入る前記記録紙の有無を検出する第2のセンサと、前記プレゼンタユニットより出る前記記録紙の有無を検出する第3のセンサと、を有していることを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、前記第2のセンサ及び前記第3のセンサにより、前記ベゼルに前記プレゼンタユニットが装着されているか否かを検出することのできるものであることを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、前記ベゼルは、前記記録紙が取り出される排紙口部と、を有しており、前記排紙口部における前記記録紙の有無を検出する第4のセンサを有していることを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、前記記録紙が取り出されない場合に排紙される他の排紙口部を有しており、前記プレゼンタユニットは、前記排紙口部より前記取り出し可能な状態の位置まで送られた前記記録紙を逆方向に送り、前記他の排紙口より排紙されるリトラクト機能を有するものであって、前記他の排紙口部における前記記録紙の有無を検出する第5のセンサを有していることを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、前記第1のセンサ、前記第2のセンサ、前記第3のセンサ、前記第4のセンサ及び前記第5のセンサのうち、いずれか1または2以上は光学式センサであることを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、ロール状に巻かれた記録紙に印字をする印字部と、前記所定の長さまで搬送された前記印字された記録紙を切断するカッター部と、前記記録紙を所定の長さまで搬送するプレゼンタユニットと、を有し、プリンタ本体部は、前記印字部と前記カッター部とを含むものであって、前記プリンタ本体部と前記プレゼンタユニットとを接続するためのベゼルを有しており、前記ベゼルには、前記プレゼンタユニットが装着されているか否かを検出することのできるセンサが設けられていることを特徴とする。
【0020】
また、本発明は、前記センサは1または2以上設けられていることを特徴とする。
【0021】
また、本発明は、前記プリンタ本体部に設けられた第1のモータと、前記プレゼンタユニットに設けられた第2のモータと、を有しており、前記第1のモータ及び前記第2のモータはステッピングモータであることを特徴とする。
【0022】
また、本発明は、ロール状に巻かれた記録紙に印字をする印字部と、前記所定の長さまで搬送された前記印字された記録紙を切断するカッター部と、前記記録紙を所定の長さまで搬送するプレゼンタユニットと、を有し、プリンタ本体部は、前記印字部と前記カッター部とを含むものであって、前記プリンタ本体部と前記プレゼンタユニットとを接続するためのベゼルを有するプリンタ装置の制御方法において、前記カッター部において切断された前記記録紙は、前記プレゼンタユニットにより、前記ベゼルに形成された排紙口において、取り出し可能な状態の位置まで送られ、前記排紙口において、前記取り出し可能な状態の位置まで送られた後、所定の時間が経過した後には、前記記録紙は前記プレゼンタユニットにより逆方向に送られ、前記ベゼルに形成された他の排紙口部より排紙されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、レシート等を発行するプリンタにおいて、レシート等の記録紙の搬送等の制御が容易に行なうことのできるプリンタ装置及びプリンタ装置の制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本実施の形態におけるプリンタ装置の斜視図(プレゼンタユニットが装着されていない状態)
【図2】本実施の形態におけるプリンタ装置の斜視図(プレゼンタユニットが装着されている状態)
【図3】本実施の形態におけるプリンタ装置の構造図(プレゼンタユニットが装着されている状態)
【図4】本実施の形態におけるプレゼンタユニットの構成図
【図5】本実施の形態におけるプレゼンタユニットの説明図
【図6】本実施の形態におけるプレゼンタユニットの装着方法の説明図
【図7】本実施の形態におけるプリンタ装置の制御を説明するブロック図
【図8】本実施の形態におけるプリンタ装置の制御方法のフローチャート(1)
【図9】本実施の形態におけるプリンタ装置の制御方法のフローチャート(2)
【図10】本実施の形態におけるプリンタ装置の制御方法のフローチャート(3)
【図11】本実施の形態におけるプリンタ装置の制御方法のフローチャート(4)
【図12】本実施の形態におけるプリンタ装置の制御方法のフローチャート(5)
【図13】本実施の形態におけるプリンタ装置の制御方法のフローチャート(6)
【図14】本実施の形態におけるプリンタ装置の制御方法のフローチャート(7)
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0026】
(プリンタ装置の構造)
最初に、図1及び図2に基づき、本実施の形態におけるプリンタ装置の構造について説明する。本実施の形態におけるプリンタ装置は、ロール状に巻かれた記録紙10に文字等を印字する印字部20と、印字された記録紙10を所定の長さで切断するカッター部30とを有している。このため、単に、記録紙に印字をし、所定の長さで切断する場合は、図1に示す構成でも十分対応することができる。本実施の形態では、プレゼンタ機能及びリトラクト機能が求められる場合に対応して、プレゼンタユニット40が設けられており、記録紙10が排紙される部分に設けられたベゼル50を介し、脱着可能な状態で接続されている。尚、本実施の形態におけるプリンタ装置では、プリンタ本体部100は、印字部20及びカッター部30を有するものであって、プレゼンタユニット40は、プリンタ本体部100より着脱可能である。図1に示すものが、プリンタ本体部100となる。
【0027】
次に、本実施の形態におけるプリンタ装置において、プレゼンタユニット40が接続されている状態におけるプレゼンタ機能、リトラクト機能について説明する。図3に示すように、ロール状に巻かれた記録紙10は、例えば、緩衝機構部71を介し、印字部20に入る。尚、本実施の形態におけるプリンタ装置においては、印字部20、カッター部30、プレゼンタユニット40及びベゼル50等における制御は、制御回路が形成されている制御回路部72により行なわれる。
【0028】
印字部20では、記録紙10を搬送(紙送り)するための第1のモータ21が設けられており、第1のモータ21の回転がプラテンローラ22に伝達され、プラテンローラ22が回転することにより記録紙10が搬送される。また、印字部20には、サーマルヘッド23が設けられており、サーマルヘッド23において印字情報に対応して熱を加えることにより、搬送される記録紙10に印字がなされる。印字された記録紙10は、プラテンローラ22が回転することにより、印字部20よりカッター部30を通り、その後、ベゼル50を介しプレゼンタユニット40に入る。
【0029】
カッター部30では、可動刃31と固定刃32が設けられており、可動刃31が下方向に可動することにより、固定刃32と可動刃31により記録紙10を所定の長さに切断することができる。
【0030】
プレゼンタユニット40には、複数の搬送ギヤ41と、2つの搬送ギア41に取り付けられた搬送ベルト42を有しており、搬送ギア41が回転することにより、搬送ベルト42が移動し、搬送ベルト42により記録紙10が搬送される。図3に示す場合においては、一例として、搬送ギア41が4つ設けられており、各々2つの搬送ギア41には搬送ベルト42が取り付けられており、このような搬送ベルト42が取り付けられているものが2組設けられているものを示している。
【0031】
搬送ギア41は、図4に示されるように、プレゼンタユニット40に設けられた回転駆動モジュール部43により回転させることができる。具体的には、回転駆動モジュール部43には、第2のモータ44が設けられており、第2のモータ44の回転は、回転部45を介し、第1の伝達ギア46に伝達され、更に、第1の伝達ギア46と噛み合った第2の伝達ギア47に伝達される。これにより、第2の伝達ギア47の回転が、図3に示される搬送ギア41に伝達され、搬送ベルト42を動かすことができる。尚、回転部45には、第1の伝達ギア46に対応した溝が形成されており、回転部45の溝と第1の伝達ギア46とが噛み合った状態となっている。
【0032】
図3に示されるように、ベゼル50には、カッター部30から記録紙10が進入する進入口部51と、リトラクトされた記録紙10が排紙される排紙口部52と、カットされた記録紙10が通常に排紙される排紙口部53と、プレゼンタユニット40に記録紙10が進入する部分のプレゼンタ入口部54と、プレゼンタユニット40から記録紙10が出る部分のプレゼンタ出口部55を有している。本実施の形態では、ベゼル50にプレゼンタユニット40が装着されていない場合においても、カッター部30より進入口部51から進入した記録紙10が排紙口部53に排紙されるように、進入口部51と排紙口部53は略直線上、または、直線に近い位置となるように配置されている。
【0033】
尚、本実施の形態においては、プレゼンタ入口部54及びプレゼンタ出口部55は、ベゼル50の所定の部分にプレゼンタユニット40を差込むことにより形成される。また、ベゼル50では、進入口部51に進入した記録紙10を検出する第1のセンサS1、プレゼンタ入口部54に進入した記録紙10を検出する第2のセンサS2、プレゼンタ出口部55において記録紙10を検出する第3のセンサS3、排紙口部53に進入した記録紙10を検出する第4のセンサS4、排紙口部52に進入した記録紙10を検出する第5のセンサS5が設けられている。尚、本実施の形態におけるプリンタ装置においては、第2のセンサS2及び第3のセンサS3により、ベゼル50にプレゼンタユニット40が接続されているか否かについて検出することも可能である。
【0034】
(プレゼンタユニット40の動作)
次に、図5に基づき、プレゼンタユニット40の動作について説明する。図5においてプレゼンタユニット40は、各々の搬送ギア41に付けられた搬送ベルト42が3組である場合を示しているが、前述したように、搬送ベルト42が2組の場合であっても同様であり、また、1組や4組以上の場合であっても同様である。
【0035】
最初に、図5(a)に示すように、印字部20において印字された記録紙10は、カッター部30を通った後、進入口部51よりベゼル50に入り、更に、プレゼンタ入口部54よりプレゼンタユニット40に入る。この状態においては、図5においては図示しない搬送ギア41が回転することにより、記録紙10は搬送ベルト42により搬送される。
【0036】
次に、図5(b)に示すように、搬送ベルト42により記録紙10は所定の長さ搬送された後、カッター部30において、可動刃31と固定刃32により切断される。
【0037】
次に、図5(c)に示すように、記録紙10は更に搬送され、プレゼンタ出口部55を通り、排紙口部53に向かい、所定の位置で記録紙10の搬送が停止する。この状態では、記録紙10は切断されているため、排紙口部53において人が引っ張ることにより、図5(d)に示すように、記録紙10を取り出すことができる。
【0038】
尚、図5(c)に示す状態は一定時間保たれるが、一定時間経過した後は、記録紙10を受け取るべき人が記録紙10を取り忘れたもの等と判断されるため、他人に印字等がなされている記録紙10が取られることを防ぐため、リトラクト動作を開始する。このリトラクト動作は、搬送ギア41を逆回転させることにより行なうものであり、具体的には、図5(a)〜(c)における搬送動作とは逆方向に、搬送ベルト42により記録紙10を搬送する。これにより、図5(e)に示すように、記録紙10は、搬送ベルト42により逆向きに搬送され、プレゼンタ入口部54を通り排紙口部52より排紙される。
【0039】
(プレゼンタユニット40の接続方法)
次に、ベゼル50とプレゼンタユニット40の接続方法について説明する。本実施の形態におけるプリンタ装置では、ベゼル50にプレゼンタユニット40を脱着させることが可能であり、ベゼル50にプレゼンタユニット40を接続する(取り付ける)ことにより、プレゼンタユニット40において、プレゼンタ機能及びリトラクト機能をさせることができる。
【0040】
このため、図6に示すように、ベゼル50には、プレゼンタユニット40が接続される接続部60を有しており、接続部60には、プレゼンタユニット40が接続されていない状態では閉じ、プレゼンタユニット40を接続することにより開く開口扉61及び62が設けられている。
【0041】
具体的には、図6(a)に示すように、プレゼンタユニット40が接続されていない状態では、記録紙10が通過する部分にゴミ等が侵入しないように、ベゼル50における開口扉61及び62は閉じられている。
【0042】
また、図6(b)に示すように、ベゼル50の接続部60にプレゼンタユニット40を接続することにより、開口扉61及び62は、プレゼンタユニット40の搬送ギア41aにより搬送ベルト42を介して押されることにより開く。これにより、プレゼンタユニット40は、ベゼル50の所定の位置に接続され、プレゼンタユニット40とベゼル50により、プレゼンタ入口部54及びプレゼンタ出口部55が形成される。尚、ベゼル50よりプレゼンタユニット40を取り外す際には、開口扉61及び62は、不図示のバネ等により、図6(a)に示すように再び閉じる。
【0043】
また、開口扉61及び62は、搬送ギア41aにより搬送ベルト42を介し記録紙10を搬送する際のガイドとしての機能も有している。具体的には、図6(b)に示されるように、進入口部51よりベゼル50に進入した記録紙10は、ガイドとして機能する開口扉62に接触し、開口扉62の面に沿って移動し、プレゼンタ入口部54に入り、搬送ベルト42に巻付けられる。この後、搬送ベルト42に巻付けられた記録紙10は、搬送ベルト42を略1周した後、プレゼンタ出口部55よりガイドとなる開口扉61に沿って排紙口部53の設けられている側に搬送される。また、記録紙10をリトラクトする場合には、搬送ギア41a及び41bが、逆回転することにより、記録紙10は搬送ベルト42により逆方向に搬送されて、ガイドとなる開口扉62に沿って移動し、進入口部51と排紙口部53との間に設けられた排紙口部52より排紙される。
【0044】
本実施の形態では、ベゼル50において、進入口部51と排紙口部53は略同一線上、または、同一線に近い位置に形成されており、ベゼル50にプレゼンタユニット40が装着されていない状態では、進入口部51から進入した記録紙10が略直進し、排紙口部53より排紙されるように形成されている。また、排紙口部52は、進入口部51から進入した記録紙10が、誤って排紙口部52に入り込まないように、進入口部51と排紙口部53との間に設けられており、例えば、排紙口部52は、進入口部51と直交、又は、排紙口部53と直交する位置に設けられている。また、接続部60は、進入口部51と排紙口部53との間であって、排紙口部52とは反対側に設けられており、更に、排紙口部52と略同一線上、または、同一線に近い位置に位置するように形成されている。また、ベゼル50の接続部60にプレゼンタユニット40を接続することにより形成されるプレゼンタ入口部54は、排紙口部52と略同一線上、または、記録紙10がプレゼンタ入口部54から排紙口部52に向かうように形成されており、リトラクトされる記録紙10が、プレゼンタ入口部54から排紙口部52に円滑に入り込むことができるように形成されている。
【0045】
(プリンタ装置の制御)
次に、図7に基づき本実施の形態におけるプリンタ装置の制御について説明する。本実施の形態におけるプリンタ装置は、印字部20及びカッター部30の駆動及び制御を行なう第1の駆動回路111と、プレゼンタユニット40及びベゼル50の駆動及び制御を行なう第2の駆動回路112を有している。第1の駆動回路111及び第2の駆動回路112は、本実施の形態におけるプリンタ装置を制御するための制御回路部72と接続されており、制御回路部72はホスト113に接続されている。よって、ホスト113における設定及び制御回路部72における制御に基づき第1の駆動回路111及び第2の駆動回路112の制御がなされる。第1の駆動回路111には、第1のモータ21、サーマルヘッド23、カッター部30等と接続されており、これらの駆動及び制御を行なう。第2の駆動回路112には、第2のモータ44、第1のセンサS1、第2のセンサS2、第3のセンサS3、第4のセンサS4、第5のセンサS5と接続されており、第2のモータ44等の駆動及び制御等を行なう。尚、本実施の形態において、第1のセンサS1、第2のセンサS2、第3のセンサS3、第4のセンサS4及び第5のセンサS5は、光学式センサであり、反射光の有無や光量等により記録紙10やプレゼンタユニット40の有無を判断することができる。
【0046】
(プリンタ装置の制御方法)
次に、本実施の形態におけるプリンタ装置の制御方法について説明する。尚、本実施の形態において、第1のモータ21及び第2のモータ44は、共にステッピングモータである。また、本実施の形態におけるプリンタ装置の制御方法は、制御回路部72による制御により行なわれる。
【0047】
最初に、図8に示すように、ベゼル50にプレゼンタユニット40が装着されているか否かの判断がなされる。具体的には、電源をオンした後、ステップ102(S102)に示すように、第2のセンサS2及び第3のセンサS3により、プレゼンタユニット40が装着されているか否かの判断を行なう。具体的には、第2のセンサS2及び第3のセンサS3において所定の反射光量の光が検出された場合には、プレゼンタユニット40が装着されているものと判断され、ステップ104に移行する。また、第2のセンサS2及び第3のセンサS3において所定の反射光量の光が検出されない場合には、プレゼンタユニット40は装着されていないものと判断され、ステップ106に移行する。または、第2のセンサS2の不図示の発光部より出射された光を第3のセンサS3における不図示の受光センサにおいて受光することにより検出し、第3のセンサS3の不図示の発光部より出射された光を第2のセンサS2における不図示の受光センサにおいて受光することにより検出するものであってもよい。
【0048】
次に、ステップ104(S104)において、制御回路部72またはホスト113等において、プレゼンタ装着フラグが立てられる。即ち、ステップ102において、プレゼンタユニット40が装着されているものと判断されており、制御回路部72またはホスト113等において、プレゼンタ装着フラグが立てられる。この際、第2のモータ44は、第1のモータ21と連動しタイミングをとって回転される。
【0049】
次に、ステップ106(S106)において、制御回路部72またはホスト113等において、プレゼンタ装着フラグは立てられない。即ち、ステップ102において、プレゼンタユニット40が装着されていないものと判断されているため、制御回路部72またはホスト113等において、プレゼンタ装着フラグが立てられることはない。
【0050】
この後、記録紙10に印字動作が開始されるが、印字動作における記録紙10の搬送等について図9〜図14に基づき説明する。
【0051】
最初に、図9におけるステップ202(S202)において、第1のモータ21が所定のステップ回転した後、第1のセンサS1により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、図5(a)に示すように、記録紙10が、ベゼル50の内部に入りプレゼンタユニット40に入り込んだ状態では、第1のセンサS1により記録紙10が検出される。このため、第1のセンサS1により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ208に移行する。また、第1のセンサS1により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ204に移行する。
【0052】
次に、ステップ204(S204)において、第1のモータ21が所定の最大ステップの回転がなされたか否かが判断される。この場合の所定の最大ステップとは、第1のセンサS1により検出されるまで記録紙10が送られる第1のモータ21におけるステップ数であり、第1のモータ21において所定の最大ステップ数の回転がなされていれば、正常な場合には、第1のセンサS1により記録紙10が検出されるはずである。よって、第1のモータ21が所定の最大ステップ数回転しているものと判断された場合には、ステップ206に移行する。また、第1のモータ21が所定の最大ステップ数回転していないものと判断された場合には、ステップ202に移行し、更に、第1のモータ21が回転する。
【0053】
次に、ステップ206(S206)において、記録紙10の挿入口ジャムと判断され、第1のモータ21及びプレゼンタユニット40が搭載されている場合においては第2のモータ44の回転を停止し、挿入口ジャムである旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。具体的には、この場合には、第1のモータ21が所定の回転数回転し記録紙10が搬送されているはずであるが、第1のセンサS1において検出されていないため、ベゼル50の侵入口部51において記録紙10が詰まっている可能性がある。よって、この旨の表示がなされ第1のモータ21及びプレゼンタユニット40が搭載されている場合においては第2のモータ44の回転を停止する。
【0054】
次に、ステップ208(S208)において、第2のセンサS2により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、図5(a)に示すように、記録紙10が、プレゼンタユニット40に入り込んだ状態では、第2のセンサS2により記録紙10が検出される。このため、第2のセンサS2により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、9Aに示されるように図10におけるステップ232に移行する。また、第2のセンサS2により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ210に移行する。
【0055】
次に、ステップ210(S210)において、第4のセンサS4により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、記録紙10がプレゼンタユニット40に入り込むことなく、排紙口部52に侵入している場合には、第4のセンサS4により記録紙10が検出される。よって、第4のセンサS4により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ216に移行する。また、第4のセンサS4により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ212に移行する。
【0056】
次に、ステップ212(S212)において、第3のセンサS3及び第5のセンサS5により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、記録紙10が、ベゼル50の侵入口部51より侵入してはいるものの、第3のセンサS3及び第5のセンサS5により記録紙10が検出されていない場合には、記録紙10が排紙口部52やプレゼンタ出口部55に誤って入り込んでいる可能性がある。よって、第3のセンサS3及び第5のセンサS5により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ222に移行する。また、第3のセンサS3及び第5のセンサS5により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ214に移行する。
【0057】
次に、ステップ214(S214)において、用紙ジャムと判断され、第1のモータ21の回転を停止し、用紙ジャムである旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。具体的には、この場合には、記録紙10が第1のセンサS1において検出されているのに、第2のセンサS2、第3のセンサS3、第4のセンサS4及び第5のセンサS5では記録紙10は検出されていないため、ベゼル50の内部等において記録紙10が詰まっている可能性がある。よって、この旨の表示がなされ第1のモータ21の回転を停止する。
【0058】
次に、ステップ216(S216)において、第1のモータ21における回転が所定の最大ステップの回転よりも多いか否かが判断される。この場合の所定の最大ステップとは、第4のセンサS4により検出されるまで記録紙10が送られる第1のモータ21におけるステップ数であり、第1のモータ21において所定の最大ステップ数の回転がなされていれば、第4のセンサS4により記録紙10が検出される状態があるはずである。よって、第1のモータ21が所定の最大ステップ数回転しているものと判断された場合には、ステップ220に移行する。また、第1のモータ21が所定の最大ステップ数を超える回転をしているものと判断された場合には、ステップ218に移行する。
【0059】
次に、ステップ218(S218)において、用紙ジャムと判断され、第1のモータ21の回転を停止し、用紙ジャムである旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。具体的には、この場合には、記録紙10が第4のセンサS4において検出されているものの、第1のモータ21が必要以上回転しているため、ベゼル50の内部等で記録紙10が詰まっている可能性がある。よって、この旨の表示がなされ第1のモータ21の回転を停止する。
【0060】
次に、ステップ220(S220)において、プレゼンタ装着フラグが立っているか否かが判断される。プレゼンタ装着フラグが立っているものと判断された場合には、ステップ222に移行する。また、プレゼンタ装着フラグが立っていないものと判断された場合には、ステップ224に移行する。尚、このプレゼンタ装着フラグは、ステップ102における第2のセンサS2及び第3のセンサS3により検出された反射光量等に基づき設定されている。
【0061】
次に、ステップ222(S222)において、記録紙10が所定の経路を辿っていないものと判断され、第1のモータ21及び第2のモータ44の回転を停止し、用紙経路異常である旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。プレゼンタユニット40が装着されている場合には、第2のセンサS2により記録紙10が検出されるが、記録紙10が第2のセンサS2により検出されることなく、第4のセンサS4により検出されているため、記録紙10が所定の経路とは異なる経路に記録紙10が侵入している可能性がある。よって、この旨の表示がなされ第1のモータ21及び第2のモータ44の回転を停止する。
【0062】
次に、ステップ224(S224)において、記録紙10は、正常に排紙口部53より排紙される。プレゼンタユニット40が装着されていない場合には、記録紙10は正常な経路を辿っているため、排紙口部53より記録紙10は正常に排紙される。
【0063】
次に、図10に基づき、図9において9Aで示されるステップについて説明する。
【0064】
最初に、ステップ232(S232)において、所定のステップ動作の後、第3のセンサS3により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、図5(b)及び(c)に示すように、記録紙10が、プレゼンタユニット40に入り込み、第2のモータが所定のステップ数回転している場合には、第3のセンサS3により記録紙10が検出される。このため、第3のセンサS3により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ238に移行する。また、第3のセンサS3により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ234に移行する。
【0065】
次に、ステップ234(S234)において、第2のモータ44が所定の最大ステップの回転がなされたか否かが判断される。この場合の所定の最大ステップとは、第3のセンサS3により検出されるまで記録紙10が送られる第2のモータ44におけるステップ数であり、第2のモータ44において所定の最大ステップ数の回転がなされていれば、正常な場合には、第3のセンサS3により記録紙10が検出されるはずである。よって、第2のモータ44が所定の最大ステップ数以上回転しているものと判断された場合には、ステップ236に移行する。また、第2のモータ44が所定の最大ステップ数回転していないものと判断された場合には、ステップ232に移行し、更に、第2のモータ44が回転する。
【0066】
次に、ステップ236(S236)において、用紙ジャムと判断され、第1のモータ21及び第2のモータ44の回転を停止し、用紙ジャムである旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。具体的には、第2のモータ44が所定の最大ステップ数回転している場合において、第3のセンサS3により記録紙10が検出されていない場合には、プレゼンタユニット40の内部等で記録紙10が詰まっている可能性がある。よって、この旨の表示がなされ第1のモータ21及び第2のモータ44の回転を停止する。
【0067】
次に、ステップ238(S238)において、記録紙10がカットされているか否かが判断される。具体的には、図5(c)に示すように、記録紙10は所定の長さに切断(カット)されて排出される。よって、記録紙10がカットされているものと判断された場合には、ステップ242に移行し、記録紙10がカットされていないものと判断された場合には、ステップ240に移行する。
【0068】
次に、ステップ240(S240)において、記録紙長さ異常と判断され、第1のモータ21及び第2のモータ44の回転を停止し、記録紙長さ異常である旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。具体的には、この場合には、記録紙10がカッター部30において所定の長さで切断されていないため、この旨の表示がなされ第1のモータ21及び第2のモータ44の回転を停止する。
【0069】
次に、ステップ242(S242)において、第4のセンサS4により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、図5(c)に示すように、記録紙10が、プレゼンタユニット40に入り込み排紙される状態では、第4のセンサS4により記録紙10が検出される。このため、第4のセンサS4により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、10Aに示されるように、図11におけるステップ262に移行する。また、第4のセンサS4により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ244に移行する。
【0070】
次に、ステップ244(S244)において、第2のモータ44が所定の最大ステップの回転がなされたか否かが判断される。この場合の所定の最大ステップとは、第2のモータ44において、第4のセンサS4により検出されるまで記録紙10が送られるステップ数であり、第2のモータ44において所定の最大ステップ数の回転がなされていれば、正常な場合には、第4のセンサS4により記録紙10が検出されるはずである。よって、第2のモータ44が所定の最大ステップ数以上回転しているものと判断された場合には、ステップ246に移行する。また、第2のモータ44が所定の最大ステップ数回転していないものと判断された場合には、ステップ242に移行し、更に、第2のモータ44が回転する。
【0071】
次に、ステップ246(S246)において、第2のセンサS2及び第5のセンサS5により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、記録紙10が、ベゼル50内に侵入してはいるものの、第2のセンサS2及び第5のセンサS5により記録紙10が検出されている場合には、記録紙10が排紙口部52やプレゼンタ入口部54に誤って入り込んでいる可能性があり、第2のセンサS2及び第5のセンサS5により記録紙10が検出されていない場合には、記録紙10が詰まっている可能性がある。よって、第2のセンサS2及び第5のセンサS5により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ250に移行する。また、第2のセンサS2及び第5のセンサS5により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ248に移行する。
【0072】
次に、ステップ248(S248)において、用紙ジャムと判断され、第2のモータ44の回転を停止し、用紙ジャムである旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。具体的には、この場合、記録紙10が第3のセンサS3において検出されているのに、第2のセンサS2、第4のセンサS4及び第5のセンサS5では記録紙10は検出されていないため、ベゼル50の内部等で記録紙10が詰まっている可能性がある。よって、この旨の表示がなされ第2のモータ44の回転を停止する。
【0073】
次に、ステップ250(S250)において、記録紙10が所定の経路を辿っていないものと判断され、第2のモータ44の回転を停止し、用紙経路異常である旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。具体的には、記録紙10がカットされた後、この状態において、第2のセンサS2または第5のセンサS5により記録紙10が検出されることは、記録紙10が所定の経路と異なる経路に記録紙10が侵入している可能性がある。よって、この旨の表示がなされ第2のモータ44の回転を停止する。
【0074】
次に、図11に基づき、図10において10Aで示されるステップについて説明する。
【0075】
最初に、ステップ262(S262)に示すように、第1のセンサS1により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、カットされた記録紙10がプレゼンタユニット40の内部入り込んだ後、記録紙10が第4のセンサS4により検出される状態では、第1のセンサS1では記録紙10は検出されない。このため、第1のセンサS1により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ264に移行する。また、第1のセンサS1により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ266に移行する。尚、第2のモータ44が所定のステップ数回転していない場合には、更に、第2のモータ44が回転する。
【0076】
次に、ステップ264(S264)において、用紙ジャムと判断され、第2のモータ44の回転を停止し、用紙ジャムである旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。具体的には、第2のモータ44が所定のステップ数回転している場合において、第1のセンサS1により記録紙10が検出されていることは、ベゼル50またはプレゼンタユニット40の内部等で記録紙10が詰まっている可能性がある。よって、この場合には、この旨の表示がなされ第2のモータ44の回転を停止する。
【0077】
次に、ステップ266(S266)に示すように、第2のセンサS2により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、図5(c)に示すように、カットされた記録紙10がプレゼンタユニット40の内部に入り込み排紙される状態では、第2のセンサS2では記録紙10は検出されない。このため、第2のセンサS2により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ268に移行する。また、第2のセンサS2により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ270に移行する。
【0078】
次に、ステップ268(S268)において、記録紙10がカットされた後、第2のモータ44において所定の最大ステップの回転がなされたか否かが判断される。この場合の所定の最大ステップとは、第2のセンサS2により検出されなくなるまで記録紙10が送られる第2のモータ44におけるステップ数であり、第2のモータ44において所定の最大ステップ数の回転がなされていれば、正常な場合には、第2のセンサS2により記録紙10が検出されなくなるはずである。よって、第2のモータ44が所定の最大ステップ数以上回転しているものと判断された場合には、ステップ264に移行する。また、第2のモータ44が所定の最大ステップ数回転していないものと判断された場合には、ステップ266に移行し、更に、第2のモータ44が回転する。
【0079】
次に、ステップ270(S270)に示すように、第3のセンサS3により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、カットされた記録紙10が排紙される状態では、第3のセンサS3では記録紙10は検出されなくなる。このため、第3のセンサS3により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ272に移行する。また、第3のセンサS3により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、11Aに示されるように図12におけるステップ282に移行する。
【0080】
次に、ステップ272(S272)において、記録紙10がカットされた後、第2のモータ44において所定の最大ステップの回転がなされたか否かが判断される。この場合の所定の最大ステップとは、第3のセンサS3により検出されなくなるまで記録紙10が送られる第2のモータ44におけるステップ数であり、第2のモータ44において所定の最大ステップ数の回転がなされていれば、正常な場合には、第3のセンサS3により記録紙10が検出されなくなるはずである。よって、第2のモータ44が所定の最大ステップ数以上回転しているものと判断された場合には、ステップ264に移行する。また、第2のモータ44が所定の最大ステップ数回転していないものと判断された場合には、ステップ270に移行し、更に、第2のモータ44が回転する。
【0081】
次に、図12に基づき、図11において11Aで示されるステップについて説明する。
【0082】
最初に、ステップ282(S282)において、切断された記録紙10は、ホールドされた状態、即ち、搬送ベルト42と開口扉61との間に挟まれた状態で、記録紙10の一部が排紙口部53から出ている状態となる。この状態においては、記録紙10を人が抜き取ることが可能である。
【0083】
次に、ステップ284(S284)において、第4のセンサS4により記録紙10が検出されている否かが判断される。人により記録紙10が抜き取られた場合には、第4のセンサS4により記録紙10は検出されない。このため、第4のセンサS4により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ288に移行する。また、第4のセンサS4により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ286に移行する。
【0084】
次に、ステップ286(S286)において、記録紙10が排紙口部53より人により抜き取られたものと認識されて終了する。
【0085】
次に、ステップ288(S288)において、ステップ282の状態になった後、所定の時間経過したか否かが判断される。具体的には、記録紙10が人により抜き取り可能な状態となった後、所定の時間が経過しても、記録紙10が抜き取られていない場合には、人が記録紙10を抜き取る意志がないものと考えられる。よって。この場合には、記録紙10に記録されている情報を保護するため、印字等のなされている記録紙10の回収等を行なう場合がある。従って、所定の時間経過した場合には、ステップ290に移行し、所定の時間経過していない場合には、ステップ284に移行する。
【0086】
次に、ステップ290(S290)において、記録紙10の回収フラッグが立っているか否かが判断される。記録紙10の回収フラグは、初期設定の段階でホスト113により予め設定されている。記録紙10の回収フラグが立っている場合には、12Aに示されるように図13におけるステップ302に移行する。また、記録紙10の回収フラグが立っていない場合には、ステップ292に移行する。
【0087】
次に、ステップ292(S292)において、記録紙10の抜き取りエラーと判断され、抜き取りエラーである旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。具体的には、この場合、記録紙10は人には抜き取られてはいない状態のままであり、回収もされないため、その旨の表示等がなされる。
【0088】
次に、図13に基づき、図12において12Aで示されるステップについて説明する。
【0089】
最初に、ステップ302(S302)に示すように、第2のモータ44を逆回転させ、プレゼンタユニット40内において、今までとは逆方向に記録紙10を搬送する。具体的には、記録紙10を回収するため、第2のモータ44を逆回転させる。
【0090】
次に、ステップ304(S304)に示すように、第3のセンサS3により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、カットされた記録紙10が逆方向に搬送されると、最初に、第3のセンサS3においては、記録紙10が検出される。このため、第3のセンサS3により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ310に移行する。また、第3のセンサS3により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ306に移行する。
【0091】
次に、ステップ306(S306)において、第2のモータ44を逆回転させた後に、第2のモータ44において所定の最大ステップの逆回転がなされたか否かが判断される。この場合の所定の最大ステップとは、第3のセンサS3により記録紙10が検出されていない場合において、第2のモータ44が逆回転することにより、第3のセンサS3により検出されるまで記録紙10が送られる第2のモータ44におけるステップ数であり、第2のモータ44において所定の最大ステップ数の逆回転がなされていれば、正常な場合には、第3のセンサS3により記録紙10が検出されるはずである。よって、第2のモータ44が所定の最大ステップ数以上逆回転しているものと判断された場合には、ステップ308に移行する。また、第2のモータ44が所定の最大ステップ数逆回転していないものと判断された場合には、ステップ304に移行し、更に、第2のモータ44が逆方向に回転する。
【0092】
次に、ステップ308(S308)において、記録紙10のリトラクトエラーであると判断され、第2のモータ44の回転を停止し、記録紙10のリトラクトエラーである旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。即ち、第2のモータ44が所定のステップ数逆回転している場合において、第3のセンサS3により記録紙10が検出されていない場合には、記録紙10がリトラクトされていない可能性がある。よって、この旨の表示がなされ第2のモータ44の回転を停止する。
【0093】
次に、ステップ310(S310)において、第3のセンサS3により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、第2のモータ44を逆回転させることにより第3のセンサS3により記録紙10が検出され、更に、第2のモータ44が逆回転すると、第3のセンサS3により記録紙10が検出されなくなる。従って、第3のセンサS3により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ312に移行する。また、第3のセンサS3により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ316に移行する。
【0094】
次に、ステップ312(S312)において、第2のモータ44を逆回転させた後に、第2のモータ44において所定の最大ステップの逆回転がなされたか否かが判断される。この場合の所定の最大ステップとは、第2のモータ44が逆回転することにより、第3のセンサS3により検出されなくなるまで記録紙10が送られる第2のモータ44におけるステップ数であり、第2のモータ44において所定の最大ステップ数の逆回転がなされていれば、正常な場合には、第3のセンサS3により記録紙10が検出されなくなるはずである。よって、第2のモータ44が所定の最大ステップ数以上逆回転しているものと判断された場合には、ステップ314に移行する。また、第2のモータ44が所定の最大ステップ数回転していないものと判断された場合には、ステップ310に移行し、更に、第2のモータ44が逆方向に回転する。
【0095】
次に、ステップ314(S314)において、用紙ジャムと判断され、第2のモータ44の回転を停止し、用紙ジャムである旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。即ち、第2のモータ44が逆方向に所定の最大ステップ数回転している場合において、第3のセンサS3により記録紙10が検出されている場合には、ベゼル50またはプレゼンタユニット40の内部等で記録紙10が詰まっている可能性がある。よって、この場合には、この旨の表示がなされ第2のモータ44の回転を停止する。
【0096】
次に、ステップ316(S316)に示すように、第2のセンサS2により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、第2のセンサS2により記録紙10が検出されていない状態で、カットされた記録紙10が逆方向に搬送されると、第2のセンサS2により記録紙10が検出される。このため、第2のセンサS2により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、13Aに示されるように図14におけるステップ332に移行する。また、第2のセンサS2により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ318に移行する。
【0097】
次に、ステップ318(S318)において、第2のモータ44を逆回転させた後に、第2のモータ44において所定の最大ステップの逆回転がなされたか否かが判断される。この場合の所定の最大ステップとは第2のセンサS2により記録紙10が検出されていない状態において、第2のモータ44が逆回転することにより、第2のセンサS2により検出されるまで記録紙10が送られる第2のモータ44におけるステップ数であり、第2のモータ44において所定の最大ステップ数の逆回転がなされていれば、正常な場合には、第2のセンサS2により記録紙10が検出されるはずである。よって、第2のモータ44が所定の最大ステップ数以上逆回転しているものと判断された場合には、ステップ332に移行する。また、第2のモータ44が所定の最大ステップ数逆回転していないものと判断された場合には、ステップ316に移行し、更に、第2のモータ44が逆方向に回転する。
【0098】
次に、ステップ320(S320)において、用紙ジャムと判断され、第2のモータ44の回転を停止し、用紙ジャムである旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。即ち、第2のモータ44が逆方向に所定の最大ステップ数回転している場合において、第2のセンサS2により記録紙10が検出されていない場合には、プレゼンタユニット40の内部等で記録紙10が詰まっている可能性がある。よって、この場合には、この旨の表示がなされ第2のモータ44の回転を停止する。
【0099】
次に、図14に基づき、図13において13Aで示されるステップについて説明する。
【0100】
最初に、ステップ332(S332)に示すように、第5のセンサS5により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、第5のセンサS5により記録紙10が検出されていない状態で、カットされた記録紙10が逆方向に搬送されると、第5のセンサS5により記録紙10が検出される。このため、第5のセンサS5により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ338に移行する。また、第5のセンサS5により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ334に移行する。
【0101】
次に、ステップ334(S334)において、第2のモータ44を逆回転させた後に、第2のモータ44において所定の最大ステップの逆回転がなされたか否かが判断される。この場合の所定の最大ステップとは第5のセンサS5により記録紙10が検出されていない状態において、第2のモータ44が逆回転することにより、第5のセンサS5により検出されるまで記録紙10が送られる第2のモータ44におけるステップ数であり、第2のモータ44において所定の最大ステップ数の逆回転がなされていれば、正常な場合には、第5のセンサS5により記録紙10が検出されるはずである。よって、第2のモータ44が所定の最大ステップ数以上逆回転しているものと判断された場合には、ステップ336に移行する。第2のモータ44が所定の最大ステップ数逆回転していないものと判断された場合には、ステップ332に移行し、更に、第2のモータ44が逆方向に回転する。
【0102】
次に、ステップ336(S336)において、用紙ジャムと判断され、第2のモータ44の回転を停止し、用紙ジャムである旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。即ち、第2のモータ44が逆方向に所定の最大ステップ数回転している場合において、第5のセンサS5により記録紙10が検出されていない場合には、プレゼンタユニット40の内部等で記録紙10が詰まっている可能性がある。よって、この場合には、この旨の表示がなされ第2のモータ44の回転を停止する。
【0103】
次に、ステップ338(S338)において、第2のセンサS2により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、第2のモータ44を逆回転させることにより、第2のセンサS2により記録紙10が検出されなくなる。よって、第2のセンサS2により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ340に移行する。また、第3のセンサS3により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ344に移行する。
【0104】
次に、ステップ340(S340)において、第2のモータ44を逆回転させた後に、第2のモータ44において所定の最大ステップの逆回転がなされたか否かが判断される。この場合の所定の最大ステップとは、第2のモータ44が逆回転することにより、第2のセンサS2により検出されなくなるまで記録紙10が送られる第2のモータ44におけるステップ数であり、第2のモータ44において所定の最大ステップ数の逆回転がなされていれば、正常な場合には、第2のセンサS2により記録紙10が検出されなくなるはずである。よって、第2のモータ44が所定の最大ステップ数以上逆回転しているものと判断された場合には、ステップ342に移行する。また、第2のモータ44が所定の最大ステップ数逆回転していないものと判断された場合には、ステップ338に移行し、更に、第2のモータ44が逆方向に回転する。
【0105】
次に、ステップ342(S342)において、用紙ジャムと判断され、第2のモータ44の回転を停止し、用紙ジャムである旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。即ち、第2のモータ44が逆方向に所定の最大ステップ数回転している場合において、第2のセンサS2により記録紙10が検出されている場合には、ベゼル50またはプレゼンタユニット40の内部等で記録紙10が詰まっている可能性がある。よって、この場合、この旨の表示がなされ第2のモータ44の回転を停止する。
【0106】
次に、ステップ344(S344)において、第5のセンサS5により記録紙10が検出されているか否かが判断される。具体的には、第2のモータ44を逆回転させることにより、第5のセンサS5により記録紙10が検出されなくなる。よって、第5のセンサS5により記録紙10が検出されているものと判断された場合には、ステップ346に移行する。また、第5のセンサS5により記録紙10が検出されていないものと判断された場合には、ステップ350に移行する。
【0107】
次に、ステップ346(S346)において、第2のモータ44を逆回転させた後に、第2のモータ44において所定の最大ステップの逆回転がなされたか否かが判断される。具体的には、この場合の所定の最大ステップとは、第2のモータ44が逆回転することにより、第5のセンサS5により検出されなくなるまで記録紙10が送られる第2のモータ44におけるステップ数であり、第2のモータ44において所定の最大ステップ数の逆回転がなされていれば、正常な場合には、第2のセンサS2により記録紙10が検出されなくなるはずである。よって、第2のモータ44が所定の最大ステップ数以上逆回転しているものと判断された場合には、ステップ348に移行する。また、第2のモータ44が所定の最大ステップ数逆回転していないものと判断された場合には、ステップ344に移行し、更に、第2のモータ44が逆方向に回転する。
【0108】
次に、ステップ348(S348)において、用紙ジャムと判断され、第2のモータ44の回転を停止し、用紙ジャムである旨の表示等がホスト113または制御回路部72等の不図示の表示部に表示される。即ち、第2のモータ44が逆方向に所定の最大ステップ数回転している場合において、第5のセンサS5により記録紙10が検出されている場合には、ベゼル50またはプレゼンタユニット40の内部等で記録紙10が詰まっている可能性がある。よって、この場合、この旨の表示がなされ第2のモータ44の回転を停止する。
【0109】
次に、ステップ350(S350)において、記録紙10が排紙口部52より正常に回収されたものと認識され終了する。
【0110】
以上、本発明の実施に係る形態について説明したが、上記内容は、発明の内容を限定するものではない。
【符号の説明】
【0111】
10 記録紙
20 印字部
21 第1のモータ
22 プラテンローラ
23 サーマルヘッド
30 カッター部
31 可動刃
32 固定刃
40 プレゼンタユニット
41 搬送ギア
41a、41b 搬送ギア
42 搬送ベルト
43 回転駆動モジュール部
44 第2のモータ
45 回転部
46 第1の伝達ギア
47 第2の伝達ギア
50 ベゼル
51 進入口部
52 排紙口部
53 排紙口部
54 プレゼンタ入口部
55 プレゼンタ出口部
61 開口扉
61a 先端部分
62 開口扉
62b 先端部分
71 緩衝機構部
72 制御回路部
100 プリンタ本体部
111 第1の駆動回路
112 第2の駆動回路
113 ホスト
S1 第1のセンサ
S2 第2のセンサ
S3 第3のセンサ
S4 第4のセンサ
S5 第5のセンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロール状に巻かれた記録紙に印字をする印字部と、
前記所定の長さまで搬送された前記印字された記録紙を切断するカッター部と、
前記記録紙を所定の長さまで搬送するプレゼンタユニットと、
を有し、
プリンタ本体部は、前記印字部と前記カッター部とを含むものであって、
前記プリンタ本体部と前記プレゼンタユニットとを接続するためのベゼルを有していることを特徴とするプリンタ装置。
【請求項2】
前記ベゼルには、前記プリンタ本体部より前記記録紙が進入する進入口部が形成されており、前記進入口部より前記ベゼル内に進入した記録紙の有無を検出する第1のセンサが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
【請求項3】
前記プレゼンタユニットを前記ベゼルに装着することにより、前記記録紙が前記プレゼンタユニットに入るプレゼンタ入口部と、前記記録紙が前記プレゼンタユニットより出るプレゼンタ出口部が形成され、
前記プレゼンタユニットに入る前記記録紙の有無を検出する第2のセンサと、前記プレゼンタユニットより出る前記記録紙の有無を検出する第3のセンサと、
を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ装置。
【請求項4】
前記第2のセンサ及び前記第3のセンサにより、前記ベゼルに前記プレゼンタユニットが装着されているか否かを検出することのできるものであることを特徴とする請求項3に記載のプリンタ装置。
【請求項5】
前記ベゼルは、前記記録紙が取り出される排紙口部と、
を有しており、前記排紙口部における前記記録紙の有無を検出する第4のセンサを有していることを特徴とする1から4のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項6】
前記記録紙が取り出されない場合に排紙される他の排紙口部を有しており、
前記プレゼンタユニットは、前記排紙口部より前記取り出し可能な状態の位置まで送られた前記記録紙を逆方向に送り、前記他の排紙口より排紙されるリトラクト機能を有するものであって、
前記他の排紙口部における前記記録紙の有無を検出する第5のセンサを有していることを特徴とする1から5のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項7】
前記第1のセンサ、前記第2のセンサ、前記第3のセンサ、前記第4のセンサ及び前記第5のセンサのうち、いずれか1または2以上は光学式センサであることを特徴とする請求項6に記載のプリンタ装置。
【請求項8】
ロール状に巻かれた記録紙に印字をする印字部と、
前記所定の長さまで搬送された前記印字された記録紙を切断するカッター部と、
前記記録紙を所定の長さまで搬送するプレゼンタユニットと、
を有し、
プリンタ本体部は、前記印字部と前記カッター部とを含むものであって、
前記プリンタ本体部と前記プレゼンタユニットとを接続するためのベゼルを有しており、
前記ベゼルには、前記プレゼンタユニットが装着されているか否かを検出することのできるセンサが設けられていることを特徴とするプリンタ装置。
【請求項9】
前記センサは1または2以上設けられていることを特徴とする請求項8に記載のプリンタ装置。
【請求項10】
前記プリンタ本体部に設けられた第1のモータと、
前記プレゼンタユニットに設けられた第2のモータと、
を有しており、前記第1のモータ及び前記第2のモータはステッピングモータであることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項11】
ロール状に巻かれた記録紙に印字をする印字部と、前記所定の長さまで搬送された前記印字された記録紙を切断するカッター部と、前記記録紙を所定の長さまで搬送するプレゼンタユニットと、を有し、プリンタ本体部は、前記印字部と前記カッター部とを含むものであって、前記プリンタ本体部と前記プレゼンタユニットとを接続するためのベゼルを有するプリンタ装置の制御方法において、
前記カッター部において切断された前記記録紙は、前記プレゼンタユニットにより、前記ベゼルに形成された排紙口において、取り出し可能な状態の位置まで送られ、
前記排紙口において、前記取り出し可能な状態の位置まで送られた後、所定の時間が経過した後には、前記記録紙は前記プレゼンタユニットにより逆方向に送られ、前記ベゼルに形成された他の排紙口部より排紙されることを特徴とするプリンタ装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−86283(P2013−86283A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−226263(P2011−226263)
【出願日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【出願人】(501398606)富士通コンポーネント株式会社 (848)
【Fターム(参考)】